2011年3月5日更新(2011年3月13日ページ移動。2014年9月23日写真削除)
■3月5日(土) 柏崎市の新名物は「鯛茶漬け」!! ──全国ご当地どんぶり選手権、堂々の第3位を獲得!! ──
自宅に戻るため、柏崎駅に到着した写真の各駅停車から降り、自動改札口を通り抜けながら振り返ると......ない。写真の展示物の中にずっと置かれていた、「お出かけ中」の札が、ない。
ということは、これが「銅のどんぶり」?!他県の方には、何のことだか全然わかりませんよね。「全国ご当地どんぶり選手権」というイベントがあります。「B級ご当地グルメ」日本一で有名になった「B-1グランプリ」。
そのどんぶり版と考えていいのではないでしょうか。この全国ご当地どんぶり選手権は去年から東京ドームで開かれているのですが、初回に1位を獲得したのは富山県の「白エビかき揚げ丼」。
確かに美味しいだろうなぁー。詳細については承知していない部分があるのですが、柏崎市も去年の初回から参加しているらしい。
肝心の、勝負の品は「鯛茶漬け」。あまり知られていませんが、柏崎市は鯛の産地(こちら、こちらや、こちら、そしてこちら)。
そこで、地域振興のための参戦となったようです。昨年の結果は15チーム中7位とのことですが、今回は市長はもちろん、新潟県知事まで応援。
38万人の来場者の人気投票の結果、大賞の北海道の「うにめし丼」、2位の「白エビかき揚丼」に続き、鯛茶漬けも堂々の第3位を獲得したのです。
地元紙はもう大騒ぎ。号外(PDFファイル)も配信されましたし、柏崎市内では「感謝の集い」なるものも開かれて、2,000名もが参集したそうな。県のホームページにも掲載されています。
柏崎市の観光情報に状況が掲載されています。で、トロフィーに相当するのが、(第3位だから)「銅のどんぶり」。
お祭り騒ぎが落ちついた1ヶ月くらい前から柏崎駅の改札口前に展示され.....ない。アクリルで覆われた展示物はあるのですが、ずっと「お出かけ中」だったのです。
もちろんお祭りイベントですから、しかめっ面は不要です。大切なことはこういうイベントを企画、実行する背後で何が起きているのか、何ができた/できなかった──この認識は高く評価すべき──のか、ということだと思います。
順位はともかく、多くの人が想いを込めて熱心に動いたに違いないのですから。結果はともかく、その状況認識と、達成できた/できなかった努力とが、次に繋がるに違いありません......が、白状すると、鯛茶漬けって、地元ではまだ「何、それ」って感じなんですよね。
「これから」、に期待しましょう。
■3月4日(金) ブルーレイ・ディスク(BD)、全然売れてないらしい...。
あらかじめお断りしておきますが、BDレコーダーが売れていないというのではありません。BDレコーダーは着実にDVDレコーダーに置き換わりつつあります。
販売が伸び悩んでいるのはメカではなく、BDディスクなのです。たまたま目に止まったのが、『週間東洋経済』誌(2011年2月19日号)の「落日のブルーレイディスク、変容する記録メディア」という刺激的な見出しの記事。
そこに載っているのが下のグラフです。横軸は時間軸で、縦軸が生産枚数。((c)Toyo Keizai, Inc. 一部加工〔縮小およびトリミング〕)光ディスクの生産は2007年がピークで、すでに衰退期に入っていることが一目瞭然です。しかもブルーレイの生産量は微々たるもの。
もっとも、CD<DVD<BDと記録容量は1桁ずつ大きくなっていますから、単純に枚数だけで考えることには注意が必要でしょうが。詳細については記事をお読みいただきたいのですが、確かに記録メディアの主流がどんどん変化しています。
量販店の生ディスクコーナーも縮小される一方。使い勝手、容量あたりの価格の面でも大容量化が進んでいるHDDが有利。そしてその後に、半導体メモリが続いています。
『週間東洋経済』誌の記事は主に、技術面および使い方の面から論じていて、概ね同意できる内容です。ただし「BDではコピーガードが強化されたから売れない」という主張については、そうかなぁー。
センセイのように高度成長を経験した世代の夢は、「いつかはクラウン」。(知らない人は調べてね)ホントは、ジャーナリズムが伝えるよりも深いところで、科学技術の進展が人々の感じ方、考え方をずっと大きく変えつあるんじゃないかなぁー、と思うのです。
決して他人事ではありません。モノがなく、下手をすれば食べ物にも困った世代──若い人には信じられないだろうと思う──に属するセンセイ自身が、音声情報に関してはCDからHDDおよびiPodへの移行を進行させつつあるのですから。
■3月3日(木) こんな所に「白い髭」が...。 ──金沢は雪の節句となりました──
今日も、見たままのお話。
明けが近くなってから時折、「バリバリ」という音がするようになりました。エンジンの音は聞こえませんが、静かに通り過ぎる自動車が路面の氷を踏んで進んでいるのです。
5時過ぎには、窓の外を新聞配達の人が「バリッ、バリッ」。こちらは徒歩です。お伝えしたように昨晩はかなり雪が降りました。
気象庁のアメダスによると、夜10時頃には積雪6cmを記録したとのこと。ただしその後は晴れ間ものぞいたようです。
たいした積雪にはならなかったものの、寒気の入り込みと放射冷却でと冷え込みました。仕事が片づかない──締切を2週間過ぎてしまった!! ──ので、朝早くにご出勤。
センセイが出勤した時はご覧のように晴れていました。写真は大学構内ですが、奥の講義棟、1階に照明が灯っているのがわかりますでしょうか。
365日、24時間オープンの自習室です。視力が落ちているので、どのくらいの学生がいるのかは分かりませんでしたが。
仕事を始めてふと、窓の外を見ると、道路を挟んで反対側にある講義棟最上部の時計に白い「鬚」。
初めて気づきました。サンタクロースの付け髭を思い起こさせます。写真は北から南を見ているのですが、昨晩はあまり風が強くなかったのか、僅かに北西の風が吹いていた──時計にとっては弱い向かい風──ため、文字盤の上に静かに雪が積もったようです。
よく見ると、文字盤全体、特に左右の上部にも雪が付いていますね。肉眼ではわかりませんでした。このように今日の午前中は晴れたり、一面真っ白になったりの繰り返し。
午後からは安定してきたのでやれやれと安心し切っていると、帰宅時間にはまたドカンドカンと降ってきました。
今晩もまた、全身真っ白。3月に入ったばかりですから、この地域の雪はそれほど珍しくないのです。
でも2月があまりに良い天気だったので、何だかリズムを崩しそうになる、そんな金沢なのです。
■3月2日(水) 明朝までに積もるかもしれない ──金沢は真冬のような雪の降り方です──
今日は見たままのお話。
天気予報によると今日から3日間は雪とのこと。でも朝は曇っていたし、昼も少し白いものが舞うだけ。
ただし寒気が入ったらしくとても冷え込んでいるので、ベタベタした雪ではなく、細く、軽い雪です。仕事が遅れている──締切を過ぎている──ので、他の先生方が帰宅してもセンセイは居残り。
それでもスーパーから惣菜がなくなる時間になったので、仕事を諦めて外へ出ると、おぉ。ご覧のように激しく雪が降り始めました。まるで真冬のように「ズンドコ」降ってくる、そんな感じです。
自転車でわずか10分くらいでしかないのですが、全身真っ白。レジ袋の中にまで雪が入っていました。1月の大雪とは対照的に、2月の日本海側はほとんど雪が降らず、またずいぶん暖かい日が続きました。
だから地面はかなり暖まっているので、道路降った雪は融けてしまいます。でもこの調子で降り続けると、う〜ん、冗談抜きで雪が積もってしまうかもしれない。
■3月1日(火) さて、果たしてうまく動作するだろうか ──古いCDプレーヤー用のリモコンを入手しました──
アパートに戻ると、郵便受けには例によってたくさんのポスティング。ゴミ箱へ運ぶだけなのにと思って掴むと、何だか膨らんでいます。何だろうと思ってゴミと選り分けると、おぉ、厚手の封筒が。
お願いしてたリモコンがクロネコメール便で届けられたのです。何度かお伝えしていますが、センセイはCDプレーヤーとして1984年の冬──つまり26年半前──に販売されたソニー製の“CDP-502ES”をずっと使っていました。
このマシン、使い勝手はとてもいいのですが、肝心の音が悪い(!!)ので、後半生はほぼ廃棄状態。捨てるつもりだったので、先に付属のリモコン“RM-D502”を不燃ゴミの日に出してしまいました。
でもこのマシン、デジタル信号を出力するように改造してしておいたので、使えるかなと思って自宅書斎に運んでおいたのです。デジタル出力でも音質は悪いままだったのですが。
でもふとしたきっかけで、問題がPLL回路にあることがわかったので、コンデンサーを1個ハンダづけ。信じてもらえないかもしれませんが、音が劇的に良くなりました。トレーを駆動するベルトも交換してますます元気になったので、現在でも自宅書斎のリファレンスマシンとして稼働しています。
でもこうなるとやはり、リモコンを捨てなきゃ良かった......。
反省だけなら○○でもできるので、柏崎や新潟はもちろん、金沢のハードオフなどでジャンクコーナーを探してみました。
先週、金沢市内をあちこちフラフラしたのもこのためです。でもなかなか見つかりません。
似たようなものを300円で買ったこともあるのですが、キーのコードがかなり変更されていて、使い物にはなりませんでした。
オークションサイトでまれに見かけるのですが、2万円くらいの本体との抱き合わせ販売。でもいろいろ調べてみると、少し後の世代用の“RM-D470”だと、かなり互換性があるらしい。
しかもある会社に在庫があるというのです。というわけで2,000円(送料、税金込み)で購入したのです。開封してみると、う〜ん。
きちんと清掃はしてあるのですが、全身傷だらけですし、最下部にはガムテープを貼り付けていたような凸凹があります。どういう使われ方をしていたんだろう、というか、これが普通なんだろうか。とにかく今週、自宅へ持って帰って使えるかどうか試してみます。
■2月28日(月) 新MacBook Pro(/Air)のBootCampは、Windows
XPおよびVistaをサポートしないことが判明!!
今日のMACお宝鑑定団は、新MacBook ProおよびMacBook AirのBootCampがWindows 7のみをサポートし、Windows XP、Windows Vistaをサポートしないと伝えています。
アップルの当該サポート情報には日本語のページ──画面左から移動できる──もある(同じ日付)のですが、そこではMacBook Airについてのみ触れられています。(本日現在)元の英語のページを読むと確かに、「・・・Windows 7 の 32 ビット版および 64 ビット版をサポートしています。 Windows XP および Vista ドライバは、上記のコンピュータには提供されておらず、サポートされていません」とのこと。(訳は日本語版による)((c)Apple)
う〜ん、どうしよう。先日新MacBook Proが登場した際、「・・・BootCampを使ってそれ[=Windows 7]を組み込もう・・・」と書きました。
でもその後よく調べてみると、一部のソフト(PHSデータ端末(モデム)のドライバ)が、最新のMac OSにもWindows 7にも対応していないことが判明したのです。
金沢のアパートや移動時にPHSを使用しているセンセイとしては致命的。いろいろ考えたのですが、センセイはWindows XP(Professional)の正規ライセンスを二つ所有しています。
仮に新MacBook Proを購入したとして、BootCamp側にXPの一つを移行してインストールすれば、少なくともXP側ではPHSを使えます。その方法が使えなくなったので、しばらくMacBook(White)を使い続けることになりますが、どうもこのごろHDDに不安を覚える。
う〜ん、それならいっそ、春休みを利用して、現行のMacBook(White)をSSDに換装しようか。iTunesを除く音楽データはすべて新Mac miniへ移行するなどして重複するデータを削除し、Mac、Windowsそれぞれに適切な容量を確保すれば、何とか全体で256MBに抑えることができそうだし。
それに無用なMacのやきもちも招かずに済むかもしれない。
■2月27日(日) 「部品入手が困難に」という理由で、MDデッキが修理されないまま返却されてきました。が...
この週末ももちろん自宅へ戻ったのですが、昨日は最寄りのICから高速道路(北陸自動車道)に乗り、自宅脇を通過して、ひとまず新潟市へ。
例の高速道路1,000円乗り放題を利用して、新潟市内での所用を一気に済ませたのです。自宅にたどり着いたのは午後2時過ぎ。う〜ん、安上がりだったので試してみたのですが、あまり生産的ではないなぁ。安物買いの何とかという感じ。
それに事故を誘発しそうだし。さて帰宅後にまず向かったのが市内のジョーシン。故障したため、修理を依頼していたミニ・ディスクデッキ(写真最上段)が戻ってきたと連絡があったのです。
先日、所有するEL&PのLDから音声だけを抽出しようとして不具合が発見されたのです。このデッキ、1995年頃に製造された古いもので、現在ではMDデッキとしては使用していません。
でもセンセイのシステムではなくてはならない存在なのです。だから修理に出したのですが、まず受付の時点で店員が「ずいぶん古い製品ですねぇ」。
しっかり者の彼女は、単に感想を述べているのではありません。必要な部品が揃わず、修理できない可能性があるからのです。もちろんそれは承知の上。
しかも彼女に事情を説明して、その場で修理担当者宛にちょっと長めの手紙を書きました。異例のことです。しばらくしてお店から連絡がありました。
「いくらお金がかかってもいいから、連絡なしに修理を」とお願いしておいたので変だな、と思ったのですが、電話の内容は15,000円くらいで修理できそうだという確認の電話でした。
やれやれ。ところが数日後にもう一度連絡があって、電話の向こうの彼女、とても済まなそうに「修理に取りかかったところ、新たに必要な部品が出てきたのですが、もうそれが製造されておらず...」。
結局、修理せずにそのまま返却されてきたのです。メーカー側の事情なので、修理、送料等の費用はかかっていません、デッキを自宅に持ち帰り、封を切ろうとすると、やたら厳重に、そして丁寧に梱包されていることに気づきました。本体は二重に、電源コードなども別に保護材で梱包されています。
こんなの初めてだ。本体前面の、アクリル製の表示部分は新品の時のように、綺麗なシートが貼り付けられて(!!)います。明らかに特別な対応です。電源を投入して状況をチェック。
確かに故障した部分は直っていません。でもセンセイにとってはこれで、ほぼ「直った」と言える状況なのです。しかも「(完全に)直せなくてごめんね」とか「長い間丁寧に使ってくれてありがとう」という修理担当者の想いがひしひしと伝わってきます。
この問題の背後には、放送や映像・音声メディアのデジタル化が進行する中で取り残された問題の存在があるのですが、この件については、近いうちに。
何はともあれ個人的には、「直って」よかった。(続く)