2019年7月6日更新(2019年7月14日ページ移動)

──2019年6月第6週〜7月第1週のニュース──

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7月6日(土) 人口減少が続く柏崎市、自宅最寄りの... ──スーパー「原信岩上店」が大規模な改装を終えて、再オープンしました──

 もちろん一昨日お伝えした、ガソリンスタンド閉店を意識してのネタです。

 センセイ今学期、講義の関係で金曜の夜ないしは土曜日に業務(こちらこちらなど)がなければ、金曜日のうちに新潟の自宅へ戻るようにしています。今週もこのパターンなのですが、自宅到着は相当遅い時間帯。
 そこで、晩酌用のツマミは家人に用意してもらっています。

 でも、先週末は別。実家の所用を済ませるついでに、自分で購入しました。理由は簡単で、自宅最寄りのスーパー「原信 岩上店」が改装工事で10日弱閉店していたから。家人の移動手段は徒歩と自転車に限られるのです。
 今日は、別な理由で自分でツマミを買う必要が。

 そこで、昼食で外出したついでに、そのスーパーを訪れてみました。たまたま今日、リニューアルオープンしたのです。ただし移動手段は自転車。
 柏崎市の市街地は割と平坦。それに、原信の駐車場は混雑が予想されます。

 実際、その通りだったのですが、それ以上に店内は大混雑。こんなに混むのは盆か正月だけ。

 事前に家人から、閉店期間前から店内の一部の床を掘削工事を開始するなど、改装工事が相当大規模であることは知らされていたのです(右奥に仮設工事事務所が見える)。
 実際、店内の様子と配置は大きく変わっていました。お客はおろか店員ですら、どこになにがあるか即答できない場面があるほど。

 それはともかく、センセイの個人的な感想としては、今回のリニューアル工事が何を実現するためのものなのか、イマイチわからない。まず、施設設備老朽化への対応ではない。
 もちろん例外はあるでしょうが。

 近隣他店への対抗、も考えにくい。センセイが自転車で簡単に移動できる範囲内には現在、対抗店が2、3店舗あります。以前はもう一つ、個人的に好みだったお店があったのですが、約10年前に閉店
 その後は概ね、勢力争いは安定していました。

 これだけの改装には相当な資金を必要とします。それに見合うだけの得るものはあるんだろうか...。

 個人的には適当なお刺身がなかったので、店員が見ている前で買い物かごを戻し──店員はその行為に注意を払っていなかった──て、別なお店でお刺身を買いました。こちらは、ホントにガラガラ。今日に限っていえば、わからないではない。
 でもこれはたぶん、ほんの数日の現象。

 西村センセイ、やっぱり大規模改装の目的が良くわからない...。



7月5日(金) あるんだ、こんな色のものも... ──紫陽花の色の謎──

 今日は見たままのお話。

 今週は記録的な大雨で、全国各地で多くの方が対応に追われました。また関係者の努力にもかかわらず、被害も発生。個人的にも、激しい雨の中の金沢への移動は本当に大変でした。だから今週は、自動車での出勤を覚悟していたのです。
 でも結果的には、昨日を除いて自転車を使用。

 多くの方がそうでしょうが小学生の時を除くと、徒歩や自転車での通勤通学の経路は、安全性や利便性──歩道や信号機、上り坂の有無など──などの理由から、ほぼ固定化されます。
 センセイはその典型。

 その、自転車での出勤経路途中に、写真の紫陽花を咲かせているお宅があるのです。(公道上から撮影)

 ガクアジサイ──右の写真左奥にも見える──の「装飾花」が、本来の花を額縁のように囲んだ「額咲き」に対して、こちらは装飾花が塊になった「手まり咲き」というらしい。
 慣れ親しんだ形状です。

 問題は花(「装飾花」)の色。紫陽花の色と言えば、青から紫、そして赤など。あるいは写真の左右に見られる白色。でもこの紫陽花は、薄い黄緑色。
 少なくともセンセイの記憶には、ない。

 いろいろ調べてみたのですが、もしかするとこれが初期の本来の花の色──葉緑素の色──なのかもしれません。葉緑素の分解とともに土壌の酸性度に応じて、その色が青や赤に分化していくんだとか。
 でも、今まで目にした紫陽花は皆、最初からそれぞれの強い色だったように覚えているけれど...。

 通勤経路での出来事なので、追ってその後をご報告したいと思います。

 それにしても、動植物に弱いセンセイが花に興味を持つなんて、これも加齢に伴う変化かぁ?



7月4日(木) 路線価が下げ止まらない街で... ──自宅最寄りのガソリンスタンドが閉店してしまった──

 交差点を左折しようとして...え"っ?!

 柏崎市の市街地、左右に走る幹線道路から入ったところにセンセイの自宅があります。交差点に面しているのは、自宅最寄りのガソリンスタンド。
 それが閉店していたのです。

 越してきた当初は時々お世話になったのですが、値段がちょっと高い。郊外にもっと安いお店があったため、センセイが利用する機会はすぐになくなりました。
 全国各地がそうであるように、柏崎市内も小規模店は価格競争の荒波に飲み込まれて相次ぎ閉店。

 しかしこのガソリンスタンドはしっかりと営業を続けました。もちろんそれなりにお客が入っていたからなのですが、もう一つ理由が。それは経営者。
 「経営社」と言うべきか。

 写真の奥に営業所を置く越後交通──地元では有力企業──が経営しているのです。農協が本店脇でガソリンスタンドをしているようなイメージ。
 都市部の方には理解しにくいかもしれませんが。

 地元紙の報道によると柏崎税務署管内の、相続税や贈与税の算定基準となる最高路線価は21年連続で下落。つまり柏崎地域の退潮に歯止めがかからない状況。全国的には、人口が集中するか現状維持が続いて路線価を上昇させる都道府県と下落が続く県に二極分化。
 しかもそれぞれの中、上昇する拠点と下落する地域とに峻別
(しゅんべつ)されています。

 取り残されつつある地域ではずっと、企業誘致とそれに伴う雇用創出などの努力を続けてきました。東京電力柏崎刈羽原子力発電所を持つ柏崎市は、その意味で優等生のはずであるにもかかわらず、これが現実。
 直接の原因は、新潟県中越沖地震被災による発電停止。

 しかし地震がなかったとしても、大きな流れは変わらなかったはず。求められているのはたぶん、従来の枠組みを超えた発想なんだろうと思います。

 どうでしょう。



7月3日(水) ここまで連続すると、こちらが追い出しを喰らっているような気分になってくる...

 今日は予定を変更してお送りします。

 昨晩の時点で、午後から雨との予報だったので今朝は自動車でご出勤。いつもの駐車場に入ります。早い時間帯だったので、場内はガラガラ。ふと、すぐ近くで、違和感のある動きと音に気づきました。
 目をその方向へ向けると、何と、民家を解体中。

 写真右側に大型のダンプがいて、降りてきた運転手と先に到着していた人が物件を指差しながら手順(?)を確認しています。右手の茶色の建物は「とんかつ専門店 かつ坊」。
 つまり「お肉が安いだけのお店 八助」があった場所

 今週はずっと自転車を使っていたため知らなかったのですが、数日前から解体工事は始まっていたらしい。隣家と違って、窓や屋根瓦は撤去済。
 写真の道路は滅多に通りません。

 だからこのお宅の様子は覚えていないのですが、やはりかなり大きく、奥行きがあります。そして、立派。約45年(±5年)続いた家族の営みがここに。
 子供たちは既に、独立....どころか中年の域に。

 夜になって駐車場に戻ると、もちろん建物は跡形もない。残骸は撤去されて、こちらは隣家同様、土のような残留物が堆(うずたか)く積もっていました。
 何回もお伝えしていますが、このような光景が大学近辺で繰り返されています。

 同じような世代が未来を夢見て、理想のマイホームを同時期に建設した必然の帰結。決して批判しているわけではありません。健康に致命的な問題がなかったとして、さほど遠くない将来、我が身に起こること。
 後始末するのは基本的に、娘と、その将来の連れ合い──いたとして──ですが。

 大学近辺は最近、新築工事ラッシュ

 いろいろあっても、土地の買い手がいて次の世代にそれが引き継がれ、有効活用されるだけでも言祝(ことほ)ぐべきことなのでしょう。



7月2日(火) 学生は、かように成長する ──「プロジェクトデザインII」の中間発表会が開かれました──

 お伝えしていなかったと思いますが西村センセイ、今年度からある科目の担当から外れ、代わりに新しく「プロジェクトデザイン」という科目を担当しています。

 業界用語的には「PBL科目」。流行──ピークは越えたかな──の言葉で表せば「アクティブ・ラーニング」。文部科学省的な表現では「主体的で深い学び」そのもの。
 要するに学生諸君が自分で問題を発見して掘り下げ、共同して解決策を探る、という科目。

 今日はその中間報告にあたるポスターセッションが行われました。

 会場は、先日研究会が開かれたスタジオ。かなり広い空間なのですが、情報科学科約240名の学生が集まっているので、「ごった返す」という表現が実感。
 センセイのクラスの5グループも、ご覧のようにちゃんとプレゼンテーション。

 ポスターの手前には、自分たちで考案したプログラムをパソコンでデモンストレーションしています。教室内で見せる表情より、ずっと逞(たくま)しい。
 学生は、成長する。かなり不連続に、ですが。

 で、センセイは、どうなんだろう...。



7月1日(月) 庭の木は、残った ──隣家の解体工事が終了しました──

 今日はいつもより早めに帰宅。といっても職員は守衛さん以外、もう誰も残っていませんでしたが。

 まだ日が長いので、太陽はかろうじて家々の屋根の上に留まってます。アパートに接近すると、おぉ、すっかり綺麗になっている。先月下旬に解体工事が始まったお宅です。
 今朝はまだ敷地全体に残留物が堆
(うずたか)く残っていたのです。

 変化はそれだけではありません。お宅は正面以外の三方をコンクリートブロック塀で囲まれていたのですが、左側の部分が1日で撤去されてしまいました。
 しかし残った物も。

 塀の他の部分はそのままですし、何より庭の、ご夫婦が丹念に育てられた木々は手つかず。センセイは最初に伐採すると思っていたのです。
 奥に見えるのは新築工事中のお宅。作業は順調に進んでいるようです。

 手前は小さな公園。夏休みになると早朝にラジオ体操が行われる場所です。久しぶりに入ってみました。男の子は野球。女の子はボール遊び。
 年老いたセンセイは、ここでも世代交代を実感します。彼ら彼女らは気づくはずはないけど、

 なお、お気づきだとは思いますが、タイトルは『樅ノ木は残った』を踏まえていますので、念のため。



6月30日(日) これがその、証拠 ──西村センセイ、ボケを重ねる──

 嫌な気配があったのです。

 先週の金曜日は、仕事を終えてから帰宅したのですが、ボケがまず発覚したのはその日の昼食。講義を終えてから荷物を持ったまま大学食堂へ移動し、アジフライ定食を頂きます。椎間板ヘルニアの症状を改善するための薬を飲もうとして、あれっ?!
 ...水がない。

 支払を終えてから給水機で冷水を注いだはずなのに、そのカップがありません。どう見ても、トレーの上に存在しない。頭を冷やして、自分の行動を振り返ります。かなり混雑しており気が急(せ)いていたのと、左手にトレー、右手に講義関係の二つの鞄を持っていたため、水を注いだカップをそのまま残してきたらしい。
 次の人は焦っただろうなぁ...。

 肝心の薬も実は、入れておいたはずの小銭入れの中に存在していなかった(!!)のです。気を取り直して、研究室へ戻り、いろいろ整理します。
 お手製の弁当を頂いている事務の女性に、日曜の午後に「出勤」すると挨拶して、アパートへ。

 あらかじめ帰宅の準備をしてあるのですが頭の中は、帰路の事故を避けるべく富山、上越市内での混雑をいかに回避するか。もちろん問題なく帰宅。
 しかし...ない。鞄に詰めたはずの手首型の血圧計が見当たらないのです。

 4ヶ月弱連続していた朝晩のデータが、途切れてしまいました。

 再び、今日の自分の行動を振り返ります。忘れないように朝、その位置を確認し、かつ、アパートを発つ時は周囲を確認した...はず。でも、ないものは、ない。
 今日、新潟県内の荒れ狂う天気の中を無事に通り抜けてアパートに到着すると、本来の場所に、血圧計が収められたケース。

 ボケ(こちらこちら)が目立つ最近の西村センセイ。実は今日も、休憩のために立ち寄った道の駅「越後 市振の関」で、強雨で周囲が良く見えず、道路状況を示す掲示板に頭を強打。よろめいてしまいました。
 平面に頭全体でぶつかったため、裂傷を負うようなことはなかったのですが。

 引退する日は、遠くないなぁ...。


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