2021年8月21日更新(2021年8月29日ページ移動)

──2021年8月第3週のニュース──

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8月21日(土) ダメージが... ──いつもの場所で、な、何と、脱輪!! ──

 ダメージが、大きい。

 車両の損害は軽微──それでも少し点検、修理が必要──ですが、何よりメンタル面で厳しい。何しろ慣れ親しんだ場所で、しかも何十年も同じように行ってきたにもかかわらず、トラブルを起こしてしまったので。
 ご覧のように、左前輪を脱輪させてしまったのです。

 何度もお伝えしているやむを得ない事情で、お昼に実家へ。過疎化が進む田舎ですから、ちゃんとしたものを含めて駐車場所はいくらでもあるのです。でも写真右側にある実家に立ち寄り、かつすぐに出発する場合はいつもここに。
 注意すべきは車両右後部付近にある電柱。

 そこでひとまず前進し、後進してこの位置に止めるのですが、たいてい車の左側、つまり用水路との間に隙間が。そこで今日は、ハンドルをちょっと深めに。
 後から考えると、バックするスピードも速めだったと思う。

 不意に、左後輪が持ち上がった──実際には、左前輪が落ちたため、そう感じた──感覚があったので、後輪が古い駐車場へ繋がる段差に乗り上げたのだろうと思ったのです。
 しかし...何だかおかしい。

 車輪の滑らかな動きではなく、擦るような音と振動。エンジンを停止してハンドルブレーキを引き、外へ出てみると、見事に脱輪。何てこった。4台乗り継いだ自分の車で初めてです。
 30年くらい前、営農車として使っていた父親の車を田圃の、狭い場所にある側溝に落としたことはありますが。

 潔くここで諦めればいいものを、駆動輪である後輪が道路上にあることもあり、サル化したセンセイの脳みそは再度後進を試みることに。
 今までとはレベルの違う悲鳴が...。(トホホ)

 この車の質量は約1,800kg。前後の重量比は50:50なので、タイヤ1本当たり約450kg、前後では約900kgとなります。もはやちょっとやそっとでは対応不能。まず購入したディーラーへ救援要請。
 サービスマンによると、こちらでは対応できないので、まず保険証書にある連絡先に電話して欲しいとのこと。

 指示された番号は自動応答でなかなか繋がりません。電波状況が悪いのと、携帯電話に十分な電力が残っていなかったため、実家の有線電話でかけ直します。ずいぶん待ってから応答があったのですが、その後は比較的順調。
 提携する業者の手配が済むまで約30分、約30km離れた拠点からの移動に同じくらいの時間。

 大型クレーン車で到着した担当の方(写真右側)は状況を確認の上、クレーンで前輪を持ち上げて横へ移動させると説明してくださりました。写真はその一コマ。両輪に丈夫なロープを渡し、上方のクレーンでつり上げる準備をしているところです。
 最大で2.1tまで吊り上げる能力があるようですが、アームを延ばしているため能力が低下し、作業中に何度も警告音が。

 それでも結果的には、問題なく正常な位置へ戻して頂きました。作業時間は、おぉ、わずか約20分。お礼を申し上げます。

 改めて確認してみると、走行には全く影響はありません。ただしサル化した脳のおかげで、交換可能な下部外板の一部が歪み、またその部分の塗装も剥げてしまいました。冷静に考えれば、当たり前なんですけど。
 無事に用を済ませて帰宅。

 でもダメージは、大きい...。



8月20日(金) フ、フライパンの存在理由が... ──ガスグリルを初めて使ってみました──

 飛び込みのニュースが続いて、ご報告が遅くなっていたお話を。

 センセイが現在も居住する金沢のアパートを借りたのは、金沢工大赴任前年の2021年12月。つまり20年前。

 引越しの費用は大学から出ることは知っていたものの、正式な赴任前からかなり行き来があったこともあり結局、家財道具のすべてを自分の車で運びました。といっても、最初はほぼ寝具だけ。
 初日の晩は、コンビニ弁当を床に置いて、それを頂きました。

 新潟から生活に必要な品を運び入れるだけでなく、大学近くのジョーシン──その後閉店、現在は寿司店──で机やパソコンデスク、オーディオラック、そして各種家電製品を購入しました。ただし椅子だけは別。
 安っぽく、長く座れないような物しかなかったため、自宅書斎と同じ物を新潟の山下家具店で購入(その後修理)しました。

 家電製品と一緒に揃えた品の一つが、ガスコンロ。以来、センセイは飲み会その他を除き、原則として夜に外食はしていません。理由は簡単。
 自分で調理した方が美味しいし、野菜も多くいただけるから。

 ご存じの方も多いと思いますが、センセイは学部後半の約3年間、新潟市内に存在した「東華楼」という中華料理店の夜専門の支店でコックとして働いていました。
 もちろん生活費を稼ぐため。

 中華料理の場合、基本的には柄のついた中華鍋(≒深く大きなフライパン)を多用します。メインは炒め物。でも、他の器具を使って蒸すことも。
 揚げ物は業務用のフライヤー。焼き物は同じく、ガスオーブン。いずれも民生用では絶対に真似できないほど強力。

 そのため、当時から現在に至るまでセンセイは、加熱する方法はまずフライパン。手を抜いたり蒸したい場合は電子レンジ。白状すると、発想を転換することができませんでした。
 20年前に購入したガスコンロにはグリルが装備されていたのに。

 もちろん自宅にも実家にもグリルがあります。でもそれを使うのはセンセイではありません。

 お気に入りのフライパンが壊れてからいろいろ考えていたのですが、やはりここは、ガスグリルを試してみるべきと判断しました。お盆休み中に情報を集めてから、スーパーで安い食材を買い、実際に何回か挑戦してみました。

 結論から言うと、「今までの苦労は、何だったんだ...」。

 情けないですが、本当なのです。写真は試作2回目。本当はちょっと小降りの鯛にしたかったのですが、お盆前はあれほど並んでいた富山、新潟産の鯛がほぼまったくない。仕方ないので、アメリカ産の冷凍アカウオの切り身。
 写真は表裏を1回ずつ焼いて、もう一度表側にした時の物。

 油と金網の焼き付きの処理を避けたかったので、アルミホイルを敷きました。1回目は魚をひっくり返す際に一部が破れてしまったため、この時は普通のホイルの上に、焼き物線用の物を重ねています。
 冷凍物だからでしょうが、加熱で身が少し縮んでいます。

 でもフライパンの時と違ってとても綺麗に焼けます。食べてみるとグチャグチャした感じはなく、良い焼き具合。ただし塩分を感じます。加工の際に塩を使っているのかもしれません。ただし、処理済みの(塩を振っていない)生魚を使っても塩分を感じます。
 だからこれは、センセイの側の問題なのかも。

 炒め物は特にそうなのですがフライパンを使うと、いくら換気扇を最大に作動させていても、どうしても油分や臭いが台所中に広がります。調理後すぐに洗浄剤を拭くんだシートで壁面を拭き上げるのですが、何となく臭いは残ります。
 でも今のところこの方法なら、洗浄を含めてガスグリルの問題は皆無。

 というわけで再び、「今までの苦労は、何だったんだ...」。壊れた、そしてお気に入りだったフライパンの運命は決しました。魚の次は...というわけで、現在はお肉と野菜にも挑戦中なのですが、これが実に興味深い。

 続きは...あるかもしれません。ないかもしれません。



8月19日(木) お客の数より店員の方が... ──ヤマダ電機テックランド柏崎店、閉店──

 今日も予定を変更してお伝えします。

 新潟の新型コロナ感染者数──他地域同様に急増──が気になったのでWebを見ていたら、なぜか「ヤマダ電機」、「柏崎店」の文字が。それも複数。ナシテ?!

 少し調べてみると今度は、「閉店」、「改装につき閉店」あるいは「閉業」という記述があちこちに。ただしこの段階では未確認情報。
 ただしいずれにせよ、新潟県中越沖地震が起きた2007年に華々しくオープンした
ヤマダ電機に関するもの。

 そのうちに「公式Web」の文字が目に入ったので見てみると、ちょっとわかりにくい場所でしたが確かに、ヤマダ電機テックランド柏崎店閉店。
 我が家の目と鼻の先です。

 センセイの自宅がある新潟県柏崎市は、人口8万人の小さな街。田舎は確かに、高齢者を中心としてある程度余裕のある人が存在するので、一定の購買層を見込めます。ヤマダ電機もそう認識したようです。
 同店の出店により、地元資本の中規模店は閉店、廃業。

 されどその後、ケーズデンキが進出してきたため、改装したジョーシンとで三つ巴の闘いに陥りました。さすがに3店の併存は難しい。
 センセイはジョーシン派。伝統的な品揃えなので。

 他方、家人は自宅に近いということもあり、ケーズデンキ派。店舗がかなり広いこともあり、他店では手に入らない商品があったりします。で、ヤマダ電機の強みはというと、少なくとも柏崎店についてはすぐに思いつかない。
 特に安いわけでもなく、品揃えに特徴があるわけでもなく。

 オープン直後はお客さんが入っていたのですが、程なく、まるで潮が引くように減少。正直なところ、お客さんの数より店員の数の方が多い状態に陥り、しかもそれがずっと継続していました。
 センセイもずっと訪れたことがなく、去年の夏くらいに何かの部品を探して入ったことがあるだけ。

 だから遠からず...と思っていたのですが、さすがに今回は不意打ち。広いお店の今後については情報が入り乱れています。

 いずれにせよ、できるだけ早くこの目で状況を確認したいと思います。



8月18日(水) アパート近くにある大きなお宅の工事はやはり、一部解体撤去でした

 今日は予定を変更してお伝えします。

 写真は今晩、かなり暗くなってから帰宅する際に撮影したもの。スーパーで食材を買って1本隣の道路を歩いていて近所のお宅の変化に気づいたのです。道を少し戻って、お宅の前で撮りました。
 内蔵小型フラッシュを焚いているため。重機の後部やカラーコーンが妙に輝いています。

 今朝はまだ、変化がなかったと思うのです。まぁ、センセイのことですから見落とした可能性も高いのですが...。

 前回の写真と比較していただくとはっきりとわかりますが、写真左奥、重機の正面、そして前回の写真中央左側にあった平屋部分が完全に撤去されています。
 新たに壁を形成するためでしょう、2階建て部分の接続場所付近もかなり壊されています。

 なお、とても綺麗な基礎部分はまだ手つかずでした。当たり前といえばそうですが...。

 やはり平屋部分とここに存在した庭を撤去するようです。工事部分に関するセンセイのその後の予想は、お伝えしたように売却、宅地化。
 写真の縮小作業の際に気づいたことが。

 写真中央奥、残った2階建て部分の柱が少し傾いているのです。正確に言うと、2階部分は垂直なのですが、1階の柱がやや右に傾いているのです。
 これは地震の際に見られるパターン(こちらの8枚目の写真)。

 良く考えてみると、平屋部分を重機で解体する際には、どうしても他の場所にも相当大きな力が加わってしまうんですね。露出した柱の太さはたぶん3寸5分。4寸柱ではありません。
 斜交
(はすか)い部分の構造などからして、おそらく30〜40年前くらいに建てられたもの。

 その後はとても丁寧に手入れされていますが、それでも現在の工法──たとえばこちらやこちらこちら──と比べるとやはり、強度は不足気味。

 西村センセイ、このお宅の工事で今まで考えてもいなかった「一部解体撤去」を知り、「それも良いものだなぁ...」と考えたのです。でも、現実には気づきにくい難しい問題が存在することを思い知らされました。
 昨日お伝えした「ダウンサイジングのための建て替え」を、もっと高く評価しなければならないようです。



8月17日(火) お盆休みの間に、大学脇にあるお宅の新築工事がかなり進んでいました

 今日はタイトル通り、そして見たままのお話。

 一昨日の夕方、最寄りのスーパーで晩の食材を購入すべく歩いていると、6月に突然解体工事が始まり更地化、そして半分以上が駐車場になった大学脇のお宅の場所に出ました。
 建物の位置の関係で、左側の駐車場部分は離れた位置でも様子がわかるのです。

 2週間くらい前から貸駐車場としての使用が始まっています。でも、右側は建物の陰になるため、手前の交差点に近づかないとその様子がわかりません。
 視界が急に右側へ広がりました。

 おぉ、ご覧のように新居の新築工事がかなり進んでいます。

 お伝えしたように、駐車場の工事が終わる頃、コンクリート打設工事が始まったのです。その時はまだ底面部だけだったのですが、約1週間後には建物の基礎部分にも打設。
 お宅の組み立てが始まるのは時間の問題でした。

 その後1週間ほど留守にしていたのですが、いわゆるお盆休みの間に一気に柱や壁を組み立てたようです。昨日はお昼と夕方に現場を通過したのですが、新たな動きはなし。
 今日はずっと雨だったので、夕方のみこの場所を通りました。

 ご覧のように瓦はまだ葺かれていません。どうやら少なくとも昨日までは遅いお盆休みだったらしい。だから今日は...と思ったのですが、左側のアルミ製梯子のみ位置が変わっていたものの、他は...よくわからない。
 良く考えてみると、雨の日は滑りやすく事故に繋がりやすい。

 関係者の手配の都合もあるでしょうが、屋根の作業は天気が回復する明後日以降になるんじゃないかと思います。

 工事は今後、重機を使ったわかりやすい作業から、人出に頼る細かい仕事へ移行します。そのため外から見ているだけだと良くわからず、工事がなかなか進捗しないように感じられることになるでしょう。
 実際にはきちんと工事が進められているにもかかわらず。



8月16日(月) 「米山降ろし」、侮れず ──先日の強風は、あちこちに被害をもたらしていました──

 今日は見たままのお話。

 先日、深夜から明け方にかけて強風が吹き荒れたことをお伝えしました。センセイは3階西側の寝室で休んでいたのですが、外はうるさかったものの、冬ならばこの程度の風はいくらでも吹きます。
 雨がそれほど降らなかったこともあって、割と熟睡。

 強い鎮痛剤の効果もあったんだろうと思います。

 たまたま市内に住む知り合いのTwitterを読んだら、「うちは、二重サッシになっていて、冬吹雪いても、余り音が気にならないのに、今回は家が揺れるし、音は凄いし怖かった」とのこと。ちなみにこの時の最大週間風速は26.2m/s。
 センセイの自宅がやや内陸の、低く、風があまり強く吹かない場所にあるのに対して、その人のお宅は海岸沿いの砂丘の上。

 旧市街地はそこに形成されたのです。センセイの自宅より強い風が吹き抜けるだろうと容易の予想されます。実はセンセイも同じような経験が。
 新潟に戻ってから新潟市内の海岸沿い、同じような場所に数年間済んでいたのですが、確かに冬は毎日揺れていた。

 お昼に晩のツマミのお刺身を買うべく外へ出たのですが、お盆期間なので並んでいるのは大家族用の大きな盛り合わせだけ。小さなパックは見当たりません。そこでちょっと遠回りして、別なスーパーへ。
 砂丘ではなく、自宅近くの低湿地地域を歩きます。

 ...あれっ?!

 右側のお宅は農家で、おそらく手前はその畑。大きなバケツのようなものが転がっています。左奥には小さな神社が。そこまでは知っていたのです。
 後から調べたら、「岩神社」だそうです。

 センセイが違和感を覚えたのは右奥。どこが道路なのかわからなかったため、近寄って撮影していません。だからゴチャゴチャしてわかりにくいのですが、大きな木の枝が裂けています。
 良く見ると、樹齢100年以上と思われる木の幹そのものが折れています。

 折れた方向からして、右奥から左手前にかけて強風が吹いたものと考えられます。実はこれこそ「米山降ろし」がもたらしたもの。当地は、冬の北西の風には慣れていますが、南東の風には備えが万全ではないのです。
 翌日、少し離れた実家へ。

 そこで初めて、母親が育てている野菜を覆うシートその他が前日の強風で吹き飛ばされたことを知りました。完熟直前のトマトは雨に濡れると傷むそうで、確かに、貰ったトマトのいくつかは割れていた。
 修理すべく、スーパーでビニールシートを留める器具を購入します。

 センセイの自宅はたまたま被害がなかったけど、「米山降ろし」、侮(あなど)れず。



8月15日(日) 仕出し割烹の料理は確かに、お魚が美味しい ──石地駅前「会席 村田屋」──

 時間的には、昨日お伝えした墓参の前。

 母親が若かった頃は、盆や正月など人が集まる際に、刺身やフライなど揚げ物を除き、彼女がほぼすべての料理を作っていました。されどここ20年くらい前から、少しずつスーパーで出来合いのオードブルを買うように。
 御歳85歳ですから、当然のこと。

 でもスーパーのオードブルは揚げ物が主体。甥や姪には喜ばれるのですが、センセイを含めた高齢者はなかなか箸が進みません。それに、美味しいわけではない。
 結局、いつも母親が調理した野菜料理ばかりを食べることに。センセイは今回、主に実家裏で採れた筍の煮物を頂きました。

 この問題は母親も意識していたようで、10年くらい前からJR越後線石地駅前の「会席 村田屋」から料理を取り寄せることが多くなりました。
 もちろん今回も。

 「村田屋」は地元に根ざした仕出し割烹(反対側に立派な玄関がある)。メインは結婚式や法事後の「お斎(とき)」。ただし田舎でも30年くらい前から結婚式は洋式の専用会場で催すように。
 また家族葬が増えていることからもわかるように、法事の類もダウンサイジング。それに加えて、去年からのコロナ禍です。

 そのため現在は、お刺身や焼き魚、フライ、そしてオードブルなどの料理提供がメインになっているようです。いつもはお料理を配達してくださるのですが、盆や正月は書き入れ時。
 お店に配達の余力はないので、こちらから受け取りに行きました。

 こちら側にもメリットが。店内はかなり狭いのですが、料理が所狭しと並んでいます。刺身もなかなかのもの──しかも手ごろな価格──なのですが、特に焼き魚や煮魚は絶品。見ているだけで食欲をそそられます。
 今回はお刺身を2パック購入。煮魚も買うべきだったな。

 店内はお客さんでいっぱい。美味しいことをみんな知っているのです。以前は他にもお店があったのですが現在、実家付近でちゃんと営業し、しかも繁盛しているのはこのお店だけじゃないだろうか。

 センセイの代になったら、法事後のお斎はここにしようかしら。

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