2022年12月3日更新(2022年12月11日ページ移動)
■12月3日(土) 心の準備ができていないのに、もう冬の凍結道路 ──柏崎バイパス部分開通──
週末なので、新潟の自宅へ戻りました。
土曜日は家族サービスの日なのですが、今日は特に大変。70km弱離れた、新潟市内にある義理の叔母宅を尋ねて美味しく元気な野菜をたくさん頂き、さらに足を伸ばして同市内の娘宅を訪れることになっています。
しかも今回、新潟県は雪が降りました。一部はまだ残っているはず。
自宅近辺は冷え込んだものの、雪はなかったのです。もちろん道路も凍結していません。されど25kmほど走行して出雲崎町──高僧良寛生誕の地──に入ると、周囲は真っ白。車外気温計の数値はどんどん低下して、最低1.5℃。
3℃以下になると路面凍結の可能性が。要するに、心の準備と頭の切り替えができていないにもかかわらず、冬の道路に乗り入れてしまったというわけです。
速度を落としたため、予定より少し遅れて叔母宅到着。ドアを開けると何と、地面は完全に凍結しています。こうなるともう、冬用タイヤでもかなり危険。ましてや夏用タイヤでの走行なんぞ、ほぼ自殺行為。
本日未明、新潟市(旧新津市)の磐越道で大きな交通事故が発生しました。現場は能代川に架かる橋の上。事故発生の報を受けて警察が到着した時、道路は凍結していたとのこと。最寄りアメダスの記録によると、事故発生前後の気温は-3℃前後と推定されます。(最低気温は-3.4℃)
真冬の寒さ。立派なダイコンその他を頂戴してお茶を頂き、娘宅へ。家人と3人で外食したのですが、駐車場に止められた車の中には夏用タイヤのままのものも。う〜ん。
自宅へ戻ったのは午後2時半。家人は大量の野菜を片付けていますが、センセイは書斎や居間にある造りつけの本棚に収められた図書を大幅に入れ替えます。一区切りついた──というより、体力が尽きた──ところで徒歩、晩酌のお刺身を買いに出ます。
帰路撮影したのが写真。夕暮れが迫った国道8号線柏崎バイパスです。奥に見えるのはこの地域のシンボル、米(よね)山(993m)。
この道路はこれまで、写真右奥あたりで途切れていたのですが、先月27日(日)に部分開通。その先にある国道8号線と繋がりました。
センセイは開通日に金沢に向けて移動していますが、資料にある通り、通れるようになったのは午後。その頃、センセイは研究室内で仕事をしていました。というわけで自宅へ移動する際、初めて部分開通区間に乗り入れてみました。
利用する車は予想外に多い。でもバイパスは文字通り、旧市街地などを迂回するために造られるもの。言い換えると、問題の場所に拠点をおく人間にはあまり利用価値はありません。
これは、現場付近をさらに外側で「迂回」する北陸自動車道についても同様。個人的な利用で、この区間の北陸自動車道を通過したのは1回だけ。1回あるだけでも珍しいと思いますが、その時は知り合いを乗せており、その先まで急ぐ必要があったのです。
だから極めて稀なケース。新しい道路はもちろん快適(そうでなかったら困る)。でも距離的には2km弱遠回りになります。しかも実は、旧市街地を通過する方にとっても利便性はあまり向上しません。西側から来た場合、バイパスは写真撮影地点付近で終了。
その後は道をクネクネ折れ曲がって、国道8号線に出るしかないのです。もちろんその先も工事が進められているのですが、センセイがこの世に物理的に存在する間に完成するかどうか(!!)という進捗状況。
残り時間を考えると個人的には、あまりご縁はなさそうだなぁ。
■12月2日(金) 北陸地方では今日、雪や霙が降りました。されど、この寒さにもかかわらず...
昨日お伝えしたばかりの「(北陸地方は)雪も霙もまだ...」は、たった一晩で過去形に。
時間が経過しただけでなく今朝、霙(みぞれ)が降ったのです。明け方はとても冷え込み、しかもずっと雨が降っていました。
だけど小学生は元気。7:30前にはセンセイの部屋の前の道路を友達同士で語り合いながら通り過ぎます。その声に励まされるような格好で外へ出たのですが、「雨」の様子がおかしい...。少しずつ「太く」なっていくのです。
それも目の前で。霙です。
駐車中の車のワイパーにはすでに霙が溜まっています。もちろん冬用タイヤに換装してあれば問題ないのですが、夏用タイヤのままだったら走行不可。今朝は焦った人も多かっただろうなぁ。
少し高い山は真っ白になっていました。アメダスの記録によると、金沢の今朝の最低気温は4.6℃。されど金沢工大の気温はもっと低かったと思われます。これから帰宅する新潟県、その北部にある新潟市などでは、予想より気温がかなり低下。
初雪が降っただけでなく、数cm積もりました。で、今日お伝えするのは1ヶ月ちょっとぶりに、血圧のお話。今週、特にその前半の朝、「最高」血圧(「収縮期血圧」)がかなり低下したのです。
特に月曜日は写真にあるように何と、94mmHgを記録。「最低」(「弛緩期血圧」)も非常に低い。月曜日の記録は、記録を取り始めて以来、87mmHg、91mmHg、93mmHgに次ぐ4番目の記録。ちなみにこの日の「平均」(収縮期血圧の3回移動平均の最低)も98mmHgと2ケタ。
考えられる理由はいくつか。センセイの場合そもそも、血圧を上昇させる要因は、(1)過剰な塩分摂取、(2)ストレスと睡眠不足、(3)運動不足、そして(4)低い気温ではないかと推測されます。
このところ継続して、(1)と(2)は低い。(3)の運動についても、平均で毎日12,000歩以上歩いているし、ちょっと訳あって、最近は大学および自宅ともにかなり力仕事を続けています。
だから腰がとても痛いのですが。日中に力仕事をすると、夜のサッポロビールのおいしいこと。録画しておいたニュース早送りで確認した後、このサイトを更新するとバタン、キュー。白状すると時々、座ったまま寝落ちするほど。
当然、眠りも比較的深い。月曜日がまさにこのような状況だっただけでなく、昨日まではずっとこんな調子。朝の血圧は非常に低く110mmHg台。仕事があるので夜はばらつきがありますが、それでも基準の130mmHgを余裕でクリア。
残されたのは、(4)気温。布団の中に入っていれば、昨日まではあまり寒さを感じなかったのです。でもさすがに今朝は、布団から出た首筋が寒い...。ガスストーブをつけてから血圧を測定したのですが、安アパートなので室温は10℃くらい。
で、今朝の「最高」の「平均」は125mmHg。正直なところ、やっとで基準をクリアしたという感じ。
気温はやはり、血圧をかなり左右するらしい。
■12月1日(木) 雨の晴れ間に、キャンパス正面に植えられた松の木の雪吊りが行われました
...ただし正確にいうと、タイトルは実態と少し相違する部分があるらしい。
写真は昨日のお昼に撮影したもの。お伝えしているように、今週の金沢は火曜日の午後からずっと雨が降り続いています。それでも最初は低気圧に向かって南の暖かい空気が吹き込んだため、気温がかなり高かったのです。
富山市など、場所によってはフェーン現象で気温が上昇し、夏日を記録した(!!)ほど。でも寒冷前線が通過した昨日の午後から気温はどんどん低下。アメダスの記録を見ると、1時間ごとに1〜2℃くらい低下し続けていました。
特に今日は朝も昼も寒かった。その雨の中を通勤通学するので、自動車に乗らない者はみんなズボンが濡れてしまっています。こうなると寒さが、特に身に染みるようになります。
それでも雨は1日中休みなく降り続くわけではありません。昨日は午後イチに大学院の講義が控えていたので、その前に大学食堂でお昼をいただき、その足で一番近くのドラッグストアを訪れました。
帰りはちょっと違うルートを歩いたのですが、あれっ?!作業員の方が高所作業者を使ってキャンパス中央の松の木の雪吊りをしていました。いつもより10日くらい早いんじゃないだろうか。
この時はほとんど雨が降っていなかったのです。すぐに校舎に入ったため、その後降り始めた雨の時の様子は見ていません。でも、今日の授業を終えて別棟から雨を避けながらグルッと回って研究室のある校舎に入った時、窓の外で雪吊りをしていらっしゃいました。
繰り返しになりますが、雨中で、です。だから写真の作業、本当はたまたま雨が降っていなかっただけで、「雨の晴れ間を見て」というわけではないらしい。冷たい雨の中、本当にご苦労様です。
雪も霙(みぞれ)もまだですが、北陸の冬は確実に始まっています。
■11月30日(水) 気分は柿右衛門 ──ちゃんと見ていなかったんだなぁ。何年もいながら──
時間的には昨日の続き。
日曜日に大学到着後、中庭に向かったのは庭の真ん中にある柿の木の様子を確かめるため。ご覧のように葉はすっかり落ちてしまいました。
センセイは低い角度の西日を背にして、順光で撮影しています。東の空にはほとんど雲がありません。晩秋の、湿度が低く、澄み切ったとても高い青空。それが背景なので柿の実の色が際立っています。
柿右衛門の赤色。もっとも磁器の有田焼はもっと濃い赤。この木を含めて一般的に目にしたり、よく食べる柿の色はもっとオレンジかがった、艶やかな色ですが。
センセイが金沢工大に出入りするようになったのは21年前。もちろん当初から中庭の存在は認識していましたが、その頃は昨日お伝えした池を含めて、すべて西洋式の造りなんだと思い込んでいました。
でもやがて、数カ所に日本庭園あるいはそれを意識した庭石が存在することに気づきました。されど中庭のど真ん中に日本あるいは東洋を代表するような柿の木が植えられているとは...。
見ているようで、何も見ていなかったんでしょうねぇ。何年もいながら...。
■11月29日(火) 一種の神々しさすら覚えてしまう... ──中庭の池のほとりに佇む男子学生──
朝こそ割と晴れたものの、今日の金沢は予報通り、お昼から雨。北陸地方はこれから1週間程度、雨の日が続きます。
テクニックがあれば別なのでしょうがセンセイの場合、雨の日はなかなかうまく写真を撮ることができません。というわけで今日は、天気が良かった日曜日の出来事。お伝えしたように、この日は割と早く、お昼前に金沢到着。
アパートに荷物を降ろしてからご「出勤」。でも、まだお昼を頂いていないので途中のスーパーで食べ物を買ってから大学へ向かいました。少し仕事をしてから、ドラッグストアへ行くことにしました。でも校舎を出てから、少し寄り道をすることに。
中庭で確かめたいことがあったのです...あれっ?!目指す中庭は、写真の右側に広がっています。中央奥は図書館棟。その前には池が造られています。センセイが不思議に思ったのは二つ。
まず池の中に2カ所、桟橋のようなものが設置されています。木造です。そしてその一つの上で、男子学生が座って何か一心に作業しています。よく見ると、スケッチ帳(?)のようなものに、何かを描いています。
自習室には学生の姿が見えますが、中庭にいるのはセンセイとこの学生だけ。日が傾いてきたので、建物に遮られ、左の西側から暗い部分がどんどん広がっています。対照的に、彼はまだかろうじて全身に日を浴びています。
光と影のコントラストが強いこともあり、彼に一種の神々しさすら覚えてしまいます。光の加減だけでなく、彼の態度がそう感じさせたんじゃないかと思います。今時の本学学生には珍しいありよう。
買い物を終えて戻ってくると、もう池全体が暗くなっていました。彼はまだその場に存在したのですが、こうなるともう、ただそこに人がいるだけ。もはや特別な感じを受けることはありません。
だから先ほどの強烈な印象は、センセイの思い込みだと言われたら反論できないのですが。
■11月28日(月) あのお店が、地元紙で大きく紹介されました ──地元ラーメン店、二題──
実は、今朝も予想外の事態が発生したのです。
予定を再度変更しようかと思ったのですが、ここは昨日お伝えするつもりだったお話を。理由は簡単で、リンク先を削除される可能性があるからです。話題の主は、先日ご紹介した「ラーメン弐豚」。
その開店の様子が昨日、地元紙で紹介されたのです。(全文を読むためには登録が必要)これにはちょっとびっくり。『新潟日報』は、もちろん全国紙ではなく、『河北新報』のようなブロック紙でもありません。でも新潟県では最大の発行部数。
他社を圧倒し、その追随を許しません。今までラーメン店の開店が記事として掲載されたなんて、あっただろうか...。報道によると先週の24日(木)に無事開店に漕ぎ着けたようです。
夜の居酒屋も運営しているので、当面は昼のみの営業とのこと。お伝えしたように、この週末は使用でバタバタしていたため、お店の前を通っていません。天気がそんなに悪くなければ、今週末にちょっと様子を見てみようと思います。
写真は、柏崎市内の別なラーメン店。旧市街地、中心からちょっと入ったところにある「札幌亭」です。以前からその存在は承知していたのですが、自宅の割と近くであるにもかかわらず、今までこの道路を歩いたことはなかったはず。
地元では割と有名なお店なのです。訪れなかった理由がもう一つ。「弐豚」とは対照的に、「札幌亭」は夜しか営業していないのです。伝え聞くところによると、深夜2時頃までやっているらしい。されど西村センセイ、自宅にいる時は、特別なことがなければ夜は外に出ません。
中央が引き戸の入口なのですが、その右側には大きな木彫りの熊がお客さんを迎えています。ここは札幌味噌ラーメンが有名。後日お伝えするように、血圧は比較的低いレベルに留まっているので、ラーメンも食べられないわけではない。でもキンエン生活を続けているうちに、身体が塩分を受け付けなくなってきました。
しょっぱくて食べられないのです。「弐豚」と「札幌亭」、センセイが訪れる日は来るんだろうか。
■11月27日(日) 秋にも見えるんだ... ──おしゃれな帽子屋さん「キノ」の上に、朧月が──
今日は予定を変更してお伝えします。というか、今日はそもそも予定が大幅変更。
昨日早起きをしたためか、今日も未明に目が覚めてしまいました。トイレから戻り再び寝ようと思ったのですが、ダメ。仕方ないのでそのまま金沢に向けて移動することにしました。朝食はご飯が間に合わないので、抜き。
トホホ。まだ暗いうちに出発したので行き交う車は少ない。おかげでスイスイと走行することができました。いつもより25分くらいも早く大学に到着。決して暴走したわけではありませんので、誤解なきよう。
台車をお借りして荷物を出し入れします。アパートへ移動して野菜や着替えの衣類を降ろし、朝食兼お昼を頂きます。長距離運転で緊張を強いられたので休息しようとしたのですが、ちょっと無理そう。
そのまま大学へ徒歩でご出勤。こういう日でないとできない片付けをしているうちに、窓の外は真っ暗。スーパーかドラッグストアで食材を購入して帰宅することにします。でもその前にトイレ。
...あれっ?!南西の空、低い場所に三日月。よく見ると地球照が発生しています。ひとまず撮影したのですが、コンパクトデジカメしか持っていなかったので、前回のようには撮影できませんでした。
まぁ、仕方ない。スーパーに適当なものがなかったので、少し先のドラッグストアで眠気防止のためのコーヒードロップと食材を購入。引き返したところで再び、あれっ?!
おしゃれな帽子屋さん「キノ」の上に先ほどの月が見えます。地球照はもはや不明確。高度がさらに下がっているためか、大気および薄い雲の影響を受けてぼんやりと見ています。つまり朧月(おぼろづき/ろうげつ)。春の現象だと思っていましたが、秋にも見ることができるんですね。
歩いているうちに月はますますぼんやり。最後は民家の陰に隠れてしまいました。今週はやはり、天気が下り坂らしい。