2009年4月11日更新(2009年4月19日ページ移動。2013年9月15日一部写真削除)

──2009年月第2週のニュース──

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4月11日(土) 柏崎市内では、比較的小さな市営住宅の建設工事が進んでいました

 今日も桜の写真になってしまいました。悪しからず。

 ただし撮影地は金沢ではなく自宅のある新潟県柏崎市。
 今日も所用であちこち行ったのですが、その途中、駅前公園で撮影したものです。

 開花に関して、今年は個体差が大きい。
 満開に近い樹もあるのですが、全体としては来週半ばがピークという感じですね。

 たくさんの桜の中で、この樹を選んだのには訳があります。
 もうお気づきでしょうが、写真の奥にあるのは仮設住宅です。駅前公園全体を使って仮設住宅が建設されているんですね。

 あの新潟県中越沖地震からもうすぐ2年。あと3ヶ月するとこれら仮設住宅の使用期限が切れます。

 実は昨日の夜遅く、柏崎駅で電車から降りて自宅に戻る途中にこの場所を通ったのですが、仮設住宅に入居していらっしゃるのは2、3割という感じでした。
 地域住民としての実感も、そんなところです。

 もちろん残された期間で住宅を再建する予定になっている方も多いと思います。
 でも経済的、あるいは年齢などの問題で退去期限までに転居先を用意できない方もたくさんいらっしゃいます。

 そこで柏崎市は、以前ご紹介したように、市内数カ所に、被災者向けの大きな市営住宅を建設中。
 そしてこの公園に面した、目立たない場所でも公営住宅が建設中なのです。

 3月に気がついたのですが、基礎工事は終わっていて、次の階段の建設(?)あるいは、コンクリートの注入準備(?)に入っていました。
 狭い土地なので、独身者者や少人数家族向け住宅が建設されるのではないでしょうか。
 大きい住宅には老人も利用できるようにエレベーターが入るそうですが、この敷地じゃちょっと無理でしょうね。

 大きい住宅だけを建設する方が、効率という観点だけからすると望ましいのでしょうが、住宅をある程度分散させるのは、特に老人に、できるだけ元の根拠地に近い場所に住んでもらうためだそうです。

 いろいろ問題はのこりますが、でも、花見の桜の木の陰で、「その次」は着実に進んでいます。



4月10日(金) 桜の季節は、何だかソワソワしてしまう...。 ──金沢工大近辺は今週末が桜の見頃です──

 今日も桜ネタ。しかも見たままのお話ですので、悪しからず。

 怠け者の西村センセイとしては珍しく(?)、今日は朝早くからかなり働いたのですが、お昼が近くなると何だか落ち着かない。午後に講義があるし、その前に片付けておかねばならない仕事があるのですが、どうやら原因は別らしい。

 自省すると、どうやらキャンパスの桜が気になっているようです。

 北陸地方は冬の後半がとても暖かかったので、3月末にも開花するような予想だったのですが、3月末になって急に寒さがぶり返し、また雨がちの日が続いて、日照時間も短くなりました。

 おかげで桜もずいぶん戸惑ったようで、昨年よりも開花が遅れていますし、今年は特に、1本1本のバラツキがとても大きいのです。
 満開の桜もあれば、その隣には蕾ばかりの樹もあって、という感じ。例年には見られない現象です。

 しかもお伝えしたように、センセイは基本的に裏口から出入りしているので、大学正門近くの桜の様子はわからない......。

 というわけで、久しぶりにお弁当を買うため──何といい口実!! ──に出かけてみました。
 今週はその時間すら取れないほど忙しかったのです。

 結論から申しますと、やはり見頃は今週末から来週前半でしょう。

 写真の桜は大学のものではなく、地元、野々市(ののいち)町の公園の桜。
 右側の、(写真に写っていない)大学キャンパスの桜は残念ながらもうちょっと、という感じです。

 大学の隣を流れる高橋川を越えると、工大生なら知らない人はいないファミリーマートがあります。
 センセイがお弁当を買うコンビニです。

 実はこのお店、大学近くに最近オープンした同じファミマに対抗──たぶん──して、1週間ほど休業して大改装していました。

 センセイは工事のことも、再開業を知らなかったのですが、どうやら一昨日の8日から営業を再開しているようです。
 オープンということで、とにかくお弁当類は山積みですし、そのほぼ全品が期間限定ながら50円引き!!

 じゃぁお客さんが殺到しているかというと、いつもとあまり変わらない......。

 改めて店内を見渡すと、店舗も拡張され、「やっぱり合理化されたんだろうなぁー」と思いますが、東京都内でよく見るお店に近い......。
 これだけの改装でも、オーナー夫妻はずいぶん投資を迫られただろうに、どれくらい改装効果があるのか、正直なところ良くわかりません。

 しかも同じファミリーマート店舗間での仁義なき闘い。

 顧客としてはひとまず、「安くて内容がよければ...」ということになるのですが、このごろの西村センセイ、「ホントにそれでいいのかなぁー」と思うようになっているのです。

 ソワソワに誘われて外出したはずなのですが、やはりどうしても現実に引き戻されて、ウツウツとしてしまうようです。



4月9日(木) 夜の桜は、難しい...

 一昨日のこと。

 夕方の、今学期初めての講義を終え、手伝いの学生さん(SA:Student Assistant)とともに講義のカードを入力して、その結果をまとめる頃にはもう、周囲は真っ暗。
 急いで帰らないと、スーパーの惣菜コーナーが空っぽになってしまいます。

 駐輪場に向かうべく慌てて校舎を出ると、桜の木が1本、目の中に入ってきました。

 中庭の、その真ん中にある桜。
 背の高い図書館棟(LC:写真左奥)や、学生諸君が深夜まで勉強している自習室(写真中央下)を後ろに控えながら、1本だけ、すっ、と立っています。

 まだ3分咲きくらいなのですが、「今まで気がつかなかったな」と思ってその姿を撮影してアパートで確認すると、ガックリ。

 センセイは夜桜の自然な姿を撮りたかったのです。

 でも中庭全体を照らすように設置された近くのNa光源のせいで、何もかもが緑色。(この写真も全体的に、ひどく緑がかっています。)
 肉眼ではそんなに酷くは感じなかったのですが......。

 朝夕などで色バランスが崩れているのなら何とか補正できるのですが、輝線スペクトルをRGBで補正することはできません。(この写真も無補正)
 そこで昨晩は、フラッシュを焚いて撮影してみたのですが、コンパクトカメラではちょっと離れると何が何だかわからない。

 今晩は3度目の挑戦。
 かなり桜に近づいて撮影してみました。咲き具合は昨日、一昨日とあまり変わっていませんねぇ。

 もともとピンク色が薄く、割と白っぽい花をした樹なのですが、近くの花びらは照明が強すぎて真っ白になっています。中間はかろうじてピンク色を少し感じることができますが、その奥はとにかくNaの緑色。
 やはり白熱灯などの連続スペクトルでないと、夜桜の撮影は難しいですね。(撮影テクニックは問題としないように。)

 でも、どうしてここまで、肉眼の印象とデジカメの記録とが異なるんだろう......。



4月8日(水) う〜ん、学生さん同様、もうちょっと練習が必要だなぁー

 今日は見たまま、というか、正確には「聴いたまま」のお話。

 「春眠暁を覚えず」と言って、日の出がどんどん早くなる春はついつい寝坊(+学生さんの場合は遅刻)しがち。でも、このところどうも疲れが取れない西村センセイは眠りが浅く、夜中に何度も目覚めてしまいます。
 今日も夜明け前、まだ暗いうちに目が覚めてしまいました。

 センセイが金沢で借りているアパートの前には児童公園があって、ご覧のように、それなりに桜の木などが植えられています。金沢でも先日、桜の開花宣言がありましたが、この場所ではもうちょっとですね。
 見頃は今週末から来週前半でしょうか。

 ところでこの木々があるためか、センセイのアパートでは早朝に鳥の鳴き声が良く聞こえます。
 正直なところ「うるさい」と感じるくらいです。

 発言力が一番大きいのはハシブトガラスですが、意外と小鳥たちも負けていません。
 姿をあまり見かけなくなった雀も頑張っています。

 そして今朝、このまま起きようかどうしようか、とぼんやりしていたら、奇妙な鳴き声が......。
 
(か細く)「ホー、ホケキョォ...」。

 そう、ウグイスです。でも、うまく鳴くことができない!!

 頑張ってはみたものの、ちょうど学生さんがそうであるように、とにかく最後まで通して鳴いてみました、という感じ。
 季節になり、鳴き始めたのですが、まだ練習量が足りないんですね。

 え"? ウグイスって、ちゃんと練習しないと綺麗に鳴けないってことを知らないって?

 大丈夫。4月末から5月の連休頃になればみんな、太い声で「ホーッ、ホケキョッ!!」と、自分の存在をアピールできるようになります。

 何だかこの辺も、学生さんと似ていますね。



4月7日(火) 「ご対面ぇーん!!」 ──お互いやや戸惑いながらも、新年度の講義が本格的に始まりました──

 去年までだったら4月2週目の今ごろまでオリエンテーションが続いて、それから授業開始となるのですが、今年の金沢工大はとにかく慌ただしい。
 大学内外の諸事情に加えて、曜日まわりも重なったため週明けの昨日からもう、講義が始まっています。

 センセイも講義したのですが、昨日は1年生の入門科目のみ。こちらはまだオリエンテーションの延長のような感じです。
 もちろん、ちゃんと講義しましたけど。

 今日からは3年生向けの科目が始まりました。いよいよ本番(?)です。

 センセイは大学の常勤教員になってから21年目になるのですが、この時期、改めて思い知らされることがあります。
 最初の講義、しかも出会ったその瞬間に勝負がついてしまうのです。もちろんその学期(あるいはその年)の講義がうまく行くかどうかです。

 白状すると西村センセイ、このところどうも体調がイマイチ。
 先週末に車を運転して新潟に帰った時などは、他ならなぬ運転している当の本人が「ちょっと大丈夫かなぁー」という感じでした。

 今日も講義の直前まで教室を勘違いする──教室名は正しいけど、別な部屋の前にいた──など、残念ながら万全ではなかったのですが、教室に入ってしまえば話は別です。

 そして転機となったのが、ある学生さんからの「講義を前向きに受講したい」という意味の一言。教材を準備中の発言です。これで教室の雰囲気が一変しました。(それまでも決して悪くはなかったんだけど。)
 今日は教科書や配付物などたくさんありましたし、いろいろ確認しなければならないことがあって、お互いに大変だったのですが、センセイとしては予想以上に初回を終えることができたように思えます。

 受講生の皆さんがどう感じていらっしゃったかは、こちらから判断していただくしかないのですが、決して悪くはないと思います。学生さんの潜在的な才能に驚かされます。
 そして同時に、講義を創っているのは教師じゃなくって、実は学生なんだということを、つくづくと思い知らされます。

 それにしても、金沢工大で今学期から始まった「講義(45分)+休憩(15分)+講義(15分)」という新システム。お互い、慣れるまでちょっと時間がかかりそうですね。



4月6日(月) ノートパソコンにACアダプターを繋ぎっぱなしにしてはいけない!!(らしい...)

 去年の秋、次々とMacのバッテリーに襲われました。

 金沢のアパートで使っているPowerBook G4のバッテリーが急に空になったその後購入)と思ったら、購入して1年くらいしか経っていないMacBook Proの電源が何度か突然落ち(こちらこちら)、ソフトで調べてみるとバッテリーの健全性が異常に低下していたために、こちらも新規に購入したというものです。
 ホント、御難続きです。

 雑誌などに同じような情報が寄せられていたので、その時もちょっと調べてみたサイトがあります。
 リチウムイオン電池の組み込み専門メーカー「株式会社ベイサン」のサイトです。
((c)BAYSUN)

 最近、ふとそのサイトを思い出し、改めて「リチウムイオン電池を上手に使う方法」というページを読み直していて、愕然としてしまいました。
 結論から言うと、ノートパソコンをACアダプタに繋ぎっぱなしにしてはいけない、ということになるのです。

 昔のノートパソコンが使っていたニッケルカドミニウム(通称「ニッカド」)電池やニッケル水素電池は、供給できる電力が小さい──だから電池が大きくなる──だけでなく、「メモリー効果」といって中途半端に充電すると使える容量がどんどん少なくなるという問題がありました。
 これらを一気に解決したのが、現在主力のリチウムイオン電池。

 でもこの新型電池、サイトに掲載された情報によると、(1)深い放電をしない(=使い切ってから充電しない)、(2)高温は劣化を早める、そして何と、(3)ACアダプターに常時接続してはいけないというのです。
 いずれも電池の寿命を大幅に縮めてしまうのだそうな。

 (1)と(2)はわからないではないのですが、でも、普通の人がノートパソコンを使うのは、まさに(3)の状況。
 どうすればいいというのでしょう。

 さらにパソコンのバッテリーの場合、内部の「セル」と呼ばれる基本の電池がきちんと揃っていないと、いわば弱い電池に無理がかかって急速にバッテリーを傷める(「セルアンバランス」)ことがあるんだそうです。
 しかも常時ACアダプタに接続していると、これが加速される......。

 先日のMacBook Proのトラブルは、まさにこれだったんですね。

 結局、電源が確実に保証されるのなら、机上で使う時はバッテリーを外し、そのバッテリーは満タンでも空でもなく50%程度の充電量のまま、冷暗所で保存するのが良いということになります。

 とりあえずアパートには別なACアダプタを置いているので、“Windows”MacBook(White)からバッテリーを外してアパートへ持ち帰りました。
 バッテリーの分だけ軽くなったのですが、底部がぽっかりと欠けている──ゴム足も一つ欠ける──ので、何だかとっても変な気分です。

 アパートのPowerBook G4についても、ACアダプターを外して電池を半分くらい消耗させ、保管しておいたダメなバッテリーを再度装着し、完全にデスクトップマシンとして使う予定です。

  う〜ん、でも果たして、これで実用になるんだろうか......。

 なおご紹介したサイトには、同じくリチウムイオン電池を使用した携帯電話の取り扱い方についても説明があります。興味を持たれた方はご一読ください。



4月5日(日) 追い風参考(?)ながら、318iが20.2km/Lの低燃費記録を樹立しました!!

 昨日の夕方、新潟の自宅に戻ったのですが、今日の午後には再び金沢へ出発。睡眠時間を除くと自宅に滞在したのはごくわずか。何だかとても慌しい......。
 こんな調子で移動していると無理が出てくるでしょうから、今日は電車でゆっくり移動することにします。

 その今日午前中、療養中の親戚を見舞うため、318iで新潟市内へ。
 急ぐ旅ではないし、センセイは高速道路が好きではないので、一般道(国道116号線)を走ることにしました。

 116号線は途中にある原子力発電所核へ燃料を安全に運ぶ必要もあって、一部2車線になっているなど、かなり整備されています(新潟県中越沖地震でかなりやられたけど)。

 例によって安全運転──ただしトロくはない──で走ったのですが、今日は何故か318iの燃費計(ボードコンピュータ)の表示がどんどん伸びていきます。
 目的地近くではご覧のように、ついに20.2km/L(!!)を記録しました

 同じような条件でのこれまでの記録が19.3km(長距離では18.3km)ですから、新記録樹立ということになります。

 インチキでこの表示を出すのなら、坂道の頂上で燃費計をリセットし、惰性で車を走らせれば「99.9km」などと意味のない数値を出すことができます。
 でも今回は正真正銘、自宅から50kmくらい走った後の記録。(ただし、暖気後にメーターをリセットしています。)

 ちょっと追い風だったからかなぁーなどと考えたのですが、実は自宅出発時にエアコンを切っていたんですね。

 北陸地方は4月に入る頃から寒い日が続いていたのですが、今日は朝からとても良い天気。
 湿度の低いドイツ南部生まれ――ただし組み立ては南アフリカ――の318iは、日本の高温多湿が苦手。そのためにエアコンの常用が薦められています。
 センセイもいつもは「入」にしているのですが、今日はきれいに晴れ上がっていたためスイッチをオフにしていたのです。忘れてましたけど。

 購入前に「BMWはエアコンを入れても出力や燃費が低下することはない」と聞いていましたが、やはりそんなことはありません。以前乗っていたプリメーラやファミリアほどではありませんが、やはりエアコンが入ると少し重く感じます。
 今日もそうですが、たぶんエアコンで5%くらい燃費が低下するんじゃないかと思います。

 あ、そうそう。

 先週はこの318iで金沢まで往復したのですが、トータルでの燃費は15.3km/Lでした。ボードコンピュータもかなり正確ですが、こちらは「満タン」法での算出なのでもっと確実な数値です。
 エンジンが冷え切った状態での金沢市内での通勤だとか、一般道での信号待ちと加減速を含めての数値ですから、もともと燃費の良い車であることは確かです。

※画面の一部が青緑色なのは前面ガラスの上部が防眩対策のために着色されているためです。


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