2015年5月23日更新(2015年5月31日ページ移動。2018年1月6日一部写真削除)

──2015年5月第3週〜第4週のニュース──

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5月23日(土) 485系原型国鉄色T-18編成のお別れ運転が、信越本線他で行われました

 しばらく入院中に気づいたことを写真入りでお伝えするつもり。治療以外にもいろいろ貴重な経験をし、看護師長さんと一緒に考えることもあったので。でも今日だけは鉄道ネタ。
 新潟で、お別れ運転が行われたのです。

 何度もお伝えしているように、3月14日の北陸新幹線開業で北陸地方の在来鉄道は一変。特急「はくたか」や「北越」、快速「くびき野」が廃止されました。
 それに伴い、余剰となった485系特急電車は大半が廃車。

 現在残っているのは新潟−糸魚川間を結ぶ快速列車用に残されているR-25およびR-28編成と、T-18編成のみ。こちらは485系の原型を保ち、しかも旧国鉄色塗装。
 鉄道ファンの間では有名な列車です。

 当然その動向が注目されていたのですが、先日JR東日本新潟支社から、本日および30日にお別れ運転を行った後、廃車となることが発表されました。
 今日はJR東日本関連の旅行会社が企画した団体列車。

 午前中に新潟を出発した後に信越本線を上り、直江津手前の犀潟(さいがた)駅で運転方向を変換。北越急行線を経由して六日町からは上越本線に入って湯沢まで行き、再度方向転換。
 上越本線・信越本線を下った後に新津から羽越本線に入り、新発田を経由して新潟へ戻るというもの。

 なお、30日は新潟−酒田間を往復します。つまりセンセイが住んでいる柏崎駅付近に関して言えば、今日の上り列車が最後の運行。これはもう、行くしかない。
 長い間、ずっとつき合ってきたご縁なので。

 今回、列車は柏崎駅を通過するのですが、手前の長岡駅の発車時刻と犀潟駅の到着時刻は公表されています。快速列車扱いなので、最高速度は100km/h。(特急は120km/h)

 自宅付近の通過時刻は正確に算出できるので、20分くらい前にHDビデオカメラと三脚を持って、徒歩で自宅を後にしました。
 いつもならデジカメで撮影するのですが、今回は最後なので動画で残したかったのです。

 線路脇の見晴らしが良い場所で待機していると、予想通りの時刻に、はるか彼方に前照灯は3灯、間違いありません。

 やがて付近の踏切警報音が鳴動(めいどう)し始めました。軽快な足取りでぐいぐいと迫った来たのは485系T-18編成。
 先頭は半室がグリーン車。乗客は僅か。続く普通車指定席も乗客は多くありません。

 ズームを引いてパンし、後ろ姿を追いかけます。写真は最後の6号車ですが、消灯している前照灯が2灯確認できます。
 一時的に北海道へ配置されていた1500番台の特徴。現存しているのはこのクハ481-1508だけですが。

 列車はまるで何事もなかったかのようにセンセイの目の前を通り過ぎ、柏崎駅へ入るカーブへ消えていきました。
 警報音は消え、遮断機が上がった踏切を車や自転車が通り抜けていきます。

 それでもまだ列車の音が残っていたのですが、それが聞こえなくなったところでテープを止めました。
 これから車で足を伸ばし、北越急行線内、あるいは上越・信越本線(下り線)内で撮影するという選択肢もあったのです。

 でもセンセイは病気から回復し、静養中の身。表現を替えれば蟄居(ちっきょ)謹慎中。

 それにそもそも、これらの区間はセンセイのふだんの行動範囲ではありません。いわば管轄外。自分の身の丈に合った、そして責任を取れる範囲で行動したかったのです。それがオトナ。
 昨今の日本はあれよあれよという間に、コドモだけの社会に変わり果ててしまいましたが。

 ちなみに今日の写真はビデオで撮影したものです。もちろん素性の良いデジカメの映像には劣りますが、SDビデオと違ってHDなら、これならまぁ、使えるかな、という感じ。
 どうでしょう。 



5月22日(金) ご心配をおかけしました。ホームページを再開します

 写真は今朝、久しぶりの出勤途中に大学図書館前の人工池で撮影したもの。男子学生と整備係の職員の方が向かい合うような格好で池を見ていたのです。
 何だろうと思って近づいてよく見ると、おぉ、カモの親子。

 岸にいた親ガモが池に入ると、後を追って次々と水の中に。でも、明らかに他より小さく痩せており、動きが緩慢な小ガモも1羽。
 学生も心配していました。

 さて授業のページで簡単にお知らせ──現在は削除──し、また受講生諸君には学内の連絡システムを使ってご連絡しておいたのですが、しばらくこのページを更新できませんでした。
 ニュースは2週間弱、授業のページは1週間ぶりの更新となります。

 今月に入るころから調子が悪かったのですが、最初は風邪だろうと思っていました。ところがどんなに休息しても一向に良くならない。
 それどころか、悪化するばかり。

 11日(月)と12日(火)の講義は何とかこなしたのですが、受講生の反応を入力する気力すらありませんでした。
 いつもならたいしたことないのに。

 12日は夕方から夜にかけて、センセイが趣旨説明をするためどうしても出席しなくてはいけない長い会議があったのですが、この頃になると誰が見ても変。
 翌朝、まず学内の診療所で受診すると、直ちに大きな病院へ行くよう指示。

 その足で最寄りの金沢赤十字病院へ行ったのですが、精密検査の結果、即入院。というわけで、13日(水)から昨21日(木)まで、同病院の内科に入院していました。
 診断は溶血性貧血。

 どこかで細菌の類が血液に侵入して赤血球を大規模に破壊し、血液が足りない状態が続いていたのでした。運転ミスもそれが招いたものだったんですね。

 センセイが入院していた間、講義は同僚が代わってくださりましたし、立場上の仕事は別な方が担当してくださりました。このような方々のおかげで治療に専念した結果、当初予想よりも早く退院が可能になりました。
 しばらくは(新潟の)自宅で静養させていただき、大学、つまり講義には5月29日(金)に戻ります。

 というわけで、ゆっくりとですがホームページを再開させていただきます。関係各位(+読者の皆様)に深謝。



5月10日(日) E/W7+E653 < E46 ──318iの不具合は、必ずしも「故障」とは言えないらしい──

 先週の大学での勤務はわずか3日間でしたが、量的にも質的にも厳しい内容だったので、センセイはヘトヘトになってしまいました。だから昨日帰宅する時は、これ以上ないほど安全運転に心がけました。
 自宅到着は夜。もちろん危険な場面はありませんでした。

 でも疲れていることに間違いはなかったので、今日から始まる週は往復ともにすべて自由席で北陸新幹線と在来特急を乗り継ぐことにしました。自宅−大学間は約240km。
 ひとまず「2日連続での長距離運転は避ける」という原則を立ててみたのです。

 でも今日のお昼、「外へ出たついでに、乗車券類を買わなきゃぁ」と思ったその時、何だか急に新幹線に乗る気が失せてしまいました。自分でも不思議だったのですが。
 頭の中で
E/W7(北陸新幹線「はくたか」)+E653(特急「しらゆき」) < E46(BMW 318i)という不等式が成立してしまったのです。

 敢えて理由を付け加えるなら、この機会に発進時に異音が発生している318iを金沢のディーラーEPM)で点検してもらおうかと思ったのです。新潟だと不在時に引き取ってもらうので、技術担当者となかなか上手くコミュニケーションが取れないのです。
 その点、もし金沢のお店が今日営業していれば、状況を直接確認することができます。

 318iは今日も絶好調(異音を除く)。夕方には無事金沢に到着したので、荷物を降ろしてディーラーへ。
 状況を説明して点検に入ったのですが、かなり待たされました。

 技術の人がやって来ると「一緒に乗って状況を説明しもらえないか」とのこと。異音をうまく確認できていないんですね。

 実際、その人に運転していただく──助手席にはほぼ初めて乗った──と、何故か異音はしません。
 運転を替わり、センセイが走らせ始めるともちろん「ブロロロロ...」。

 不具合はファンベルトの類などではなく──あの説明は何だったんだ──エンジンの動力を後輪に伝えるフライホイールと、その相手方の昨年交換したクラッチ板がピタッと接触せず、高速でくっついたり離れたりを繰り返しているらしいのです。
 ところがこれは必ずしも故障とは言えないとのこと。

 センセイが普通の人よりも非常に低い回転数で接続するためなのだそうです。だから代わりに運転してもらうと異音が出なかったのです。もちろんクラッチ板とフライホイールをすべて交換すれば、まず間違いなく直ります。
 でも費用はざっと20万円。う〜ん。

 最後にジャッキアップされた愛車を初めて下部から見てみたのですが、車体下部はかなり錆びついていました。北陸地方で冬に道路の凍結防止目的で散布する塩分のためです。
 クラッチを交換した時「この調子ならもう10年...」などと考えましたが、残念ながら無理。

 写真は店内に展示されていた3シリーズセダンです。ただし普通の車ではなく、“M”と呼ばれる特別クラスです。現行の3シリーズ(F30)前期型は、この夏にマイナーチェンジすることになっています。
 その後期型を購入することになると思います。

 でもE46もせめて、あと2年半は乗りたいなぁ。

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