2016年9月10日更新(2016年9月18日ページ移動。2018年11月24日写真削除)

──2016年9月第2週のニュース──

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9月10日(土) 西村センセイ、学会総会の議長として働く ――学会初日を、無事に終えました――

 今日は見たまま、そしてタイトル通りの話題。

 四国大学までの路線バスについては昨日学習したので、今朝は問題なくバスに乗車することができました。一般の参加者より、1時間ほど早くご出勤。
 センセイは学会の役員だし、これまで事務局および大会開催校として働いてきたので、新しい会場校を手伝う必要があるのです。

 と言っても、何かに介入するのではなく、遠くからちゃんと運営できていることを見守るのが仕事。四国大学の関係者は大変良く働いてくださるので、ほとんど何の問題もありませんでした。
 見事なものです。

 センセイは役員(理事)の控室に移動して、急ぎの仕事と、午後の準備。前者は大学の仕事で、後者は学会のもの。
 午後、学会の運営に必要な「総会」が開かれるのですが、その議長を頼まれたのです。

 要するに司会進行なのですが、学会の仕組み全体を理解している必要があります。これまでは依頼する立場。
 それが依頼される側に替わったわけです。センセイの引退は近いかも。

 それはともかく、13時ちょうどに総会を開始し、かつ無事に終えることができました。初めての仕事だったので、早口になっています。
 参加者が気づいたかどうかはわかりませんが。

 写真はその後開かれたシンポジウムの様子。学会の理事会でも討議したのですが、センセイらの世代も年を取り、次世代をどう育てるかが課題。
 う〜ん、センセイの、学会からの引退は近いかも。

 あ"、繰り返してしまった。



9月9日(金) 関西・東海・四国ツアーも後半戦、徳島市の四国大学を初めて訪れました

 というわけで、7泊8日のツアーも後半戦。舞台は四国。

 センセイが関係する学会の、今年度の大会が明日、明後日と、徳島市の四国大学で開かれるのです。今日はそれに先立ち幹部会(「理事会」)が四国大学で開かれます。立場上、センセイも出席。
 徳島市は何度か訪れていますが、申し訳ないことに、徳島駅に降りることはあっても、通過するだけでした。

 でも今回は、市内に数泊します。滅多に来ることがない――人生の残りの時間を考えると、これが最後か? ――場所なので、気持を切り替えて、目に映るものの意味を考えます。
 午後、大会会場校へ移動。

 徳島市中心部は吉野川の右岸にあるのですが、四国大学は、川幅の広い吉野川の左岸に位置します。
 かなり距離があるので、徳島駅前から路線バスに乗ることに。

 案内で高齢の女性にバスついて尋ね、必要な情報を教えていただきました。それだけではありません。
 バス停に移動後、そのバスが到着すると、「四国大学行きの方はこのバスに...」とのアナウンス。

 もちろん、他ならぬセンセイのためです。有難や、有難や。

 というわけで四国、徳島の暖かい気持に支えられt、無事四国大学に到着することができました。
 広いキャンパスに、いくつもの立派な建物。

 会議の内容は省略しますが、西村センセイ、すでに受諾していた仕事に加えて、明日の総会でもう一つの立場で働くことに。
 まったく想定外だったのですが、大会準備に専念する関係者の様子を文字通り目の当たりにしていると、断るなんて、できない。

 というわけで、明日に備えて予習しなければ......。



9月8日(木) 西村センセイ、颱風に振り回されながら出張を続ける

 西村センセイ、今日は名古屋にご出張。1ヶ月ちょっと前に名古屋大学で開かれたセミナーのシリーズに参加したのです。

 ただしこれが結構大変。ご存知のように昨晩から今日にかけて、颱風が太平洋沿岸を通過しました。風は大したことないと予想されていたのですが、問題は雨。
 太平洋側では局地的に、猛烈な雨が降っています。

 セミナーは午後からだったので、午前中はちょっと寄り道。雨雲レーダーを見ながら行動していたのですが、センセイが行動する範囲では大したことありませんでした。
 でも名古屋へ移動すべくターミナル駅に戻ると、動いていない!!

 三重県内は局地的に基準値を越えた大雨が降っており、一部区間で運転が見合わせになっているのです。日中の、まだ乗客が少ない時間帯だったので、大きな混乱にはなっていませんでしたが。

 センセイが指定券を予約しておいた列車はその不通区間にかからないものの、ダイヤ全体が乱れており、大幅に遅れて到着する見込みとのこと。
 困った......。

 出張の際、本務以外はよほど馬鹿なことをしない限り、行動は自由(もちろんその費用は自己負担)。
 ただし逆に、雨が降ろうが槍が降ろうが、仕事は絶対。

 ダイヤは徐々に回復するでしょうから、セミナーに少し遅刻して参加するという選択しもあったのです。
 でもそれは本務を軽んじることになりますし、そもそもぜひ聞いておきたい内容。

 そこで、残りの乗車券と指定券は破棄――距離の関係で払い戻しできない――して、並行する私鉄線を利用することにしました。
 同じ駅内に両社の窓口が並んでいるのです。

 特急電車に乗ったのですが、速いし、安いし、快適。中京や関西で私鉄が強い理由がよく分かります。
 JRで予定していた時刻より20分早く会場に到着。

 今日は珍しくセンセイも発言し、無事に本日の出張を完了しました。明日からは四国に移動して出張を続けます。



9月7日(水) 反省だけなら、猿でもできる(お猿さんには失礼な表現ですが)

 まずMacBook Pro(Retina)の名誉のために少しフォローを。昨日は酔っ払っていたために、配慮が欠けていたようなので。

 お察しの方も多いと思いますが、今回のMacノート機更新については、MacBook Pro(非Retina Displayモデル)/MacBook Pro(Retina)/そして近日中に発表されるであろう新MacBook Proという選択肢がありました。
 MacBook Pro(Retina)を選択した理由と、その顛末については、すでにお伝えした通り

 ポイントはむしろ、他の機種がなぜ選ばれなかったか、です。

 特にMacBook Pro(非Retina Displayモデル)。白状すると、最後の最後までかなり迷ったのです。でもやはり、Retina Displayは短時間しか使用したことはないものの、その限りにおいてとても魅力的。
 決定的だったのは、実はストレージとCPUでした。

 非Retina Displayモデルは、どんなにカスタマイズしても500GのSSDが上限。1TBを選ぶことはできません。

 CPUについては、クロック周波数は高いものの、i5に留まります。現在使用中のものですらi7なのに(実際には、同一名称を持つシリーズでも性能はどんどん向上している)。
 後出しじゃんけんで申し訳ありませんが、さらにもう一つ理由が。

 非Retina Displayモデルを上限までカスタマイズすると実は、Retinaモデルと同じような価格になってしまうのです。Retina Displayの魅力と両者の価格差約5万円を秤に掛けると......やはり難しい。
 だからRetina Displayモデルを購入したのですが、もし非Retina Displayを選択していたらどうなっていたでしょう。

 確認していませんが、マザーボードのアーキテクチャは一つ前のモデルのはず。だからキーボードの差異を吸収するソフトは問題なく使用できたと思います。ただしセンセイはその有難さを認識できなかったでしょう。
 それは「当然のこと」なので。

 だから、非Retina Displayモデルにしていたら、「やっぱりRetinaの解像度はいいよなぁー」とか「CPUはi7にすれば...」などと愚痴っていたに違いないと思うのです。
 さすがに、それを口にするかどうかは別ですが。

 人間は欲張りな存在。本当はもっといろいろなことに感謝すべきなんでしょうね。

 本題に戻り、センセイは今日、学会で発表しました。金沢工大では今春、学長が任期満了で交代したのですが、前学長がわざわざセンセイの発表にお越しになりました。
 その分、ちょっとだけ緊張しました。

 写真はその後、門を出たところで撮影した大阪大学。

 実はこの間、いくつものミスがあったのです。大阪大学は学会などで何度か訪れたので、今回も非常に早い段階でホテルを予約しました。
 大阪大学は、アクセス面では不便な場所にあるのです。

 センセイにとては初日――学会としては2日目――の昨日の朝、最寄りモノレール駅から乗車。当然のように「柴原」駅で下車したのですが、何だか、変。
 ......あ"。

 柴原駅前に広がるのは、大阪大学豊中キャンパス。でも学会が開かれるのは、センセイが初めて訪れる吹田キャンパス。
 それを考慮してホテルを予約していたのに、思考回路が短絡していました。

 でもそれは、悲劇の始まりでしかありません。吹田キャンパスは予想以上に広く、しかも起伏が激しい。どこが目的地かわからない!!
 言い訳を許してもらえるなら、今回の参加者が異口同音に唱えるのが、各種表示の不親切さ。私立大学ではありえません。

 でも客観的には、センセイの加齢に伴う能力低下が大きいんだと思います。いずれの点も、事前に十分確認できていたはず。そしてもう一つ。

 学会に参加し、発表するためには、学会員であるなどの基本的な資格に加えて、参加を申し込み、必要な経費を支払う必要があります。もちろん今回もちゃんと発表申込をして、原稿を提出してたのです。
 でも費用は事前に支払うことができませんでした。その方が安いのに。

 期限は承知していたし、手帳にも記されていたのですが、あまりに忙しくて締切期限当日に手続きをすることに。準備を整え、支払いをしようとすると......期限切れ。
 ナシテ?!

 再確認すると、事前申し込みはその日の正午まで。他の仕事に追われていたので、センセイが手続きを取ったのは、締め切り後30分を過ぎてからだったのです。
 反省だけなら猿でもできます。お猿さんには失礼な表現ですが。

 でもどうやら、その反省を次回に生かすことができるのか、それ以前に、その主体となるセンセイそのものが存在しているのかどうか、それが怪しくなり始めています。



9月6日(火) 利己的な遺伝子 ――長旅は、お供の選択が難しい――

 お伝えしたように、センセイは7月中旬、MacBook Pro(Retina)を購入しました。

 本来ならば7泊8日のこのツアーでデビューすべきところですが、新潟の自宅へ一度持ち帰った以外、お外には出ていません。理由は、いくつか。

 まず報告済みの、BootCampを利用してWindowsマシンとして使用している時のキーボード配置の問題。
 こちらは日本語/半角英数については、なぜか“CAPS”キーで切り替え出来ることが判明しました。

 Mac OS 9シミュレーターである“SheepShaver”を利用可能になったことはお伝えしました。こちらは問題解決。
 でももう一つ、お伝えしなかった理由が。

 どうもWindows側の動作が不安定なのです。マシンの移行期は、動作の検証とデータの継続のために新旧で同じデータを取り扱います。
 メールの送受信が典型。

 ところが先日、MacBook Pro(Retina)にインストールしておいたメールソフトが、フォルダを管理できなくなってしまいました。
 自ら「再設定してください」とのメッセージが。

 再設定後はひとまず安定して動いているのですが、金沢を離れる前に、動作が突然停止し、写真の画面が表示されました。
 表示部分を拡大したのが次の写真。

 致命的な問題が起きていることは確実。それを自分で検出したことは評価できます。でも、いつまで経っても再起動しません。
 強制再起動後も、チェックが必要だったし、それを終えても自動起動しないし......。

 ツアー中も仕事があります。特に立場上のものはきちんと進めないと他の方や組織に迷惑がかかる可能性があります。
 というわけで、現時点では信頼性がイマイチと判断し、今回は従来のMacBook Proを持参しました。

 旅の、特に長旅のお供については、選択が難しい。

 実は、もう一つ別な難しさがあって、長い間連れ添っていると、主従の関係がだんだんわからなくなってくるのです。もしかすると、MacBook Proのために、センセイが存在するのかも。
 「利己的な遺伝子」というわけです。



9月5日(月) 金沢よ、しばしのお別れだ(2) ──キャンパス内のあちこちで工事が進んでいます──

 今日は見たまま、そしてタイトル――(1)に相当するのはこちら――通りのお話。

 以前少しお伝えしましたが、9月の初めは学会と研究会が続きます。最初は大阪大学での学会。

 学会はもう今日から始まっているのですが、立場上の会議があるので、それを終えてから特急サンダーバードに乗って移動しました。
 学会については後日お伝えすることにして、出発前のキャンパスの様子を。

 会議は午後からだったので、その前にお弁当を「ほっともっと」で購入することにしました。最寄りの門に近づくと、人の動きが。
 近寄って、現場を撮影したのが右の写真。

 先日ご紹介した新しい門と石庭を、その時と逆方向から見ています(前回の写真は中央奥から撮影した)。
 その時は、まだ様子がよく分からない部分があったのですが、ふ〜ん、こうなるんだぁ。

 学生の気分になってキャンパス側から見ると、校舎を出た場所にはかなり広いスペース。その奥に通路があって、キャンパス東側の道路に出ます。
 通路の脇には石庭。

 うまく配置されているので、以前のような圧迫感はありません。現在土がむき出しになっている部分は、芝生にするのでしょうか。
 目を転ずると、もう一つ大きな動きが。

 こちらも以前ご紹介した「夢考房41」の建築現場です。その時の写真は、写真の奥から概ねこちら方向を撮影しています。

 工事用のフェンスで囲まれて、中の動きがよく分からなかったのですが、ご覧のように鉄骨の構造物が姿を現し始めているのです。
 この高さの建物が、右側の建物付近まで伸びるはず。

 ちなみに2枚の写真は、そう遠くはありませんが、少し離れた場所から撮影しています。移動の際に利用したが、バス専用進入口脇の歩行者用出入り口。
 やはり便利です。

 校舎内でもあちこちでメンテナンス工事が行われています。もちろん夏期休暇期間中を利用しているからです。
 でも見方を変えると、後期(「後学期」)にリフレッシュした学生諸君を、それにふさわしい環境で迎えるためのもの。

 内部にいるといろいろな課題を感じてしまう組織ですが、しかし、健全な意味での生命力を実感する場所でもあります。



9月4日(日) ドライブレコーダーは、見た(けど記録しなかった)。落雷の、その一瞬を

 昨晩の帰宅は8時20分頃。それからいろいろ片づけものをして、日付が替わる頃に就寝。

 今朝はいつもの時刻に起床し、食事を済ませると、まず洗車。昨晩は夜間走行だったので、灯火を求めて寄った虫がたくさん付着しているからです。そもそも100km/hだと虫がぶつかりやすくなります。
 センセイが高速道路上でも80km/hにこだわる理由の一つ。

 市内のお店に立ち寄る必要があったので、それを済ませてから、いつもより遅い時間に自宅を出発。昨日と異なり、今日は全区間を一般道で走行するつもり。
 お伝えしたように、高速道路は好きではないし、眠くなってしまいます。料金もかかるし。

 でも今日はもう一つ理由が。自宅─アパート間の距離を、改めて正確に計測してみようと思ったのです。

 鉄道を参考にすると、JR信越本線および旧北陸本線で柏崎─金沢間は213.5km。自宅は柏崎駅の東側に、アパートは金沢駅よりずっと西にあるので、それより大きいことは確実。
 最初は230kmくらいだと思っていたのです。

 でも経路が安定してくると、どうやら240km程度ではないかと思えてきたのです。昨日は全線高速道路を利用しましたが、距離は229.3km。初期の約230kmという数値はここから来たようです。
 すっかり忘れてましたけど。

 で、一般道はというと、こちらは241.3km。差は11.0km。ただしこれは最近利用している、やや遠回りの経路での距離なので、今まで多く利用して道筋(一部高速道路利用)だと、やはり240km弱だったようです。
 そもそも新幹線と在来線鉄道の関係に似て、高速道路は距離が少し短くなります。

 それにセンセイは混雑した道路が苦手。富山県内では少し遠回りでも、信号機の数と交通量が少ない山側の蛇行した道を利用するため、差異が大きくなるものと思われます。
 ちなみに、ガソリンの補給量を計算する時は、計算しやすい250kmを用いています。

 いろいろ考えながら順調に、そして安全運転で富山県内を走っていたのですが、徐々に雲行きが怪しくなってきました。文字通り、空の様子です。
 誤解なきよう。

 新潟県内および富山県東部は晴れて暑かったのですが、富山市付近から局地的に、雨が当たり始めたのです。
 しかもセンセイがこれから通る場所に何回か落雷。稲妻をはっきりと目撃しました。

 雨雲の下の様子で降雨の状況が予想されるのですが、実際に走ってみると想定以上。激しい降雨で前が良く見えません。
 かなり危険な状況なので、後部フォグランプ──輸入車は装着している──を含めて、全灯を点灯します。

 富山県内2カ所でそのような状況に陥ったのですが、もう大丈夫だろうと思った金沢市内でも、再度危険な状態に。
 何とかアパートにたどり着き、激しい降雨が収まってから、ご出勤。

 大学に近づくと、あちこちに交通整理の人が立っています。構内に入るとご覧のように6台の臨時バス(1台は陰に隠れている)。
 そう言えば今日は大きな資格試験が実施されていたんだっけ。

 所用を済ませてアパートに戻ります。車のドライブレコーダーからメモリーを取り出し、Mac miniに挿入。「あんなに凄い雷だったんだから」とその姿を探したのですが......ない。
 雲間で輝く雷は複数回記録されているのですが、センセイが何回か目撃した稲妻そのものは残っていませんでした。

 ドライブレコーダーの記録を観ていると、非常に高速で電子シャッターを切っており、それを繋げて記録していることがわかります。子供の頃に遊んだパラパラ漫画のイメージ。
 シャッターを長い時間開いて、連続して記録しているわけではないんですね。

 落雷はというと、当たり前ですがごく一瞬の出来事。人間の目には残像が残るので、かなり印象が違います。デジタル機器は、落雷の、その瞬間を捉えないと記録できないんですね。
 確かに「見て」いたけれど......というわけです。

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