2019年4月20日更新(2019年4月28日ページ移動)
■4月20日(土) 地形の特徴を捉える際に最も有用なのは... ──西村センセイ、大学近辺の坂道について考える──
今日は土曜日。
本来ならば昨日の夕方か今日、新潟の自宅へ戻るところですが、明日の日曜日には今年度初めてのオープンキャンパスが開催されるので、入試部長として参加する必要があります。幸いにも明日は、晴れから曇りの予報。
やれやれ。自動車があれば、オープンキャンパスを終えてから一晩だけ帰宅する方法もあるのです。でもBMWは現在、病気療養中。退院までにはもう1週間弱かかります。今回はかなり大きな外科手術なので、手術室内で疼痛(とうつう)に耐えているところなんだろうなぁ。
というわけで西村センセイ、今朝は自転車でご出勤。ペダルを漕ぐ足が、特に左足が重い...。椎間板ヘルニアがまだ完治しておらず、左足に力が入らないこともありますが、最大の理由は実は、出勤時の経路が緩やかな上り坂になっているためです。以前お伝えした(こちらやこちら)ことがありますが、金沢は坂の街なのです。
金沢城や兼六園など、金沢市中心部は河岸段丘面にあるのでとにかく坂が多い。金沢工大付近を含めて広く見ると、北東から南西へ向かう富樫断層が、直線状の山々を形成しています。さらに広域で考えると、ここはユーラシアプレートの最東端付近。東側は程なくフォッサマグナ(糸魚川静岡構造線)。
その先、センセイの自宅がある辺りから東は北米プレートの上。金沢工大は、いつ大きな地震が発生しても不思議ではない場所に位置するのです。まぁ、日本列島全体がそうなのですが。
お昼が近くなったので、お弁当を買うために外出。ただし今日は、大学西側の「ほっかほっか亭」ではなく、東側の「ほっともっと」にします。
途中、2日連続でドラッグストアへ立ち寄りました。昨日の買い忘れを手にして横断歩道を渡ろうとした時、東側の道路とその先の高校、そして言及した山々の存在に気づきました。横断歩道上、道路の真ん中で立ち止まって取ったのが写真。
CANON“EOS Kiss M”の200mm望遠端、かつトリミングしています。奥の山に向かって、赤い車までの手前、写真中央、そし写っていませんがその先と、左右ではなく高さに関して地面が折り曲がっています。
南東側にある山々から流れ出た水が北西の日本海へ向けて、連続した扇状地と大小の河川を形成しているのです。写真では緩やかな谷に見えますが、実際は手前はほぼ平坦。そこから先は緩やかながらも指数関数的に高さを増して、山の裾野へ至ります。
自動車だと緩やかな高低差が良く分かりません。アクセルを踏み込めば加速するし、坂道も登ることができる。意外に思われるかもしれませんが、徒歩も同様。とにかく歩いてしまうので。その地域の地形の特徴を把握する際に、最も有用なのは自転車。もちろんハイテク機器は、別な意味でそれ以上に役立つでしょうけど。
...どうでしょう。
■4月19日(金) 大学前の「アイピーリペア」が、アメリカ大リーグのベースボールキャップの販売を始めました
予定を変更して、今日も見たままのお話。とても不思議に感じたので。
疲れるとどうしても、甘いものが欲しくなります。このところ間食を完全に控えていたのですが、ストレス解消のためにも、やはりちょっとチョコの類を買い求めることにします。
目的地は大学斜向かいのドラッグストア...あれっ?!大学の真向かい、交差点に面した場所に昨秋「アイピーリペア」がオープンしました。写真左側、同じビル内には先月閉店したパン屋さんがあります。
その「アイピーリペア」、外からは店内が良く見えない。しかしそれが今日は丸見え。そして2人の男性がいろいろ配置替えをしています。看板には「ベースボールキャップ販売中 3980〜」。
実際、旗の陰の棚に野球帽が並べられています。ドラッグストアから戻ると、どうやら作業が完了したらしく、左の黒人がiPhoneで店内の様子を撮影しています。右側は日本人。そして会話は日本語。
行く時にはなかったシャツがぶら下がっています。もちろん商品でしょう。現在のところ、お店のホームページやSNSにこの件に関する情報は掲載されていません。正直なところ、お店も商売も良く分からない。
ちゃんと採算は取れているようですが...。
■4月18日(木) し、知らなかった... ──チャンカレ名物「Lカツ」が、春の謝恩フェアで本日のみ500円!!
──
今日は予定を変更して、見たまま、そしてタイトル通りの話題。
国の政策が一部変更になったため急遽、午前中に少人数で対策会議。胸襟(きょうきん)を開き、「へぇー」を連発しながら、あっという間に1時間以上経過。
実り多い内容だったのですが、さすがに疲れた。午後イチに講義があるので、とにかくお昼を食べる必要があります。大学食堂、今週はアジフライ定食がないので、ほっかほっか亭でお弁当を買うことに。
途中、先日訪れたばかりのチャンカレ前を通ります。お昼なので、お客さんがいるのは当然のこと。でも今日は、いつも以上に混雑しています。歩道から見える範囲でカウンター席に空席はなく、駐車場も一杯。
何となく違和感を覚えたものの、「やっぱり地元の人に愛されているんだなぁ」と思いながら通過。ほっかほっか亭で、売り出し中の「得天丼」(390円)を手にしてチャンカレ前に戻ると、初めて目にする旗。そこには「本日、Lカツ\500です」。「Lカツ」はチャンカレの看板商品。
平日の日中のみ「タイムサービス」と称して割引していますが、それでも670円くらいするはず。それが500円。混雑するわけだ。
後から調べてみると、チャンカレは「\500あったらLカツがたべられる日」というキャッチで、石川および富山県内の11店舗で「春の謝恩フェア」を順に実施中。たまたま野々市本店のフェアに立ち会うことができたわけです。
それにしても、知らなかった...。
■4月17日(水) 水曜日は、忙しい... ──桜の淡いピンクの後は、生命力が漲(みなぎ)る新緑の季節──
今日は水曜日。
もともとヘビーな会議が一つか二つ入っている上に、午前と午後の最初にそれぞれ、講義があります。要するに西村センセイ、水曜日は忙しい。
先週休講にした午後の大学院科目も、入国が遅れていた外国籍の学生が到着したこともあって、本日より開始。されどセンセイのことなので講義の準備が間に合わず、今朝は未明に大学へ一番乗り。今日は大学キャンパスから一歩も外へ出ていないし、予報よりも今日は天気が悪くなってしまいました。
そこで、昨日のお昼に撮影した写真を2枚。右の写真は研究室の窓の外にある樹のアップ。ただしセンセイの部屋は南向きで、撮影時は完全な逆光になるため移動して、エレベーター乗り場の前から、研究室方向撮影しています。
名前も知らない広葉樹。(センセイは母親に似ず、動植物には詳しくない。)キャンパスの桜が咲くか咲かないかというころから、この樹の葉が成長して、新緑が目立つようになりました。生命力を感じる色です。
でもつい先日までは、写真中央の松ぼっくりのようなもの(写真中央)が残っていて、全体としてかなりくすんでいたのです。でもここ数日、その「松ぼっくり」が次々と落下。印象が一変しました。椎間板ヘルニアはまだ完治していないため、そのままエレベーターで1階へ降りて、キャンパスの外へ。
お伝えしたように、この時点ではお弁当を買うつもりだったのです。大学正門を出て少し歩いたところで、ある変化に気づきました。道路に面した大きな木々が一部伐採、撤去されています。密度が高くなりすぎていたのでしょう。
鳶が留まっていた樹もなくなっていました。いろいろ考えながら高橋川に架かる橋を渡ります。川沿いの桜の花は、一部がかろうじて残っているだけ。でもその奥で歓声がします。園児(児童)が、川沿いの公園で遊んでいるのです。
ブランコに乗ったお友達を、後ろから一生懸命押すなど、こちらも生命力そのもの。桜の花にはついつい、儚(はかな)さを覚えがち。桜の花は美しいし、儚さにも魅力を感じるけれど、植物や動物──今回は人間──の生命力も美しい。
そう感じるようになったということは逆に、センセイから生命力が失われつつある、ということなのでしょうけど。
■4月16日(火) こちらは、価格を破壊し過ぎたのかしら... ──「やすっ。本店」が、1年持たずに店を畳んでしまった──
結果的に、2日連続で閉店ネタになってしまいました。悪しからず。
写真は先週、お弁当を買うついでに桜の様子を確かめようとキャンパスの外へ出た時に撮影したもの。大学脇を流れる高橋川を越えたばかり、お世話になっている郵便局の隣の「焼肉ホルモンセンター やすっ。本店」で動きがあったのです。
ご覧のように、玄関ドア付近の工事をしています。このお店、以前からそうだったのですが、歩道を歩いていても中が良く見えない。夜は違うのかもしれませんが。特にドアは真っ黒で、営業しているかどうかすらわからない。
でもちょっと前までは、写真中央付近にお昼の営業などの看板が出ていたのです。だから写真を撮影した時は、玄関ドアだけの工事だと思い込んでしまいました。
でも今日、お弁当を買うために店のすぐ前を通ると...玄関の工事は終わっているものの、それ以外の様子がおかしい。かろうじて見えた店内は改装工事の途中。
一部改良工事ではなく、「やすっ。本店」は閉店したのです。写真右側、ガラス窓に張られているのは、メニューではなく新しいお店の案内。焼肉のお店になるらしい。「やすっ。本店」は昨年7月の開店から、1年も持たなかったことになります。
価格破壊、つまり安過ぎたのに軌道修正できなかった、ということなんでしょうか...。予想外の展開にショックを受けた西村センセイ、お弁当を買う気力はすっかり失(う)せてしまいました。ちょうど替わった交差点の青信号に導かれて──実話──数ヶ月ぶりに「チャンカレ」へ。数年ぶりで「Lカツ」を頂きました。
それなりに美味しかったです。しかもそれを完食できたことは、半年近く続いた体調不調から回復していることを意味しています。だからまさに言祝(ことほ)ぐべきことなのですが...。
■4月15日(月) センセイが通わなくなったからじゃぁ... ──大学向かいのパン屋さんが、閉店してしまいました──
休憩時間に、北陸製菓のビスケット(大袋)を買い求めて近くのドラッグストアへ。
ところが、ない...。ちょっと来ない間に陳列商品が見直されたようで、どこにも見当たりません。シンプルで美味しいビスケットですが、低価格。利幅が小さいので、お店のラインナップから再び外されたらしい。
いつも行くスーパーには小袋があるはずなので、何も買わずに大学へ戻ります。「かつや」に続き、ドラッグストアはお客を1人失ったと思う。もちろんその代わり、新しく、羽振りの良い新規顧客を開拓したのかもしれないけど。
...ふと、異変に気づきました。存在するはずの生活感、営みの気配を感じられないのです。周囲を改めて観察すると、大学の向かいにある「ベーカリー ブロス」(旧「サンキョウパン」)の様子がおかしい。
照明が消えているだけでなく、什器(じゅうき)備品が撤去されています。閉店したのです。昨秋、車が突っこみ、一時閉店した後に修理を終えたばかりの自動ドアに張り紙が。「・・・工大前直売店は、平成31年3月20日をもちまして閉店いたしました」とのこと。
知らなかった。センセイはかつて、ほぼ毎日7:30の開店と同時に訪れていたのですが、パンにはかなり塩分が含まれていることを知ってから、足が遠のいてしまいました。
ちょっと複雑な気分。「8番らーめん 工大前店」と「らーめん DON」に続き、申し合わせたかのような閉店。これで大学最寄りのお店は、ほぼ壊滅状態です。
ここのメロンパンが大好きだった金沢工大OG──現在はお母さん──にはショックだろうなぁ。
■4月14日(日) ご縁は続くか、切れるのか... ──負傷したBMW 320i
M Sportを修理に出しました──
今日は金沢への移動日。
いつもなら「その日」のうちに到着すればいいのです。月曜の朝に講義があると仮定──実際には、午後遅く──して、それまでに間に合えば良いので、深夜に出発して割引料金の高速道路を飛ばすという方法だってあります。
でも、いずれにせよセンセイのような高齢者には無理。どうやら運転そのもの──特に、(センセイはしないけど)乱暴な運転──が血圧に悪い影響を与えるらしい。幸いにも、BMWは運転していると楽しくなる車。
日曜日は運転の日と割り切ります。いつも通り、8時に自宅を出発。交通量も少なく、運転そのものは極めて順調。ただし出発した時は晴れていたのに、徐々に雲が厚さを増して、富山市内の神通(じんずう)川を渡り終える頃から雨に。
見事に、天気予報通り。金沢市内は交通量がそれなりにあって多少ストレスを感じましたが、3県ともに沿道の桜が見事なので、桜に見送られながらの運転となりました。
予定通りにアパート到着。交通事故が怖いので、少し休んでから再度車を走らせます。深手の傷を負ったたBMWを修理に出すため、金沢のディーラーへ。約束した時刻に到着。「お待ちしておりました。西村様」。
こういうところが新潟のディーラーと違う。何たって新潟では、「お客様、当店をご利用になられたことがありますか?」と尋ねられたことがあるほど。買ったお店なのに。
店内では、以前ご紹介した新型3シリーズ(G20)の、まさにセンセイが乗っている車に相当するモデルが展示されていました。カラーは濃いグレー。(写真は2枚とも明るめに加工しています)
広角で撮影しているため、ずんぐり感じられますが実際はかなりスポーティー。座席は黒の革張り。メーター付近は完全デジタル表示。デザイン的には前モデルを継承している部分と、刷新している部分があります。カーナビ(+α)は、独立型から、パネル埋込型に。
前モデルは銀色に輝くアルミ部材を多用していたのですが、こちらは控え目に。何を言いたいかというと、肝心の乗り心地、運転のしやすさはわかりませんが、少なくともデザインに関して、これだったら、購入を考えても良いかな、ということ。
もちろん資金面の問題と、もう一つの問題が。国内向けMT(マニュアル・トランスミッション)車が販売されるかどうか。新モデルを発表したばかりで、現時点ではMTは販売されていません。
ところが久しぶりにお目にかかる営業マンからの情報は意外なもの。センセイはAT車を運転できないため、いわゆる「代車」がなく、彼が運転する富山ナンバーの“X1”で大学まで送っていただいた──深謝──のですが、彼によると、MT車が販売予定(?)リストに存在するとのこと。しかも、キッパリと。
ホントかなぁー。客観的には前モデルも、AT車の販売開始後1年後にMT車を少数販売し、また製造を受け付けたのです。センセイの場合を含めて、マイナーチェンジ後も同様。
北陸新幹線開業の影響で自動車で、金沢と車で移動するようになってから4年。仮にセンセイが金沢工大(あるいは他の大学)に勤務するとして、現在の車に200,000km乗るとすると、約5年後に次の車に乗り換えることになります。
一部の特殊なモデルを除き、どうやらBMWは国内でMT車を販売しないらしい...とセンセイは理解していたのです。BMWとのご縁は続くのか、あるいは切れるのか。
センセイの健康問題その他とも関係しますが、少なくとも、希望が完全に断たれたわけではないようです。