2021年1月23日更新(2021年1月31日ページ移動)

──2021年1月第4週のニュース──

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1月23日(土) 「あれ」から2週間。大雪に襲われた上越市では、幹線国道の1車線を塞いで除雪中...

 週末なので、新潟の自宅へ戻りました。

 移動に奇跡的に成功したあの日から、2週間。その時にかかった9時間の、時計の針を巻き戻すような格好で車を走らせます。2週間前は富山、石川県内については高速道路を利用したので、一般道を走るのはほぼ1ヶ月ぶり
 金沢市内の雪は数cm。というより、ほぼ消えかかっています。

 もちろん道路は完全無雪。ハラハラドキドキしながらハンドルを握り、アクセルを踏んだ“T”字路をスイスイと通り過ぎるので、逆に、強い違和感を感じます。ただし道路脇には積み上げられてできた雪の高い壁。
 石川─富山県境の中山峠は高度200mほどあるので、さすがに雪が深く、下界とは別世界。

 走行そのものには問題ないのですが、除雪が進んでいないため道路幅が狭くなっており、すれ違いには気を使います。富山県西部は平野部にもまだかなり雪が残っています。センセイも運転しながら恐怖を感じましたが、地域の方にとっても、初めて経験する降り方だったようです。
 そこから先の積雪は、斑模様。

 ただしいずれにせよ、センセイが新潟と金沢を往復するようになって以来、最深を記録したことに間違いはありません。県東部も酷い積もり方。先々週、山側のルートを選択していたら、間違いなく立ち往生していたな。
 新潟県に入ります。

 糸魚川市内の雪は比較的少な目。海岸沿いを走っているからということもあるのですが、それでも他地域より積雪は少ないのは確実。でも上越市入ると、状況は一変。
 特にトラックがスタックしていた直江津地区は、信じられないくらいの積雪です。

 センセイは幹線国道8号線を走行しています。右の写真はたまたま信号機で停車後に発進した際のドライブレコーダの記録。こちら側はきちんと除雪されています。
 でも右側の上り車線に目を向けると...自動車は見えません。

 不思議に思って注意すると、何と、道路の上に人影(写真の範囲外)。続いて一般の重機が雪の壁に向かって何かの作業をしています。そして安全確認要員──点のように見える──と除雪ロータリー。
 状況をやっと理解しました。

 この区間はまだ片側1車線なのです。それを2車線化すべく、まず、周囲の状況を確認しつつユンボで雪の壁を道路のさらに外側へ押し出し、続いてロータリーで路上の雪を排泄しているのです。
 国道8号線に関する限り、さすがにここが最後だったようですが。

 可哀想なのが歩道と生活道路。前者はまだほぼ手つかずで、新聞報道によると学校の再開に合わせて、「作業員が雪を踏み固めた」とのこと。センセイも小学生の時にさんざん経験しました。
 子供たちは現在、この雪の壁の上を通学しているのです。

 生活道路については多少改善されたものの、今回は相当長期間酷い状況が続いたようです。特に、城下町で道路が細い高田地区(旧高田市)は悲惨だったはず。
 同地区は今日と明日、「一斉雪下ろし」を実施。

 詳細は市のHPをご覧いただきたいのですが要するに、屋根に積もった雪による家屋の倒壊を防ぐため、一斉に屋根や雁木(がんぎ)の雪を、排雪済の道路に落とし、その雪を大型ダンプで海に捨てるというもの。
 これにより再度の排雪まで、地域によっては1週間くらい通行止めになるはず。これが雪国。

 センセイがスタックしたガソリンスタンド──もちろん綺麗に除雪済──を脇目で見ながら、柏崎市へ入ります。上越市より格段に雪が少ない。
 されど道路脇には高い雪の壁。

 小路から突然車が飛び出ることになるので、神経を使います。逆も同様で、幹線道路に出ようとしても左右が見えない...。これも、雪国。
 実家で両親の様子を確認して戻る途中で撮影したのが写真。

 何度もお伝えしてるこの地域のシンボル「米山」の様子。こちらは子供の頃から見慣れた姿。富山県民にとっては富山市や県西部から見た立山のようなもの。現在の自宅はこの先、もっと米山に近い場所にあるので、ちょっと見え方が違います。
 立山町や上市町から剣岳を望んでいるようなもの。

 それはともかく、例年ならば冬の米山はこんな感じ。さすがに今季は雪が多い。これで晴れ上がってくれたら、青空とのコントラストでもっとその様子が際立つのですが...。



1月22日(金) もちろん、単なる偶然だと思うんだけど... ──自動車が車検を終えて戻ってきました──

 センセイはこの1週間、徒歩か自転車で移動。愛車が購入後5年の車検に入ったためです。

 購入したのは新潟のお店ですが、車検は今回も金沢の別会社にお願いしました。もちろん事前に日程その他を調整済。その際に必ず尋ねられるのが、「代車の手配はいかが致しましょうか...」。
 実はこれ、ディーラーにとってはとても重要なこと。

 検査を受けている約1週間、借りた新しい世代の車を乗っていると、どうしてもそちらの良さが目立ち、どんなに抑えようとしても「買い替えたい」という欲求がムクムク。そして遅かれ早かれ、新車に買い替えることに。
 でもセンセイが代車を借りたのは、何十年も前の1回だけ。女性従業員の軽自動車(MT)でした。

 そして現在では事実上、不可能です。理由は簡単で、センセイはMT車しか運転できないから借りようがない。車を持ち込んだ際にも再度、受付の女性に確認を求められたのですが、その旨を伝えると彼女は、妙な顔をしながらも納得。
 適当な公共交通機関がないため、歩いて帰るつもりだったのですが「雪道で危険ですから」とのことで、わざわざ送っていただくことに。

 後部座席に乗せていただいたのは新3シリーズ(G20)のディーゼル。サスペンションから「M Sportですか」と尋ねると、そうだとのこと。やはりスポーツタイプだけあって、しっかりと踏ん張る足回り。
 ディーゼルですが、車内にいる限り、意識しないと音も振動もガソリン車と区別がつかないと思う。

 シートは総革張り。個人的には布張りの方が好きですが、確かにこちらも良い。AT車に乗っていている人がこんな車を貸してもらったら、たぶんイチコロだろうな。
 お礼を言って下車します。

 受け取りは、今度こそ徒歩。

 検査と同時に、気になる点をお伝えした──12万km近く(!!)走行しているから、当然そうなる──のですが、問題点は完璧に解決済。素晴らしい。
 センセイはまったく気づかなかったのですが、車載コンピュータにトラブルが記録されていました。そちらも部品を交換、修理済。

 説明を受け、代金を支払って車を受領します。

 今回、バッテリーを交換したので、パネル周りはもちろん、座席の高さと位置や背もたれ、サイドミラーの角度までの各種設定がすべて白紙に戻っています。最低限の調整をしてから車を発進。
 1週間乗っていなかったからかもしれませんが、別な新車かと思うほど、エンジン周りを含めて全身絶好調。

 で、帰宅後に試してみたことが。ドライブレコーダの映像です。車を引き渡してから先は、所有者は見ることができない世界。いわば楽屋裏です。時間順に追うとまず、駐車場に車を止め、エンジンのキーを切ってお店に向かうセンセイの後ろ姿。
 猫背だなぁ...。

 途中を省略して、写真は記録データのほぼ最後の部分。ディーラーの建物の中、整備工場内部の映像です。壁の向こうは、事務室を挟んで、ショールーム。右から左にレーンの番号が振られています。何だか「サンダーバード」秘密基地のよう。
 知らない人は調べてね。

 なぜほぼ最後かというと、これ以降のデータが残されていなかったのです。というか、検査を完了した車を受け取って自分で運転した際のデータも残っていません。もしかして検査の際に電源ケーブルが外れた?
 実は一度、走行中にケーブルのネジ止めが緩み、気づかない間にデータの記録が止まっていたことがあったのです。

 念のために確認すると、レコーダ本体に繋がるプラグの接触不良でした。繋ぎ直すと問題なく復活。

 偶然ですよね、もちろん。



1月21日(木) 食わず嫌い ──今学期、そして今年度の授業が無事に終了しました──

 ただし意図して忌避(きひ)していたわけではなく、直接には単に、機会がなかったからなのですが...。

 金沢工大は今日で今学期の授業が終わります。センセイは午前に学部の、午後に大学院の講義。もちろんひとまず準備を終えています。綺麗に晴れ上がり、昨日に引き続きツルツルになった道路を、歩いてご出勤。
 朝イチの講義を無事に乗り切ります。

 このところ、天気が悪かったりあまりに忙しすぎたりして、センセイは運動不足気味。大学院の講義は1時過ぎに始まるので、早めにお昼を頂くことにします。お約束した通り、せめて今日くらいはキャンパスの外へ。
 いつもならほっかほっか亭へ向かうところ。

 でも今日は、もうちょっと先まで歩いてみることにしました。酒類量販店へ行く時など以外、ほっかほっか亭より向こうの世界へ行くことはほとんどありません。しかもその際は、自動車。ちょっとワクワクします。
 変形交差点にあるのは和菓子店。認識していたような、いなかったような...。

 「みたらし団子って結構高いんだなぁ」と思いながら、足を進めます。センセイは辛党。申し訳ありませんが、甘いものにはあまりご縁が...。
 文具店を過ぎたところで出くわしたのが写真の建物。

 前を通り過ぎようとした時、「書店」の看板(中央付近)に気づきました。間口は狭い。でも奥行きはかなりあります。旧商店街でよく見かけるタイプの書店のようです。
 現在形にするか過去形にするかは微妙。

 現在、シャッターは降ろされたまま。現在は店頭での書籍販売はしていないようです。また記憶に残る限り、お店を開けていた場面を見たことはありません。
 でも側面(写真左側)の看板を読む限り、学校や病院など固定客への販売は続けているようです。(未確認)

 その気になって周囲を確認すると、あちこちに営業中のお店や閉じたお店(の跡)。ただし駅前商店街などよりはずっとサイズが大きい。
 「本町
(ほんまち)」の名の通り、かつてはこの地域の中心として、かなり賑わったようです。

 現在はすぐ脇を2車線の国道8号線が通るので、お店は皆、そちらへ進出。右側に大きな家が現れました。

 庄屋だったセンセイの実家よりずっと立派で、広い。これは水毛生(みもう)家住宅だそうです。その向かい、小路の奥には立派なお寺(照台寺)が。食料品と酒類を扱っていたお店もあります。残念ながらこちらは、過去形。
 シャッターを固く閉ざしています。

 その先、左側(南側)に旧魚住家住宅(郷土資料館)。北側には喜多家住宅。高齢の奥様(?)が除雪をしていらっしゃいました。ここは北国街道野々市宿。そして古くは、加賀地方を支配していた富樫家があった場所。
 もちろん、自動車を運転しながら、ある程度は知っていたのです。

 でも自分の足で歩いてみると、ほとんど別世界。良く考えてみると、本学学生諸君はこの近辺に住んでいます。彼ら彼女らの移動手段は基本的に、徒歩か自転車なので、まず間違いなく、センセイよりずっとこの地域を経験しています。
 それをどこまで意識しているのかはわかりませんが。

 もう一つ。かつてのこの地域の有り様は、自動車社会の現在とは、相当違ったはず。ほぼ別世界だったんじゃないんだろうか...。

 そして残念なことに、ふだんいくら偉そうなことを言っていても、客観的な事実として、センセイはこれらのお宝に興味関心を示すことはありませんでした。その意味ではやはり、食わず嫌いだったと認めざるを得ないようです。

 トホホ。



1月20日(水) 石仏(?)なんて、気づかなかった... ──1号館裏で、日本庭園の伐採、整理が行われています──

 今日は1年で最も寒いとされる大寒。金沢の最適気温は-1.3℃。

 昨晩の予報では-3℃だったので、予想より少し高い。夜から朝にかけて雲が取れなかったため、放射冷却現象があまり強くならなかったようです。でも、寒いことに違いはありません。しかも一昨日から昨日にかけて降った雪が、まだ融けきらずに残っています。
 その結果、何が起こるかというと、道路凍結。

 幹線道路は散水装置が機能している──されど、これももっと冷え込むと逆に、製氷装置と化す──ため、まだ何とかなるのですが、生活道路はいたるところで凍結。特に交差点の近辺は、路面がツルツルに磨かれています。
 自動車が一時停止後に再発進しようとすると、駆動輪を空回りさせた後、車体を左右に振りながら何とか前に進み始める状態。

 滑るのは自動車だけではありません。歩行者だって足元を確かめながらゆっくりと歩まなければならない。特に、センセイのような高齢者が転ぶと骨折しかねない。骨粗鬆症(こつそしょうしょう)だった駒込に住む義理の伯母(故人)は、池袋のデパートで若者と接触し、転倒。
 何と、腰の骨を粉砕骨折してしまい、1年ほど入院してしまいました。

 まぁ、センセイは男性なので、さすがにそこまでではないでしょうが。

 金沢工大では先週末から、今学期の講義の最終回に入っています。センセイの担当科目に関して言うと、今日が折り返し地点。講義は朝イチです。
 もちろん、ひとまず採点を終えており、講義をするとともに個別に成績の見込みを伝えます。

 今週は昼食のために外へ出て食事をする余裕がないので、感染対策が取られて教職員の利用も認められるようになった大学食堂へ行きます。提供されているのは定食のみ。
 そして利用客は、ごく少数。

 センセイが定食コーナーに近づくと、手持ち無沙汰にしていた6、7名のおばちゃんが、「いらっしゃいませぇ...」と、ニコニコと声を出しながら集まってきます。
 採算や雇用の維持は大丈夫なんだろうか。

 写真は、研究室に戻る際に撮影したもの。

 センセイらの研究室が入る建物(「1号館」あるいは「本館」)の裏側(北側)に日本庭園があるのです。10年くらい前に初めて認識したのですが、木が生い茂っていて、要するに目立たない。
 ところが昨日、木々の半分くらいが伐採されていることに気づきました。

 追って大学当局から、講義や行事のない日に、庭園の手入れをする予定との連絡が。

 搬出のためでしょうか、昨日は一定の長さに伐採された木の幹が目立ったのです。でも今日は、その上に雪が積もり、伐採された木は良く見えません。代わりに存在を主張しているのが、写真中央やや下部に、石仏(?)。
 知らなかった...。

 明日で今学期、そして今年度の講義が終了します。採点はまだ微調整が続きますが、気持ちに一区切りつけられるのは確か。

 良く働いたご褒美に(?)明日は、お昼くらい外へ出たいなぁ...。



1月19日(火) 西村センセイ、学生時代に住んでいた「新潟島」の冬を思い出す

 写真は今朝、出勤途中で撮影したもの。

 金沢は昨晩から再び雪が降り始めました。昨日の予報によると山間部を中心に、平野部でも「所によっては25cmの積雪...」とのこと。当地は朝の段階で15cm程度だったので、ここはあまり降らなかったらしい。
 ご覧のように集団登校する小学生。男性の保護者が1名ついています。

 薄暗いけれど、子供たちは元気。雪を楽しんでいるように見えます。思い返してみると、子供の頃に雪を大変だとか、辛いと感じた記憶はありません。
 もちろん冷たかったし、すぐ霜焼けになりましたが。

 中学、高校時代なると通学距離が伸びるので、雪で大変だったのは確か。でもかなり雪が降っているのに、中学校は自転車で、そして高校生の時は原付自転車で学校や最寄り駅まで。
 やはり雪が楽しかったんだろうと思う。

 大学時代はちょっと微妙。最初に入学した新潟大学教育学部は、当時まだ新潟市中心部にあったため、センセイは少し離れた県立新潟商業高校の脇にある、四畳半──現在は死語だと思う──のアパートを借りました。
 4年目にすぐ近くのもっと広いアパートに引っ越したのですが、卒業後に別の学部に入り直したため、「新潟島」に約6年いたはず。

 「新潟島」は俗称です。信濃川左岸の先端近くに、関屋(せきや)分水路が開削(かいさく)されたため、先端部分があたかも島のように見えるからです。ここが繁華街「古町」を含む新潟市の旧中心部。
 地区によって事情が異なります──基本的には先端部ほど歴史がある──が、いずれにせよ古く、そして道路が狭い。

 旧県庁(現新潟市役所)付近は、交通量の増加に対応すべく、大きな堀を埋め立てて国道116号線にしたほど。センセイが住んでいた2つのアパートを思い出してみると、除雪車が入ってきた記憶はありません。(キッパリ)
 道路が狭過ぎて、入ることができないのです。

 除雪をした記憶もありません。移動は徒歩だけだったので、除雪器具なんて持っていなかった。それでもやはり、雪が降ったり積もったりすると、結構楽しんでいたように思います。美化して、都合のいいように記憶を上書きしているかもしれませんが。
 当地は夜までに再び雪が降り、現在は20cm程度。それでも大したことはありません。

 新潟市は一昨日から昨日にかけて、県内で最も激しく雪が降ったそうです。降雪量は約30cm。先週の大雪の際は、60cm程も積もったとのこと。「山雪型」の時、新潟市付近および弥彦山の東側はそれぞれ、大佐渡と弥彦山の陰になるため、あまり雪が降らないのです。
 逆に言うと、積雪への備えができていません。金沢市と同じように。

 でも先週および今週のような「里雪型」だと、降雪量は相対的に地形の影響を受けにくく、降る時は雪が「ズンドコ」降ります。だから先週と今週の「新潟島」は、交通や除雪、排雪で、本当に大変だったはずなのです。海岸を除き、雪捨て場すら確保できないし。
 こうなるとさすがに、「雪が楽しい」とは...。

 新潟市の皆さん、どうだったんでしょう。



1月18日(月) 雪が積もった日の朝、出勤途中でセンセイが出くわしたもの

 学期末の採点で長めの話題が続いているため、今日は見たままのお話を手短に。

 写真は先週、出勤途中で撮影したもの。

 積雪がかなりあるものの、降ってはいない状態。今週は自動車がないから当然なのですが、先週もあまり自動車を使わずに、徒歩でご出勤。
 実は1日だけ、自転車にしました(!!)が...。

 それはともかく、お洒落なお宅の前を通過しようとしたその時、ふと、違和感を覚えました。その源を辿ると...おわかりになりますでしょうか。
 写真左側、都市ガスの元栓が閉められ、メーターが撤去されています。

 空き家なら良くわかるのです。また、例えば近所のお宅などのように、事情である程度の期間不在になる場合もあります。でもこのお宅は、現在も居住中。家の前は綺麗に除雪されています。
 普通なら考えにくい状況。

 少なくとも建築時にはエネルギー源の一部として都市ガスを用いていたことは確実。それを断ったということは、例えば途中でオール電化に切り替えたなど。
 でも最初からならともかく、ある段階からなんて...あるだろうか。もちろん、その可能性は否定できませんが。

 暖房はともかく、調理まで石油でまかなうというのも、ちょっと考えにくい。暖房と給湯は石油で担い、調理はIH、冷房は電力というのなら、まぁ、理解できなくはないのですが...。昔の実家は、暖房も調理も自己調達の薪。
 でも都市部、しかも現在の住宅では、ほぼあり得ないこと。

 その実家ですら現在は、都市ガスと電力、そしてウォシュレットなんだし。



1月17日(日) 学生向けアパートの一角、「時 toki」という喫茶店が営業していました

 「大学近辺、ただし最近訪れていない場所で...」シリーズ最終回(予定)。ただし正確には、「初めて訪れた場所で」です。

 ご存じの方もいらっしゃると思いますが、センセイはビール党。特定の銘柄を決まった量だけ頂きます。というか、ビールはアルコール分が割と低くて嵩張るので、飲み会や実家などでなければ規定量以上を飲むのは難しい。
 でもこの年末、ワインを4本貰いました。

 諸般の事情で昨晩はその中の1本(白)を開けました。美味しいのでスイスイ飲めてしまいます。アルコール濃度が高いことはわかっているのに。まぁ、酒飲みの実態はこの程度。
 お察しの通り、程度がわからずに飲み過ぎてしまい、今日はいつもより2時間遅く起きました。

 自動車は車検に出してあるので、今日も徒歩でご出勤。いろいろ考えた末、途中、「ほっかほっか亭」でお弁当を買ってから出勤することに。お昼にはまだ時間があるので、空いているはず。
 そのため、「コ」の字型に遠回りします。

 大学近辺は新興住宅街になっているので、旧道を除けば道路は基本的に碁盤の目状に設けられています。動線を考えて歩いていると、初めての道路に出ました。
 道路脇に、写真の建物が。

 単身社会人向けのアパートだろうと思ったのですが、近づいてみると何と、金沢工大の学生用。しかもリノベーション済。左側の非常階段付近に、その旨が記されているのです。
 建設されてから、ある程度の年数が経過していることに。

 経済的に割と恵まれた家庭の学生向けですが、そのようなアパートのはしりと考えられます。「ほっかほっか亭」はこの先にあるのでさらに近づくと、建物の正面(写真左側)に丸い看板があることに気づきました。
 アパートの名前かと思ったのですが、そこには「喫茶 時 toki」。

 地図に表示されるのでこの付近に喫茶店があることは知っていたのです。でもこの場所で、しかもこのような形だとは思ってもみませんでした。内部は割とシンプルな造りで、こじんまりとしています。
 今日は定休日とのこと。

 ですから今日のタイトルは、やや不正確です。悪しからず。ネット上には情報が載っていますが、お店のホームページその他を見つけることはできませんでした。

 学生向けアパートの中の喫茶店ならば、最近大学の近辺に建てられた(1棟は建設中)もののように、入居者に朝晩の食事を提供し、日中は喫茶店として用いるのかと思ったのです。でも道路から観察する限り、そのような感じではありませんでした。
 ただし、間違えているかもしれません。

 入ってみるかと訪ねられたら、う〜ん、微妙。興味はあります。

 今日はオマケが。

 昨日もお伝えした大学裏で建設が進む木造アパートに関して、新しい情報が入ってきました。地元紙で紹介されていたのです。それによると2棟は、地元不動産業者が学生のアイディアを生かしながら「学べる賃貸」として企画したものとのこと。
 詳細は記事をお読みいただきたいのですが、2棟の中庭には学習スペースを設置。

 謎の土盛りは水害対策だそうですが、大学近辺の地形──実は微妙に高低がある──とコストを考えると、う〜ん、どうなんだろう...。

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