2009年5月16日更新(2009年5月24日ページ移動。2013年9月15日一部写真削除)

──2009年5月第3週のニュース──

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5月16日(土) いわば新潟県中越沖地震の、最後の修復工事

 昨晩、柏崎駅を降りた頃にはもう真っ暗。

 裏道を通って帰宅したのですが、途中、仮設住宅2カ所の脇を通るのですが、室内の電灯もほとんどは消えたままで駐車している車もずいぶん減少していました。
 多くの方は無事に自宅再建を果たされたんでしょうね。

 いよいよ自宅に近づくと、自宅近辺の様子がいつもとちょっと違うことに気づきました。
 暗くて良くわからなかったのですが、近づいてみると何かの工事をしています。

 写真は今日撮影したものですが、新潟県中越沖地震で被害を受けた下水の補修工事をしているのです。

 この場所は中越地震、中越沖地震と、2度被害を受けて何回か掘り返した場所。
 またか、と思ったのですが、よく調べてみると地下の配管の修理ではなく、この周辺の下水の一部が流れ込むU字溝の部分が、地震とその後の復旧工事で傷んだため、それを補修するのだそうです。

 あと2ヶ月で地震から丸2年。センセイの近辺ではこれが最後の修復工事になるでしょう。

 完全に元のように、とはいきませんが、こうやって被災地は一つの区切りを迎えようとしています。



5月15日(金) がんばった日のご褒美が... ──西村センセイ、生まれて初めて電車を乗り過ごす!?──

 いろんな仕事が溜まってしまっているので、今日も早朝からの出勤となりました。それでもやはり、いくつかの仕事は残ってしまったのですが。

 今日の最後は2時間続けての講義。ワイヤレスマイクの調子が悪く、しかも途中で電池が切れてしまった(!!)ので、後半は地声だけで講義しました。
 もちろん喉はガラガラになります。

 講義を終えた西村センセイ、そのハイ・テンションのまま、身支度を整えて大学近くの駅から電車を乗り継いで自宅へ戻ります。

 金沢は昨日も今日も良く晴れています。本当の気温はそれほど高くないのでしょうが、陽射しがとにかく厳しいので、日が当たっているとかなり暑く感じます。
 「金沢工大前」駅までの途中にコンビニがあって、センセイの眼
(まなこ)にはしっかりとビールのコーナーが入っていす。

 今週は連休明けで、残念ながらあまり本調子ではなかったにもかかわらず、学生諸君もセンセイもがんばったのだから、そのご褒美......とも思うのですが、何より受け持ちの学生の姿が目に入ったので、ここはひとまず見送り。
 でもやっぱり、最終的には金沢駅の売店でサッポロビールを買ってしまいました。

 栓を抜くのとあわせたように、センセイを載せた特急「はくたか」が出発。センセイは飲みながら、今日の講義の記録を入力します。
 通路を挟んで反対側に着席したいかにも聡明そうな女性が、文庫本を読んでいたのが、いつの間にか、うとうとしていらしゃいます。

 程なくセンセイの入力も終わり、特急が富山駅に短時間停車した後に発車しようとした、まさにその時に、彼女が目を覚ましました。

 一瞬、彼女の表情が変わったのですが、程なく落ち着きを取り戻します。富山駅で降りるはずなのに、乗り過ごしてしまったのですね。
 彼女は車掌さんに説明し、次の魚津駅で下車していきました。(このような場合、故意ではありませんので、本来の駅へ戻る料金は無料となります。)

 次の黒部駅までの途中、彼女がいなくなった山側(南側)の席の向こうに、立山連峰が広がります。
 白い雪の部分がずいぶん小さくなりましたが、それでも実物は壮大なスケールです。

 ......気がつくと、特急「はくたか」が完全に静止しています!! センセイの乗換駅、直江津に到着したに違いありません。

 あわてて荷物をまとめつつ、車内の状況を確認すると、直江津駅に到着してからすでに少し時間が経っているようで、もう、いつ発車のためにドアが閉まるかわかりません!!
 幸いにも、荷物をかかえたまま乗降口に向かい、間一髪、下車することができました。

 ここで乗り過ごすと次の十日町(とおかまち)駅まで降りられないし、ここで下車するために無理に電車を止めると、新幹線に乗り継ぐ他の乗客にとんでもない迷惑がかかってしまうのところだったのです。

 西村センセイ、これまで数え切れないほどの列車や電車に乗っていますが、乗り過ごしたことは一度もありません。今回も結果的にはその記録は守られました。
 でも今回は、冗談抜きでホントにぎりぎりのところだったのです。

 反省。



5月14日(木) キャンパスに降り注ぐ陽射しはすでに、夏のそれです

 朝イチに大学院の講義があるので、今日は朝早くに出勤。昨日の晩はずっと晴れていたらしく、金沢はとても冷え込んでいます。

 2時間続けての講義を終えて、客観的にはたいした量の仕事じゃないのだけど、ずいぶんプレッシャーのかかる仕事に取りかかります。
 締切は明日だけど、もう催促が来ているのです。

 気を使う作業なので、お昼前にはもう、ぐったり。

 学食近辺が混み始める前にお弁当を買いに出かけます。
 ずっと研究室に閉じこもって作業していたからでしょうか、とにかく戸外が明るく感じられます。

 よく見ると、単に明るいだけでなく、もう夏の陽射しです。突き刺すような日の光と、真っ黒に感じられるほどの影。
 日の当たる場所は気温もずいぶん上昇していて、暑いくらいです。

 それでも朝早くから出勤した甲斐あってか、目の前の仕事にやっとメドをつけることができました。

 ここ数日、メールを打つ余力がまったくありませんでした。申し訳ありません。お返事をお待ちの皆様、もう少々お待ちを。



5月13日(水) うん、そっくりだ ──西村センセイがある朝、気づいたこと──

 西村センセイ、朝は早くてしかも忙しいので、たいてい自宅近くのコンビニでサンドイッチを買って朝食に代えています。

 途中のローソンへ寄ることが多いのですが、利用する時間がだいたい一定なので、アルバイト店員もほぼ固定しています。

 数ヶ月前から、高校生か大学生の新しいアルバイト店員の顔を時々見かけるようになりました。
 最近、何げなく彼の名札を見ていて......あ"。

 彼の顔を改めて確かめると、うん、そっくりだぁー。お父さんに。

 実は彼、たぶん知り合いの息子さんなのです。そういえば知り合いの自宅はこのコンビニの近くだし。

 まだ表情に幼さを残していますが、言葉遣いも対応も丁寧で、好感を持てる息子さんです。
 はい。

 それにしても、世間は狭い。



5月12日(火) そりゃアナタ、無理だって。これをご覧なさい ──果たして8号館に戻る日は来るのか──

 新厚生棟の建築工事──正確には、それに先立つ校舎取り壊し工事──の騒音と振動から逃れて、一部講義の使用教室を変更したのですが、残念ながら引っ越し先の15号館も万全というわけにはいきません。

 プロジェクターや換気の問題については、今日はもう2回目の講義なので何とかなったのですが、問題はこれからの暑さ。
 古い建物──たぶんもうじき取り壊しになる──ですから、冷房設備はないようです。

 講義の中でもお話ししましたが、最上階なので「冷暖房完備」。
 つまり、ICUの教員になって使わせてもらった研究室がそうだったように、まず間違いなく、夏は暑く、冬は寒い......。

 かといって前の教室の外は現在、ご覧のような状況(本日撮影)ですから、しばらくは元に戻れそうにありません。
 目の前でこんな工事をドカンドカンやっているんですよ。

 解体工事が終わったら8号館付近も少しは静か──基礎打ちなんかも心配だけど──になり、前の教室に戻ることができるんじゃないかと思います。

 受講生の皆さん、いろいろご不満はおありでしょうが、もうちょっとこの古い教室で頑張ってみません?



5月11日(月) 「連休ボケ」じゃなかったクラスは、どうやら少数派らしい...

 センセイが担当する1年生のクラスは、月曜の1、2時間目に、つまり朝イチに講義があります。今日も遅刻はほとんどなく、順調に講義開始。

 今日はグループでの討論と発表の練習です。
 でもこのクラス(+隣のクラス)は、先週後半(木曜〜土曜)に、能登半島の中央にある合宿施設でまさにこのグループ討議、発表をみっちりと実習したばかり。
 やはり若い人は適応力がありますね。どんどん作業が進みます。

 講義も山場にさしかかり、グループごとに成果を発表してもらっていると突然、「ドン!!」....「ウォーッ!!」。
 講義棟の外でかなり大きな衝撃音と叫び声がしました。盛り上がっていた授業が一瞬、凍
(い)てつきます。

 最初は何が起きたのかと思ったのですが、すぐに事情を理解したので、学生諸君に状況を説明して、とにかく講義再開。
 授業を終えて外に出てみると......やっぱり。

 自動車のシートベルトの着用効果を体験する車が来ていたのです。

 写真中央の「運転席」が滑り落ちて急停止し、シートベルト着用の有無で結果が大きく違うことを体験できるようになっています。
 学生諸君は遊園地の遊具のノリで体験しているようです。

 センセイがデジカメを取って戻った時には、ご覧のように、学生はもう誰もいませんでした。

 改めて周囲を見渡すと、学生諸君の表情はずいぶんのんびりしています。連休突入直前の雰囲気に似ています。
 どうやら学生さんの多くは実質的に、昨日まで連休(+ちょっと通学)だったようです。センセイのクラスのように、先週の後半に集中して活動した学生は、少数派だったんですね。

 でも今日はともかく、これから夏休みまで、もうお休みはありません。講義が本格化しますし、テストや課題も続くことになるでしょう。

 お互い、ちょっと意識を切り替えて講義に臨むことにしましょう。



5月10日(日) 今日は朧月夜の、「静かな」一日

 夜の電車で金沢へ移動しました。

 最寄りのJR西金沢駅で降りると目の前に、煌々と朧(おぼろ)月。春の代名詞ですが、春霞に浮かぶあのぼんやりとした感じは撮影できないなと察したので、写真はありません。
 悪しからず。

 移動のために柏崎駅に向かっている時、妙なエンジン音に気づきました。

 けっこううるさかったので、最初はヘリコプターかなと思ったのですが、空気を切り裂く、あの「バタバタ」音がありません。
 改めて注意すると最初の印象と違って、意外に音は小さい。

 音のする方を、よく目を凝らして見ると、エンジン付のパラグライダーが市街地中心部を旋回しています。
 写真はパナソニックのデジカメの望遠端で撮ったのですが、う〜ん、やっぱり画像が甘いなぁ。

 西村センセイにとって今日は、改めていろんな音に気づかされた「静かな」一日でした。

 “Windows”MacBook(White)の導入およびG4 CubeのSSD化ソニー製CDプレーヤの現役復帰以降、センセイの自宅はまず、物理的にずいぶん静かになりました。

 さらに、気温が上昇してきたので換気と多数の機器類の冷却のために窓を開ける機会が増えたのですが、いつもならうるさい自宅脇の工場はこの不況で何だかずいぶん静か。
 ちょっと前だったら休日でも生産ラインは動いていたし、納品のためのフォークリフトが製品を(かなり乱暴に)上げ下ろししていて、我が家はその振動に揺られていたのに。

 そして実は、鳥の音が良く聞こえます。
 早朝の金沢工大キャンパスだとか、センセイの自宅周辺などは意外に緑が多くて、草木の成長を追いかけるように、この時期は鳥たちが良く鳴きます。

 先日は危うかったウグイスももう立派に鳴いて、パートナーに誘いの声をかけています。

 おかげで今日は、出来事も少なく──実家に親戚が来ていた、と後でわかったのだけど──「静かな」1日となりましたがこれは、センセイ(一家)だけではなく、金沢へ移動する途中も概ね同様の様子。
 先日の連休明けは、一種の時差ボケでみんなが大変でしたが、今日は「お互い、ゆっくり休んだよね。リフレッシュして明日から頑張ろう!!」という感じなのです。

 もちろんセンセイも異議はありません(体がついていけるかどうかは別だけど)。

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