2014年4月12日更新(2014年4月20日ページ移動。2017年3月13日一部写真削除)

──2014年4月第2週のニュース──

バックナンバーはこちら

4月12日(土) 満開の桜に心を乱されて(?)、今日の北陸地方は大渋滞

 西村センセイ本当は、昨日の夕方に車で新潟の自宅へ戻るつもりだったのです。

 ところが、午後イチに開かれることになっていた重要な会議が、急に夜に変更されてしまいました。センセイはしがないサラリーマン。ちゃんと出席しました。
 「顔を出す」だけでは済まない立場になってしまったこともあります。

 というわけで昨晩は金沢に留まり、今日の午前中は出勤して、溜まっていたいろいろの宿題を整理。

 ホントはあちこちにメールを送信するつもりだったのです。でもあちこちとの時間がなくなってしまったので、荷物をまとめて午前中に大学を離れました。
 お返事をお待ちの皆様、月曜日には必ず送信しますので、お、お許しを。

 センセイが金沢で行動する範囲内の桜は、今日が見頃です。枝先がまだ開いていないものもあれば、もう葉桜になりつつある桜の木も。歩道には花びらが舞い始めています。
 明日センセイが金沢に戻り月曜日に出勤する時はもう、風景が一変しているのでしょう。

 幸いなことに、センセイは新潟、富山、石川を行ったり来たりしています。お伝えしたように、先週末の様子からすると富山県内も見頃だろうと、予測。
 そして実際、開花状況は地域によってかなり違います

 会議の変更に振り回されたというこの機会をポジティブに捉えて、JR西日本北陸本線の西入善駅(写真中央奥)を車で訪れてみることにしたのです。
 駅舎およびホーム脇の桜が満開じゃないかと思うのです。

 車で新潟−金沢間を移動する際、富山県内については通常、海から離れた山側を走行します。平野部と違って人口密度が低いため交通量、そして信号機が少ないのです。
 決して暴走運転をしているわけありませんので、念のため。

 でも西入善駅は海岸線の近くにあります。そこで今回は初めての経路を、そして全線一般道を使用してみました。気づいたことの一つが、桜の開花状況にずいぶん差があること。
 個体差が一番大きいのですが、(高度を考慮しても)地域差がかなりあります。そしてもう一つ。

 幹線道路を走行する車が多く、あちこちで渋滞しています。買い物以外に考えられる要因としては、花見。確かに心をかき乱されそうなほど、沿線の桜はほぼ満開。
 そして名所と思しき場所は駐車場への誘導員が出るほどの混雑となっています。

 通常の1.3倍くらいの時間をかけ、やっとの思いで西入善駅の北側(海側)に到着すると......あれ?!
 意外にも、駅舎付近の桜は満開まで、もう数日。

 それでもカメラを構えていると、直江津駅発富山駅行の413系各駅停車が到着。背後に控えるのは、まだまだ白い北アルプスの山々。
 来春、再びピンク色に染まったこの桜の木の下を走るのは、第三セクターの車両。

 そしてその中に、センセイの姿を見つけることはできないと思います。新幹線か、車を使っているので。
 だから最後に......というわけでこの場所に来たのです。

 でももしかすると西村センセイ、来年のこの時期も、今日と同じ場所に立ってカメラを構えているかもしれないと思えてきました。

 根性なしの見本ですね。 



4月11日(金) スケッチ帳の花 ──新入生は最初の山場を無事に越えつつあるようです──

 担当する特別クラスの講義のため、早めに別棟の3階へ移動。重い教科書を台車に乗せて運ぶ必要があるのです。

 ひとまず準備を終えて窓の外を見ると、あれ?

 女子学生が数人、広場のベンチに座ってスケッチ帳を広げ、何かをスケッチしています。
 新入生の授業「ドローイング」だと思います。(違っていたら、ゴメンなさい)

 向きはバラバラ。つまり題材は自由に選択できるらしい。3階から見下ろすと、まるで向日葵の花のよう。
 40年以上前に1度だけ見たフランス映画、「シェルブールの雨傘」のワンシーンを思い出しました。

 シェルブールに降る雨の中、色とりどりの傘による群舞のシーンを、俯瞰(ふかん)撮影していたように記憶しています。
 あれが雨傘の花なら、こちらはスケッチ帳。

 熱心に手を動かす学生も、行き交う学生も、まるでそれが日常であるかのように行動しています。
 入学してからまだ1週間ちょっとしか経っていないのに。

 彼ら──近くで男子学生もスケッチ中──彼女らは、最初の山場を無事に越えつつあるようです。 



4月10日(木) 木曜日は、どうしよう... ──講義開始後初めての雨の日に、学内で起きたこと──

 今日は見たままのお話。と言うか、今週はあまりに忙しすぎて、行動内容と範囲が極めて限られているのです。毎日未明から夜まで働いているのですが......。
 メールのお返事をお待ちの皆様、もう少々お待ちを。

 で、今日は木曜日。朝のうちに数人の学生との面接を終えると、講義に出かける準備をします。10時半から12時までの講義が講義棟であるのです。
 この2限の講義を担当する時には、気をつけなくてはならないことがあります。

 それは講義の終了時刻。12時ちょうどに説明を終え、簡単な提出物を出してもらったとすると、受講生諸君が隣棟の食堂に到着するのは12時10分くらい。
 もう満席で、売り場にも長い列ができているはず。

 だから今日はちょっと早めに切り上げ。学生諸君の大半は即座に食堂へ向かって消えます。

 センセイはというと、残った学生の質問に答え、講義の反応と、初回だけ使用する書類の残部を回収。パソコンを片づけて、マイクロホンを所定の位置に戻します。
 食堂へ向かおうとして......無理。

 通路は学生諸君でごった返しています。時間的には僅かな違いなのですが、混雑の度合いは全然違います。
 しかも今日は雨。今週、初回の講義が始まってから初めてです。

 晴れた日のように外でゆっくりするわけにはいきません。

 センセイも、午後は再び体力を使う面接があるので、とにかくお昼を食べておく必要があります。
 傘がなく外へ出られないので、最後の手段、購買へ。

 覚悟はしていましたが、こちらも大混雑。購買の外まで列ができています。ほとんどが1年生。
 金沢工大のことですから、割り込む学生なんていません。

 ずいぶん待って手にしたのは、学生向けの大盛りご飯の、油っぽいものだらけのお弁当。四捨五入すると60歳となるセンセイには、重すぎる。
 う〜ん、冗談抜きで木曜日はどうしよう。

 講義が始まる前に、講義棟の近くの「ほっともっと」でお弁当を買っておこうか......。 



4月9日(水) 一つの時代が終わったんだなぁー、という感じ ──Windows XPを最終更新しました──

 今日は2014年4月9日。いよいよ「その日」がやって来ました。Windows XPのサポートが終了する日です。

 明日以降、Windows XPマシン、特にネットワークに繋がったマシンはセキュリティ上のリスクが非常に高くなるので、学生の成績など個人情報を扱うマシンでは使用することができません。
 センセイが仕事で使うパソコンのOSは現在、すべてWindows 7。対応しないパソコンは所定の手続きを取って廃棄しました。

 でも実は、仮想マシンがまだ数台残っています。

 そこで今日は早朝に出勤後、PowerBook G4 12"(Aluminium)以下、すべてのマシンをアップデートしました。
 写真はMacBook(White)上のXP。

 センセイが最初に買ったWindows XPはたぶん、Mac用“Virtual PC”に付属していたもの。12年前のことです。
 その後、BootCamp用にも数本購入しました。

 その前のWindows 2000に比べて論理性は劣るけど、でも、まぁ使いやすい。かなりの方がそう感じられたようです。
 「パソコン=XP」という人も多いと思います。

 明日から使えなくなるわけではないのですが、やはり「一つの時代が終わったんだなぁー」と感じ。

 センセイは現在、インターネットには直接接続できない状態に設定した上で、Windows 95(!!)、2000、そしてXPを仮想マシン上で使用しています。
 これらのOSは「軽い」ので、仮想マシン上のOSとしてはぴったり。もう少し使い続けようと思っています。



4月8日(火) 便乗値上げではないのでしょうが、ちょっと割り切れない思いが...

 消費税増税から約1週間が経過しましたが、正直なところ、まだ慣れない。

 2日の早朝、コンビニでサンドウィッチを購入したのですが、手にした商品のラベルには「210」円。「へぇー、値上げしないんだぁ」と思ったら、レジでいつもの店員さんが「216円です」。
 ラベルの張り替えが間に合わなかったんでしょう、数日後には表示も修正されていました。

 大学前のパン屋さんはというと、160円のものが170円になっていました。計算してみると、本体価格が3%上がっていることになります。
 でも、まぁ、これなら理解できるつもり。

 仕事に区切りをつけて──諦めて、というのが実態ですが──いつものスーパーに立ち寄ると、198円とか398円。
 何だ、変わってないじゃん。

 ところがレジで会計を済ませると、何だかおかしい。

 ラベルをよぉーく読むと、消費税5%の時に税込198円(本体価格189円)だったものが、8%になってから本体価格198円。
 それに税金が加わって、214円(下部の「税込参考価格」)。

 税率を間違えているわけではないのです。でもラベルを一瞥しただけでは、価格がどう変わっているのかよくわかりません。
 この場合は本体価格が5%上昇している(+消費税8%)ことになります。

 パン屋さんと違って、何だか購買意欲を殺(そ)がれてしまいそう。

 消費税問題とは一切関係ないのですが、このスーパー、改装後は白菜の1/8や大根、人参の1/2カットなどを販売しなくなってしまいました。値引き商品も減少。利益を重視するというお店の姿勢を感じます。
 でもセンセイや学生諸君、1人暮らしの老婦人などにはちょっと厳しい。

 センセイらなんて、お店の利益には全く貢献していませんよ、と告げられているような気分になってきます。



4月7日(月) 人間は重いけど、意外と軽かったりする ──学生との個人面接を開始しました──

 今日は写真がありません。悪しからず。

 いよいよ講義が始まったのですが、センセイが直接担当する講義は明日から。そこで先生方が分担する1限の新入生向け講義を教室の外から見学させていただきます。
 この春からそういう立場になってしまったので。

 もちろん何も問題はないので研究室へ戻り、仕事を続けます。その一つが1年次のまま留年してしまった学生との個別面接。今日から始めました。
 対象は約60名以上。

 金沢工大では全学生を、アドバイザーが最低でも年に1回、1年生は2回以上面接し、その結果をデータベースに記録します。所要時間は10分程度。

 でもセンセイの面接対象となる留年生は、何らかの問題が抱えていることが多いので、最低でも20分確保しています。しかしそれでも時間が足りないのが普通。
 今日は最長で1時間以上かかりました。さすがに疲れた。

 留年に至った事情は、一人ひとり異なります。でも昔と違って「遊びすぎたから」などという学生はほぼ皆無。背後に何らかの事情を抱えているのが普通です。
 時間をかけて、本人の口からそれを引き出します。

 誤解されると困るのですが決して、プライバシーを覗いてやろうとか、こちらの思うようにコントロールしようなどというのではありません。最初にその点を確認します。
 でもたいていの学生は、素直に事情を説明してきます。センセイは、「ふ〜ん、そうなんだぁ」。

 (問題を抱えていても)優秀な学生ほど、話す以前からある程度、そしてセンセイに話すことによってさらに、問題の本質を自分の力で理解していきます。
 彼ら彼女らが語る内容は、正直なところ、かなり重い。

 でも彼ら彼女らが、不意に、それを軽々と持ち上げてしまう瞬間が、確かに存在します。



4月6日(日) 雪と霙の嵐の中、大勝軒の「特製もりそば」でパワーをつけて金沢へ移動しました

 昨日、自宅に着いたのは夜。

 お風呂に入り、あれやこれやしているうちに、もう朝になってしまいました。もちろんこの間、ちゃんとお布団で眠っています。ちなみに明け方、学会でケンカして退会する夢を見ました。
 う〜ん。

 明日は朝イチに講義があるので、どうしても今日中に金沢へ移動する必要があります。ところが桜が咲き始めたというのに、大荒れの天気との予報。
 午後から、特にひどくなるらしい。

 幸か不幸かもともと、お米を運び、衣類の入れ替える必要があるので、今週は車を使うことにしています。そこでまず、少し離れた実家と伯母の家で所用を済ませます。
 本当は昼食を済ませ、少し休んでから出発するつもり。

 でも下り坂の天気が心配だったので急遽予定を変更し、荷物をまとめて午前中に自宅を出発しました。この場合、問題点があります。どこかでお昼を食べる必要があるのです。
 経費節約のために今回も原則として一般道を走行し、交通量の多い富山市付近のみ高速道路で迂回する予定。

 所要時間は約5時間。何も食べないわけにはいきません。正午過ぎに新潟−富山県境を越えるのですが、その辺りに美味しそうなお店はありません。食わず嫌いかもしれませんが。
 車を走らせながらいろいろ考え、県境の手前、つまり新潟県内で済ませることにしました。

 ふと、上越市内の国道8号線沿いに、数年前から「大勝軒」があることを思い出しました。まだ入ったことはありません。でも「大勝軒のれん会」のお店であることは知っています。
 すでに入ったことがある新潟市の「大勝軒 いちばん」と、どう違うのでしょう。

 車のフロントガラスに霙が激しく打ち付けます。視界が効かず、非常に危険な状態。
 その意味でもちょっと休みたかったので、写真の「元祖もりそば 頚城大勝軒」に入ってみました。

 時刻は11時を過ぎたところ。繁盛店なら駐車場は......ガラガラ。センセイは3人目のお客さんでした。
 お店のドアを開けた瞬間、理解したことがあります。

 牛丼の吉野家の店舗をそのまま転用しています。牛丼をほとんど食べないセンセイですが、それくらいはわかります。
 衛星放送のプロレス番組が流れる店内でメニューを見ると、一度では理解できないほど多種多様。

 一番ベーシックなつけ麺を尋ねると、「特製もりそば」とのこと。つけ麺をそう呼んでいるんですね。
 予想よりも早く、「特製もりそば」到着。

 なぜだろうと思って大盛りの麺を見ると、意外にも、流行りのつけそばの麺より、二まわり細い。金沢うどんは讃岐よりずっと細いのですが、それをさらに細くしたような感じ。
 麺の長さは短め。

 その麺を頂く前に、スープを一口。こちらも予想外。比較的薄味で魚介のしつこさはまったく感じられない上品な味です。ネガティブに表現すれば、パワーに欠けるかも。
 特徴はかなり強い酸味。しかし決して、しつこくはありません。

 たぶんこれが大勝軒の味なんでしょうね。チャーシューも油っぽくないので、センセイでも食べることができました。でも、少し困ったことも。オーダーしてからメニューを読み直して知ったのですが、麺が300gもあるのです。
 要するに、大盛り。

 やっとで食べ終えたのですが、その影響で糸魚川市を過ぎてから、少し眠気を覚えてきました。非常に危険なので、センセイにしては珍しく、県境のSAで車を止めて20分ほど休みました。
 富山県内に入ると道路脇、咲き始めた桜の根元が雪で真っ白になってきました。車外気温計の表示は1℃。

 道路上にも雪がうっすりと積もる最悪の路面状況でしたが、幸いにも何の問題も起こさず、金沢へ無事到着しました。

 3県を走り抜けてみて、やはり石川県の桜が一番先だと感じました。咲き始めの桜の、やや強いピンク色と、雪の白さが同居しているのが不思議。平野部は今週前半が見頃。
 続いて富山県内が週の後半、そして次の週末が新潟県上越および中越という感じでしょうか。

 そもそも今日はまだ三分咲きにもなっていなかったし、各地の天気が悪かったのですが、金曜日に帰る時、満開の桜を観ることができると、嬉しいんだけどなぁ。
 せっかくの春なので......あ"。

 慌てて自宅を出発したので、お米を買うのを忘れてしまいました。来週末、2kgを電車で運ばなくてはなりません。トホホ。

「最近のニュース」(最新版)へ
バックナンバーのトップページへ
トップページへ戻る