2017年7月29日更新(2017年8月6日ページ移動。2019年5月1日一部写真削除)

──2017年7月第5週のニュース──

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7月29日(土) センセイが最後に買うのはスズキのアルトか、この車のような気がしてきた...

 今日は土曜日。

 西村センセイ、通常ならば昨日のうちに新潟の自宅へ戻っているところですが、今日はお昼まで大学に留まっていました。立場上の仕事、つまり平成30年度初めての入学試験が実施された(公知の事実)からです。
 そちらについてお話しすることはありません。

 それを終えてから、いつものように一般道を走行して帰宅。金沢を発った時は晴れていて、それなりに暑かった(最高気温は30.3℃)のに新潟県に入ると曇ってきて、気温も低下。
 25℃から28℃くらいに留まっているばかりか、自宅付近ではついに雨が降り始めました。

 途中、海水浴場をいくつも通過したのですが、夏休み入りした土曜日なのにお客は少ない。波打ち際で遊ぶ家族はいても、海水浴をしている人を見ることはありませんでした。海の家で車を誘導する人も手持ちぶさた。
 北陸地方は、まだ梅雨明けしていないのです。

 写真は今週水曜日、「ほっともっと」でお弁当を買ってから撮影したもの。つまり、時間的には昨日の続き。
 スズキの「スイフト」(4代目)の、基本となるモデルです。

 本来昨年末に発売を開始するはずだったのが、燃費試験不正事件──計測し直したら、カタログ値よりも良かった(!!)という逸話付き──の影響で今年にずれ込んだ新モデルです。
 何度か見かけましたが、近くでじっくりと見るのは初めて。

 先代、つまり3代目はヒット作でしたし、甥その他が乗っていることもあって、割と良く知っています。
 最初は印象が薄かったのですが、そのうちに好感を持つようになりました。3代目は丸みを帯びたかわいらしいデザイン。

 車体を全面的に再設計した4代目は、新プラットフォームの採用により、高剛性化を達成しながら重量を120kg(!!)も軽量化しています。
 デザイン的にもかなり変化。

 一目で「スイフト」だとわかるにもかかわらず、とてもマッシブな印象──特に車体後部──を受けます。え"っ? BMWに乗っているのになぜスズキのスイフトの話をするのかって?
 一つのヒントは、スイフトにはMT車が設定されていること。

 現在乗っているBMW 320i M Sp(MT)に不満はありません。あるとしたら、以前のE46と比較して車体が二まわり大きいことだけ。とても良くできた車だと思っています。
 でも、いつまでもBMWに乗っていられるわけではありません。

 西村センセイ、実は今年度末でひとまず定年退職となります。ご安心いただきたいのですが、何か問題を起こしてたわけではないので、実際にはその後も再雇用されることになると思います。
 その場合、あと10年、つまり70歳まで働くことが可能です。(特別な場合は更なる延長あり)

 でも視力、聴力を含む体力の低下、新潟との移動、そして両親の介護を考えると、それ以前に身を引くことになるんじゃないかというのが、センセイの最近の予測。
 田舎では車がないと生きていけない。そしてセンセイはMTしか運転できない。

 両親に感謝しなければならないのですが、小さい病気はたくさんあるものの、幸いなことに現在のところ大きな病気はありません。このまま平均余命まで生きるとして、う〜ん......。
 センセイが数年後に車を買い替えるとしたら、このスイフトか、同じスズキのアルト──いずれもMT車──なんじゃないだろうか。

 果たして、BMWをもう一度購入する日は来るのか?!



7月28日(金) 残念ながら予測通り、写真のようにはいきませんでした

 今日は見たままのお話。

 写真は一昨日、大学脇の「ほっともっと」へ行く途中で撮影したもの。奥に見えるのは今春オープンした新「夢考房41」。手前には旧「夢考房41」があったのですが、新施設供用開始に伴い解体工事が始りました。
 工事は順調に進行

 現在は完全に整地されており、その日は舗装工事をしていました。こちらの写真の中央部を、右側の地上から見ている格好になります。
 この場所は今後、駐車場兼、フォーミュラーカーの試走や、人力飛行機の組み立てテストなどに用いられることになると思われます。

 で、今日お伝えしたいのは背景の青空。今週水曜日はこんなに空が高かったのです。でも今日は曇天。
 降雨確率も高かったので、センセイは自動車で出勤しました。運ぶ荷物もあったし。

 少なくとも大学付近ではしっかりとした降雨があったわけではなく、梅雨の関東のように、降っているのかわからないような細い霧雨があった程度。
 でもやはり、寒気が上空に居座っているので、写真のような青空になることはありませんでした。

 だから今日の内容を正確に言うと、「写真でお見せすることができなかった」ままの話題。つまり非存在の存在。

 北陸地方では、このような状況がしばらく継続するものと予想されます。



7月27日(木) 「梅雨明け十日」、今年は無理っぽい... ──お役に立ちます。「週間寒気予報」──

 昨日の、「明日あたり、梅雨明けするんじゃないのかなぁ...」は、甘かった。

 昨日の時点で、今日の午後は晴れとの予報。起床すると、平野では雨こそ降っていないものの、ちょっと高い山は雨雲の中。それでもセンセイは天気予報を信じて、自転車でご出勤。
 午後、会議のために別棟に移動しようとして、地面がかなり濡れていることに気づきました。

 確かめてみると明日の金沢は「曇時々雨」だし、8月1日(火)も雨になるらしい。梅雨明けはどこへ行った!?
 こういう時、センセイが頼りにしているのが「週間寒気予報」というサイトの情報。
((c)Yoshida Sangyo Corp.)

 写真は明朝の日本付近の寒気の様子。左側は上空1,500m付近、右側は5,000m付近を示しています。
 濃い青はそれぞれの高度での寒気を表しているのですが、この季節には珍しく、寒気が南下しています。

 当たり前ですが、寒気は冷たい。つまり密度が高い。平たい言い方をすると、重い。でも地表付近は暑く、密度が低い。
 つまり空気は軽い。

 軽いものの上に重いものがあるのですから、とても不安定。ちょっとしたきっかけで激しい対流が起きます。つまり雷を伴う激しい雨が降る。
 お察しの通り、最近続いている豪雨そのものです。

 センセイが高校の「地学」で気象学の初歩を習ったころの知識体系は、経験知に基づいていました。それを象徴するのが天気図。寒冷前線に温暖前線。梅雨ならば閉塞前線。
 フェーン現象を説明するためには、平均的な空気は-0.6℃/100mで低下するのに、乾燥した空気は-1.0℃、水蒸気が飽和した空気は-0.5℃だから、南側から湿った空気が高い山を越えようとすると...。

 もちろんそれらはその後の人生で大変役に立ちました。平均的な寒冷前線の降雨範囲は70kmだから、それを通過するのにかかる時間は...という具合。でも、寒気の存在だけは難しい。
 天気図から読み取れる場合もあるのですが、それはほぼ例外。

 センセイは1年くらい前にこのサイトの存在に気づいたのですが、微妙な天気や、豪雨豪雪になるかどうかの時には非常に役立ちます。ページ下部には注釈があって、「気象庁の全球数値予報モデルGPV(GSM)を使用しています」。
 何のことはなく、公開されているデータを加工しているだけなのです。

 誤解されると困るのですが、批判や皮肉を言っているのではありません。全地球を升目に区切っての数値予報は完全に公開されています。というか、現在の天気予報は数値予報に基づいているのです。
 気象予報士の解説の根拠は、こんなところにあるんですね。

 「梅雨明け十日」という言葉があります。梅雨末期、空気の鬩(せめ)ぎ合いに太平洋高気圧が勝利する──つまり梅雨明け──と、それから10日くらいは大気の状態が安定し、夏空が続くという経験的な知識。
 でもデータを見ると今年は、まだ梅雨明けしていない北陸地方はもちろん、全国的にも不安定な天気が続きそう。

 そしてもう一つ。

 気象庁の数値予報データを利用した情報は、今回ご紹介した「週間寒気予報」以外にも、Web上にたくさん掲載されています。興味があったらぜひご覧になってください。
 予備知識をお持ちだったら...ですが、驚かされることが多いはずですよ。



7月26日(水) 梅雨明け宣言はまだだけど、子供たちと植物は夏本番!!

 金沢は昨晩遅くまで雨。強い降りではなかったのですが。今日は梅雨明け宣言が出るかもしれない。

 ただし天気予報は微妙で、朝、雨だったら自動車、晴れたらで出勤することにしていました。目を覚まして外を見ると、路面の端はまだ濡れています。どちらにしようか、微妙なところ。
 ぐずぐずしていると、外が賑やかになってきました。子供たちの声がします。

 夏休みのラジオ体操が始まるのです。

 程なく、聞き覚えのある曲がかなり大きな音量で流れてきました。いつもとはちょっと違う角度から撮影したのが写真。
 木々の緑もそうですが、手前の稲がずいぶん伸びていることに驚かされます。ちょっと見落としていました。

 でも一番伸びた(?)のは子供たち。保護者や老人たちも、遠巻きに見守りながら、一緒に体操しています。
 意外なことに、子供たちはすぐに帰ります。

 以前も不思議に思ったのですが、少なくともこの会場ではラジオ体操第1を済ませると帰ってしまうのです。
 ラジオ体操第2はもう放送していないんじゃないか──実際にはまだ放送中──と考えたほど。

 北陸地方の、今日の梅雨明け宣言は見送られましたが、いずれにせよ子供たち、そして面倒をみる保護者にとっては、夏本番。

 明日あたり、梅雨明けするんじゃないのかなぁ。



7月25日(火) 嫁いでくるものもあれば、「里帰りさせていただきます」もいれば...

 と言っても、決して人間のことではなく、音響機器のこと。

 お伝えしたように今回、高性能のオーディオ用DAコンバータを購入しました。

 機器が増えて接続を一部変更する必要もあって、今まで金沢で使っていた“SRM-600 LIMITED”というSTAX社製の真空管式ドライバ(最初の写真左奥)を自宅に持ち込みました。
 宅で使用していた整備済“SRM-T1”(最初の写真右側)は金沢へ異動。

 肝心のイヤースピーカについては2台を聞き比べた結果、これまで書斎で使用していた“SR-407”(3枚目の写真左側)を、引き続き使うことにしました。
 残念ながら、今回はっきりしたことが。

 自宅に持ち込んだ“SRM-600 LIMITED”ドライバに、少々問題が発生しているのです。具体的には、左CHのみ少し歪みます。また電源投入後1分ほど、左側から音が出ません。
 いずれもイヤースピーカを交換しても同じなので、ドライバの問題。

 たぶん信号をON/OFFさせるリレーが不具合を起こしているんだと思います。

 というわけでこの際、6年前と同様にメーカーできちんと点検整備していただくことにしました。
 ひとまずマシンを金沢へ移します。

 昨日のうちに修理を依頼しようかと思ったのですが、お伝えしたように激しい雨だったので断念。
 雨が止んだ合間を見て、箱詰めしたドライバを車に積み込みます。

 今日は早朝、豪雨の中を車で出勤したのですが、雨に濡れない玄関前に停車して、機器を建物内へ持ち込みます。
 お昼休みに梱包して、学内の簡易郵便局からメーカーに宛てて発送。

 たまの里帰りはしかたないけど、元気になって戻ってきてね。



7月24日(月) 「んで、出る?」 ──蜩の鳴き声を愛でながら、金沢へ無事に移動したのですが...──

 「で、出る?」「うん」。

 ......これだけでわかったら、夫婦の会話。でも今日は確かに、これだけで通じたのです。お伝えしたように今日は所用を済ませるため、休暇を頂戴しています。
 幸いにも手間が予想された用を昨日のうちに済ませることができたので今日は基本的に、お医者さんをハシゴするだけ。

 いつも通り起床して朝食を済ませると、書斎へ。今日は月曜日。このサイトは原則として日曜日に整理し、月曜日にアクセス数を計測することにしています。
 トップページ、書斎の写真の下にアクセスカウンターがあることはご存じだと思います。

 でも10年ほど前、科学研究費補助金の採択を受けてサイト内へのアクセスを分析──今でいうビッグデータの分析のようなもの──した関係で、かつては他にもカウンターが存在していました。
 現在はニュースのページ(このページ)と授業のページだけに残っています。

 で、全体のアクセス数を計測した後、ニュースのページの最下部に設置したカウント数を見ようとしたら......ない。白紙です。
 ブラウザの不調かと思ったのですが、IEで見ても白紙。再々度アクセスすると、写真のような状態に。

 改訂履歴を読んでいただくとわかりますが、実は先々週末に特別にサイトを整理しています。サイトの容量に上限(100MB)があるため、不要なデータを削除したのです。
 その際に誤って、サーバー上の特別なファイルを消してしまったのかしら......。

 でも冷静に考えてみると、1週間前のアクセス計測は正常。つまりセンセイの問題ではなく、サーバー上の問題らしい。
 身支度を整え、最初のお医者さんへ。

 あらかじめ予約してあったので、すぐに診察を終えて処方箋を頂きました。続いて近所にある、高校時代の同級生の内科医院へ。予定が組めなかったので、こちらは予約なし。
 幸いにも30分くらいで診察室へ案内されました。

 特にどこかが悪いというわけではないのです。でも春の集団検診で血圧と尿酸値がやや高めだったため、医師の診断を受けてその結果を報告する必要があるのです。
 同級生によると、血圧(今日は76〜137)も尿酸値もほぼ問題ないとのこと。

 というか、持参した検診結果は「優秀なもの」との評価。これがオツムに関してだったら、もっと嬉しいんだけど。で、ここでどちらともなく、冒頭のやりとり。正確に言うと、切り出したのは彼ですが。
 当たり前ですが、同級生なのセンセイも彼も同年齢。つまり還暦

 数週間前、高校の同級会の案内が送られてきました。彼はそれに出席するかどうかを尋ねてきたのです。そこから別な同級生の話題になり、高校の校長先生になったとか、政令指定都市の教育長に就任しているとか。
 脇にいた看護師さんは、クスクスと笑いながら席を外してしまいました。

 自宅に戻って身支度を整え、金沢への移動を開始。予定より早く出発したので、夕方のラッシュの前に到着することができます。途中、富山、石川県内では蜩(ひぐらし)が鳴き始めていました。
 まだ梅雨明けしていないのに、何だか季節を先取りするような感じ。

 県境の中山峠を越えて金沢市内に入るころから、急に雨が降ってきました。しかもどんどん強くなり、運転に困難さを感じるほど。道路が比較的空いていたのと、雨で歩行者が少なかったのが幸い。
 フォグランプを点灯させて、慎重に進みます。

 アパートに近づき、西の空が明るくなってきたと思ったのですが、甘かった。駐車場に到着しても、雨が強くて外に出られないのです。もちろん物理的には可能。
 車内には非常用の傘も備えているし。

 でも外に出るだけでもずぶ濡れになりそうだったし、荷物の中には電子製品もあるため、15分ほど車内で待機していました。報道によるとこの時の雨は、32.0mm/hとのこと。
 先日金沢で記録した61.0mm/hや、昨日の秋田、そして先日の九州の雨がいかに凄まじいものだったのかを思い知らされます。

 で、サイトに再度アクセスすると、カウンターは正常に戻っていました。サーバーの一時的なトラブルだったようです。



7月23日(日) 今回は2台ではなく、敢えて1台 ──OPPO社製のオーディオDAコンバータを購入しました──

 新潟の自宅へ戻りました。今回は所用があるので、明日は休暇を頂戴しています。

 留守宅にはOPPO社製の“Sonica DAC”どいうDAコンバータが届いていました。発売されたばかりの新製品です。頑張った自分へのご褒美として購入しました。
 ご覧になった通り、上の写真は前面、2枚目は背面。

 HDMIなどの映像端子は持たないオーディオ専用機ですが、今どきのマシンらしく、Wi-Fiを利用したiPhoneなどへのストリーミング配信も可能。
 センセイがその機能を使うことはありませんが。

 センセイは約30年間、ティアック製の“D-500”DAコンバータ(このページ3枚目の写真左上にも)と、その右脇のイヤースピーカー用“SRM-T1”ドライバをリファレンスとして使用してきました。
 購入価格などの制約下で入手できたシステムの中では性能が抜きん出ていたからです。

 ただしデジタル技術は日進月歩。筋の良さは認めつつも、さすがに音の古さは否めない。
 そこで7年前にケンブリッジ・オーディオ社製の“Azur 650BD”を購入しました。

 登場当時は評判だったモデルですが、高音域の分解能や空気感は優れているものの、どうもそれ以外はイマイチ。しばらくD-500との共存が続きました。
 というより、音源に合わせて使い分けていたというのが実態。

 転機が訪れたのは1年半前。金沢のアパート用に、OPPO社製の“BDP-105D JAPAN LIMITED”というBDプレーヤー兼DAコンバータ(限定生産品)を購入したのです。
 多機能AVセレクタを兼ねた優れもの。

 音質面に限定しても、これがホントに凄い。どれくらい凄かったかというと、2カ月遅れで自宅書斎にも導入(こちらの写真右下)ほど。
 成績をつけるとしたら、90点くらい。

 ......しかし100点満点ではない。残念ながら。

 ポピュラー音楽ではあまり目立たないのですがクラシック、特にピアノ曲などではちょっと余分な要素が気になってきました。
 例えば、本来の打弦──ピアノは打楽器なのです──の音と、演奏時に演奏者が踏むペダルの音のバランスとか。

 ポピュラーでも例えば、バスドラの踏み込む音は正確でも、それが戻る時の空気感に、本来なら存在しないオマケがついてしまう......。
 極端な例えを使うと、和食をお願いしたつもりだったのに、密かに中華料理の調味料が使われているような感じ。

 “Sonica DAC”は購入まで順番待ちをするような人気商品。センセイも1カ月ほど待ったのですが、期待に応えるの内容です。これまでの僅かな不満をほぼ完全に一掃する出来上がり。
 素直に、素晴らしい。

 わかりにくいと思いますが、現在は3枚目の写真(中央奥)のように、自宅システムの目立たない場所に押し込んで使用しています。(セレクタ機能をほぼ持たない)DAコンバータ専用機なので。
 金沢で使っていた真空管式ドライバにバランス接続で直結。この方が音が「太い」──生の音に近い──のです。

 西村センセイは通常、使えると思ったら“BDP-105DJPL”や“MDR-CD900ST”ヘッドホンのように、自宅と金沢用に2台同じ物を購入します。でも今回は1台だけ(のつもり)。
 性能は素晴らしいけど、数年後に迫った現役引退と金沢からの撤収を考えての判断です。

 人間、退き際が難しい。若い方には理解不能だと思いますが。

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