2017年12月9日更新(2017年12月17日ページ移動。2019年11月3日写真削除)
■12月9日(土) 反省とお詫びの気持ちを込めながら、高校物理教育の研究会でお話をさせていただきました
というわけで、センセイは出張中。現在は予定していた日程を終えて、ホテルに戻ったところ。
というか、そもそも年末で忙しいにもかかわらず、センセイはこれからの1週間の間に、いくつかの出張を組み込んでいます。今日はその初日。締切を過ぎた原稿を放っておいて、です。
ふと、ぞっとする感覚を覚えます。いくつかのオトナの理由が重なって、新潟市内(新潟県立新潟中央高校)で開かれた高校の物理教育の研究会に参加しました。
ついでに宣伝を兼ねて露払いの発表。夏の研究会にも参加させていただいたのですが、その時は何年ぶりかの発表ということもあって、全体の状況をうまくお伝えできませんでした。
というわけで今日は、補足説明(+α)。幸いにも今回は意図をかなりご理解いただけたようです。メインのクリスマス講演は東北大学の先生のご発表。
最先端の物理学が、そして残された謎に夢中になって取り組んでいらっしゃる様子が手に取るように伝わってきます。研究会終了後は、自動車に分乗し、新潟駅近くの居酒屋で懇親会。ちなみに、その費用は私費負担ですので念のため。アルコールが入っているということもあり、ホンネで意見を交わします。
誤解されると困るのですが実際は、「そうですよねぇー」。白状すると仕事が溜まり過ぎていることもあり、懇親会などの一部、あるいは全体すらキャンセルしようかと思った予定。しかしそれでも参加した甲斐がありました。
ただし、原稿の締め切りを過ぎていることもまた、事実。トホホ......。
■12月8日(金) 設計ミスか施行不良か。あるいはその両方か... ──雪が積もる中を自宅へ戻りました──
(締め切りを過ぎた)仕事が溜まって、非常にマズいことになっています。
でも今日は、明日からのやや長い出張の関係で新潟の自宅へ戻る必要があります。複数の重要書類を作成し、関係者に署名と押印をお願いします。とにかくこれで、一区切り。時間が、ない。
予想外に時間がかかっています。明日の研究会の提示資料を大急ぎで作成し、簡略化した配布物を印刷。その途中、小さなミスに気づいたのですが、当日口頭で補足することにします。かなり焦燥(しょうそう)していることに気づくクールな自分がいます。
しかしその気づきから焦りを加速させてしまう、別なセンセイ。センセイの予定を管理している事務員に挨拶して、まず金沢で有名な菓子店へ。週末に弟宅を尋ねることにしているのです。
商売繁盛はご同慶の至りだけど、要領を得ない中年女性客に賢そうな店員が振り回されています。やっとセンセイの番。必要なものを買い求めて、冷たい雨の中、左右を確かめて車を走らせると、「ガツン!!」。車体底部から異音。
ナシテ?!道路脇にあるこのお店、道路との段差が均一ではありません。進入用に低く抑えた場所とそうでないところが混在しているのです。車を止める時、センセイはそれをきちんと認識していたのです。
でも時計を見ながら女性客の鈍さに辟易(へきえき)とさせられているうちに、それをすっかり失念していました。霙(みぞれ)っぽい雨が激しく降って、視界が悪かったという面もあります(完全な言い訳ですが)。音の具合からして、物理的な傷はたいしたことないはず。ただしそれはBMW 320i M Sportが発した警告。
そのメッセージに正面から応えて、それ以降は安全運転。途中から高速道路に乗ります。最初は順調だったのですが、富山県東部から新潟県西部は大荒れの天気。強い向かい風に雪。場所によっては1cmくらいの積雪があります。50km/h制限の道路、センセイの右隣を軽自動車が120kmくらいで追い抜きます。
でも今や、センセイはマイペース。客観的には時々雪に乗り上げてハンドル(=前輪)と進行方向が微妙に違っていたり、僅かにスリップしたり。これが北国の冬の道路。富山県東部でひとまず一般道へ。
混雑する上越市付近は再び高速道路に乗って通過します。写真は、今日と同じように冷たい雨や雪が降っていた一昨日の午後、特別クラスの講義後に撮影したもの。
その日の前半は講義で、後半は各自の演習。つまりセンセイは、何もすることがない。ふと、ベランダの手すりの最上部が部分的になくなっていることに気づきました。
「何らかの理由で、たまたま欠損した」のではなく、不良部分が意図的に剥がされています。ベランダに出た学生がもたれかかるのは金属製の部分。
でもこの部分に手を置く学生がいないとも限らない。あるいは、大きな力が働かなくてもふとしたきっかけで、この部分が落下してしまうかもしれない。あるタイミングで誰かがこの問題に気づき、不良部分を撤去したのだろうと思います。
残っている部分は、堅固。だから、見栄えをのぞけば実害はないのですが、う〜ん、これって、そもそも設計ミスなんじゃないだろうか。それに加えて/または施工管理も/が甘い。
この学舎を巣立った後、その両方を考えるのは、自習に励む目の前の学生諸君。だからこそ、なのです。(今はまだ、理解してもらえないだろうなぁ)
■12月7日(木) この挑戦が、次に繋がるか?! ──「とり野菜みそ入り辛くない十五穀米カレー」を頂きました──
予定を変更してお伝えします。
今日は10時から別棟にて少人数での立場上の会議。そのため、西村センセイはネクタイにスーツ姿。いくつになっても慣れないのですが、それ以上に気を使います。それでも今日は30分ほどで終了。
ちょうど青信号になった交差点を渡り、研究室へ戻ります。さて、お昼をどうしよう。今日は午後から授業があるので、しっかりと何か食べておかなければなりません。
名案を思いつかなかったので雑用を片づけていると、11時。
食堂なり弁当店なりが混まないうちに昼食を済ませる必要があります。ひとまずほっかほっか亭で「アジのり弁当」を買うつもりで階段を降りていた時、「とり野菜みそ入り辛くない十五穀米カレー」を思い出しました。「今なら間に合うかもしれない...」。
方向を変えて、大学食堂へ。お伝えしたように期間限定商品ですが、4日の開始から数日経ったためか、まだ品切れではありませんでした。カレーコーナーで表示を指差しながら、「この、『とり野菜みそ』、ください」。
正確な名称ではなかったですね。食器はいつものものなのですが、まず十五穀米を盛り、秤で質量を測定しています。その後、写真右側の漬け物を載せます。肝心のカレーはというと、別な丼状の容器で運んできて、それをご飯の上にかけます。
要するに、普通のカレーとは一緒に管理できないからだと思われます。代金を支払い、記念撮影の後、さっそく頂きます。印象は......微妙。
まず十五穀米を頂いたのです。ご飯の甘さはほとんどなく、野菜か何かを食べている感じ(実際にはそこまで淡泊ではない)。
カレーには手をつけずに、漬け物を少々。センセイはキンエン生活中なので、塩分が強かったら残すつもりだったのですが、こちらも薄味。漬け物というより、こちらも野菜。
さて今度こそ、カレー。実はこれが最も微妙。最初に感じたのはもちろんカレー味。でも、いわゆる「カレー」ではなく、「カレーの味が少しする何か」という感じ。まぁ、カレーにもいろいろありますが。
少なくとも「こってり」、あるいは「濃厚」ではなく、ひたすら淡泊。でも、決してスープではない。看板の「とり野菜みそ」はというと、正直なところ、教えられなかったら誰も味噌だとは思わないんじゃないかしら。何かの、しっかりしたスープがベースに存在するのは確か。でもそれが味噌だとはとても思えない。
これこそ「隠し味」の神髄か。カレーも、十五穀米も、そして漬け物も薄味で淡泊。上品にまとめていると思います。確かに今まで経験したことのない味。ただし、それを次回の購入に続けることができるかどうかというと、う〜ん、微妙。
年頃でいろいろなことを気にする女子学生対象なら、それはそれで理解できるのです。ただし、写真ではうまく伝わらない──すみません。テクニックのなさ故です──と思いますが、普通盛りでも相当なボリューム。量だけだと「ガッツリ」という感じ。だから今日何回目かの、「う〜ん、微妙」を繰り返してしまう。
「【期間限定メニュー】とり野菜みそ入り辛くない十五穀米カレー」(400円)の販売は、再来週の18日(月)まで。興味を持たれた学内関係者は、ぜひ挑戦してみてください。
■12月6日(水) 新潟のMさん、見てますかぁー!! ──大学食堂の期間限定メニューは、大人気で品切れ状態!!
──
写真は昨日撮影したもの。
ご存じのように、センセイはお弁当派。でもこのところ雨や雪の日が続いているし、忙しくてキャンパスの外へ出る気力がありません。で、アジフライの定食を頂いて、食器を写真右側の返却口へ戻すと......あれ?!
「【期間限定メニュー】とり野菜みそ入り辛くない十五穀米カレー」(400円)って、何?調べてみるとこれは、「とり野菜みそ」で知られる株式会社まつやと“DK art cafe”、そして大学食堂のコラボレーションで実現したメニュー。
センセイを含めて、他県他地域の方に一番難しいと思われるのが、まつやの「とり野菜みそ」。知っている人は当たり前の存在──実際、市内のどのスパーにも並んでいる──だと思っているけど、(センセイを含めて)知らない人は全然知らない......。
ただしごく最近、全国的な知名度が急上昇しているようです。まつやの「とり野菜みそ」は金沢地域住民のソウル・フードの一つで、要するに味噌。ただし鍋用の味噌で、これを水で溶いた鍋に野菜や魚肉など身近な食材を入れて煮込むと......。
続きは、まつやのサイトをご覧ください。お世話になった新潟出身のMさんが一時期関係していらっしゃったので、「とり野菜みそ」そのものは認識していました。
だからさっそく頂こうと思ったのですが、昨日も今日も品切れ状態。今日は11時過ぎに食堂を訪れたのに......。恐るべし、「とり野菜みそ」。
というわけで、センセイはこの「とり野菜みそ入り辛くない十五穀米カレー」をまだ頂いていないのです。(隣の女子学生が食べている様子は確認しています)
■12月5日(火) 1日に2回 ──時々訪れていたお気に入りのスーパーが、来週末で閉店に──
昨日の朝は晴れていたのですが、センセイは自動車でご出勤。
午後から雨との予報だった──実際、その通りになった──からなのですが、もう一つの理由がビールの購入。空瓶が1ケース分溜まったのです。夜、勤務を終えてから「やまや 野々市店」でサッポロ・ビールを購入。
いつも通りの経路で、近くの「アルビス野々市中央店」へ向かいます。このお店はお魚、特に刺身が美味しい。ふだんの通勤経路から外れるので、「やまや」に行く時だけ利用しています。
富山県氷見港で水揚げされた「かます」のお刺身があったので、それを購入してレジへ向かいます。お客も、店員もまばら。レジで会計を待っていると、写真の掲示が......。
何と、来週末で閉店するというのです。心の準備ができていなかったので、びっくり。店員に尋ねると、少し悲しそうな表情で「そうなんです」。
撮影して良いか尋ねたところ、袋詰めコーナーなら良いとのことだったので、記録したのが写真。以前お伝えしましたが、数年前、このお店の道路を挟んだ反対側に「イオンタウン野々市」が進出しました。
それ以降、このお店を訪れるお客は目に見えて減少。すぐに閉店せざるを得ないのではないかと予想されていたのですが、それでもこれまでずっと頑張ってきました。
個人的にはお気に入りだったのに......。なお現在のところ、アルビスおよび野々市中央店のホームページに、閉店に関する情報は掲載されていません。
今回は写真がもう1枚。昨日のお昼は2、3週間ぶりに大学脇の「ほっともっと」でお弁当を買うことにしました。郵便局に用があったので、いつもと違う経路でお店へ向かうと...あれ?!
通用門を出たところにあるビルの1階が空室になっています。ここには「夢幻堂」という本やゲーム、フィギュアの販売・リサイクル店──入店したことがないので正確なところはわからない──があったのです。
それなりに長く続いたお店だったのですが......。というわけで昨日は1日のうちに2回、閉店の場面に出くわしたのでした。この時期に閉店するというのは、年末が近いからでしょうか。
■12月4日(月) 石川、福井両県内では、敦賀までの北陸新幹線延伸工事が進んでいます
今日は見たままのお話。
特急「サンダーバード」で関西へ向かう時センセイは、JR西日本が提供する会員制サービスを利用してモーターを積まない車両の中央、それも北側をピンポイントで予約します。前二者は揺れが少なく静かだから。
北側の座席を予約するのは、南側だと直射日光が入り込むからです。ただしお察しの通り、これは午前中に金沢を出発する場合。午後や帰路は逆に、北側から日が差し込むので、南(東)側の席を確保します。一昨日は午後遅くの出発だったので、南側の席を取りました。
考えてみると、こちら側に座るのはずいぶん久しぶり。車窓からの風景が新鮮です。まず再認識させられたのは、北陸新幹線の延伸工事が進んでいること。
ご存じのように、現在金沢止まりの北陸新幹線は福井県の敦賀まで延長されることになっており、各所で工事が行われています。
在来線からは見ることができないトンネル工事もありますが。高架工事は基本的に金沢から西進する格好。それが、ちょっと見なかった間にずいぶん伸びていました。写真は小松駅到着直前に撮影したもの。
手前のフェンスまでの部分が新幹線の駅になります。敦賀駅も同様。中央奥には霊峰白山が見えています。頂上部に若干雲がかかっていますが、今回はほぼ全体像を見ることができました。
この辺りに来る機会は少ないので、白山をちゃんと見るのは初めてです。ちなみに、右側におもちゃのダンプカーのようなものが見えますが、実際には巨大な車体。コマツが鉱石を運搬するために製造したものです。
もちろん公道を走行することはできません。ところで新幹線が敦賀まで伸びた時、センセイはまだ金沢に住んでいるんだろうか。不確定な要素が多いので何とも言えませんが、それがさらに関西圏まで再延伸された時はというと、こちらは簡単。
間違いなくセンセイは新潟の自宅に戻っており、乗ることはない。それに、そもそも存在してるかどうかが極めて疑わしい。
■12月3日(日) 逃した魚はちょっと大きかった...かも ──関西国際大学での学会に参加しました──
というわけでセンセイは、尼崎市にある関西国際大学で開かれた学会に参加しました。現在は金沢のアパートに戻ったところ。
学会は昨日午後から始まっていたのですが、お伝えしたようにセンセイは入試部長という立場上、昨日のプログラムには参加できませんでした。
若い方は、偉くなると自由裁量の余地が広がるような印象を持たれるかもしれませんが、実際は逆。そしてもう一つ。「ま、今回は立場上の仕事があるから、ま、欠席してもいいかな」と、断念する理由を自分に言い聞かせていた部分もあります。
ただし、それでも心残りが一つだけ。数人の発表に続いて、アメリカ人の研究者で、現在大阪大学に滞在している女性がコメンテーターとして登壇されるのです。
実はつい先日、都内でお話をうかがった方。午後のプログラムで、発表者のお一人であり、大学教育学会会長である山田礼子教授(同志社大学)が数度にわたり、彼女の発言に言及されました。
......やっぱり。逃した魚はやはり、ちょっと大きかったようです。