2021年7月24日更新(2021年8月1日ページ移動)
■7月24日(土) 当地は「水球のまち」 ──昨晩8時過ぎに観察されたこと──
「移動日」と言ってももちろん、移動だけしているわけではありません。
言い換えると、移動後は少し休憩──数時間に及ぶ長距離運転なので──してからを仕事をします。日曜日は大学に「出勤」します。センセイらは「裁量労働制」という働き方なので、正式には「出勤」ではないのですが。
昨日も同様。帰宅後、まず少し私用を片付けてから、ちょっとだけ休憩し、仕事を再開しました。入浴と夕食を挟んで、再び2階の書斎へ籠もります。昨晩は定時のニュースが放送されたので、横目で見ながら作業。
見終えるとテレビを消し、机に向かいます。複数のMacを同時に稼働させていたのですが、1台は大きなファイルをダウンロード中。残念ながら現在のセンセイの自宅ネットワーク環境はNTTの光回線であるにもかかわらず、あまり良好ではありません。
致命的なトラブルを抱えているわけではないのです。でもトータルでのネットワーク網が「細い」ため、時間帯によっては利用者が集中して通信速度が大幅に低下。特に、この時間帯は最悪。
光回線で映画などを視聴する人が増えているようで、通信速度は急降下。...あれっ?!
8時頃は通信速度が最も低下する時間帯の一つなのですが、昨晩は利用者が少なかったようで、いつもより2〜3ケタも速い通信速度。
8時半頃になるとやや低下しましたが。いろいろ考えてみたのですが、お察しの通り、考えられる原因は一つしか思い当たりません。昨晩はこの時間帯にオリンピックの開会式が行われました。
いつもならネットで動画を観る人々のかなりが、テレビ放送に切り替えたためと思われます。センセイ自身は開会式の様子を見ていません──現在も──が、コロナ禍での原則無観客開催など、いろいろありながら、しかし少なくない国民が開会式をリアルタイムで視聴していたことを示唆します。
写真は娘を迎えるために訪れた柏崎駅前の様子。写真が赤みを帯びているのは写真左側から強い夕陽を浴びているため。駅前のビルには大きな水球チームの看板が。当地は「水球のまち」。今回のオリンピックにも選手と役員が数名参加しています。
で、娘に20代の開会式を観たか尋ねたところ、「いや」と即答。若者の間で確実に進むテレビ離れ。深夜まで──だったそうな──テレビに向かっていた方の大半が、実は中高年だったのかも。
■7月23日(金:祝日) 行き交う中・大型車は、他県ナンバー... ──世の中、夏休みだったのね──
今日はまず、センセイの移動日。
還暦を過ぎて感覚および運動神経が鈍くなっているので、自動車の運転は基本的に日中に限定しています。例によって高速道路は使わないため、数時間かけての移動となりますが、「走る、曲がる、止まる」しかできないBMWの運転はとても楽しい。
ただし現在は一部不具合を抱えている──来週前半修理することに──ので、乗り具合はイマイチですが。そして今日は「スポーツの日」で祝日。だから走り始めはスイスイ。ただし途中から小型の商用車が増えてきて、走行速度は通常よりも大幅に低下。いくら祝日だといっても、働いている方はたくさんいらっしゃるのです。
他方、4連休を堪能している方が多いのもまた、事実。海沿いの観光地が点在する国道8号線に入ると、おぉ、行き交う中・大型車の大半は他県ナンバー。最も多いのは長野・松本ナンバー。海なし県の彼らにとって、新潟県上越地方こそが自分達にとっての海なのです。
決して批判しているわけではなく、ぜひ安全に注意して楽しんでください。続いて多いのが、群馬県を筆頭とした関東ナンバー。視認した中で最遠は、北の室蘭と、西の岐阜。仙台ナンバーも見ました。もちろん大型トラックは別です。
写真は糸魚川市藤崎地区から見た筒石地区の中心部。フジテレビが制作、放映したドラマ「疑惑」に、一瞬ですが登場(2枚目の写真)しています。上部に見えるのは灯台ではなく、風力発電機の支柱。
ドラマ撮影時は発電機が載っていたのですが現在は撤去され、支柱だけが残っています。中央の白い建物は糸魚川市立磯部小学校。旧北陸本線はそのすぐ下の、海と山に挟まれたごく細い場所を走っていました。以前ご紹介した旧筒石駅は、中心部から外れた写真の右外にあります。
筒石は漁師町。筒石漁港は写真左側、崖が海に落ち込む場所にあります。写真中央は「磯部の浜港南公園」(看板は「筒石海岸」)。泳いでいる方は僅か。
それよりもむしろ、小さな子供さんを中心にして、海辺で海辺の休日を楽しんでいらっしゃいます。...世の中、夏休み本番だったのね。
■7月22日(木:祝日) 行ったことのない場所が、まだまだたくさん... ──野々市市山川館跡──
世の中は祝日。
でもセンセイはいつも通りにご出勤。何としてでも成績をつけなければならない学期末なので、数人の先生方が研究室に籠もっていらっしゃいます。
写真は先日撮影したもの。所用で、大学の西側の地区を訪れる必要が出てきました。外は30℃越え。徒歩だったのでできるだけ日陰を歩こうと思い、裏道を選択しました。
「野々市工大前駅」を過ぎたところで、写真の看板に初めて気づきました。せっかくだったので近づいてみると、ここは「山川(やまごう)館」。写真の右側は駅があり、その脇には「富樫館跡」の石碑があります。
ここは富樫家の家臣、山川家の館があった場所なのだそうです。看板の中の写真は、発掘時の様子。センセイはてっきり、この付近に富樫館があったんだろうと思い込んでいたのです。でも実は、石碑を建てた後に、別な場所を発掘ところ、ここから数百m離れた場所に富樫館跡を確認。
発掘写真の脇には館跡を含めた、簡単な地図が描かれています。富樫館跡の位置は理解しましたが、当然、まだ訪れたことはありません。
つくづく、野々市は奥が深い...。
■7月21日(水) 大学脇のお宅はやはり、ダウンサイジングしての建て替え。ただし未使用部分は当面、駐車場に
今日は見たままのお話。
金沢は9日連続で最高気温が30℃越え。つまり夏日。朝も気温はあまり下がらず毎晩熱帯夜が続いています。お伝えしたようにセンセイは血圧を下げてから冷房に極端に弱くなっています。帰宅直後を除き、クーラーを入れていません。
しかも除湿器をほぼ終日作動させていると、防犯──センセイの部屋は道路に面した1階──のため、窓をすべて閉めたまま就寝します。だから起床時の室温は30℃前後。
身支度を整えてアパートを出る時の気温は26℃くらいなので、その瞬間はだけは少し涼しく感じるほどです。ただしずっと直射日光を浴びるのですぐに逃げ場のない暑さに見舞われるのですが。
研究室に入ると今度は冷房と、お昼が問題に。後者は特に大変で、正直なところ日中は建物の外に出たいとは思えません。でも結局、運動量および「高タンパク+低塩分(+低脂肪)」確保のため、炎天下をスーパーへ。
ただし、さすがに以前のようなちょっと離れたスーパーは無理。で、最寄りスーパーへ行く時と、徒歩で帰宅する際に必ず通るのが写真の交差点。その奥は立派なお宅があった場所です。お伝えしたように、先月末にはひとまず更地に。
その時すでに、右側には建物の位置に対応したローブが張られていたのです。工事は順調に進行し、先日は空調服を着用した職人さんが、鉄筋の組み立て工事をしていました。この日はコンクリートを打設する車が入っています。
お昼なので、運転手は運転席で休憩中。帰宅時に確認したら、建物の底面部にそってコンクリートが打設されていました。ただし基礎部分──柱の下になる部分──はまだコンクリートの型枠すら設置されていません。鉄筋がむき出しになったまま。
なぜ一気に作業しないのかはわかりません。やはりそれなりの理由があるのでしょう。意外だったのは残りの2/3くらいの場所。すぐに宅地あるいは建物付として販売するのかなぁーと思ったら、1週間ほど前に業者が入り、ご覧のように駐車場となりました。すでに白線も引かれています。
写真左奥、オレが主人公だと言わんばかりにその存在を主張してるマンションは、建て替え中のお宅のご主人がオーナー。入居者数のことを考えると、その駐車場が不足している感じはなかったので、一般の賃貸駐車場にするのかなぁ...。いずれにせよ、やはりダウンサイジングしての建て替えであることはほぼ確実です。
■7月20日(火) 「机上アクリル板設置工事」のお知らせ。でもセンセイの関心が向かったのは...
今日は火曜日。でも金沢工大では、オリンピック開催に伴う休日変更の関係で、木曜日の授業を実施しました。学生諸君はピリピリしています。理由は簡単。今日から期末試験が始まるのです。
写真は学内での移動時に撮影したもの。とても広い廊下にテーブルがいくつも配置されています。学生諸君は数人であつまり、そこでお昼を食べたり、勉強を教え合ったり。そのための造りなのです。
北陸地方は冬、雪その他の悪天候で建物の外へ出ることが難しくなるので。先週気づいたのですが、センセイらの研究室が入る「1号館」その他の、ここと同じようなテーブルが置かれた場所に、写真の表示が掲出されました。
「7/20(火) 机上アクリル板設置工事 を行います」。新型コロナウイルス感染防止対策の一環です。実際、今日はあちこちで業者の方がテーブルの上にアクリル板を設置していらっしゃいました。テーブルによっては、十字型のものも。
初めて見ました。で、センセイの関心が向かったのは掲示そのものよりも、それを吊しているスタンド。ご覧のようにピカピカです。新規に購入されたものと思われます。もちろん今までもスタンドは存在したのです。
学会その他でセンセイもしばしば使用しました。でもそれは無骨な造り。写真のもののように高さを調整することはできません。上部にA3サイズの薄い専用の箱を差し込むようになっています。そこに掲示物を貼るのです。
良く工夫されていて、縦置き横置きを選択することができます。しかも屋外で使用できるよう、専用(!!)のビニールカバーも用意されていました。
新しいものはたぶん、スーパーなどで特売品を知らせるための市販品。急いで撮影したため最上部が少し欠けています──ゴメンなさい──が、掲示物を貼るのではなく洗濯鋏のようなもので上から吊します。
間違いなく、交換は楽。でも屋外での使用は難しいと思う。世の中に完全なものなど存在しないので、新旧の優劣を簡単に決めつけることはできませんし、またそのつもりもありません。でも、こうやって世代は交代し、センセイ自身もそう遠くない将来に、この地を後にするんだろうなぁ...と感じたのです。
ちなみに、古いタイプもまだ一部、建物内で使用されています。学内関係者の方は、ちょっと注意してみてください。
■7月19日(月) 確かに血圧は下がるけど、眠気が... ──今度こそ、夏本番の雲です──
娘の引越その他で働いたからか、昨晩はバタン、キュー。
それならそれで熟睡できそうなものですが、夜間も室温が高かった──エアコンは使用していない──からか、スッキリとした目覚めではありません。残念ながら眠気が残り、ちょっとぼんやりした感じ。
その代わり、血圧は低め(いわゆる「最高」が108mmHg)。今日は酷暑が予想されています。実際、朝から暑く、しかも湿度が高い。どうしようか逡巡(しゅんじゅん)した後、やはり徒歩でご出勤。太陽がまだ割と低い位置にあるので、家の陰を伝うような格好で歩きます。
当然、研究室も暑い。エアコンを入れたのですが、お伝えしたように血圧を下げてから気温の変化に非常に弱くなりました。特に冷房は天敵。女性の気持ちがよくわかるようになりました。研究室内では、温度計の表示に注意しながら冷房を使用。
最近は、28℃だともう体調が崩れ始めます。29℃を保った上で、新型コロナウイルス対策も兼ねて、窓を一部開けます。でも今度は暑い。
今日の金沢の最高気温は、正午前に記録した33.6℃。ちょうどその頃、こちらも迷った末やはり、「高タンパク+低塩分(+低脂肪)」を求めて近くのスーパーへ。
外は逃げ場のない暑さで、歩く人も少ない。午後の大学院の講義を終える頃、気温が少し下がってきたように感じられました。と、同時に、南の方から雷鳴が。雨雲レーダーで確認すると、金沢市および白山市南部、つまり山間部で雨雲が発達しています。
ただし大学付近はしばらく大丈夫そうだったので、近くのドラッグストアへ。帰路、大学(中央奥は校舎)脇の高橋川の上で撮影したのが写真。南南東方面を見ています。ご覧のように入道雲(積乱雲)が発達。その一部は対流圏界面に達して、「かなとこ(金床)雲」を形成し始めています。
先月末に見たものはいわば練習で、今度こそ夏本番という感じ。日本の夏は暑くて当然。しかもそのおかげ(?)で、血圧はこのところ低い値を保つことができています。それはありがたいのですが、引き換えに眠気が...。
困った。
■7月18日(日) あれは、何だったんだ... ──西村センセイ、車で受難の日──
事故などを起こしたわけではありませんので、ご心配なきよう。
野々市では今日の午後、それなりに雨が降りました。ただしアメダスのデータに降雨の記録はありません。後から確認したところ、金沢地方気象台がある地域には雨雲がかからなかったためです。
なぜセンセイが知っているかというと、現場にいたから。野々市にあるBMWのディーラー(EPM社)から出たところ、辺り一面が濡れていることで気づきました。金沢市南部の山側で雨雲が発達していることは認識していたのですが、まさか降るだろうとは思っていなかったのです。
では、なぜセンセイがディーラーを訪れていたのか。お察しの通り、臨時に車を点検していただいたのです。
実は半年くらい前から時々、右前輪が異音を立てるようになりました。やがて発音に伴って微かながら振動も。もちろん乗り心地は悪化します。でも、再現性が低かったのです。鳴る時はパカパカ鳴る一方、ずっと静かな時も。
やがて発生頻度が高くなると、ある規則性が存在することに気づきました。異音は、長距離を運転してから起きることが多いのです。例えば100kmとか。エンジンを始動して走り始めた時などは絶対にしません。考えられるのは温度上昇くらい。となると、一番疑われるのはブレーキ関係。
で、先日、購入した新潟のお店で点検していただいたのです。外から見た限りでは問題は認められず、見えない部分のサスペンションが疑われるとのこと。確かにサスペンション、特にゴム製の部品は完全な消耗品。その後の予定があり、その時はお店を後にしました。
今日は、点検の予約をすべく金沢のEPM社を訪れました。客観的に見て、新潟より金沢の方が技術力が高いのです。予約のつもりだったのですが、その場で時間をかけてチェックして頂きました。ありがたや、ありがたや。
その結果は意外なもの。写真で見ると右前輪のブレーキ板の表面は、パッドが当たっている部分とそうでない分が、ドーナッツ状にはっきりと分かれていました。裏面は何と、まったく接触していないとのこと。
実は、思い当たる節があるのです。前のE46の時は、ブレーキのその制動力に圧倒されました。どんな場面でもブレーキ板を削って絶対確実に止める。でも、このF30に替えてから、その感覚がちょっと薄い。
国産車同様、「頑張って、何とか止めます」という感じ。ブレーキの部品が「削る」タイプの欧州向けから、そうでないアメリカ向け──“EU”/“US”と記されている──に変更されたからだろうと思っていたのです。
イマイチの効きと引き換えに、ブレーキダストはほとんど出なくなりました。ブレーキは非常に重要なパーツ。もちろん日時を調整して持ち込み、再度点検後に部品を交換していただくことにしました。やれやれ、これでやっと安心できそうです。
それにしても納入部品の問題か、組み立て製造時の問題か。また、なぜその後の点検で見落とされ続けたのだろう。そして、新潟での点検は、何だったんだ...。
写真は今日、ドライブレコーダーが撮影した映像を切り出したもの。片側1車線の幹線国道を走っていたのですが、やがて、某引越会社のワンボックスカーに続く格好になりました(写真2カ所加工)。それ自体はいくらでもあること。
でも、これがもう、本当に走りにくい。その理由を考え、そして改めて観察し直したのですが、まず速度と進路が不安定。写真のようにフラフラと対向車線に近づいたかと思うと、先行する車(写真奥)との距離がそれなりにあるにもかかわらず、突然ブレーキを踏みます。
写真でもブレーキランプが点灯しています。かと思うと、今度は左側に移って道路から逸脱しそうになったり。お察しの通り、最も懸念されるのは飲酒ないしは酒気帯び運転。でも彼──ノーネクタイながらワイシャツ姿の男性だった──はそうではありません。
助手席に置いておいた書類を走行中に頻繁に引き寄せています。我慢の運転を続け、片側2車線になった時に追い抜きました(もちろん制限速度内)。で、彼が何をしていたかというと、電話。携帯電話を手にして通話していたのではなく、ハンズフリー方式の電話を用いた、仕事先とのやりとり。
つまり彼は、仕事をしながら運転していたのです。道路交通法的には問題ないのでしょうが、正直なところ「他の人の身になってみてよぉ...」という感じ。ただしセンセイだって、気づかない間にそうなってしまっているのかも。
というわけで今日のセンセイは、受難の1日だったのです。