2019年8月10日更新(2019年8月18日ページ移動)
■8月10日(土) 県北の夕陽は、(日本海ではなく)佐渡島に沈む ──ヘビーな集中講義を終えました──
写真は昨夕撮影したもの。集中講義のために滞在している宿泊先の部屋(9階)から見た日没の様子です。
ホテルはほぼ南北に位置しているので、客室は東西に向いています。去年に引き続き今年は西側。この機会に、聖籠(せいろう)町の花火をもっと上手に撮影しようと思っていたのですが、残念ながら今年は、宿泊前日の打ち上げとのこと。
講義は順調に進行。正直なところかなり難しい内容だということもあり、いつもなら10%くらいの受講生が途中で脱落していきます。でも今回は昨年に引き続き、最初から来ない1名を除くと、全員が最初から最後まで出席。
まぁ、わずかに遅刻はありましたけど。講義部分は昨日までに終了。今日はテストを実施し、2時間ちょっとかけて自宅へ戻りました。やはり疲れていたようで、途中、車間距離不足を警告されました。
暴走したり、煽り運転をしていたわけではないので、誤解なきよう。加齢で体力が衰えているので、旧友と飲み行くこともせず、講義終了後はまっすぐホテルへ。だから滞在期間中は毎日、この夕陽を見ていました。
でも撮影したのは昨日だけ。低い場所に雲がかかり、日没が見えなかったのです。写真中央奥には東北電力東新潟火力発電所や、気動車の製造で有名な新潟トランシスがあります。その先は海なのですが...ご覧のように太陽は日本海ではなく、「山」に沈みます。
沈むのは佐渡島(大佐渡)。以前ご紹介したことがありますが、新潟県北部で夕陽は、日本海ではなく佐渡島に沈むのです。富山県全域で能登に沈むのと同じ。
写真はほぼ見たままで、特別な加工はしていません。今回は望遠レンズで撮影したのですが、ほぼ全域がオレンジ色。夕陽が際立ちません。良く見ると上部に、青空をわずかに確認できるのですが。
もっと焦点が短いレンズで、青空を入れるべきだったかなぁ。
■8月9日(金) この環境で、学生諸君はゆっくりと、しかし着実に成長していく
無事に、今日もこのページを更新することができました。
不具合が確認された昨晩は、電源関係の接点やACアダプターのインレットの様子を確認。さらに、室内数カ所のコンセント(ACアウトレット)を使って再確認。それでもやはり、症状は改善されない。トホホ。
次善策を、真剣に検討します。まず、都内で働いている娘にメールを送り、明日の帰省に際して、大学入学時に購入したMacBook Pro(センセイのものとほぼ同モデル)のACアダプターを持参してほしいと伝えます。もちろん快諾。
彼女はたぶん、もうMacBook Proを使用していない。いざとなったら本体をお召し上げ。悪しき(?)前例もあるし。そしてもう一つ。
明日、講義を終えてから帰宅する途中、新潟市内の「ウッドペッカー」を訪れることにします。新潟では珍しく、Macに詳しいお店。ずいぶんご無沙汰していますが、ホームページは健在。
何としてでもデータを救出する必要があります。「人事を尽くして天命を待つ(「盡人事待天命」)」。
今朝は早くにご出勤。ACアダプター付近の接触不良の可能性が残されているのです。Macのアダプターは、コンセントに直結する時に便利なように造られています。
あえて普通の電源ケーブルを接続。大学に残しておいたので、昨晩は確認できなかったのです。ダメだろうなぁと思いながらMacBook Proに接続すると、一瞬の間をおいた後、LEDが点灯。最初は緑色。そしてすぐにオレンジ色へ変化。
正常に通電し、電力が減った内蔵電池への充電を開始したのです。その後も注意を継続したのですが、状況は安定。ホテルに戻っても問題なし。昨晩の出来事は一体、何だったんだ...。娘にメールを送ります。
写真はその直後に撮影したもの。前任校はJR最寄駅から少し距離があるので、写真の無料通学バスを運行しています。開学直後、赴任したばかりのセンセイが利用者数を調査して運行にこぎつけました。
彼ら彼女らは、ニュートンのリンゴの木の脇を通って校舎に入ります。学生諸君はこの環境下で、ゆっくりと、しかし着実に成長していきます。講義をしていると、それが良く分かります。
■8月8日(木) 嫌な予感がしていたんだ... ――MacBook Proに、深刻なトラブル発生――
緊急のお知らせです。MacBook Proに深刻なトラブルが発生しました。しかも旅先で。
予定通りに講義を終えてホテルに戻ったのですが、メールを確認すべくMacBook Proを起動すると、何だかイマイチ。特に画面がぱっとしません。設定を確かめたのですが、問題なし。
念のために再起動してPRAMクリアをかけたのですが、変化なし。まぁいいか、と思ったその時、写真中央部のACアダプタからの接続部分が消灯していることに気づきました。このタイプのMacは、外部電源接続時に点灯(通常は緑色、充電時はオレンジ色)するのです。
内部電源を使用していたため自動的に省エネモードに入り、画面が暗くなってたのです。コンセントその他の接続をチェックし、他のコンセントも試したのですが、どうやっても点灯しません。非常にまずいことになってきました。
ACアダプタないしは本体の電源部が故障しています。前者なら予備を使用すれば良いのですが、残念ながら自宅に予備を置いていない。出発する時、ふと気になったのですが、気づかなかったことにしたのです。
本体の故障なら、さらに深刻。修理には時間がかかるので、SSDを取り外して、内部のデータを別のマシンに移植する必要があります。器具も、マシンもすべて金沢にあります。金沢へは来週末に移動する予定。
明日からの講義は印刷および視聴覚教材で何とか乗り切ることにしますが...。明日以降、このページを1週間ほど更新できないかもしれません。悪しからずご了承ください。
■8月7日(水) 宿泊先に初めて持ち込んだのは... ――西村センセイ、珍しく計画的に行動する――
集中講義2日目。
今日から3日間、朝から夕方までぶっ通しで、6時間の講義が続きます。もちろんできるだけ長めの休憩を取るようにしていますが、お互い長丁場。特に、昼食後の午後イチの学生さんはかなり辛そう。
それでも今のところ1名の脱落もなく、講義は順調に進んでいます。(ちょっと変な先生だけど?)自分なりに頑張るぞ、という思いが伝わってきます。こっちも大変なのですが、彼ら彼女らの気持ちがわかると自然に、こちらもモードが切り替わります。
今日の予定を無事に終えて、夕方、宿泊先へ。西村センセイ、今回は珍しく、事前にいろいろなことを考えて、割と計画的に行動しました。
ただし、残念ながら完璧とはいきません。金沢を発つ前は慌ただしかったので、急いで連絡を取らなければならない相手先の名刺を忘れたり、ポインターを置いてきたり。
5泊6日の宿泊のために、今回初めて、出張先(宿泊先)に持ち込んだものが。写真の紙皿と、鞘付の小型ナイフです。自宅で見かけた事を思い出したので、家人に探し出してもらいました。さて、何に使うのでしょう?
ヒントの一つは、こちら。ただし、当面の「正解」に加えて、もう少し深い理由があります。続きはたぶん、近日中に。
■8月6日(火) 親は無くとも子は育つ。それに...センセイはりんごの実の親じゃないし
今日は見たままのお話。
センセイは金沢工業大学から「兼業許可」という特別な許可を頂いて例年通り、今日から土曜日まで前任校でを集中講義を実施しています。今日はその初日。
お伝えしたようにセンセイは昨日、大学が位置する新発田(しばた)市に到着。講義は午前の遅い時間帯からなのですが、準備があるので早めにご出勤。修羅場を共に潜りぬった関係者にご挨拶し、近況を語り合います。
今回は初めての教室。MacBook Proが大学、そしてインターネットに繋がらない点を除けば問題なし。いよいよ講義が始まりました。15回(+テスト)の講義は、最初が関心。
今回、受講の動機を初めて尋ました。返ってきた答は、まったく予想外。
卒業要件単位などではなく、「歴史に興味があった」とか「先輩から『面白いよ』と言われた」とのこと。ふ〜ん。目の表情から、ホンネでの発言。そもそも疑っていないし...。
お陰様で、初日の講義はほぼまったく問題なく進みました。写真は講義の準備を終えてから、キャンパス内を散策している時に撮影した「ニュートンのりんごの木」。
もうちょっと解説すると、物理学の父アイザックニュートンが万有引力を発見するきっかけとなった、彼の実家にあるりんごの木の子孫。
前任校が1991年に開学した記念に、手配して植樹しました。今年も写真中央に1個、そしてちょっとわかりにくいですけど、左側に2個、さらに写真右端に綺麗な1個という具合に、多くの実をつけています。やれやれ。親は無くとも子は育つ。
そもそもセンセイは、りんごの実の親じゃないし。
■8月5日(月) 約30年間、行きそびれていた場所を訪れました ――西村センセイ、県北部へ移動する――
西村センセイ、今日は代休を頂戴して新潟県北部へ移動。
でもその前に、同級生が運営する医院を訪れて、胃の内視鏡検査を受けることになっています。ついでに、別なかかりつけ医を訪れるなど、自転車と車で何度か出入り。しかし今日はとんでもない高温。
家人には自動車を使うよう諭されましたが、炎天下で駐車すると、車内がとんでもないことになるので、予定通り自転車で通院。センセイは生まれつき食道と胃を区切る噴門の締りが悪い。そのため強い塩酸を含む胃液が逆流することによって起こる炎症が確認されましたが、胃そのものには問題なし。ついでに、校医から指摘された血圧と尿酸の数値について、コメントを求めます。
センセイと彼は同級生。つまり(多くの場合)同年齢なので、体の衰え方も同じようなもの。若いお医者さんとは一味も、二味も違います。至った結論は、「様子を見ましょう」。校医が納得するかなぁ...。ひとまず無罪放免(?)。
自宅へ戻って教材類を積み込み、幹線国道を使って北上します。でも今日は、旧和島(わしま)村(以下、現在はすべて長岡市)島崎――良寛禅師遷化の地――から脇道へ。国道116号線の旧道で、旧寺泊町内へ入ります。
JR越後線桐原駅の近くにあるのが、写真の「食堂むらやま」。残念ながら、現在は閉店。手前の建物ではなく、その奥にあるのが食堂。そこには「むらやま食堂」と書かれています、また、「村山食堂」と呼ばれることも多い。繰り返しになりますが、ここはかつて幹線道路。
写真右側に、当時としてはとても広い未舗装の駐車場がありました。たぶん駐車場の広さと直接的な関係はないと思うのですが、朝から晩まで、いつこの場所を通っても、「食堂むらやま」は長距離トラックの運転手でいっぱい。
約20年前、右奥の林の向こうに新しい116号線が開通しても変わらない。(実話)いつか入ってみたい、と思っていたのですが、この種のお店、気の弱いセンセイにはちょっと無理。数年前、新道の上からお店を見たところ、どうやら営業を終えたらしい。
ご夫婦は高齢だったからなぁ。今日、現場を確かめてみると入口の引き戸に、「都合により閉店致しました。長年ご来店頂き誠に有難う御座いました。むらやま食堂 店主」の張り紙が2枚。
実は同じように、長距離トラックドライバーに愛されるお店が新潟県西部にあるのです。
...入ってみる日は、来るのかなぁ。
■8月4日(日) 地元資本のスーパーは、大混雑 ──田舎はお盆に備えた臨戦態勢へ──
朝食時に家人が語ったところによると、昨晩のセンセイはビールを飲み飲み残していたとのこと。信じられない。
センセイは毎晩、規定量のサッポロ・ビールを飲みながら、1日を振り返ってこのページを作成します。いつも、「もうちょっと欲しいなぁー」というところで規定量に到達。自分への約束に反して飲み過ぎたのなら、わからないのではないのですが...。
やはり、相当疲れていたらしい。先週は事実上の学期末。加えて複数の立場上の会議や仕事。しかも昨日は、長距離運転後に帰宅するとすぐに、かかりつけの歯医者さんへ向かいました。もともと定期検診の予約をしていたのです。
でも、予約後に異変を感じるように。懸念は的中。14年前、右の臼歯に大きな虫歯が見つかりました。かかりつけ医のドクターが頑張って、その時は神経を保存してくださりましたが、残念ながら1年半前に再発。「前回から干支が一周(=12年)。次は無理ですよ」。
その時も、何とか神経を抜かずに処置してくださりました。起きていることを、認めざるを得ません。麻酔をして、神経を「抜き」ました。正確には、神経や血管などを含む歯髄を処置するので「抜髄(ばつずい)」。要するに、歯を死なせる処理です。
麻酔が効いているのでその時はまったく痛くなかったのですが、経験された方は良くわかるように、なかなか辛い処置。自覚していなかったのですが、あれやこれやで、相当疲れていたようです。
昨晩実家に連絡すると、すぐ下の弟が来ているとのことで、別な用は頼まれましたが、買い物その他の用はなし。というわけで、今日はできるだけ休息します。
出張に備えて、明日は休暇を頂戴し、新潟県北部へ移動することにしています。加えて、来週は旧暦のお盆。実家や親戚関係の行事が続くのです。
時間をかけて洗車した後、昼食を兼ねて、先月リニューアルオープンした地元資本の、そして最寄りのスーパーへ。明日の移動の途中に、県北部の弟宅を訪問することにしているので、仏前にお供えする品を購入する必要があります。
両親からの依頼ではありません。次期ご当主様の、当然のお仕事。広い駐車場に入る手前から、渋滞。これはちょっと想定外。場内に入っても、空きスペースが見つからない。こちらも予想外でしたが、店舗リニューアルは相当効果があったようです。こちらは再確認ですが、店内の雰囲気はやはりかなり違う。
冷静に振り返ると、価格は上昇しているし、品揃えもむしろ...。年齢層は老若男女満遍なく。強いて挙げるなら、カートを押す高齢者、特に夫婦連れが目立ちます。普通の買い物客に加えて、一足早い帰省客──県外ナンバーが目立つ──に加えて、お盆と、それに伴う帰省客受け入れの準備を始めた地元住民。
運営会社は、ちゃんと分析しているんだぁ...。と、反省した今日のセンセイなのです。