2017年10月7日更新(2017年10月15日ページ移動。2019年5月1日一部写真削除)

──2017年10月第1週のニュース──

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10月7日(土) Windows 10は、バージョンアップするたびに使いにくくなっていく...と、思う

 研究室ではサーバーに接続できずに失敗したOffice 2013のMacBook Pro(Windows 10)へのインストール。

 今日、実家での用を済ませて自宅に戻ってから作業したところ、ご覧のようにあっさりと成功しました。
 あれは一体何だったんだ......。

 内部構造は以前のバージョンとかなり異なり、良くなっているとのこともあり、インストールしました。
 もちろん問題なく使用できるのですが正直なところ、使いづらい。

 というか、OfficeもWindowsもバージョンアップするたびに使い勝手が悪くなっていると思う。少なくともセンセイは。

 今回のWindowsの大型アップデート“Creators Update”(Ver.1703)、センセイは4台にインストールしました。
 実機が3台、MacBook Pro上の仮想マシンが1台。

 使い勝手に限定しても、いくつか大きな変更があります。一番困るのが「コントロールパネル」の削除。
 一つ前のバージョン前は、黄色の枠内に目立たないように置かれていたのです。

 背後の「Windowsの設定」を使え、ということなのですが、どこに何がわかりにくいし、項目によっては非常に深い階層に置かれていることも。
 今だに見つけられずにいる項目もあります。

 画像を開こうとしたところ「ペイント」ではなく「ペイント3D」が起動しました。強力なソフトのようですが、シンプルな作業には向かない。
 削除されるという噂もあった「ペイント」が残っただけでも、ラッキーと考えるべきかも。

 今回のトラブルの原因となったキーボードの差異を吸収するソフトを開発しているトリニティーワークス有限会社によると、内部のセキュリティ管理が相当厳しくなったとのこと。
 もしかしたらもうこれまでの方法ではソフトを提供できなくなるかもしれない、とのこと。

 もちろん事情はわかるつもりですが、使いづらくて起動する気にならないというのも事実。

 「行(ぎょう)」を強いるようになっては本末転倒だと思うのですが......。



10月6日(金) Macintoshと、MacBook Pro上のWindows 10とのネットワーク接続が復活しました

 今日は内々のMacネタです。悪しからず。

 先日発生し、初期化せざるを得なかったMacBook Pro上のWindows 10の不具合の原因が判明しました。結論から言うと、センセイの不注意。ただしセンセイを責めるのも酷な状況。
 ややこしいですね。

 今回のようなWindows 10の大型アップデートの場合、センセイが愛用しているMac/Windowsキーボードの差異を吸収するサードパーティ製のソフトを一時的にアンインストールする必要があったのです。
 Windows 10再インストールの過程で知りました。正直なところ、事前にそれを確認しろというのは無理。

 要するに誰のせいでもありません。気を取り直してインストール作業を再開......できない。困った。

 失敗し、初期化に至った今回の作業は、サポート期限を迎えるインストール済のOffice 2007に代えて、2013をインストールするという目的がありました。その前段階として更新ファイルを適用しようと考えたのです。
 そしてもう一つ。

 Windows 10を実用段階に持っていくためには、MacとWindowsが混在し、しかも自宅書斎(写真)、大学の研究室、そして金沢のアパートに存在するセンセイのシステムに、シームレスに組み込む必要があります。
 この二つが、鬼門。

 Office 2013は、ライセンスだけ購入してデータはMicrosoftからダウンロードするもの──当然、正規品──を4台分手に入れたのです。
 でもセキュリティの問題か、大学のネットワークではインストールできませんでした。困ったことに、Macにもまったく繋がりません。

 正直なところ、プッツンしてMacBook Proをもう一度売却して、小型のWindowsノート機を購入しようかと思ったほど。
 でも精神的に追いつめられ、視野狭窄
(きょうさく)に陥った時の判断はたいてい不適切。学部の講義で受講生諸君にお話ししたばかり。

 古代哲学者のプラトンが言う通り、調子が悪い時は何もしないことにして、MacBook ProとOffice 2013のライセンスを手提げ袋に入れて、自宅へ運びます。
 帰宅した今日、それを開いたのが1枚目の写真。

 件(くだん)MacBook Pro(Windows 10)が、中央左に鎮座しています。金沢でここまで整備したのです。長距離運転で疲れていることもあり、今日はMacとのネットワーク構築に専念することにします。
 実機/仮想を問わず、Windowsマシン同士なら実に簡単に繋がるのです。

 例えば右の写真、右上から3番目の“Mac mini”ボリュームは、自宅に置いてあるMac mini上の“Fusion”による仮想マシン(Windows 7)。
 設定するだけで、一発で繋がりました。

 写真左側の大きなウィンドウは、自宅書斎のMacintosh G4 Cube(Mac OS 9.2.2)から「セレクタ」というソフトを起動し、ネットワークを閲覧した状態。
 左側には主に、実機および仮想プリンタが見えます。

 その右側に、“DAVE”というかなり特殊なソフトを介して繋がっているWindowsマシンが見えます。例えば一番上の“MACBOOKPRO”は、上の写真左側の現在の主力、MacBook Pro(写真右側のWindows 7)。
 ここから先が本当に大変。見えるけれど、繋がらない.......。

 2年に1回くらいの割合で、今回のような致命的なトラブルに襲われ、その度にシステムを再構築しています。つまりこの状況は何度も経験済みで、この場面まで至っているのです。
 冷静になって情報を論理的に整理すれば、繋がるのです。ある意味、知的ゲームのようなもの。

 それも何回か繰り返しました。しかしその「正解」に至るまでの時間がどんどん長くなっています。つまり加齢のために知能力が低下しているのです。気を取り直して、自分と向き合います。
 もちろん今回も「正解」に至りました。右側一番下の“Windows 10”というボリュームがその証拠。

 ちなみに、ウィンドウの右側は大文字だけで記されていますが、右側にマウントされたボリュームは大文字小文字が混在し、しかも半角空白が入っています。つまり完全に理解したということ。
 困ったことに半年か1年すると、これをほぼ確実に忘れてしまう......それが老化。

 「これから」だけを考えている若い方には、想像すら難しいでしょうけど。



10月5日(木) 刑事ドラマで見る白く、太い線... ──「扇が丘ゴショ遺跡」の発掘調査が終了したようです──

 今日は見たままのお話を、手短に。

 お昼休み、所用で大学裏から西方向へ歩いていると、道路脇にあったものが撤去されていることに気づきました。写真は撮影していませんが、プレハブ小屋2棟が存在していたのです。
 ここは先日ご紹介した「扇が丘ゴショ遺跡」の発掘調査現場脇。

 肝心の発掘現場はというと、ご覧の状況。ご存じない方も多いと思いますが、センセイは歴史学(「科学史」)の先生。
 でも分野が違うので、何が何だか、さっぱりわからない。

 でも手前を中心にあちこち、穴が丁寧に復元されていることくらいはわかります。大きなものは貯蔵庫かゴミ捨て場でしょうか。
 注目していただきたいのは写真中央部。

 他と違って平面になっています。穴も見られますが、手前とは違って、細い。そしてたぶん、深い。つまり住居用の支柱の跡。
 ある程度幾何学的な配置になっています。

 よぉーく見ると、住居跡の中央部の水たまり(?)に沿って、等幅の白く、太い線が引かれています。殺人事件なんかの刑事ドラマで見る、あの線です。
 当然、深い意味があるんだろうと思いますが......センセイにはわからない。

 調査結果を早く公表してもらいたいなぁ。



10月4日(水) あるべきものがなく、必ずしもそうではないものが存在しているお店

 お約束通り、帰りのスーパーで麺を買って焼きそばを作り、美味しく、しかし反省材料を考えながら頂いていたら、微かに「グキッ」。同時に、口内で違和感。
 歯を欠損してしまったかも。

 事情があってセンセイは歯が弱い。歯の一部が欠けてしまったか、レジン(樹脂製の詰め物)が取れてしまったようです。異物を取り出すと約2mm×3mmくらいの白っぽい物体。
 片面は歯の外側のように磨かれており、反対側はちょっとザラザラしています。やはりレジンのようです。

 洗面台で欠けた場所を確認しようとしたのですが、少なくとも外側ではない。内側も、見える部分に欠損はありません。ただし上の臼歯(奥歯)はよく見えず、状況を確かめることができません。
 自宅には簡単な歯鏡があるのですが、金沢にはないのです。

 翌日、仕事の合間に大学の斜向かいにあるドラッグストア「V・drug」へ行ってみたのですが、歯鏡はありませんでした。
 「V・drug」は中部薬品が運営するお店。

 考えてみると近くには、いずれも地元資本の「クスリのアオキ」や「コメヤ薬局」、岐阜県多治見市に本社がある写真の「キリン堂」などがお店を構えています。
 石川県内には最近、新潟のお店も進出しています。

 「V・drug」は学生、教職員がよく利用しているのですが、センセイを含めて、薬局というより日持ちする食品を購入することが多い。
 品数はあまり多くありませんが、安いし、近い。

 それはそれでありがたいのですが、肝心な時にそこに存在して欲しいものがないというのは、ちょっと辛い。
 他店で調べたわけではなく、たままた「V・drug」にだけなかったということなのかもしれませんが。

 で、月曜日にかかりつけの歯科医で診てもらったところ、お医者さんも欠けた部分がよくわからない。一番奥の臼歯──親知らずは抜歯してある──の一部が欠けたのだろうということになったのですが。

 焼きそばを作るために豚肉を少し買ってきていたので、もしかするとそのパックの中に、骨片が混入していたのかもしれません。



10月3日(火) 帰宅途中の坂道で、セブンイレブンの宅配用「コムス」を見かけたのだけど...

 というわけで、センセイはまるで何ごともなかったかのように業務に復帰。

 写真は日曜日、金沢市内で撮影したもの。入試業務を終えて帰宅すべく車を走らせ、写真の通称「山側環状」との交差点に至りました。金沢は富樫断層の真上に位置しているので、この辺はかなりの上り坂。
 センセイはこの交差点を左折して北へ向かいます。

 前の車に続いて停車。右隣は右折路線。右側サイドミラーに、白く大きな車(写真右)が接近してきたなと思ったら......。
 あれっ?!

 車がセンセイの脇を通る前に、何かが先に通り抜けました。な、何だ。今まで、どこにいたんだ......。

 トヨタ車体が開発した「コムス」。セブンイレブンの宅配用です。右下には“EV”と記されています。電動車だったんだ。
 以前も個人所有のコムスを目撃したことがありますが、こうやって改めてよく見ると、小さい。

 もっと大きければ、一時停止中でサイドミラーはぼんやりとしか見ていなかったセンセイも気づいていたはず。
 幹線道路を走行していると、大型トラックを追尾する格好になる時があります。

 トラックの前がよく見えないし、何より威圧感があるので、一般的には車間距離を多く取りがち。逆に、オートバイなんかだとちゃんと目に入っているのに、接近し過ぎてしまうことがあります。
 ライダーは怖いだろうなぁ。

 それに似て、超小型自動車の意義とメリットは十分に理解するつもりですが、現在の交通体系の中では主に安全面で、なかなか厳しいものがあるんじゃないかと思います。
 しかも最高速度は60km/hとのこと。

 正直なところ、センセイはとても乗れない......。



10月2日(月) 西村センセイ、約20年ぶりに訪れる農協でグローバル化について考える

 今日のセンセイは入学試験の代休を頂戴しています。

 かかりつけの医院をハシゴし、別な用件をいくつか済ませてから実家へ。今年2回目の入院から戻った父親の様子を確かめるためです。どうやらそちらは問題なさそう。
 ところが母親から別な依頼が。

 この週末は子供──つまりセンセイの兄弟──が誰も来なかったので、食料がないとのこと。車を使えない田舎住まいの高齢者にとって食料の確保は死活問題。
 もちろん近くのスーパーへ行くことにします。

 車を走らせると、途中にある農協に立ち寄って欲しいとのこと。手持ちの現金が心細くなったので、預金を引き出したいというのです。
 この地域の農協はJA柏崎に合併しているので、最寄りの刈羽
(かりわ)支所へ。

 村長をしていた義父が健在の頃は、時々その村の農協を訪れることがありましたが、それ以来ずっとご無沙汰。
 だから農協に入るのはざっと20年ぶりくらいじゃないだろうか。

 母親の後を追って店内に入ろうとすると、他の掲示物とともに、「農協は改革に取り組んでいます」というポスターが。
 政府から求められた改革を、着実に実行していますというものです。

 店内は金融機関そのもの。のんびりしていて緊張感がない点だけが銀行と違いますが。雰囲気も昔とあまり違わない。
 この緊張感のなさが、あのポスターに繋がっているのですが、職員がそれを理解しているとは到底思えない。

 老人や公務員などと並んで既得権益の典型のように扱われる農協。要するに悪の権化(ごんげ)。都会の、その中でも特に恵まれない環境にある人々や若い人にそう思われているようです。
 でも実態はかなり異なります。

 理解してもらうのは難しいだろうと思いますが農協、正確には農業協同組合は、地方で暮らす人々や生産活動従事者にとって不可欠な存在なのです。しかし市役所や役場に似て、社会の変化に鈍かったことも事実。
 不合理な部分もたくさんありました。

 数年前の政府による農協バッシングは、客観的にはスケープゴート叩き。グローバル化の中で波に乗り遅れた農協を犠牲者に祭り上げ、問題の本質から目をそらした、というのが実態。
 その報道を見て、都市部を中心に拍手喝采していた人もいたはず。次の対象が自分だとは想像すらできずに。

 彼ら彼女らはそもそも、食料を誰が生産しているのか、しっかりと考えたことがあるのでしょうか。

 一部完全な繰り返しになりますが、農協側にも認識の甘さがありました。もしかするとグローバル化を、「英語が話せること」とか、「農産物を外国に輸出すること」などと理解していたんじゃないだろうか。
 問題の本質はそんなところにはありません。

 ......というような内容を、どうやら年明けに田舎の某所で地域の有力者を対象としてお話しすることになりそうです。どれだけわかってもらえるかなぁ。というか、ぜひ、わかって欲しい。
 そしてセンセイには理解してもらうための智慧と努力が、求められています。

 母親が農協で預金を引き出す間、職員の動きを見ながら、ぼんやりとそんなことを考えていたセンセイなのでした。



10月1日(日) 液晶モニタは書斎中央に鎮座しています。まるでそれが当然であるかのように

 午後、センセイは業務を終えてアパートに立ち寄り、「荷物」を積み込んで金沢を離れました。

 「荷物」とはいつもの洗濯物──センセイは洗濯が大嫌い──に加えて、先日購入したパソコン用の31.5"モニタです。後部座席の中央シートベルトを使って固定。
 ただし途中、車の方向転換による遠心力左右に動くことがわかったので、固定し直しました。

 世の中は日曜日の午後。イオン手前の交差点は買い物の車列。

 遅い出発になったので、富山市から朝日町までと、上越市付近は高速道路に乗りました。こちらも他県ナンバーの車でいつもより混んでいます。無事に自宅到着。
 食事を済ませてから二階の書斎でモニタを組み立てます。

 ......といっても、箱から取り出して脚をネジ止めし、電源とケーブルを接続するだけ。時間のかかる調整は金沢で済ませています。
 環境が違うので、多少設定し直したのですが、結局、金沢での値に戻しました。

 う〜ん、どう見ても、ごく普通のテレビ。

 西村センセイ、還暦を目の前にして急に今後の出処進退について考えるようになりました。
 それとともに身辺整理も進行中。

 ここ数ヶ月、OPPO社製の“Sonica DAC”の購入に始まり、“UDP-205”の導入、書斎で使っていた“BDP-105D JAPAN LIMITED”および買ったばかりの“Sonica DAC”の売却、業務用有機ELモニタ“PVM-2541A”の売却と出入りが続きました。
 今回の液晶モニタは、最後まで残っていた空白のピースです。

 ずいぶんセンセイが出費したよう印象を持たれると思いますが、実は“PVM-2541A”が業務用で残っていた価値が高かったため、センセイが支払った金額と、受け取っ額はほぼぴったり一致。
 今回の液晶モニタ代を含めてです。

 要するに、価値を理解してくれる人との間で、物々交換をしたようなものなのです。

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