2015年12月19日更新(2015年12月27日ページ移動。2018年1月6日一部写真削除)
■12月19日(土) 「新たなる希望」 ──この切符の駅の、その先まで行くことができるようになります──
報道で最初に知ったのですが、映画「スター・ウォーズ」の新作が公開されたとのこと。
自宅近くに割と交流がある若夫婦──そのお父さんはセンセイの高校時代の恩師──がいらっしゃるのですが、今日、新潟まで観に行ったそうです。
センセイが映画館へ行くことはないだろうなぁ。さて、JR各社から来春のダイヤ改正のポイントが発表されました。北海道への夜行寝台特急「カシオペア」運行終了などが告知されています。でもセンセイ個人としてはすでに過去の話なので、あまり関心はありません。
「葬式鉄」じゃないので。ただし、一つだけとても明るい話題がありました。JR東海が2009年の水害で大きな被害を受け、一部区間でバスによる代行運転を続けていた名松(めいしょう)線の運転を再開すると発表したのです。
来春のダイヤ改正時に、全線で運転を再開するとのこと。センセイはこれまでにJR北海道、JR東海、JR西日本およびJR九州全線を完全乗車しています。
ただし、JR東海と西日本はちょっと微妙。もちろんちゃんと乗車しているのですが、JR東海の名松線については不通区間の家城(いえき)駅と、本来の終点である伊勢奥津(いせおきつ)駅間は乗車していません。
代行バスに乗っても良かった──実際、何度か乗ったことがある──のですが、復旧の方針が伝えられていたので、わざとそのままにして置いたのです。「完全乗車」ではなくなるわけですが、センセイにとっても、そして何より地域の方にとって嬉しい知らせ。
滅多に訪れない場所なので、いつになるかはわかりませんが、これもう、行くしかない。JR西日本についても、可部(かべ)線の廃止区間(可部─三段峡間)の一部(可部─旧河戸)が遠くない将来に復活する予定です。
もちろんこちらも乗ってみたいと思っています。ちなみに写真の乗車券、料金の部分が「\xxx」となっていますが、別に変な切符ではありません。往復乗車券なので、帰路に料金が総額で記載されているのです。
この時の運賃は往復で960円、つまり片道480円でした。券の周囲が少し変色していますね。乗車してからかなり時間が経過しているのです。
■12月18日(金) う〜ん、iPhone用のLightning-USBケーブルって、こういう壊れ方をするのかぁ
ご存じのようにセンセイは、金沢のアパートにいる時と外出時は、3年前に購入したiPhone 5を使ってインターネットに接続しています。
ホテルなどでは有線・無線LANを使うこともありますが、このサイトのアップロードだけはiPhone 5を使う必要があります。MacBook Proとは有線でも無線でも接続できるので、データ送受信そのものは大丈夫なのです。
問題はiPhone 5の充電。センセイには「酷使」なんて無縁なのですが、それでも時々充電しないわけにはいきません。
いずれにせよ、写真のLightning-USBケーブルが必要になります。iPhone 5購入直後にケーブルを3本買い求めて、自宅、アパート、研究室そして鞄の中に1本ずつ配置しました。
勘定が合わないのは、もともと1本付属しているからです。ただし初期のLightning-USBケーブルは、使い勝手が悪い長いものしかありませんでした。特に新幹線の中などではケーブルが邪魔。
そこで、鞄の中に入れるものは結束バンドで縛っていました。たぶん去年だと思うのですが、秋葉館へ立ち寄った時に15cmくらいの短いもの(写真右)を見つけたので、ふだん持ち運ぶのはこの1本にしました。
でもこのケーブル、最初から調子があまり良くない。それでもずっと使っていたのですが、2ヶ月くらい前から時々iPhone 5を正常に認識しなくなりました。
正確に言うと、iPhone 5がMacを「信頼できますか?」と尋ねてくるようになったのです。たいてい接続し直せば何とかなったのですが、昨日からはついに充電しなくなってしまいました。やはり壊れてしまったらしい。
最初に購入した長いケーブル(写真左)に戻したら何の問題も発生しなくなったのですが、改めてケーブルをよく見ると、とても華奢(きゃしゃ)な造り。
これじゃぁ断線しても無理ないよなぁ。
■12月17日(木) 例年よりかなり遅く、金沢に初雪が降りました
今週は車で金沢に来ているのですが、今日は徒歩でご出勤。夜、車を運転できない仕事があるのです。
金沢は昨晩から冷え込み、雨が降り始めました。たまたまセンセイが大学に向けて出発した時は雨も一休み。
その時は傘を差さなかったのですが、途中、昨晩から駐車していた窓ガラスの下部がうっすらと白くなっていることに気づきました。
初雪です。例年より半月ぐらい遅い感じ。途中、割と大きな道路を横断するのですが、歩行者用信号機のスイッチを押すと、目の前を、屋根に雪を積んだ軽自動車が。
少し標高の高いところではそれなりの降雪があったようです。日中は冷たい雨が降りましたし、夜、タクシーで金沢市街地へ移動する途中は再び霙(みぞれ)。
仕事を終えてアパートに戻ると、318iの窓や屋根はご覧のような状態。このままだと窓ガラスが凍結してしまうので、明朝エンジンをかけてもしばらく運転できません。雪を払い落とし、ワイパーを立てます。
これが北陸地方の常識。多少遅れながらも、雪国の冬は本番です。
■12月16日(水) OPPOの“BDP-105D JAPAN LIMITED”、デジタル画像補整機能も強力です
写真は姪達の10年ほど前の姿。お正月に実家で撮影したハイビジョン映像です。
HDVフォーマットの録画済テープを、この春に買った業務用デッキで再生し、OPPOの“BDP-105D JAPAN LIMITED”のHDMI IN(!!)端子に繋ぎました。
その出力を、特殊な装置で変換し、Mac miniに取り込みました。よぉーく見ると、中央部に縦の黒い線が一本。画面下部には半透明のコントロールパネルが。
これは“BDP-105D JAPAN LIMITED”のデジタル画像補整の様子。このモデルは2系統のHDMI出力を有しているのですが、そのいずれにも独立して輝度、コンロラスト、色相、彩度などの画質調整をかけられます。
特に写真の出力は「驚異的な明瞭度や深みを付け加え、よりリアルな優美で洗練された印象」を与える「DARBEEモード」を装備。補正前後の様子を確認できるように、画面をに分割しているのです。右が補正前、左が補正後。
比較のため、効果を最大にしました。もともと左右で素材が同一ではありませんし、小さな写真ですが、それでも皮膚の質感は縦線を境に大きく異なります。
デジタル処理の凄さを思い知らされます。そしてもう一つ。新しいものに積極的に取り組もうというOPPOの姿勢は、まさに、かつてのソニーの開拓者精神そのものなのです。
■12月15日(火) これが、この値段で良いんだろうか... ──冬の夜は暖まる鍋料理!!
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西村センセイはこれまで、原則として自宅のある新潟と金沢間を電車で移動していました。季節によって衣類を入れ換える必要があるので、月に1回くらいは自動車を利用していましたが。
何度もお伝えしているように、北陸新幹線の開業でそれが逆転してしまいました。車だと交通事故に遭遇するリスクが高くなる反面、メリットもあります。自分の都合に合わせて移動できますし、嵩張るもの、重いものも運ぶことができます。
車で運搬するものの一つが、取れたての野菜。冬は母親や義理の叔母が育てた白菜と葱を持ってきます。主に、鍋料理を作るのです。食物繊維を取れるし、安いし。そして何より、美味しい。
帰宅する時にスーパーに立ち寄って、鍋に入れる海産物を何か一つ買い求めます。今日はカワハギ。
昨日は写真のすり身でした。このすり身、富山県の射水市で製造されているもので、国内産のアジとメギスにでんぷんや長芋、卵白などを加えたもの。
写真は一番外側の包装を取り除いたところ。何と、今では珍しい経木(きょうぎ)に包まれています。すり身をポリエチレンのシートで包み、それをさらに紙で巻いて、経木で包装しています。
最後はご覧のように、スチロールのトレー。ここまでしなくてもいいと思うんだけど。それはともかく、ダシの量に気をつけながら鍋にすると、とても素朴を楽しむことができます。
内容量は110g。1人暮らしのセンセイにはちょうど良い量です。何とこれが、100円(+税)なのです。同じくらいの量のつみれの半額です。しかも地元産。
こんなに安くて、いいんだろうか。
■12月14日(月) 西村センセイ、気がついたら古株になっていた
金沢は明日から天気が悪くなり、週の後半は平野部でも雪との予報。
でも今日は晴れていたので、自転車で出勤することにします。月曜日なので指定された場所に生ゴミを出してから、出発。
隣の隣のゴミ集積所に近づいたところで、小さな女の子が乗った三輪車を押しているお父さんの姿が目に入りました。
手には二つのゴミ袋。ふと、自分の娘が小さかったころのことを思い出しました。ゴミ捨てはセンセイの仕事じゃなかったけど。
二人が戻り始めたところで、耳慣れない音が。音がする方を見てみると、写真のビル。どうやら解体するらしく、すでに建物の中は空っぽです。
この建物が面している道路は、通勤路から1本離れています。だからあまりこの場所を通ることはないのですが、この建物は例外的に良く覚えています。
センセイがこの地に来た時にはもう存在していたのです。しかも現在とほぼ同じ状態で。3階建ての小さなビルなのですが、看板には「福祉サービス団体」として「ホームヘルプ」、「ふれあいサロン」そして「託児」を引き受けると書かれています。
でも、どうも人気(ひとけ)を感じない。それからもう13年が経っているんですね。改めて考えてみると、同僚も半分以上がセンセイより後の赴任。西村センセイ、気がついたら古株になっていた。
冗談抜きで、身辺整理をする必要があるようです。
■12月13日(日) 今日が昨日でも明日でもなかったので、珍しくアパートで音源の編集をしました
昨日は学園全体の忘年会が能登の和倉温泉で開かれました。もちろんセンセイも参加。
まず温泉に入り、夜は日頃お世話になっている方々にご挨拶して懇親会を終了。その後、割り当てられた部屋に移動して二次会。別な部屋からもお客様を迎えます。
次々と「へぇー、あれってそういうことだったんだぁ」というような話をしているうちに、気づいたら午前2時。さすがに翌日があるので会はお開き。今朝は食事を済ませてから同質になった同僚の車に乗せてもらって大学へ。本当は溜まっている仕事を片づけるつもりだったのです。
ところがセンセイの研究室付近では日曜日を使って何かの工事をしていてとても落ち着きません。それにそもそも、疲れ過ぎている。老人は夜更かしすべきではないなぁ。というわけでアパートへ帰ります。
少し休息してから、さて、どうしよう。溜まっている仕事は明朝から取りかかる──関係者の皆様、ゴメンなさい──ことにして、この貴重な機会を利用して音源を整理することにします。
素材は1980年、つまり35年前の年末にNHK FMで放送した1時間半の貴重な番組(写真)。それを1/4inch、2Tr、38.1cm/sのアナログデッキ──通称「ツートラ・サンパチ」──で録音したものを何年か前にAD変換しておいたのです。
最良の状態になるようにAD変換を何度かやり直しました。アナログデッキは、機器間の際や経年変化で、再生時に左右のデータ間に位相差が発生することがあります。
このテープにも位相差が発生したので、デジタルデータを使って音質劣化なしに補正しておきました。ただしその後が大変。左右で音量および音質差が発生してた──録音時および再生時両方が関係する──ので補正が必要です。
まず左右の音量を整え、次に音質を......と進むのですが、デジタルの場合、これらの作業をするたびに「量子化ノイズ」という誤差が発生します。
要するに、ノイズ。そこで今日は、一つ一つの作業に必要な補正データを記録し、それらを集約して左右チャンネルごとに1回の補正で済ませます。
その結果が右の写真。中央部付近から右(高音部)に向かって中央のグラフがほぼ直線(-6db/oct)状に下降。しかも水色と紫色の線がほぼ重なっています。
これが望ましい状態。8kHz付近にピークが、また10kHz付近に原因不明の凹みがありますが、これはもともとの音源に由来するもの。これをいじるとおかしなことになります。
出来上がりを“BDP-105D JAPAN LIMITED”+スタックスの「イヤースピーカー」で確認しましたが、ほぼ完璧。今回の作業過程で、気がかりだったことに決着が。
NHKは番組収録時に何台かのテープデッキを並列接続して録音していたはずなのです。音の違いから気づいていました。今回、デジタルデータを読んでみると、やはり機器間の差異が認められました。
......やっぱり。今日はすっかり遊んでしまったので、明日からは気持ちを入れ換えて仕事に臨みます。そもそもそれが忘年会の目的なのですから。