2014年10月4日更新(2014年10月12日ページ移動。2017年7月15日一部写真削除)
■10月4日(土) 「黒虎しょうゆらーめん」を食べてみました
今日は土曜日。通常ならセンセイは、昨晩のうちに新潟の自宅へ戻るのです。
でも今日は立場上の仕事があったので、午前中まで金沢に留まっていました。もちろん現在は車で無事に帰宅しているのですが、この機会に例の「らーめん 虎」に初めて入ってみました。
開店時刻の11時半きっかりに到着すると、店内にはすでに先客。お店の中は8人がけのL字形のカウンターと、4人がけのテーブルが二つ、そして小上がり。工大の学生と思われる若者が6名、長袖をまくったワイシャツ姿の初老の男性──最初は関係者かと思った──が1人。
そして、この種のお店ではは見かける機会が少ないと思われる老女が二人。カウンターに座って、とにかくメニューを開きます。店内がやや暗いこともあり、すぐには全貌を掴めなかったので、最初に載っていた「黒虎しょうゆらーめん」を頼みます。値段は680円。
係の女性が伝票に記入してから改めて尋ねると、やはりこれがお勧めとのこと。彼女が去った後にもう一度メニューを見直すと、しょうゆの他に、味噌味や塩味も。一番シンプルと思われる「しょうゆ」は580円でした。今回はお店のお勧めを食べるつもりだったので、別にかまわないのですが。
そう広くない店内は割と大雑把な造り。しかし店員は多い。ご主人(?)は一人なのですが、補助と思われる女性と、ホール係が数名。餃子は少し奥で焼いているらしく、そこにも数名の女性。
就労支援は主に、準備や片付けのようです。程なく──実は他の人の分を数人飛ばして──届いたのが写真の「黒虎しょうゆらーめん」。ベーシックなものとの違いは、肉団子(左上)の存在の有無だけらしい。
初めてご覧になる方はびっくりすると思いますが、スープはほぼ真っ黒。この色は、このラーメンがとてもしょっぱい「富山ブラックラーメン」の一族であることを示しています。
覚悟してからスープを一口頂くと......あれ?!意外にも塩味より醤油の味ががつんと来ます。他の調味料はそれに圧倒されている感じ。決して美味しくなくはないのですが、ちょっと後が続かない。
メンマは柔らかめながら、特別な印象は受けません。次はチャーシュー。お箸で持ち上げようとすると、おぉ、厚さが10mmくらいあります。びっくりしました。しかし困ったことに西村センセイは現在、お肉をあまり食べません。
恐る恐る中心部のみ頂きます。意外にもすんなりと食べることができました。嫌味や妙な癖がないのです。続いて肉団子。柔らかめで箸で掴もうとするとボロボロ崩れます。最初は鶏肉かと思いました。たぶん違うんでしょうけど。
これはこれで、まぁ、こんなもんかな、という感じで特に強い印象は受けませんでした。メインは自家製麺を謳う麺。
まず、見た目は中太。少し縮れています。口に運ぶとそれなりの味や食感ですが、別な表現をすると、やや雑。申し訳ないのですが「研ぎ澄まされた」、というような感じではありません。
決して誤解されたくないのですが、嫌味ではありません。金沢のラーメンは総じて、やや自意識過剰気味。白状するとセンセイはそういう印象を持っています。麺やスープ、そしてそれ以外のあちこちに拘りと気配りがありすぎて......。
でもセンセイ自身がその見本であるように、人間やその他の存在って、優秀なものばかりではない。むしろ実態はその逆。慣れないスーツ姿で頂くビジンのラーメンより、毎日ニコニコ笑って──ちょっと醤油味が前面に出過ぎだけど──食べられるラーメン、というのがセンセイの印象です。
■10月3日(金) ここがまさに、起点 ──北陸新幹線の運賃・特急料金案が発表されました──
写真は半年前の2月、盛岡から金沢へ移動する途中で撮影したもの。
上越新幹線に乗る時センセイは、車両中央部のE席を予約します。中央部は揺れが少なく、E席は2人掛けの窓側席だからです。ただし致命的ではないものの、問題もあります。
上りの上越新幹線のE席はお昼前から夕方まで、日が当たるのです。新潟方面からだと、上越新幹線は高崎付近までは概ね南に進みます。E席は日陰。ただし高崎以南は向きを少し変えて南東方向へ走るので、お昼前から、右前方から日が差し込むようになります。
この日は大宮で新幹線を乗り換えて金沢へ向かいました。日が差さない、そしてあまり利用しないA席を予約。新幹線が駅に停車した時、ふと外を見た時に気づいて撮影したのが写真。ここは高崎駅。2月なので、ホーム上の乗客は防寒服。
線路脇にはおぉ、雪が積もっています。ホーム下に、「北陸 0Km」とチョークで書かれています。北陸新幹線は高崎で上越新幹線から分岐するのですが、その起点となる場所がまさにここ。
初めて見ました。実は今日、JR東日本および西日本は北陸新幹線の運賃・特急料金案を発表(JR東日本/西日本)しました。北陸地方でも大きく報道されています。
金沢や富山を基準に東京までを考えると、数百円のアップ。センセイ個人はというと、新設される特急「しらゆき」の料金などを計算すると20%〜30%のアップ。
これに、まだ発表されていない第三セクターの運賃が加わります。現在は金沢まで特急ではなく各駅停車を利用しているので、それを考えると、まぁざっと約1.5倍の値上げというところでしょうか。特急が走ることになったので、所要時間は現在より20分程度短縮される見込み。
北陸地方の人々の期待を考えると、まぁ、これくらいなら仕方ないかなぁという感じです。
お伝えしたように先週の土曜日は、ガイダンスを終えてから、特急「北越」に乗って帰宅しました。
ただし正確に言うと、自宅最寄りの柏崎駅ではなく、特急で一つ前の柿崎駅で下車しました。特急はここで、停車、待避していた各駅停車を追い越すのです。
そのまま乗り続けるより220円安いし、この区間は海岸沿いに走るので風景は最高。しかも各駅停車は柏崎駅改札口の正面に止まります。特急は別な番線に入るので、跨線橋を越える必要があるのです。
ふと電車の中吊り広告に気がつきました。新潟県内の各大学がオープンキャンパスの告知をしています。その中には前任校のものも。
ふ〜ん、と思って読んでいたら、ある場所で目が点になりました。前任校は人文学部だけの単科大。学部は三つの学科から構成されているのですが、広告には「人文学科 ○○学科」。
......オイオイ。他にも印刷や広告の基本を知らないことに起因するミスが。何も知らない新人が担当したんだろうと思います。
でも上司や印刷業者のチェックはどうなっていたんだろう。う〜ん、この件、教えてあげるべきか、否か。
金沢に戻って学生アパート群の中を歩いていたら、マジックで書かれた掲示物に、後からペン書きした部分があることに気づきました。
ご覧のように、大家さんが書いたのは「絶体に出さないで」。濡れても大丈夫なようにビニール袋に収められているのですが、それを破るようにして青いペンで「[絶]対が正しい」。正直なところ学生の文字にしては達筆過ぎるのではないかしら。
でもまぁ、間違いをちゃんと教えてあげようという意志が伝わってきます。う〜ん、やっぱり教えてあげようか。
■10月1日(水) 今日から10月。「らーめん 虎」は予定通りオープン...
今日は見たままのお話。西村センセイは年の前半も、これから始まる後半も、1週間の中で水曜日が一番忙しいのです。
朝イチと午後にそれぞれ120人、160人のクラス──ただしいずれも2人で担当するのですが──があって、今日はその初回。しかも隔週でヘビーな会議。
そおれでも今週は会議がなかったので、ずいぶん助かりました。お昼もゆっくりしているわけにはいきません。午後の講義の準備をする必要があるので、早めに済ませます。
というわけで、ずいぶん久しぶりにほっかほっか亭へ。でもお察しの通り、センセイにはもう一つ目的が。ほっかほっか亭裏の「らーめん 虎」が今日オープンするはずなのです。
弁当を左手に、現場へ行ってみました。お花が並べられたお店の前には、長い行列が......と思いきや、すぐ目に入ってきたのは男性4名。
しかもよく見ると、入口の男性は施設の関係者、そして中央の作業服の人は工事関係者らしい。純粋なお客さんは、工大の教科書を手にした男子学生二人だけ。お店の中をちょっと覗くと、接客担当らしい女性がチラリ。
でもそれ以外はわかりません。やはり営業初日なので、オープンに手間取っているようでした。
というわけで、程なくオープンしたんだろうと思うのですが、センセイ自身はまだ確認していません。時間がないし、お弁当は確保済なので、そのまま大学へ戻りました。
近いうちにぜひ、行ってみようと思っています。
■9月30日(火) 1年でたぶん今日しか見ることができない光景 ──新学期の講義が始まりました──
いよいよ今日からセンセイの講義が始まりました。その様子はこちらから。
でもその前に、研究室を片づける必要があります。これからどんどん採点しなければならない課題が提出されるし、センセイが印刷、配布したものの残部も溜まってきます。
そこで昨晩は大掃除。このところとても忙しかったので、各種資料を片づけたり、処理済の書類を廃棄処分したりすることができずにいたのです。
おぉ、今日は研究室の床が見える!!成績など個人情報が載った書類は、業者に委託してきちんと溶解処分します。しかしその回収日までは指定された紙袋に詰めて研究室で保管。
それが床を占拠していたのです。手前のテーブルも上面がちゃんと出ています。ふだんは提出、採点された課題などで作業するスペースもないほど。
こんな状態、年に1度くらいしかないんじゃないだろうか。今日の午後は受講生がとても多い明日の講義の準備。テーブル面はまだ見えていますが、書類の積み重ねが始まっています。
でも、まぁ、やはり新学期。気持ちを切り替え、また引き締めて、新しい気持ちで明日の講義に臨もうと思っています。
■9月29日(月) ブルーレイの「ムーブバック」機能、便利です。すっかり忘れてましたけど
お伝えしているように金沢工大は先週末から講義を再開しています。でもセンセイはというと、曜日まわりの関係で通常の講義は明日から始まります。このような時、あらかじめやっておかなければならないことが。
このホームページのダイエットです。センセイが14年間使っているこのサイト、個人用ホームページの容量は上限100MB。数年前から、限度いっぱいの状態が続いているのです。先週末の時点で、98.4MBが使用済。
講義のページは削除していないので、増加するばかり。そこで古いニュースの、本文そのものはそのまま残すものの、出来の良くない写真を削除して容量を稼いでいるのです。これは通常、新学期の直前に行います。
先週火曜日が秋分の日で休日だった機会を利用してバックナンバーを整理しました。その時に出くわしたのがブルーレイのムーブバック(こちらもご参照)の記事。白状すると、自分で書いたのに忘れていました。
ブルーレイのムーブバック、詳細についてはソニーのQ&Aのサイトが一番わかりやすいと思いますが、要するに書き換え式のブルーレイディスク(BD-RE)ディスクを使って複数のマシン間でデータをやりとりする仕組み。
それ以前と違う点は、一定の条件下ならば著作権が保護されたデータをディスクからHDDに書き戻せること。
普通の人はあまりご縁がないと思います。センセイのように違った環境を行き来し、そのどちらにもマシンがある場合は便利な機能。放送があらかじめわかっていればどちらでも録画するのです。
でも自宅に戻ってから放送を知り、録画することも多い。そこで先週末、自宅でこの春に録画したサカナクションのライブ番組をBD-REディスクに書き出しました。
この番組はすでにBD-Rディスクに焼いて、金沢に置いてあるのです。でもHDDの方が取り扱いは楽。というか、何もしなくて良い。
しかも容量が13.2GBであまり大きくないので作業の所要時間が少なく、テスト向きと思われます。金沢へ運んだディスクをブルーレイに読み込ませて、ダビングの準備に入ります。ご覧のように、ダビング可能とのこと。(1枚目)
中央やや右に「1・→」のような表示がありますがこれは、コピーではなくムーブ(移動)であることを示しています。「実行」ボタンを押すと、2枚目のように、(ムーブなので)実行後はディスクから削除されると警告されます。もちろん「はい」を選択。
13.2GBでコピーに要した時間は26分。終了後に再生してみましたが、データをそのまま移動しているだけなので、劣化なんてありません。
やはりディスクよりHDDの方が応答が早いし、便利。ちなみに、HDDからBDディスクに移動できるのか試してみましたが、結果は可能。まぁ、実際にやることはないですけど。
個人的には本当にありがたい機能です。
■9月28日(日) 「ひゃくまんさん」2号機(?)、観光客には大人気
今日は見たままのお話。
昨日のガイダンス、センセイとしては「与えられた条件の中でやるだけのことはやった」という認識93回目はちょっとやりすぎたかもしれない)。でも実際は、どんな場合でも完璧はありまえん。
実際、3回のいずれも100点満点ではなかったし。アパートに戻って荷物をまとめ、学生諸君の表情を思い出しながら、バスの中では「ここはああした方がよかったかも」などと考えていました。バスはスムースに運行したので、予想よりも早く金沢駅に到着。
「駅2階のスーパーでお弁当を」などと考えながら、外装工事を終えきれいになった駅舎(写真奥)に向かって歩いていると、あれ?!
北陸新幹線開業をPRするマスコット、「ひゃくまんさん」です。
何だかとっても人気者。お嬢さん達は旅行客のようで、順番に記念写真を撮影していました。それにしても......ひゃくまんさんが立ってる。
しかも、立ちっぱなし。ひゃくまんさん、もちろん写真のように立ったり座ったりできるのです。しかしこの着ぐるみ(?)、相当重いらしい。
そこで先日、2体目が製作されたんだそうです。TVニュースで知りました。2号機(?)は最新ジェット旅客機にも使用されている金沢特産の炭素繊維胴体にを採用し、30kgのダイエットを果たしたとのこと。
中で操作している人にすると、5kgの軽量化でも相当違うそうな。というわけでずっと立ちながらファンサービスに努めているひゃくまんさん、2号機だと思うのですが。
なおニュースによると、2体のひゃくまんさん、これから金沢と東京で手分けをして北陸新幹線のPRにあたるそうです。