2023年10月14日更新(2023年10月22日ページ移動)
■10月14日(土) JR東日本の新型電気式気動車“GV-E400”に初めて乗車しました。その乗り心地は...
2日連続で列車の写真。されど今日は鉄道の日...ということでお許しを。
福島、茨城ツアー最終日は、宿泊先の会津若松から磐越西線に乗り、新津を経て信越本線で自宅へ戻るという単純なルート。郡山に泊まっても良かったのですが、会津若松は好きな場所だし、こちらの方が時間的に余裕が生まれます。
列車の出発時刻は9時48分。乗車のためなら5時台の始発も厭わないセンセイとしては、非常に遅い時間帯。珍しくゆっくりと起床し、しっかりと朝食を頂きました。
でも、他にすることがない──トホホ──ので、早めに駅へ。ホームに出ると、時刻まで40分以上もあるというのに磐越西線の列車(右側)は入線済。おぉ、初めて乗車する新型電気式気動車“GV-E400”です。
ちなみに左側の列車は会津鉄道の車両。これに乗車して乗り継げば、浅草駅まで(!!)行くことができます。当地は会津地方の中心地。学校も集中しているため、始発列車から通勤通学客で混雑します。でも日中の時間帯は、ご覧のようにガラガラ。
センセイは一番乗り。離れたホームに郡山からの快速列車が到着し、何人かの乗客が走ってきて磐越西線は無事発車。停車中の“GV-E400”は無音ではなく、エンジンはアイドリング状態。
ただし昔のようにガラガラと大きな音を立てているわけではなく、「静かなディーゼルカー」という感じ。さて、走行時の乗り心地は、如何に?
というのは、“GV-E400”は電気式気動車。昨日、一昨日の列車はディーゼルエンジンの出力を、変速機を介して動輪に伝えています。でも電気式気動車は、ディーゼルエンジンで発電機を動かし、そこで発生した電力でモーターを駆動。
以前から存在していた技術なのですが、いったん廃れてしまった駆動方法です。それが電子部品の性能向上およびソフトウェア技術で復活。北海道(一部は中京圏および九州にも)でよく見かける電気式ディーゼル機関車“DF200”の気動車版。身近な例では日産ノートe-POWERが近い。
紛らわしいのはハイブリッド形式の存在。こちらはトヨタ・プリウスのようなもの。「似て非なるもの」とまでは言いませんが、かなり異なるものとご理解ください。
ドアが閉まり、ワンマン列車は定時に発車。モーター駆動なので、加速(「力行(りっこう)」)時は電車のようにグイグイと...と思ったのが甘かった。加速はディーゼルカーと同じか、やや優れる程度です。
ただし定速運転(「惰行(だこう)」)時には大きな差が。エンジンはアイドリング状態。停車時同様、音が静かなので、乗り心地はほぼ電車。
会津坂下(ばんげ)駅を過ぎると磐越西線は山岳区間に。ディーゼルカーだと勾配に応じて、いかにも「オイラは頑張るぜぇ」といった感じでエンジンを唸らせるのですが、“GV-E400”は割とクール。
もちろん回転数は上がっているのですが上限があり、どこか醒めています。よく言えば、妙に知的。やや頭でっかちですが。この乗り心地、どこかで体験したことが...と思ったら、金沢でプリウスのタクシーに乗車した時の経験でした。ガソリン車と違って、加速しているのか減速しているのか良くわからない、フワフワした感じ。
ま、いいですけど。喜多方駅で乗客の大半が下車。程なく昨年8月4日の大雨で一部落橋し、今春復旧再建された濁川橋梁を越えます。ここから先が磐越西線の醍醐味。同線はほぼ東西に走っています。つまりたいてい南側の窓から日が射します。
そのため、どうしても北側の席に乗車しがち。でも“GV-E400”を含めた最近の車両の客席窓は相当強力な熱線吸収ガラス(だからカーテンがない)。そこで今回、センセイは意識して南側の席に座りました。北側の風景には圧倒されるばかりですが、南側の美しさも実に魅力的。
今回は十分堪能させていただきました。その意味で、もう思い残すことはありません。
...もちろん、まだ磐越西線には乗車すると思いますが。
■10月13日(金) 水郡線は、長かった ──質実剛健のドイツ人も案外、子育てには甘いのかも...──
写真は一昨日、水郡線常陸太田駅から上菅谷駅へ戻った際に撮影したもの。
駅ホームは2面3線。写真奥に水戸駅が、左手前方向に常陸太田駅が位置します。つまり水戸駅を発った場合、支線は右方向(北北東)へ分岐。お伝えしたように、実際には支線の方がほぼ直線なのですが。
郡山へ向かう本線は右側。右の列車が郡山方面から水戸駅を目指す列車(尾灯が見える)で、中央がこれから乗車する郡山行。分岐かつ列車交換──行き違いのこと──のため、小さな駅のホームすべてを使って3編成揃い踏みするという、かなり珍しい光景です。
先頭車両の「郡山行」という側面表示を確かめて乗車したのですが...何だかちょっと変。日中の列車だし4両編成だからガラガラのはずと予想していたのですが、かなりの乗車率。車両の端に空席があったので座りました。乗車時から気づいたのが、車内で行き交う外国語。
英語だろうと思ったのですが...ドイツ語です。改めて周囲を確認すると、中央のボックス席二つをほぼ使い切るような形で、ドイツ語を話す高齢のカップル、その子供夫婦、そして5歳くらいの男児と2、3歳の女児。
ボックス内にはもう一人、流暢(りゅうちょう)なドイツ後を操る高齢の日本人女性。彼女のドイツ語は割と理解できましたが、ネイティブのドイツ語はさっぱりでした。
彼女に関して最初は、何らかの理由で日本を訪れた一家に付き添う通訳の方かなぁと思ったのです。でも通路の反対側のボックスに座る高齢の日本人夫妻その他──こちらはドイツ語不可──と普通に話しています。
要するに、日独混成10人くらいのグループが移動中なのです。どう見ても、それぞれ家族のようなのですが、ハーフの方はいらっしゃいません。別に詮索する必要はないのですが、良くわからないことに変わりはない。実はもう一人、その後ろに別な欧米人が。
こちらは立ったままで何も話しません。最初はグループの一員かと思ったのですが、何だか馴染んでいません。外国人が日本を訪れること、そして列車を利用してくださることには感謝すべき。ただしドイツ人一家は、妙にくつろぎきっています。
列車内という公共の場であるにもかかわらず。詳細は記しませんが、ドイツ(西ドイツ時代のハンブルクおよびミュンヘン)での経験からすると、ちょっと理解しにくい行動。日本人グループと一緒だったからか、子育て中だったからかは、良くわかりません。
ただし、苦情を申し立てるほどでもなかったので、空いてきた2両目に移動しました。ヤレヤレと思ったら、想定外の問題が。
常陸大宮駅で多くの乗客が下車し、常陸大子駅ではセンセイ以外が全員下車。奇妙だなと思ったら、「ここで列車を切り離します」とのアナウンス。4両ですから後部2両切り離しかと思ったら、センセイの乗る2両目からをここで切り離すとのこと。
つまり最後は1両だけの単行運転。確かに、先頭から両運転台2両+後部片運転台の2両というちょっと変わった──ただしディーゼルカーでは割と見られる──編成だった。慌てて先頭車両に戻ります。
多少入れ替わっているものの、面子は以前とほぼ同じ。さらに混雑しています。仕方なくロングシートに座ったのですが、なかなか落ち着きません。小さな駅で、数人の日本人とともに、無口な外国人が下車。
どうやら、仕事か何かで当地に関係していらっしゃるようでした。福島県に入り、このまま郡山まで...と覚悟していたら、磐城石川駅でドイツ人および日本人グループが賑やかに下車。その際、若旦那が窓の外を見て“Schwarze Kleidung ! ”(「黒い服」。喪服という意味がある)とつぶやきました。(この時は聴き取れた)
ホームに立った男子高校生の黒い制服を指していたようです。後から調べたところ、当地には温泉があるとのこと。前日の只見線でのできごとを踏まえると、今は外国人にも温泉が人気なんだろうか。
何だか妙に疲れながら郡山駅到着。どんどん暗くなる中、磐越西線の列車に乗り換えて会津若松まで移動しました。お土産を買い、食料とビールを確保してからホテルへ。直後の血圧(「収縮期血圧」の3回移動平均の最低値)は145mmHg(!!)。
でも程なく、115mmHgまで低下。モチベーションを維持するために、こちらをこの日の公式記録としました。高いと見るか低いと見るか、そしてデータの扱いを恣意(しい)的に過ぎると考えるかどうか。
判断は、お任せします。
■10月12日(木) 歴史的には、こちらの方が先 ──水郡線(上菅谷─常陸太田間)に乗車しました──
新潟の自宅へ戻りました。基本的には予定通りです。
今回のツアーの直接的な目的は、茨城県の水戸と福島県の郡山(正確には安宅永盛駅)を結ぶJR水郡線に完全乗車すること。つまり、いわゆる「乗り潰し」の旅。水郡線は15年くらい前に乗ったことがあります。
でも水郡線には、上菅谷駅から分岐し常陸太田駅に至る支線(盲腸線)が。「支線」と言っても、歴史的には水戸─常陸太田間が先なので、かなり失礼な表現。前回は、常陸太田まで行くと帰れなくなるため、泣く泣くこの区間を見送りました。
いずれにせよ乗車したことがないのは事実。そこでこの機会に訪れてみたという次第です。この区間へ至る経路はいくつか考えられます。出発地にもよりますが、金銭的な余裕があるのなら都内から特急で水戸へ行く方が楽。
しかし今回は、普通および快速列車限定。そこで1泊目(10日)の郡山を起点にして、磐越東線でいわきへ出て常磐線に乗り換え、水戸から水郡線に入りました。西村センセイ、磐越東線に乗るのは3レ。
でも白状すると、沿線の様子をあまり覚えていませんでした。いわきってこんな駅だったっけなぁ、と思いながら常磐線に乗り換えます。乗り換えが良い、つまり時間がなかったため、いわき駅では駅舎の外へ出ていません。
その代わり...というわけではないのですが、お土産を購入する必要もあったので、水戸駅では下車。北口を出たところにあるのが、写真の「水戸黄門 助さん格さんの像」。
駅へ戻り、早めにホームへ降りると、おぉ、すでに2両編成の水郡線列車が入線済。徐々に乗客が集まってきて、正午過ぎに水戸駅を発車。
すぐに常磐線と分かれます。「郡山駅ではなく、一つ手前の安宅永盛駅で東北本線に合流するんだぁ...」と少し驚いたことは覚えているので、乗車済であることは確実。
でも磐越東線同様、あまり覚えていない...。(トホホ)お昼の列車なので、乗客はそんなに多くありません。短距離で丁寧に駅に停車することから、水戸駅近辺では通勤通学客が主であることがわかります。
風景が徐々に間延びしてきて、乗り換えの上菅谷駅へ。支線に入ると田園風景が続き、程なく終点の常陸太田駅到着。10名弱の乗客が下車し、数人が乗車してきました。切符を見せて駅舎の外へ。周囲には住宅や事務所があるだけ。
ある程度大きな街であることは確実ですが、駅前商店街のようなものはありませんでした。写真は列車に戻る際に撮影したものですが、駅名は右端の額(?)の中に記されています。なぜかガラスで覆われており、それが外光を反射して良く見えません。若干心残りですが、これで水郡線は完全乗車。
当時に、関東北部に残っていた未乗区間もなくなりました。JR線でまだ足を踏み入れていないのは、千葉県および神奈川県の一部区間と西九州新幹線のみ。
折り返し列車で上菅谷駅まで乗り、水戸からの4両編成の列車に乗り換えて、郡山を目指します。
でも実は、これがけっこう大変で...。(たぶん、続く)
■10月11日(水) オトナになったら、顔は自分でつくるもの ――復旧した只見線に乗車しました――
昨日お伝えした「目的地」という表現、実はあまり適切ではありません。
確かに未踏の「目的地」も存在する――たぶん明日お伝えします――が、今回のツアーにはそれを含めた目的がいくつか。もちろん何より鉄分補給。そして、すでにお察しの通り、目的の一つは、昨年復旧した只見線に乗車すること。
センセイ個人はこれで6回目となる只見線乗車。只見線は2011年の大水害で、上流で橋脚が複数流出するなど壊滅的な被害を受けました。そのまま廃線となる可能性が高かったのです。センセイは復旧の議論が続いていた5年前にも乗っています。
只見―会津川口が不通だったので、この間は代行バス(マイクロバス)を利用。得難い経験でした。昨朝はゆっくりと自宅を発ち、上越線小出駅へ。本当はもっと遅くても間に合うのですが、首都圏からの乗客が集中する可能性があったため、1本早い列車にしました。
小出の町で食べものを購入して、駅へ戻ります。三々五々、乗客が集まってきます。只見線には似つかわしくない団体客や、欧米人のカップルも。
2両編成の列車乗車率は80%くらい。不通になる前は15%くらいでしたから、それだけで雰囲気が違います。小出駅を定刻に出発。
乗車する前から気づいていたのが、復旧を祝う「只見線にみんなで手を振ろう」の旗。昨日は平日の昼間だったし、何より雨が降っていたのでセンセイ個人は手を振る方は見かけませんでした。でも反対側の窓の外では何人か手を振っていらしたようです。
センセイの側は、自動で手を振るロボット(!!)や、2枚目の写真のかかしがお出迎え。今の季節は沿線の雑草が伸び切っており、なかなか絵にならない。紅葉や雪の季節、あるいは早春だと全然違うのでしょうが。
長いトンネルを抜けると右手(東側)に突然、田子倉湖が。皆がそちらを振り向きます。今年のダムの水量は少なめでした。再びトンネルを抜けて只見駅到着。
ここから先が復旧区間。5年前マイクロバスの中から見上げた線路の様子を思い出すと、じんと来るものがあります。ちなみに、マイクロバスで走った道路をかなり覚えていました。
今回意外だったのは、乗客の半数以上が途中の温泉駅で下車したこと。まず外人客が早戸駅で降りました。出迎えの様子からして、「早戸温泉つるの湯」か「一棟貸ヴィレッヂ(ほんそん棟)」に宿泊されるようです。いずれも、とても魅力的な宿のようです。只見線沿線には、このような小規模な温泉が多いのです。
他の方は温泉宿が多い会津柳津駅で下車。こちらはバスが迎えに来ていました。ただし今回、ちょっと残念だったことが。
下車した温泉客の中に、カップル(外国人客を除く)が3組。男性はセンセイより少し上の70歳くらい。女性は60〜65歳くらい。もちろん年齢そのものは問題ではないのです。
今どきの中高年カップルは、移動中もスマートフォンで検索して、情報を収集するらしい。2人で仲良く情報を交換していますそれはいいのですが、センセイの後ろのカップルは周囲を考えずに、大きな音で検索結果を読み上げたり、スマートフォンでビデオかテレビを見たり。周囲のことなんて全く考えていません。声を掛けようかと思ったのですが、どうやら話が通じる相手ではなさそう。
つまり、おそらく無駄。センセイはこのような場合、無駄だと判断すると、何も行動しないのです(それが良いかどうかは別問題)。ニコニコしている時もあります。
問題のカップルは会津柳津駅で下車。その時初めて二人の顔を見たのですが、正直なところ、顔に締まりがありません(これでも表現を選んでいるつもりです)。そして、車中の彼らの行動とピッタリ符合。
センセイと同じくらいの年齢なんだろうけれど、オトナの顔は決して、歳で決まるものではないらしい。温泉客の代わりに、制服姿の高校生が乗り込んで来ました。行儀は良い。いつもの只見線の情景です。会津若松到着後、すぐに列車を乗り換え、昨晩は郡山駅前に宿泊。
さて、翌日の「目的地」は...。(続く)
■10月10日(火) 西村センセイ、秋版「青春18きっぷ」を初めて使って旅に。果たして、その目的地は?!
秋版「青春18きっぷ」という表現は正確ではありません。
正式にはJRグループが期間限定で販売する「秋の乗り放題パス」。10月14日の「鉄道の日」に合わせて、その前後約2週間、普通列車のみを利用できる乗車券です。でも、乗る側からすれば、ほぼ「青春18きっぷ」。
ご覧のように価格は3日で7,850円ですから、5日で12,050円の「青春18きっぷ」と同程度。相違点は主に、連続3日間──「青春18きっぷ」は離れた日に利用できる──であること、開始日を指定する必要があること、複数人で利用できないことなど。
西村センセイ、この切符の存在は知ってはいたのですが、これまで購入したことはありませんでした。利用しなかった最大の理由はもちろん、仕事を持っていたからでしょう。でも皆様ご存じのようにセンセイは今週で定年退職。年度前半は非常勤の仕事を抱えていましたが、後半は無職。
倖いなことに、心配されていたアパシー(≒無気力)に陥るようなことはなく、気力体力ともに充実。想定外のトラブルが連続して、書斎の片づけはまだ完了していませんが、それでも先が見えてきました。他方、どうやら来年度は定期的な仕事が入りそう。
つまり、仕事に縛られずに時間を比較的自由に使えそうなのは、今年度後半だけ。一昔前なら、退職記念は夫婦で海外旅行だったのかもしれませんが、急激な円安──つまり国の価値が買い叩かれている──で、それも無理。そもそも今やこの国はめでたく三流国入り。
国民が気づいていないだけで。センセイも年金生活者なので経済的な余裕はなく、まだ働く必要があります。というわけで諸事を調整した上で今回、「秋の乗り放題パス」を使い、2泊3日の旅を立案しました。条件がいくつか。
起点および終点は、当たり前ですが柏崎市の自宅。以前なら猛烈に早起きして未明の始発列車に乗り...などということもしていたのですが、高齢者の現在は無理。ごく普通の時刻に自宅を発ち、予定では午後3時までに帰宅することにしています。
もちろん期間は2泊3日。皆さんなら、どのような計画を立てられるのでしょうか。
センセイは今日から旅の空。答合わせ──もちろん唯一絶対の正解はありません──は明日以降に。それでは、行ってきます。
■10月9日(月:祝日) 冷たい雨の日の、珍しい来客 ──お〜い、今年の春と秋はどこへ行ったんだ?
──
今日は予定を変更してお伝えします。
当地は昨晩から雨。最低気温は13.4℃──昨日はさらに低く、10.6℃だった──で、日中もなかなか気温は上昇しません。最高気温は19.4℃と、20℃に僅かに届かず。所用で午前中に外出するつもりだったのですが雨と寒さで、なかなかその気になれない。
雨の様子を確かめようとしてカーテンを引くと、あ"っ...。書斎窓の向こうには枝垂れ桜(こちらやこちら)が植えられているのですが、その枝の上を写真の小鳥が素早く移動しながら、葉を突っついています。
庭の木の中で、この枝垂れ桜は小鳥たちのお気に入り。その姿をよく見かけるのですが、鳥は警戒心が強いようで、窓が閉まっていてもセンセイの姿を認識すると飛び去ることが多いのです。
まぁ、鳩が窓ガラスにしばしば衝突する姿を見ると、鳥類がガラスをきちんと認識しているとは思えませんが。雨のせいか、お腹が空いていたのか、あるいはこの小鳥の特徴か、すっかり安心しきっているようなので、窓を少し開いて撮影したのが写真。(拡大写真(別ウィンドウ、1280×960(原寸)))
お腹には縦に、太い黒い線。調べたところ、シジュウカラの雄のようです。ただし動植物にからっきし弱いセンセイのことですから、もしかすると間違えているかも。
それはともかく、その後もしばらく枝垂れ桜の上で餌を啄(ついば)んでいました。正午前には小降りになったので、センセイも徒歩で外出。行き交う人はたいてい重ね着。つい先日まであれだけ暑かったことが、まるで嘘のようです。
お〜い、今年の春と秋はどこへ行ったんだぁ。
■10月8日(日) 残念ながら、これもまた事実 ──何と、体重が一晩で1.5kg以上減少。しかも...
──
写真は今朝測定した血圧。平均値ではなく、測り始めの値です。
半月ほど前にお伝えした血圧変化に関する説明を全否定されそうなほどの高い数値です。全体のグラフ(別ウィンドウ、1224×875。グラフは平均値)をご覧いただくとわかりますが、ここまで高い値は数年ぶり。
まぁ、その当時は毎回これくらいの値だったのですが。時間は昨日に戻ります。昨晩は都内に住む従兄弟がお嬢さんとともに実家を訪れ、夕食を一緒にすることになっていたのです。センセイはお昼過ぎに実家へ。
母親の代わりに部屋を掃除してから、1週間分の食料および来客用のお寿司の買い出し。お客様は17時ちょうどにお越しになりました。用件は集落内に残された彼の実家と所有する山林の後始末について。
そのお宅を巣立った方々は皆、東京あるいは大阪で成功されたのですが、実家は現在空き家に。しかも関係者は、世代交替が進行中。
建物は事実上、センセイの実家が面倒を看ているような格好。その子供世代にあたる従兄弟も、もう80歳近いので、この機に...というわけです。良く考えると結構ヘビーな内容を含んでいるのですが、お互いの昔話を交ぜながら。
両親、特に父親は酔っぱらっていたこともあり、事柄の重要性に気づいていません。というわけで、センセイが先方のご意向を承るような格好に(決して、彼と闘っていたわけではない)。夕方、仕出し屋さんがお刺身をオードブルを届けてくれたので、ご馳走はたくさんあったのです。
センセイも食べたつもり...だったのですが、どうやらひたすらビールを飲むだけだったらしい。8時過ぎに宴会は終了。音楽番組を少し観てから、センセイとしてはいつもより早く就寝。そのためか4時過ぎに目が覚めてしまいました。二度寝はできなかったので、明るくなるまで待ち、測定した結果です。
ストレスは感じていなかったのですが、やはりいつもと違う行動パターンだったため、身体には相当負荷だったようです。それでも血圧は徐々に低下し、今朝の「平均」(「収縮期血圧」の3回移動平均の最低)は136mmHg(個別最低値は131mmHg)。残念ながら、正常値の130mmHgはクリアできませんでした。でも考えようによっては、短時間で約50mmHgも低下したと解釈することも可能。
帰宅後に測定した日中の「平均」は118mmHg。いつもより高めですが、問題のない数値です。やれやれ...と思って、入浴前に体重を測定すると、ドッカーン!!
何と、昨日より1.7kgほど体重が減少していました。一晩で、ですよ。要するに、ほとんど何も食べていなかったんでしょうねぇ。帰宅してから気づいたことがもう一つ。昨晩は通常の1.5倍ほどのビールを飲んだはず。
しかし盆や正月と違い、昨晩は痛風対策をまったく取っていなかった。これだけの量になると数日以内に、地獄のような痛みを引き起こす可能性が...。
トホホ。