2013年6月8日更新(2013年6月16日ページ移動。2016年8月12日一部写真削除)

──2013年6月第2週のニュース──

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6月8日(土) せっかくなので、本場の博多ラーメンを食べてみたのだけど... ──春のツアー、ひとまず終了──

 ......と言っても、豚骨ラーメンの写真は登場しません。撮影していないので。

 3週連続の春のツアーの目的地は博多でした。センセイが関係している(こちらこちら)セミナーが開かれたのです。講演内容は違いますが、先月、都内で参加したものの続きです。
 博多到着はお昼過ぎ。

 まず駅からちょっと離れた会場を確かめます。サラリーマンにとって遅刻は厳禁なのです。関係者に挨拶してから昼食に出かけます。久しぶりの博多。
 せっかくなので、「いかにも博多」というものを食べたい。

 会場周辺を歩くと、目に入ったのは複数の松屋や回転寿司店、うどん店、あるいはモツ煮の店など。どうやらモツ煮は博多の人にはなじみ深い食べ物らしい。

 ふだん積極的には肉を食べないセンセイですが、どうしても適当なお店がなかったら、モツ鍋うどん(?)を......と思ったら、博多ラーメンのお店を発見。
 ドア越しに店内の様子を観察してから入店しました。

 入ってみると、店内には壁一面に色紙が。このお店を訪れた有名人のもののようです。これならさらに期待できるかも。

 注文の際、麺の柔らかさを訊ねられました。本当は固めが玄人好みらしいのですが、「普通」と返答します。

 程なく届けられた豚骨ラーメン、最初に感じたのは沖縄そばに似たスープ。香りと味に共通性があります。
 「博多ラーメン」と銘打っていても、東日本では経験できない味です。

 肝心の麺はというと、まず形状は例によって素麺のようなストレート細麺。

 「普通」とお願いしたんだから、ちょっと柔らかめのものが出てくるんだろうなぁーと思っていたら、これが予想外。
 固いし、とても細いのに、麺の中にまだ芯のような粉っぽい部分が残っているし。

 替え玉も頼まずにお店を後にしたのですが、会場に戻ってからじわじわと油っぽさが迫ってきました。

 どうもお店の問題というより、センセイの老化が進んでいて、油っぽいものに弱くなっているため、本当は美味しいかもしれないのに、その美味しさを体が理解できなくなっているようなのです。
 トホホ。



6月7日(金) 来週帰ってきた時、この街は凄いことになっているんだろうなぁ ──もうすぐ「えんま市」──

 センセイは3週連続で週末にご出張中。ただし今回は移動に問題が発生しました。

 今回は広島よりもさらに西へ移動するので、先々週同様、自宅から東京に出て、夜行寝台特急「サンライズ」に乗り、翌朝、優雅に岡山へ到着する計画を立てたのです。
 目的地には早めに到着するので、ゆっくりと美味しいものを食べられる......はず。

 ところが、今回はA個室を確保できなかったので、先々週乗車した際に、自分が乗るB個室を確かめてみると、妙に煙草臭い。駅員さんの手配ミスで、喫煙車両を指定してしまったのです。
 センセイにはとても耐えられそうにありません。

 広島到着後に乗車変更を申し出たのですが、金曜日の夜はいつも満席とのことで、変更はできませんでした。利用率は予想していたより高いんですね。
 でそこでやむなく乗車をキャンセル。今回はJR西日本の瑕疵
(かし)なので手数料はかかりませんでした。

 というわけで今回は、あまり好きでない新幹線をメインとした、冴えない行程となりました。
 トホホ。

 気を取り直して自宅を出発し、柏崎駅へ向かいます。

 途中、新市民会館「アルフォーレ」を通過するのですが、周囲はご覧のようにトコナデシコなどの花が満開。
 もちろん土砂が風で飛び散らないように、種を散布したものです。

 ここ柏崎市では来週末、地域最大のイベント「えんま市」が開かれます。

 老若男女を問わず(!!)、地域住民のDNAにしっかり刻み込まれた行事で、信じられない数の人々が旧市街地に集まります。
 センセイも本番の15日(土)の夕方に、自宅へ戻るため柏崎駅へ降り立つ予定。

 当日は、凄いことになっているんだろうなぁー。



6月6日(木) このままずっと乗っていようかなぁ... ──BMWのディーラーに立ち寄りました──

 いくつかの所用が重なっているので、昨日は夕方の会議での司会を終えてから、新潟の自宅へ戻りました。もちろんたどり着いたのは深夜になります。
 なぜだか良くわからないけど、318iはとてもご機嫌が良い。

 エアコンを入れ、電力を消費する前照灯を点灯し、さらには空気抵抗が大きくなる高速道路を全体の半分ほど利用しているにもかかわらず、ピーク時には19.0km/Lという超低燃費。
 最終的には18.0km/Lになりましたが、それでも俄には信じてもらえないレベル。

 何時間か睡眠を取り、再び318iで新潟県内数カ所へ赴きます。その一つがBMWのディーラー。

 一昨日、バックで駐車しようとして、普通のものより背の高い車止めに後輪のマッドフラップ(泥よけ)が接触してしまい、ネジが外れて宙ぶらりんになってしまったのです。

 クレームというわけではないのですが、ディーラーに提供しようと思っていた情報がもう一つ。
 それがハンドルの円形で示した部分。

 ここは一体成型で形成されているのですが、他はきちんとした硬さを確保しているのに、この端の部分だけ妙に柔らかい。
 購入直後から気づいていたのですが、何年かが経過すると局所的にグニャグニャになって、状況によっては指先がベタつくほど。

 おそらく樹脂の素材と固化剤を温度をかけて型に流し込む際、端だということもあり、両者がうまく混合できていなかったからだと思います。

 かように細かい問題はいくつか存在するセンセイの318Iですが、基本的にはとても良くできてます。
 不具合を正直にお伝えするのも、そのためです。

 成人した娘がこの夏に運転免許を取得する見込みであることもあって西村センセイ、彼女が運転に慣れたら(=自動車をぶつけることの意味を体験したら)、走行距離約108,000kmを越えたこの318iを買い替えようかと思っていました。
 でも、これだけ良くできたものを見せつけられると、買い換えの意欲は失
(う)せてしまいそう。

 何度かお伝えしましたが、こんなものを実際に、しかも大規模に造ってしまう人たちにはとても対抗できそうにありません。もちろん単なる優越の意味ではなく、畏敬の念を込めてです。

 ちなみに、マッドフラップの件は、「内部が空洞になっており、水抜きの穴はあるのだが砂がたまってしまい、その重さで外れたのだろう」とのこと。
 外れていないものを含めて再点検。しかも料金は不要(固辞)とのこと。

 あまりに申し訳なかったので西村センセイ、純正品のウィンドウォッシャー液を購入したのでしたが、その価格は735円。領収書の発行などを考えると、かえって仕事を増やしてしまいました。
 恐縮するばかりのセンセイなのです。



6月5日(水) 正直なところ、ご縁は... ──JR東日本が豪華寝台列車を新製すると発表──

 今日は予定を変更して、鉄道の話題を。2日続けてになりますが、悪しからず。

 報道でご存じの方も多いと思いますが、JR東日本は昨4日、豪華寝台列車「クルーズトレイン」を新造し、2016年春に同社管内を皮切りに営業運転を開始すると発表しました(プレスリリース)。((c)毎日新聞社)
 最初の印象は、「JR東日本よ、お前もか......」。

 と言うのは「鉄っちゃん」だけでなく、一般の旅行ファンにもJR九州が今年10月から運行する予定の観光寝台特急「ななつ星」が大変な人気となっているのです。乗車券を入手するのに、最高70倍以上もの競争率とか。
 まだ運行を始めていない列車が、ですよ。

 しかも先月4日には、JR西日本が同社管内の世界遺産をめぐる同種寝台列車導入を検討中と報じられたばかりです。
 つまり2匹目どころか、3匹目の泥鰌。

 もちろん大企業が思いつきで数十億円の投資をするなんてあり得ません。数年前から検討されていたのでしょう。

 実際、昨秋発表された同社の「グループ経営構想V 〜限りなき前進〜」には「観光立国の推進」として「鉄道ならではの魅力ある旅の提案などを目的とした、新たな豪華列車の導入」と明記されています。

 それはそれとして、今回の発表には興味深い点があります。車両の形式です。JR各社は電化区間と非電化区間を抱えています。
 風光明媚な場所はどちらかというと後者に属します。

 例えば国鉄民営化後初となる寝台列車「カシオペア」──センセイはまだ乗ったことがない──は、ただの客車。
 電化区間では電気機関車が、道南の非電化区間はディーゼルカーが牽引します。

 「ななつ星」は川崎重工が開発、製造し、北海道では普通に見ることのできるJR貨物のDF200形式電気式ディーゼル機関車──エンジンで発電し、モーターを駆動する──を母体に機関車を申請するそうです。

 で、今回のJR東日本はというと、DF200を進化させた(?)、電化区間は架線からの電力を使って、そして非電化区間はディーゼルエンジンで発電して、モーターを駆動する方式らしい。
 なるほどねぇ。

 面白いとは思うし、人気も出るんだろうなぁーと予想できるのですが、センセイ個人としては、ご縁はなさそう。

 これって、「クルーズトレイン」に颯爽と乗り込むお客さんよりも、センセイの方が古い、ということなのかもしれません。



6月4日(火) 2年3ヶ月 ──東北本線から仙山線への渡り線を再確認しました──

  仙台ツアーの話題も最終回。鉄道ネタです。

  センセイが仙台入りに利用した「リゾート みのり」は、小牛田(こごた)駅で陸羽東線から東北本線を南下します。

 帰宅の時間帯に入るのでホームには沢山の人がいますが、みんなが乗るのは「いつもの電車」なので、不定期運行のこの観光列車に乗り込む人は皆無。
 時差ボケのような感じに襲われます。

 大崎平野を過ぎると山間に入ります。愛宕駅の手前から進行方向左側(東側)に線路に沿った細い道路が出現します。鉄橋の造りでわかるのですが、これが旧東北本線(利府(りふ)と愛宕駅を結んでいた)。
 あらかじめ知っていたのではなく、車内に置いてあるJR職員手作りの資料で知りました。

 次の松島駅付近からは途切れ途切れにですが、仙台湾を望むことができます。

 センセイが見た限りでは、港や漁船、筏などに東日本大震災の跡を見つけることはできませんでした。
 本当はかなりの部分が水浸しになったのでしょうが。

 松島駅を過ぎると東側に、最初に架線が、そして単線の線路が見えてきます。これは仙石線。今回は両線の渡り線もしっかり撮影できました。
 東日本大震災の前年にセンセイは、この場所を逆から見ています

 写真ではわかりづらいと思いますが、写真奥などに藤がたくさん咲いていました。そこだけを見れば、まるで何事もなかったかのよう。
 でもセンセイが訪れた女川駅はまだ再建されていません。

 そもそもセンセイがかの地で出会った人のかなりが、あの状況下で受難しているはず。
 まるで「何事もなかった」かのようにしたがる人たちには、見えないか、あるいは見なかったことにしたい光景なのでしょう。

 取りも直さずそれは、彼らが無能か悪人であることを意味しているのですが。



6月3日(月) センセイだけじゃないんだぁ... ──仙台市営バスの中で気づいたこと──

 自宅に戻ってから、車で金沢へ移動しました。このところ長いネタが続いてしまっているので、今日は見たままの話題を手短に。

 今回訪問した東北大学川内(かわうち)キャンパスは、仙台駅からちょっと離れたところにあります。工事中の地下鉄が完成すれば仙台駅とキャンパス内の新設駅が直結されます。
 でも現在はバスで15分ほどかかります。

 もともと東北大学には何回も来ているし、昨年末も2回(こちらこちら)訪れているので、個人的にはバスを利用することには不便を感じていません。
 今回もいつものように乗車。

 発車まで少し時間があったので、ふと上を見上げると、楽天イーグルス(東北楽天ゴールデンイーグルス)やベガルタ仙台の宣伝が。
 ここは仙台だぁ。

 そういえば、バスと併走していたタクシーの側面に、助手席のドア全体を使って「今日は楽天の試合があります」という意味のステッカー(?)が張り出されていたっけ。
 ......あれっ?

 つり革が、三角形。

 西村センセイ、国電に立って乗る時など、周囲に迷惑にならない時二つの吊革を重ねて写真のようにして使うことがあります。
 この方が前後方向の揺れを抑えることができるからです。

 でも、最初からこのように作られている吊革を見るのは初めてじゃないかと思います。ただしお伝えしたように、センセイは最近もこの仙台市営バスを何回か利用しています。
 だから単に忘れているだけなのかもしれません。

 それならそれで、別な意味で恐いこと。それにそもそも、「手短」じゃないし。



6月2日(日) 西村センセイ、iPhone 5に助けられ、iPad miniに泣く

 今回の学会はセンセイにとってメインの学会であるだけでなく、我が国の高等教育および高等教育政策に大きな影響を与えている学会です。要するに、ハイレベル。
 (センセイなんかよりはるかに)優秀な人が集まっているし、議論のレベルも高い。

 そのことを初日で思い知らされた西村センセイ、晩の懇親会に参加するつもりで参加費も払ってあったのですが、出席を断念して発表スライドを大幅に作り直すことにしました。
 今日のセンセイは午前中が司会の仕事で、午後が自分の発表。

 司会者にはあらかじめ必要な情報が電子メールで配信されています。センセイもそれを印刷しておいたのですが、出発時にバタバタしていたので、大学に忘れてきてしまいました。
 出張先なので、ここでの印刷は難しい。

 そこで指示文書のPDFファイルをiPhone 5に“Book”としてコピーします。それを見て、必要な事項を参照しながら司会しようというわけです。去年の秋に、「メモ」を使ってスピーチ原稿を確認したのと似ていますね。
 iPhone 5に助けられた、そんな感じ。

 ペアとなるもう一人の司会の方はセンセイも良く存じ上げている──というより一緒に仕事をしている──方なので、コンビネーションは問題ありません。

 しかもここで、お手伝いをしてくれている才能ある女子大学院生が、何とiPod miniを持ち出してくれました。
 講演のタイマーとして使うというのです。そういうアプリがあるんですね。

 写真は開始時の状況ですが、指定された時間が経過すると定められた回数の鐘──とてもリアルでした──が鳴るだけでなく、時間表示の色が白色→黄色→赤色と変化します。
 しかもある程度の面積があるので、お手伝いの大学院生にも、司会者にも、そして発表者にも一目瞭然。

 というわけで、午前中の司会はほぼ完璧。しかし後になって考えてみると、これが午後の油断を招いたらしい。

 実際にご覧になった方はある程度ご賛同いただけるのではないかと思いますが、センセイのプレゼンテーションはあまり大崩れすることはありません。
 「自分だけわかったつもり」という指摘は良く受けますが。

 スライドは作り直したし、午前中のセッションで参加している会員の様子もわかったし......と思って、マイペースで発表を始めると、時間経過が良くわからない。
 昨晩、説明のスライドを挿入したので、その増加分をカバーすべく説明を急いでペースが乱れたのが理由の一つ。

 そしてもう一つの理由がiPad mini。

 加齢に伴いセンセイの視力が落ちていることもあって、発表者の位置からだとiPad miniの画面は小さいので、必要な情報がよく見えないのです。
 そのうちに鐘が鳴ったので、急いで発表を終えました。

 ところが何と、先ほどの音は発表終了時刻前の予鈴。センセイがそれを終了の鐘と勘違いしてしまったのです。発表時間はまだかなり残っていたのでした。
 トホホ。

 でもまぁ、よく考えてみると、普段忙しくて、何をどのように伝えるかという発表準備を十分にできなかったことが根本原因。

 だからやっぱり、iPad miniのせいではないのです。

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