2021年5月22日更新(2021年5月30日ページ移動)
■5月22日(土) 実は、キャンパス内でも割と見かけるのです ──今日、センセイがご対面したのは...──
今日は予定を変更して、見たままのお話を。
北陸地方も梅雨の季節が迫っています。先週梅雨入りが宣言されてもおかしくなかったのですが、気象台は回避。雨が降った後、割と良い天気が数日続くと予想されたためです。実際には見事に外れましたが。
この季節の天気予報はとても難しい。いくら数値予報だといっても、得られた観測データには限度があるので、気圧配置や停滞前線の位置がどうしても少しずれます。それだけでその下の天気は大きく変化。で、今日の当地は雨がちとの予報。
所用があるので、車での外出を覚悟していたのです。でもお昼近くになると雲が薄くなりました。怪しい雲は一部に残るものの、かなり回復。雨雲レーダーを見てもしばらく降りそうになかったので、健康維持のために徒歩で外へ。
用を終えて家の近くまで戻ると、ジャージ姿の男子中学生2人が田圃跡の草むらでボールか何かの捜し物をしていました。あれっ?!
少し離れた場所にいるのは雉。中学生のお目当てがそれかどうかはわかりません。急いでトートバックの中から小型デジカメのケースを引き出します。立ち止まってしまったためか、雉は危険を察知してこちらに注目。
鳥なので、顔の側面をこちらに向けて直視します。ケースの中からデジカメを取り出し、電源オンから最大限までズーム。雉の方向へ向けながら、辛うじてシャッターを押したのが写真。原寸切り出し。
ほぼまったく加工していません。都市住まいの方は実感が湧かないと思いますが、田舎では割と雉を見かける機会が多い。
お伝えしたように雉は警戒心が強いのですが、よく観察していると実は、雉も人間の存在を利用して天敵から身を守っているという面があるようです。金沢工大キャンパス内でも、時々地面にいる雉を見かけます。
変な動きをするとすぐに逃げられますが。季節的にはちょうどこのタイミング。
だから西村センセイ、雉を見ると梅雨が迫っているんだなぁーと思ってしまうのです。
■5月21日(金) 雨の日の夕方は、本当に怖い... ──ドライブレコーダーは見た──
写真は昨夕記録したドライブレコーダーの映像。お分かりになりますでしょうか...。
お伝えしたように昨日は自動車でご出勤。夕方に開かれた遠隔の大きな会議に参加してから、スーパー経由で帰宅。されどいつもと違って、BMWを走らせてもなぜかあまり楽しくない...。
一つには気分が影響を与えていたのかもしれません。でも最大の要因はたぶん、運転時の環境。かなり暗くなっています。センセイはもちろんもちろん前照灯を点けているのですが、対向車の中には無灯火の車も。
しかも雨が降っているので周囲、特に左右の確認が難しい。本降りだったらまた違ったのかもしれませんが、その時は降ったり止んだりの微妙な降り方。間欠ワイパーにしているので、状況によっては見えにくい場所やタイミングも。それでも何とか無事にスーパー到着。
これだったら濡れても徒歩の方が良かったかな...。池口農園のほうれん草と値引きされたお刺身を買って駐車場を出発。すぐに写真の交差点へ出ます。徒歩だと直進して生活道路へ進み、自動車の時は右折して幹線道路へ出ます。でも今日は幹線が混んでいるようで、右折した先には3台が停車したまま。
「直進しようか...」。不意に、「グシャ」。大きくはないものの、確かに鈍い音が。
何が起きたのか、さっぱりわかりません。ぶつかったのではなく、潰したような音。センセイはその時、右折した先の自動車に注意を向けていました。
正面から自転車に乗った高校生が、そして右側から黒いSUV。高校生は一時停止(ただし停止線を過ぎていた)。そしてSUVはゆっくりと写真奥へ右折しようとしていたのです。そこまでははっきりと覚えています。
センセイの理解では、SUVは一時停止したような...。(だからその右側を注視した)でも改めて良く見ると、高校生とSUVが不自然に重なっています。車はゆっくりと後退。写真はその直後の様子。自転車の前輪がグチャリと曲がっています。
衝突して自転車は転倒。SUVがその上に乗り上げたのです。高校生は呆然と立ち尽くしています。まぁ、当然の反応ですが。衝突直後あるいはその寸前に巻き込まれまいと身を逸らしたようです。どうやら、少なくとも人的被害はなかったようです。
不幸中の幸い。もともとSUVは道路の中心寄りを走り、かつ交差点を小回りで右折しようとしていました。残念ながらこれは運転が下手、あるいは下手になった証拠。でもすがに、高校生の存在は認識しているはず...とセンセイは思い込んでいました。
でも、そうではなかった。(たぶん)かなり暗くなっているにもかかわらず当該SUVは前照灯を点けていません。しかも高校生は黒っぽい制服を着ていた──傘差し運転ではなく、きちんと一時停止──ため、車両右前方の支柱(「Aピラー」)の陰になって見えなかったのではないでしょうか。
運転手を批判しているのではありません。(弁護しているわけでもないけど)客観的には単なる物損事故。重大な事故ではありません。それでも双方ともに、物理的・精神的なダメージは間違いなく大きかったはず。雨の日の夕方の運転はかように、本当に怖い。
楽しくないわけだ...。
■5月20日(木) それでもどっこい、生きている ──マンボウの街で──
今日の金沢は、午後3時頃から雨との予報。そして実際、その通りになりました。
出勤時は曇っていたのですが、荷物もあったので西村センセイ、今日だけは自動車でご出勤。でもこれは例外。今週は雨も降ったのですが、昨日までは徒歩で通勤。写真は昨日、退勤時に撮影したもの。
以前ご紹介した、串料理のお店「はるけい屋」です。何度もお伝えしたように、この場所はお店が長く続かない場所。しかしこの「はるけい屋」だけは例外で、7年目に入っています。その秘密は何なんだろう...。
その意味で、せめて1回は入ってみたいという気持ちも。それが実現するかどうかはともかく、ゴールデンウィークに気づいたことがあります。写真左側、「午前11時30分から営業」と貼り出されたのです。
ただしその時は最上部に「連休中は」と書かれていたのですが。その連休が終わってから、石川県では新型コロナウイルス感染が急拡大。客観的に見て、観光客など来県者がウイルスを持ち込んだのです。
連休中に東京都民が出かけた先は、1位が沖縄県、2位が石川県。ご存じのように両県とも現在、非常に厳しい感染状況にあります。当地の場合、県は「まん防」こと「石川県まん延防止等重点措置」を発令。
金沢市は特に厳しくて、飲食店は時短営業、種類の提供は自粛。隣の野々市市はもう少し緩く、しかも両市の境界はすぐそこなのですが、ここは金沢市。お店が要請を守っていれば、8時まで営業できるものの、お酒は出せません。飲み屋さんにとって、冗談抜きで死活問題。
せめて...というわけで昼の営業を始め、そして継続していらっしゃるようです。「はるけい屋」が要請に応じているのかどうかはわかりません。されどこの非常に厳しい逆境下でもしっかり生き延びていることもまた、事実。
センセイがまだ金沢にいるうちに、このお店を訪れる機会はあるんだろうか。
■5月19日(水) えーっ!? ──大学脇の呉服店「絹千」、やはり閉店したようです──
「えーっ!!」
今日の夕方から夜にかけて日本のあちこちに、こう叫ぶ──ただし心の中だけだったかも──声が響き渡りました。センセイもその一人。だって、「逃げ恥」のあの二人が結婚されるというのですから。
もちろん契約ではなく、リアル。いや、もう、びっくりしました。
センセイはそもそも、テレビをあまり見ません。せいぜいニュースや映画(+音楽番組?)止まり。でも、何故か「逃げ恥」はちゃんと見ていました。お似合いの二人だなとは思ったのですが、それはあくまで役柄の上でのこと。
特に星野源さんはマルチタレントで、ドラマの人格は完全な演技。もちろんお二人が倖せになることを願っております。
で、こちらはそれとは比較にもなりませんが、昨日ちょっとびっくりしたこと。お昼に最寄りのスーパーで食べ物を買ったのですが、たまたま1本隣の幹線道路経由に。スーパーに近づいた時、重い金属音が聞こえてきました。
工事用の足場の音です。組み立てているのか、解体しているのか。どこからだろうと音のする方を見ると、そのどちらでもなく、解体した足場をトラックに積み終えたところ。
何かの作業が完了したのです。ここは旧「吉野家」、現「ドミノ・ピザ」の隣。呉服店「絹千」です。
実は以前から気になっていたお店なのです。数年前までは暖簾が掛かり、確かに営業していたのですが、ここ2、3年はシャッターが降りたまま。
でもそれ以外の変化はありませんでした。良く見ると、上部の看板が外されています。「看板」と言ってもお店の名前その他だけ。外した跡が残っています。他方、シャッター上に描かれた情報はそのまま。
どうやら看板屋さんは塗装には手を出さないらしい。いずれにせよお店を閉じられたか、営業を休止されたようです。センセイには直接ご縁はなかったし、ネット上にも住所、電話番号等以外の情報は掲載されていないようです。
だから残念ながら、詳しい状況はわかりません。されどやはり、厳しい状況だったんだろうなぁ...ということは、容易に想像できます。
明暗が対照的なニュースです。
■5月18日(火) 野々市は、奥が深い...(3) ──「旧魚住家住宅」──
本当は昨日お伝えするつもりだった話題。
土曜日にお伝えした「喜多記念館」の斜向かい、旧北国街道(本町通り)の南側に位置するのがこの「旧魚住家住宅」。野々市市の指定文化財で、現在は郷土資料館として用いられています。
逆光下での撮影なので、ガンマを補正しています。建物そのものは160年くらい前、隣の白山市内に建てられた商家で、魚住家がそれを1900年(明治33年)に買い求め、この場所から少し離れたところに移築したそうです。
その後1973年(昭和48年)まで住宅兼雑貨店として使用。1994年(平成6年)にこの地に再度移築され、現在に至っています。詳細は説明をご覧いただきたいのですが、簡単に言うと奥が農家の家の構造。
手前が商家の造り。確かに本町通りには現在も、このようなお宅が数軒残っています。「喜多記念館」の時にもお伝えしましたが、非常に立派な造り。
そして、それを支えるだけの経済力がこの地にあったことを示しています。でも、立派なのは建物の造りや大きさだけだったら、そしてそれが地域の表玄関にあたる場所だけだったらそれが実力かどうかはわからない。
表通りを一瞥(いちべつ)しただけでは、地域の真の豊かさを判断できないのです。お察しの通り、ここまでは前振り。イントロダクションです。野々市の奥の深さは...。(続く)
■5月17日(月) 何ごとも、中庸が大切らしい ──睡眠不足の朝の血圧は、まったく予想外の結果に──
今日は予定を変更してお伝えします。まったく予想外だったので。
昨日の北陸地方は南から暖かい空気が入り込み、夜になっても暑い。アパートの温度計を確かめたのですが、26℃を下回ることはありませんでした。身体がまだ暑さに慣れていないので、ちょっと辛い。
今日の仕事の備えて、いつも通りの時刻に就寝。されど僅か30分ほどで目覚めざるを得ませんでした。激しい胸焼けです。
程度の差こそあれ誰でもそうでしょうが、センセイも身体にいくつかの不具合を抱えています。いずれも致命的なものではなく、ちゃんと産んでくれた両親には感謝していますが。今回は、胃と食道の境界にある「噴門」と呼ばれる部分の問題。
胃カメラを飲んだ際、同級生の医師に教えてもらったのですが、噴門が非常に緩いのだそうです。そのため食べ過ぎた時や、食事後十分時間が経過していない状態で横になると、胃液(塩酸)を含んだ内容物が食道まで逆流することが。「逆流性食道炎」です。胃カメラによる検診でその「傷跡」をはっきりと見ることができます。
急いで、常備している胃薬を服用。その効果が出るまで少し時間がかかるので、身体を起こした状態で2時間ほど待機。就寝は3時前になってしまいました。不思議なもので、それなのにいつもの時刻に目覚めます。つまり、睡眠不足。
昨日お伝えしたように血圧を低下させるためには十分な睡眠も必要。だから今朝はかなり高い値が出るんだろうなぁ...と覚悟したら、まったく意外な結果に。いわゆる「最高」(加重平均の最低値)は96mmHg(!!)と、非常に低い。(グラフ右端のピンクの「●」部分)
昨日お伝えしましたが、加重平均で100mmHgを切ったのは初めてです。個別の最低値は何と、86mmHg。「最低」も加重平均で56mmHg、個別の最低値は53mmHgと、こちらも記録をあっさりと更新。こうなるともう、完全に低血圧状態。
血圧計の故障を疑ったのですが思い当たる節はありません。しかも今晩の記録は上が118mmHg、下が73mmHg──ただしいずれも低め──と正常値。どうやら、本当に記録したらしい。
そのまま出勤したのですが、やはり睡眠不足気味で、何だかイマイチ冴えません。事務作業はともかく結局、クリエイティブな仕事は終日できませんでしした。
でも、もしかするとこれって、低血圧が原因かも。今日は、明らかに寝不足の時のような眠気はなかったので。
どうやらやはり、何ごとも中庸(ちゅうよう)が大切なようです。
■5月16日(日) トップ・シークレット ──今朝の収縮期血圧が、最低値99mmHg(!!)を記録しました──
3ヶ月ぶりに血圧のお話を。今日、新記録を達成したので。
写真は何回かお伝えしてきた過去3年間の血圧変化の記録。グラフの見方はこれまでと同様で、まず横軸は時間軸。縦軸が血圧で、上の2本は収縮期血圧(いわゆる「最高」あるいは「上」)。
下が拡張期血圧(いわゆる「最低」あるいは「下」)です。それぞれの上側(紺と黄)が夜、下側のピンクと濃い水色が起床直後の記録です。これまで誤解や数字の一人歩きを防止するために具体的な数値を伏せていましたが、今回初めて実際の値を公開します。
中央付近、少し濃い横線が現在の最高血圧正常値の上限とされる130mmHg。グラフ右端近くの約6ヶ月、概ね今年に入ってからはほぼこの基準をクリアしています。2019年3月──左から1/4くらい──に血圧計を上腕型から手首型へ変更しました。
その頃からは途切れなく毎日のデータを記録。減量する方法はいろいろあるでしょうが、有名な方法の一つが「毎日体重計に乗る。それだけ」というもの。金沢には体重計がないので、センセイ個人は実践していませんが。
でもその気持ちは良くわかる。毎日測定するだけで、その日の行動を反省し、少しでも良い値を記録すると楽しくなってきて、より改善を目指す行動を取ることができます。
グラフから、全体的に血圧が低下していることは明白。降圧剤をまったく服用していないにもかかわらず、当初と比較してざっと2/3に低下しています。お医者さんならびっくりし、製薬会社の関係者は愕然とする内容。主力商品の存在理由が問われることになるのですから。
しかも実際は、さらに劇的。最初は血圧があまりに高かったため、数回測定した記録の最低値を記録していたのです。さすがにこれはご都合主義が過ぎるので、現在は数回の加重平均の最低を残しています。というか、センセイの血圧計では完全な平均を測定できないのです。
当初は、最高が簡単に200mmHgをオーバーしていました。その状態と比較すれば、半分近くに低下したことになります。俄には信じてもらえないと思う。
低下させた要因はまず、グラフの左半分が「キンエン生活」。それに加えて、グラフ右側のストレス軽減と十分な睡眠。そしてここ半年くらい継続している適度な運動の効果と解することができます。
で、例えば今晩の最高血圧は123mmHg、朝は107mmHg。(いずれも加重平均)ただし「瞬間風速」に相当する個々のデータの最低値は、夜が114mmHgで、朝は99mmHg。一般的にはお酒を飲むと血圧が上がると言われていますが、センセイは逆。これまでの最低記録は飲み会翌日の95mmHg。
まぁ、これはアルコールの影響が大きいので除外すると、通常の状態で100mmHgを切ったのは初めてのはず。ちなみに最高血圧(加重平均)の最低──ややこしい──は、夜が114mmHgで、朝は先週月曜日に記録した101mmHg。(いずれも飲み会後を除く)
もう一度グラフに目を向けると、右端近くに突出した峰が二つあることがわかります。詳細は記しませんが、これは明らかにストレス。食習慣や体質が改善されると、心の持ち方だけで15mmHgくらいは簡単に変化してしまうんですね。
ちなみに、このピークはいずれも新潟の自宅にいた時の値。客観的に見ても血圧は、金沢滞在時より自宅での方が高い...。トップ・シークレットですけど。
トホホ。