2020年11月21日更新(2020年11月29日ページ移動)
■11月21日(土) 【未解決】MacBook Proは損傷が激しく、OSをインストールできませんでした
昨日の続き。
致命的な障害が発生したMacBook Pro(Windows 10)のSSDは512GB。現在では、決して大容量ではありません。
それまでの主力機(Windows 7)はすでに1GBのSSDに換装されていましたから、新品を購入したにもかかわらず、ストレージ容量は半分。これにはいくつかの理由があります。一つの理由はAppleの商品設定。
導入当時、当該機は、高価な新機種に対して、学生向けの廉価版という位置づけ。ラインナップ上は512GBが上限だったのです。すぐ述べる理由によりストレージの換装が難しかった(と考えていた)ため、当時はこれでやり繰りするしかないと判断しました。もっともこのモデル、学生にはかなり売れたらしく結果的に、次のモデルチェンジまで生き延びました。
記憶に間違いがなければ2TBまで選択することができたはず。まぁ、過ぎたことはしかたない。もちろん、購入後すぐに大容量SSDに換装することもできたのです。しかも非常ににた構成の前機種はSSD換装後5年以上トラブルとは無縁。
信頼性は十分高いと判断していました。ただし今回のトラブルで、その神話は脆(もろ)くも崩れたましたが。
早期に大容量SSDしなかった最大の理由は、このマシンのみ、システムディスクあるいはそれに相当するシステムがなかったためです。
当該機までのモデルはすべて、CDないしはDVDのシステムインストールが付属していたのです。また近年のマシンは、HDDないしはSSDにインストール用の読み込み専用領域が確保されています。
もっとも後者の場合、今回連続して発生した種類のトラブルに際して、システムを利用できるかどうか、心もとありませんが。緊急時、あるいはストレージを交換した時にどうするかというと、何と、インターネット上からインストール用のシステムをダウンロードするらしい。「放っておけば繋がる」など、諸説が入り乱れています。
実はセンセイも1回だけ試してみたのですが、接続不可。今から考えると、センセイのやり方が誤っていたようです。今回、SSDは相当損傷しているはずで、交換は不可避。ただし交換してもOSをインストールできないのなら意味がありません。
Mac側は断念し、問題が発生していないWindows 10ボリュームのみを使用し続ける方がはるかに賢明。何と、純粋なWindowsマシンのMacというわけです。まぁ、それは半分冗談として、Mac OS Xシステムをちゃんとインストールできることを確認しておく必要があります。
作業には時間がかかるだろうし、ネットへの常時接続が必要。資材類を揃えた上で、今回の帰宅の合わせて実施しました。まず、Windows側を使用して日常業務をすべて終了させ、別なマシンでデータのバックを取ります。
その上で、MacBook Proを起動し、直後から「コマンド+R」キーを押し続けます。延々と待たされるのか...と思ったら、数十秒で1枚目の写真の画面に。1行目の日本語が不自然ですが、まぁ、これはグローバル化時代ならではのご愛敬ということで。
すぐに表示が変わり、必要なファイルをダウンロードし始めました。自宅のシステムは現在、すべて有線LAN。WiFiカードが故障してしまったようなのです。それでもしっかり繋がっています。「リカバリーはWiFi...」というのはガセだったのね。
2GBほどをダウンロードしたところで、最低限のシステムを起動することができました。リカバリーシステムの上の「ディスクユーティリティ」は、ほぼ「初期化」化したSSDに問題はないと告げています。いよいよ、システムの新規インストール。
アイコンをクリックすると、「必要なシステムがない」とのこと。そりゃそうでしょう、存在しないんだもの。どうするのかと思っていたら、多少のやり取りの後、2枚目の写真のように「追加コンポーネント」をダウンロードし始めました。
何のことはなく、これこそOS本体。ただしここで上手くないことに。ここまでの作業が長引き、夜が更けてきたのです。技術の発展に伴い、速度が劇的に向上している現在でも、電話回線で接続していた30年前とあまり変わらないことがあります。
この時間帯になると、通信速度が遅くなる。酔っぱらっていたこともあり、この日の作業を諦めてダウンロードとインストールに専念させ、センセイは就寝します。日付が替わった頃から速度は向上したはず。
起床直後に確認したのが3枚目の写真。「お使いのコンピュータにOS Xをインストールできませんでした」。トホホ。まぁ、予想通りではありますが。
もちろんSSDが激しく損傷しているからです。もはや逡巡(しゅんじゅん)の余地すらなく、SSDを交換した後、まずMac側を、次いでWindows OSをインストールする必要があります。
時間がかかるし、ストレスも大きい。されど、帰宅しているこの機会を捉えて、前に進むしかありません。科学的な知見を見事に無視する──というより理解できないというのが実態──政治家ではなく、センセイは合理主義者なので。
ちなみに現在は、「合理主義=経済効率」と考えられやすい。つまり人間性を無視したコスト削減。されど本来の意味は、全知全能(“omni scientia omni potentia”)である神の「神の似姿」(“imago Dei”)として創造され、その能力「理性」(“ratio”)を一部分け与えられた人間が求めるべき、本来あるべきこの世の姿。
現在はそこから遠く離れた、極めて安っぽい場所を、もはや目的地すら見失ったまま漂っているのですね。この国(+その他)は。ところでMacって、自分のことを「コンピュータ」って呼ぶんですね。以前も目にしていましたが、今回改めて意識させられました。(続く)
■11月20日(金) 【未解決】予兆 ──危篤状態のMacBook Pro、ディレクトリを再構築できず──
いつまでも現実を無視するわけにはいきません。
サードパーティー製のメンテナンス専用ソフトで瀕死のMacBook Pro(のMac側)の修復を試みます。まずOSのバージョンが近い外部システムを起動。
手術をイメージしていただきたいのですが、病人が自分の開腹手術をすることはできません。特に今回、「患者」は心肺停止あるいは意識不明の重体。次にMacBook Proを「ターゲットディスクモード」で起動。
一種のハードディスク化して、外部から「患者」の治療を試みるのです。外部システムの“DiskWarrior”を立ち上げます。これまでに何度このソフトに助けられたことか。その1回目のスキャン結果が右の写真。
残念ながら、「損傷が著しいため・・・ディレクトリは再構築できません」。念のため、“DiskWarrior”でもう一度作業を試みると、おぉ、今度は修復に必要な情報を収集し始めました。激しく損傷していることは間違いありません。
問題はどれだけのファイルを救出できるか、です。かなり時間をかけて情報を集めると、ソフトは修復するか否かの判断を求めてきます。この時のセンセイは猿化していなかった──猿の皆様、ごめんなさい──のですが、ボタンをクリック。
事実上、センセイに選択の余地はないのです。“DiskWarrior”は作業を終え、誇らしげに修復作業の結果(右の写真)を報告してきます...が、変。いつもはもっと長く、詳細なレポートを送ってくるのです。
余りに簡単すぎる。覚悟を決めて、Mac側のボリュームを開くと...何と、ものの見事に空っぽ。ボリュームの名称も“MacBook Pro”から“Untitled”に変わっています。(3枚目の写真)
なお、アイコンが黄色いFireWire接続の外部ディスクのものになっているのはターゲットディスクモードでの接続によるためで、以上ではありません。まぁ、要するに、初期化したようなもの。貴重なソフトやデータなど、すべてのファイルは完全に天にに召されてしまいました。トホホ。
今から考えると...ですが、今回の不具合、2週間くらい前から「変だなぁ」という認識はあったのです。でも不具合は限定的だったし、毎晩“MacDrive”でこまめにチェックしていたので深刻だとは考えていませんでした。きっかけは“Zoom”を用いた遠隔授業。
今春のコロナ渦の中、4月下旬から“Zoom”が始まったのですが、センセイの“Zoom”デビューは、ものの見事にコケてしまいました。
授業の途中から原因不明の音声ノイズが混入したのです。止むを得ず、何度か再起動。不具合の原因は“BootCamp”モードのMacBook Pro。Windowsマシンと言っても、ハードはMacなので、どうしてもその制約を受けます。ポイントはファームウェア。つまりMac側。
それがこのような用途に対応していなかったようなのです。ちなみに、内蔵マイクも使えません。センセイはMac/Windows両刀使いですが、大学のシステムはWindowsベース。複数のマシンと大学のシステムを連携させて授業を進めるのに都合が良いのでこのシステムを使っていたのですが...。
初日のうちに“BootCamp”の使用に見切りをつけ、翌日から送り出しのみMacに。その後はほぼまったく問題なく、半年間の講義を乗り切りました。この環境下で一番画質と音質が良かったのが、病身のMacBook Pro。Windowsのファイルは“Fusion”──十分実用になる──を使用。
両者ともに、ホントに良く働いてくれました。ところが10月中旬、講義を終えて“Fusion”を終了させようとすると、「作業領域がない」と表示。たぶん仮想ディスク領域が不足していると通知しているんだと思います。
でも実際には十分な余裕が。しかもちゃんとメンテナンスしているし。センセイは見逃していたのですが、実はこの頃、MacBook ProのMac側のディスクが劣化し、不良の領域を次々と切り離していたんだろうと思います。残念ながら、無限に読み書きできるわけではありません。
センセイのトラブルは例外でしょうが、そもそもSSDにも寿命はあるのです。この問題を軽減する──完全な回避はできない──ためにトリムという仕組みがあるのですが、今回、SSDがApple純正だったため、センセイはMacBook Proにそのソフトをインストールしていませんでした。
Windows側のパーティションは相変わらずとても元気。しかし残念ながら、このSSDはいずれ廃棄するしかありません。
それにしてもなぜ、Mac側のパーティションでのみ問題が起きたのだろう。512GBのディスクの1/3しか容量を割り当てなかったことにヘソを曲げたんだろうか。
■11月19日(木) 「寮」のおばちゃん達、どうする?! ──新築中の大きな建物はやはり、食事付学生会館でした──
センセイはこのところ、やや現実逃避気味。もちろん、ちゃんと仕事をしていますので、その点はご安心を。
何から目を背けたいのかというと、お察しの通り、瀕死のMacBook Pro(Windows 10)と、突然昇天してしまったバックアップ用のSSD。後者の運命はすでに決しているのですが西村センセイ、現実をなかなか受け入れられない...。
今日は朝イチに学部の、そして午後に大学院の授業。遠隔授業でしたが、どちらも、教える側にとっても極めて興味深いものでした。講義は決して先生だけが行うものではありません。参加者全員が創る、一種の共同作業なんですね。
1限の後片づけをしてから、ちょっと早めのお昼にすることにします。他の用もあったので昨日に引き続き、「ほっかほっか亭」へ向かったのですが、ふと気づいてちょっと遠回りします。先月気づいた、建設中の大きなアパートです。
金沢工大生向けであることはほぼ確実。でもお伝えしたように、その時は施主さんの情報が判明しなかったのです。現場を訪れるとご覧のように、この間に工事がかなり進んでいました。現在は3階の工事に入っています。
今回は現場入口に大きな案内が。予想通り、新しいタイプの食事付学生会館(1棟目および2棟目)の3棟目でした。1棟目の建設時、入試関係者が「新入生に合わせて、毎年1棟ずつ建てるだろうね」と仰っていたのですが、その通りになりつつあります。
「家具家電付きデザインルーム」で「間取りは選べる6タイプ!」とのこと。前入試部長としては、「先着順ご入居受付中」はともかく「合格発表前予約 同時受付中」という記述が気になります。まぁ、1棟目からそう書かれていたのですが。でも現在の金沢工大、そんなに簡単に合格できるわけではないよ...と言いたいところ。
もちろんそんなことは口にしませんでしたが。興味深かったのが、建物の形状と規模の大きさ。今回初めて気づいたのですが、建物全体は「凹」の字型で、それを左に倒した格好です。以前は工事用フェンスに覆われていたため、詳細がわからなかったのです。
そして、新しい棟ほど大きくなっています。これに4棟目が加わると予想されますが、これらを合わせると相当な収容人数になります。これを迎え撃つ格好になるのが、従来のアパート群──開学時の経緯があり、当地では「寮」と呼ばれている──の経営者。
正面から闘うつもりだと推測される経営者(こちらとその後)もいらっしゃいます。でもセンセイの認識では、他の方達は態度を決めかねている。「寮」を実際に切り盛りしているのはおばちゃん達。もちろんご主人もいらっしゃいますが、相対的に人数は少ない。
この事態に彼女たちは、どうするつもりなんだろうか...。
■11月18日(水) この週末、季節がもう一つ進むようです ──今日の金沢は最後の(?)小春日和──
今日はタイトル通り、そして見たままのお話。
病床のMacBook Proは、Windows 10だけの片肺飛行という危機的な状況を続けています。本格的な復旧にはソフトウェアを含む資材と時間が必要。暫定的な使用開始は、早くて2週間後になると思います。
それまでWindows 10が持ってくれることを祈るばかり。北陸地方はこのところ天気が悪く気温も低い日が続きました。でも数日前から一転して、比較的良い天気。特に昨日と今日は良く晴れてい日が続き、気温も急上昇。金沢の今日の気温は24.6℃だったのですが、これは9月下旬、つまり2ヶ月近く前の気温とのこと。
今日は水曜日。センセイは1限に学部の講義があります。それを終え、出席状況など各種データを整理すると、もうお昼が近い。いろいろ考えたのですが今日は「ほっかほっか亭」にします。今週初めて。
写真はその途中で撮影したもの。大学脇を流れる高橋川、その対岸にある公園で幼稚園児が楽しそうに遊んでいたのです。もちろんこの陽気に誘われて、でしょう。中には大きな声で泣いている児童もいましたが。
ちなみに、幼稚園は学校教育法に定める通称「1条学校」なので、そこへ通学する子供たちは小学校同様、「児童」と呼ばれます。暑くなることがわかっていたからでしょう、園児の水筒が手前に並べられています。あらかじめ保護者に連絡して、用意してもらったんじゃないかと思います。
広葉樹は大半の葉を落とし、落ち葉の山ができています。大学に戻ると清掃業者の方が、キャンパス内の落ち葉の片付け方について相談していらっしゃいました。
この好天と気温は移動性の高気圧と、その縁をまわって吹き込んだ南からの暖かい風によってもたらされたもの。明日のお昼頃までこの状態が続きいて、当地は夏日になる見込み。ただし夜になると寒冷前線が通過。
雨が降るだけでなく、北西からの冷たい空気に入れ替わります。さらに週間寒気予報によると、来週前半からは上空に寒気が入り込むと予測されており、気温は10℃前後も低下します。でも、よく考えてみれば今週末はすでに11月下旬。これが普通で、今日は特別だったんですね。
今日(と明日の午前中)は、最後の小春日和だった、ということになりそうです。
■11月17日(火) 【悲報】何と今度は、バックアップ専用のSSDが頓死してしまった。1TB近いデータとともに...
ある意味、昨日の続き。ただしMacBook Proの不具合とは独立した事象です。そして残念ながら、こちらは最悪の形で決着済。トホホ。
今回のMacBook Pro(Windows 10)のトラブルは自宅で顕在化しました。当然、直ちに復旧を試みる──現在も継続中──とともに、各種データの救出、保存作業に入ります。こんな時のためのバックアップシステム。
以前は、小型ケース入りのハードディスクを使用していたのです。でもHDDは可動部分を持つので、どうしても物理的な寿命があります。また、そもそもMacBook ProのSSDは512GBしかありません。こんな時こそ、SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)の出番。
保存という観点からすると現在、最も信頼性が高いストレージと考えられています。そこで5年くらい前に、バックアップとMacBook Pro(Windows 10)容量補完のために、1TBのSSD(右上)を購入しました。ただし以前、USB接続のケースが端子部分で壊れたことが。
そこでケースだけをもう1個(左)、つまり2個購入しました。こちらには現在、MacBook Pro(Windows 7)で使用していた750GBのHDDを収めています。自宅でせっせとデータをコピーしていたのですが、都合でケーブルを抜き差ししたら、急に動作がおかしくなりました。通常はケーブル端子の接触不良が原因。でも接続し直しても状況は改善されません。
システムを再起動しても不可。残念ながら、深刻なトラブルが発生しています。最も疑わしいのは、SSDとケーブルを結ぶケース内の端子の部分。ケーブルの抜き差しのたびに大きな力がかかるため、ハンダ付けの部分が割れやすいのです。ただし後から考えると、密かに願っていたような。
「ケースの問題であって欲しい」、と。MacBook Pro(Windows 10)のSSDが著しく損傷していることは確実だったので、すでに2TB、つまりこれまでの倍容量のSSDを確保済(右下)。ちなみに新しいSSDの価格は、5年前の1TBの半分以下でした。
新たなトラブルで新しいケース(右下)も購入。役者が全部揃ったところで、不具合の原因を探ります。結果はすでにお伝えした通り。2個の古いケースにはまったく問題なく何故か、貴重なデータを含む1TBのSSDがただの金属と石ころと化していました。
もちろん記録されていたデータはすべて、天に召されてしまいました。(絶句)救いがあるとすれば、重要なデータはあちこちに分散記録しているので、大半が何とかなるのです。でも容量の関係で音声や動画は基本的に、破損したSSDに保存。ここにしかないデータがかなり存在します。
もはや、「存在した」とすべきでしょうが。特に、アナログ音源から手間暇掛けてA/D(アナログ/デジタル)変換したり、サンプリング周波数を変換したり、デジタルでイコライザー(等価器)をかけた貴重な音声データ──実際は音楽ばかり──が、永久に失われてしまいました。
それでなくても長距離運転中の危険な状況(こちらやこちらなど)で消耗気味の西村センセイ。...血圧が上がるわけだ。
■11月16日(月) 【悲報・未解決】すべてのデータを管理する主力機MacBook Proに、致命的なトラブル発生!!
西村センセイはこのところ、血圧がやや上昇気味。
その原因の一つかもしれないのが、先月末、MacBook Pro(Windows 10)に突然発生したトラブル。センセイは研究室、アパート、そして自宅(+モバイル環境)で仕事をしますが、最新のデータはすべてこのMacBook Proで管理。
極めて深刻な状態です。特にWindows 7学内ネットワーク接続禁止令が出て以降、1月中旬から主力機として八面六臂の大活躍。あらかじめお伝えしておきますが、この障害は現在も進行中。
残念ながら、ハッピーエンドを期待することはできない絶望的な状況です。それにもかかわらず、トラブル発生後2週間以上経過するのに、このサイトや授業──受講生諸君には事情を簡単に説明しています──には大きな影響は出ていません。
それには理由が。センセイはMacBook ProのMac側からSSDにパーティションを切り、他領域にAppleが用意した“BootCamp”を用いてWindows 10をインストールしています。
2月にも同様の障害の存在が発覚し、さらに症状は深刻化。その際はMac/Windowsともに危機的な状況に陥り、いずれも起動がままならないほどの状況だったのですが幸いにも、Windows側から奇跡的に回復させることができました。
まさに、僥倖(ぎょうこう)。今回は何故か、Windows側に不審な気配がまったくないのです。ただしハードウェアはMacだし、ファームウェアなどOSの基幹部もMac側。いつWindows 10が起動しなくなっても不思議ではないという状況なのです。
障害が発覚したのは先月末。2月のトラブル以降ほぼ毎日、センセイは就寝する前にWindows側からMac側を点検、修復しています。
「エラーは見つかりませんでした」と報告される日は稀で、たいてい淡々と「修復しました」と伝えてきます(写真)。チェックと修復を担当する“MacDrive”は、メンテナンスが本業ではないので、詳細な情報は伝えてきません。
解釈と対処は微妙。トラブルは深刻かもしれないし、軽微なのかもしれない。いずれにせよ抜本的な対応策を取るべきなのですが、結果的に、そうはしませんでした。
後日お伝えすることになると思いますが、それにはこのモデル独自の問題があります。酔っぱらっていたこともあり、その晩は何もしませんでした。翌日、外部マシンから起動し、Macパーティションの修復を試みました。
まずApple純正の「ディスクユーティリティ」でチェック。するとご覧のように、「修復できません」とのこと。障害が深刻なのです。後から考えると、この時点で可能な限りのファイルを救出すべきだった。
危機的な状況か、素面(しらふ)にもかかわらずオツムが猿化──猿に失礼な表現かも──したセンセイは...。このネタはしばらく継続することになりますが、お読みになる際はあらかじめ、冗談抜きで最悪の結果を覚悟してくださるようお願いいたします。
■11月15日(日) 国道359号線はやはり、移動式オービスの重点配備路線となったようです
今日は日曜日なので、明日以降に備えて金沢へ移動しました。
北陸地方は朝晩すっかり寒くなり、標高の高い山は雪化粧しています。柏崎地域のシンボル「米(よね)山」(993m)も土曜日に冠雪を確認したのですが、まだ気温が高いのでお昼には良くわからなくなってしまいました。
でも、金沢も新潟もすでに霰が降っています。本格的な冬は近い。中には「雪が降ってから交換する」という強(つわ)者も存在するのですが、こちらは無理ができない長距離運転。万一に備えてこの週末、夏用タイヤを冬用に交換しました。ただし予定していた新品の装着ではなく、これまでのものを履きつぶすことにしました。
メカニックの方と相談した結果です。お伝えしたように、夏用と冬用では径がかなり違うことがわかったので、この機会に改めて自宅─アパート間の距離を計測してみました。結果は247.4km。
少なくとも今回は、タイヤ交換前と同じです。一方、夏用はというと、これがちょっと、微妙。購入直後は240.2km(±0.2km)だったのです。ところが乗り続けているうちに表示される距離が少しずつ伸びています。
現在は240.5km(±0.6km)。要するに、タイヤが磨り減ったということなのでしょうか...。本来は10mm以上あるはずの夏用タイヤの溝が、交換後は8.0mmになっていました。
もちろん安全面での問題はありませんが。今日は晴天。放射冷却で朝は相当冷え込みました。自宅では車庫に収めているので問題ありませんが、行き交う車は夜露を乗せたまま。新潟県内は車両も少なく、スイスイと走行できました。
燃費計も最高に近い省エネ運転。でも富山県、特に富山市に入る頃には人々の活動が活発になる時間になります。車も増えてきて、燃費も低下。最終的な燃費は21.5km/Lとなりました。夏用タイヤと比較すると、5%ほど改善されます。
ただし直径に差異があるので、燃費はほぼ同じと考えるべきでしょう。国道359号線、砺波市芹(せり)谷でドライブレコーダーが記録したのが写真(原寸無加工)。画面の端に近いので、左右が少し圧縮されています。このところ何度かお伝えしている、移動式オービスです。
実は帰宅時も、富山市内の例の場所で目撃したのです。その際も、そして今回も警官2名が何かを覗き込んでいます。たぶん、ノート型のパソコンなんじゃないかと思います。ポイントはこの位置。
測定器が向いている場所はまさに、先日お伝えした正面衝突事故現場そのもの。事故の際、車両火災で死亡した男性は砺波方向(写真左側)から富山市内へ向かって、相当な高速で走行していたらしい。
当時は雨が降り、路面が濡れていたにもかかわらず。このちょっと先(写真右側)は砺波市頼成(らんじょう/らんじょ)で、道路脇に「もりもりハウス」があります。10日ほど前、そのすぐ手前では自動車と猪の衝突事故(こちらやこちら)が発生しました。
目撃者の証言の中に、「ここは車が加速する場所...」という意味の発言があります。砺波市のこの場所も、富山市側もまさにそのような場所。そして運転する側からすると、視界が急に開けるため多くの情報が一気に集中、輻輳(ふくそう)して、速度違反取締り装置を見逃しがちになる、一種の真空地帯。
どうやら、続発する重大事故を受けて国道359号線は、移動式オービスの重点配備路線となったようです。