2013年4月13日更新(2013年4月21日ページ移動。2016年8月12日一部写真削除)
■4月13日(土) 新潟県中越沖地震の最後の直接証拠が、柏崎市中心部から消えようとしています
西村センセイ、ここ何ヶ月かずっと忙しかった。
特に年度の変わり目は大学や学会の仕事がピークを迎えます。特に遅れが許されない仕事が続くので、気づかないうちにずいぶん無理をしていたらしい。
今朝、自宅で目覚めて、それを思い知らされました。本人はあまり意識していなかったものの、昨日の金沢からの運転はいろいろな意味でまったく余裕がなく、相当な危険と背中合わせだったんだろうなぁ。
反省しながらテレビの電源を入れると、ヘリコプターが映し出すのは、早朝の地震に襲われた淡路島の様子。所用のついでに、新潟県中越沖地震で大きな被害を受けた柏崎市中心部を訪れました。言い訳がましく聞こえるかもしれませんが、決して、今朝地震があったから、といわけではありません。
地元紙の報道によると、かつてここに存在し、地震前に倒産した地元資本のスーパー跡地が防災機能を持ちあわせた公園になったというのです。
センセイはまったく知りませんでした。写真がその場所。明日(14日)、ここで竣工式があるそうです。
ここは地震の被害が最も大きかった場所の一つで、日本海に沿う砂丘の上から南側──かつて低湿地だった──を見ています。
写真ではよくわかりませんが、新たに植樹された桜は、その花を咲かせ始めたばかり。新潟県中越沖地震が発生してから約6年。
稼働を停止したままの柏崎刈羽原子力発電所の様子や関連事項を別とすれば、一般の地域住民の日常生活は2、3年でほぼひとまず前の状況に戻りました。
でも市街地中心部の中で、ここだけは復旧が遅れていました。少なくとも昭和の時代になってからは、この地はは柏崎市の、特に経済の中心部だったのです。
地元資本のスーパー二つ存在し、最上階に食堂も備えた4階建て──だったと思う──の大きな呉服店があり、いつもにぎわう書店と、郵便局があり......。
復旧が遅れたのは、被害が集中しただけでなく、再校計画の策定と承認が遅れたためです。
今回の公園の竣工は、それに区切りがついたことを示しています。センセイは去年の地域最大の行事「えんま市」の際、この場所が気になって写真中央奥から、まさにこの場所を撮影しています。
地形の様子や、その高低などから、同じ場所であることをご確認いただけると思います。大きな被害を受けた呉服店は同じ場所に、品のある門を構えた平屋建てのお店として再出発していました。
つい最近まで、仮店舗で営業していたのです。その隣では、この場所で最後まで残った被災前の建物の解体工事が行われていました。
もう間もなくここは、初めてこの地を訪れる人には地震の名残など微塵(みじん)も感じられない場所になっていることでしょう。よく目を凝(こ)らすと、不自然な場所に空き地があったりするにもかかわらず。
それに気づくかどうかは、見る人の才能次第。少なくとも、被災した直接の証拠は、目の前から消え去ろうとしています。
■4月12日(金) 西村センセイ、Mac miniの「軽さ」に、失敗する ──霙が降る中を車で帰宅しました──
北陸地方は、不安定な天気が続いています。
今週の天気予報は悪い方にばかり外れてしまい、特にここ数日は雨がち。もっとも西村センセイ、今週は車で来ているので直接には大きな影響はないのですが。
学生諸君やいつものセンセイのように、自転車を利用している人は大変だろうなぁ。講義や会議以外はずっと研究室で仕事をしているのですが、時々、旧に窓の外が「ザーッ」と鳴ります。たいていは雨なのですが、昨日と今日は霙(みぞれ)も降りました。
マズい。用があるので、今日中には自宅に戻らなければならないのですが、センセイは318iのタイヤを交換しています。夏用タイヤは、それが僅かであっても、雪には無力なのです。
早く帰らなければ。ホントによく働いて仕事に区切りをつけ、午後、研究室を後に......おっと、アパートのMac miniを忘れるところだった。
本体だけ研究室に運んで、勤務時間外にメンテナンスしていたのです。アパートに戻って荷造りをし、金沢を発ちます。上空にかなり強い寒気が入っているらしく、気温がどんどん下がります。
富山県東部ではついに車外気温計が3℃以下になり、路面凍結(!!)の警告が。この間、強弱の波はあったもののずっと雨でしたし、何度か霙が降りました。
何とか無事に帰宅して鞄を開けると、なぜか中から緩衝材──いわゆる「プチプチ」──が。
......あ"。Mac miniは小さく、しかも軽いので、センセイはしばしば本体だけを鞄の中に入れて運びます。
もちろんそのままでは柔らかいアルミ製の本体が傷つくので、写真のように天地に緩衝材を挟んでいます。その緩衝材があるということは......。
お察しの通り、アパートで降ろすはずのMac miniを、そのまま自宅へ運んでしまったのです。トホホ。せっかく(?)なので、久しぶりに2台重ねて記念撮影。(深い意味はありません。)
やはり、「急がば回れ」。仕事や勉強、そして安全は、着実にこなす方が、結局は早道のようです。
■4月11日(木) 「朝カレー 始めて......ないジャン!!」
あらかじめお断りしておくと、まったく始めていなかったわけではありませんでした。もちろん先日ご紹介した、ジャンカレー「2号店」の「朝カレー」です。
新学期に入って授業が始まったことと、センセイらが事務局を務めている学会の仕事と、学内の立場上の仕事とが重なって、西村センセイ、今週は気絶しそうなほど忙しい。
車で来ていることもあって、6時には出勤しているのですが、仕事は溜まる一方。それでも今日は、1限が始まる前に少し余裕があったので、他の用とあわせて、ジャンカレーが本当に朝8時に開店するかどうかを確かめに行きました。
撮影は8時35分頃。40分から始まる講義に遅れまいと、大勢の学生諸君が長い列になって道路を渡るところです。
で、肝心のジャンカレーはというと......営業していません!!お店は真っ暗だし、営業中は点灯している看板右端の黄色い回転灯も光っていないし。
どうしたのでしょう。遊んでいるわけにもいかないので、部屋に戻ったのですが、撮影した写真をよく見ると、営業開始が朝10時に変更されています。
「8」の部分を無理矢理「10」に直したので、文字間隔がおかしくなっています。10時半頃に別な用で近くを通った時には、室内の照明も、回転灯もちゃんと点いていました。
ま、10時からの営業なら理解できるかな。
■4月10日(水) ほっかほっか亭からの帰り道、センセイを待ち受けるのは「野々市発 新B級グルメ
チキンぼう」
今日は見たままのお話。
西村センセイ、3輪バギーに少し驚かされながらも当初目的通り、ほっかほっか亭でお弁当を購入。実は1日から今日までがキャンペーン期間でだったのです。
ごはんが暖かいお弁当を右手に、店の前の押しボタン式の信号を渡ったセンセイを待ち受けるのは、ジャンカレー。入口の左側には、大きく「野々市発 新B級グルメ チキンぼう」とあります。要するに鶏の唐揚げらしい。
お肉は、人参を逆さにしたような形状をしています。最初は骨付き肉だと思ったのですが、もしかしたらそうではなく、鶏肉を棒状にしたものかもしれない。
でもそんなカットって、可能かなぁー......などと、妄想を膨らませてしまいます。壁の派手なペインティングや、やや時代遅れの感すら受ける商品の宣伝など、「いかにもB級...」という印象。
見事に徹しきっています。もしかすると、それこそまさにお店のねらいなのかもしれない。
ホンネで語ることができる分、売る側にも買う側にも敷居が低い。万一失敗しても「B級ですから」と逃げることができそう。
上から目線になったその瞬間が、ジャンカレーの術に堕ちた時......。センセイの読みが当たっているかどうかは別にして、次々と新しいものや事柄に挑戦しようとするお店の姿勢にはホント、頭が下がります。
■4月9日(火) おぉ、BMWと同じだ... ──ちょっと変わった3輪バギーを見かけました──
今日からセンセイの講義が始まりました。
午後最初の時間帯なので、早めにお昼ご飯を食べておく必要があります。講義、特に各クラスの初回の講義は気力と体力をかなり使うのです。
例によって大学近くのほっかほっか亭へ。お店の前に来た時、背後からちょっと変わった音が聞こえてきました。バイクが迫っているのですが、その音が奇妙。
中型車以上のドドドッという重い音ではなく、かといって125cc以下のビーという鳴き声のようなものでもなく......。不思議に思って振り返ると、音の主は見慣れない三輪車でした。
「バギー」と呼ぶべきかもしれません。不思議なのはその形状。前輪が一つで後輪が二つの、子供が乗る三輪車を大きくしたようなものは時々見かけます。
でも今回のものはその逆。最初は前輪で駆動しているのかなと思ったのですが、そうではなく後輪です。チェーンがついています。
この辺の形状は二輪のオートバイと似ています。前輪は操舵に専念させ、後輪で駆動する仕組みはBMW車と同じです。ナンバーは白ナンバー。
排気量は意外に大きいようです。加速も良くて、青信号に変わると、その奇妙な音を立ててグイグイと進んでいました。
それにしても、こういう形にするメリットって、何なんだろう......。もしご存じの方がいらっしゃったら、ぜひ教えてください。
■4月8日(月) このソニーと、あのソニーはまったく別物 ──業務用有機ELモニターが出荷2万台を達成!!
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もしかしたら、今日は4月1日だったんじゃないか......。
冗談抜きで、センセイがそう疑うほどのニュースが飛び込んできました。業界の動向をきちんと追いかけている人には必ずしもそうじゃなかったのかもしれません。
でもセンセイは、ホントびっくり。報道によるとソニーが、ラスベガスで開催される国際放送機器展「NAB Show 2013」に56型(インチ)および30型の業務用有機ELモニターを展示するというのです。((c)ITmedia, Inc)
いずれも解像度はいわゆる“4K”。特に「30型については2014年中の発売を視野」とのこと。欲しい!!何度もお伝えしているように、センセイは金沢のアパートで“PVM-2541”という25型業務用有機ELカラーモニタを1年ちょっと前から使用しています。
購入価格は50万円ちょっとでしたが、でもその圧倒的な画質を考えたら、正直、それでも安い。液晶などと違って大量生産は難しいと思いますが、量産がが進んだら価格はざっと、1/2〜1/3程度になるんじゃないでしょうか。
それなら業務用──放送局用は高すぎて買えない──の30型にも手が届くかも。でもセンセイが一番驚いたのは、ニュースの中の違う部分。
センセイが購入した“PVM-2541”を含む放送業務用有機ELモニターがすでに、累計2万台を出荷しているというのです。
当然、全世界向けを合計してのはず。全世界で2万台だったら、普通のテレビとの比較にはなりません。でも主な出荷先は放送局やプロダクションなど。
そこでの最終チェック用のモニターがどんどんソニー製の有機ELに置き換わっていると推測されます。
理由は簡単で、(高いけど)高品質なので代わりが存在しない。これしかない......。ある分野を引っ張っていく人たちが皆、「これ、違うよね」と賛同しているようなものなのです。
正直なところ、ブルーレイ・レコーダーを除いてここ20年くらいのソニー製品には魅力を感じなくなっていました。
西村センセイ、実際、何も買っていません。ただしそれは民生用機器の場合。放送用・業務用機器については──多少のブレはあるけれど──やっぱり、他国はもちろん、国内他社の追随を許さないものがあります。
このソニーと、あのソニーはたぶん、全然違う存在なんでしょうね。
■4月7日(日) 柏崎観光協会の事務所が柏崎駅に引っ越してきた!! ──センセイは2週続けて車で金沢へ──
ご存じの通り低気圧の発達に伴って、一昨日から日本列島は大荒れの天気。新潟も昨日の昼過ぎから風と雨が強くなってきました。低気圧はすでに通り過ぎたのですが、吹き返しの強い風が予想されています。
そのピークは今日の午後から夜。先週と違って今週は、電車で金沢へ往復する予定で、すでに特急券も確保済だったのです。でもJR線ではすでに、昨日から運休が発生しています。
新潟から金沢へは快速列車と各駅停車を数本乗り継ぐのですが、昨晩のうちに(直接には利用しない)直通特急列車の運休が、そして今朝になってセンセイが乗車するつもりの快速列車の運休が発表されました。
他の列車を乗り継いでもいいのですが、学期の始まりということもあり、月曜の朝には確実に大学へ出勤している必要があります。やや不本意ではありましたが、2週続けて車を利用することにしました。318iは、すっかり上機嫌。
でも金沢へ向かう前に、特急券を払い戻しておく必要があるので、まず柏崎駅へ。今日は日曜日なので、「びゅうぷらざ」は営業しておらず、1つだけの窓口の前には長い列。
意外なところでは通学定期を新たに発行してもらう人が2組いました(親が同伴だった)。新年度に入ったことを実感します。かなり待ってから用件を済ませてると窓口を出ると、その反対側に見慣れないものが。
センセイが最後に見た時は工事中だっのです。ここでやっと数日前の地方紙の記事を思い出しました。柏崎観光協会が駅の改築を機に、駅舎内に移転したのです。(写真右側)
これまでもその窓口の一つである観光案内所が駅前にありました。それが数年前、改築前の駅舎内に入居して活動していたのですが、いよいよ、本格的に引っ越してきた、というわけです。
休日の今日も、女子職員が1人詰めていました。かつて「びゅうぷらざ」だった場所(パンフレットの左側)は待合室として再整備され、裏の売店とも繋がって、雨に濡れずに行き来できるようになりました。
まぁ、使いやすくなった、ということなんだろうなぁー。ちなみに、いつもと同じ運転だったのに、今日の燃費は約1.5km低下して15.9km/L。時速に換算して数十km/hに相当する強い向かい風の中を走ったからでしょう。
そしてセンセイが直江津駅から乗車するはずだった各駅停車は、強風で運休となってしまいました。特急は運休しているので、各駅停車を乗り継げば何とか真夜中にたどり着けたかもしれませんが、明日からの仕事のことを考えると、まぁ、車を利用したのは妥当な判断だったかな、と思っています。