2015年4月25日更新(2015年5月3日ページ移動。2018年1月6日一部写真削除)
■4月25日(土) 目を輝かせながら、「いい車にお乗りですねぇ。しかもしっかり手入れをしていらっしゃる...」
週末なので、センセイは新潟の自宅へ戻っています。
他の用についでに、タイヤを履き替えた318iのトランクに空き瓶のケースを積んで酒屋さんへ。新品タイヤの乗り心地に加えて、もう一つチェックポイントが。
2ヶ月くらい前からエンジン低出力・低回転状態で発進する時に車体前方下部で「ブロロロ...」という共振音のようなものが聞こえるようになったのです。最初は、以前も発生した排気管周りのトラブルかなぁーと思ったのです。でも点検の結果は問題なし。気のせいかと思ったのですが、やはり特定の条件で異音が発生します。
そこでタイヤ履き替えに際して再度点検してもらいました。その結果、エンジンと発電機を結ぶベルトおよびその張力を調整する部品が経年劣化しており、交換した方が良いとのこと。
費用は約3万円でしたが、もちろん交換することに。部品の在庫がなかったので整備期間を1日延長したのですが、翌日、修理完了の連絡の際に「症状は軽減されたのですが...」。
要するに、直せなかったということね。というわけで気をつけながら318iを発進させます。タイヤの乗り心地は非常に良いのですが、異音はほぼそのまま。
ディーラーによるとその他プーリー類も摩耗劣化しているとのこと。製造・購入後10年半が経過し、318iもいよいよ摩耗故障期に入ったようです(知らない人は「バスタブ曲線」を調べてね)。
何度もお伝えしているように、この318iは非常に優れた車なので、もう2年半〜4年半は乗るつもり。だから修理交換の基準は簡単で、その間、快適に利用するのに必要ならば直すし、直さずにそのまま何とかなるのなら放っておくし。たとえばブレーキは安全上極めて重要な部品。
でも、錆びつかせてしまったものの、錆と安全は直結しないので、センセイとしては後者の扱い。今回の異音については、しばらく様子を見るつもりです。新潟のBMWは技術力がイマイチのように感じられるので、もしかすると金沢で点検、相談させてもらうかも。
それはともかく、サッポロビールを買い求めるためセンセイは酒屋に。初めて見る若い店長さんが車まで運んでくれたのですが、彼はキラキラと──ホントに──目を輝かせながら、「いい車にお乗りですねぇ。しかもしっかりと手入れをしていらっしゃる」。
確かに今日は、汚れやすいホイールを含めてピカピカ。でも実は、その理由のかなりの部分が今回のディーラーでの点検に伴う洗車。完璧に修理しきれなかったこともあって、いつも以上に綺麗にしてくださったのかも。
店長さんに関してセンセイは最初、単なる外車とか高級車──というほどではないのですが──への関心かと思ったのです。でもよく考えてみると、たぶん彼はセンセイよりも車に詳しい。そしてさらに重要なことは、彼の最大の関心は(一部誤解を含んでいますが)車のメンテナンスなんじゃないかしら。
もしそうなら、まだお若いにもかかわらず、センセイよりずっと良いセンスをお持ちだと思います。
■4月24日(金) サポートを終了したはずなのに、Windows XP用の更新プログラムが引き続き提供されている!?
実は1ヶ月前、MacBook(White)を整備している時、そのことに気づいたのです。
念のためと思って昨日、Windows XPマシンから“MicrosoftUpdate”にアクセスして撮影したのが写真。といっても実機ではなく、MacOS X(ハードウェアはMacBook Pro)上の仮想マシンです。
また現行のOSだと別なページに転送されてしまうため、この画面を見ることはできません。悪しからず。その点はお許し頂くとして、そのままファイルを検索すると、少なくとも6件──非表示に設定しているものもある──更新プログラムがあると表示されます。
実際にすべてをインストールしました。何の問題もありません。ご存じのようにWindows XPは昨年4月にサポートを終了しています。これはどういうことなんでしょう。
最初に気づいた時は訝(いぶか)しく思い、プログラムをインストールしませんでした。調べてみるとこの件、XPのサポートを続けているわけではないということがわかりました。
更新プログラムの一つ、「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」(KB890830:写真の一番上)は、本来はサポート継続中の新しいOS用のもの。
たまたまそれがWindows XPにも適用可能だったんだそうです。他の5つの更新プログラムはというと、OSそのものではなくインストール済のOfficeその他プログラム用のもの。XPはやはり、もうサポートされていないのです。
センセイの仮想Windows XPマシンは現在も数台が現役ですが、実機のウィルス感染を防ぐため、いずれもインターネット網には接続していません。今回の作業は相当安全なネット環境下で行い、アップデート後は再び、インターネット接続を遮断しました。Windows XPなど古いOSはやはり、スタンドアローンで使うしかないと思います。
■4月23日(木) 独特の土の匂いが気になっていたら、やっぱり... ──金沢で田植えが始まりました──
「それ」に気づいたのは2週間くらい前のこと。
仕事を終えてスーパーに立ち寄り、真っ暗な中をアパートに戻った時のこと。音と匂いがするのです。正確に言うと、音はさらにその数日前からだったのですが。
発信源(?)は、アパート正面の田圃。少し前から用水路を使って水を引き込んでいたのですが、センセイが仕事に行っている間に耕起作業が行われていました。
要するに耕作に向けて土をひっくり返し、かつ細かく砕くのです。その際、独特の土の匂いがします。だから「きっと、もうすぐなんだろうなぁー」と思っていたのです。
お伝えしたように昨日は非常にヘビーだったので、就寝しても疲れが取りきれず、今朝は少しゆっくり目に起床。
買い替えた自転車に乗って軽やかに大学へ向かっていたら、おぉ。去年と同じ田圃で、センセイの行動範囲では今季初めて目にする田植えが行われていました。作業する3人の方は、いずれも引き締まった顔。
地元紙によると、新潟県柏崎市の自宅近くでも、一足早く早稲品種「越路早稲」の田植えが始まったそうです。昨日の朝、センセイが感じたように北陸地方では、風景の主役が桜から若葉の生命力へ交替しました。というわけで、結果的には3日続けての「金沢の朝」となってしまいました。
でも今しか伝えられない話題なので、お許しを。
■4月22日(水) 闘い済んで、日が暮れて...(戦ったわけじゃないんだけど)
写真は今朝、研究室がある建物に入ろうとした時に撮影したもの。
昨日のものと比べていただくとわかりますが、今日の金沢は久しぶりに良く晴れました。全国的な傾向のようですが、4月上旬は曇りか雨の日ばかり。しかも寒いことが多い。
女性の同僚とも話したのですが、この春は抜ける青空をバックに桜を......なんて機会はまったくありませんでした。キャンパスに到着すると、校舎の向こうで昇る日光を背景にして、木々や草花の緑色がとても鮮やかなことに気づきました。
割と混じり気のない色で、しかも若々しい。カメラを構えたのですが、草木の緑色に合わせると昼間のような写真になってしまうし、放射状に見える雲と空に合わせると手前が真っ黒。
何とかバランスを取ってみたのが写真です。結果的に、夜明けのKITキャンパスシリーズ第2段というわけですが、お察しの通り、あまりに忙しくてこんな写真しか撮れなかったのです。
特に今日は大変な一日。朝イチの講義を終えるとぎりぎりまで会議の準備。午後はヘビーな会議が三つあるのですが、二つはダブルブッキング。
どちらかを諦める必要があります。決して誰かと戦ったりしたわけではないのですが、夕方の会議を乗り切った時には、もう、何だか燃え尽きてしまった心境。しかし別な複数の仕事の締切が迫っています。
明日からは頭を切り換えて、次のタスクに取り組まなくては。というわけで、今日は──実はずいぶん久しぶりなのですが──早めに、おやすみなさい。
■4月21日(火) この「額縁」を見られるのも、実はそう長い期間ではないらしい...
今日は学内ネタです。悪しからず。
学内の事情で立場上の仕事が過度に集中してしまい、非常にマズい状況に陥りつつあります(センセイのせいじゃないんだけど)。ここは頑張らないと、いよいよあちこちに迷惑をかけかねない。
というわけで今日も早朝からご出勤。まず授業で配布する資料を印刷するために先日から供用が開始された印刷室へ。もちろんセンセイの独占使用です。
ただし朝イチは暖機運転が必要。印刷の準備を整えてもまだウォームアップが続いているので室内をフラフラしていると、奥の窓が気になりました。
右手でカーテンを持ち上げながら外を撮影したのが写真。こちらの3枚目の写真の、中央に小さく見える窓です。下部を除く三方の窓枠は、まるで額縁。
この狭い窓から世界を覗いていると、ふと、人生もそんなものかもしれないと思えてきました。でもこの「額縁」、あまり長く続かないらしい。お伝えしたようにこの印刷室は隣の会議室と不可分の構造。
あまり遠くない将来、会議室の使い勝手を向上させるために、印刷室を再移転させる計画があるんだそうです。
学内関係者の皆様、額縁を拝むことができるのも今のうちですよ。
■4月20日(月) この切符が、最後になってしまった... ──柏崎−金沢間の長距離回数券は発券不可!!
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久しぶりの鉄道ネタですが、車両や旅に関するものではありません。今日の主役は切符です。
2002年の金沢工大移籍後ほぼ例外なしに、センセイは新潟の自宅へ毎週戻っています。普通は週末ですが、出張や行事の関係で集の半ばに代休を頂戴して戻ることもあります。
自宅に戻らないなんて、年に1回あるかないか。ごく初期はともかく、ある時から1ヶ月(=4.39週)の3週を電車で、1週を自動車で移動するパターンが定着しました。自動車を月に1度使うのは、季節の変化に応じて衣類を入れ替えるためなどです。
ここで大きな役割を果たしていたのが、写真の柏崎ー西金沢駅間の回数券。柏崎駅の親切な駅員さんのおかげで、普通なら入手できないこの切符を11年半使い続けてきました。
だから北陸新幹線開業後もこの回数券に相当する切符を購入するつもりでした。過去形になっているのは、発券できなかったのです。新幹線開業直後は変則的な移動が続いたし、様子を見る必要もあったので、回数券は買いませんでした。
通常の移動に戻った今月5日(日)、柏崎駅で聡明な女性駅員の方に発券を頼んだら......できない。何度やっても「マルス」という端末上に赤字で「再考」(=「発券できない」)が表示されるのです。
他にお客さんもいたのでその時は諦め、通常の乗車券を購入しました。昨日、金沢へ新幹線で移動するため柏崎駅で再度確認したところ、同じ結果になりました。もちろん予想通り。
知りたいのは発券できない理由です。直江津ー上越妙高間が第三セクター化されたのですが、マルスは第三セクターが1社であれば普通乗車券は発券可能なのです。実際、そうやって発券してもらっています。
若い駅員も理由がわからなかったため、新潟支社に電話で問い合わせてくださりました。答は予想外のものでしたが、考えてみると意外に簡単。理由は何だと思います?
JR側には何の問題もないのです。しかし第三セクター「えちごトキめき鉄道」は、そもそも回数券を発行していない(!!)のです。収入減に繋がりかねない割引料金の切符を設定したくないからでしょう。
こうなると選択肢は二つ。毎回普通乗車券を購入するか、柏崎−直江津、上越妙高ー金沢(西金沢)の回数券──こちらは発券可能──を購入し、第三セクターは乗車するたびに運賃を支払うか。
JRの「長距離運賃逓減制」とも関係するので、計算してみるしかありません。結果的には回数券を買った方がいくらか経費を削減できることがわかったので、今後はそうしますが、果たしてそこまでして電車での移動をメインにし続けるか否か......。
北陸新幹線および乗り換えの在来特急の乗り心地はあまり良くない。乱暴な比較だと思われるかもしれませんが、北陸新幹線と新しい特急、乗り心地という点ではBMWに敵わないので、やはり今後の移動のメインはBMWになりそうです。
どこかで、鉄道と一部ご縁が切れてしまったようなのです。
■4月19日(日) いざ、出陣!! ──統一地方選挙後半戦が始まりました──
今年の元日、実家に一人のお客さんが年始の挨拶にいらっしゃいました。センセイも次期ご当主様として応対させていただきます。
親戚ではないのですが、ご縁があって父親とセンセイの2代に渡りお付き合いいただいている方。パンクチュアルな方なのですが今年の年始は例年より1時間くらい遅い。
こちらから尋ねるようなことはしなかったのですが、やがてその理由が明らかになりました。間もなく結婚される息子さんがこの統一地方選挙に出馬することになり、あちこちに挨拶されていたとのこと。おぉ。
あちらの親子で所属する地域の団体の後援を得てです。市議選は僅か数票で当落が左右される激戦。お父様の気持ちもわかります。しかもこの話には続きが。
その後判明したのですが、息子さんのお嫁さんは何と、センセイの親戚。(実話)地縁血縁を重視する田舎では、主義主張が著しく相違するなどの理由がなければ、候補を応援しないわけにはいきません。
実際、反対理由はないし。そこで統一地方選挙告示の今日、選挙事務所へ行ってみました。写真は事務所の裏側。意外にも正面には何もなかったからです。
センセイが選挙とつき合うのは2回目。20年前、新潟県内の自治体の助役だった義父が、当時の首長の突然の退職で首長選に挑むことになりました。結果的には無投票だったのですが、告示日のみセンセイも選挙カーに乗り込み、手を振りました。
病気のため、義父は在職したまま逝去することになるのですが。ウグイス嬢が選挙カーで連呼する候補の名前。いつもなら「うるさい」としか感じません。しかし今年は、ちょっと違う......。
つくづく、人間っていい加減なものだなぁー。