2017年10月28日更新(2017年11月5日ページ移動。2019年11月3日写真削除)
■10月28日(土) 北アルプスなど、標高の高い山々が雪化粧しました
今日もタイトル通り、そして見たままのお話。
昨日は夕方から立場上の大きな会議があったので、そのまま金沢に留まりました。今日は移動日。睡眠不足による事故が恐いので、できる限り休んで6時半頃に出発。
土曜の朝なので、金沢市内の道路はそれほど混んでいるわけではないのですが、人々はそれなりに活動。順調に走行し、中山峠を抜けて富山県に入ると、はるか彼方に立山連峰の頂上部分が見えてきました。
写真は富山市婦中町千里(ちさと)で撮影したもの。この辺は呉羽山断層帯の真上。長年の地質活動が崖を形成しており、急な坂の上から写真中央の富山市を見下ろす格好になります。
中央奥は立山。ご覧のように、標高の高い部分は真っ白です。このところの寒さで、かなり雪が降ったようです。
以前もお伝えしたことがあります(こちらやこちら)が、富山市、あるいは富山県西部から立山連峰を見ると、まるで屏風のように山々が迫ってきます。
ただし富山市を抜けて、その峰々に近づくと、ずいぶんと印象が違ってきます。目の前に立山連峰が迫ってくるわけでですからもの凄い迫力なのですが、手前の峰も存在感を主張するので、「屏風」という感じではありません。
それぞれに美しさがあるのですが......。などと考えつつ、親不知子不知の難所をギヤとエンジンブレーキだけで越えて糸魚川へ。こちらでも、北アルプスの北端の山々が見事に冠雪していました。
冬は、確実に近づいています。
■10月27日(金) 新橋でお世話になっている「丼丸」が、金沢、それも大学近くに進出していた!!
写真は昨晩撮影したもの。
お土産の「きんつば」を買い求めて、ふだん通らない場所を自転車で走っていると、見慣れないお店が営業していることに気づきました。
看板には「金沢 丼丸」。どこかで見たような......あ"っ。「見た」というより「お世話になっている」という表現の方が適切。
場所は東京の新橋。新橋駅前のホテルに泊まる時、コンビニ弁当では悲しくなるため、「笹舟 丼丸」新橋店で海鮮丼を買うことが多いのです。
キャッチフレーズは「寿司屋が始めた海の丼」。メニューは豊富で具をかなり自由に選べるし、具だけ量を増やしてもらうこともできます。(ご飯の大盛りも可)
それでいて500円。(並盛)このお店は「丼丸 金沢」久安店で、開店したばかりのようです。店内にはお客さんが数名いるし、ちょうど会社帰り(?)の女性が入店するところ。調べてみると「丼丸」は (株)ササフネが全国展開するお店。
ただしフランチャイズ制ではなく、各店舗の緩やかな共同体のような存在だそうです。金沢でのセンセイは自炊派なのでそんなに通うことはないだろうけど、それでも時々はお世話になるかも。
■10月26日(木) し、知らなかった。Windowsネットワークにこんな秘密があったなんて...
今日はタイトル通り、そして見たままの話題。
今週のセンセイは颱風の暴風の中を移動し、金沢到着翌日は乱れる列車ダイヤの中を出張。そして昨日は水曜日なので、朝から夜まで会議と講義と講義と会議と打合せが連続。ふう。
心身ともにぎりぎりの状態の中、講義の準備を進めていると......あれっ?!写真は研究室のメインマシンMac mini(SSD)で講義のためのファイルを作成した時のキャプチャー画像。左上にMac miniのアイコンが見えます。
OSはWindows 10。そのアイコンの下、上から順に、すべてのデータが収納されている主力機MacBook Pro、MacBook(White)、そして成績データ管理用のThinkPad。
WIndowsネットワーク上で繋がっているPCのショートカット(Mac OSの「エイリアス」)です。講義の準備をするために専用のMacBook(White)を起動し、Mac mini上のショートカット(黄色のアンダーライン)をクリックします。
当然、MacBook実機の文書フォルダが開きます右上の赤いアンダーライン部分はそのパス。でも実は、これが大問題。
実は西村センセイ、疲れていたようでMacBook(White)は電源を投入しただけだったのです。まだログインしていません。画面はパスワード入力を求めている状態に留まっています。
それなのに、ネットワーク上では実機にアクセスできている。......知らなかった。
これって、場合によっては情報漏洩など非常に危険な状態に陥るかもしれません。センセイは各マシンをシングルユーザー設定で使用しているために発生するのかも。マルチアカウントなら、違うんだろうと思います。
ただし、センセイらの仕事は個人情報などを扱います。改めてセキュリティ管理に十分気をつけなければ、と思い知らされた昨日だったのです。
■10月25日(水) 京都大学百周年時計台記念館に初めて入ってみました
昨日の京都出張の話題を、もう一晩だけ。
今回訪問したのは京都大学。個人的には学会などで訪れる機会が少なかったのですが、それでも数回キャンパスの中に入っています。
いずれも学会での訪問。規模にもよりますが、一般に学会を開催する場合、総会や基調講演などを除くと、数百人の訪問者をいくつかの会場に分けて分科会を運営することになります。
つまり、普通教室を有する建物を使用することが多いのです。基調講演など全参加者が一同に会する場合も、大きな階段教室などを使うのが一般的です。でも今回は専門家だけが対象。
参加者は百名弱。会合の数日前になって主催者から、会場を百周年時計台記念館内の一室に変更するとの連絡がありました。
参加者が確定し、大きな会場を使う必要がなくなったということなのでしょう。西村センセイ、百周年時計台記念館に入館するのは初めて。
お伝えしたように開会3分前に会場へ到着したので、その時は記念館の様子を確かめることなんてできませんでした。
会場は2階だったのですが、エレベーターで上ったし。ただし散会後は時間があったので、館内を確かめながら階段で下りました。記念館の1階には、京都大学の歴史を伝えるコーナーと、写真の売店が。
京都に到着した時から気づいていたのですが、外国人観光客と同じくらい、修学旅行生が多い。彼ら彼女──写真には入っていません──らが、京大を訪れた記念の品を求めて、熱心に品定めしています。
西村センセイ、どうやらその姿に影響されたらしい。実家や伯母へのお土産は京都駅前で購入したのですが、珍しく家人用に「京大珈琲」と「京都大学メダルチョコ」(5個入)を買い求めました。
前者はアルミや鉄を使用しない特殊紙製容器入り。う〜ん、これで株が少しは上がるかな。
■10月24日(火) 個人的には、特急電車に長く乗車できたので... ――西村センセイ、出張を完了する――
結論から言うとタイトル通りだったのですが、ここまでが本当に大変でした。
夜中にふと目が覚めたので時計を見ると3時。コンピュータを立ち上げて列車の運行情報を確認すると、昨日のまま。ひとまず布団にもぐりこみます。次に気がついたのは4時過ぎ。
今度はサイトが更新されています。それによると北陸と関西を結ぶ特急「サンダーバード」は、早朝を中心に一部列車を運休させるものの、他は運行するとのこと。幸いなことに、センセイが乗る列車は運行予定。しかし、事はそんなに簡単ではないと思う。
架線を支える電柱が倒壊して、一晩で直せるわけがない。運行する特急はやはり、北陸本線(米原)経由で運転すると予想されます。
たとえ時間がかかるにせよセンセイは発行済の乗車券類を持っているので、いつも通り――実際は30分くらい早かった――に金沢駅へ。
写真は最近導入された自動改札機の前で撮影したもの。手前の掲示と、背後の電光掲示板には一部運休の告知に加えて、予想通り、運行する列車も北陸本線を経由する旨が告げられています。
湖西線経由よりも到着が30〜40分遅くなる見込み。正直なところ、それで済むのならラッキー。列車の関係で今回は、会合の開始時刻2時間前に京都駅に到着する列車を予約しています。
目的地の京都大学が、ちょっと交通の便の悪い場所にあるからです。特急「サンダーバード」は定刻に出発。北陸路を快走します。お昼を食べる時間がなくなるだろうと思ったので、駅のコンビニでお弁当を買ってきました。それを早めに頂きます。
ウトウトしてしまい、気づくともう近江塩津駅。余呉(よご)駅、木ノ本駅、長浜駅と順調に通過して「あと5分で米原駅」なので下車準備を始めるようにとのアナウンス。しかしここで列車は徐行を始め、ついに停車してしまいました。信号停車とのこと。
まぁ、通常のダイヤグラムにない列車を走らせているのですから、当然ですねぇ。しかし待てど暮らせど動く気配がない。センセイは上空でで鳶(とび)がのんびりと舞う姿を、ぼんやりと眺めていました。乗客がイライラする様子を見せ始めます。
ここで、車掌から「ご案内とお詫び」が。最初は到着する米原駅3番線に列車が留まっているからという説明だったのですが、次のアナウンスでは、この列車の前に別な特急と普通電車が止まっているというのです。
米原駅は東海道本線と北陸本線が交わる拠点。運転本数が多いだけでなく、特急と各駅、快速が混在し、一部列車は退避させる必要があります。会社もJR西日本と東海の両社が関係。
「間もなく」の案内はやがて、「大幅な遅れが予想されます」に変わり、30分ほどそのまま停車。結局、73分遅れで米原に到着しました。予想外だったのは、アナウンスをした上で「客扱い」――ドアを開いて乗客の出入りを認めること――をしたこと。
このような場合、客の乗降を認めない「運転停車」が常識。こんなことって、あるんだ。実際、隣の車両から数名が下車しました。運転再開後も前を走る新快速に合わせるため、走ったり、止まったり。客室内には諦めムードが漂います。結局77分遅れで京都駅到着。
さて、どうしよう。バスのダイヤは確認済なのですが、直通バスは観光地の中を走るため、到着までに時間がかかることが予想されます。そこでひとまず地下鉄に乗り、今出川駅へ。
そこから路線バスに乗るか、最悪の場合はタクシーを利用します。地上に出ると、まさにバスが到着するところだったので、それに乗車して京都大学百周年時計台記念館へ向かいました。会場に入ったのは、開始3分前。う〜ん、絵に描いたようなサラリーマンだ。
用務を果たして、今度は直通バスで京都駅に戻ります。予想通りやはり、国内外からの観光客で混雑し、途中のバス停から乗車できない状態に陥りました。時間もかかったのですが、個人的には余裕を見ていたので、問題なし。
実家や伯母へのお土産、お弁当、そしてサッポロビールを買い求めて、再び「サンダーバード」に乗り込みます。もちろん帰路も北陸本線経由。迂回する分、時間が余計にかかりますが、それ以外はまったく順調。ただし帰路は米原駅で運転手のみが交替し、客扱いをしませんでした。
正直なところ、違う理由が何なのか、良く分かりません。個人的には、久しぶりに琵琶湖南部の東海道本線を走行して彦根城を見ることができたし、何より特急683系電車にいつもより長い時間乗車できたので、さほど問題はないのです。
往路のハラハラ、ドキドキを除けば。
■10月23日(月) 西村センセイ、(明日まで)颱風に振り回される ──やっとで金沢へ移動しました──
今日は工大祭の後片づけ。
講義はすべて休講だし、所用もあったので、センセイは昨晩自宅に留まり、今日金沢へ移動しました。この辺は予定通りだったのです。想定外だったのは、颱風21号。
皆さんのところはどうだったのでしょう。昨日は朝晩に車を走らせたのですが、風も雨も強い状態。夜になるとそれがさらに酷くなって、ほとんど吹くことのない北東からの風と雨が打ち付けました。うるさくて眠りが浅い。
颱風の通過に合わせて、明け方には北の、さらにその後は北西の風に変わりました。高速道路は雨で一部区間が不通になっていましたが、国道は走行可能だったので予定通りに出発。
路面には吹き飛んだ葉がタイヤで踏み砕かれて積もっています。状況によってはスリップするんじゃないかと思うほど。海は大荒れ。写真は信越本線米山駅。荒波で護岸が崩落(こちら→こちら→こちら→こちら)したり、路盤陥没(こちら→こちら)するほど、日本海に面しています。
海岸から200mくらい沖合まで、海水がコーヒーのような茶色になっています。場所によっては昨晩から強い雨が降り、柏崎市内を含めて避難指示が出ている場所があります。
上越市(直江津)で、避難指示が出ている保倉川付近を渡ったのですが、溢れてはいないものの、見たことがない水位でした。上越市を過ぎると、他県ナンバーの大型トラックや乗用車が増えました。かなり混雑しています。
平行する北陸自動車道が、上越─糸魚川間で通行止めになっているからです。富山県内に入ると風が収まってきました。ただし路面上の、お茶の出がらしのような木の葉の破片は新潟と同じ。昨日や今日の未明は相当強い風が吹き荒れたようです。
その証拠(?)に、道路に落ちてきそうな倒木の処理や、小規模な土砂崩れの応急工事現場を通り抜けます。富山県西部に入ると、さらに穏やかに......あれっ?!
写真は砺波市内で撮影したもの。この辺は「散居村(さんきょそん)」と言って、家々が散在する美しい場所。
あるお宅の中にクレーン車が入っていたため不思議に思ったのです。最初は改築工事なのかなぁと思ったのですが、よく見ると防風のための木が2本折れています。
写真は北側から撮影しているのですが、蔵の屋根の最上部と右端に損壊した部分があります。颱風の吹き返しによる強い北風で幹が折れて、それぞれの場所にぶつかったものと推測されます。一部は生け垣を壊して手前に落ちています。
やはり相当な風が吹いたようです。幸いなことに、それでも車の走行そのものにはさほど問題はなく、無事に金沢に到着。強い向かい風の中を進んだので、燃費が10%ほど低下しました。
ただし、別な問題が。路面が木の葉の屑で覆われていたことはお伝えしましたが、金沢に到着してみると、車体側面が同じように葉の破片で無惨な状態に。見るに耐えません。
でも金沢のアパートには洗車の準備がない。仕方ないので、捨てるつもりだった使い古しの雑巾代わりのタオルを水で濡らして、汚れを最低限落としました。
出勤して後片づけをしていると、ある情報が。颱風の強風で湖西線の電柱が損壊しているというのです。もちろん湖西線は一部間で終日運休。困った......。
センセイは明日、湖西線を走る特急「サンダーバード」で京都に日帰り出張することになっているのです。被害は大きく、明日の始発から平常通りに運転できるとは思えません。JR西日本西金沢駅に電話をして明日の状況を尋ねると、女性職員が嬉しそうに「明日のサンダーバードはすべて運休が決まっています」。
......同社公式サイトの運行情報にはそんなこと書いてないんだけど。(本日夜現在)最低限でも乗車券類を払い戻して、特急「しらさぎ」で米原まで出て新幹線を使うなど、乗車変更の手続きを取る必要があります。最悪の場合は、北陸新幹線で東京へ出て、東海道新幹線を利用するという方法も。
とにかく、大急ぎで西金沢駅へ。駅に到着すると在来線各駅停車も「73分遅れ」などかなり乱れていました。高校生が改札口前で列車の到着を待ち、大人が近距離切符を払い戻すなどかなり混乱。
長距離切符の窓口もセンセイを含めて数人の列ができています。センセイの番がやってきて、まず別な特急券を購入。その上で明日の切符を払い戻ししようとすると、「明日はまだ未定です」。そう告げる男性社員の後ろを、件(くだん)の女性社員が通り抜けます。
......電話での説明は、何だったんだ。冷静に考えると、現時点で特急「サンダーバード」を全休させるという選択はかなり不合理。そもそも湖西線は冬季、「比叡おろし」と呼ばれる強風でしばしば運行できなくなります。
その場合、列車ダイヤは混乱しますが、湖西線ではなく北陸本線を使って米原から東海道本線に入ることがあります。ただし各駅停車に加えて、過密ダイヤの「サンダーバード」と「しらさぎ」をすべて運行できるとは限らない。というわけで、明日は早起きをして運行状況を確認することにします。
こんな形で颱風に振り回されるとは思ってもいませんでした。この続きは、明日。
■10月22日(日) 一生懸命前を見て運転しているのは偉いんだけど...
お伝えしたように、一昨日のセンセイはお別れパーティに参加。
その晩は金沢に留まり翌朝、つまり昨日、新潟の自宅へ車で移動しました。例によって全区間一般道を走行。わざと遅めに金沢を発ち、開店したばかりの「よか楼 宇奈月」でお昼を頂きました。
リフレッシュして運転を再開し、上越市直江津地区には1時頃到着。ここから先は二車線(一部三車線)になるので運転しやすくなるのですが、交通量も格段に多くなるため、細心の注意を払って運転する必要があります。
ふと、前を走る地元長岡ナンバーの車が気になりました。走行が小刻みにフラフラしているのです。居眠り運転の大きなユラユラでもなく、飲酒運転でもなく......あ"っ。
交通信号で停車時に撮影したのが、写真。真後ろから撮っているのでちょっと陰になってしまっていますが、右側のドアミラーが折り畳まれたまま。
写真には入っていませんが、もちろん左側も。センセイもミラーを折り畳んだ状態で車を出発させた経験がないわけではないのですが、すぐに気づきました。
前の車は周囲をほとんど確かめずに運転している極めて危険な状態なので、接近を避けて回避することに。追い抜く際に確かめると、70歳くらいの細身の女性が少し前のめりになってハンドルをきつく握り締め、一心不乱に前を──「前だけを」と言うべきか──見て運転していました。
単純に、高齢者の運転を批判しようとしているのではありません。センセイ自身もすでに高齢者だし。駅前商店街に代表されるような地域の商店が衰退し、路線バスが次々と廃止される現在、高齢者を含めて地方で生きる人々にとって自動車は生きるための必需品。
政府は無策。「地方切り捨て」というのが実態。でもやはり、万一事故を起こすと自身はもちろん、場合によっては相手を傷つけることになるので、ここはご自身の状況をできるだけ客観的に評価してみませんか。
同じ高齢者であるセンセイからのお願いです。