2017年12月2日更新(2017年12月10日ページ移動。2019年11月3日一部写真削除)

──2017年11月第5週〜12月第1週のニュース──

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12月2日(土) その「和服」姿、今日はちょっと無理だと思う... ――仕事を終えたセンセイは、関西へ出張中――

 今日は旅先から、見たままの話題。

 金沢工大では今日、大学院の入学試験が実施されました(広く公開されている事実)。だからセンセイは早朝からご出勤。例によってそちらへのコメントは一切ありません。
 試験を最後まで見届けてから、ひとまずアパートへ戻ります。

 荷物をまとめると、路線バスで金沢駅へ。今日から兵庫県尼崎市の関西国際大学学会が開かれているのです。
 残念ながら今日は移動だけ。夜に到着するので、会合には参加できません。

 金沢市中心部に近づくと、観光客が目立ってきます。アジア系、欧米系の外国人も多い。いずれも厚手の防寒具に身を包んでいます。
 当地はこのところずっと、寒い日が続いているのです。今日はそれほどでもないのですが。

 駅前に到着すると、おぉ、鼓門の前に和服――というより夏の浴衣!! ――姿の女性2人組。金沢駅は写真の背後に位置します。
 どうやら女性2人組が貸衣装姿で自撮りをしている時に、手前のグループから金沢駅を背景に記念撮影を頼まれたようです。

 でもその格好、防寒具を着用していることは承知していますが、それでもやはり、今日はちょっと無理だと思う。
 金沢への旅行の、良い記憶にはなると思うのですが。



12月1日(金) 退場する者がいれば、生まれるものがあり... ──国際交流施設の基礎工事が進んでいます──

 今日から12月。早いものだ。

 今月は出張が続くので、変則的ですが昨夕自宅へ戻りました。ひとまずアパートに戻ると......様子が変。アパートが、ではありません。近くのお宅にトヨタ車が4台とまっているのです。
 高齢のご主人のクラウンは......姿が見えない。

 嫌な予感がしたのですが、支度に手間取ると夕方の交通ラッシュに巻き込まれるので、状況を確認しないまま帰宅しました。
 仕事があるので、今朝自宅を発ったのですが、今日は何だか足取りが重い。

 もちろんBMW 320i M Sport──今日の燃費は21.6km/L──ではなく、センセイの気持ちが、です。アパートに到着して確認すると......やっぱり。
 はやりご主人が亡くなられていました。つい先日まで奥様を助手席に乗せてクラウンをゆっくりと運転していらっしゃったのですが。

 写真は昨日の朝、出勤途中で撮影したもの。「扇が丘ゴショ遺跡」跡で進む金沢工大国際交流施設の建設工事現場です。
 基礎工事がかなり進んでいるようで、昨日はコンクリートの流し込み作業が始まっていました。

 国際交流施設の全体像は承知していませんが、少なくとも広さに関する限り、かつて存在したアパートに匹敵するほどの規模になりそうです。
 去る者がいて、登場するものがある。

 そんなことが頭にあったからか、夕方の会議は、そもそもヘビーだった上にいろいろなことが重なり──実は予想通りの展開──センセイはすっかり意気消沈。
 でも、ま、今日は良しと考えることにしましょう。

 炊きたてのご飯(地元産新米「じょんのびの里」)がとてもとても美味しかったので。



11月30日(木) ジャンカレー店内の「ののいちコッペ」は敢えなく閉店。しかも...

 今日もタイトル(+α)通り、そして見たままのお話。

 このところずっと忙しい状態が続いているので、センセイの食生活はワンパターン化。特にお昼は、大学最寄りの「ほっともっと」の作り置き弁当ばかり。
 う〜ん、これじゃいけない。(ほっともっとの問題ではありませんので、念のため)

 「ほっかほっか亭」はどうなっているだろう。こちらはもう、何ヶ月もご無沙汰しているのです。

 というわけで先日、久しぶりに「ほっかほっか亭」へ行き、その場で作っていただいた「アジのり弁当」(360円)を美味しく頂きました。
 それは良かったのですが......斜向かいのジャンカレーに変化が。

 工事(こちらこちら)を経て、1年半前に開店した「ののいちコッペ」(写真右側のドア)がない。いつの間にか閉店してしまっていたようです。
 それだけではありません。

 先日たまたま、少なくともセンセイにとっては突然の閉店だった「天丼てんや」(金沢高尾台店)跡を歩いていたら、ホントにびっくり。
 店舗がない......。

 この場所はもともと駐車場の一角だったように記憶している──ただし自信はない──のですが、そこに「天丼てんや」を新築しました。
 好みだったかどうかは別として、開店までの様子を知っているセンセイにとっては「お金がかかっているんだろうなぁ」というのが率直な印象。

 正直なところセンセイは、経営判断による閉店は仕方ないとして、店舗は新しい借り手が居抜きで使うだろうと踏んでいたのです。
 近くの「はなまるうどん」は、閉店した「幸楽苑」の店舗を改装の上で転用しています。

 「ののいちコッペ」はともかく、「天丼てんや」の解体現場にセンセイは、関係者の密かな悲しみと、「ビジネスと割りろう」という強い意志を感じるのですが......。
 どうでしょう。



11月29日(水) 「お肉が安いだけの店 八助」の上に、地球照の三日月が浮かぶ

 今日はタイトル通り、見たままのお話を手短に。

 夜までかかった会議を終え、アパートを経由して新潟の自宅へ戻るべく、川向こうの駐車場へ向かいました。
 西の空が見える場所に来ると、その低い位置に大きな三日月。

 しかも輝いていない残りの部分がぼんやりと光って見えます。太陽光を地球が反射し、それが暗い部分を照らす地球照です。
 がんばって撮影を試みたのですが、残念ながら前回ほどはっきりと映像に記録することはできませんでした。

 そもそも地球照は三日月の頃だけに起き、地球の雲のかかり具合などに依存する珍しい現象。それに、センセイが出くわした時はかなり暗くなっていました。
 少し前ならよく見えたのでしょうが、こうなるともう、よくわからない。

 実はこの写真、撮影したのは先週火曜日(21日)。今晩確認しましたが、現在の月は上弦(じょうげん:半月のこと)を過ぎており、地球照は起こりません。
 3階建てのビルの1階は、以前ご紹介した「お肉が安いだけの店 八助」。

 世俗を超越した天文ショーと現実の世界という、対照的な二つの存在です。



11月28日(火) 駐車場が何故か混んでいて... ──西村センセイ、事の重要さを改めて思い知らされる──

 ......これだけでは何のことか、さっぱりわかりませんね。

 お伝えしたようにセンセイは先週土曜日に金沢へ移動し、午後に開かれた研究会に参加しました。
 懇親会でかなり飲んだくれたので、翌日、つまり日曜日はゆっくりと起床。

 仕事が溜まっているので、研究室へ向かった──ただし勤務扱いではない──のですが、大学に近づくと何だか、変。
 まず車の出入りがあります。いつもなら誰もいないのに。

 正門と駐車場入口には空色の制服を着た警備兼案内の人が立っていて、出入りする車を誘導しています。
 写真は最後に校舎4階から撮影したもの。

 ふだんは公用車2台しか止まっていないのに、駐車場はご覧のように満杯。ここでやっと状況を理解しました。
 推薦入学試験に合格して来春入学する生徒が、日曜を利用してアパート探しに来ているのです。

 実は先日も、厚生棟(21号館)の入口で小規模ではありますがアパート紹介の場面に出くわしたのです。
 ただし今回は規模が大きい。

 入学予定の男子生徒とご両親、そしてかなり歳が離れたお嬢さんという家族の後を歩くと、厚生棟2階へたどり着きました。
 写真は2階にある食堂別室の入口。

 奥では生徒と家族が、アパート──金沢工大では「寮」と呼んでいる──関係者といろいろ相談しています。
 脇のエレベータからは、内見を終えた家族が戻ってきました。

 生徒の表情はいずれも微妙。安堵と微かな緊張感が同居しています。

 良く考えたら、これもセンセイの仕事の一環。センセイが直接執行するわけではないし、入学試験そのものもセンセイだけで行っているわけでもない。
 ただし入学試験の直接の責任者は、入試部長であるセンセイ。

 長いこと入学試験の責任者をしていたので、事の重大さは良く認識しているつもりですが、予想していなかったこのような場面に出くわすと、少々面食らうと同時に、影響の大きさと責任の重さを改めて思い知らされます。
 そしてそれは、やり甲斐でもあるのですが。

 程度や様態の差こそあれ学生諸君も、将来の自分の仕事の影響力をリアルにイメージできたら、きっと勉強への取り組み方も変わるんだろうなぁーと思います。

 反省の念を込めて、です。



11月27日(月) 西村センセイ、「お砂場デビュー」する ──金沢で、初めての研究会に参加しました──

 「お砂場デビュー」。

 若い方には何のことかさっぱりわからないと思います。でも子育てを経験した人にとっては「そう、そうだったよねぇ」という場面。都市部で若い夫婦が初めての子供を育てている状況をイメージしてみてください。
 赤ん坊は、動く人形を扱っているようなもの。

 世話はもちろん大変──それが理由で母親がノイローゼになる場合もある──ですが、基本的には家族の中で何とかなる。でも少し大きくなって乳母車に乗って、あるいはよちよち歩きで外に出るようになると、状況が一変します。
 要するに、まさに社会にデビュー。

 公園など──これが「お砂場」──でくつろいでいる親子の集団と、見知らぬ母子が出くわすと......男性の目で見ると凄まじいバトルが繰り広げられるのですが、でも、たいてい何とか収まる。
 つくづく、女は弱い。されど母親は強い。

 それはともかく、お伝えしたようにセンセイは予定を1日早めて、土曜日のお昼に金沢へ移動しました。
 午後から武蔵が辻の貸し会議室で開かれた研究会に参加するためです。

 案内をもらったのは直前の水曜日。あらかじめわかっていれば手続きを取り、出勤+出張(石川県内ので「外出」扱い)手続きを取ったのですが、すでに休暇を頂戴しています。
 だから休日に勝手に参加した、という扱い。

 研究会の内容は大学教育のあり方に関するもの。主催団体は金沢大学関係者がメインなので、プログラムに記載された名前は知らない人ばかり。
 でもせっかくの機会なので、懇親会まで参加することにしました。

 参加者は約30名。知っているのはお客として参加した富山大学の先生だけ。でもアットホームな感じで迎えてくださります。
 基調講演の講師は金沢大学出身で、現在は名古屋大学で教鞭を執られている先生。

 休日を返上して参加した甲斐があるほど発表そのものは優れていました。鋭い視点があります。続いて金沢大学関係者(現役+OB)によるパネルディスカッション。
 進行のまったり感も、ディスカッションの様子も、金沢工大のそれとは対照的。

 時間が来たのでみんなで会場を片づけてから徒歩で主計(かずえ)町まで移動し、懇親会突入。もちろんこちらも暖かく迎えていただきました。こちらのノリも金沢工大とは大違い。
 途中から気づいていたのですが、センセイ実は、今回の関係者とまったくご縁がないわけではありません。

 兄弟子がかつて金沢大学の、しかも関係者の部署に在籍していたのです(数年前に定年退職)。その話をすると「あぁ、T先生の...」と、ますます盛り上がります。
 ずっと前から知っていたような応対の仕方。

 お砂場デビュー、センセイは意外とタフだったりして。



11月26日(日) 昨日、糸魚川市内で漏斗雲の撮影に成功しました

 今日はタイトル通り、そして見たままのお話。

 北陸地方、特に新潟県はここ数日大荒れの天気が続いています。一昨日の夜に、実家近くに出された避難勧告は翌朝解除されました。センセイはちょうどその頃、自宅を発って金沢へ移動開始。
 金曜土曜と代休を頂戴していたのですが、予定を変更して午後に金沢市内で開かれる会合に参加することになったのです。

 で、相変わらずの荒天。雨が止んだかと思うと、急に前が見えないほどの雨が降ることもあります。とにかく不安定。
 糸魚川市の海岸線を走っていると......え"。

 慌てて撮影したのが写真。まず雨雲とそうでない場所がはっきりしています。その境界部分、雨雲の一部が垂れ下がっています。
 漏斗
(ろうと)雲です。

 これまで10回くらい目撃したことがありますが、撮影に成功したのは初めて。注目していただきたいのは、漏斗雲の下。
 うっすらとですが、海面に柱状のものが見えます。

 まるでその部分にだけ雨が降っているかのようですが、それは違う。実は、漏斗雲とこの部分は繋がっていたのです。
 はっきり言うと、これは海上で発生した竜巻そのもの。センセイが気づいたのはその消滅段階だったのです。

 竜巻が発生するとその周囲では局所的に強い上昇気流が発生します。柱状の部分は吸い上げられた海水が上昇力を失い、海に落ちていく姿。その意味では確かに、(海)水が上から下へ降っているのですが。
 撮影直後、センセイはこの黒い雲の下を通過。

 ま、前が見えない!!

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