2010年1月16日更新(2010年1月26日ページ移動。2014年3月16日一部写真削除)

──2010年1月第3週のニュース──

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1月16日(土) 6時間かけて戻った自宅は、やはり雪に埋もれていました

 お伝えしたように昨日は、たまたま居合わせた各駅停車でとにかく富山へ戻りました。

 窓口で乗車券と特急券に「事故」──別に誰か怪我をしたわけじゃないんだけど、トラブルはすべて「事故」と呼ぶらしい──と押印してもらい、金沢まで特急電車で移動。
 事情を説明して、そのまま改札口を出ます。切符には改札印や検札印があるのですが、要するに「何もなかった」扱いになるのです。

 本当は朝一番の特急で帰ろうかと思ったのですが、さすがにまだ混乱しているはず──実際、運休だった──なので、午前中に出発する2本目に乗車することに。
 ところが出発時刻が迫ってきているのに、JR東日本および西日本のWeb上で運転状況を確かめようとしても、運転するのかしないのか、はっきりしない......。

 結局、さらにもう1本遅らせて、昨日と同じ電車に乗ることにして金沢駅へ。昨日は大阪方面の特急もかなり混乱していたのですが、今日はほぼ定刻の運転。

 センセイが乗る特急が車庫から回送されてきたのですが、おぉ、何と、昨日乗った車両そのもの──JR東日本所属の485系旧「はくたか」は1編成しか存在しない──ではないですか!!
 昨晩、何とかして糸魚川駅にたどり着いた後に、深夜か未明に金沢駅の車庫まで回送されたんでしょうね。

 昨日、6時間ほど過ごしたその座席に再び座ります(別に固執しているわけではなく、車両の中央で揺れが少ないからです)。出発直前になってかなり遅れながらも越後湯沢からの「はくたか」が到着。
 つまり何とか運行している、ということです。

 一方、本来は湯沢からの「はくたか」の一部が折り返して和倉温泉へ向かうのですが、今日はなぜか車庫からのご登場。
 おそらく、越後湯沢−金沢間を運休してしまったんでしょうね。

 先行列車の出発を待って、5分遅れで金沢を出発。石川県内、富山県内を快走します。

 今日の金沢は快晴だったので、日の当たる場所はどんどん雪が融けていきます。
 でも日陰はガチガチのまま。東京の雪の融け方です。

 晴れているし、日光をほぼ背にする形になるので、富山県内では立山連峰が目の前に迫ってきます。
 雪や曇りが多いこの時期では珍しい光景。年輩の車掌さんも、控えめにめったにないことをアナウンスしています。
 それにしてもこんな凄い風景を毎日見て育ったら、やっぱり違うよなぁー。

 ところで個人的に関心があるのは、新潟県内の積雪状況。雪の深さと、その影響力の理由です。

 気象庁や国土交通省が提供するデータを見ても、海岸部付近は「豪雪」というほどではないのに、なぜこれだけ交通機関が混乱してしまったのでしょう。
 直江津(新潟県上越市)直前までは国土交通省北陸地方整備局のデータ(上越市長浜)によると積雪約30cm。金沢市内と同程度です。

 トンネルを越えて直江津側に出ると、ご覧のように状況ががらっと変わります。
 直江津(上越市)は日本海に面しているので、本来はあまり雪が降らない場所なのに。

 アッという間だったので撮影し損ねてしまいましたが、直江津から長野方面への信越線上で小型の除雪機械(モーターカー)──先日、根室本線富良野駅で事故を起こしたタイプ──が、除雪作業を続けていました。
 この方面は昨日に引き続き、終日運休して除雪するとのこと。

 隣の駅の近くに上越教育大学があるのですが、今日のセンター試験はどうしたんだろう。

 ちょっとだけ遅れたものの、電車は東西JRの境界駅直江津に到着。いかにも「やれやれ」という感じのJR西日本から東日本へ乗務員が交替。
 しかし出発する気配は、ありません。

 そのうちにアナウンスがあって、二つ前の犀潟駅で除雪作業を続けているとのこと。だんだん状況がわかってきました。

 センセイが高校生〜大学生だっったころ、つまりまだ国鉄だった時代、冬の三国峠を電車で越えようとする時は、電車の背の高さほど雪の壁の中を列車が通り抜けていました。
 信じてもらえないかもしれませんが、トンネルの天井を剥がしたような雪の壁の中を走っていました。窓の外を見上げると、上の方の隙間に、僅かに狭い帯状の青空が見えていたことをよく覚えています。(やっぱり信じてもらえないかもしれない。)

 その頃は、ラッセル車やロータリー車など、鉄道車両扱いの除雪車が、通常の列車の運行の合間を縫って、除雪していたんですね。
 でもこの前、東京から新潟方面に戻る時に上越線内で目撃したのですが、たいした積雪じゃないのに、小型の除雪機械が反対の線路を除雪していました。
 作業しているのはJRではなく、外部業者です。

 その時は不思議に感じただけだったのですが、帰ってから調べてみるとこれらの小型機械は鉄道車両ではないのでATS等の安全設備を備えていません。
 だから事故を防ぐために、作業する地域全体の列車をすべて止めて除雪するのです。確かにあの時も、反対側の上越線の列車をすべて止めていました。

 1時間以上待って電車は直江津駅を出発したのですが、犀潟駅で再び停車。どんなに凄い雪なんだろうと思って窓の外を見ると、せいぜい60〜80cmくらい。

 採算は度外視してとにかく自分達の力ででできるだけ多くの列車を運行させようと考えていたのが現在は、ちょっと雪が降ったらすべての列車を止めて、しかも外部業者を使って除雪する、という発想に変わっているんですね。
 もちろん民営化されていますから、コストも関係しているのでしょうし、ここ30年くらいは雪も少なくなっているし。

 こんなところにも社会の変化が表れているんだなぁーなどと思っているうちに、2時間半遅れで柏崎駅に到着。
 2時間以上遅れたため特急料金が払い戻しになったのですが、得したような、そうじゃないような。

 柏崎市は確かに大雪で、積雪は80cmくらい。もっとも、センセイが子供の頃はよくあったこと。
 少し待ってタクシーに乗ったのですが、場所にもよるものの、とにかく除雪のひどいこと。
 昔はこんなじゃなかったのに。

 目の前のバスが、路面のあまりの凹凸の激しさで、冗談抜きで倒れそうなほど左右に揺れながら走っています。

 やっとのことで到着した自宅前で撮影したのが写真。進入路はセンセイが留守の間に、家人が苦労して除雪したに違いありません。
 前の公道は本来の半分以下の幅の、車1台がかろうじて通過できる──実際、タクシーも苦労していた──だけの狭さ。その両脇には2mくらいの雪の山になっています。

 もちろん近年にない大雪──マスコミや政府が騒ぐように、地球は温暖化しているんだろうか? ──だからしかたない面もあるのですが、でも残念ながら、鉄道も道路も、除雪に対して確実に弱くなっています。
 もちろんコスト・パフォーマンス、あるいは大雪が発生する確率とそれに対する社会の負担を考えれば、わからないではないのですけど。

 センセイにはこの除雪の件が、地方の生命力が低下していることを示す一つの証左のように思えてしまうのです。



1月15日(金) 「駅の手前で普通列車が雪に埋もれており...」 ──時には引き返すことも必要なのです──

 今日は朝から何となく落ち着かない。

 昨日の晩に片づけるつもりで、でもかなり気を使う仕事が残っていたのと、夕方に新潟の自宅へ戻ろうと思っているために、この大雪の中、本当に電車は走っているんだろうか、と心配だったのです。
 前者については今日が締切だったこともあって気合を入れて解決。やればできるじゃん。

 けれども後者についてはちょっと微妙。新潟県内はセンセイが自宅を離れた後に大雪となっています。近年にない豪雪です。昨日は県内のJR線が終日ほぼ全線不通でした。
 今日は、信越線については午前中はすべて運休して除雪に専念するものの「12時頃からは運転再開」とのことだったので、それに期待することにします。

 大学を去る直前になってもその情報は変わらなかったし、実際、金沢駅に到着するとセンセイが乗車する新潟行の特急「北越」も、そのすぐ前の、東京方面への新幹線に接続する「はくたか」も定時に発車。
 やはり除雪作業は順調に進んだようです。

 金沢は天気が回復してきたので、車窓には美しい雪景色が広がります。やはり今週も疲れていたらしく、うとうとし始めて、気がつくと、もう石動(いするぎ:富山県西部)

 場所にもよりますが、富山県内はかなりの積雪です。富山駅からかなりのお客さんが乗って、やっといかにも「特急」らしくなったのですが......あれ?!
 途中の黒部駅に停車すると動こうとしません。運転手や車掌が慌ただしく連絡を取っている様子が伝わってきます。

 しばらくして車内放送があり、JR東日本管轄の直江津駅──東西JRの境界駅──付近の雪のために、付近の列車をすべて止めて除雪作業をしているとのこと。
 センセイが乗車した特急に先行した3本の特急はすべて、糸魚川
(いといがわ)、青海(おうみ)、泊(とまり:富山県朝日町)駅で「抑止している」(=指令に従って停車している)というのです。

 この段階では、乗務員や駅員も、センセイも「もう少し待てば...」と考えていた──たぶん──のですが、どんどん状況が悪化します。

 MacBook(White)を立ち上げて運行状況を確認すると、JR西日本はすでに、後続の特急をすべて運休にしています。
 実は運転の見込みが立っていないのです。

 車内放送でも「直江津駅手前で普通列車が雪に埋もれており(!!)...」とか、「停電で除雪(=周辺の電力をすべて遮断して除雪している)」という具合。

 でも一般のお客さんは、これだけの情報では状況がわかりませんから、「雪だからしょうがないよねぇー」とか携帯電話で「う〜ん、ちょっと遅れるみたい...」。
 写真は乗客が運転手(中央の制服)や駅員に状況を確認しているところ。

 しかし実は、直江津付近が豪雪でとんでもないことになっているに違いありません。

 記憶に間違いがなければ、直江津以西の直流区間はJR東日本から電力を供給されているはずなので、立ち往生している普通列車は真っ暗で暖房も効かない状態で救援を待っているはず。
 とても普通に運転できるような状況ではないのです。

 もちろん特急だって同じ。途中で運転を打ち切らざるを得ません。実際、車掌さんの済まなそうな声で「この列車は直江津駅で運転打ち切り」とのアナウンス。
 でも先行する特急の本数を考えると、直江津駅にすべてを収容することはできないはず。案の定、しばらくするとさらに手前の糸魚川駅で運転を打ち切ると告知されました。

 こうなったらもう、次善策を考えるしかありません。

 このままだと直江津や糸魚川駅で大量の乗客が放り出されることになるのですが、同地にそれだけの宿泊施設はありません。またその費用も自己負担です。
 青海駅に至っては、石灰石を運び出すためだけの本当に小さな駅で、売店すら存在しません。

 仮にJRがタクシーを手配するとしても用意できる台数が限られているので、何時間も待つことになるでしょう。ここは引き下がって、富山方面か金沢に戻る方が賢明です。

 たまたま駅の反対側に各駅停車が停まっていて、この状況なので急遽運転方向を変えて──実話。運転に必要な時刻表など、どう手配するんだろう──富山駅に戻ることになりました。
 もちろんセンセイはすぐに荷物をまとめて乗車。

 特急の乗務員はこの各駅停車を利用するように繰り返し勧めるのですが、トラブルの原因がJR東日本にある──西日本には何の瑕疵(かし)もない──こともあって、どうしても説得力に欠けます。

 不承不承、大半の乗客は移動したのですが、出発する時に確かめると1/4くらいの乗客はそのまま乗車していました。残念ながら彼ら彼女らはまず間違いなく、このページを更新した深夜になっても乗車したままでしょう。
 ある段階を越えたら、途中で降りることはできないのです。

 センセイ自身は途中で宿泊するのではなく、金沢のアパートまで戻りました。

 このような場合、乗車券類はすべて「何もなかった」ことになるので、損害(?)は金沢駅までの往復バス代だけ。これで8時間かけて特急(+一部各駅停車)に乗っていられたわけです。
 しかも抑止されていた黒部駅の売店で仕入れたビールとおつまみと雪景色付。

 それは半分冗談として、今回のような「普通じゃない」状態の時には、ふだんの勉強と、情報収集力と、勘、あるいは危険を察知する能力が結果を大きく左右します。

 時には、退く勇気(?)と智慧も必要なのです。



1月14日(木) お待たせしました。雪の金沢です

 雪の金沢です。降り続いています。

 予報では一昨日の晩からとのことだったのですが、昨日は目を覚ましてもまだ雪は積もっておらず、センセイは自家用車──自分で動かす車、つまり自転車──でご出勤。

 ところが日中に寒気が入ったらしく、気温はどんどん低下。寒気は重いので大気が不安定となり、夕方から雷が鳴り始めました。
 雪を降らせる雷です。

 頑張って自転車で帰宅したのですが、北陸地方では珍しく、乾いた雪が降っています。
 本来ならば長野や東北、北海道に降る雪。気温が相当低いんですね。

 写真は真夜中に撮影したものですが、雪が降ると周囲はうっすらと明るくなります。雪が照明を反射するためです。
 ストロボを炊いてみたのですが、雪の迫力が出てないなぁー。

 夜中に何度も目が覚めます。寝室の窓は障子になっているのですが、その外が明るいのです。
 しかも物音がしませんから、かなり雪が積もっているに違いありません。

 朝、窓を開けると予想通りに一面の白色。新聞配達の人の足跡しかついていない道を、徒歩で出勤しました。

 今日は1限から授業があったのですが、雪に慣れていない学生もいるし、交通機関も乱れているので、欠席や遅刻の多いこと。

 でも、休み時間には窓の外で女子学生が雪の投げ合いっこをしていたりします。
 若いなぁー。

 この間、雪は降ったり止んだり。
 昨日のような強風ではありませんが、それでも時々、横殴りの雪まじりの風が吹いたりします。

 講義を二つと会議を終え、帰宅する途中で撮影したのが右の写真。すっぽりと雪に埋まっています。
 積雪は35cmくらいでしょうか。

 交通機関は引き続き、かなり混乱しています。

 お伝えしたように、センセイは今日の夕方から東北地方へ旅に出ようと計画していたのですが、それどころかこの週末、新潟の自宅へ戻ることができるかどうかすら怪しくなってきた、そんな雪の金沢なのです。



1月13日(水) 仕事を抱えているのにMacBook上のWindows XPが起動しない!? 意外にも、その原因は...

 そんなにサボっているとは思わないんだけど、とにかく忙しい。やっぱり処理能力が落ちてきているんだろうか。気を取り直して、今日も早朝からのご出勤。
 風は強いものの、雪の予報と違って朝は曇り空だったので自転車で出発します。(夕方からは、本格的な雪になってきました。)

 午前の講義の前に一仕事片づけたかったのでMacBook White上のWindows XPを起動。すると何やら更新ファイルがあるとの知らせ。「そんなニュースは聞いてなかったけど」と訝りながらインストールしします。
 否が応でも、先日の「マーフィーの法則」の件が頭をよぎります。

 インストールそのものは無事に終了したのですが.....え"!? Windows XPのロゴが出たまま起動しません。強制終了後に再起動すると、状況はさらに悪化してしまいました。
 困った。

 今日はまず、朝から学生が来て、授業があって、別な学生が2人来室して、夕方には割と大きな会議があって、そこで書類を提出しなければならないのに。
 センセイのことですから、もちろんまだ作っていません。

 再度起動させると、右の写真のような画面になります。

 機能拡張書類を使わない「セーフモード(+ネットワーク)」を使うと起動できるので、いろいろ制限付きながらも各アプリケーションやファイルにアクセスできることを確かめます。

 次に為すべきことは、今回のトラブルの原因を探ること。もちろん更新ファイルのインストールが一番あやしい。

 でもこの時点で、センセイの研究室内では3台のWindows XPマシンが起動していて、MacBook以外にも更新ファイルは適用されているのですが、トラブルはこの1台のみ。
 そこでコントロールパネルから今回インストールしたファイルを次々とアン・インストールするのですが......うまく行かない。

 それならば、というわけでMacBook White(Windows)を再起動し、今回のファイルをインストールしない段階までシステムを復元します。(右の写真)
 昨日、そして一昨日という具合に遡るのですが、残念、やっぱり正常には起動しない......。

 やはりOSを再インストールするしかないのでしょうか......。
 アプリケーション、そして膨大な書類の量を考えると気が遠くなります。目の前の仕事を抱えているのに。

 ふと気づいてMacBook WhiteをMac側から再起動させ......やっぱり。再起動しません。
 強制終了、再度起動後PRAMをクリアすると無事に起動します。

 念のため、外部システムからMac OSを起動──こういう時、Macは便利だ──して、問題の有無を確かめます。
 複数のソフトによると、問題は解消したとのこと。

 (本当はここでWindows XPを起動させても良かったんだけど、)まずバックアップシステムの確保を優先して、“Fusion”(ただし、この時はMacBook Pro上)を使ってMac OS上でWindows XPおよび2000を起動できること、そしてWindowsボリューム上のすべてのファイルに正常にアクセスできることを確認します。
 要するにこれで、最低限の仕事をこなすことができるのです。

 ここで再度“BootCamp”を使って本来のWindows XPの起動を試みると、ここまでの2時間ほど格闘がなかったかのように、Windows XPが起動します!!
 もちろんすべてのファイルは無事です。

 以前にも一度あったのですが、インテルCPUを採用したMac上でWindowsを走らせる“BootCamp”は、どうも、ソフトの最下層の部分はMac OSが支配しているようなのです。

 今回の場合、更新ファイルやWindows XPというOSへの疑いは、少なくとも今回は濡れ衣で、Mac OS側に何らかのトラブルが発生したためにWindowsが起動できなかったようなのです。
 Windowsに媚を売るわけではありませんが、客観的には、Windows XPや2000は堅牢なシステムであるように思えます。

 それはともかく、今日の「失われた2時間」は重かった。



1月12日(火) あの晩、センセイがぶつかったのは、まさか...

 昨11日の五泉11時10分頃、金沢市内に体重約100Kgの猪(いのしし)が出現し、老女が運転する軽自動車と衝突した後、駆けつけた猟友会員にかみついて逃走したため、現場にいた警察官によって射殺されました。
 ご存じの方というか、びっくりした方も多いと思います。

 写真はこの件を伝える地元紙。現場の緊迫感がひしひしと伝わってきます。センセイは新潟の自宅にいたので、その日の午後に報道で知りました。((c)北國新聞社)

 遠い地域の方は「金沢といってもきっと山間部か、もうちょっと里山での話なんだろうな」と思われるかもしれません。
 でも実はこの場所は、金沢工大のすぐ近く。新興住宅街の一角で、交通量もかなりあります。

 他の場所でも複数の猪が目撃されており、どうやら伏見川という川沿いに動き回っていたようなのです。
 現場も、センセイのアパートもその伏見川沿い。

 そしてセンセイが先日、段差に車を落としてしまったスーパーはまさにその現場付近......。
 まさか、ね。

 それにしても、木々のある場所から現場までは、最短でも1Kmほど。住んでいた場所からだと、少なくとも数Kmあると思います。
 いくら川沿いに走った(らしい)としても、途中、幹線道路を何本かくぐります。

 人々が里山の管理に関心を払わなくなったために、野生動物が人間の世界と動物の世界の境界──人間が勝手に決めたものなんだけど──を見失い、結果として両者が共存できなくなりつつある、ということは聞いていました。
 でも、まさかこんな場所で起きるとは。

 本当にびっくりさせられる話です。



1月11日(月:祝日) なかなか「より」を戻せない......iPodの話ですが

 今日は成人の日。明日は平日なので、いつもなら午後に金沢へ移動するのですが、西村センセイ、今日はまだ新潟の自宅に滞在しています。

 金沢工大の学生諸君の中には出身地に戻って成人式に参加したいという方がたくさんいらっしゃいます。久しぶりに同級生が再会するのですから、その日の晩は飲み会になることが多く、その日のうちに金沢へ戻ることができません。
 そこで金沢工大は、明日を授業が少ない土曜日の日程に変更して、帰省する学生諸君に配慮しているのです。センセイも授業がないので明朝移動します。

 お昼は娘と外へ出て、外食後にジョーシンへ。お年玉で新型iPodを買いたいというのです。彼女が狙っているのは8GBのiPod nano

 娘は3年前に第2世代nanoを当てた(!!)のですが、電池が持たなくなってきたのと、新型のみの機能があるらしいのです。
 不労所得ではありますが、自分のお金なので、ま、いっかー。旧型は大切に保管すると言うし。

 残念ながらジョーシンには在庫がなく、取り寄せとのことだったので、近くのヤマダ電機で購入しました。
 さっそく自宅に持ち帰って使えるようにしたのですが、とにかく小さくて軽くて使いやすい。

 Apple製品全体に言えることですが、見かけも操作性もとにかく造り込まれていて、戸惑ったり違和感を感じたりすることがありません。
 実際に使うかどうかは別にして、こんなに小さな筐体なのに、動画撮影機能、録音機能、FMラジオなんかも装備しているし。

 ちなみに何故か娘は紫色を購入したのですが、第5世代nanoは色がとても深く、「群青色」という感じです。4世代はもっとさっぱりした色だったのですが。

 西村センセイ、7年前に購入した第3世代iPodを今年の3月に壊して以降、iPodを持っていません。別にお小遣いがないわけではないのですが、「いいなぁー」と思う機種がない。
 娘が買ったnanoの16G版も検討したし、今日は実物をいじくったのですが、やはり若い人向け、という感じがする。

 iPodに音楽データを積み込めるのは有り難いけど、iPodは標準でAACに変換してデータを間引くし、それが嫌でAIFFのまま聴くのなら数百Gの容量が必要になります。
 Classicなら160Gまで入るし、touchだって64Gモデルがあります。でもハードディスクの故障には懲りたし、後者は本当に「面白いなぁー」とは思うものの、やはりセンセイのようなお年寄り向きではない感じがする。

 それにそもそも、センセイの場合、戸外で音楽を聴くという習慣があまりありません。そんなセンセイが第3世代iPodを使い続けていたのは、FireWire(IEEE1394)接続で起動可能な外付けHDDとして使用できたからだと思います。
 う〜ん、MacBook(White)に全AIFFデータを積み込むか、外付けの2.5"SSDにしようか。

 どうも、iPodとの「より」を戻せずにいる西村センセイなのです。



1月10日(日) 新規オープンした楽器店で、小さなホールを発見!!

 ぶつけてしまった318iを今朝、30Kmほど離れたディーラーへ持っていきました。今日はまだ板金工場に出していないのですが、やはりほぼ昨日お伝えした通りの状況とのこと。
 今月下旬に海外(?)へ出張することになっており、その期間を利用して修理していただくことにしました。

 朝早くに出発した分、早く自宅に戻ることができたのですが、お昼の時間にはちょっと中途半端。その時間を利用して柏崎市内の、あるお店に初めて入ってみました。
 昨年秋にオープンした「わたじん楽器」店(株式会社わたじん)です。

 以前もお伝えしましたが、このお店はもともと書店として創業後、日本楽器(現ヤマハ)と提携して、楽器販売および音楽教室事業にも進出しました。
 柏崎市民にはよく知られたお店ですし、センセイも高校時代にずいぶんお世話になりました。

 駐車場が混んでいたので、車を敷地の奥の方に止めた時、あることに気づきました。
 離れ座敷のような感じで別棟(写真)が二つあるのです。

 看板によると右側は事務所、そして一番奥(左側)は小さいながらもホールになっているようです。
 へぇー、以前はそんなものなかったのに。

 もちろん楽器屋さんですから楽器の販売だけでなく音楽教室も開いています。
 でも教室は売店の奥(こちらの写真右手)にありますから、ここはホール専用のようです。

 店舗に入ると、とてもお洒落な空間に、ピアノやギター類、楽譜類がうまく配置されています。
 一番感心したのが共用の広いロビー。

 テーブルや椅子があってくつろげるようになっていますし、それらを移動させれば小さなコンサート会場にもなりそう。帰宅してからお店のホームページを確かめると、実際そのような使い方をしているそうです。
 でも、それならホールはどう使うのだろう?

 いいなぁーと思ったので撮影の許可を求めたのですが、許されませんでした。店舗の運営全体についてヤマハとフランチャイズ契約を結んでいるためだそうです。
 なるほど、お洒落なわけです。

 ところで今回センセイが買い求めたもの、実はエレキギター用の弦のセットと、ピック(弦を弾くもの)です。

 加齢のためだと思いますが西村センセイ、どうもこのごろ心身ともに締まりがなくなり気味。

 体重はまったく増えていないのに西洋梨を見ると妙に親しみを覚える体型になってきたし、以前よりキータイプのミスが多くなっているし、そして何より忘れっぽくなっているし。
 ちょっと運動して身体を引き締め直すだけでなく、指先を使って老化防止に励もうかと思っているのです。

 (電子)ピアノを買ってもいいのですが置く場所もないし、タッチは本物のピアノに劣るし......というわけで高校生、大学生の時に弾いていたギターをもう一度始めようか、というわけ。
 昔と違って最近のギターは安いので、新しく買ってもいいのですが、昨年のお正月に「発見」され、捨てられるはずだったお手製のギターがまだ実家に残っているので、こちらを使おうかと思っています。

 さて、こちらはどうなりますやら。


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