2017年1月7日更新(2017年1月15日ページ移動。2019年1月4日写真削除)
■1月7日(土) 改めて、金沢は坂の街 ──放送大学面接授業の初日を終えました──
放送大学の面接授業初日を終えました。いやぁー、疲れた。
昼食を挟んで1時間半×4コマ、つまり6時間。それを立ちっぱなしでの講義。座ることは可能なのですが、機材を操作したり板書したりスクリーンの前で説明したりすると、どうしてもそうなるのです。
それに工大生を相手にした授業から2週間以上が経過しています。講義数は多くても1週間のリズムが崩れなければさほど大したことはないのです。でもこれだけ時間が空き、しかも年明け早々だとかなり辛い。そしてもう一つ。
今日は急に連絡が入り、講義を終えるとすぐに大学へ戻って1時間ほど立場上の会議。これが一番疲れたかも。でも受講生の皆さんはとても真剣です。大半はお互い知り合いのようですが、まず勉学への熱意がひしひしと伝わってきます。センセイよりずっと年輩の方が、ですよ。
60歳を目前にして気力体力の衰えが目立つセンセイとは大違い。本当に頭が下がります。写真は放送大学近くの交差点で早朝に撮影したもの。太陽光線が赤っぽいのはそのためです。
東側の山々を見ています。写真中央奥に見えるのは県立錦丘高校。横断歩道の奥は僅かに下りになっており、川が2本流れています。その向こうはしばらく指呼し上り勾配で、奥へ行くほど急になっています。
以前お伝えしたことがあります(写真削除)が金沢は、坂の街。車だと奥へ行くまで気づかないし、自転車でこのあたりを走ることはほとんどありません。意識しないと気づかない光景。
そして変な思い込みがあると見えない風景。授業はもちろん、質疑応答などにはできるだけ虚心坦懐に臨んだつもりなのですが、さて、受講生の方はどう感じられたのでしょう。
■1月6日(金) やっぱり、気を付けよう... ──お弁当屋へ行こうとしてセンセイが出くわしたもの──
予定を変更して、見たままのお話を。
今日から平常授業に戻ったので、センセイもいつも通りにご出勤。気温は低かったのですが、晴れていたので自転車でご出勤。交通事故が恐いので。
センセイは明日の土曜日そして明後日の日曜日と、隣接する放送大学石川学習センターで面接授業(昨年)を行うことになっています。たくさんの配布資料は昨晩のうちに印刷済。
それを配布できるように整理し、センターに持ち込みました。お昼が近いので、そのついでに今年初めてほっかほっか亭でお弁当を買うことに。でもお店に近づくと、何だか変。
道路の左端に黒いプリウスが後ろ向きで停車している(写真右奥)のですが、なぜかその手前に銀色のバンパーが転がっており、男性2人が話し合ったり、スマートフォンで写真を撮ったり。
現場に近づくとプリウスの手前、交差点の中に細かい部品が散乱していることに気づきました。交通事故です。しかも発生直後。
そもそもプリウスは道路脇ではなく、車道と歩道を隔てる高さ15cmほどの縁石を乗り越え、歩道に入り込んでいます。
交差点にあった標識も1本完全に折れています。他の一般車両はプリウスを迂回して、交互通行。お店の駐車場に到着すると、場内には銀色の車が前部を大破させた状態で停車中。「駐車」としなかったのは、なぜかエンジンがかかったままだったから。
とても危険な状態だと思うけど、運転手も気が動転しているらしい。お弁当をお願いしてから、改めて状況を確認。どうやらほっかほっか亭のある交差点で、右後方から奥へ向けて直進中のプリウスと、交差する道路を右から入ってきたこの車が衝突したようです。
エアバッグは作動していなかったので、速度はあまり出ていなかったらしい。お店に戻ると、銀色の車の運転手が入ってきて、事故を起こしたので警察が到着するまで一時的に車を置かせて欲しいとのこと。しかしまだ警察車両がは到着しません。少し時間がかかるのでしょう。
お弁当ができたのでお店を出ます。道路の反対側から写真を撮ろうと思ったら......ない。プリウスがどこかに消えているのです!!
事故発生時は、負傷者の確認と救護が最優先。次いで二次被害の発生を避けながら現場を保存しなければなりません。通行の邪魔になるので交差点内にあったと思われるこの車を移動させたことには問題ないと思います。
ただし現場検証が終わっていないのに、一方の当事者がいなくなってしまうとは......。これだけでもほぼ絶句状態ですが、わからないことがもう一つ。
プリウスは衝突を回避すべく左にハンドルを切ったか、衝突の衝撃で左に逸れて角にあった標識をなぎ倒し、歩道に入り込んでいます。プリウスはバッテリーを搭載している関係で最低地上高が小さい。
このモデルだと11cmくらいしかありません。つまり高さ約15cmの縁石に乗っかり、底部を擦った状態で停車していたのですが、その状況を自力で打開して車道に戻ったことになります。でもどうやって?
いずれにせよ、センセイも交通事故を起こす可能性はあるので、改めて注意せねばと認識した今日なのでした。
今日は見たままのお話。
仕事が滞り、あちこちにご迷惑をおかけしているセンセイは早朝からご出勤。外はまだ真っ暗。アパートのドアを開けたら、出入り口の狭い場所で新聞配達の方と出くわし、お互いにちょっとびっくり。
今日は雨ないしは雪との予報だったので、自動車で出発します。まだ交通量は少ないのですいすいと車を進めて、所定の駐車場に車を置きます。まだ正面玄関は開いていないので、守衛さんのいる通用口へ。
......あれっ?!途中、365日24時間オープンの自習室前を通ります。もちろん照明は点いたまま。でも学生諸君は冬休みなので、学生はいないだろうと思ったのです。
確かに空きスペースが目立ちますが、奥では2人の男子学生が向かい合って何かしています。正直なところ明日から再開される講義に備えて、課題に取り組んでいるんだろうと思いますが、それでもちゃんと勉強していることに間違いない。
センセイよりずっとしっかりしています。専門課程の大半は少し離れたキャンパスに研究室があるのですが、建築や土木、電気の一部研究室には明かりが。
たぶん卒業研究が大詰めを迎えているのでしょう。年初の式典を終えてお昼前に同じ場所を通った時には、学生の数はずっと増えていました。
ニコニコしながら談笑してる学生が多かったですが、やはり勉強している学生の姿も。学生諸君には、ああしてほしい、こうなったらもっと......という希望はたくさんありますが、それでもまんざら捨てたもんじゃないなぁというのが年初の実感。
センセイも頑張らなくては。
■1月4日(水) 身体が押し潰されるような... ──荒天の中、被災地脇を通って金沢へ移動しました──
金沢工大は明日が仕事始め。といっても、講義は明後日からで、明日は年頭の式典があるだけ。
式は10時からなので明日の移動も可能なのですが、かなり早起きする必要があるし、老人には不向きな暗中を運転する必要があります。それにそもそも仕事が全然片づいていない。
そこで今日のうちに金沢へ移動しました。8時前に自宅を出発した時は多少雨は降っていたものの、風は弱く、気温も高め。しばらくその状態が続いたのですが、柏崎市から上越市に入ったところで南西の風が急に強くなりました。
天気図にははっきりと表れていませんが、日本海にある低気圧から延びる寒冷前線を通過するのです。まだ前線の手前なので南西からの暖かい風が吹き込んでいます。気温は8.5℃。上越市の市街地(旧直江津地区)で雨が強く降り始めました。風も南西から北西に変わります。
空気が入れ替わったので気温は急に6度まで低下しました。一般的に寒冷前線の雨域は幅70km程度。移動中の低気圧とセンセイの車の相対速度を考えると、雨域を抜けるのにざっと1時間。実際、概ね予測通りに経過。
雨が少し弱くなったところで、大火に見舞われた糸魚川市中心部に到着しました。ただし知り合いのお宅の無事を確かめた先日とは異なり、今日はテレビ映像で繰り返し報道された火災現場北側、海沿いの国道8号線を普通のスピードで通過します。
写真は西に向かって走る車のドライブレコーダーの映像を切り出したもの。右側(北側)に海岸が迫っています。中央左、白い壁に囲まれた場所に割烹「鶴来(つるき)家」が、その奥に加賀の井酒造がありましたが、いずれも全焼。
奥に残っているビルは、被災したものの営業を再開した銀行2行です。火災現場には瓦礫を撤去すべく、大型のトラックに載せられて重機が持ち込まれていました。
窓を閉めていることもあって、先日のような臭いはしません。ただし胸、あるいは身体全体が押し潰されるような何とも言えぬ圧迫感があります。
とても写真を撮影できるような状況と心情ではありません。高速道路に乗る心情ではなかったので、そのまま一般道のみを利用して無事に金沢到着。石川県に入ると風も雨も収まりましたが、それまではずっと向かい風。
特に新潟県内の状況が酷く、いつもなら21km/L以上記録する燃費が20.3km/Lと低下。もちろん向かい風や路面状況など外乱要素(こちらやこちら)によるものです。富山、石川県内はストップ・アンド・ゴーの連続なので燃費はさらに低下し、最終的には19.9km/Lと、久しぶりの20km割れ。
でもホントはそんなこと、どうでもいいのです。糸魚川大火は年末に発生しました。センセイの経験からして、被災された方は1週間くらい記憶が吹っ飛ぶほど振り回されたはず。そしてその後は年越し。
家を出た子供も親戚もマスコミも押し寄せたはず。その人たちの大半は、昨日、今日と日々の生活の場所にひとまず戻り──それを責めているわけではありません──残されたのは糸魚川で守り、そして焼け出された老父母。
しかし彼ら彼女らの身体と心には、ぽっかりと穴が空いたまま。被災者の視線に寄り添ったケアが必要なのは、これからなんだろうと思います。
■1月3日(火) BMW 320i M Spのトランクルーム床板を外したら、電子回路が出てきた
予想通り、昨晩は実家で飲んだくれていたのでサイトを更新できませんでした。すみません。
昨日は朝のうちに実家へ移動して母親を同乗させ、まず菩提寺へ。関係者にご挨拶をし、昨年の三十三回忌法要のお礼を述べます。次にスーパーへ移動。食料品の買い出しです。
母親も年老いたので、かつてのように大人数の料理を作ることができないのです。お寿司やオードブルを購入して実家へ戻り、昼食──というより宴会──の準備。正午前に、仕出し店に頼んでおいたお刺身や料理が到着しました。
すると、まるでそれを待っていたかのように、弟家族2組が到着。この時点で計10名。すぐに食事に入ります。かつては小さかった甥や姪も1名を除き成人。田舎の大きな家も、今日ばかりは狭く感じます。
男性陣はセンセイを除き、お酒を飲んでお正月モード。若手のあれやこれやを聴いているうちに2時間が経過。女子を中心にお休みモードに入ります。
センセイはというと、母親、娘とともに再度買い出しに出て、帰宅。やがて明日から3週間の宮崎出張という甥が参加し、夜には都内で働く姪も到着。これで計12名。
というわけで夜の部へ突入。翌朝はどうなるかと思ったら、それぞれ予定があるようだし、センセイもあまり飲まなかった(!!)ので、割と早くに実家を出発。
伯母の家に久しぶりに帰省した娘を連れて行ったら、まだ朝食中だったほど。そもそも、自分用のビールケース(20本入り)を持ち込んだし、あちこちから野菜やら土産やらをもらったので、トランクに詰め込んだ状態で帰宅。
荷物を降ろすと、床板の汚れが気になりました。以前お伝えしたようにこの床板は半分持ち上げることができ、スペアタイヤが存在した部分に転がりやすい荷物を収めることができます(こちらやこちら)。
汚れを取ろうと床板全体を引いてみると、簡単に取り外すことができ......あれ?!奥に電子部品が見えます。これは予想外。右側の基盤はヒューズ・ボックスです。確かに運転席内にはなかった。最近のBMWはこんなところにヒューズを置いているんですね。
左側には数本の配線だけで、他には何もありませんが、モデルによっては電子回路が置かれているようです。電子回路は水に弱い。だからある程度の高さを確保すべくこの場所に設置したのでしょうが、逆にいうと、豪雨の際の地下トンネルなどで増水している時は、この高さまでしか耐えられないことになります。
もっとも、マフラーから水が逆に入るようだとエンジンが停止するとのこと。それよりは高い位置にあるので、問題ないのかもしれませんが。いずれにせよ、ちょっと意外な場所で見つけたので。
明日は朝から金沢へ移動し、事実上、仕事に復帰します。というか、そうしないとマズい状態になっているのです。もちろんセンセイの怠惰によるものなのですが。
皆様の年末年始はいかがだったのでしょうか。
■2017年1月1日(日) 明けまして、おめでとうございます ──当地は静かな新年を迎えています──
明けまして、おめでとうございます。
全国的には好天だったようですが、当時は基本的には雨ないしは曇り空。初日の出を望むことはできませんでした。
それでも時々は雲の切れ間から陽射しが差し込みました。例年なら年末年始は実家で過ごすのですが、今回は都合で明日2日の日中から夜にかけて集合することになっています。
というわけで、昨晩は静かな年末。何と、仕事が年を越してしまったこともあって、元日の今日からセンセイはお仕事。
それでもお昼過ぎに年賀状の投函と、夜のおつまみを求めて外へ。新年が明けたばかりなので、飲食店もスーパーも半分くらいはお休み。当然ですよね。
写真は元日から営業していたお店。センセイが訪れた時間帯、お客はまばらでしたが、店頭ではご覧のように福引きをしていました。いかにも特別な日、という感じ。ハレの日はとても大切。
お伝えしたように明日は実家へ移動するので、たぶんこのページを更新できないと思います。悪しからずご了承ください。皆様にとって、今年が良い年でありますように。