2018年11月3日更新(2018年11月11日ページ移動)

──2018年10月第5週〜11月第1週のニュース──

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11月3日(土:祝日) そこに何が存在したのか、更地になると分からなくなる... ──小中学校の同級会に参加しました──

 まず、お詫びを。

 頂戴したメールへのお返事が遅れております。行事日程を確認の後、週明けまでにはお返事いたしますので、もう少々お待ちください。このところ本務および、以下のような私的な仕事(?)が立て込んでいるためです。
 今晩は、小中学校の同級会が開かれました。

 関係者に確かめたところ卒業したのは70名弱。今回は30名弱が参加しました。つまり参加率は40%くらい。会は盛り上がります。当たり前ですが、参加者は同年齢。つまり60〜61歳。皆が昨年度のうちに還暦。
 会社勤めだった者の多くは、センセイを含めて定年を迎えています。

 彼ら彼女らの大半はもう数年、再雇用という立場。しかし同時に、高齢の(義)父母を抱え、しかも子供たちとの関係も難しいという微妙な立場。
 でもそれらを受け入れた上で、今晩は皆といろいろな話をすることができました。

 高校卒業後の成年期はそれぞれの地で働いていても、還暦を迎えた現在では、それぞれの立ち位置で自らのルーツとこれから為すべきことを探っています。
 写真は今夕、会場への移動途中、iPhoneで撮影したもの。

 以前お伝えした廃業したホテルの、公費による解体現場

 実はこの場所は昨日、実家からの戻る途中に通りかかったのです。でもその時は、現場は工事用のフェンスで覆われていました。でも今夕はその大半は撤去済。
 暗くてよく分かりませんが、写真の中央には重機。敷地はほぼ更地になっています。

 以前から不思議に感じていたのですが、傷んだ家屋だとか廃墟には強い哀愁を覚えます。都市部だけでなく、田舎では廃屋が多い。でも、ひとたびそれが更地になると、事態は一変。
 偉そうなことを言っていても、かつてそこに何が存在したのかを思い出すことができない。

 残念ながら、センセイらの同級会も同じなのかもしれません。



11月2日(金) 西村センセイ、カメラマンになる ──研究倫理に関するシンポジウムに参加しました──

 昨晩──というより本日未明──タイマーをセットして就寝したのですが、幸いにも今朝は、それに頼らず起床することができました。

 西村センセイは基本的に、目覚まし時計を使いません。セットしたのは数年ぶりなんじゃないだろうか。今朝だって、そんなに早い時刻ではないのです。窓の外は明るく、小学生の登校が始まる時間。珍しく夜更かししたのですが、それなりの理由が。
 昨晩、金沢市内で母校(センセイにとっては母校の一つ)のプチ同窓会が開かれたのです。

 年齢は20歳代半ばから60歳代まで。センセイは僅かの差で、最年長ではありませんでした。たとえ在学期間が重なっていなかったとしても、共通の話題で盛り上がることができるのがICUの凄いところ。
 建学の理念が、そこに集った人々を導いています。

 センセイを含めてみんな、お酒は控えめだったにもかかわらず、夜遅くまで熱く、ホントに深く語り合います。こんな機会は滅多にありません。残念ながら、しかし、その代償も。アパートに戻り、飲み直してから授業のページを含めてこのサイトを更新しました。
 正確に言うと、日付が替わってからのアップロード。

 だから今朝は睡眠、そして休息不足でもセンセイは、午前の北陸新幹線に乗らなければならない。都内で開催される国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が主催のシンポジウムに参加するのです。その内容は研究倫理教育。
 つまり先日の博多での内容そのもの。

 実はこの春、JSTから大学に対して、シンポジウム開催に協力して欲しい旨の要請がありました。もちろん世のため、人のためですから、快くお引き受けします。
 ただし派遣する講演者については、老い先短いセンセイではなく、これからが期待される若手に引き受けていただきました。

 で、センセイはというと、その記録係。(実話)

 個人あるいは私人としてではなく、組織として関与しているため、金沢工大側としてもその記録を残しておく必要があるのです。正午に会場到着。
 写真の腕章を受け取ります。

 参加者には撮影や録音を控えるようにお願いしており、腕章を付けた関係者のみが写真を撮影できるのです。要するに、今日のセンセイはカメラマン。
 早くから参加者が入場を待っています。

 事前予約は満席。参加者の関心の高さがひしひしと伝わってきます。予定時刻より早めに開場。お客さんが良い席を求めて入場します。
 ふと、センセイに話しかけている人に気づきました。

 最初の方は、座席指定に関しての質問。全席自由席であるとお答えします。続いて、「大学に戻ってから報告しないといけないのですが、今日の参加者は何名...」。彼が語っていることの意味を十全には理解できませんでした。
 会場の定員は知っていたので、ひとまず「400名です」...。

 遅ればせながら、ここで気づいたことが。センセイはJSTの腕章を付けています。質問された方はセンセイを主催者側の一人だと思っていらっしゃるんですね。頭を切り換えて、入場された方に空席を案内します。
 う〜ん、西村センセイ、今日はまるでJSTの職員...。

 それはともかく、いよいよシンポジウム開始。若手の先生はセンセイの期待以上の冴えを見せてくださりました。さすがだ。

 やはりその意味でも、センセイの引退の時期は近い。



11月1日(木) 続くかどうかはわからないけど... ──ホットもっとの「数量限定 チャーハン」が復活しました!! ──

 「五叉路 泊店」で何も食べられなかったので(?)、最近の、食べ物の話題を。

 このところあまりに忙しすぎて、お弁当を買うことすら難しくなってしまっています。それでも「ほっかほっか亭」は平均すると2週間に1回くらいは行くのですが、大学を挟んで反対側にある「ほっともっと」には、ぱったりと行かなくなりました。
 夏休み明け以降、一度も足を運んでいなかったんじゃないだろうか。

 先日たまたま、お昼前後に続く講義の関係──両教室の位置の問題──でほっかほっか亭へ行くことにしました。久しぶりの店内はデコレーションが変わっています。
 店内、レジ近くにあったポスターに目が止まりました。

 「数量限定 チャーハン」(390円)。

 かつて店の奥にぽつんと掲示されていたのですが、いつの間にか消滅してしまった商品です。注文を受けてから作るので、効率が良くないんだろうと思います。
 特にお客が多い時は問題になるはず。

 それがなぜか復活していたのです。定番のお弁当を買うつもりだったのですが、これも運命。チャーハンをお願いしました。厨房から炒める音が聞こえてきます。
 久しぶりに頂くチャーハン。

 前回はカラッとした出来上がりだったのですが、今回は割と水っぽい。香辛料は逆に弱め。なかなか味が一定していません。ちなみに、漬け物も替わっていますね。
 でも、なぜ「ほっともっと」へ行かなくなったんだろう。

 いろいろ考えたのですが、このチャーハンの存在およびその復活劇に似て、販売戦略がちょっと不安定だとセンセイが感じているからなのかもしれない。

 なお、提供される商品の内容に何か大きな問題があるわけではありませんので、誤解なきよう。



10月31日(水) どうやら、ひとまず縁を切ったらしい... ──「五叉路 泊店」前を初めて訪れました──

 ある意味、昨日の続きです。正確には「切符の続き」ですが。

 昨日お伝えした第三セクターの乗車券、えちごトキめき鉄道については能生(のう)駅で、あいの風とやま鉄道とIR石川鉄道の分は、富山県と新潟県の県境に近い朝日町の泊駅でそれぞれ購入しました。
 以前お伝えしましたが、泊駅はテレビドラマ「終着駅 トワイライトエクスプレスの恋」のロケ地の一つ。

 センセイが金沢との往復で利用する経路で、一番近いあいの風とやま鉄道の有人駅が泊駅。ただしそれでも幹線道路からかなり離れた場所を走っています。
 だから自動車で同駅を訪れたのは、これが3回目くらいじゃないかと思います。

 せっかくの機会なので、泊の中心部を走ってみることにしました。確かめたい場所があったのです。それが写真の「五叉路 泊店」。何度かお伝えした「よか楼 宇奈月」はかつて「うなづき 五叉路」と称していました。
 ここが本店で、その支店だったのです。

 この他にも黒部や入善など、この地区に何店か支店を展開している(/いた)らしい。訪れた時は夕方だったので、お店は休憩中でした。ちょっとあちこち傷んでいるような気もしますが、電光掲示板は作動中。
 「よか楼 宇奈月」の厨房で働いている人は変わっていません。どうやら両店、ひとまず縁を切ったようです...。

 地元の方の評判は悪くないようなので、機会があったら利用しようかと思っています。

 で、「五叉路」で検索すると、ヒットするのは最近オープンした「朝日町 五叉路クロスファイブ」。「五叉路 泊店」に隣接する、複合施設です。
 建物には商工会や社会福祉協議会、自治振興会、農産物の直売所などが入っています。

 見方を変えると、そのような施設を造らざるを得ないということ。ピンと来ないかもしれませんが、この地域は衰退が激しく、旧市街地中心部はシャッター街と化し、時々歩く老女を見かけるだけ。都会からだと見えない地方の衰退。
 ここは富山県内の最外周部なので、それがさらに際立っているんだろうと思います。



10月30日(火) 残念ながら、ボケは続く... ──在来第三セクター線を乗り継いで金沢へ移動しました──

 ちょっとだけお伝えしたようにセンセイは今週末、都内で開かれる会合に参加します。

 会の終了後は新幹線で新潟の自宅へ戻り、続く連休には車を使用します。つまり自動車を自宅に残しておく必要があります。というわけで今日は、電車で金沢へ移動しました。ただし西村センセイ、鉄道に関しては相当なへそ曲がりらしい。
 特に、新幹線をあまり好まない。

 今回の博多行きのように遠距離を走行する時は必ずしもそうではないのですが、自宅─金沢間を移動する際には、何だか都落ちしたような気分になります。在来特急の時は絶対、こんなことはなかったのに。
 そこで今日は、始発列車に乗って在来第三セクター線を乗り継ぐことにしました。

 必要なのは乗車券。車内で現金精算しても良いのですが、鉄道ファン的には邪道。問題は、富山石川両県内の乗車券をどうやって確保するか。

 そこで金沢駅を訪れた際に、IRいしかわ鉄道の窓口を訪れました。新潟県内最西端「市振(いちぶり)」駅から、富山県の「あいの風とやま鉄道」と石川県内の乗車券を購入するためです。
 でも、窓口の女性の説明内容が良く分からない......。

 彼女に問題があるのではありません。何と、金沢を発って富山経由で新潟地区(市振)へ至る乗車券は発券可能。ただし逆方向は不可(!!)とのこと。
 理由は不明です。

 しかたないので、移動の際に新潟県内(左上)と富山石川県内(右下)の乗車券を、有人駅で購入しました。比較するとわかりますが、とてもよく似ています。同じシステムを使用しているんでしょうね。
 JRとの接続を考えると、JR側との最低限の互換性も確保しているはず。

 いつもより早く起きると、外は冬を予感させる荒れた天気。家人は車を運転できないので、横殴りの風雨の中、びしょ濡れになって柏崎駅まで歩きます。
 始発列車は、高校や企業が集中する上越市に近づくと混雑してきました。

 センセイは直江津駅で下車したのですが、この先、高田駅に高校が集中しているので、生徒がどっと乗り込んできます。センセイはその流れに取り残されたような格好で、乗り換えのホームに立ちます。
 乗車するのは、2年前に初めて乗車したトキ鉄ET122型K7編成

 その時はガラガラだったのですが、発車間際になるとそれなりの乗車率。この先にある海洋高校の生徒が主。だから最寄り能生駅で大半が下車してしまいました。おかげで、運転士の姿がよく見えます。
 2年前はJRの先輩運転手から指導を受ける立場。

 でも今日の運転ぶりは見事なもの。終点泊駅での、あいの風とやま鉄道乗務員とのやりとりも一人前でした。不安定な天気の中、2両編成の521系は富山県内を快走します。

 編成が短いので、魚津、富山、高岡など主要駅に近づくと車内が混み合います。富山で空くかと思ったら、下車した以上のお客さんが乗り込んできました。
 相対的に目立つのは老人。やはり地域に根ざしているんですね。

 高岡駅の西隣、そして「西高岡」駅の東側──ちょっとややこしい──には写真の「高岡やぶなみ」駅が開業していました。周囲は新興住宅地。
 富山最西端の石動
(いするぎ)駅到着。老人客を含めた多くの方が下車します。

 その時はバタバタしていて気づかなかったのですが、発車後、車内アナウンスで乗務員が石動駅で交替したことを知りました。ここからはIRいしかわ鉄道の社員が担当。
 特徴的だったのが車内アナウンス。

 富山県内は基本的に英語を含めた自動アナウンス。到着番線と乗り換え列車のみ、車掌が案内していました。でもIRいしかわ鉄道管内では装置をオフにしたようで、最低限の英語での案内を含めて、すべて車掌が肉声で行っています。
 ただしなぜか、津幡と金沢での英語アナウンスはなかったのですが。

 列車は予定通りに到着。いろいろ考えながらバスに乗り、無事アパートに到着...あれっ?!

 金沢を発つ前に洗面所に設置してある除湿器のタイマーをセットしたのです。そちらはもちろん正常に動作し、シャットオフしていたのですが、洗面所の電灯が灯ったまま。出発前に意識して確認したのですが、言い訳が許されるなら、玄関からだと洗面所は死角。
 ......ボケが進んでいるらしい。

 別な意味で金沢を発つ日は、そう遠くないようです。



10月29日(月) う〜ん、ちょっと勘が鈍っている... ──西村センセイ、夜行寝台特急「サンライズ瀬戸」で自宅へ戻る──

 というわけで今日の午前、新潟の自宅へ戻りました。

 多くの方がお察しの通りセンセイは昨晩、ひとまず山陽新幹線で岡山まで戻り、高松へ向かいました、もちろん高松発東京行の夜行寝台特急「サンライズ瀬戸」に乗るためです。2年前に乗車して以来となります。
 岡山その他から乗車してもいいのですが、「スジ」──知らない人は調べてね──を通して、やはり、始発から乗りたい。

 もちろん、老い先少ない老人としては、一番広いA個室が希望。この部屋を確保するためセンセイは1ヶ月前、金沢への移動途中に、JR東日本のへ立ち寄りました。
 夜行寝台列車を60回近く利用した経験からすると、このような場合、駅員はやたら張り切るか、パニックに陥るかのどちら。

 対応してくださったのは、JRを退職したばかりと思われる職員の方。状況をすぐに理解して、冷静に、万全の態勢で臨んでくださりました。
 どの部屋が割り当てられるかは運だったのですが結果的に、揺れが少ない一番良い部屋を確保することができました。

 関係者のおかげで快適な夜の旅を過ごすことができたのですが、今回痛感したのはこちら側、つまりセンセイの問題。端的に言うと、冴えが足りない。
 そもそもは乗車券の確保から。

 列車は必要な乗車券類さえあれば乗車できるのですが、慣れてくると数学の解法に似て、エレガントあるいはエクセレントさが際立ちます。でも正直なところ、今回は結果的に泥くさかった。
 写真は岡山駅で撮影したもの。高松へ向かう「マリンライナー」号です。

 遅い時間帯なのに、普通車の車内は乗客で一杯。本州四国連絡橋の建設で岡山市付近と四国の北部は、通勤通学を含めた経済活動が一体化しているんですね。四国へ向かう5両編成マリンライナーの先頭車両は、中世西洋の甲冑(かっちゅう)のような面(つら)構え。
 実はこの先頭車両のみ2階建て。2階席はグリーン席で、階下は普通席です。

 ただし先頭席と最後部のみは普通の座席の高さ。特に前者は運転席の背後。これはもう、乗るしかないということで指定券を確保していたのですが...本来の乗客から間違いを指摘されました。センセイは誤って、普通席の最前列を指定していたのです。
 トホホ。

 この他にも、ビールを冷やすための氷を買い忘れ、改札を通った後であるにもかかわらず駅員に説明して駅舎内のコンビニへ行かせてもらったり、情けない事態を連発しました。エクセレントでもエレガントでもない。明らかに、勘が少し鈍っています。
 センセイは程なく61歳。

 老いるとは、こういうことなんでしょうねぇ。



10月28日(日) 西村センセイ、ひとまず東へ向かう ――博多で開かれた研究会に参加しました――

 センセイは、3日連続の公務出張中。現在はすべての予定を終えて、夜の新幹線「のぞみ」で博多を発ったところです。

 今日の目的は博多駅近くで開かれた研究倫理に関する会合に出席すること。お伝えしたように昨晩は博多市内に宿所を確保できなかったので、昨晩は小倉に泊まり、午前中に博多へ移動しました。
 もともと同僚のK先生も参加することになっていたのですが、加えて、あちこちに見知った顔。

 特に、政府関係機関のT女史がお越しになっていたことにはびっくり。実は今週末、同じテーマで、彼女たちが中心になって大きな会合を都内で開くことになっているのです。K先生もゲストスピーカーとして登壇されます。
 センセイも関係していますが、その時は別なお役目。

 学会の大御所のお話に続いて、大阪大学の先生による基調講演。これが本当に興味深い。K先生との講義で実感していることをズバリと明確に指摘してくださります。
 休憩を挟んで、別の角度からの報告。

 写真は最後に、全員でパネルディスカッションをしているところです。3日連続のツアーはやはり疲れましたが、博多まで来た甲斐がありました。
 このまま新幹線に乗って新大阪で特急「サンダーバード」に乗り換えれば、日付が替わらないうちに金沢へ到着。つまり公務は終了。

 で、センセイはというと、明日は入試の代休を頂戴しています。東に向かっているのは本当ですが、ここから先は私費で少々(?)寄り道をしてから新潟の自宅へ戻ります。

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