2015年4月18日更新(2015年4月26日ページ移動。2018年1月6日一部写真削除)

──2015年4月第3週のニュース──

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4月18日(土) 旧Mac OSの資産は最終的に、各所のWindowsマシンに継承されることに?!

 お伝えしたように先週末、旧MacOSのエミュレータ“SheepShaver”の使い方に劇的な進展がありました。

 「ディスクイメージ」を利用して、Mac独特のファイルを完璧に他機とやり取りできるようになったのですが、 「ディスク」といっても、実際のディスクを出し入れするわけではありません。
 Windowsマシン(MacBook Pro)上に保存されたデータに、ネットワークを介してアクセスします。

 今日はその作業の続き。写真は資産を引き継ぐため、自宅書斎のPowerMac 8100を久しぶりに起動し、このマシンにしかないデータをディスクイメージに書き込みんでいるところです。
 これを、ネットワーク上のPowerMac G4 Cubeを介して“SheepShaver”に渡します。

 う〜ん、20年近く前のデザインだけど、最近のフラットなアイコンに通じるものがあり、やはりMacは上品だ。
 受け皿となる“SheepShaver”も再整備する必要があります。

 今まではワン・ポイント・リリーフ的に割り切って使ってきたので、旧MacOSのHDDには720MBの容量しか割り当てていませんでした。
 インストールしたソフト(アプリケーション)もごく僅か。

 これまではそれで十分だったのです、と言うか、センセイは“SheepShaver”の能力を活用しきっていなかったのです。「宝の持ち腐れ」そのもの。
 でもMac独特のファイルをやり取りできるようになったし、資産もエミュレータの中で管理するとなると容量が足りません。

 しかも今まで使ってきた旧MacOSのHDDは実験を繰り返したため、どうも調子が良くない。特に“QuickTime”が機能しません。
 そこで新たに1GBのディスクスペースを確保して、そこにMacOS 9.0を新規インストールしました。

 なぜかOSのCD-ROMを認識しなかったのでディスクイメージで対応するとか、対応する範囲では最新の9.0.4にアップデートすると不具合が発生するなど、作業はホントに大変でした。
 現在もなお、HDDのアイコンを変更できず、一部のアクセサリーを起動するとWindows OSを道連れにダウン(!!)するなどの不具合が残っています。

 でもそのような特定の行為さえ回避──というか、そのようなファイルは消去──すれば、相当安定して動作します。初めて見た人はびっくりするんじゃないだろうか。
 作業はまだ途中ですが、次は各所(自宅、金沢のアパートと研究室)への移植。

 旧MacOSエミュレータ“SheepShaver”は、要するにWindowsアプリケーションと関連ファイルなので、完成された「マシン」をそのまま、各地に置いてあるWindowsマシンに移植できるはず。少なくとも32bitマシンはほぼ確実です。
 もちろん同時に複数のマシンを起動しないなど、著作権上の約束を守る必要がありますが。

 これからは、仮想マシンはそれぞれの場所にあり、ネットワークを通じてWindowsマシン(MacBook Pro)上のデータにアクセスすることで、旧MacOSとデータは生き残る、ということになりそうです。
 ちなみに、Windows上に存在する旧MacOSディスクには、MacOS X側からもアクセスできるはず。

 MacOS Xにはあまりご縁がないので、センセイ自身は試しておらず、またその気もありませんが。



4月17日(金) でも、タイヤを履き替えます ──推定走行可能距離1,000km以上を初めて達成しました──

 北陸地方はこの冬、基本的には少雪だったのですが、シーズンの最初と最後にドカンと降雪。それでもさすがに4月最初の週に、センセイは冬用タイヤを夏用に交換しました。
 ところが交換後にディーラーの方が「夏用タイヤの溝が減っています」。

 購入、交換したのは数年前のはずなので、気になっていたのです。

 タイヤ交換は今後のBMW 318iの使い方と密接に関係しています。購入後11年目に入った318i。とても良い車なので、もうしばらく乗るつもり。だからお伝えしたように昨年はすべてのサスペンションを交換しました。その効果は絶大。
 これだったら、走行距離が10万kmを越えたくらいで交換すべきだった。

 でもいつまでも318i、というわけにはいきません。

 BMW 3シリーズのモデルチェンジ──今夏マイナーチェンジする──や車検のタイミングを考えると、2年半後、あるいは遅くともそれから2年以内にBMW 320i(F30/MT)後期型に乗り替えることになると思います。
 今のタイヤはそれまで持ちません。早く言ってくれたらタイヤ交換の際に履き替えたのに......。

 そこでディーラーに連絡して、来週、タイヤを交換してもらうことにしました。現在のミシュランに乗るのはこの週末が最後。しかも今後は、自宅−金沢間の移動については318iがメインになると思われます。
 そこで日曜と今日の夕方は、それを意識しながら運転しました。

 もちろん安全最優先。特に一時停止と左右確認は絶対に守ります。

 でもそれだけでは盛り上がらないので、移動のたびに、何か一つのテーマを設定するようにしています。
 今日の「お題」は、省エネルギー。

 センセイのBMW 318iはMTということもあって、長距離は非常に低燃費。あまり長くない区間なら20km/L以上なんて簡単
 この調子で高速道路を80km/hで走っていたら満タンで1,200km走行は確実です。

 でも実際には市街地のストップ&ゴーがあるので、そこまで記録は伸びません。今回は、いつも以上に急加速を控えて運転しました。
 でも運転している時は、「お題」を忘れていることも多い。

 新潟県内に入り、ふと気づいて表示を変えるとおぉ、推定走行可能距離は何と、1,000km以上!!
 計算上は何度か経験(こちらこちら)していますが、推定とはいえ、その数字を実際に目にするのは初めてです。

 その後、交通量の多い上越市内の一般道に入ったため燃費は低下しましたが、それでも自宅到着直前まで19.5km/Lを維持。
 ただし自宅での車庫入れ中に19.4km/Lに落ちてしまいましたが。

 それでいて、乗り心地、運転心地はすばらしい。つくづく、その価格を含めてこんな凄いものを作り上げてしまう人たちに、「かなわないなぁー」と思ってしまうセンセイなのです。
 軟弱だと言われれば、それまでなのですが。



4月16日(木) 大学キャンパスに春が来たんだなぁーと思う時

 「山場を越した」と言っても、仕事が片づいたわけではありません。さすがに昨日は疲れ果てていたので、今日は少しゆっくり目に起床。

 でも、朝イチの講義開始時刻までにはちゃんと出勤──センセイのこの時間の授業はない──し、立場上、他の先生の講義を少し参観させていただきます。
 もちろん問題なんてあるわけないので研究室へ戻って、お仕事。

 午後には割と神経を使う打合せが控えています。ある意味では体力勝負なので、早めにお昼を取ることに。今日は外でお弁当を買うつもり。
 研究室のある建物の階段を降りようとして、あれ?!

 部屋の陰に女子学生がいるのです。椅子に座っているのですが、そういえばあの学生、さっきから同じ場所に座っている。
 回り込んでみると、スケッチ帳に何か描き込んでいます。

 ......あぁ、この季節が来たんだぁ。

 校舎(写真右)を出ようとして、自動ドアの向こうに複数の女子学生の後ろ姿が見えました。やはりスケッチをしています。
 その向こうには、一人の男子学生。

 彼ら彼女らが座っているところを回り込むような形で、センセイが出てきた場所を振り返ったのが写真。
 何人のスケッチをしている学生を認めることができるでしょう。

 これはまったく個人的な感覚なのですが、センセイは梅や桜の花よりもスケッチに取り組む新入生の姿を見た時に、「(彼ら彼女らは)ここまでいろいろ大変だっただろうけど、何とか落ち着くことができたんだな」と悟ります。
 キャンパスに春を感じる瞬間......と、春を愛
(め)でたまでは良かったのです。

 しかしそれが仕事の順調な進捗(しんちょく)を意味するわけではありません。朝から夕方まで気合いを入れて取り組んだのですが、残念ながら、きちんと片づけることはできませんでした。
 トホホ。

 明日は帰宅するつもりなので、それまでに何とかしなくては。



4月15日(水) 早朝だというのに、このたくさんの人たちは何なんだ!?

 立場上ちょっといろいろあって、この1週間は記憶が吹っ飛びそうなほど猛烈な忙しさ。ただし、センセイが何かミスしたとかいうわけではありませんので、ご安心を。
 仕事は今日が山場。でも準備は進んでいません。

 そこで守衛さんが正面玄関へ移動する時刻にご出勤。まだ朝早いので、メインの駐車場に車は皆無。

 1時間ほど働くと大学前のパン屋さんが開く時刻になりました。サンドウィッチを買い求めるべく、駐車場を横切って向かおうとすると、おぉ!!
 駐車場が満車になっています。いつもならこの時間帯はまだガラガラなのに。

 しかもその中にはパトカーが2台。だから最初は事故が起きたのかと思ったのです。でもそんな様子はありません。
 駐車場を過ぎて食堂脇を通り抜けようとして、建物の中で何か行われていることに気づきました。

 入ってみると揃いのジャンパーを着た地元の方と警察官が結団式のようなことをやっています。式はすぐに終了。参加者が出てきたところを撮影したのが写真。
 ご覧のように、地元の方と所轄警察署による交通安全指導なんですね。

 ポイントは車道の端。よく見るとわかりますが最近、大学近辺では自転車の通行帯が設置されたのです。
 左側の歩道を走っていた高校生を、警官が通行帯へ誘導していました。高校生や工大生の自転車の乗り方、明日から変わるかな。

 ちなみに、頑張った甲斐あって仕事に一区切りつけることができました。やれやれ。



4月14日(火) 特にMacは要注意です ──SSD化後は“Trim”機能を有効に──

 昨日の続きです。悪しからず。

 お伝えしたようにMacBook ProをSSD化すると、特にMac側では体感性能が劇的に向上します。
 でも実は、SSDは使い方を誤ると速度が低下したり、寿命を大幅に縮める可能性があるのです。

 現在のコンピュータシステムはもともと、ストレージとしてHDDを前提としているのですが、それとSSDとではデータの消去、記録の方法が根本的に違います。
 最近のOSはかなりSSDにも対応しています。

 でも以下にご紹介するように、すべて最適化されているわけではありません。特に問題となるのが“Trim”という機能。
 これを有効にすることで、速度低下を軽減し、しかもSSDの寿命を延長することができます。

 この機能、Windows 7では標準で有効になっていますがSSDは高価。それにそもそも貴重なデータを失いたくありません。
 そこで 電机本舗の「SSD最適化設定」というソフト(左上)をインストールし、Trimを確実に有効にします。
((c)電机本舗)

 最近のMacもTrim機能を有しています。でも調べてわかったのですがMacは純正SSDのみ、Trim機能が有効になるのです。
 今回のようなサードパーティー製は無効に設定されているんですね。

 そこで右下の“Trim Enabler”をインストール。スイッチをONにして再起動すると、機能が有効になります。((c)Cindori AB)
 モダンOSでSSDを導入したら、Trimを機能させることを強くお勧めします。



4月13日(月) いつもの「フツー」を陰で支えるもの ──MacBook ProをSSD化して1週間が経過しました──

 今学期の講義は7日(火)から始まったので、1週間が経過した今日、やっと一巡しました。メインの講義の様子はこちらからご覧いただくとして、全体としては「至らぬ点もあったけど、まぁ、何とかなりそうかな」という感じ。
 でもここに至るまで、本当に大変だったのです。

 もちろん一番助けていただいたのは同僚や職員、そして誰よりも受講生諸君。彼ら彼女らは気づいていないでしょうけど。

 でも今回はもう一つ、病み上がりのMacBook Proにも助けられました。先月、デジカメのデータを移すべく、SDメモリを専用スロットに差し込むと、ある特定の段階で必ずフリーズするようになりました。
 後に、これはSDメモリ側のトラブルであり、MacBook Proへの疑いは濡れ衣であることが判明するのですが。

 他にも細かな不具合が発生しており、新学期の講義や研究に耐えないと判断したため、急いで1TBのSSDを手配しました。
 同時にMacBook(White)の整備を急いでWindows側のデータをそちらへ移行

 SSDは29日の夕方に届いたので日曜出勤し、すぐにMacBook Proを解体。写真はその時のものですが、特殊な工具さえあれば、分解は簡単でした。
 750GのHDD(写真左下)は外付けケースに移します。

 外部からMacBook Proを起動してSSDをフォーマット後、Mac側についてはHDDのデータをそのまま戻します。
 ただし今回は高速なFireWireではなくUSB2.0での接続だったので、データの移行に3時間かかりました。

 ここで仮眠を取り、翌日はWindows 7を新規インストール。たぶん300個くらいあるOSの更新プログラムとOffice(+更新データ)その他のアプリケーションを入れて、MacBook(White)からデータを戻します。
 すべての設定を終えたのは夜。仮眠時間を除くと、ほぼ丸一日の作業となりました。

 実はその後もアパートでインターネットに繋がらなくなったりしたため、細かい設定変更を続けました。でも苦労の甲斐あってMacBook Proはすっかり元気になりました。
 SSDは、特にMac側で絶大な効果があり、驚くほど高速に起動します。今までの苦労は何だったんだ、という感じ。

 Windows 7側はそこまでではないのですが、やはり速くなっていますし、特に日本語変換時のキビキビとした動きに違いを感じます。Mac、WindowsともにMac mini(SSD)より速く感じます。
 1TのSSDは6万円ちょっとしましたが、これからもMacBook Proを使い続けることを考えると、必要な投資だったと考えています。

 裏ではいろいろ大変だったのですが、それでも講義を乗り切ることができたのは、このようにMacBook Proのおかげでもあるのです。



4月12日(日) これからは、このパターンかなぁ ──満開の桜を堪能しながら、車で金沢へ移動しました──

 このところずっと物理的に忙しかったり、気を使う仕事が続いていたので、センセイはかなり疲れていたようです。帰りの北陸新幹線の中でついウトウトしてしまいました。
 でもゆっくりできた今までとは違って、新幹線では寝たまま乗り過ごすわけにはいきません。

 それでも昨日はきちんと休息を取ったので、今日は割と体調良好。眠気も残っていません。そこで予定を変更して、午前中に自宅を出発することにしました。今週は車での移動。
 冬用タイヤは1週間前に交換済です。

 センセイは基本的に安全運転なのですが、車での移動はやはり事故の危険性が伴います。不注意はもちろん、特に居眠り運転に気をつける必要があります。
 センセイはたぶん、睡眠時無呼吸症候群なのです。

 だから長距離を運転する前には必ず十分休息し、カフェインの入ったドロップを持参します。それでも高速道路の運転は単調。どうしても眠気を覚える瞬間があります。
 それもあって、センセイは一般道を走るのです(BMWは一般道を走っていると楽しいし)。

 帰宅する時の新幹線からは桜がよく見えなかったのですが、一般道を走っていると、まさに今が花盛り。

 気温が少し高いのでしょう、富山市や金沢市の市街地は桜が散り始めて──それはそれで桜吹雪が美しい──いました。
 でも新潟、富山県内は今日が見頃。写真は自宅近くで撮影したもの。

 朝の柏崎は気温は低いものの、ご覧のようにかなり晴れていたのですが、上越以西は薄曇りになってしまいました。
 桜はとても美しいのですが、背景が一面グレーになるので絵にならない......。

 運転していたので写真は撮影していませんが、桜の回廊を通り抜けたり、黒部川の堤防で桜祭りをやっていたり。
 .....知らなかった。

 新潟と金沢を往復するようになって13年目に入りましたが、これほど桜を堪能させてもらったのは初めてです。
 まったく何の問題もなく、予定時刻に金沢到着。

 あちこちの都合を考えるとどうやら、これからはこの時間帯に車で移動することがメインとなりそうです。

 唯一心残りがあるとすれば、西入善駅の桜を見ることができないことです。

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