2020年3月7日更新(2020年3月15日ページ移動)
■3月7日(土) ニュートンのりんごの木、この「笹団子」状の物体は、何? ──新潟の自宅へ戻りました──
今日の写真は昨日の続き。ただしキーワードは、時間でも場所でもなく...。
土曜日ですがセンセイは先週同様、ご出勤。最後の入学試験(公開されている事実)が実施されたのです。
ただし先日のような大規模なものではなく、大学院その他の特別な選抜試験。例によって、そちらへのコメントはありません。正午頃すべての業務を終え、アパートを経由してから新潟の自宅へ戻りました。
北陸地方は昨日から落ち着いた天気となっています。それもあってか、BMW 320i MSportは絶好調。今日のトータルの燃費は21.9km/L。先週末の記録にはかなわなかったものの、驚異的な数値です。もちろん全区間、一般道を走行。よほど相性が良くないんでしょうねぇ...。
で、写真。数日前の雨がちの日、所用で少しだけキャンパスの外へ出る必要が出てきました。細い雨が続いていたのですが、風上に青空も少し見えたので、エレベーターで地上階へ。
昨年患った椎間板ヘルニアはひとまず緩解(かんかい)したのですが、時々左足を重く感じる日があるのです。ふと気づいて、久しぶりに「ニュートンのりんごの木」に立ち寄り...あれっ!?
面倒をみてくださっている施設部のおかげで、隣の木ともども元気そうだったのですが、不思議な物体が下部の枝にくっついています。写真はニュートンのりんごの木のもの。
こちらは1個ですが、隣の木には2個。大きさと形状は、新潟県民なら「『笹団子』を一回り大きくしたもの」。他県の方はアボカトをイメージして、それを膨らませ、かつ中央を縛ったもの──何と貧相な表現だ...──とお考えください。
初めて見ました。最初は接ぎ木の準備かなぁ、と思ったのです。他校から譲渡の依頼があったそうなので。でも、それならりんごの木が「眠りに入る」──譲り受けた秋田県果樹試験場場長の言葉──に入る前の昨秋に用いるはず。
でも季節はまさに、木々が生命力を思いっきり花開かせようというタイミング。防虫対策かなぁとも考えたのですが、特定の箇所だけの処置は理不尽。
施設部長にお尋ねしようかと思っているのですが、彼も忙しそうで、なかなかお目にかかる機会がない。本当に、何なんだろう。
■3月6日(金) ここに来ることができない卒業生に代わって... ──キャンパスでは紅白の梅が見頃を迎えています──
今日はタイトル通り、そして見たままのお話。
新型コロナウィルスによる肺炎への対応の一つとして、金沢工大に勤務する教員には今月24日まで、在宅勤務が認められました。特に体調面に不安がある人はそれを「強く推奨します」とのこと。
でもセンセイは立場上の仕事があるので、ご出勤。キャンパス内はガランとしています。
お昼に大学食堂へ行ったのですが、こちらも利用者はごく僅か。軽く昼食を済ませてから、道路の反対側のキャンパスへ向かいました。
センセイの研究室の真向かいにあって、窓から良く見える紅白の梅が見頃を迎えているのです。見頃が限られる桜と違って、梅の花はそれなりに長持ち。でも数日前に訪れた時はもう少し、という感じでした。その後の金沢は雨続き。
そこで青空が見える今日、訪れたのです。ある意味、今日は身代わり。
例年だと3月中旬に卒業式および学位授与式が行われるのですが、ちょうどその頃、この梅が満開になるのです。この梅の木の前は、記念撮影に適した場所。
でもお伝えしたように、卒業生や保護者の安全を最優先するため、残念ながら今年度の式典は中止となりました。たとえば、万一保菌者が自覚のないまま卒業式に参加して他者に感染させ、ウィルスをもらった側が社会人としての一歩を踏み出そうというまさにその時に発病してしまったら、取り返しがつかないことになります。
大学としては、可能な限り万全の態勢で新年度を迎えることも大切。大学としては苦渋の判断ですが、今回は止むを得ません。卒業証書の類は後日郵送されますが、久しぶりに学友と再会して語り明かそうと考えていたはずの学生諸君を考えると、かなり辛いものがあります。
半年くらい前から袴を手配していた女子学生も多いんだろうし。卒業生の皆さん、これが今年の梅です。
■3月5日(木) 老朽化した研究室のサーバーの代替品を購入し、更新作業に着手しました
新型コロナウィルスによる肺炎の影響が拡大し、卒業式を含めた各種行事の大半は中止ないしは規模縮小。
それで何だかいつもとペースが違っているところに、親しい人を送る昨晩の送別会。センセイは何だかズッコケ気味です。仕事そのものは山のように溜まっているのですが、上手くペースを掴むことができません。
そこで今日は気分転換に、仕事の合間に最近購入したものの、まったく起動していなかったLENOVOの製パソコン(写真)の整備を始めました。新年度の準備です。「購入した」といっても私物ではなく、研究計画が採択された科学研究費補助金による購入。従ってセンセイの所有物ではなく、大学の備品をセンセイが使用させていただく、というものです。
今日、備品の登録を済ませました。主な用途は、データサーバー。研究室内に配置して、複数のMacから研究や授業関係のデータにアクセスする、という仕組み。今までは写真の黒いThinkPadを使用してきました。もともとのOSはWindows 7。
それを10にアップグレードしているのですが、とても安価で性能が高くないことに加えて、老朽化が進んでいます。トラブルを起こしたことはなく、安定して稼働していたのですが、この機会に更新することにしたのです。ただし西村センセイ、購入時期を誤りました。
今年度の早い時期に購入するつもりだったのですが、忙しかったし、限られた予算内での執行だったので、ずるずると迷っているうちに、おぉ、世の中は年末年始。お察しの通り、Windows 7のサポート終了とモロに重なったため、Windows 10の在庫がほとんどない。それでも大学を通じて、それなりのものを入手することができました。
まず、先代と重ねて記念撮影。これまで使用していたものは15"だったのですが、今回購入したのは13.3"。ずいぶん小さい。
写真だとシルバーに見えますが、実際の色はMacBook Pro(Retina)に良く似たかなり濃いグレー。しかもかなりの薄型軽量で、まるでMacBook Pro(Retina)をWindowsマシンにしたかのよう。
ここで初めて気づいたのが、右下の“ThinkBook”のマーク。ThinkPadを頼んだつもりだったんだけど、あら、違ったのね。(センセイは詰めが甘い)
調べてみるとどうやら、ThinkPadの廉価版という位置づけらしい。でもCPUはi5(1.6GHz)で、まぁ、それなり。メモリは8Gで、内蔵ストレージは256GのSSD。やはり反応が早い。
だから、ま、いっかー。(製品としては)IBMの流れを汲むLENOVOのパソコンは、他社製品と比較して変な付属ソフトが比較的少ない。仕事に使うので、少し残っているソフトも、不要なものは片っ端から捨てます。
右の写真は、Windowsネットワーク接続を含めて、ひとまずの整備を終えたところ。Officeはこれからインストールするのですが、現時点で使用している容量は約40G。
整備途中に気づいた──繰り返しになりますが、センセイは詰めが甘い──のですが、液晶画面の下部が切れています。画面は1920×1080ピクセル。つまりフルHDの解像度。
でも筐体は4×3用なので、このような格好になってしまうんですね。現在の主力機MacBook Proは、ほぼ同じサイズの筐体に横1280ピクセルの液晶画面。だから解像度は1.5倍程度高い。まだブラウザしか試していませんが、は見え方にずいぶん差があります。
でも、仕事専用なんだし、ま、いっかー。おっと、「仕事の合間」のはずが、いつの間にか整備が主になってしまいました。仕事の山は全然片づいていません。
明日は仕事にちゃんと取り組まなくては...。
■3月4日(水) 西村センセイ、送別会を終えてから駐輪場の「その後」を確かめる
今朝の金沢は薄曇り。時々日も射し込みました。ただし天気予報によると、昼頃から雨とのこと(そして実際、その通りになった)。
西村センセイ、通常、このような日は自転車での出勤を諦めて自動車にするのですが、今日だけは1ヶ月ぶりくらいに徒歩。夜、同僚の送別会が開かれるのです。
新型コロナウィルスによる肺炎が懸念されますが、以前から決まっていたことなので、予定通り開催することに。その代わり...というわけではないのですが、午前中に開かれた幹部会で議論した結果、多数の学生や保護者が集まる卒業式は中止となりました。
卒業生の皆さんや在校生、そして保護者にはかわいそうなのですが...。大学の近くで開かれた送別会は、関係者だけが参加する小規模なもの。退職されるのは70歳、65歳、そしてセンセイと同年齢の62歳の先生方。
短い方でもセンセイと十数年一緒に勤務された方々です。そのうちのお二人は2011年の東日本大震災に際して、都内の金沢工大施設で一緒に遭遇した先生方です。それやこれやを含めて、話が尽きることはない。
そして数年後には、センセイが送られる側として壇上に立つことを改めて自覚させられます。センセイの予測通り、会が終了する頃には雨が止んでいました。マイクロバスで大学まで送ってもらい、そこからは徒歩で帰宅します。
ふと気づいて、一時閉鎖中の駐輪場へ。実は一昨日、昨日と自転車で出勤したのですが、閉鎖を意識して、離れた場所に自転車を置いたのです。いつもの駐輪場を訪れるのは、閉鎖後初めて。
ご覧のように、自転車は進入できないようになっていました。ただし、まだ、使用されなくなった自転車を撤去しているわけではない。未利用かどうかを見極めるためには、時間がかかるのです。
で、新しい駐輪場。以前ほど便利ではありませんが、まぁ、何とかなる。案ずるより生むが産むが...です。
これなら、しばらく何とかなるかな。
■3月3日(火) 違いはどこから? ──現場の手前、「渋柿浜簡易パーキング」の向かいには...
──
ある意味、昨日の続き。ただし時間的な関連はなく、場所、つまり地理的条件に関することです。
お伝えしたように、三菱“i”の不可解な暴走は上越市東部、国道8号線上で発生しました。国道8号は、太平洋側なら国道1号線に相当する幹線道路。かつての北前船の道路版です。地元の乗用車はもちろん、北海道から関西まで長距離を運転する大型トラックが多い。
そして長距離を走行するドライバーのための無料施設もかなり充実しています。その一つが、「現場」のすぐ手前にある「渋柿浜簡易パーキング」。「簡易」とされていますが、駐車場は広く大型トラックが何台も停車しています。トイレもしっかりした施設が用意されています。
ただし個人的には、ほぼまったく利用しません。渋柿浜簡易パーキングは国道8号線の南側に位置します。車を運転される方なら容易に理解できるように、西へ向かう場合──センセイの場合なら金沢へ移動する時──は利用しやすい。ただし逆方向だと、非常に使いづらい。
センセイの場合、自宅から約40分で渋柿浜簡易パーキングに至るので、トイレに立ち寄る必要はありません。帰宅時は、「あと40分で自宅」と考えるので、別な意味で利用しない。でも、長距離トラックの運転手は別。そして彼ら彼女らにとって、もう一つのポイントとなるのが、食事。
交通量は多いので、需要は多いはずなのです。実際、しっかりと営業している店もたくさんあります。でも奇妙なことに、長続きしないお店も多い。
その典型が渋柿浜簡易パーキングの、まさに真向かいにある写真のお店。以前は別な名前──思い出すことができない──で営業していた時期もあったのです。
でも、すぐに閉店。一昨年だと思うのですが看板だけが書き替えられ、写真の「十得」としてオープン。道路沿いに、キリンビールの旗がなびいていました。
でも西村センセイ、写真右側にある駐車場に車が停車している場面を1回しか見たことがない。センセイがお店の前を通らない時の状況はわかりませんが、予想通り、1、2ヶ月であえなく閉店。写真中央の看板の下にある窓には、「売物件」の看板が掲げられています。
このお店の近くには、以前ご紹介した「聚泉福」(旧「しん満楼」)があります。地理的な条件はほぼ同じなのに、営業を継続できるお店もあれば、誰が経営しても上手くいかないお店もある。両者の違いは、どこから来るんだろう...。
もちろん最も重要なポイントである料理内容を知らないので、明確な結論が出るはずもないのですが。
■3月2日(月) 何を考えているのか、さっぱりわからない... ──暴走する軽自動車に出くわしました──
ちょっと久しぶりの「ドライブレコーダーは見た」シリーズ。
お伝えしたようにこの週末は自宅に一泊。昨日の朝、全区間一般道を利用して金沢へ移動しました。「ETCマイレージサービス」で確認したところ、センセイが高速道路を利用したのは昨年12月上旬が最後。
よほど好きではないらしい...。新潟県上越市内や富山市内、そして金沢市内などでは2車線の区間もあります──ごく一部は3車線──が、大半は片側1車線の対面交通。前後に気をつけて、流れに沿って車を走らせます。
写真は8時半過ぎに上越市街地の手前、犀潟駅前の交差点でドライブレコーダーが記録した映像。(一部加工)ずっと手前から、センセイの前に黒色のホンダ・ステップワゴン(写真奥)、後ろには若い女性が運転する茶色の軽自動車という具合に、かなり長い車列が続いていました。
皆、安定した運転ぶり。ふと、ルームミラーで背後を確認したところ、女性ドライバーがかなり焦っていました。彼女の右側を、三菱の軽自動車“i”が平行して走行しているのです。
ここは追い越し禁止区間なのですが、明らかに追い抜き。それもかなりの速度です。運転しているのは男性、助手席には女性。どうするんだろうと思って、改めて前方を確認後に右側を注意していると、ご覧のように猛スピードでセンセイの車を追い越して行きました。
対面するような格好になった、写真右側の軽自動車のドライバーは、引きつった顔で“i”の運転手を見つめています。“i”は減速することなく、写真の一番奥でステップワゴンまでも追い越しました。一体、どうなっているのでしょう...。
彼がこのように先を急いでいるのには、何らかの理由があるはず。
まず考えられるのは、例えば急病人の類を運んでいること。助手席の奥さんが破水してしまったのに救急車が到着しないなど。でも、助手席の女性はそんなに切羽詰まった表情ではなかった。
この間、“i”はさらに、もう1台を追い越しました。こんな運転をしていると、いつか事故るぞ。でも、理由はわからないまま終わるんだろうなぁ...と考えたその時、“i”はまったく予想外の行動を取りました。道路左側にあるコンビニの駐車場に入ったのです。
そうか、運転中にトイレに行きたくなったのか...と思ったのですが、やはり変少なくともセンセイが通過するまでの間、ドアは閉じたままで、運転手ないしは女性が下車することはありませんでした。それに、良く考えてみると写真の手前200mくらいの場所に、立派なトイレを備えた広い公共パーキングがあります。
大きな表示も出ていますから、トイレならそちらを利用するはず。一体、何を考えているんだろう...。
■3月1日(日) 【重要】20年続いたこのページですが、プロバイダーの事情により今年度末に移転(ないしは一時休止)します
1月下旬、新潟の自宅に戻ると大判の封筒が届いていました。しかも、重い。写真はその一部です。
発送元はセンセイが契約しているインターネット・プロバイダー。最初は自宅でインターネットと電話、そしてFAXに利用している光ファイバー回線の契約変更に関するものかなぁーと思っていたのです。
結果的にはその通りだったのですが。皆さんもそうでしょうが、家の電話には各社からこの種の案内が届きます。音声をよぉーく聞いていると背後に、電話のオペレーターを叱咤激励する中間管理職の声。中小企業──しかもその大半はブラック──です。だから、開封すらしていなかったのです。
入学試験実施で忙しかったし。少し精神的な余裕ができてから中身を確かめると...マズい。プロバイダーが、現在契約しているインターネット・サービスを廃止するというのです。
ポイントを整理します。西村センセイ、自宅では物理的な設備および基盤となるインフラとして、電話およびFAXも含め、NTT東日本の光ファイバー回線およびソフトを使用しています。
24年前に自宅を新築した際は、当時最高速だったISDN2回線をまとめて使用していた──きちんと安定していた──のですが、光ファイバーに換えてから非常に高速になりました。
ネットで映画を観るわけでもないので、速度その他に不満はまったくありません。ただしインターネットへの接続サービスを提供するプロバイダーはまったく別。自宅新築当時、県内(小千谷(おぢや)市)に基幹工場があり、その付帯施設を外部に開放していた関係で“SANNET”と契約しました。
“SANNET”の“SAN”は旧三洋電機傘下の、旧新潟三洋電子の「三」。同社は、その後発生した新潟県中越地震の直撃を受け、甚大な被害を被りました。しかも親会社そのものの経営が傾き、吸収合併。小千谷の工場は現在、アメリカ企業の製造部門として見事に復活しています。
個人的な話に戻ります。センセイは、保守的であると同時に新しい物好きという、一見すると矛盾する性格。このような経緯でプロバイダーと契約したのですが、インターネット上の各種サービスは“SANNET”の情報を元に受けてきました。
このページそのものがそうです。当時は、ネット上のメールアドレス取得と同時に、プロバイダーから小規模のサイトを運営するサービスを受けるのが普通だったのです。だからそう簡単にプロバイダーの契約先を変更することはできない。
しかしプロバイダー側の事情は違っていました。インターネット上のサービス拡大に伴い、メールやWebサイト提供などの機能はそれぞれに分化するのが当たり前になりました。しかも“SANNET”は、早い時期に楽天グループに身売り。それ自体は承知していたのです。
でも今回、楽天グループは(センセイにとっては)不意に、これまでのサービスを廃止すると通知。それでも、まぁ、代替案は他社のサービスよりは割安なのです。だからセンセイとしては、名義だけが残った“SANNET”とのお付き合いを継続するつもり。しかし細かい条件を確認する中で、致命的な問題が発覚しました。
4月以降、ホームページ・サービスを廃止するというのです。届いた書類にその記載はなかったので確認すると、楽天グループはそもそも、ホームページのサービスを提供していないとのこと。なるほど。
というわけで、今月中にこのWebサイトを移転させる必要があるのですが、適切な業者を見つけられなかった場合は、4月以降しばらく休止することになります。
果たしてどうなるのか、冗談抜きで、まったくわかりません。