2019年5月11日更新(2019年5月19日ページ移動)

──2019年5月第2週のニュース──

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5月11日(土) 西村センセイ、カメラマンになる ──金沢市内で開かれた研究会に参加しました──

 タイトル通り、そして見たままのお話。

 今日は土曜日ですが、午前中は遅れている仕事を片づけるために出勤し、アパートに戻ってから路線バスで市内中心部へ向かいました。ふだん利用しないバス停から乗車したのですが、開いたドアから乗り込むと、誰かがニコニコしながらこちらを注視しています。
 おぉ、同僚のT先生。

 全くの偶然ですが、目的と向かう先は同じ。昨年同様、「石川県政記念しいのき迎賓館」を会場として、センセイらが関係する学会の、割と大きな研究会が開かれるのです。
 今年で4回目。

 今までは、会の最後で総括というお役目を頂いていました。でも、ここ2回は5月下旬に開催されたため、金沢工大の保護者会と重なっていました。
 保護者会を終えてから移動、参加したため、議論にほとんど/あまり参加できていない状態での総括。

 好ましいことではないので、今回は総括の役目を丁寧にお断りしました。だからゆとりを持って最初から最後まで参加できたのですが、学会の役員(理事)でありながら何もしない、というのも心苦しい。
 というわけで今日は、会の様子を撮影しながら議論を傾聴しました。

 写真は総合討論の一場面。“EOS Kiss M”の、望遠レンズ広角端で撮影しています。登壇者はそれぞれアップで撮影していますが、彼ら彼女らの特徴を割と良く捉えることができたと思います。
 もちろんカメラの性能がなせる技。

 整理した後、関係者にお送りしようと思っています。

 例によって、その後は情報交換会、つまり飲み会。いや、もう、アルコールが入った状態で有益な「情報」を交換しすぎてしまい、大変なことになってしまいました。

 ...だからこそ、研究会はやめられない。



5月10日(金) 黒板の下、謎の「テープ」端子 ──ここはかつてのハイテクAV教室?! ──

 今日は金曜日。

 午前中の最後に講義があります。教室は約50年前に開学時に建設された一番古い建物の一室。割と大きな教室です。2階にあるのですが、エレベーターがない。椎間板ヘルニアが完治していないセンセイは、荷物を抱えて階段を登ります。
 やはりちょっと辛い。

 その代わり、というわけではないのですが今日の講義内容、教える側にとっては割と楽。そして受講生諸君が楽しみにしている内容なのです。最初の1/3ほどは前回の復習と補足説明。
 続いてビデオ教材を視聴し、グループ・ディスカッションを行うのです。

 金沢工大の学生諸君はグループ活動に慣れていることもあって、議論の盛り上がること。センセイが真面目に講義している時とは対照的。
 う〜ん、これならセンセイはいらないかも。

 まぁ、それは冗談ですが、教材の視聴とディスカッションの間、センセイの仕事はほとんどありません。もちろん議論の様子を観察して補足、助言をしたりしますが。
 教室内をフラフラしていると、教室正面の黒板の下に、正体不明の装置のパネルがあることに気づきました。

 パネルそのものは封印されて──ただし剥がされている──おり、内部をうかがい知ることはできません。でもその右隣にはスイッチや接続端子。
 上から「電源」、「マイク」、そして「テープ」。

 「マイク」(マイクロフォン)は現在も使用される6.34φのものですが、「テープ」端子は、電気やオーディオにある程度知識があるセンセイも、初めて見る形状。グラウンドと信号という、アンバランス(不平衡)接続であることはほぼ確実。
 信号レベル(=大きさ)はどうだったんだろう...。

 察するに、約50年前の開学時、ここは学内最先端のハイテクAV(オーディオ・ビジュアル)教室だったんじゃないかと思います。

 それまでの、教授が教壇から教科書の内容を地声で読み上げるという授業形態から、1/4"(インチ)モノラルの音声信号を流しながら、マイクロフォンを使って解説する。もしかしたら動画フィルム教材を提示しながらだったのかも。
 音声はこの「テープ」端子に繋ぎ、アンプで増幅して流す。

 妄想を逞(たくま)しくしていると、ふと、現実に引き戻されます。現在の我々は、本当に進歩しているんだろうか......。



5月9日(木) 西村センセイ、アパートの庭に植えられた棕櫚を見て、実家の今後を考える

 「棕櫚」と書いて「しゅろ」と読みます。「シュロ」の方がわかりやすいかも。

 連休明け後、センセイはあまりに忙しくて身動きができない。でもやはりお昼は食べなきゃいけない──今日は午後イチに講義──ので、お弁当を買い求めてキャンパスの外へ。完治していない椎間板ヘルニアのリハビリを兼ねています。
 途中から目的地を変更したため、結果的にキャンパス裏へ。

 見慣れたアパートの前を通過しようとして、見落としていたものに気づきました。それが3本の棕櫚。ここに存在していることはずっと前から認識していたのです。

 棕櫚(今回は「ワシュロ」)はヤシ科ヤシ目。本来ならば南方で自生する樹ですが、国内でも暖かい地方では自生し、全国で栽培されています。
 生育が遅く手間がかからないためです。

 実家でも1本が育てられていたため、センセイにとってはなじみ深い樹。今から考えると確かに、物心ついた時からその高さはほとんど変わっていなかった。
 過去形でを使ったのは、現在は存在しなくなっているから。

 センセイが都内で大学院生から助手だった頃に伐採さました。理由は知りません。

 来春に90歳を迎える父が幸いにも健在なので、センセイは実家や親戚関係の仕事については黒子。前面に出ることはありません。しかしやがて状況は変わるはず。
 センセイ自身も、そう遠くない将来に金沢を去り、新潟の自宅あるいは実家へ戻ります。

 見落としていた棕櫚に気づいて、ふと、来し方行く末を考えた今日のセンセイなのでした。この感覚、学生諸君にはまだ理解してもらえないだろうなぁ。

 で、校舎に戻ると廊下の一番奥、重要な会議を行う部屋でテーブルを片づけていました。行事予定のすべてを把握しているわけではありませんが、センセイが知る限り、そんな必要はないはず。
 ナシテ?!



5月8日(水) 「焼肉ホルモンセンター やすっ。本店」だったお店が、「肉匠 赤牛」として営業を始めたようです

 同僚の一人が昨年末で退職した関係で、今年度の西村センセイは授業が多い。

 しかも今日は水曜日。講義と会議が連続します。夕方は何と、会議が重なってしまったので片方を諦めて、いつものメンバーとは異なる別な会議を主宰しまました。センセイは学内で、複数の立場を持っているのです。
 日脚が伸びているというのに、会議は暗くなってから終了。ふう。

 というわけで今日も、見たままのお話。

 どんなに忙しくても、否、忙しいからこそ、せめてお昼は、しっかり食べる必要があります。実はここ数年、金沢では朝食を抜いているのです。
 さすがに1日1食、つまり晩ご飯だけというわけにはいかない。

 幸い、午前中の会議が早めに終わったので、お弁当を求めてキャンパスの外へ。そこで目にしたのが、写真。

 「焼肉ホルモンセンター やすっ。本店」店舗跡が綺麗に改装されて、「肉匠(にくしょう) 赤牛(あかぎゅう)」の看板を掲げていました。もちろん焼肉店でしょう。
 店内は暗く、人影はありませんでした。

 でも建物内、入口付近にはビールのケースが何段も。しっかりと営業しているようです。

 「それだったら夜に、このお店の状況を...」と思われるかもしれませんが、この場所、センセイの通勤経路から外れています。夕方以降にここを通ったことはないんじゃないだろうか。

 「深夜3時迄営業中」と言われても、ご縁は...。



5月7日(火) なぜ、連休最終日までじゃないんだろう... ──「となみチューリップフェア」が終了しました──

 ある意味、昨日の続き。ただし写真は先月下旬に撮影したもの。

 その日は、明け方までだけでなく午後からも再び雨との予報。西村センセイ、このような日は自動車で出勤するのですが、あいにく愛車は入院中。
 ...歩くしかない。

 でも徒歩の出勤も楽しいもので、自動車や自転車とは違う発見があります。その一つが、あるお宅の前に置かれてた鉢植えのチューリップと芝桜。丁寧な水遣りです。
 愛情がひしひしと伝わってきます。

 でも実は、順番が逆。ご紹介し損ねてしまいましたが、ツツジよりチューリップや芝桜が先なのです。

 連休が始まって新潟に戻る時は、球根を収穫するために育てられているチューリップと、あちこちのお宅の芝桜が満開。金沢に移動した時も富山県東部の入善町では、黄色いチューリップが満開でした。
 この時季、富山県西部は「となみチューリップフェア」で盛り上がります。センセイは混雑を避けて経路を回避するほど。

 きっとこの週末も...と思って調べてみると全く予想外の事実が判明しました。今年のチューリップフェアの場合、会期は4月22日(月)から 5月5日(日・祝)だというのです。
 つまり連休最後の6日(火・祝日)は含まれていない。ナシテ?!

 花の命は儚(はかな)い。もちろん、チューリップも。会場では、会期に合わせて本当に丁寧な開花調整が行われています。チューリップの最盛期を4月下旬から移動させることができなくても、一部だけでいいから、あと1日...。
 経済効果を考えても、得るものの方が大きいはず。

 連休最終日に営業しない理由、本当になぜなのでしょう。(批判しているわけではないので、念のため)。



5月6日(月:祝日) 葉桜に代わって、キャンパスを彩るのはツツジ。そして...

 今日は見たままのお話。

 「まだ、もう一日休日が...」とリラックスしたためか、昨晩は比較的ゆっくり眠ることができました。加えて今日は意識して遅めに起床。もちろん血圧対策です。
 でも、意外と変わらない。

 今週は晴れの日が続く見込みですが、今日は午後に寒冷前線が通過して驟雨(しゅうう)との予報。出発時点では晴れていましたが、やはり雲行きが怪しいので自動車でご出勤。
 今日以外は自転車で通勤するつもりなので、トランクに、空き瓶の入ったビールのケースを積み込みます。

 午前中の、それも割と早い時間帯なので幹線道路も空いています。連休最終日だということもあるのでしょう。酒屋さん経由で大学へ。
 センセイらの研究室がある校舎の前の駐車場に車を止めます。

 いつもの鞄に加えて、Mac mini(2018)など重い荷物が入ったトート・バッグ、そして雨傘を抱えて通用口へ向かいます。正面玄関が最寄りなのですが、今日はロックされているのです。
 ふと、鮮やかな色に驚かされ、荷物を地面に降ろします。

 最初に目に飛び込んできたのは、赤いツツジでした。その向こうの株は白色。ずっと奥には、それぞれのピンクを主張するツツジがあちこちに。
 キャンパス内外の桜は散ったこの時季、その存在を主張するのはツツジ。

 実物はもっと鮮烈で生命力溢れる赤色なのですが、液晶とjpgフォーマットはこの赤が苦手。どうしても色が濁ってしまいます。それなりに得意な緑色系と対照的。
 改めて通用口に向かった西村センセイ、再び鞄を降ろします。

 1号館正面に植えられた「ニュートンのりんごの木」に、20輪近くの花が咲いていたのです。久しぶりに開花を確認しました。良く見ると、花弁の先端は部分的にピンク色。初めて気づきました。
 いつまでも花に見とれているわけにはいかないので、ICカードを使って入館。

 お弁当を買うために建物を出ると、ちょうど路線バスが到着したところ。帰省していた学生が、帰省時と同じくらいの大きさの鞄を抱えて降り立ちます。
 自習室には一人、あるいは二人で宿題に取り組む男女学生。

 明日からの金沢工大の平常が、すでに始まっています。



5月5日(日:祝日) 初夏を感じさせる富山を抜けて、金沢へ移動しました

 お伝えしたように、今日は金沢への移動日。

 いつもは交通量の少ない朝のうちに自宅を発つのですが、今日はお昼前の電車で東京へ戻る娘を駅に降ろしてから金沢へ向かいます。報道によると各地の高速道路は今日の午後、Uターン客で激しい渋滞になりそうだとのこと。
 娘は新幹線の指定席なので問題ありませんが、センセイ個人は影響を受けそう。

 10連休で、沿道の観光施設はとても混雑しているのです。駐車場が足りないため、周囲の芝生に車を誘導しているほど。他方、庶民の生活は、少なくともセンセイが見聞した限りではあまり変わりません。
 乗車券を未購入とのことだったし、混雑しているかもと思ったので早めに柏崎駅へ。

 市内はむしろ、いつもより人出が少ないくらい。駅前公園では親子連れが遊んでいましたが、こちらもいつもと同じか、少な目。別な意味で柏崎市、大丈夫かなぁ。
 新潟県西部の最高気温は26℃とのこと。出発した時の気温は18℃。その後多少上昇したのですが、20℃を越えることなく富山県へ。

 この間、トラックは格段に少なかったものの、富山や長野・松本ナンバーの車が目立ちます。渋滞というほどではなかったのですが、走行速度はかなり低下。
 富山県に入ると気温がどんどん上昇。半年前と同じだ。

 「里山の駅 つるぎの味蔵」で休憩した際に撮影したのが写真中央の剣岳。いつもと違って、今日の主役は北アルプスではなく、手前の新緑。田植えも終わり、畑の耕作も始まっています。
 1週間前に新潟へ戻る時は新緑の中に、ピンク色に咲き誇る山桜がホントに多くその存在を主張していたのですが、今日は皆無。

 この時季は日替わりで季節が進みます。そしてこれは、低地での出来事だということを忘れてはいけません。この連休が始まったばかりの時、北アルプスでは複数の方が遭難し、残念ながら2名の方が亡くなられました。
 高地はまだ真冬なのです。

 交通量の多さに消耗気味で石川県へたどり着くと気温はさらに上昇し、車外気温計は25℃を記録しました。ただし夕方の中途半端な時間帯だったためか、さほどの渋滞もなく無事にアパート到着。
 トータルでの燃費は20L/kmを割り込んだ19.7L/kmでした。ストップ・アンド・ゴーが多かったためでしょう。

 連休最終日は、「連休明け」に備えることにします。


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