2010年7月10日更新(2010年7月18日ページ移動。2014年5月25日写真削除)
■7月10日(土) 商売繁盛はめでたいけれど、いくら何でも、これはちょっと...
週末なのでセンセイは新潟の自宅に戻っていますが、今日の話は金沢を離れる前の晩のこと。
いつものようにスーパーで総菜を仕入れてアパートに戻ろうとすると......車と電柱に挟まれて、自転車が通り抜けられない。ご覧のように自動車が歩道を塞いでいて、通れなくなっているのです。
もちろん違法駐車です。でも、もし運転手の言い分を聞くことができるとしてら、「駐車の指示に従っただけ」と答えるかも。
だって、お店の人が描いたのでしょう、地面には敷地一杯に駐車のための線が引かれています。それに従って車を止めているだけなのです。ただし、公共のスペースを塞いで、ですが。
実は左手にあるホルモン焼きの店の前には、駐車スペースがほとんどありません。
近くの有料駐車場を借りる費用を省くためでしょうか、お店の周囲全体をこのように駐車場として使っているんですね。お店の人にしてみれば、たぶん、「自分の敷地に線を引いているだけ」。確かに、歩道に線を引いているわけではありません。
U字溝の蓋が敷地内かどうかはわかりませんが。商売繁盛はめでたいことですが、いくら何でも、これはひどいんじゃないだろうか。前の、焼肉屋の時にはこんなこと、なかったんだけどなぁ。
■7月9日(金) 新厚生棟と8号館の間には、入口とスロープ(?)が設けられるらしい
結果的に、昨日の続きのような格好になってしまいましたが、悪しからず。
新築中の新厚生棟、建設現場の前を通ると、日に日に工事が進んでいることがわかります。今日初めて気づいたことがいくつかあって、その一つがエスカレーター。
センセイの研究室がある1号館側、建物の中央部分に見ることができます。2階には書籍やサービスコーナーが入るとのことなので、お客をスムースに誘導しようということなのでしょうか。
昨日はお伝え損ねてしまいましたが、この2階には、1階とはちょっと違う「レストラン」が入るそうです。
“Platz”の味がそこに引き継がれると嬉しいんだけどなぁー......と考えて歩いていると、あれ?!先日お伝えした8号館(講義棟)前工事現場の様子がかなり変わっています。舗道を掘り返すなど、工事が進んでいるのですが、それだけではありません。
いつの間にか新厚生棟との間、写真中央奥に見慣れないエントランス(?)が出現しています。
さらにその前では、月曜日とは違う工事が進行中。どう考えてもスロープか階段を建設中のようです。考えてみれば当たり前なのですが、講義棟に隣接し、大学本館からも近い厚生棟の新築ですから、人々のできるだけスムースな動線を考えて設計されているんでしょうね。
でも、こういう工夫って、公開されている完成予想図なんかからだと、なかなかわからないんですよね。完成した新厚生棟の、こういう秘められた謎を探してみるのも、楽しみです。
■7月8日(木) 学食“Platz”の味はどうなってしまうんだろう... ──新厚生棟は9月11日(土)から供用開始──
廊下を歩いていると、壁に見慣れないものが......。
学友会が発行する新聞『広報』が拡大されて掲出されています。4号とのこと。8年以上金沢工大にいますが、こういう形で見るのは初めてのような気がします。
ご覧のように学友会の活動や新メンバーが紹介されているのですが、もちろん(食い気のことしか頭にない)センセイの目は、真ん中の新厚生棟の記事へ。
学友会メンバーが施設部長にインタビューしたんだそうで、新築に至る経緯や新厚生棟の構成、既存の施設との関係などが紹介されています。
それによると供用開始は9月11日(土)とのこと。う〜ん、センセイらは東京都内でかなり大きな学会を開いているので、オープン初日の様子を見ることはできません。
残念。ちょっとショックなことがあって、それは既存の学食の廃止。
もちろん新しい食堂を建設したのですから当然なのですが、予想外だったのは、学内3カ所の食堂をすべて廃止すること。
初めて知りました。学食は大きく2カ所に分散しているのですが、そのうちの1カ所は少し離れた別な建物に入っているし、比較的最近改装されているので、こちらはそのまま使用されると思い込んでいたのです。
センセイの密かなお気に入り“Platz”は、何度かお伝えしているように味がずいぶん違います。ここの味が引き継がれなくなるとしたら、ちょっと寂しい。
というわけで今日は予定を変更して、“Platz”でお昼を食べた西村センセイなのです。
■7月7日(水) いやぁー、センセイよりずっと上手ですよ ──七夕の星に願いを──
数日前から、校舎を出たばかりのところで、写真の七夕飾りが見られるようになりました。
短冊には「日本語がぺらぺらになりますように」とか「素敵な人に会えますように みんなが健康でありますように」(いずれも仮名遣いを含めて原文のママ)などと書かれています。
お察しのように、留学生が書いたものです。留学といっても、彼ら彼女らはずっと滞在しているのではなく、来日してからわずか2ヶ月くらいのはず。
それなのに、とても難しいであろう漢字もしっかりと使いこなしています。実は留学生の使う部屋はセンセイの研究室のすぐ近く。
先日、その部屋の前で数人が面接試験の練習をしていたのですが、その日本語はセンセイの外国語よりずっと上手。
たいしたものだ。とても面白い、文系のノリを持ったクラスの講義を終えて、学生の反応を読んでいると、「今日は七夕ですね! 先生は何をお願いしましたか?」とか「先生の七夕のお願いが気になる処」などという記述。
七夕は今日だったんですね。白状すると、最初に思いついたのは「とにかくゆっくり休みたい。ゴロゴロしていたい!!」。でも家族持ちであり、先生でもあるセンセイはすぐに思い直します。
「家族や学生諸君、そして皆が元気でありますように」。家族や仕事を持った中年のオジさんは大変なのです。2ヶ月以上もメールの返事をお待ちの皆様、明日の朝には何とか......。
■7月6日(火) 学生に真面目に答えていたら、センセイ自身もすっかりその気に...
講義を終えて、受講生諸君の反応を書いてもらったカードを読んでいると、「おすすめのラーメンは[?]」という質問。
公序良俗に反しない限り「何でも書いて良い」と約束した自由記述欄なので、真面目に考え始めた西村センセイ、いつの間にか「自宅のある柏崎市なら『うれっ子』、大学の近くなら『岩本屋』か『ラーメン 一鶴(いっかく)』でしょうか」。
勝手に動き始めた指先はさらに、「何だか食べたくなってきました」。これはもう、行くしかない。
というわけで、2ヶ月ぶりくらいで岩本屋へ行ってみました。ちょうど近くへ行く用もあったのです。
でも白状すると、お店に到着した時点でまだ、何を食べるのか決めていません。幸いにも岩本屋は食券式で、食券販売機の前に並んだ工大の学生が、ああだ、こうだと言いながら品定め中です。
その間に、食券販売機のメニューを読み直します。目に入ってきたのは「つけめん」。岩本屋も扱っていたんですね。もちろんボタンを押します。
席に座り、食券を差し出すと、主力商品のラーメンと同じように麺の茹で具合その他を尋ねられます。
初めてなので、すべておまかせ。たまたま調理する方の目の前に座ったので、調理作業の一部始終が丸見えです。
麺やスープが特別なんだろうと期待すると、どう見てもその作業過程には、ほとんど違いがないのです。ほぼ唯一の差は、茹で上がった麺を大量の水道水で丁寧に冷やすことだけ。
スープも、濃さなどは異なるんでしょうけど、同じ容器からタレを取り出しています。見習い中の女性が元気に届けてくれた写真のセット。麺には挽いたゴマが薄くかかっています。右上の巨大な醤油差しみたいな物体の中には「二代目つけ蔵 TSUKEZO」の「スープ割り」に相当するもの(らしい)。
濃い場合に薄めるようです。合掌してからまずスープを頂戴したのですが、つけ蔵と違って酸味はほとんどなく、また流行りの魚介系ではありません。葱は多く、またかなり油っぽく、そして何よりずいぶん濃い味。
でも実は、このお店のラーメンのスープそのもの。(濃さは異なります)安易に売れ筋の流行を追う──その反面、このやり方は自分自身を見失いやすい──のではなく、たとえ、仮に不器用であったとしても自分に相応しいあり方を求め続ける、そんな感じ。
もちろんこの場合、一歩誤れば自己満足に終始してしまう可能性があるのですが。また来るかどうか、そしてその時にこの「つけめん」を再び注文するかどうかは別ですが、センセイはこの「つけめん」で、岩本屋さんをずいぶん見直したのです。
味をどう解釈するかはとても微妙なのですが、絶対に挑戦してみるだけの価値はあります。だって、美味しいんですから。
■7月5日(月) 8号館前の空間が立入禁止になってしまった ──新厚生棟の工事は順調に進行中──
今日は見たままのお話を手短に。
午前中の授業を終えると、ちょっと外へ出ました。急ぎの所用があったのです。
構内の道路を渡ろうとして、いつもとちょっと違うことに気づきました。8号館講義棟の前、かつて駐輪場だったところが立入禁止になっていたのです。
一部ではブロックが掘り返されています。(写真左側)何故だろうとその先を目で追うと、隣接地で建築中の新厚生棟の外側がかなり出来上がっています。
いつの間にかフェンスはおろか、工事用の足場まで撤去されていました。建物だけでなく、既存の建物とあわせて、その周囲まで整備する段階に入っているんですね。
ざっと眺めた感じでは、外観はほとんど完成しているような印象を受けます。もちろん内部の工事も進んでいるのでしょう。あまり遠くない時期に仮オープン──上層階内部の工事はまだ続く──できるようです。
こうやって形がはっきりしてくると、ますます完成と供用開始が楽しみになってきます。
■7月4日(日) イヤな客だったんだろうなぁ ──西村センセイ、初めて液晶テレビを買う──
西村センセイ、初めて液晶テレビを買いました。
センセイ個人は、自宅書斎にハイビジョン(D3)対応のカラーモニタを置いているし、金沢のアパートにはナナオ製の、フルHD規格液晶モニター(Mac miniのモニター兼用)を置いています。
でもセンセイの自宅や実家には、まだ地デジ対応のテレビがなく、それらが耐用限界を迎えていることもあって、この際、同一機種で置き換えることにしたのです。条件は32型のフルHD。いずれも和室居間(写真は自宅で使用してきた20型)に置くので、あまり大きなものは必要ありません。(大画面にはすぐに慣れますが。)
でも、ある程度画質にはこだわりたい。32型以下の機種は現在、ほとんどがワイドXGAパネル(1366×768ピクセル)で、フルHD(1920×1080ピクセル)のモデルは、ごく少数。
地上デジタル放送などは、送り出しそのものがフルHDではないので差があまりわかりませんが、質の良い衛星放送だとかなり違いが出ます。そうなると候補は、ソニーのEX700と東芝のRX1に限定されてきます。いずれもこの春販売を開始した新製品。
店頭で実物を見比べたのですが、光源にLEDを使ったソニーは色温度が高く肌色が不健康な感じ。
画面全体は白っぽい(補正は可能のはず)し、画質補正回路──こちらもOFFにできるはず──が良くないので正直なところ、画像が汚い。これまで自分で購入する時はずっとソニー製にしてきたのですが、今回は諦めます。
自分では確認していませんが、この機種から、電源投入時にソニーのロゴを表示するだけでなく、音楽も鳴るらしいし。東芝のRX1は色相がやや緑方向に回転してるものの、とても素直な画質です。それにこのテレビ、夏に出る新製品までのつなぎの機種のようで、価格がどんどん下がっているのです。
実倍価格があまり下がらないソニーはこの点でも不利。通販価格──どのモデルも最低価格は驚くほど安い──も調べた上で、自宅近くのジョーシンへ。店頭での販売価格は、5年間の保証が付いて11万円くらい。
「応談可」とのことだったので、顔見知りの店員にジョーシンのWebと同条件なら3台まとめて購入すると伝えると、少し調べた後、渋い顔でOKとのこと。
ジョーシンのWeb上だと、そもそもかなり安い上に、ポイントが20%もついてくるのです。つまりさらに実質2割引。値引きはすでに、他社とではなく同一会社内、別部門間での競争になってしまっています(厳密に言うと、北陸地方のジョーシンは別会社)。それに加えて、エコポイントが12,000円分還元されるのですが......。
これでいいんだろうか。センセイ個人としてはもうこれで十分だったのですが、店頭でのサービスも同等にしてもらえるとのこと。つまり約5,000円分の5年保証をつけ、配達はもちろん、設置や、意外に時間がかかる初期設定まで無料。
悪気はなかったんだけど、お店の人にとってセンセイは、イヤな客だったんだろうなぁー。というわけで今日、自宅と実家(2台)にテレビが配送されてきました。準備は整えておいたので、自宅の分はすぐに作業完了。
期待通りの素直な画質──デフォルトのシャープネスは0だった──ですが、設置時は派手な画質に設定してあったので、明るさを落とします。さらに、設定画面のちょっと深い階層に、オーバースキャン(デフォルト状態)の設定があるので、ドット・バイ・ドットに切り替えます。
画面によっては周囲に黒い部分が出ますが、画質は向上します。実家にも同じ頃に届いたそうなので、自宅での作業終了後に車で移動し、実家の2台を設定します。
自宅でも気づいたのですが、接続されているDVDレコーダーなどを自動で検出──アナログ機器は接続の有無をどうやって確認しているんだろう──して、未接続の端子からの入力は選択できません。
またHDMI接続の機器はテレビから基本的な操作が可能。これでリモコンさえわかりやすく使いやすかったら、満点をつけるんだけどなぁ。
液晶なのでやはり文字のスクロールやパンニングのような画面は苦手ですが、倍速でスキャンしているので、アパートにあるナナオのモニタよりきれいです。
ブラウン管式のモニタと違って、どうしても画が平面的で、奥深さは苦手ですが、今さらブラウン管式のハイビジョンテレビは手に入らないので、ここは割り切ることにします。