2021年10月2日更新(2021年10月10日ページ移動)

──2021年9月第5週〜10月第1週のニュース──

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10月2日(土) 考えてみれば、当たり前だ ──西村センセイ、踏切で立ち止まる──

 今日は土曜日。学校行事などがなければ、センセイにとって家族サービスの日。

 高齢の両親の面倒を含めて、それも一家の長としての大事なお勤め。でもその前に、お昼を食べなければ。11時過ぎに家を出て、徒歩で近くのスーパーへ。夜のツマミの買い出しも兼ねています。途中でJR東日本信越本線の田中踏切を渡ります。
 100mくらいまでの場所に近づいた時、踏切が警報音を発し始めました。

 踏切に到着したちょうどその時、新井発新潟行の下り「しらゆき3号」が目の前を大きな音を立てて通過。乗車率は20%くらい。ちょっと前はガラガラだったのに。
 帰宅時も、列車の通過と重なりました。しかも今度は上り下り一緒。

 踏切で遮断機が開くのを待つ時はいつでもそうですが、センセイは遮断機のすぐ前に立ち、列車が駅を発車して通過するまでをずっと追います。
 まず上りの「しらゆき4号」が減速しながら通り過ぎます。

 でも上り列車が駅を発車してこの踏切を通過するまでにはまだ時間がかかりそう。深い意味はなかったのですが、遮断機を改めて良く見ます。

 写真右側の「踏切遮断機」も、「踏切遮断棹(かん)」の折損(せっそん)を防止する「遮断棹防止器」(棹の付け根部分の機械)も専門メーカー製。
 そりゃ、そうでしょうねぇ...あ"。

 ここでやっと「踏切遮断棹」つまり棹に注意が向きました。てっきり竹製だと思い込んでいたのですが、ご覧のようにそうではありません。おそらくエポキシ樹脂と炭素系繊維による繊維強化プラスチック。
 今のご時世、考えてみれば当たり前。センセイはすっかり取り残されていました。

 ちなみに、遮断器が降りた状態で踏切内に取り残されたとします。まずは線路脇にある通報装置で緊急停止を要請するのが先。でも目の前の棹の下には、暖簾のように「車で押して出よ」と書かれています。
 パニック状態のドライバーに、その表示が目に入るかどうかはわかりませんが。 



10月1日(金) 「ラーメン横町 スター軒」跡に本日、「らーめん味噌屋 味そ蔵」オープン!!

 時間的には昨日の続き。

 アパートへ戻るためには、その途中でコンビニ前の押しボタン式信号機の横断歩道で片側2車線の幹線道路を渡る必要があります。お店の脇を通り抜けると、急に視界が開けました。もちろん目の前には信号機。
 あれっ?!

 斜向かいにある、長く「臨時休業」状態の「ラーメン横町 スター軒」に変化が。まず目に入ったのは、開店の花輪が2基。かなり大きな動きです。
 しかもヘルメットを装着した作業員が、高い脚立の上で何か巻物を手にしています。

 何だろうと思ったら、それがスルスル降りてきてポスターのような状態に。あらかじめ印刷してある看板です。それを「スター軒 ラーメン」の上に貼り付けようというのです。
 確かにこの方法なら、簡単に交換できますよね。

 ここでやっと気づきました。すでに入口上の看板が変わっています。「らーめん味噌屋 味そ蔵」。もちろん味噌ラーメンのお店でしょう。
 でもセンセイは初めて聞く名前。

 良く見ると入口脇の写真入りメニューや駐車場の表記も変更済。さらに良く見ると、立て看板には「10/1(金) OPEN」。おぉ、明日(=今日)じゃないですか。
 その下には「味そ蔵が豚蔵から移転することになりました。今後は平日も営業いたします」。

 後から調べてみたところ、「味そ蔵(みそぞ)」はどこか遠い場所から移ってきたのではなく、すぐ近くの「豚蔵(とんぞ)」のセカンドブランド。日曜日だけお店を味噌ラーメン専門店にしていたのだそうです。
 ここ2、3年、ラーメンをまったく口にしていないこともあり西村センセイ、まったく知りませんでした。

 この「味そ蔵」のお店の移り変わりについては前回をご参照頂きたいのですが、すったもんだの末──たぶん──「豚蔵」のつけ麺部門のお店に。要するに支店ですね。でもどうやらうまくいかなかったらしい。
 そこで評判の良い(らしい)味噌ラーメン部門を独立させて、平日も...ということのようです。

 外から観察する限り、店内の什器(じゅうき)備品はそのまま使用するようです。いわゆる「居抜き物件」。というか実態は、改装よりも新装オープンの方が近い。実際、右側の業務用食品会社からの花輪は「祝 新装オープン」でした。
 ちなみに左側は「祝オープン」。

 実は2週間くらい前の晩、真っ暗な中を帰宅する際に、店内に明かりが灯っていることに気づいたのです。その時は「県内のコロナウイルス感染状況も落ち着いてきたので、営業を再開するのかな」と思ったのです。
 されど翌日以降もまったく変化なし。

 今回のオープンに向けての準備作業だったのでしょう。

 「味そ蔵」について調べてみると評判は良い。女性客も多いようで、彼女たちにも支持されているようです。個人的には興味あるのですが...。金沢での日々の先が見えてきたセンセイが、この「味そ蔵」入る日はあるんだろうか。

 お気に入りだった「金澤味噌らぁめん 秀」ですら、もう3年も足を運んでいないのに。 



9月30日(木) はて、何台ものトラック... ──ワクチンの職域接種が終了したようです──

 予定を変更してお伝えします。

 今日は木曜。曜日変更の先週土曜日に続いて、朝イチにクラスがあります。遠隔ということもあって、一部の受講生はまだ本調子ではありませんでしたが、大半は積極的に取り組んでくれて講義は無事終了。
 このクラス、先週は対面だったのでどうなるかと思ったのですが、やれやれ。

 お昼になって気づいたのですが、アパートへ戻る必要があります。すぐに研究室に復帰するので、デジカメだけ持って一時的に退出。
 ...あれっ?!

 写真の右側にある、センセイらの研究室が入った建物を出たら、大型トラックが数台停車していたのです。運転席にドライバーの姿は見当たりません。
 トラックは大学出入りのイベント会社のもの。たぶん何かの行事に使用する物品の出し入れです。

 「今の時期って、何だったっけなぁ。3年生の就職活動に向けた行事だったけなぁ...」などと思いながら歩いていると、写真中央に落ちているパネルに目が止まりました。
 かなりの部分が隠れていたのですが、その間から「・・・接種会場 受付」。

 そうです、受付会場となった手前の建物と、左奥にある会場を使用した新型コロナウイルスワクチンの職域接種会場を解体、撤去しているのです。
 改めて後ろを振り返る格好で受付会場内を見ると、すでにもぬけの殻。

 今は、接種会場本体の仕切パネルその他を搬出しているようです。

 考えてみると、今日は木曜日。ご協力いただく医療関係者の都合で、本学でのワクチン接種は木曜日と土曜日。おそらく昨日で希望者対象のワクチン接種を終えたのでしょう。もちろん2回目の接種後も、十分な抗体が生成されるまでには2週間くらいかかります。
 また、その後も「ブレーク・スルー感染」を考慮する必要があります。

 されど接種後は感染(正確には、たとえ感染しても獲得した免疫で発症を防ぐ)の可能性、また感染したとしても重症化のリスクを大幅に下げる効果が期待されます。つまり通常の姿の大学に一歩近づくということ。
 すぐに元に戻るわけではありませんが。

 徐々にですが、学舎(まなびや)が、本来のその姿を取り戻そうとしています。

 ...おっと、アパートへ急がねば。



9月29日(水) チャンカレ斜向かい、「バイクショップ ミヤカワ」跡で改装工事が始まっています

 本当は昨日お伝えするつもりだった「見たまま」のお話。

 お伝えしたように火曜日は講義が2コマ具体的には朝イチに1年生の、午後の最初に3年生の必修科目があります。つまりその間にお昼を食べなければならない。実は講義って、体力勝負なのです。
 「高タンパク+低塩分(+低脂肪)」の何かを求めて最寄りスーパーへ。

 ここは日替わり惣菜が多いのですが、何故か昨日はめぼしい品が見当たりません。センセイのオツムの中から「コンビニ」という文字はほぼ消え失せています。
 ひとまず大学に戻ってから、ほぼ反対側の「ゲンキー 扇が丘店」へ。

 ドラッグストアとコンビニの違いを尋ねられると困るのですが...あれっ?!

 チャンカレの斜向かい、二郎系──たぶん──マキシマム ザ ラーメン 初代 極(きわみ)」(写真左奥)の並びにあるお店に工事用の仮設足場が組まれています。
 ここは
バイクショップ ミヤカワ」だった場所。

 お店の前に来ると、まず中央の柱の陰で男性が塗装工事をしています。何か塗っているのではなく、その前段階。不要な塗装その他を剥がしているのです。
 照明は消えていましたが、店内は見事に空っぽ。

 現場を通過しようとしたその時、2階部分で作業中の男性がいらっしゃることに気づきました。窓に貼り付けられたシールおよびその痕に残ったノリのようなものを、専用の工具(?)を使って剥がしていらっしゃいます。
 実は3週間くらい前、ここで動きがあったのです。

 やはりお昼に通りかかった時、1階の入口付近で男性3名、女性1名の方がメジャーとメモ帳を手に距離を測っていらっしゃったのです。もちろん近日中に何かのお店になるのでしょう。でも、もっと先の話だろうと思っていました。
 その点は予想外。

 されどここもまた、お店がなかなか長続きしない場所。

 う〜ん、果たしてどうなる?!



9月28日(火) な、何?! アパートの真ん前が事件現場?!

 予定を変更してお伝えします。昨日もそうですが、さすがに事前に予想できる内容ではないので。

 今日は今学期初めての火曜日授業。講義が二つと、会議が一つ。要するに、割と忙しいし心身ともにどうしても消耗しがち。ただし午後の講義はメチャクチャ盛り上がりましたが。オマケに最後は個人面談。
 さすがに疲れました。

 窓の外はもう真っ暗。積み残した仕事はアパートで片づけることにして、スーパー経由で帰宅します。アパートが見えてきたところで...何だかおかしい。
 嫌な予感。

 ほぼ同じ場面に出くわしたことがあるのです。向かいの大きなお宅に老夫婦がお住まいだったのですが、15年くらい前にご主人が逝去。
 身内の方でしょう、道路を片側塞ぐような格好でこの状態になりました。

 奥様はその後もそれなりにお元気。だから考えたくないのですが、ついに「その日」が来てしまったのかも...。でも、やっぱりおかしい。
 近づいてみると、屋根の上が赤っぽい車がいるようなのです。それも2台。パトカーです。

 しかも反対側にも銀色の中型車が。センセイらの車の前方を完全に塞いでます。道路そのものも自動車の通行が難しい状態。しかも中型車の奥には、さらに1台。
 その車の周囲を10名くらいの人間が囲んでいます。

 さらに接近して──センセイは帰り道を歩いているだけなんだけど──撮影したのが写真。一番手前の車両は後から駆けつけた関係者の車らしい。その奥にエンジンを停止したパトカー、覆面パトカー。そしてエンジンを掛けたままのパトカー。
 問題の2台の間には自転車が2台。そのうちの1台は派出所の自転車です。

 2台の車は完全に制止しており、奥の車には運転席とそのすぐ後ろに男性。後部ドアが開いており、何やら話し合っています。私服警官です。車の周囲には結局、制服私服警官──よく見るとわかる──合わせて8名。
 他に、一般人の方が3名。

 異様な緊張感が漂っていますが、怒鳴り合ったりというようなことはありません。地域住民として何が起きたのか制服警官に尋ねようかと思ったのですが、民事事件なら教えてもらえないと思う。
 そもそも事件じゃないかもしれないし。

 察するに2台の車あるいはそこに乗車していた人たちの間で何らかのトラブルが発生したようです。ただし車両に損傷は内容なので、交通事故の類ではないようです。停車したのがたまたま、センセイが借りているアパートの正面。
 通報を受けて現場に警察が駆けつけたのですが、どちらか──あるいは両方──が要注意人物だったのか、刑事課までがやって来る騒ぎに...というところでしょうか。

 アパートに入り、少し片づけていると、外が少し騒がしくなりました。まず奥の車が立ち去り、パトカーが続きます。手前の銀色の車に乗車していたと思われる男女2名が見知らぬ人に頭を下げています。
 お礼の気持ちを伝えているのです。

 その車も、静かに退去。う〜ん、いったい何だったんだ。



9月27日(月) 軽トラックの荷台に、く、熊が...?!

 今日は見たままのお話。

 夕方近く、金沢市内の片道2車線の幹線道路を走っていたら、目が点に。ま、まさか...。

 3台前をオリーブドラブの軽トラックが走っています。以前は皆無だったのですが、最近は割と目にするようになった色です。市販車なのでしょう。それはともかく、どうもその荷台に誰かが乗っているようなのです。
 道路交通法違反なんだろうけど、昔は引越の際などに時々見かけた光景です。

 問題は、その子供くらいの人物がどうも荷台で立ち上がっている(らしい)こと。前2台の車の陰になって、時々しか見えないのですが...。え"ーっ?!
 ...に、人間じゃ、ないっ?! 

 だって真っ黒だし、耳は丸いし、肩幅が異常に狭い。ナシテ?!

 当たり前ですが、交差点での車の出入があり、そもそも進行方向も信号機で前の車と離されたりします。それでも最後は軽トラックに追いつきました。
 安全確保のため、赤信号で一時停止した際に撮影したのが写真。

 ご覧のように、黒く塗装された熊の人形です。それも前向きと後ろ向きに大きさのことなるものが2体。よく見ると中央には「スター・ウォーズ」に登場するヨーダのようなものも。
 これは梟あるいは狼の木彫り人形です。

 荷台のすぐ後ろの中央部には、木そのもの(おそらく本物)と、チェーンソーの模型(赤い部分がエンジン部)も取り付けられています。きっと北海道好きの方が車に取り付けられたのでしょう。
 写真左側の熊を見るとわかりますが正直なところ、あまりリアリティはありません。

 特に目や口が真っ黒だし、そもそも格好が招き猫状態だし。でも右の立像(?)は別。顔が見えない分、後ろを走るドライバーの目を釘付けにするものがあります。

 ホントにビックリしました。



9月26日(日) オトナの味だ... ──県内産の「アラ」の刺身を初めて頂きました──

 昨日は土曜日だったので、センセイはお昼に大学を離れました。

 それから移動を開始したのですが、世の中は実質的に休日で、しかも良い天気。当然、家族連れで買い物に出かける車が多くなります。渋滞にも少し巻き込まれたのですが、それはほぼ例外。
 何となく車の台数が多くて、流れが悪い、という感じ。

 ところどころで道路工事による片側通行もあったので、到着までにいつもよりかなり時間を要しました。そこに老人が運転する、低速で予測不能な車が加わります。センセイも立派な高齢者ですが...。
 しかも現在は、秋の交通安全運動期間中。

 あちこちで取り締まりが実施されており、昨日は定番の取り締まり場所で前の前の車が速度違反で検挙されました。つまり、時間がかかるだけでなく、あれやこれやでストレスも高まりがち。
 「帰ったら、アレとコレを片付けて...」というToDoリストが、次々と白紙に還っていきます。

 その一つが、夜の晩酌のツマミ購入。もう、時間がありません。道路沿いのスーパーの候補を考えていたのですが、何となく合点がいかない。
 そこで昨日は、先月訪れたばかりの、道路に面したお店を訪れることにしました。

 で、無事に到着したのですが、何しろ、お店に入るのはまだ2回目。店内の商品配置は概ね理解しているものの、でも、どこがツボかまではわかりません。
 とにかくお刺身売り場へ直行。

 途中でチラ見し、そしてお刺身で再確認したのですが、やはり新鮮で品質が良く、それなのにとても安い。お客が絶えない理由が良くわかります。
 されど昨日はかなり遅い時刻。

 鮮度が売り物のお刺身は、もう数えるほどしか並んでいません。しかも量がかなり多い。センセイは独酌なので、ちょっと無理。別なお店にしようかと思ったのですが、やはり品質の高さは評価すべき。
 残っていた商品の中から選んだのが写真の「アラ」(税別500円)。ちょっと高いけど、ま、いっかー。

 もちろん「アラ」という魚の名前は知っています。「クエ」の九州での別名「アラ」とはまったく別のお魚です。後者は超高級魚。北日本での「アラ」は大衆魚ですが...どんな形をしているのかは知りません。
 と言うか、頂くのも初めて。

 入浴や夕食など、家長としての用を済ませてから2階の書斎へ。もちろんビールと「アラ」とともに、です。冷蔵庫から「アラ」のパッケージを取り出すと...う〜ん、こんなに大きかったっけな。蓋を取ると、その量に圧倒されます。
 この段階ですでに、かなり反省。

 なお、お刺身が左に寄っていますが、これはセンセイがいい加減に運んだため。本当はもっと美味しそうです。右側には白身魚用のお醤油「大野紫」。でもお醤油はあくまで脇役。今晩の主役は「アラ」。
 蓋を取った時に気づいたのですが、身はかなり透明感があります。

 まず清めのサッポロ・黒ラベルを軽く口にしてから、お醤油をちょっとだけつけた「アラ」を頂きます。鯛などのわかりやすい味ではなく、スズキ(鱸)に似た奥深い味。素人受けはしない、オトナの味。
 ただし今回の能生産の「アラ」にはスズキ独特の泥臭さがありません。

 バクバクと頂くような魚ではないのですが、買い求めた、つまり魚の命を預かったからには最後の最後まで、きちんと頂きました。その後で調べてみたところ、やはりスズキ目のお魚でした(実話)。ハタ科とのこと。
 言及した「クエ」も、同じハタ科に属するそうです。

 写真も初めて目にしましたが、食べたくなるかどうかは...う〜ん。

 センセイの行動範囲は限られているので、「アラ」を頂くのは最初で最後かも。貴重な経験をさせて頂きました。

 合掌。

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