2013年10月5日更新(2013年10月13日ページ移動。2016年11月27日写真削除)

──2013年9月第5週〜10月第1週のニュース──

バックナンバーはこちら

10月5日(土) 改装工事後の柏崎駅は、こんな感じになるらしい(そして実際、その通りでした)

 昨日はページを更新できず、申し訳ありませんでした。

 夜まで学生の面接をした後、先日の学会の慰労会──学生諸君を対象に、大学食堂の2階で開かれた──に遅れて出席。

 30分遅刻したこともあり、ほとんど飲んでいなかったので、終了後に仕事を続けるつもりだったのです。でも「15分だけ付きあえ!!」のはずの二次会が、気がつけば午前様......。
 というわけで、昨日お伝えするつもりだった、やや鮮度落ちの話題を。

 新しいJR柏崎駅のイメージ図が昨日報道されました。それによると新駅舎のテーマは「海」らしい。((c))Mynavi Corporation
 確かにすでに工事を終えた塗装は、青色が強調されていました。

 そもそも今回の改装工事は来年4月〜6月の「新潟デスティネーションキャンペーン」の一環とのこと。
 紙面を読んでいると、それ以外にも「船窓やマストを模した装飾」や「ホームの柱には灯台の装飾」とのこと。

 でも先週末に柏崎を発つ時にはまだ......と帰宅後に打ったところまでは覚えているのですが、気がつくと机の前で眠ってしまっていました。
 もちろん今日の仕事があるので、すぐにちゃんと寝直します。

 いつもよりはずっと遅かったものの、8時前に出勤して立場上の仕事をこなします。

 終了後、アパートに立ち寄り、金沢駅から特急「はくたか」と各駅停車を2本乗り継いで、その柏崎駅に降り立ちました。
 いつもとは全然違います。

 さすがに「えんま市」ほどではありませんが、駅構内も駅前もたくさんの人が繰り出しているのです。

 帰宅後に調べてみると、ご紹介した「国際ご当地グルメグランプリ」に加えて、駅前で「柏崎わくわくストリートフェスタ」という観光協会主催のイベントが行われていたんですね。
 ただし、あまりの人出なので「ホーム柱の灯台装飾」なんてとても確かめられる状況ではありませんでした。

 駅前に立ってみると、新駅舎、週末とはかなり様相が異なっていたのすが、かなり混雑していたので、今日はまだ詳細を確認していません。

 イベントの様子を含めて、近日中にいろいろご報告させていただきたいと考えています。



10月3日(木) 「子どもたちだけが、自分が何を探しているか知っているんだね」

 写真は昨日ご紹介しようと思っていたもの。

 昨日午後の講義の直前、教室が空くのを待っている時に、建物のエスカレーターと階段を上から撮影しています。決してピンぼけでもカメラがブレているのでもありません。

 大学院科目の受講生は結局、142名になりました。

 条件を満たせば学部4年生も受講できる──大学院進学後に単位認定──のですが、その中から一部辞退者が出た模様です。

 単純計算すると、今学期は学部と大学院を合わせて447名の学生を相手に講義することになります。
 信じられない。

 学期の始まりはもともと忙しいのですが、今回は立場上、約120名との個人面談も入っています。問題のない人はすぐ終わるのです。
 でも長い人は30分以上。

 それらがすでに一挙に押しかけているので、さすがのセンセイもヘロヘロ。今日の夕方、完全に平らで障害物がない場所で、躓いてしまいました。
 3週間ぶりということになります。

 エスカレーターの上から人の流れをぼんやり見ていると、先週講義した『星の王子さま』の一節を思い出しました。

 西村センセイもどうやら、偉そうなことを言っていても、ついつい「ものわかりのいいひと」になってしまっているようです。反省。



10月2日(水) 柏崎では今週末、「2013 国際ご当地グルメグランプリ」が開かれます!!

 先週木曜日から始まった今学期の講義も、今日で一巡。各クラスとも最初の回の講義が終わります。

 西村センセイ、水曜日は朝イチと午後に講義が一つずつ。1限は大学院の講義なのですが、学部と違ってまだ受講生が確定していません。学期はじめの履修指導を丁寧に行うためなのでしょう。
 だから多めに資料を印刷してもらい、教室に持参。

 十分余裕を見て資料を130部用意したのですが、講義開始時刻になるとどんどん学生が増えてきます。その数、何と約150人(正確には明朝にならないとわからない)。
 もちろん事務室に電話をかけて、追加してもらいました。

 午後は学部の科目なのですが、立場上、センセイは特殊なクラスを担当しており、登録人数は分かっているものの、本当に授業に参加する人数は、その時間になってみないとわからない。
 事前の予想では70人くらいではないかとのことだったのですが、蓋を開けてみると107名。

 つまり今学期の水曜日は、2クラスで260人くらいを相手に講義することになります。信じられない!!

 これらの講義に関して、他にもいろいろ感じたり考えたりするところがあって、それをお伝えしようと思っていたのですが、すみません、予定を急遽変更。
 夜、今日付の地元紙におや、と思う記事が載っていたので。

 それは今週末、柏崎市旧市街地中心部(この辺)で開かれる2013 国際ご当地グルメグランプリ in かしわざき」。
 写真はそのホームページです。((C))2013 国際ご当地グルメグランプリ実行委員会

 イベントがあることや日程そのものはずっと前から知っていたのです。手帳にも書き込んであるし。
 でも実際にどんなことをするのか、そしてどの程度のものなのか、ちょっとイメージが湧きませんでした。

 報道によると「今年で3回目の県内最大級の食の祭典」で、「過去最多の51店が出場」とのこと。
 「国際」と銘打つくらいですから、外国からの出店もあります。

 それだけではありません。新潟のご当地アイドル RYUTist(りゅーてぃすと)Negicco(ねぎっこ)のステージもあるとのこと。
 白状すると、両者ともテレビを含めてまだ見たことはないのですが、県内で話題になっていることは知っています。

 鉄道ファンのセンセイとしてはページ下部の、485系3000番台特急電車(R編成)にも目が行ってしまいます。
 何と、北越急行が越後湯沢からの
臨時列車を運行するとのこと。

 JR東日本新潟支社はもっと気合が入っていて、写真の快速「ご当地グルメGP号」を新潟から運行

 センセイは知らなかったのですが、グランプリ当日はたまたま直江津で「SLなおえつ鉄道まつり」が開かれるそうで、SL C57による快速「SLなおえつ鉄道まつり」号──なぜか両臨時列車間で「号」の位置が異なる──も走らせるそうな。
 直江津駅には蒸気機関車の向きを変える「転車台」があるので運行が可能なんですね。

 C57は給水のため、ご当地グランプリ真っ最中の柏崎駅に1時間ほど停車します。

 一つひとつはそんなに特別じゃないし、それに5日(土)は仕事で金沢に残っているのですが、う〜ん、6日(日)は徒歩で会場や信越線の線路まで行ってみようかな。
 いずれも自宅のすぐ近くなので。



10月1日(火) 第89回日本選手権水球競技大会参加者を、改装された柏崎駅が出迎えます

 今日は見たままのお話。

 写真は10日ほど前に撮影したJR柏崎駅。ご覧のように外装工事中です。昨年の内装工事に続くものようです。実はこの週末にも撮影したのですが、工事が進み、完成に近づいていたので、絵になりませんでした。
 地元紙の報道によると、「青と白のラインを横に入れるなど『海の柏崎』をイメージ」したものとのこと。

 この駅舎が完成したのは1967年。今から46年前です。センセイは当時小学5年生。

 母と亡くなった祖母、もしかしたら弟がいたかもしれませんが、新駅舎の新築工事の脇に、かろうじて残されていた木造の旧駅舎待合室で列車を待っていたことの覚えています。
 その後、高校進学に伴って帰路、毎日この駅から乗車しました。

 なぜ自宅に戻る時だけかというと、登校時は一つ隣の比角(ひすみ)駅(現東柏崎駅)で下車してしまうのです。
 柏崎高校へは、比角駅の方が少し近いのですね。

 帰宅する時は、各方面への同級生と一緒に柏崎駅まで歩きます。越後線の始発駅なので、ゆっくりと乗車できるのです。
 その後、数回の改装工事を経ていますが、基本的な構造はその時のままです。

 改札を通り、ホーム(1番線)に出ると、大きな写真が出迎えてくれます。(9月29日撮影)

 ちょっとわかりにくいかもしれませんが、観光地でよくある真ん中の穴に子供の顔を入れて記念に撮影するやつです。
 見ると「水球日本選手権」とあります。

 以前お伝えしたように、柏崎は水球が盛んな場所

 現在も残っているのかどうかは知りませんが、柏崎高校には当時、県内唯一の水球部があり、隣の富山県──こちらも1校だけだったと思う──のチームに勝てば、インターハイに出場できました。
 そのDNAは現在、ブルボンのメセナ活動に引き継がれています。

 市内の立派なプールを会場にして、10月12日から14日にかけて日本水泳連盟主催の第89回日本選手権水泳競技大会水球競技が開催されるのだそうです。

 まさかそのための駅舎改装工事、というわけではないのでしょうが。



9月30日(月) センセイはちょっと大きな断層の真上に住んでいる、というあまり認めたくない事実

 自宅にいた昨日、所用で新潟市へ行って来ました。目的地までは片道100km弱。昨日を含めて、通常は車を使います。問題は往復の経路。高速道路を含めると選択肢は大きく4〜5本。

 センセイのBMW 318iは一般道を走っているとホントに「いつまでも運転していたい!!」と思わせる車なので、今回も一般道を利用。国道116号か、海沿いの402号。
 新潟市に近づくと、その中間にある農道も楽しい。

 ちなみに、318iはもうすぐ9年目の車検を迎えるのですが、まだまだ乗っていたいので、更新するつもり。お店の人によると、框体は頑丈なので、消耗品であるサスペンションを交換すると、ほぼ新品に戻るとのこと。
 確かにそうだろうな、と思えてきます。

 昨日はいつも使う116号で出発したのですが、途中、出雲崎駅に立ち寄ったこともあって、そこから海に向かい、日本海沿いに北上することにしました。この道路はよく使うのですが、いつもは自宅に戻る時。
 つまり南下。

 この道路を使って北へ向かうのは10年ぶりぐらいじゃないでしょうか。沿道の光景がとても新鮮に感じられます。ちなみに湿度が低く、珍しくエアコンを切っていたこともあって、往路の燃費は19.7km/L(!!)でした。
 もちろん実話です。

 この道を選ぶということは、被災地を通る、ということを意味します。

 2ヶ月前の8月1日、記録的な大雨に襲われて海沿いの険しい崖が崩れ、流れ込んだ土砂で1人の方が亡くなられた場所です。
 1ヶ月前にもここを通っていますが、その時はまだ復旧工事中でした。

 恐らく多くの方は、なぜこんな急斜面の不便な場所に居住するのかと訝られると思います。半分はその通り。
 でもこの崖の上は比較的平坦な場所。海際だけが崖になっているのです。

 よく見ると今回は、崖そのものはほとんど問題なく、その上の、平坦部の端が崩れてきたことが分かります。
 崖はここだけではありません。

 写真奥に海が少し見えていますが、寺泊から出雲崎付近、あるいは柏崎刈羽原子力発電所付近まで、ほぼ直線状に同じような構造が続いています。
 要するにここはそれなりに大きな断層なのです。

 ずっと前にご紹介したことがありますが、実はこの付近で、中国「頭文字 D」の主人公ヒロインのドライブシーンが撮影されています。2人が乗る車の背後に、特徴的なこの地質構造が見えています。
 帰路、車を止めてみました。ここに立つのは何年ぶりだろう。

 周囲の住宅は空き家が目立ちます。過疎化が急激に進行しているのです。向かいの家の前に忌中の札が立っていました。日付を見ると、8月下旬。高齢の女性、つまり、この家に恐らく独りで住んでいた方が亡くなられています。
 強いられた避難で心労が重なったのでしょうか。

 ついつい、ここと東北の被災地とが二重写しになってきます。西日本にいるとどこか遠い出来事だし、東京にいると「なかったこと」にしたいらしい。

 でもここに立つと、そしてまず間違いなく東北の被災地(および避難を強いられ続けている人がいる場所)に立てば、否応なしに見たくない自分たちのその姿が現れてしまいます。
 否。

 それだからこそ、見たくないものを見なくてすむことを願って──それが実現可能かどうかは別──目を閉じ、耳を塞ぎ、心も閉ざして、声高に何かを叫ぶのでしょう。

 まるで自分に言い聞かせるように。あるいは何かに追い立てられるかのように。



9月29日(日) 抑制気味の方が良い、というわけでもないらしい ──つくづく、講義は毎回が真剣勝負──

 昨日のオリエンテーションに合わせて体調を管理していた西村センセイ、想定外に出現したドラえもんの影響か、大学に到着しても調子がちょっとイマイチ。
 技術的にいろいろ確かめたいこともあったので、8時過ぎに会場へ向かいます。本番まであと1時間。

 何と、会場前の廊下にはすでに、15人くらいの学生諸君が開場を待っていました。職員の方はまだ到着していません。でも技術の方は準備を開始していらっしゃったので、裏口から入って打合せ。
 一部連絡ミスがあったようですが、問題が解決したのを確認して、学生諸君に入場してもらいます。

 センセイの準備や確認は完全ではないのですが、これ以上学生を廊下で待たせると、不測の事態が懸念されるからです。
 写真は開始10分前くらいに撮影したもの。

 このガイダンスを担当するのも3年目昨年の経験を踏まえると、どうやらこちらはあまり熱くならない方が良いらしい。
 幸か不幸か、まだ体力が十分回復していないので、過度に「熱く」はなれません。

 さてどうなるか......と思った結果は、意外にあっさりしたもの。

 昨年のように「感極まって...」という方はいらっしゃいません。さりとて不可でもなく、という感じ。
 もちろん細かいミスや反省材料はあるのですが。

 意外に思われるかもしれませんが、壇上からは、話を聴いている学生諸君──ただし5%くらいの学生は聞いていない──の顔が一人ひとり、とてもよく見えます。
 後半のパワーポイントによる説明になった途端、彼ら彼女らの顔は急に方向性を失い、ザワザワ。

 一昨日、3年生を対象とした講義の初回が実施されました。

 その中で、3年前のこのオリエンテーションに言及したら、それなりの人が覚えくれていました。正直なので、半開きの口をしたその顔に、はっきり出ているのです。
 「あ、あの時の......」。

 だから、ま、いっかー。

「最近のニュース」(最新版)へ
バックナンバーのトップページへ
トップページへ戻る