2012年4月21日更新(2012年4月29日ページ移動。2015年11月3日一部写真削除)
■4月21日(土) 約2年ぶりに、柏崎市駅前公園が使用できるようになりました
週末なので新潟の自宅へ戻りました。柏崎駅で電車を降りると......やはり。
駅前から東に向かって新しい道路が使えるようになっています。約2年前から閉鎖されていた駅前公園の整備が終わり、17日から供用が開始されたのです。
この間、センセイは駅までの道をずいぶん遠回りさせられていました。脇を毎週通っていますし、報道もされていたので、驚くほどのことではなかったのですが。
あちこちでまだ工事が進む道路を歩いていくと、左手に新潟県中越沖地震からの復興のシンボル、新市民会館「アルフォーレ」前に出ます。
すでに本体工事は終了しているはずで、この日は周囲の工事が進められていました。
オープンは7月8日の予定。さらに進むと今度こそ駅前公園へ。従来の公園と、小さな川を挟んだ反対側が一体となって再整備されています。
公園の中心へ来ると、おぉ、子供たちの歓声とともにモワモワしたものが地面を這っています。 霧──と言っていいのかな──です。
以前の公園には噴水があったのですが、それを模したのか、新しい公園では一定の時刻になると、約10カ所の地面の穴から霧が吹き出てきます。
「ミスト噴水」だそうです。写真奥に微かに見えるのはトイレなのですが、実はこの公園の管理棟と備蓄倉庫を兼ねています。
この駅前公園は防災拠点の役目も持っているんですね。例えば照明は太陽光発電。小さな屋根のあるスペースは非常時には防災シェルターに変身。
何カ所かテーブルと椅子があって、変だなぁーと思っていたのですが、これもかまどとテーブルになるんだそうです。ちなみに管理棟はこの場所に明治時代から存在し、地震で崩壊してしまった煉瓦造りの建物を模しています。
ここは日本近代石油産業発祥の地なのです(日石の「スーパーダッシュ」もここで製造された)。
説明によると近くにある記念碑の周囲は、その煉瓦が使われているそうな。写真右奥には、この地域のシンボル「米山(よねやま)」。今シーズンは豪雪だったので、まだ真っ白です。
大雪のため、地域によっては桜の開花が大幅に遅れています。糸魚川以西や直江津は桜が満開でしたが、局所的に雪が深かった柿崎近辺は当地はまだまだ。
やっと咲き始めという感じで、桜は今週半ばから週末がピークになりそうです。
■4月20日(金) し、知らなかった。Wordでフォントの前に“@”をつけると...
都内の大学へこの春進学した娘のとパソコンの使い方でちょっとやり取り。Wordその他を使い始めたのですが、「文字を上下反転できないか」というのです。
大学は始まったばかりなのですが、クラスメートを早く覚えるために、紙を三角形に折って筒状にした名札を作るように指示があったんだそうです。
わからない人はまだ、その部分は空白で良いそうなのですが、確かに文字を反転できると便利だ。PageMakerやIllustratorならとても簡単に作業できるのですが、はて、Wordで可能なんだろうか。
もちろん画像扱いでの処理はできるでしょうが。で、いろいろ調べてみると、何とこれが、できるんですねぇー。西村センセイ、まったく知りませんでした。
まずとにかく、文字を入力します。1文字だけ選んだら、フォント名の前に半角で“@”を入力し、リターン。
すると何と、左側へ90°回転するではありませんか!!さらに「縦中横(たてちゅうよこ)」(印刷用語)処理をすると、ご覧のように文字がひっくり返ってしまいました。
へぇー。
ただし写真の場合、文字を「雄」、「秀」・・・のように、1文字ずつ、しかも逆に入力する必要があります。
また文字間などは制御が困難。いろいろ調べてみたのですが、このテクニック、Windows版だけでなくMac版でも、しかもかなり古いWordでも使えるようです。
面倒くさいので多用するわけにはいきませんが、ワンポイントアクセントとしての使い方なら十分実用になると思います・
■4月19日(木) だって、“OPEN 24 HRS”って看板が...。 ──ジャンカレー、深夜は営業せず──
自分で書いておきながら、ホントかなぁーと訝っていたのです。大学正面に進出してきたジャンカレー2号店の終夜営業です。
工大近辺で24時間営業している飲食店は、松屋と吉野家くらいしか思いつきません。
センセイは深夜に出歩くことはないので、確かなことは言えませんが。そのような場所で果たしてカレー専門店が終夜営業できるだろうか......。
そこで昨日の早朝、隣のパン屋さんへ行ったついでに確かめると、お店は真っ暗。やっぱり。
センセイが「どうやら24時間営業・・・」と書いたのにはそれなりの根拠があります。写真は今朝撮影したものですが、ご覧のように“OPEN 24 HRS(hours)”という看板が出ていたからなのです。(早朝の日光の関係で、新21号館が映り込んでいます。右側はカツカレーのカツです。)
まぁ、当然だろうなぁーとは思うのですが、じゃぁ、なぜこの看板を掲出しているんだろう。
■4月18日(水) 早朝の金沢の山々を、ピンク色に輝く線が静かに、すぅーっと伸びていきます
もう1日だけ金沢の桜のお話を。大学近辺の桜は満開を過ぎつつあり、幼さを感じさせる若葉の緑色が広がりつつあります。
その桜花の生命力を引き継ぐかのように、南東方向の山──というより小高い丘──は、ご覧のようにこれからがピーク。
ものすごい迫力で、実物を目にすると、なぜか尋常な気分ではいられなくなってしまうほどです。
写真は今朝早くに撮影したもの。太陽は東(=写真左)から昇ってきます。高い建物から順に、日が当たり始めるのですが、地形の関係で、あるタイミングから山陰にある桜の木々の方が先に輝き始めます。
まるでピンク色の線が、音を立てずにすぅーっと伸びていく感じ。学生諸君や教職員が集まってくる頃になると太陽は南側(=写真奥)に回ってしまうので、桜のピンク色は逆光で目立たない。
夕方まで待てば西日がこの場所を明るく照らし出してくれるのですが、手前の住宅地にも光が当たるので、何だか平面的な絵になってしまいます。
早起きした人だけ「ドキッ」とさせてくれる、そんな桜の木々なのです。
■4月17日(火) 金沢工大の真向かいに、ジャンカレー2号店が本日オープンしました!!
場所は21号館の真向かいのビル。今朝もサンドウィッチを買った美味しいパン屋さんの隣、以前学生相手のアルバイト紹介のお店が入っていたところです。
ずっと空き家になっていたのですが、1ヶ月くらい前から工事が始まりました。丸い回転椅子とカウンターが見えたので、食べ物のお店だろうなぁとは思っていたのです。
数日前、看板が掛かった時にはびっくりしました。今日は時間がなかったので、お店の前を通っただけ。中の様子は良くわかりませんでしたが、正直なところ、あまりお客は入っていないようでした。
女性店員が呼び込みを始めたほど。帰宅の際に近くのお店へ行ってみたのですが、そちらを閉店するわけではなく、パン屋の隣は「2号店」なんだそうです。
カレー激戦区の工大近辺で、このジャンカレーがどうなるか、興味津々です。なおこのお店、どうやら24時間営業のようですよ。
以上、工大OB・OGの皆様のために、取り急ぎご報告いたします。
■4月16日(月) せめて今日だけは、彼らのように花見をしたい気分 ──西村センセイ、脱稿する──
昨晩の学会原稿提出に続き、今日の午後、関係する学会の記念誌の原稿を書き終えました。
ただし公式な締切からちょうど3ヶ月、「デッドライン」とされた先月末ですら2週間越えています。大幅な遅れであることには間違いありません。関係者の皆様、ゴメンなさい。
「締切を守るように」と学生諸君を諭すセンセイの言葉に迫力がないのは、こんなところに理由があるのかも。いろいろ片づけるともう2時を過ぎています。ずいぶん遅くなっていますが、お昼を食べないわけには行きません。これから学生の面接など、夜まで仕事が続くのです。
大学の先生って、意外と肉体労働者。時間が時間なので食堂ではなくお弁当屋さんへ行くことにしました。キャンパスに隣接する高橋川を越えようとして、あれ?!
対岸で学生(?)が花見をしています。身なりや立ち居振る舞いからすると3年生くらいでしょうか。
木製の椅子を数脚、テーブル代わりに持ち出していますから、かなり本格的です。橋の上からではアルコールが供されているのかどうかはわかりません──それと思しき缶は見えた──が、今日だけはセンセイも仲間に入れて欲しいというのが実感。
もっともセンセイは勤務中なので、就業規則にある通り「酩酊してはいけない」。う〜ん......ということは花見への参加はオッケーで、飲み過ぎはダメよ、という解釈で良いのかな。
それほど斯様に、やっとで脱稿した今日のセンセイなのでした。明日からは、今回の原稿執筆の影響で遅れているいろいろな仕事を集中的に片づけなくては。
■4月15日(日) もし、トワイライトエクスプレスから逆に見上げたら、そこにあるのは優美な赤い橋
今日は見たままのお話。
二つの仕事がいよいよ間に合わなくなっていて、その一つの締切が今晩12時。学会のサーバーにファイルをアップロードしなければならないのです。
以前だったら印刷やメール添付での原稿提出で、しかも1週間くらいまでは遅れが許されたのですが......。というわけで半日だけ留まった自宅を、お昼前には後にします。
写真は昨日、帰る時に各駅停車の車内から撮影したもの。お察しの通り、「終着駅 トワイライトエクスプレスの恋」に登場した青海川駅から、カメラのあった位置を見上げているところです。
お伝えしたようにこの辺りは深い谷になっていて、幹線国道8号線(写真中央、やや右下がりの道路)はかつて、崖の上から谷底まで降りて再び反対側の崖を上っていました。
1967(昭和42)年、崖の上を結ぶ形で架けられたのが赤い「米山(よねやま)大橋」。全長約300m。
写真ではその1/3くらいしか写っていません。特徴は地形にあわせて緩やかにカーブしていること。
それもあってか、赤い橋脚が周囲の風景と良く調和しており、観光ガイドなどには良く登場します。
とても高いので橋から下を見下ろすと、かなり恐怖感がありますし、橋の下には民家があり、ものを投げたり捨てたりすることは禁じられています。札幌行きのトワイライトエクスプレスは18:20分頃、ここを手前から奥へ進みます。
残念ながら個室の大半は海側に部屋と窓があるため、通路に出ないとこの米山大橋を見ることはできません。また冬場は真っ暗。さて今日はというと、いつもの各駅停車ではなく、特急に乗車した──今回はお金より時間が大切──ので、あれよあれよという間に青海川駅通過。
でもその甲斐あって、夜には二つの仕事に一区切りつけることができたので、まぁ、良しとしましょう。