2013年4月27日更新(2013年5月5日ページ移動。2016年8月12日写真削除)
■4月27日(土) 自宅近くに「コメリ書房」が移転し、再オープンしました
待ちに待った連休突入。センセイも公用を済ませて新潟の自宅へ戻りました。
新年度、そして新学期に入ってからの仕事は残っていますが、やはり一区切り。今年のゴールデンウィークは、暦の関係で前後に分断されています。
センセイも、基本的には暦通りに行動する予定。閉店していた柏崎市内の書店が移転、再オープンしたのでさっそく訪れてみました。柏崎駅裏から、センセイの自宅の近くに引っ越してきたのです。
この建物は、旧市街地にあった地元資本の家具店が、幹線国道沿いに移転、新築したもの。でも低価格の輸入品のお店などに押されて、数年前に閉店。しばらく空き家になっていました。
元家具店なので、店舗はこの規模の市には似合わないほどの広さです。肝心のお客さんはというと、う〜ん、大丈夫かなぁー。
県内に数店舗を展開するコメリ書房の特徴は、売れ筋以外の雑誌や書籍もきちんと陳列していること。
もっとも、本の目利きがちゃんと管理しているのか、と問われれば必ずしもそうではありません。新店舗はさらに広くなっているので、「こんな本が?」というものまで置かれています。
それでも今のところやっていけるのは、地代、店舗借用費が抑えられているためでしょう。いろいろ考えていたのですが、発想を転換すると、このリアル店舗は在庫書籍を管理する倉庫を兼ねており、お客がその「ロング・テール」の中に入っている、と考えることができるのかもしれません。
ロング・テール理論はネット上のものですが、それを現実世界で支える部分に着目すれば、これは新しい展開かもしれない。それはともかく、出版、書籍販売業界をめぐる状況はとても厳しいので、次を担う世代に「自分の力で考えてもらう」ためにも、このようなお店にはぜひ頑張ってもらいたいものです。
■4月26日(金) 旧MacBook Pro(Windows Vista)の自動更新ができなくなってしまった...
すみません。結論から申しますと「自己レス」、つまり結果報告です。悪しからず。
今日も何名かの学生と面談していたのですが頑張った甲斐あって、それにも先が見えてきました。そこで面談の合間を見て、研究室とパソコンを整理。
いずれもあまりに忙しすぎてほったらかしにしていたのです。研究室内は資料が山盛りに机の上が見えないし、大学のシステムが変わっているのにパソコンの整備は追いついていません。先日のあるクラスでは、新しい動画システムを再生できずに、学生のパソコンを借りたほど。(深謝)
特に、講義でプレゼン用に使っているVAIOの能力不足が目立ってきました。こちらについては、5年前に大学が購入し、ずっと使わせてもらっているMacBook Pro(15")を充てようと考えているのですが、大きな問題があります。
ちょっと前から“Windows Update”を起動すると、ご覧のエラーに陥ってしまうのです。改めて挑戦してみると、やはり同じ症状が発生。
下部に記載のある「エラーに関するヘルプの取得」を初めてクリックしてみたのですが、該当するコードの解説が存在しません。
プレゼン専用なので更新しなくてもいいや......と思いかけたのですが、よく考えてみると学生が提出した課題を提示することもあります。
学内ネットワークへのウィルス持ち込み──学生諸君を疑っているわけではありません──を許すわけにもいかず、ここはやっぱりきちんと対処したい。そこで検索してみると、マイクロソフトのフォーラムで同じ症状と対処策が報告されていました。
当たり前ですが、やはりセンセイだけではなかったんですね。報告はWindows 7のものですが、Vistaも同様らしいので、その通りにしてみる──ちょっと手こずりました──と、時間はかかったものの、無事にUpdate終了。
更新ファイルはきちんと更新されました。これで講義ができます。フォーラムのやり取りを見ていると、荒れた感じがまったくありません。
古き良きMacユーザー間のやり取りを思い出した、今日の西村センセイだったのです。
■4月25日(木) 一生懸命やっている時にしか見えない風景があるのかもしれない ──牡丹桜が満開になりました──
昨晩このページを書いていた時は、「もうすぐ面接も終わるだろう」と考えていたのです。改めて数えてみたら、この2週間の間にすでに面接した学生は約100名。
ところがよく調べてみると、呼び出しに応じていない学生が約20名存在することが判明。何だか疲れがどっと出てしまいます。
午前中の講義を終え、午後の面接に向けて気持ちを切り替えるために今日はとにかくキャンパスの外でお昼を食べることにしました。昨日はずっと雨だったのですが、今日の日中は雲一つない晴天。
明日は雨だという予報が信じられません。わざといつもとは違うコースを選んだのですが、大学キャンパスの脇を流れる高橋川の牡丹桜の美しさにドキッとさせられます。
ピンクの色もさることながら、それが、急に生き生きとしてきた新緑と繰り広げる権力闘争(?)の様子がすばらしい。
「こっちの方だけ見て!!」という感じ。観光地に出かける時など、「あそこに行けば○○があるから....」と期待して出向くと、何だか感動が萎えてしまうことがあります。
でも期待も何もしていない時に同じ場面に出くわすと、印象が全然違います。そしてもう一つ。
センセイには、一生懸命に何かやっている時にしかわからない美しさや、経験、出会いがあるように思えてならないのです。
どうでしょう。
■4月24日(水) 新「パン工房」の建設工事は、工期がとっても短い!! ──新27号館がその姿を現しました──
入学式以降、オリエンテーションや講義、数十人の学生との個人面接──長い場合は1時間以上になる──に追われていました。しかも毎日のように立場上の会議。
研究室と教室、そして会議室を行ったり来たり。お弁当屋さんに行くことすらできない日もあるほど。昨日もそうだったので、お昼は珍しく大学食堂へ。
センセイらの研究室がある建物を出ると、工事が続いていた新27号館の覆いがすっかり取り外されていました。
当たり前ですが、完成予想図通り。写真左側の8角形の太い柱のような部分が、その存在感を主張しています。ここは「ギャラリーを備えたラウンジ」なのだそうです。
個人的にはまだ具体的にイメージできないのですが。中央から右側は、食堂(新21号館)から移転してくる売店やパン工房になるとのこと。
以前を知っている人間からすると、旧「ガクショク」のパンコーナー(この右側)のようなもの。
何だか元に戻ったような感じ。それはともかく、地上部分の下層工事からまだ2ヶ月しか経っていません。厚生棟や新教室棟の建設には1年以上もかかったのに。工法が違うのでしょうが、それにしても工期が短い。
この新「パン工房」、連休明けには供用開始予定とのこと。現役学生にはもちろん利用していただきたいのですが、OB・OGの皆様、ぜひチャンスを作って古巣を訪問してください。キャンパスはずいぶん変わっていますよ。
■4月23日(火) Windowsユーザーを救済する気はないのかも... ──旧Mac OS
X用Safariが更新されました──
ご存じのようにセンセイは旧Mac OSとWindowsをネットワークで接続して使用していますが、Mac OS Xも併用。ただしこちらは、どちらかというと単体での使用ですが。
そのバージョンはMac OS 10.4から10.8まで。(各マシンによって異なる)先週末、自宅書斎のMac mini──OSはちょっと古い10.6──を起動したところ、予想外にアップデートの用意が通知されました。
何だろうと思って見てみると、アップル純正のブラウザ“Safari”が5.1.7から5.1.9に更新されるというのです。SafariのVer.5.1.7は、Mac版、Windows版ともに深刻な脆弱性が存在するそうなのです。
更新後は確かにバージョンが上がっています。((c)Apple)じゃぁきっとWindows版も、と思ったのですが、甘かった(らしい)。少なくとも本日現在、まだ更新されていないようです。
仕事の関係上、個人的にはブラウザ使用時の95%くらいをWindows版Safariでこなしているので、ぜひ脆弱性を直してもらいたいのですが......。
どうやらアップルには、そんな気はないようなのです。
■4月22日(月) 「痛車」ならぬ、「いた」JR貨物コンテナって、いったい......
JR繋がりで、昨日に引き続き鉄道ネタを。いつかご紹介しようと思っていたものです。
先日、ある駅で乗り換えの電車を待っていたら、長い編成の貨物列車が停車しました。運転士が交替するわけでもなく、どうやら時間調整らしい。
暇だったので、コンテナを一個一個確かめてみました。以前だったら、行き先と中身を書いた「荷票」を楽しむことができました。あぁ、この列車は札幌発大阪行きで、このコンテナはジャガイモを積んでいるんだなぁーとか。
でも無線ICタグとGPSを利用するようになってからその楽しみが消えて......あれっ?!一部のコンテナに、小さく白丸に抜き文字で「いた」と書いてあります。
最初は偶然かと思ったのですが、黄色の矢印の先のように、一つのコンテナの違う場所に複数記載されています。
また別なコンテナの中にも同じように記されたものがありました。まさか「痛車」ならぬ「痛JR貨物コンテナ」というわけではないのでしょうが。
各コンテナを確かめているうちに、ブレーキを外す空気の「シュー」という音と、続いて各車両から「グァッチャン」という音が。
貨物列車はゆっくりと出発していきました。不思議だったので帰宅後に調べてみると、これはコンテナ内部を補修した記号なんだそうです。
センセイも特別な荷物を受け取る時に見たことがありますが、コンテナの内部は板張りになっています。
いろいろな貨物を運んでいるうちに、傷んでしまうんだそうです。その「板張り」を補修したので「いた」なのだそうな。
なるほど、ね。
■4月21日(日) 「北陸本線 全線開通100周年 そして、未来へ」キャンペーン。金沢支社はかなり本気です
新潟への特急電車に乗ろうと、両手に荷物を抱えて金沢駅の改札口へ近づくと、あれ?!
正面にパンフレットがたくさん置いてあります。
先日ご紹介した「北陸本線 全線開通100周年 そして、未来へ」がご覧のようなパンフレットになって配布されているのです。((c)JR西日本金沢支社)
厚手のA4サイズ6ページ、なかなか立派なものです。開くとまず目に入るのが写真入りの「北陸本線100年の歩み」。
全線開通から北陸トンネルの開通とそれに伴う杉津(すいづ)線──絶景で有名だった──の廃止、「サンパチ豪雪」(昭和38年の豪雪)被害や全線複線電化など、歴史が紹介されています。
続いて列車の時代変遷一覧、記念グッズやお弁当のご紹介、そして「思いでエッセイ」コンテスト告知など。パンフレットだけではありません。北陸3件で5月中旬から約1ヶ月半にわたって特別番組「百年の軌道」を放送するそうです。
また専用Webサイトがすでに開設されており、Web用に体裁が変更されていますが、パンフレットの内容をほぼそのまま読むことができます。どうやらJR西日本金沢支社の独自企画のようですが、センセイの予想をはるかに超えていました。
いろいろ考えたのですが、あと2年で縁が切れてしまうJR西日本金沢支社としては、何かせずにはいられなかったのではないでしょうか。
穿(うが)った見方をすれば、北陸新幹線開通に伴う在来線経営分離の印象を弱め、新幹線のメリットを強調して集客に繋げる。でもセンセイは、ちょっと違うんじゃないかと思っています。同じ鉄道マンとしてやはり、歴史の節目に、先達の苦労と努力を何らかの形できちんと残しておきたい......。
どうでしょう。