2009年5月9日更新(2009年5月17日ページ移動。2013年9月15日一部写真削除)

──2009年5月第2週のニュース──

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5月9日(土) 地震からもうすぐ2年。市内では市営住宅の建設工事が進んでいます

 所用で市内中心部を車で走っていたら、新潟県中越沖地震の被災者向市営住宅の建設工事がかなり進んでいることに気づきました。

 仮設住宅の入居期限は2年間。あと約2ヶ月ほどで完成、そして入居までこぎ着けるさせる必要があるんですね。
 地震はつい先日のように思えますが、あっという間に時間は過ぎてしまいます。

 先日見た時は、狭い敷地のちょっと変わった場所に共用の階段を建設しているなぁ、と思いました。
 だから単身世帯向けに部屋数の少ない建物を造るのかと思ったのですが、どうもそうではないらしい。

 基本的には同一構造の、全室2DKのようです。要するに、よく見かける家族向けのアパートそのもの。
 「市営住宅」という看板がなければ、誰もが普通のアパート建築工事だと思ってしまうことでしょう。

 もちろんこれはこれでわかるのですが、以前ご紹介したように、別の大規模な市営住宅工事が、このすぐ近くで進行中なのです。
 センセイにとってはちょっと不思議。

 本来の目的地である郵便局のすぐ脇なので、そちらへも行ってみました。もちろん、工事はかなり進んでいます。

 この場所はもともと材木屋さんと、その資材置き場。かなり広く、しかもまとまった土地です。

 今回初めて知ったのですが、この好条件を利用していくつもの市営住宅棟を建設し、しかも入居する高齢者等に配慮して、福祉機能も兼ね備えた、ちょっとした街を建設しようとしているようなのです。

 写真奥に見えるのは住宅棟の一つですが、共有スペースを囲んで、同じような棟がいくつか並び、しかもそれらの前面(写真左手前と、右アーケードの陰)に福祉施設が入るそうです。
 目の前にはイトーヨーカドーも医院も薬局もある場所です。5階建てのようですから、もちろんエレベーターもあるのでしょう。

 西村センセイ、これは住民の方にはいいだろうなぁーと思ったのですが、それでもちょっと謎は残ります。
 こちらの市営住宅もほとんどすべてが2DK。さっきの木造市営住宅と同じなのです。

 単身者は広い家に住んではいけない、などと言っているのではありません。(念のため)
 でも、センセイのこれまでの経験からすると、特に高齢者なんかだと、広い家はかえって扱いに困るのです。センセイもだんだんと実感するようになってきました。

 将来の使い回しのことなんかを考えると、共通規格の方が便利だとは思うのですが......。それなら、何ですぐそばに木造の市営住宅を造るんだろう。
 もちろん被災者の、地域との繋がりを重視しての判断だろうと推測していますが、柏崎市震災復興計画を読んでも、一般論しか書いてないので細かいことはわかりません。

 何故なんだろう。



5月8日(金) 連休明け直後はとにかく落差が激しくて...

 西村センセイ、今学期は授業の関係で、週末の講義を終えるとアパートに寄らずにそのまま、電車4本を乗り継いで自宅へ戻ります

 今日も、講義を終えた学生諸君と一緒に北陸鉄道の電車に乗ったのですがこの先、金沢からの特急「はくたか」がちょっと不安。
 金沢工大を含めて、世の中の多くの人の連休は6日に終わったはずなのですが、昨日と今日を休むとなると、まだ移動している人がいるかもしれないのです。

 講義再開前夜の6日は各駅停車で金沢へ移動したのですが、逆方向、つまり東京方面へ向かう「はくたか」は満席で、かなり多くの人が指定席まで立っていました。
 さすがにあそこまでひどくはないはずだけど......と心配しながら特急のホームに出ると、これがまるで拍子抜け。

 写真は金沢駅出発後に撮影したものですが、乗客はまばら。

 もちろん途中の富山駅などからも乗り込んできましたが、この特急を通勤のために使っている人もたくさんいて、彼ら彼女らは、富山や魚津などで降りてしまいます。
 結局、直江津を出発するまでずっとこんな感じでした。

 わずか数日違うだけなのに、連休中との落差が激しすぎます。

 落差に戸惑っているのは学生諸君も同じで、授業の感想には連休ボケが切々とつづられています。
 もっとも、遊んでいた人ばかりではなくて、時間のかかる実験に取り組んでいたり、クラブ活動に取り組んでいた人もいらっしゃるようです。

 連休「ボケ」かどうかはともかく、本調子じゃなかったのはセンセイも同様。
 もちろん気合いを入れて講義したのですが、気持ちは先走るものの体の方がついていかない部分があって、受講生の皆さんにはちょっと申し訳ないことをしたかなぁ、と反省しています。

 実は予定時刻より5分ほど早く終了したのですが、きっとその分、いつもより早口になっていたんでしょう。(ゴメンね)

 だって、ホント一生懸命に授業を聞こう、聞こうとしながら──良く顔に出ていました──睡魔と戦っている姿を見ると、やっぱり「早く終えなきゃ」と思っちゃうんです。



5月7日(木) キャンパスのツツジが急に元気になったような ──若い人が雨を嫌う理由──

 金沢昨晩から未明にかけて少し雨が降りました。雨音もしませんでしたから、大した降りではなかったはずなのですが。

 今朝出勤する時も路面は濡れたまま。幸い、降ってはいなかったので傘を持たずに自転車を走らせていると、途中から細いながらも、ポツリポツリ......。
 大学へ急ぎます。

 自転車を駐輪場に止めると、目の前に濃いピンク色が迫ってきます。ツツジです。

 迫力の秘密はたぶん、色。

 とても生命力に溢れているのです。今朝の雨で大地や空から生命力をわけてもらった、そんな感じです。
 う〜ん、でも写真だと、パワーがうまく伝わってきませんねぇ。

 今日の講義の感想には「雨でゆううつ」とか「足元が濡れて困る」などというコメントがありました。
 もちろんそれはそれで良くわかります。センセイも自転車通勤ですから、本格的に雨が降ると自転車に乗ることができません。

 でもよく考えれば雨が降らなければやっぱり困るんだし、そして何より、雨はこのように、生命力そのものなんですね。

 若い人達に雨のもう一つの面が見えないのは、お察しの通り、彼ら彼女らが生命力に溢れているからです。

 だから学生諸君が感想を書く限り、いつの時代も「雨は嫌い」ということになるんでしょう。



5月6日(水:休日) 故障して使えなくなった高級CDプレーヤを、この連休中に修理するつもりだったのですが...

 古いソニー製高級CDプレーヤ“CDP-502ES”を自宅に持ってきました。捨てるつもりで実家に置いていたものです。(写真は分解後にラックに収めたもの。上はPCM-501ES。)

 30年近く前に発表されたCDも、発売されたばかりの頃はイマイチ実用的ではありませんでした。
 音が落ち着かなかったり、操作性が悪かったり.......。ちょっと前までのDVDレコーダの状況と似ていますね。

 でも、確か1984年に発売されたこのCDP-502ESは、それまでの製品とは一線を画す出来映えでした。
 後述するように「リニアモーターメカニズム」を採用するなどして、とにかくキビキビと動きます。
 どんな状況でも1秒以内に──実際はほぼ瞬時に──頭出しができました。

 またそれまでのCDプレーヤは10キーしか備えておらず、十数曲目を再生する時はとても使いにくかったのですが、このマシンはリモコンおよび本体右側に「20キー」を装備しているので、普通のCDなら一発で再生できます。
 とにかく良く造り込まれたマシンで、大ヒットしたように記憶しています。

 センセイは当時、まだ貧乏な学部学生だったのですが、どうにかして――本当にどうしたんだろう――150,000円もするこのマシンを発売当初に購入しました。

 その後大活躍......するはずだったのですが、実は、センセイのシステムではあまりぱっとしないまま。操作性はとても良いのですが、肝心な音がイマイチ。
 音質重視の高級部品を多用し、また最新鋭の自社製積分型DAコンバータを投入するなど気合いの入れ方がひしひしと伝わってくるマシンだったのですが......。

 突き詰めて言えば、音楽性が不足していて、楽しめない部分があるのです。天地の詰まった音――どういう音だ?――で、伸びやかさや空間の広がり、あるいは余裕が足りません。
 フィリップス(マランツ)なんかと対照的です。

 写真でもわかるように薄型(本体の厚さは80mm)なのですが、経験的には、薄型の音響機器は総じて、同じような傾向があるように思います。

 小難しいことはともかく、何となくこのマシンをあまり使わなくなってしまいました。(西村センセイ、歳を取るにつれて「何となく」って実はとても大切な感覚なんだと思うようになっています。)

 それでも操作性はピカイチだったので西村センセイはその後、デジタル出力ができるようにこのマシンを改造しています。
 1990年頃だと思いますが、やはり愛着があったんですね。

 しかしその後、CDを載せるトレーの調子が悪くなったので、TEACのVRDS-10(廃棄済)を購入を機会に一線を退いてしまいました。

 十数年ぶりに日の目を浴びたそのCDP-502ESを分解します。
 右の写真は天板を取り外したところ。左半分が電源およびメカ、右半分がデジタル(下部)・アナログ回路(上部)です。

 右中央部に取ってつけたような部品が見えますが、これがセンセイが製作したデジタル信号の出力回路です。

 回路部分の上部(奥に当たる)のアナログ回路を拡大したのが右の写真。

 もう25年も前の製品なので、全体としてはケーブルが多いなど「古いなぁー」と思う部分もありますが、シャーシ全体が銅メッキされているなど、とにかく高級部品を惜しげもなく投入しています。

 左端は電源部で、電気的にはすべてを支える土台になります。ELNAの音響用コンデンサーが、またあちこちに銅材が使用されています。

 音質を大きく左右するDACはソニー製CX210152。
 2倍デジタルフィルタからの信号を、ここでアナログ信号に変換します。当時最新鋭のICでした。

 この頃までのソニーは自社製の積分型DACを使用していたのですが、確かこの機種がその最後になるはず。

 積分型DACは前後のデータとの相対誤差が小さく、また音質に悪影響を与える「ゼロクロス歪み」を避けられるメリットがあったものの、絶対誤差は大きくなりがち。
 また、使いこなしも難しかったようで、その後は他社製のDACを採用することになります。

 DACの右側はアナログフィルタ等ですが、とにかく部品は高級品ばかり。この頃は物量作戦、という感じだったんですね。
 90年代に入ってからのソニー製品とは全然違います。

 写真ではわかりませんが、框体のあちこちや天板、底板は振動防止のためにインシュレーターが貼られています。
 ちょっと叩いたくらいでは、全然共鳴しません。

 右の写真は底部の外装を外したもの。

 右側の回路部分にジャンパー線――空中を文字通り「ジャンプ」している配線――が見えますが、一部(黒色)はメーカーによるもので、他はセンセイが改造したためのものです。

 左側のメカ部分には直線的な構成が見えますが、その部分を拡大したのが次の写真。

 上の黄色い枠内は3ビーム型レーザーピックアップとそれを駆動するメカニズム。
 リニアモーターで駆動しています。操作性およびピックアップの追随性の良さの秘密です。

 今回、当時は規格が制定されていなかった──というより想像もされていなかった!! ──CD-Rを再生してみましたが、現在のところ何の問題もなく再生しています。
 驚異的な性能です。

 下部はCDトレーを出し入れする駆動部分で、今回、ここの調子が悪くなったわけです。

 グリスが黒っぽくなっていますし、モータの回転力を伝えるベルトも......なんだかゆるんでいる感じ。
 もちろん25年も前の製品ですから、仕方ないんですけど。

 回路部に戻ると、中央にある薄グレーの基盤が、センセイが製作した回路。
 ガラスエポキシの蛇の目基盤で製作していますね(当時の記憶は全然ないけど)。
 PCM-501ESとは違う形のコネクターを使用していますね(同上)。

 中央の大きなICがソニーのデジタル出力用IC、CX23033。PCM-501ES改造の際にも使っていますが、こんな特殊な部品をどうやって手に入れたんだろう......。
 ちなみに、TEAC製のDAC“D-500”を改造した際は確か、ヤマハの送信用ICを使用しているはずです。

 23033の奥はIF用のIC、そして一番奥が送り出し用のICで、そこからの信号をパルストランスを介して同軸で出力しています。
 単純にSPDIFの信号を送りだしているのではなく、最後のICをつかって、マシンのマスタークロックのタイミングで信号を打ち直して送信しています(...のはず)。

 こうやってみると高級電解コンデンサーだとか、タンタルコンデンサーだとか、高い部品を使っていますねぇ。

 あ、白状すると、お正月にこのマシンを捨てるつもりで分解した際、記念にCX23033だけ取り外しておいたのですが、今回、ICを実機に戻そうとしてICの向きがわからなくなってしまいました。
 ご覧のようにICの両側に同じ数の端子があるので、ソケットにどちら向きにも挿入できるのです。

 描いたはずの回路図やデータシートを探す余裕はなかったので迷ったのですが、この分野でのお約束に従って挿入すると、無事に動作しました。
 つまり設計製作した時に、へそ曲がりのセンセイにしてはめずらしく(?)ちゃんと規則に従っていたということになります。

 これらのICをきちんと動作させるためには各種の信号が必要で、これらはデジタル回路の裏面から取得しています。
 写真がその配線で、よく見るとセンセイが半田付けした部分がわかります。

 それにしてもこれだけの迷宮のような基盤上で、どうやって必要な端子を見つけたんだろう......。
 個別半導体の一般的な情報は公開されていましたが、信号を取り出すはずのデジタルフィルタについてはデータを持っていなかったはず。
 またCDP-502ES全体の回路図も持っていなかったし(これは確実)。

 改造に手間取った覚えもなく、PCM-501ESと違って一発で動作したはず。
 きっと、20年くらい前のセンセイは、同じ名前を使っていても、中身はまったく別な宇宙人だったのでしょう。

 CDトレーが動かなくなるトラブルですが、今回こうやって分解してみたら何となく動くようになりました。
 グリスを差すなど特別なことをしたわけではないのですが、「捨てるぞ」と脅かしたのが効いたのかもしれません。整備すれば、何とかなりそうな感じです。

 最も肝心なのは音。

 組み立てを終えてCDを再生すると、アナログアウトの音は昔の印象とちょっと違って「あ、ここはいいなぁ」と思う部分もあります。
 本来の目的であるデジタル出力の音質を確かめると、コンパクトCDプレーヤとはずいぶん違うものの、やはり全体としての空間の広がりと、音楽的な余裕がイマイチ。
 特に高音部にちょっと落ち着かない部分があります。

 センセイのシステムの場合、スタックスのコンデンサー型で聴くのならBVZ-V9のデジタル出力(同軸出力)が頭抜けていて、今回のCDP-502ESはその次、という感じです。

 その原因としては、センセイのD-500 DAコンバータの問題があると思います。D-500のDAC以降、およびオーディオ回路についてはまったく不満はないのですが、それらを動かす「クロック」の純度が弱点なのです。

 デジタルオーディオシステムは基準信号(クロック)に従って動作するのですが、外部から信号を提供される場合、その信号の中に含まれるクロック成分を抽出して、それに従って動作します。
 信号が劣化すると「ジッタ」というクロックの濁りのようなものが発生して、再生された音声信号を濁すことになります。

 具体的にはまず、音の順序や空間の広がりがわからなくなって狭く、平板的な音になり、さらには音が濁り始めて、最後は音が目に見えて(?)歪み始めます。
 聴いた印象としては、とても「硬い」音になって、生の音楽に慣れた人には受け入れがたい音になります。信号がそれ以上劣化すると、エラー訂正が多発し、同期もとれなくなるので再生どころではなくなります。

 D-500の場合、クロック抽出回路が弱いために、光デジタルのD-303→同軸のCDP-502ES→同軸のBVZ-V9と音質が改善されるのだと思います。
 本当ならPCM-501ESの時のようにバリ・メガ・モジュールなどを使ってクロック抽出精度を向上させればいいのでしょうが......残念ながら20年後のセンセイはもう、宇宙人ではありません(キーとなる部品は持ってるんだけど)。

 それでも操作性は秀逸です。最近のメカのような安っぽい感じはありませんし、何より再生時もアクセス時もほぼ無音です。
 センセイのAVシステムは、ヘッドホンに関しては最高級ですが、普通のスピーカーに関してはそれほどでもありません。アンプはDENONのPMA-390、スピーカーはTEACのS-300。
 いずれも性能は良いものの、安価な製品です。

 スピーカーでCDP-502ESのアナログ出力とデジタル出力を比べるとやはり違いはわかりますが、BVZ-V9との違いはもうわかりません。それよりも、BVZ-V9を使うとファンの音がじゃまになります。
 というわけで結局、仕事をしながらスピーカーで音楽を聴く時はCDP-502ES+D-500、音量を上げてヘッドホン(イヤーピーカー)で聴く時はBVZ-V9+D-500という感じになりそうです。

 それにしても今回、図らずも日本がバブル経済に突入した頃に製作されたマシンと、その当時のセンセイ自身を追体験することになりました。

 記憶力が落ちているという意味ではなく──落ちてるけど──そもそも当時の状況を正確かつ客観的に思い出すことがいかに難しいかを思い知らされたのです。

 ......反省。



5月5日(火:祝日) 新見のお醤油は、柏崎産の真鯛の味も引き立てます

 連休も大詰め。もちろん世の中は明日までお休みですが、西村センセイ、明日中には金沢へ移動するので、自宅で過ごす夜は今晩が最後なのです。

 午後に家族で買い物に出たのですが、そのついでに今晩のおつまみを買ってきました。
 地元柏崎産の真鯛です。

 沖に鯛の産卵場があり、鯛は柏崎の特産品の一つになっているのです。
 養殖物の熊本産と並んでいたのですが、今晩はちょっと高くてもこちらにします。

 もちろんお醤油は岡山県新見市産のお醤油
 1.8Lの瓶は金沢のアパートへ運んだのですが、その一部を小瓶に詰めて新潟に持ち帰っているのです。

 このお醤油、マグロなどには向きません。そういう時は普通のお醤油を使います。

 でも今日のように、素材の味そのものが問われる白身魚の時は大活躍。
 ちょっと甘みを強く感じる時もありますが、とにかく素材の美味しさを引き立てようとします。

 まだ仕事は片づいていないけど、美味しいものを美味しく食べて、明日は元気にがんばろう!!



5月4日(月:祝日) 「仕事しているフリ」にも使えます ──SSD化されたG4 Cubeは絶好調!! ──

 我が家の「連休」は、実質的に昨日、一昨日の2日間で終了。自宅にはいますが、今日から平常営業です。締切を延ばすことができない仕事なので、ちょっと集中的に働かねば。

 というわけで、先日SSD(Solid State Drive/Disk)化したG4 Cubeでテキストやデータを入力します。

 お伝えしたように、少なくともセンセイの環境──特にPATA(IDE)+2.5"FireWire接続──では、SSDの速度は条件にもよりますがHDDと同等か、やや劣ります
 センセイはG4 CubeのHDDを何回か交換しており、大容量化、高速化されていたこともあるかもしれません。

 けれども数字の上ではともかく、今日のように実際に長時間使用してみると、SSDの方がはるかに使い勝手がよく、一度体験するともうHDDには戻れません。
 とにかく、きびきびとしています。

 一番違うのは、キー入力時のレスポンス。
 変換キーを押す端から、流れるようにどんどん適切に変換されていきます。HDDを使っていた時の、「メカが辞書を探している」という感覚がまったくありません。

 その昔、PowerBook 2400cを使っていた時、同じような“RAMディスク”という仕組みを利用したのですが、その時よりもずっと快適です。
 今日はExcelでデータ入力もしたのですが、こちらも本当にサクサクと動きます。

 WindowsでSSDを使用した場合、「プチフリ」(プチ・フリーズ)という短時間のフリーズ現象がランダムに発生するようですが、少なくともセンセイのMac環境では一度も発生していません。

 またこちらも以前ご紹介しましたが、HDDの回転音やアクセス音がなくなり、全くの無音です。
 ファンの音が大きかったVAIOがMacBook(White)に替わったこともあって、書斎はとても静かになりました。

 静かすぎてブルーレイやDVDレコーダーが番組表を取得するために自動的に起動している時のファンの音が今まで以上に耳障りと感じられるほどです(実際は、ソニーのファンの音は静かな方だけど)。

 それじゃあ仕事もずいぶん順調に......と、いきたいところですが、センセイのことですからついついあちこちに気が散ってしまいがち。

 写真はSSDから起動して仕事をしているところをキャプチャーしたもの。ふと気づいて、デスクトップに原寸大で貼り付けてみたところ、何もしなくても仕事をしているような気分になれます。

 Windowsでも同じことはできますから、こうやって「仕事をしているフリ」をしているのはセンセイだけではないかもしれませんね。



5月3日(日:祝日) ずいぶん頑張ったからご褒美に...と思ったのに

 結果的に二日続けてのBMW 318iネタになってしまいました。悪しからず。

 今日は所用があって、家族全員で新潟市へ。目的地はバラバラなので、318iで行くことにします。

 昨日、高速道路の脇を通って、あまりの混雑──お盆でもここまでではありません──に驚かされたので、一般道を利用することにします。
 やはりかなりの人が遠出しているようで、逆に、国道116号線も、新潟市内も、目的の施設も割と空いていました。渋滞がなかったので、往路の燃費は17.5km/L(ドア・ツー・ドア)。

 お昼過ぎに予定通りそれぞれの目的を終えました。
 ちょっと疲れていたので高速道路(北陸自動車道)で帰ることに。もう空いているかな、と思ったのですが、それでもまだ高速は混雑していて、結局、かえって疲れてしまったような。

 お伝えしたように、予定外でしたが、先週は318iで金沢へ往復しました。

 西村センセイ、車で金沢へ行っている時も、雨が降っているなど特別な事情がなければ車はアパートの駐車場に止めて自転車で通勤します。

 でもアパートに戻ってみると、あちこちに鳥の糞が!!
 鳥の糞は酸性/アルカリ性が強い場合が多く、車の塗装を侵しがちです。前に乗っていたプリメーラの時は跡がなかなか消えませんでした。

 もちろん今回も使い古しのタオルを十分に濡らしてすぐにふき取ったのですが、この機会に、きれいに洗車することにします。
 318iは購入時にコート処理──確かに強力だった──をしてもらったので、丁寧な水洗いだけでほとんどの汚れは落とすことができるのです。

 先々週末などこのところずいぶん働いてもらったので、ご褒美、という面もあります。

 水分をタオルできれいにふき取ってから、立てておいたワイパーを元に戻すと......あれ!?
 助手席のワイパーの左端がちょっと浮いています。

 上から見下ろすように撮影したのが右の写真。

 写真は目立つように撮影しているので、ちょっと見ただけではわかりませんが、押しても何しても元に戻らない......ナシテ?!

 あ"......。

 そういえば、さっき、ワイパーを上げようとして手が滑り、写真(再現写真)のように、ワイパーが不適切な位置関係のままフロントガラスにぶつかってしまった!!

 その時は気にしなかったのですが、実は梃子(てこ)の原理で矢印の先端部分にとても強い力がかかり、黄色の線のようにワイパーの腕(?)が変形してしまったのですね。
 その証拠に矢印部分にはしっかりと傷跡が残されていました(ちなみに、腕の部分はベルギー製でした)。

 プリメーラから乗り換えてすぐに気づいたのですが、BMWの場合、こういう場所にも良い部品を使っています。
 太さが全然違うので、ちょっと力を加えただけではどうにもならないのです。

 さてどうしよう。修理しようにもディーラーはお休み
 覚悟を決めて休暇明けに連絡することにして、でもそれでも、と目一杯力を加えると、え"!?

 ......ちょっと元に戻りました。

 要するに衝撃で変形したのだから、力ずくである程度改善することができるようなのです。ワイパー部分を外して、壊さないようにいろいろ工夫しながら力を加えると、何だかずいぶん元に近づいたような感じ。

 というわけで結局、次に雨が降るまで待ってみようと思っているのです。はい。

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