2014年8月9日更新(2014年8月17日ページ移動。2017年7月15日写真削除)

──2014年8月第2週のニュース──

バックナンバーはこちら

8月9日(土) 今年は学生諸君と一緒に、長野色115系電車で通勤通学!!

 センセイは大学から特別の許可をもらって、前任校で火曜日から今日まで集中講義を行っていました。今は最終のテストを終えて、また県内でいくつかの私事を片付けて自宅に戻ったところ。
 この集中講義、いつもは大学が手配した近くのホテルに宿泊するのです。

 ところが今年は、中学生の体育行事と重なってしまったそうで、市内のホテルは満杯とのこと。保護者も一緒に──もちろん別室──で宿泊するのでしょう。
 110kmほど離れた自宅から毎日通勤することも考えたのですが結局、新潟市内に宿所を確保してもらいました。

 両市は約25km離れています。つまりどうやって通勤するかが問題。でもそこはやはり西村センセイ。
 車を大学に残して、迷うことなく電車を利用することにしました。

 写真は初日の下校時(!!)に、最寄り駅であるJR白新線佐々木駅で撮影したもの。大学とこの駅の間にシャトルバスが運行されているのです。
 正確に言うと、23年前、センセイがデータを示しながら大学を説得して、運行してもらったバスです。
 えっへん。

 新発田駅からやって来たのは長野色115系電車新製E129系車両が配備されるまでの短期間、目にすることができる光景です。

 ふだんは教える機会がない科学の歴史を、しかも初対面の学生──ただし一部は去年受講している──を相手にしての講義。
 まず学生諸君の反応に驚き、そしていつの間にか教える/学ぶことの意味を考えさせられています。

 そうそう、1名を除き、学生諸君は最後の最後まで出席してくれました。



8月8日(金) 使えます、気象庁の「高解像度降水ナウキャスト」。まだ少し不安定ですが

 報道でご存知の方も多いと思いますが、気象庁は「高解像度降水ナウキャスト」の公開運用を始めました。モバイル版もあります。

 センセイは開始前日、テレビニュースで知ったのですが、ちょうど今回の出張と重なっていたので、ホテルへ戻ってからさっそく試してみました。これが実にすばらしい。
 ただしまだ、やや不安定な部分が残っていますが。

 気象庁はもともと、レーダー・ナウキャストというシステムを運用していました。自動車を使わないことが多いセンセイにとってはありがたい存在でした。
 詳細については気象庁による解説をご覧頂きたいのですが、要するにそのシステムがものすごくパワーアップしたらしい。

 写真は今晩の金沢工大付近の様子。左上に日時がスタンプされています。((c)気象庁)

 図中の黒い実線は自治体の境界線。中央やや左上にある閉じた部分が野々市市。右側は金沢市です。
 海岸線と、富山県との県境も見えています。

 青や黄色、そして橙色は降水状況(指標は右)を示しているのですが、大学付近はかなり強く、右側の山間部では、場所によっては「バケツをひっくり返した」ように激しく雨が降っています。
 現在は新潟市に滞在しているので、現地をこの目で確かめたわけではないのですが。

 惜しむらくは、小さな野々市市などはともかく、金沢市なんかだとどこを見ているのかわからなくなります。
 最低でも緯度経度が表示されるなどしないと不便だと思います。

 地図と重ね合わせることができればとても便利なのですが、民間の地図だと著作権の問題があって、使いにくいんだろうなぁー。
 ......だったらお役所が制作した地図と重ねればいいと思うのですが。 



8月7日(木) これが、ここに。ナシテ?! ――北陸本線の電車からしか見えないもの――

 一昨日と昨日は食べ物つながりだったので、今日は昨日を受けて糸魚川(いといがわ)ネタを。見たままの話題です。

 金沢から電車で首都圏や新潟へ向かうためには通常、特急「はくたか」(越後湯沢行)あるいは「北越」(新潟行)を利用することになります。前者は比較的新しく、後者は廃車寸前の老朽車両。
 違いが際立つのは、糸魚川駅を発車してしばらくしてから。

 駅のホームを離れる頃から、電車は目一杯加速するのですが、ある場所で急に静かになります。
 東隣の梶屋敷駅との間に、電源切り替え区間(「デッドセクション」)が存在するため、モーターでの加速を止めるのです。

 でもおそらく、「はくたか」の乗客は何も気づかないと思います。だってほとんど何も変わらないので。
 他方、「北越」の乗客には、「室内灯がしばらく消灯する」旨のアナウンスが入ります。

 電灯が消えた車内で、ぼんやりと左側(北側)を見ていると、倉庫(?)の一角に写真の車両が。最初は何だかわかりませんでした。
 ご覧のように、業務用の雪上車です。そんなものがナシテここに?!

 西村センセイ、いろいろ考えました。近くに南極観測用の車両を製造している工場があるんじゃないかとか。でも、どうも違う。
 極寒用ではないのです。

 結論から言うと、この近くのスキー場などで、場内整備や緊急用に用いられていた車両じゃないかと思うのですが......どうでしょう。



8月6日(水) 味の決め手は... ――ご当地B級グルメ「ブラック焼きそば」を初めて食べてみました――

 「加賀白山うどん」で思い出したので、忘れないうちにご紹介しておきたいことがあります。

 割と最近、新潟県西部の糸魚川(いといがわ)市で、ご当地B級グルメ「糸魚川ブラック焼きそば」(写真)を初めて食べる機会があったのです。
 「糸魚川ブラック焼きそば」は市内飲食店などによる「糸魚川うまいもん会」が地域活性化を目指して開発したご当地B級グルメ。

 イカ墨を使った真っ黒な麺――目玉焼きの下の黒い物体――が特徴。開発直後に新潟県内のご当地グルメNo.1に輝くなど、県内では比較的良く知られた存在です。
 ただしセンセイは、これまで直接接するチャンスに恵まれませんでした。

 先日、短時間ですが糸魚川で列車を乗り換えることに。しかもその時間が微妙で、しかも昼食の時間帯。

 そこでこの機会に、糸魚川駅に隣接する「ヒスイ王国館」内の「タウンいとよ」で「糸魚川ブラック焼きそば」に挑戦してみました。
 白状すると、お昼を頂くために入ったお店で「糸魚川ブラック焼きそば」を思い出した、というのが実態なのですが。

 他は知らないのですがこのお店の場合、値段は800円。ちょっと高めという感じがします。
 調理音がして、程なく届いたのが写真。目玉焼きが乗っているんですね。

 強烈な目玉焼きのインパクトから覚めてから、やっとブラック焼きそばの本来の意味を思い出します。「麺はどこにあるんだぁ」という感じ。
 もちろん写真中央にしっかりと存在しているのです。

 でも、予想外に真っ黒――びっくりしました――なので、その存在になかなか気づくことができないのです。でも一口食べてみると、これまでのことなんて、吹っ飛んでしまいます。
 最初の印象は、「甘い」。

 ただし薄っぺらい甘さではなく、奥が深い。すぐに美味しさの第二波が襲ってきます。フワフワしたふくよかな感じ。何だろうと少し考えた結果、それが「イカミソ」であることに気づきました。
 麺にイカ墨を用いただけでなく、味付けにイカミソも使っているんですね。

 これを毎日のように食べるかどうかは別。センセイ個人に限っていえば無理。しかしこれだけの商品をチームで開発してきた関係者の努力を賞賛しても、し足りないことはないと思います。

 自分の本来の守備範囲(+α)前後で、「与えられた条件下で、状況をできるだけ良くしよう」と考え、そして実際に努力している人達がいます。しかも大勢。
 「こういう人達がいる限り、この社会もまんざら捨てたもんじゃないよな」、と思えてきます。どうでしょう。

 以下は、やや下ネタですので、念のため。

 美味しく頂戴した糸魚川ブラック焼きそばですが、どうやら人類はイカ墨成分を分解する能力を持っていないようです。そのため、「糸魚川ブラック焼きそば」を食べた半日後から、トイレで驚くような.......(以下省略)。
 大丈夫です。ふだん通りの健康チェックだと思ってください。



8月5日(火) 「加賀白山うどん」に再び会えるのだろうか ――金沢駅「ふれあい館」一時閉店――

 大学の許可を頂いて、センセイは現在新潟市内に滞在中。でもお伝えするのは出発前の金沢の様子です。

 「それ」を知ったのは夜のテレビのローカルニュース。金沢駅構内で長く営業を続けてきたそば・うどん店「そば処 加賀白山そば」が、入っている建物「ふれあい館」改修工事のため、7月末で一時営業を中止するというのです。
 うどん店の閉店そのものはまったく予想外。

 でも「ふれあい館」については数ヶ月前から妙な違和感を覚えていたのです。一言で言えば、やる気がない。ただし経営者の意図に相違して怠けている、というわけでもない。
 ......何なんだろう。

 それとは別に、お伝えした駅ビル内の商業施設「あんと」オープンに伴って、改札口前に設置されていたお土産店の仮店舗は閉店しました。
 だから仮店舗をすぐに撤去するはずだと思っていたのです。

 ところがその後、仮店舗の一部をベーカリーなど今までとは別なお店が使っています。ナシテ!?
 もっと早くに気づくべきだったのです。

 来春に迫った北陸新幹線開業に合わせて、金沢駅ビル内の商業・飲食施設全体を、玉突き状態で改装しているんですね。
 残念ながら「加賀白山そば」は水やガスを使うので、仮店舗での営業が叶
(かな)わなかったようです。

 改めて金沢駅へ入ると、ご覧のように「ふれあい館」は一時閉店中。「そば処 加賀白山そば」は左奥にありました。

 白状すると、東日本(醤油味ベース)出身のセンセイとしては、出汁の強いこのお店は美味しさはわかるものの、「通う」というほどではありませんでした。ただし、客観的には来客の大半がリピーター。
 つまり金沢市民にとって、チャンカレや香箱同様、ソウルフード(のはず)。

 センセイとしてはもちろん新しい駅舎で...と願っているのですが、客観的には数年前に金沢駅ホーム上売店から撤退し、1月末にはかなり流行っていた駅舎内(2階)売店も閉店。
 現在、金沢駅ビル内での営業はありません。

 富山・金沢は、来春に迫った北陸新幹線開業を心待ちにしています。

 この地域の人々のその想いは、それはそれでよくわかるつもり。しかしセンセイとしては、その基盤となるべき「金沢の常識」が、変わりつつあるのかもしれないと思っています。
 さて、どうでしょう。



8月4日(月) 剥がされた壁紙の裏の状況は案外、借り主に似ているのかもしれない

 感覚の鋭い方はきっと、「あれっ?」て感じられたと思います。だって昨日、センセイは「金沢に戻ってから・・・アパートでとにかく休息」したのですから。エアコンが故障したはずなのに。
 ご明察。

 都内出張の前に修理──というより新品に交換──していただいたのです。故障が発覚した翌日の朝イチに管理する不動産屋さんへ連絡し、お昼前には工事業者から日程調整の連絡がありました。
 今頃が工事や修理のピーク。

 意外にも時間帯によってはその日のうちに工事が可能とのこと。でもセンセイの都合が合わず、結果的に1日(金)の午前中にお願いすることになりました。比較的早い対応です。
 感謝、感謝。

 しかしながらそれから数日はホントに大変でした。田舎の家なら窓を開けっ放しにできるし、都会でも夕方から窓を開けてもらえれば、帰宅時には何とかなります。

 でもアパート住まいの学生諸君と同じく、一人暮らしだと、仕事を終えてアパートのドアを開けた瞬間、ムワッという湿った、そして「熱い」空気が襲ってきます。
 風のある日はまだ良いのですが、一晩、無風の日があって......武士の情け、お察しの程を。

 工事の日時が決まったら、もう一つしなければならないことがあります。勤務先への届け出です。いえ、エアコンが壊れたことそのものを報告する必要はないのです。
 でも打ち合わせた結果、工事には2、3時間かかるとのこと。その間の立会が必要なのです。

 隣に住む大家さんにお願いしてもいい──別な件では実際にそうした──のですが、今回は無理とのこと。講義や会議はないので、いわば実害はありません。
 でも所定の勤務時間内に大学を一定の時間離れることになるので、その旨を申請しました。

 さて当日、約束ぴったりの時刻にやってきたのは元気のよいガテン系のオジさん。センセイとほぼ同年齢とのこと。
 いろいろ細かい問題はあったのですが、てきぱきと片付けてくださりました。

 その過程で気づいたことがあります。写真は故障したエアコンの室内機と、その裏にある大きな取り付け金具を外したところ。
 初めて見ました。

 エアコンの形をした部分の外側は現在の壁紙。よく見ると、室内機の形に切り抜かれているのです。
 その下は、というと、壁の板材ではなく、壁紙。

 つまり前の人が使っていた時の壁紙の上に、重ね張りしているのです。しかもそれは、酷く汚れています(実物はもっと濃い色)。
 つまり汚れを落としきれないまま、それを隠すために壁紙を上から貼っているのです。

 センセイがこのアパートを借りたのは12年半前。金沢工大出入りの不動産屋に適当な物件がなく、諦めかけていた時にこの物件を紹介されました。基本的には良かったと思っています。
 でもいくつかの問題があったことも事実。

 その一つが、妙な臭い。煙草のヤニや油が酸化した臭いではなく、何だかもっと古びた臭い。だからこそ、しばらく借り手がなかった──らしい──んだと思います。
 もちろん時間の経過とともに、その臭いは薄くなっていきました。

 でも壁紙の裏に隠れていた「事実」を目の当たりにすると、「やっぱりなぁ。こういうことだったんだぁ」という感じ。昔はともかく、センセイがお借りしている12年半はとても綺麗にしたまま使っています。
 でも、ふと気づいたのです。

 この汚れ具合と、借り主の状況って、見かけはともかく、案外、よく似た部分があるのかもしれない......って。



8月3日(日) 西村センセイ、冷房の効き過ぎで体調を崩す ──明星大学での会合に参加しました──

 昨晩はこのページを更新できず、申し訳ありませんでした。正直なところ、それどころではなく、後述するようにホテルのベッドでのたうち回っていたのです。
 その原因は、効き過ぎた冷房。

 昨日は明星大学で開かれた、センセイらが事務局を務める学会に深く関係したシンポジウムに参加していました。学会長(雛壇左端)も基調講演とパネルディスカッションに参加。
 会そのものは非常に意義深いものでたくさん得るものがありました。

 特に、プログラムを経験した代表として出席した明星大学の学生さん(右端)のプレゼンテーションには皆が驚かされました。
 内容はとても良かったのですが......室内は寒々。いや、雰囲気ではなく、室温が。

 会の終了後は懇親会。こちらも得るものが多かったのですが、関係者同士、かなり本音で話していたため、後から考えるとかなり飲んでしまったようです。
 しかも懇親会後は学会長を含めて2次会に突入。

 週末の学生街。何軒か探した後に、駅前の飲み屋で空室を見つけたのですが、条件は「キッズルームですけど」。
 子連れのお客のために、滑り台などを用意した部屋です。もちろんOK。

 7人で2時間ちょっと飲んでいたのですが、ふと気づくと、センセイの腕がガタガタ震えています。
 「ピクピク」ではなく、物理的にかなり大きな動きを伴っています。

 ここでやっと我に返ったのですが、冷房が効きすぎているのです。しかもセンセイが座ったのは冷気が吹き出す場所。酔っぱらっているので、それに気づかなかったのですね。
 いつもならホテルにもどって飲み直し、その間にサイトを更新するのですが、とてもそんな状況ではありません。

 冷房を切っているのに、体が震えています。要するに風邪をひき始めているらしい。

 結局、冷房を切ったまま布団に入り、温かく──というより暑い──したまま休息しました。そのうち筋肉のみならず、内蔵も不調を訴えてきます。ビールどころではありません。
 それでも玉のような汗をかきながらも、身体を暖かくしていたのが奏功したようで、翌朝には体の震えは止まりました。

 ただし体調不調は続いたまま。帰りの電車はほとんど寝たまま。本当は金沢に戻ってから、大学で残っている仕事をするつもりだったのですが、アパートでとにかく休息。
 水分をかなり摂っているはずなのに、小水は少なく、色は真っ茶色。典型的な風邪の症状です。

 考えてみるとこのところ、仕事のミスやエアコンの故障などもあって、心身ともに疲れすぎていたようです。明日は大学で仕事をして、その後は再び出張。

 何とか体調を崩さないようにしなければ。

「最近のニュース」(最新版)へ
バックナンバーのトップページへ
トップページへ戻る