2010年6月26日更新(2010年7月4日ページ移動。2014年5月25日写真削除)

──2010年6月第5週のニュース──

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6月26日(土) 自宅前道路の通行が規制されてしまった...

 といっても、何か事件が起きたというわけではありませんので、ご安心を。

 週末なので自宅に戻ると、前の道路で交通規制──というか、車の誘導をしていました。
 係員は車を「→駐車場」という立て看板のある方向へ誘導しようとしますが、もちろんセンセイは自宅へ入ります。

 自宅の向かいにある柏崎市総合福祉センターで今日と明日、「わいわい がやがや フェスティバル2010」なるものが開催されているのです。
 センターにある社会福祉協議会が主催する、内外への広報活動を兼ねた行事です。

 福祉センターは2007年に発生した新潟県中越沖地震の際に、ボランティア活動の拠点となった場所。所用を済ませてからセンセイものぞいてみました。
 入口に並ぶ列は、50円の「わたあめ」を買い求める親子連れ。

 水風船やシャボン玉、アイスクリームなど子供向けのものが安価で販売されています。
 そもそも来訪者全員にポップコーンが配られるというサービスぶり。

 しかしセンターの中に入ると、様子はずいぶん変わります。

 手前の小学生はスタンプラリー(?)に夢中ですが、ここは本来、福祉用具を紹介するコーナー。
 この他にも、健康チェックや福祉相談もできます。

 高齢者の疑似体験コーナーもあるそうなのですが、どこにあるのか、残念ながら今日は見つけることができませんでした。

 参加しているのは福祉関係の団体だけではありません。

 写真は「おもちゃ病院」。

 運営母体がどうなっているのかはわかりませんが、手前では若い家族が乳児用のプラスチック製玩具の修理について係員と相談しています。

 奥の会議室では数人の「おもちゃドクター」が治療中。ただしナースの姿は見当たりませんでした。

 一番奥の部屋では、以前ご紹介したことがある絵本館「サバト」の方々が、絵本の読み聞かせの真っ最中。
 おわかりでしょうか、しっかりと魔女姿です。

 このサバト、拠点としていた元工場の解体にともなって、元小児科病院に活動の場を移転。
 しかしその1年後に発生した新潟県中越沖地震によって活動拠点は全壊してしまいました。

 しかしメンバーの思いと努力、そして元小児科医ご遺族の理解のおかげで、サバトは現在、同じ場所に再建された建物の中で活動を続けています。

 その様子を確かめられただけでも、つまり普通の人々が震災からある程度立ち直り、その次を見据え始めた姿を確認できただけでも、今日のイベントはありがたいことだと思っています。

 そのために、自宅前の通行ができなくなっても、全然問題なんてないのです。



6月25日(金) 大和新潟店が閉店。市街中心部の空洞化進行は不可避か

 週の前半ほどではないものの、西村センセイ、風邪がなかなか治らない。本当に普通の風邪なんだろうか。

 仕事その他を優先する必要があるので、昨晩は金沢のアパートのBDおよびDVDレコーダ2台を使って、録画済の番組をディスクにダビングしながら──作業終了後に自動で電源が切れる──早めに就寝しました。

 今日はいつものように6時前に起床したのですが、作業が無事に完了しているかどうかを確かめるためシステムを起動すると、おぉ、Wカップ杯日本代表が決勝トーナメント進出のニュース!!
 今朝の金沢工大はいつもより人影がまばらだったように思えたのですが、明け方になってから寝た学生諸君もいるんだろうなぁ。

 でも今日、6月25日は、新潟県民、特に新潟市民にとっては、別な意味で特別な日。
 今晩7時をもって、新潟市中心部のデパート「大和」が今日で閉店したのです。

 新潟市民にとっては、県庁とか市役所といった「あって当たり前」の大和が突然存在しなくなるという、未経験の事態。((c)新潟日報社)

 新潟店の閉店告知は降ってわいたという感じで新潟県民に大きな衝撃を与えましたが、さすがに大和のフォローは早く、すぐに県内3店舗および小松店──大和は金沢市が根拠地──閉店時期を公表しました。

 この大和新潟店の開店は、何と、第二次世界大戦中の昭和18年だそうな。70年近い歴史があるんですね。
 地元に根ざしていたお店なので、閉店決定が伝えられるとお客がどんどん増えたそうで、最近訪れた家人によると「ものすごく混雑していた」とのこと。

 NHKおよび地元有力紙は特集を組むなど、地元メディアは総力を挙げて大和閉店に至る理由と市街地中心部が抱える問題点を此見(これみ)よがしに突きつけます。
 でも皆さんがすでにお察しのように、事態はもっと深いところで静かに進行していたのです。今回の閉店は、その当然の帰結。

 地方小規模都市だけでなく、新潟市のように100万人都市に迫ろうという都市ですら、旧市街地はかように衰退しているのです。

 かといって、うまい解決法があるわけでもなく、本当に難しい問題です。



6月24日(木) 今日は、東の空まできれいに夕焼け

 今日もまた見たままのお話。

 昨日は講義が二つあったのですが、授業と会議二つを終えて受講生の反応を読んでいると、自由コメント欄に「TERRAは今大盛り無料ですよ」との記述が。
 “TERRA”というのは、大学の近くにオープンした塩ラーメン専門店。このサイトを読んでくれている方が教えて下さったんですね。

 さっそく「明日行きます」とコメントしてサイトを更新したのですが、夜になって情報を寄せてくれた学生からメールで再び情報が。
 明日の木曜は、定休日なんだそうです。

 もうちょっとで営業していないお店へ行くところでした。K君、重ね重ね、ありがとう。

 6時過ぎに大学を出て所用を済ませ、ひとまずアパートへ戻ります。

 晩の惣菜を買う必要があるので外へ出ると、あたり一面が夕焼け色。

 西側はまだ明るく、黄色っぽい色だったのですが、東の空まで続く帯状の雲の柿色が、空の深い青色と張り合っています。
 しかもその勢力争いの状況が目の前でどんどん変化していきます。息をするのを忘れてしまいそう。

 近くのスーパーに到着した頃にはもう、いつもの、夜。

 ほんの僅かな間の出来事だったのです。



6月23日(水) 今日、センセイが目撃したこと ──こういう場面に、金沢工大生の特徴が表れていると思う──

 お陰様で、お腹の具合はだいぶ回復したのですが、咳と喉の不具合と、そして腰の痛さは相変わらず。立っていられないので今日は、講義のかなりの部分を座って行いました。
 受講生の皆様、聴き取りにくく、またお見苦しくて申し訳ありませんでした。

 食欲はないのですが、午後にも講義があるし会議も続くので、とにかくお昼を食べなくてはなりません。学食は混んでいる時間帯だったし、センセイには量が多すぎるので諦めて、とにかくキャンパスの外へ。
 結局、コンビニで冷やし中華を買って戻ります。

 大学の正門を入ろうとして、向かいの歩道を、男子学生が自転車でやって来ることに気づきました。
 突然、老婆が彼に声をかけて止めます。

 学生にしてみれば、ヘッドホンをしながら運転していた──これは危険な行為です──こともあって、何が何だかわからない様子。
 それにはかまわず老婆が何かを尋ねています。

 やっと少しずつ状況を理解した学生、左のヘッドホンを外してやりとりをしています。この辺には民家が少ないのですが、道を尋ねているようです。
 何回かやりとりをした後、老婆は右方向へ歩き始めました。

 ちょっと陰になっていますが学生のニコニコした様子と老婆の表情がすべてを物語っています。

 当たり前といえば当たり前のことなのです。でも都会の大学で感じる、ある種、殺伐としたものがここには存在しません。

 やはりこういう場面に、金沢工大生の良さが表れていると思うのですが、どうでしょう。



6月22日(火) この青色がうまく伝わっているでしょうか... ──大学構内では、紫陽花が見頃を迎えています──

 今日も見たままのお話です。悪しからず。

 昨日の講義で受講生に「病人は早く帰りなさい!!」と諭さた西村センセイ、ホントに大人しくアパートに戻って休みました。その甲斐あってか決して悪化はしないのですが、良くもならない。
 今日は涙目ウルウル、お鼻は○○○○、お腹は△△△△、そして関節はグキグキ。何故かわかりませんが腰が痛いので、立っているのがつらい。

 汗はかいているのですが、暑いのか寒いのかよくわからない。そのおかげで午後の授業の教室はずいぶん暑くなってしまったようで、室温管理に要望が出たほど。
 でも体温を計ると、36.3℃。ホントに風邪なんでしょうか。

 もちろん食欲はありませんが午後の講義のために体力をつけておく必要があります。
 行き先を決めずに校舎を出ると、見慣れない色が目に飛び込んできました。
 青色、それもかなりキツイ青色です。空色に力と実体を持たせたような感じ(どんな色なんでしょう)。紫陽花
(あじさい)です。

 色を追いかけていくと、どんどん色が濃くなります。大学に接した高専の校舎脇で撮影したのが写真。
 色の力が皆さんにうまく伝わっているでしょうか。

 センセイのMacBook(White)、あまり不満はないのですが、液晶だけはイマイチで、画面上ではずいぶん控え目な感じになっています。

 一方、古くなったけど、アパートでずっと使っているApple Studio Displayだとかなり力を感じることができます。
 いずれにせよ実物はかなり「ガツン」と来る色です。

 その紫陽花に励まされて午後の講義を乗り切った西村センセイ、明日に控えて、今日も早めにおやすみなさい。



6月21日(月) 安物買いの銭失い? ──センセイが2週続けて金沢へ車で来た理由──

 西村センセイ、実は先週、今週と金沢へ車で来ています。

 その最大の理由は回数券が切れていること。先日の四国出張で乗車券を調整したので、現在、いつも使う金沢−柏崎間の回数券(3ヶ月間有効)を持っていないのです。
 だからいつものように電車を使わなければならない、というわけではない。

 他にもいくつか理由があって、雨の季節は車があると便利──先週は雨が続いたので助かった──とか、ETC割引でJRを利用するよりお得だとか。
 そして最後のダメ押しが、金沢のガソリン価格なのです。

 先週はちょっと運ぶものがあったので車を使ったのですが、驚いたのが、金沢のガソリンスタンドの安いこと。
 この日はレギュラーで125円/L。センセイが使うハイオク──輸入車はハイオク指定──でも134円。

 柏崎での最低価格のお店より、さらに10円ほど安い!! 要するに今週の西村センセイは、数字に釣られて車で来たようなものなのです。
 でも良く考えてみると、今回の40L給油での差額は僅か400円。

 商売で運転する時や毎日使うのならこの差は効いてきますが、センセイのような場合、ほとんど誤差レベルなんですね。

 電車なら、ポメラでメールの返事を打ったり、ビールを飲んだりできますが、もちろん車では不可。
 318iの運転そのものは楽しいけれど、移動する何時間かはずっと緊張しています。特に市内はかなり気を使います。

 そのせいもあってか、もともと疲れが取れていなかったのに、一昨日、昨日と気温や湿度の変化が大きかったので、ついにセンセイも風邪を引いてしまいました。
 午後の授業の最中にどんどん体調が悪化したので、とにかく帰宅して休むことにします。

 結局、今週のセンセイの場合、目先の数字や損得勘定に振り回されて、全体としては何かを失ってしまう結果になったようです。反省。

 あ、そうそう、写真のガソリンスタンドで安売りをしているから「安物買いの・・・」と言っているのではありませんので、念のため。

 安売りのお店は庶民の生活を守るための味方ですし、実際、いつ行っても道路上にまで列が伸びています。どうやったらこの価格で販売できるのか、不思議なんですが。



6月20日(日) 柏崎市中心部、大規模ショッピングセンターがその姿を現し始めました

 先週末、金沢から車で自宅に戻ろうとして、おぉ。自宅のすぐそばに、大規模ショッピングセンターが姿を現し始めています!!

 ここは柏崎市の中心部、しかも国道8号線沿いの便利な場所。もともとコマツの関連会社があった──こちらの写真の左側(裏側から見たもの)──のですが、同社の国内生産体制の見直しにより工場を閉鎖し、その後は更地になっていたのです。
 新潟県中越地震の際は仮設住宅が建設され、また2年後の中越沖地震の際は、一時的に被災粗大ゴミ置き場として利用されました。

 その後、新潟県北部を地盤とするスーパーウオロク──江戸時代、新発田市で創業した鮮魚店のその後の屋号「魚屋六右ェ門」に由来する──が、ケーズデンキを運営する北越ケーズやホームセンタームサシ(写真右奥)を展開するアークランドサカモト(株)とともに、新たにショッピングセンターを開設することになったもの。

 ウオロクは新潟県中部および南部に強いスーパー原信およびナルス(両社は同一資本)と競合しますし、ケーズデンキやムサシに至っては、実はすでに市内にかなり大きな店舗を持っています。
 既存の店舗を廃してでも、スケールメリットを生かした新規拠点を築くことで生き残りを図ろうとしているのです。

 もちろんライバル会社も手をこまねいているわけではありません。

 すぐ近くにある原信は大規模なリニューアルを行い、家人によると「とにかく混雑していた」とのこと。
 車で行った人によると、混雑していて駐車できなかったそうです。

 仁義なき戦いは7月上旬に本格的に火蓋が切られます。オープン直後は手前の国道8号線を含めて激しい混雑や渋滞が予想され、とても車では行けそうにありません。
 徒歩か自転車で行ってみようと思っています。

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