2015年9月19日更新(2015年9月27日ページ移動。2018年1月6日写真削除)
■9月19日(土) 立つ鳥後を多少綺麗にする ──研究室を整理して、センセイは北海道へ──
お伝えしたように、センセイは明日からのいわゆる「シルバーウィーク」に北海道へ赴き、札幌で外部団体から頼まれた仕事をすることになっています。
2年ぶりの北海道、そして札幌。いくつかの仕事を並行して片付けているのですが、なかなか思うように捗りません。札幌の分は現地で資料を印刷できないこともあって、さすがに片付けましたが。
こういう煮詰まった状態に陥ると、センセイがついしてしまうのは部屋──この場合は研究室──の整理整頓。
センセイは母親に似て、片付けものが下手。それでも3年前には写真左側の本棚の内容を大幅に整理したのです。
金沢工大へ赴任して以来の整理です。しかしその反面、各種の会議や出張の資料は机に堆(うずたか)くなる一方、2年前は収拾がつかなくなってきました。
1年前に相当整理したつもり......なのですが、すぐ元に戻ってしまいました。これが仕事に影響を与えていることは明白だったので、今回は気合いを入れて取り組みます。1日半程格闘した結果が、写真。
ちょっとわかりにくいと思いますが、机の左上と本棚は相当整理されています。ここ2、3年分の書類や資料が中心だったのですが、中には、最長8年くらい前のものも。大半は、その後1回も利用されていません。
片付けながら、「成仏してね」と祈ります。なお、写真右側のコンピュータシステムは、今年の2月にMac miniに接続したモニタを交換しており、またその後、カラーレーザープリンタも入れ替えて現在に至っています。
これで心機一転。しかし、仕事がちっとも進んでいないこと、そして今回の行為が現実逃避以外の何ものでもないことを認めざるを得ません。
......トホホ。
今日は見たままのお話を手短に。
期限のある学内の仕事をいくつか抱えているし、シルバーウィーク中は札幌で学外の仕事。連休が明けるとすぐに、後期(「後学期」)のガイダンス。
翌日から講義も始まります。
いずれにせよふだんの怠惰が祟っているので、今朝も守衛さんが正面玄関へ移動する時刻に合わせて早朝にご出勤。
仕事を一つ片付けます。7時半になったので、大学前のパン屋さんで朝食のサンドウィッチを買って戻ろうとした時、あれ?!
校舎入口に見慣れない看板が立っています。近づいてみると、おぉ、入学試験の会場案内。今日から専門高校特別選抜入試──要するに専門高校用の推薦入試──が始まったのです。
この試験で入学する学生諸君は粒ぞろい。校舎に入ろうとすると、まだ本来の出勤時刻の1時間前なのに、建物奥から女子を中心に職員が多数出ていらっしゃいました。
受験生の案内を担当される方々が、各自の配置場所に向かう途中。もう「来年度」が始まったんですね。季節の変わり目です。
■9月17日(木) 「チャンカレ通り」(仮称)に面した田井屋に、新しい動きがあります
金沢工大周辺見たままシリーズ。
8月末から、「チャンカレ通り」(仮称)に面した「田井屋」周辺で変化が起きています。写真の場所に焦げ茶色の建物を建設しているのです。センセイら、そして工大生諸君にとって「田井屋」とは、「田井屋吉兵衛」。
倒産した「王様の本」跡へ、地元書店「うつのみや」とともに入居した文具店です。でも実は、文具店は「田井屋」が展開する事業の一部でしかありません。
「田井屋」の事業は現在、食品包装などのパッケージングがメイン。それを取り仕切るのが右奥、グレーの建物の「本部」です。
本部の仕事は渋く、実際、営業車しか出入りしません。そんな本部脇で工事が始まったのですから、当然、何らかの店舗になるのではないかと予想されます。
実際、出入り口か窓になるであろうと思われるものが2カ所。先々週の段階では骨組みだけだったので、1カ所はお客さんの出入り口でもう1つは業務用だろうと予想していました。
でも写真中央の部分は、腰の高さまでの大きな窓になるらしい。そうなると出入り口は1カ所。お客さん用とは思えません。
現時点でのセンセイの予想は、田井屋の事業が順調で本部が手狭になったため増築(これまでの建物と繋ぐ部分の様子は分かりません)。
そのついでに、道路に面した良い場所にショーウィンドウ機能を持たせた......。あまり自信はないのですが、いずれにせよ1ヶ月くらいで何の建物か分かると思います。
......意外と、クリーニングの取次店だったりして。
■9月16日(水) 国勢調査にインターネットで回答したのだけど、う〜ん...
日曜日の午後、アパートに到着するとドアの郵便受けに青い封筒が入っていました。お察しの通り、国勢調査の利用案内です。
ドアの外から封筒を引き抜き、室内に入ったのですが、う〜ん。先週は金曜、土曜と出張で不在だったので、この間に届いたはず。たぶん係の方が何度か直接訪問してくださったのでしょう。
それでも不在だったのですから、ポストに入れていただいたことそのものに異存はありません。しかも通りに面した集合郵便受けではなく、ドアまで届けてくださっているのですが、封筒は封印されていないし、そもそも外から取り出せる──センセイは実際にそうした──状態だったし。
これではセンセイに成り済ますことも可能。う〜ん。気を取り直して、まずアパートの賃貸契約書を取り出します。調査項目の中に、居住する家屋の広さがあるのです。
10年前の調査の際、部屋の面積が分からなかったので、センセイはメジャーを使って部屋の寸法を実測しました。(実話)
ところがその後、契約書の中に明記されていることに気づいたのです。そしてインターネットに接続。ご存じのように今回からWeb上からも回答できるようになったのです。気張って回答を始めると......あれ?!
写真は回答終了時の記念写真。((c)総務省)
数分で回答を終えてしまいました。楽しみにしていた(?)家屋面積については質問されなかったような......。
あまりにあっさりと終了したので何度か戻って確認したのですが、やはり回答する必要はないらしい。
他にも省略された項目があるのかもしれません。前回までは回答の記入にかなりの手間がかかりました。それに調査員への提出にも気を使います。
要するに、かなりの負担。それが簡略化されたことは好ましいのですが、調査内容の継続性という観点からするとどうなんだろう。
何度目かの「う〜ん」状態に陥るセンセイなのでした。
■9月15日(火) こういうところが、工業大学だなぁ ──夢考房のエアー・スタンド──
今日もまた、見た通りのお話。
毎日ほっかほっか亭のお弁当というわけにも行かないし、他の棟にある研究室にも所用があったので、今日はずいぶん久しぶりにほっともっとへ。
棚に並んでいるお弁当を買ってキャンパスに戻ると、そこは夢考房の裏口。通り過ぎようとして、「エアー・スタンド」と書かれた黄色い表示と、奥の自転車に気づきました。
「エアー・スタンド」というのは、要するに空気入れ。柱の陰にポンプがあり、誰でも自転車のタイヤに空気を入れることができるようになっています。
センセイも春に自転車を買い替えたので、先日初めてこれを使って空気を入れました。空気を入れる器具の先端が二股になっていて、片方は自転車用。もう一つは形状がかなり異なります。
たぶんバイク用だと思うのですが、センセイがオートバイに乗っていたのは40年も前のこと。ちょっと自信がありません。
バルブの周囲にはいろいろ注意書きがあります。自転車の空気圧の目安もあって、前輪の空気圧は300〜350kPa、後輪は300〜400kPaなんだそうです。
う〜ん、こういうところが、いかにも工業大学。ただしこの圧力だと、少なくともセンセイにはブカブカに感じられます。上部には赤いシールで「高圧は危険」という表示も。500kPa以上だと何もしなくてもタイヤが破裂してしまう危険性があるそうです。
というわけで、この前はそれを越えないように注意して空気を入れたのでした。センセイは案外、すぐに破裂しそうな危険人物なのかも。
■9月14日(月) KITキャンパスにC-3POとR2-D2が出現!? するとこの球形の物体は...
今日は見たままのお話。
お昼になったのでお弁当を買いに行くことにしました。校舎を出ると、施設係の方がぼんやりと立ってます。先方から丁寧に挨拶されて、その脇を通り過ぎます
約10分後、弁当を手にして戻ると、建築学部のN先生とともに、その方がまだ同じ場所に。2人とも、やや警戒した様子で同じ方向を見ているのですが......よく分からない。
さらに近づいてみると、建築学部校舎2階ベランダで2人の方が作業中。でも、その姿が異様。
一人はマスクの上にヘルメットをかぶり、棒状のものを手にしています。もう一人は、宇宙服のような服を着用しています。
もちろんただごとではありません。よくよく見ると、彼らの上には、おぉ、大きな蜂の巣が。黄色いヘルメットの人が持っているのは、細長いガスバーナーです。
巣を焼き切る手順を相談しているようです。巣の外周部に蜂が集まっていますが、これはもう、蜂にとっては臨戦態勢。通常ではあり得ない光景です。
近づいて撮影しようとすると、気配りのN先生が「刺されるよ」。センセイは田舎の育ちなので、蜂の扱い方はある程度分かります。刺激しない距離で撮影してすぐに撤収。
仕事があったのでそのまま部屋に戻ったのですが、午後、書類を届けるついでにその場所を訪れると、巣のあった場所に根の部分だけが残っていました。
地上には、僅かに破片。ところで、背の高さが違う2人が相談している様子は何となく、映画「スターウォーズ」に登場するC-3POとR2-D2を想起させます。
......う〜ん、すると球形の蜂の巣は、周囲に迎撃戦闘機を配置したデス・スターか!?
■9月13日(日) 建物がニョキニョキと伸びて... ──金沢など、場所によってはGoogle
Mapが3Dに──
すでにご存じ、あるいは活用していらっしゃる方も多いと思いますが、センセイが最近気づいたことを。
出張するためにGoogleマップ上で経路を検討していたのですが、乗換駅の様子を見てみようとして、画面左下のアイコンを押しました。ここまでは普通の行動。
これで航空写真──実際には衛星写真──に切り替わります。右下のボタン、ズームイン・アウトは知っているのですが、それ以外のアイコンが気になって、方位磁石の下のボタンを押しました。すると、おぉ。画面を3段階で傾斜できるではありませんか。
それだけではありません。写真は金沢工大を見ているのですが、情報が登録されている建物は少し時間がかかるものの3Dで表現されます。
方位磁石のアイコンを押すと、90°ごとですが、見る方向を変更できます。((c)Google)角度と方向、そしてズームで場所や建物をぐりぐりといろいろな視点で見ることができます。
本当に面白い。データが登録されている場所とそうでない場所があるようで、センセイのアパートは、駐車場に止めた318iを含めて3次元で見ることができます。
でも金沢市の別の地域や、新潟市、さらにはセンセイの自宅などは平たい写真が傾くだけ。最初はざっと映像が表示されるのですが、概ね手前から奥に向かって、順次映像が鮮明になっていきます。
この間、膨大なデータ量をやりとりしているはず。画面下のクレジット欄には、このモードの画像データの提供元として“Data SIO, NOAA, U.S. Navy, NGA, GEBCO, Landsat, Data Japan Hydrographic Association”が挙げられています。
最後のものは日本水路協会。良く分からない組織もありますが、要するに使えるものは何でも使っているようです。ただしこれだけ膨大な量になると、グーグルがすべてのデータを抱え込んではいないはず。
必要に応じてデータ提供元にアクセスしているんじゃないかと思います。なぜセンセイがこの機能に気づかなかったかというと、センセイが通常使用しているMacBook ProはGoogleマップに「ライトモード」でしか対応していないからです。
この場合、画面左下に今回のように“Earth”とではなく「航空写真」と表示されます。ちなみに、このモードで新大阪駅南西に隣接する場所(JR西日本網干総合車両所宮原支所)を見ると、廃止されたトワイライトエクスプレスの客車2編成を3Dで見ることができます。
ヘルプでも紹介されていますが、完全にズームアウトすると、おぉ、地球から他の天体や天の川。このEarthビューを使っていると、ホントに何でもできそうな気になってしまいます。