2023年9月23日更新(2023年10月1日ページ移動)

──2023年9月第4週のニュース──

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9月23日(土:祝日) なぜか、僅かに偏心している... ──有機ELテレビを設置し、調整を完了しました──

 当地では昨日、空気が急に夏から秋に替わりました。

 今朝は今季初めて最低気温が20℃以下を記録。身体がまだ涼しさになれていないためか、ゆっくりと休むことができないまま朝に。血圧(「収縮期血圧」の3回移動平均の最低)は昨日より悪く、120mmHg。
 平常値なので問題にするほどではないのですが。

 お昼には晴れ上がるとの予報だったものの、天気の回復は遅れ気味。しかも時々、細い雨が。でもこの状況、自転車で走るには好機。風も弱かったし。というわけで、お昼前に用を済ませながら、1時間半かけて16kmほど走りました。
 神経を含めて身体全体を使うし、特に足は確実に疲労します。

 帰宅後に血圧を測定すると、「平均」(同)は110mmHg。まぁ、こんなものでしょう。

 さて、自宅に届いたパナソニック製有機ELテレビ“TH-42LZ1000”。皆さんの予想通り、一人で開梱、設置しました。少なくともこの機種には取っ手等がないため、画面に力がかからないよう、かつ、直接皮膚が触れないよう、非常に気を使いました。
 慣れてない限り、やはり複数人で作業すべきでしょう。

 配線を終え、恐る恐る電源を投入すると、最低限の設定作業が自動的に進みます。冒頭で、家庭用か店頭用か尋ねられたのですが、モニタしか使ったことのないセンセイには、初めての体験。
 映像信号を出した第一印象は...ちょっと寝ぼけており、かつ、色温度が高い。

 頓死した“PVM-2541”のような頭抜けた正確さはないものの、やはり素性は良い。

 「寝ぼけ」はおそらく購入直後だけの問題。自宅のシステムはFHD(1920×1080)で4Kに対応していないため、テレビをシステムに「直結」するモードで固定。
 イメージ的には「ドットバイドット」です。
(実際には、ソース側の1ドットに対して4Kテレビの4ドットが対応)

 デフォルトの画面はド派手に設定されているので、「プロフェッショナル」モードを選んでから、画質を調整します。ノイズリダクションや補間など、画を再加工する機能はすべてOFFに。
 それでも最初は、あれこれ試してみたのです。

 でも通電してか30分くらいすると画面が安定してきて色温度も低下。実は、あまり調整しなくても良いことがわかりました。というか明らかに、画質を相当追い込んだ上で販売しています。
 この「痒いところに手が届く」品質管理は、たぶんトヨタ車に通じる感覚。

 業務用機器とは違う...というか、そもそも業務用モニタは一種の測定器。「観る」、つまり鑑賞するためのマシンではなく、問題点を洗い出すための機械。測定器だから、それ自体に調整すべき箇所なんてないのです。
 実際、選択できるのはほぼ、色温度だけ。

 (決して悪い意味ではなく)やはり民生用だなぁーと思いながら調整を続けます。ずっと使っていたソニーのブラウン管モデルもセミプロあるいはハイアマチュア向けだったので、それと同じようなもの。
 しかもレベルは相当高い。

 結局、明るさとピクチャーを調整した上で、ほぼRGBのゲイン(利得)および同カットオフ(低レベル時のゲイン)を微調整して調整を終えました。転倒防止のための対策を済ませてから撮影したのが写真。拡大写真(別ウィンドウ、1280×960、153KB))
 ...あれっ?

 お伝えしたように自宅書斎は机その他だけでなく、音響や機器の配置も考慮して設計しています。モニタは10畳の部屋の長い辺の中央に。音響的には短い辺の方が好ましいのですが、まぁ、仕方ない。
 机の前に向かい、右を向くとモニタに正対
(せいたい)

 中央のラックにテレビを載せて左右および前後の位置をmm単位で調整し、次に、ラックを棚に対して微調整したのですが、なぜか画面の位置が左右に数mmずれています。測定ミスだろうと考えて、何回かやってみたのですが変わらず。
 至った結論は、テレビスタンドの位置が中心から少しずれている。(実話)

 なぜそうなのかはわかりません。写真は、ラックごと調整した後に撮影しました。

 いろいろ述べましたが、さすがに業務用有機ELモニタには敵わない──画面サイズ(面積比)は1/3なのに、実売価格は4倍。つまり面積比は何と、12倍!! ──ものの、セミプロ用としては十分使えます。
 同時に、コストパフォーマンスも十分考えられています。

 梱包箱や製品をくるんでいたシート、そして緩衝用の発泡スチロールの品質は業務用とはことなり、実にバランス重視(これも批判しているわけではありません)。これが日本製品の特徴なんだろうなぁ...。
 個人的にはこれまで、パナソニックあるいは松下電器製品となかなかご縁がなかった(たとえばこちらこちら)のです。

 これを機に、ぜひ仲直りを...。


※例えば地上デジタル放送およびBS放送(現時点ではNHKのBSPのみFHD)はすべて1440×1080。それを視聴時に横方向へ4/3引き伸ばしています。FHDあるいは4Kへのアップスケーリング(/アップコンバート)の段階で、どうしても量子化ノイズが発生し、程度はともかく、ぼんやりとした画像になります。



9月22日(金) 追い風参考記録、かぁ... ──睡眠不足とストレスで血圧はほぼ夏休み前の状態に──

 今朝はふだんより1時間早起き。

 朝イチに親を整形外科へ連れて行くことになっているのです。いつも目覚めている時間なので、そんなに無理な要求ではないのですが、予定を意識し過ぎたためか昨晩は眠りが浅く、やや睡眠不足気味。
 枕元に時計を置いたのが悪かったかしら。

 それでも予定通りの時刻に実家へ。母親が通院することはわかっていたのですが、父親については不明。二人の時も一人の時もあるのです。居間の電灯が点いていたので母親だけかと思ったら、「おじいちゃんも」とのこと。
 それは別にかまわないのですが、問題が。

 父親は別な場所にある皮膚科へ行きたいそうなのです。しかも予約なし。お〜い、聞いていないぞぉー。

 今回は整形外科に合わせて行動を組んでいます。母親を降ろしてから皮膚科に向かうと、医院の玄関ドアが開くまで約40分あります。外に椅子のようなものはありません。幸か不幸か、拙宅はそのすぐ近く。
 この状況で、貴方/貴女だったらどうします?

 センセイが選択した行動は、おそらく皆さんのお考えと相違したのではないでしょうか。センセイは皮膚科の前に車を止めて父親を降ろし、そのまま自宅へ戻りました。雨が降っていたら別だったかもしれませんが。
 冷たいヤツ、と思われるかも。

 倖いなことに、センセイの父親はヨボヨボしながらも、それなりに歩くことができます。同時にプライドが非常に高い。そんな彼を「予約もせずに...」とか「まだ時間があるから...」と諭すと、話はあらぬ方向に発展しがち。
 ここはグッと我慢し、彼が望む行動を取らせる。

 「自分が、選択した」と意識してもらうことが大切。

 父親については実は、診療終了後について話し合っていません。これも同様に、ひとまず彼の考えを尊重することに。いざという事態に備え、(白状すると少しイライラながら)センセイは書斎で片付け。
 そこに母親から診療終了の電話が。

 この連絡は事前に打合せ済。ただし一部予定を変更して、皮膚科に寄って状況を確かめてから向かう旨を伝えます。

 皮膚科の隣にある薬局前を通ると、見慣れた後ろ姿が。父親がちょうど薬を頂き料金を支払うところです。感情は表に出さず、またわざと直接的には何も助ずに、彼が自分で車に乗るまで付き添います。
 もちろん見えない部分ではフォローしつつ、ですが。

 良く知る薬剤師の方が、ニコニコしていらっしゃいました。

 「(タイミング的に)ちょうど良かった」という満足げな父親を乗せて、整形外科前の薬局へ。1分もせずに母親が出てきたので二人を乗せ、スーパー経由で実家へ。お察しの通り、実家到着後も...。(以下、省略)
 ま、いいんですけど。

 このために退職したようなものなので。母親が育てた野菜をもらって帰宅し、少し遅い外出。結果的にいつもより少し多く歩いて帰宅。血圧を測定すると「平均」(「収縮期血圧」の3回移動平均の最低)は131mmHg。
 残念ながら基準をクリアできず。

 前回と同じ条件で描いた血圧変化のグラフが右。例によって、全体のグラフ(別ウィンドウ、1225×876)の方がも掲載します。

 実は今朝の「平均」(同)は117mmHgと、最近の平均より10mmHg程度高かったのです。もちろん睡眠不足つまり一種のストレスが最も影響しているのではないかと推測されます。
 ただし、おそらく原因は他にも。

 グラフを見ると7月下旬から9月上旬にかけて全体的に血圧が低く、特に最高血圧(とりわけ日中)が極端に低くなっています。

 実はこの期間は当地での酷暑とほぼ完全に一致。時々ポツンと血圧が上昇する日がありますが、これは例えば、やきもきしたお盆思慮不足の人に絡まれた日、あるいは業務用有機ELモニタが頓死した日。
 ...何だか、とてもわかりやすい。

 特異日を除くと今夏の血圧変化は、暑さ(およびストレス)と見事に関連しているように思われます。

 う〜ん残念ながら、この夏の凄まじいレコードの連続は、追い風参考記録だったのかも。

 トホホ。



9月21日(木) ほ、細長い... ──西村センセイ、生まれて初めて自分用のテレビを購入する──

 そんなはず...と思われるかもしれませんが、本当の話。

 センセイが自分で使用するテレビを購入するのは初めて。もちろん、これまでもテレビは購入していますが、それらはすべて家族あるいは実家用。ずっと貧乏生活を送っていたため、そもそもセンセイはずっとテレビを持っていなかった。
 (2回目の)学部学生の最後頃、知人からもらった壊れかけたものが最初。

 奨学金でちゃんとしたブラウン管式モニタ“KX-21HD1”(写真2枚目)を購入したのは院生時代の1985年。このモニタは新潟に戻ってからも使用し、2000年に“KX-32HV50”(写真1枚目)に交替。
 このマシンは2007年の新潟県中越沖地震で落下(2枚目の写真)し、かなり損傷。

 しかしそれにもかかわらず出張応急修理──深謝──を受けた後、ブラウン管交換という大手術を乗り越えたという強者(つわもの)。しかも受傷後、7年間の長きにわたりバリバリの現役でした。
 この間、2012年に金沢のアパートに業務用有機ELモニタを導入

 そのあまりに正確な画質に圧倒されたため2014年、“KX-32HV50”にお礼を言ってお別れを告げ、自作書斎にもマイナーチェンジモデルの“PVM-2541A”を導入しました。
 ただしお伝えしたように、こちらは書斎での使い方に合わなかったため、2017年に専門店に売却。トホホ。

 代わりに31.5インチのイイヤマ製液晶モニタを導入し、この春まで使っていました。確認になりますが、この間、チューナーのついたいわゆるテレビはまったく購入していないのです。
 この間、放送はすべてチューナーを内蔵したビデオデッキで観ていました。

 この春の退職と帰宅で環境が一変。要するに、不要なものを捨てるだけなのですが、個別にはいろいろな事情が。例えば書斎のモニタ用のスペース。(写真)
 実は、この場所にはアンテナからの放送信号線が来ていません。手元機器による集中コントロールを前提として拙宅を設計しているのです。

 “PVM-2541”の頓死(とんし)に伴い、後継機を調査。あくまでも一般論ですが、そもそも残された時間を考えると、これが最後のモニタ/テレビ購入かもしれない。少なくともちゃんとしたモデルを購入するのは最後になるはず。
 店頭でギンギラギンの画面をたくさん見ましたが、素性はやはり有機ELの方が良い。

 他方、書斎は退職によりやや性格が変わったものの、壁の一面をドカーンと巨大な液晶モニタが覆うような使い方ではない(ただし、加齢による視力低下に伴い一定のサイズは必要)。つまり導入すべきは、できるだけコンパクトな有機ELモニタ。
 調べてみたところ存在しないわけではないのですが、まだ実用段階ではない、というのがセンセイの判断。

 と、なると、残るはテレビのモニタとしての転用。製造上の理由で48インチモデルは多数存在しますが、最小の42インチモデルはソニー、パナソニックそしてシャープのみが販売。東芝のラインナップにはありません。
 製造販売しない理由はまず間違いなく、採算面。(要するに、売れない...)

 “PVM-2541(A)”のパネル(=画面)は国産の蒸着型でしたが、前述のモデルはすべて韓国LGエレクトロニクス製の印刷型。今は国際分業の時代、選択の余地はありません。センセイが選んだのはパナソニック製
 今日の午前中、佐川急便が届けてくださりました。

 それなりの大きさの梱包は覚悟していたのですが、男性のスタッフが1人で運んでくださった箱は大きいだけでなく、なぜか細長い(本体画面は通常の16:9)。ナシテ?!

 とにかく一人で2階に上げたのですが、開梱(かいこん)設置作業は必ず二人で行うべしとの指示。実際、細心の注意を必要とするのです。ただし家人は外出中。

 さて、どうしよう...。



9月20日(水) 少しは明るい展望も... ──トラブル続きのiPhone SE(第2世代)の、その後──

 基本的な機能に深刻な問題が発生したため、OSを再インストールしたiPhone SE(第2世代)の、その後を。

 お伝えしたように、OS再インストールでiPhone SE(2nd)の主要機能はほぼ回復。通話履歴など一部消失したデータはありましたが、それほど重要ではありません。ただし「ミュージック」ライブラリーが見えない件は別。
 いくら実際に使っていないとはいえ、精神的なダメージは大きい。

 後から調べたところ何と、ライブラリーは母艦であるMacBook Proからも消失していました。ひとまず(ほぼ)初期化して、バックアップデータをiPhoneにコピーしたつもりだったのですが、その内容がブランクデータだったらしい。
 「iPhoneを復元...」作業が予想外に短時間で終了したのはそのためでしょう。

 センセイの誤解あるいは誤操作の可能性が最も高いのですが、今となっては確認のしようがありません。音楽データは完全に失われましたが、お伝えしたようにセンセイは現在、iPhone SEをミュージックプレーヤーとして使用していません。
 その必要がないので。

 ただしこのページを書くために自分の文章を読み返していたら、BMW用──こちらも実際にはあまり聴かない──に、ライブラリーをほぼ完全にUSBメモリにコピーしていたことに気づきました。(トホホ)
 つまりライブラリーは存在し、復元できる可能性が高い。

 悲しいお話ばかりが続く中で、少しは明るい展望です。

 されど、ほぼ同時に発覚したバッテリーの不具合は、ちょっとややこしい。その後も突然のバッテリー切れが連続したため、iPhone SE(2nd)の実用性に疑問を持つように。

 お伝えしていなかったと思いますが、iPhone SEのバッテリーの持ちが悪くなったため、2月に金沢工大向かいの「アイビーリペア」で交換済。
 どうやらiPhone本体──ハード/ソフトは不明──か、交換したバッテリーに問題があるらしい。

 基本的な機能の問題に辟易(へきえき)としていたため前者かと考え、外出したついでにauのお店をアポなしで訪問したことも。ただし予約がかなり入っており、その日は相談は断念。
 ならばバッテリーの問題かと考えて、別な日に市内のiPhone修理店を訪れました。

 対応してくださった若い女性のスタッフは、バッテリー交換の場合はしばらく「不明な部品」と表示されますよ、と説明して了解を求めます。「これですよね」と、画面を見せます。
 「アイビーリペア」でも告知されていた事項なので。

 でも、ここから先の彼女の発言は、まったく予想外。「また、バッテリー残量表示が機能しなくなります」。

 ...し、知らなかった。

 正確な時期は知りませんが、どうやら最近、Appleが仕様を変更したようです。「アイビーリペア」でこの告知はありませんでしたし、交換後しばらく正常にバッテリー容量を表示していたのです。
 おそらく、OSのアップデートでこの機能が追加されたものと考えられます。

 良く考えてみると、その前のiPhone 5で発生したバッテリーの異常膨張(こちらこちら)は確認できません。それならばバッテリーに致命的な問題はなく、単に残量が正確に表示されないという問題なのかも。
 その後も、iPhone SE(2nd)の突然死は発生。

 写真はその時のバッテリーに関する「設定」画面。暑い中を歩いて15時過ぎに帰宅したのですが、歩数を確かめようとしたところ予想外の電力切れ。最下段の棒グラフが残量ですが、100%からあっという間に0%へ。
 棒グラフの右端は、帰宅後の充電状況。

 それによると充電率は40%くらいか。ただし横軸が粗いのではっきりとしたことは言えません。他方、最上部右端の表示は充電率78%と自信満々。でも中央部の表示は、おぉ、50%と、かなり相違が。
 ...どれを信用していいのかわかりません。

 しかし全体的な状況を考えると、やはり異常膨張や発火(!!)などが確認されない限り、表示機能だけがおかしいと考えるべきでしょう。対応策としては、異常に気をつけながら定期的に──というより、毎日──充電。
 倖い、リチウムイオンバッテリーはメモリー効果がないと考えられているので。

 その上で、何かバッテリー絡みの大きな問題が起きたら、今回訪れた市内のお店でバッテリーを交換。それでもダメなら買い替えるか、スマートフォンの使用を止める。

 何しろ、センセイは年金生活者なので。



9月19日(火) 夢の「モニタ2段重ね」は、敢えなく雲散霧消 ──代替のマシンを発注しました──

 話がやや不連続になってしまい、申し訳ありません。

 今日は書斎再配置の続き。本来は先週土曜日にお伝えするつもりだったのですが、同日の業務用有機ELモニタの頓死で段取りが狂ってしまいました。お伝えしたように再配置は、電源系→機器および配線→ソフト類→書籍という順で行われます。
 ただしその前提として、目的と理想像が必要。

 当たり前ですが、これまでは仕事が最優先。

 1枚目の写真は、先日のものの逆方向(≒このサイトのトップページ)を見ています。センセイが机(写真右側)に向かった時、手を伸ばしやすい左側の下部に辞書類を配置。上方に向かって、データサーバーの役割を果たすMacBook Proと電話およびFAX。
 さらにその上の段には、自分の著作など。

 三面に配置された書棚の取り出しやすい場所には、ジャンル別に専門書類。機器や机の関係で手を伸ばしにくい書棚(写真の左右上方)には、機器のマニュアル類や音源(オープンリールテープ)、そして雑多な物。
 最後に、CDなどのソフトは、背後
(写真左)にあるラック下部およびモニタを載せたAVラックの収納スペースに。

 しかしソフトの収納スペース不足が目立ってきたため、6年前にソフト専用のラックを3個購入し、一部の書籍を押しのける形で収納して凌いできました。
 ここに金沢(研究室およびアパート)から持ち帰った書籍とソフトが加わります。

 そこで研究室の書籍類については大鉈を振るい、大半を廃棄(こちらこちら)。研究室に置いていたソフトも選別後、同様に廃棄。残念ながら、ここで手違いが。
 この春の大学院講義で使用するはずの教材を誤って廃棄してしまったことが確認されました。トホホ。

 アパートには書籍をほとんど置かなかったので、対象はソフトだけ。ご紹介したようにこちらは、ほぼすべて不織布のケースに置き換えて、プラスチック製ケースは廃棄。
 この状態で先週後半、機器および配線に続き、ソフトをひとまず再配置してみました。

 在職中と違って、これからは仕事(?)と趣味はほぼ対等の関係。そこでまず、1枚目の写真の書棚から辞書類を撤去しました。英語については近年、電子的な対応がかなり可能に。
 独仏語やラテン語、ギリシア語はまだまだですが、これらはいつも使うというわけではありません。専門の事典類も同様。

 そこで辞書類の代わりに、最も良く聴くバッハなどを配置。同様に、機器2段の上もソフト類に。最上段にも一部ソフトを置いているのですが、これは一時的な配置。
 これらは概ね、もともと書斎に配置していたもの。

 問題は、金沢のアパートに置いていたソフト類。

 こちらは21年間の金沢在住時代に録音、録画したCD-RやDVD-R、そしてBD-Rが主。(他に若干のアナログビデオテープおよびかなりのデジタルビデオテープが存在)
 また、自宅にも同様のものがある程度存在し、モニタを載せたAVラック内に収めていました。

 右の写真は、それらを大雑把に分類し、背後のAVラックの下部に収めたもの。もちろんこの空きスペースを作るために、市販のソフトを上の写真に移動させています。
 実際に作業してみて、予想外だったことが。

 自宅の分も含めて不織布のケースに置き換えた結果、体積が劇的に減少。縮小しているためわかりにくいと思いますが、かなりの空きスペースが発生。
 モニタ下部のAVラックは内は空っぽです。

 話がややこしくて申し訳ありませんが、モニタ下部のAVラックは意図的に空にしました。実はこのラックの代わりに、新しいラックを導入しようと考えていたのです。
 市販品ではなく、木工店に頼んで上下に2台のモニタを配置できる特注のラックです。

 録画スタジオでは出演者が自分の映像状況を確認できるように、出演者の前に、低いラックにモニタを載せたものが配置(3枚目の写真)されています。この要領で、ラックの低い位置に故障した“PVM-2541”をやや斜め上方に傾けて配置。
 そしてその上に、目線の高さ──可能ならば、やや低い位置──に大型のモニタを、と考えていたのです。

 ...イメージしていただけたでしょうか。

 白状すると、引き受けていただけそうな木工店も数社当たりをつけていたのです。しかし、やや妄想気味なこの計画は、“PVM-2541”頓死に伴い「なかったこと」に。トホホ。残念ですが、もともと僅かの間の夢だろうなぁと考えていたのです。
 “PVM-2541”の寿命を考えて、です。

 “PVM-2541”昇天は極めて残念ですが、これで気持ちに区切りがつきました。モニタ下部のAVラックは引き続き使用することとし、その上に載せることができる、ある程度大きなモニタ(/相当品)を導入します。
 お察しの通り、すでに発注済。

 近日中に、その顛末をご報告できると思います。



9月18日(月:祝日) 嫌な予感... ──電源部交換後のG4 Cubeが今度は、毎晩、勝手に起動するように──

 傷心のセンセイ、実はまだまだ心配事が。

 先週、書斎のAV機器を再配置した際、オーディオテクニカ製のデジタル・オーディオ信号変換器(同軸/光)に故障が確認されました。30年以上前、新潟市にいた時に購入したもの。比較的単純な設計と構造。
 10年くらい前に故障したのですが、構造が比較的簡単で原因が判明したため、自分で修理して使ってきました。

 FM専用チューナーからのデジタル信号を、録音機としてのMac miniに接続するために必須の機器。先週まで問題なく動作していたのです。先月末にはスティーブ・ライヒを録音したし。でもまるで、再配置というこの機会を捉えて「自分のお役目は...」と告げるかのように、永眠。
 再配置と点検を終えてCDを聴いていたら、時々ノイズが。

 明らかに同軸接続のデジタル信号系のトラブルです。最も怪しいのは介在させている入力セレクター。30年以上前に購入したパッシブ式のAVセレクターです。その映像信号用の回路をデジタル信号用に転用して使用。
 パッシブ、つまりメカニカル(機械)式なので、どうしても接触不良が起きやすい。またケーブルの長さが長くなり、信号反射の問題も起きやすい。

 というわけでセレクターを排除し、接続を簡潔にしました。この変更により、関係するトラブルは起きていません。やれやれ...と油断した際に発生したのが業務用有機ELモニタの頓死。ダメージから回復していないのですが、いつまでもモニタなしというわけにはいきません。
 気を取り直して現在、後継機種を選定中です。

 でも実は、さらに気がかりなことが。書斎でずっと使用していた“PowerMac G4 Cube”です。これまでほぼまったく問題なく安定した稼働していたのです。
 ところが、まるでセンセイの帰宅に合わせるかのように、電源が突然落ちるように。

 騙しだまし使っていたのですが、明らかにおかしいので、予備の電源ユニット──単体で購入したものを含めて4台確保──と交換しました。
 “G4 Cube”は2000年以降、つまり23年の長きにわたり、ずっとセンセイのメインマシン。(実話)

 “G4 Cube”本体については、自分で購入した2台と、有人から無償で譲り受けた1台を使用してきました。ただし、この春に深刻なトラブルが発生した1台は廃棄済。
 残りの2台も、いつまで動いてくれるんだろう...。

 同じような使い方をされていたK先生も、この春に頂戴した年賀状の中で、“G4 Cube”使用できなくなったため廃棄せざるを得なかったと記されていました。
 製造後4半世紀近く経過しているのですから、当然なのです。

 で、電源ユニット交換後の“G4 Cube”。もちろんちゃんと動作しており、今のところ不安定な感じはありません。問題は、電源を落とした後。写真は昨晩撮影したものですが、このサイトを終えて隣のモニタで録画番組を視聴してたら“G4 Cube”の起動音が。
 音だけでなく、写真のように実際に起動しています。

 しかも実は昨晩だけでなく、何回も繰り返し発生しています。時間帯としては22時(昨晩)〜22時半ころ。一晩で2回起動したこともあります。なお、以前から就寝時にはシステム電源を物理的に落としているので就寝後の真夜中、勝手に起動するようなことはありません。
 う〜ん、いよいよお別れが迫っていることを知らせているんだろうか。

 心配事は、まだまだ続きます。

 つい先日報道で知ったのですが、2018年のOPPO Digital社の新製品開発終了──つまりこの分野からの撤退──に伴い、メンテナンス業務を請け負っていたエミライ社が、部品の枯渇を理由に修理の受付を終了したと発表しました。
 客観的には、止むをえないこと。

 OPPO社の製品はかつてのソニー製品の良さに通じるものがあり、センセイは4台も購入したのですが、品質よりもセンセイの使用環境の問題で、3台(“Sonica DAC”/“BDP-105D JPL”/“UDP-205”)はすでに売却済。
 残るは最初に購入した“BDP-105D JPL”(写真右側最下段)のみ。

 何か致命的な不具合があるわけではない──ただし操作系のバグが存在する──し、アキュフェーズには敵(かな)わないものの、音質も悪くない。何しろ、発売当時は絶賛されたほどですから。
 それに、現在のセンセイのシステムでSACDディスクを再生できるのは本機だけ。

 だから、すぐに本機をどうこうするつもりはないのですが、やはり修理できなくなったのは痛い。

 おそらく現役引退に伴い、これまでの物や事柄そして関係性を整理しなさいよ、と諭(さと)されているのでしょう。



9月17日(日) こんな駅舎だったっけ? ──西村センセイ、半世紀弱ぶりに高田市街地を訪れる──

 傷心の西村センセイ。

 それを癒すために...というわけではなく、もともと今日は電車で外出することにしていました。理由は簡単で先日同様、家人が2日間有効の県内フリーパスを購入したため。本当は県北を訪れようかと考えていたのです。
 そこに、昨日の大ダメージ。

 パスを使わなければならないわけでもないので、市外への外出は止めようかと考えたのです。でもここで発想を変換。電車に「乗る」のではなく、「乗って」どこかを訪れる。
 久しく訪れていない場所...そうだ、県西部の旧高田市(上越市高田地区)だ。

 学部学生のころは割と訪れた──野暮な質問はしないように──のですが、その後はすっかりご無沙汰。高田を時々訪れても、大学の学生募集だったり保護者会だったりと、すべて仕事関連。
 高田は城下町。その旧市街地には入っていません。

 高田駅そのものは北陸新幹線との乗換駅「上越妙高」に近いので、「えちごトキめき鉄道」移管後も、下車することはなかったものの、割とよく通過しています。
 列車内から見る限り、JR時代との違いは自動改札機が撤去されたことくらい...。

 お昼前に電車に1時間ほど乗り、高田駅へ。係員にパスをチラッと見せて有人改札を通過したのですが...駅の様子が、記憶とかなり違う。
 何より、無味乾燥だった駅舎が、とても広く有機的に感じられます。

 駅舎を出て、ロータリーの中心部付近から撮影したのが写真。お城の石垣を模したような急勾配の屋根(?)と櫓があるかと思えば、正面側の窓は西洋風。高田駅って、こんな駅舎だったっけなぁ...。
 帰りの時刻があるので、それ以上は深追いせずに旧市街地へ。

 ちゃんと訪れるのは、たぶん45年ぶり。

 駅前の長崎屋は複合ビルに(これは知っていた)。また新しいビジネスホテルがいくつか。識っているようで、知らない街。でも、そんなセンセイの戸惑いを無視するかのように足は、ほぼ勝手に(!!)前へ進みます。
 トホホ。

 半世紀弱ぶりに旧市街地を歩いて、本当にいろいろ考えさせられました。たぶん細切れになると思いますが、今後順次お伝えしたいと思います。高田駅に戻り、改札を通過。向かい側の下りホームへ向かうべく、右(=北)へ曲がると...あれっ?
 ホーム北側の跨線橋──鉄道用語では「陸橋
(りくばし)」──がない。

 一瞬、何が起きたのかわかりませんでした。慌てて周囲を再確認。ホーム中程に跨線橋が新設され、旧橋が撤去されたことを理解してUターン。若いトキ鉄職員が不審そうな目でこちらを見ています。
 そりゃ、そうでしょう。

 帰宅後に確かめていると、写真のお城(?)は駅舎前に新設された構造物。駅舎そのものはほぼ昔のまま(こちらの下部)のようです。つまり、その程度のことまで気がつかないほど、あまりの長きにわたり、ご無沙汰していたということ。
 ...昭和は遠くなりにけり。

 う〜ん。

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