2019年11月16日更新(2019年11月24日ページ移動)
■11月16日(土) 築23年、樹齢23年 ──自宅庭の、伸びすぎた樹を伐採していただきました──
というわけで今日のセンセイは少し早起きして、午前中の所定時刻に大学へご出勤。
高速道路を好まないセンセイですが、さすがに今回は、大半の区間を北陸自動車道で駆け抜けました。この機会に、速度計の誤差を測定してみました。現在装着している夏用ノーマルタイヤの場合、どうやら速度と燃費が本来の値より数%低く表示されるようなのです。
アナログメーター読みで、可能な限り80km/hを維持。もちろん安全が最優先なので、状況に応じて多少加減速することも。前半の100km弱を走行して、デジタルメーターの表示は80.5km/h。I.C.間の距離は公開されており、所用時間もかなり正確に測定できます。
計算してみると、本当の値より4%程低いという結果に。予想通りです。冬用スタッドレスタイヤの方が燃費が良い理由もかなりの部分、これで説明できます。おそらく、最も影響しているのは摩耗具合。交換前の時点で、夏用よりも冬用の方が、溝が4mm多く残っているのです。
もちろん、そもそもタイヤによって燃費性能も異なるのでしょうが。写真は拙宅の庭。今回は真っ暗になってから戻り、今朝は暗いうちに自宅を発ったため、先週帰宅した際に撮影したものです。
センセイは23年前の8月、柏崎市内に自宅を新築しました。割と広い庭があるのですが、センセイにその種の趣味はない。当然ここは、植物に詳しい母親の出番。
実家の庭はいじらせてもらえないので、ここぞとばかり、彼女の趣味で枯山水の庭を造園しました。敷地の隅に植樹されたのが、この木。母親とは対照的に、植物に詳しくないセンセイのことですから種類はわかりませんが、広葉樹であることは確か。それがすくすくと育ったのです。
生け垣をを含めて、庭全体の樹木がなのですが。ただしあまりに背が高くなってしまい、周囲のお宅に落ち葉をまき散らす結果となってしまいました。そこで今回、まず母親の了解を得た上で、シルバー人材センターに伐採をお願いしたのです。
樹木の冬囲いと合わせて、費用は約3万円。木々の成長はまた、ここにいない者を含めた家族の記録。少々心苦しいのですが、他人様に迷惑をおかけするわけにもいかない。だから、これはこれで一区切り。
でも、センセイがやがて相続するであろう実家には、樹齢100年以上と推測される杉の大木が2本。オマケに、数百年を耐え抜いた家紋付の土蔵も。
う〜ん、次期ご当主(10代目)様は、どうしたらいいんだぁ...。
■11月15日(金) 北アルプスが、冬の装いになっていました ──西村センセイ、帰宅する──
夜、新潟の自宅へ戻りました。
今週末から4週連続、つまり約1ヶ月に渡り、学部および大学院の入学試験が実施されます(公開されている事実)。入試部長としてそれを統括する必要があります。同時に家庭や実家、そしてセンセイ個人の休日も大切。
休日に出勤した場合、必ず代休を取得しなければならないのです。正直なところ、とてもとても消化し切れない...。とにかく、センセイはこれから年末まで、週に1回の割合で変則的に帰宅する予定。
金曜日は講義がないので、最低限の仕事を済ませて──ただしその後、積み残しが判明──お昼に金沢を発ちました。今日の北陸地方は好天。
石川─富山県境の中山峠を抜けた瞬間、眼下に砺波平野が広がります。そして呉羽付近の丘陵地帯を挟んで、富山平野の奥には北アルプスの山々。
それが見事に冠雪しています。報道は認識していたのですが、心の準備ができていなかったのでびっくりしました。
県西部では北アルプスの稜線がくっきりと見えていたのですが、富山市内に入る頃から山頂付近に雲がかかり始めました。上市町との境界付近、立山町内で撮影したのが写真。
季節の挨拶をするかのように、その時だけ雲の切れ間から姿を見せた剣岳です。で、今日の西村センセイ、柏崎市内に入っても自宅には立ち寄らず、まず実家へ向かいました。安否確認などを済ませてから、Uターンして自宅へ。明日早朝には自宅を発ち、午前中に業務に就くためです。
...って、全然、休暇になってないじゃん。
■11月14日(木) 西村センセイ、不意打ちを喰らう ──いつも行くスーパーが今日は、全店舗臨時休業──
今日は予定を変更して見たまま、そしてタイトル通りの話題。
金沢はこれから雨がちの天気が続くとの予報。昨晩から今朝にかけても雨だったのです。幸にも、大きな入学試験が実施される日曜日は晴れる見込みとのこと。今朝はまだ降っていなかったのですが、空は今にも泣き出しそう。
この機会に、空いたビールケースをトランクに積みます。今日は朝イチと午後に講義。大学院の学生諸君が頑張ってくれたので午後は、いつもなら心身ともに消耗するのに、身体はともかく、気分は割と軽い。
ただし今日は、夕方に立場上の会議。割と短めに終わると予想していたのですが、予想外に長引きました。いつもの帰宅時刻が迫った頃に散会。
少しだけ後片づけをして、アパートへ向かいます。センセイは明日だけ帰宅することにしています。だから今晩だけの食材があれば良い。頭の中にあるのは、熊本産の大きな茄子と、お刺身か焼き魚。
スーパーの駐車場へ入ろうとして...あれっ?!たまたま雨が降り始めたのです。たまたま出入り近くの、良い駐車スペースが空いています。「ラッキー!!」と思って駐車場に入ると、自動車は皆無。お店の様子を確かめると、ご覧のように真っ暗。
一瞬、「倒産」という文字が頭を過(よ)ぎりました。でもこの地元資本のチェーン店、上手とは言えないかもしれませんが、この地でしっかりと経営しています。急な倒産はあり得ない。良く見ると、玄関ドアに貼り紙が。
今日は全店休業とのこと。なぁーんだ。頭を冷やして考えてみると、年末年始の繁忙期を前にして、「研修会」という名前の忘年会ないしは慰安旅行が開かれているんじゃないかと思います。それはそれでとても大切なこと。
で、センセイはというと、困ったことに。帰宅しても冷蔵庫の中に食材はない。出張から戻った時などは、途中のコンビニでサラダの類を買い求めることが多いのですが、今日はちょっと避けたい。
その理由については、近日中にご紹介できるかも。(できないかもしれません)結論から言うとセンセイは、まず、今日は遅くなり行かないつもりだった「やまや野々市店」へ。今までだったら近くの、珍しいものを探す楽しみがある「アルビス野々市中央店」へ行くところなのですが、残念ながらこちらは2年前に閉店。
しかたないので、向かいの「イオンタウン野々市」で茄子とブリのたたきを買い求めました。「アルビス野々市中央店」を含めて何げない日常って、やっぱり、大切にすべきだなぁ(/だったんだなぁ)。
■11月13日(水) ガソリン価格、新潟よりも金沢の方が高い状態が固定化しつつあります
写真は今週、金沢に到着した際に撮影したもの。
アパートの近く、幹線道路沿いのガソリンスタンドです。金沢でのセンセイは、もうちょっと先にあるお店を使うのでこのお店を利用したことはありません。
でも比較的低価格なので、値段は気になる。そして実際、利用者も多い。夏(こちらやこちら)までは金沢の方が安かったのです。でもそれ以降は価格差が減少し、時々逆転現象が起きるようになりました。加えて10月の増税。
お店によってはカード決済時のみ割り引くので、どこが安いのかわかりにくくなってしまいました。でも、それが一段落すると、金沢のガソリンはそれほど安くないことが判明しました。新潟のお店と比べると、リッター当たり7円ほど高い。
しかもこの状態が固定化しつつあります。興味深いのが、それ以外の地域。少なくともセンセイが利用する経路では、富山県西部はガソリンの値段が高い。ところが沿道の農協のお店に大きな変化が。このお店より、富山の方が安いのです。
もちろん店舗によりますが。つくづく厳しい商売だなぁ、と思います。センセイには絶対、無理。(キッパリ)
■11月12日(火) 「黒」は3本、「銀」は2本。では、「白」は何本?
今日は見たままのお話を手短に。
一昨日まで、今日は午後に雨が降るとの予報だったのです。でも昨日、それが一変。今朝は自転車で出勤しました。
1週間前、交通標識の支柱に貼られたテープ状の物体の存在に気づいた場所を通りがかりました。写真はその近くで、西方向を撮影したもの。
朝なので、太陽光線が赤みを帯びています。写真およびセンセイの背後にある交差点では、左右に走る道が優先で、手前から奥に延びる道に一時停止の標識があります。右側の黒い支柱──実際には濃い茶色──にはテープが3本。
でも、奥の白い支柱には何も貼られていません。植木の影になっている左側の支柱も同様。今日は二つの講義と打合せ、そして立場上の大きな説明会があったため、1日中、あっちこっちを行ったり来たり。それでも何とか、スーパーの値引きが始まる時刻に大学を離れることができました。
暗闇の中、前照灯を点けて自転車を走らせていると、あれっ?!「止まれ」の標識があって、その支柱は亜鉛メッキ(たぶん)の鋼管。最近の建物でよく見かける、鈍い銀色──というより灰色──の支柱。
そこにもテープが貼り付けられていたのですが、こちらは何と、2本。つまり「黒」は3本、「銀」は2本で、「白」は0本ということになります。全てがそうなのかはわかりませんが...。
今週はほぼ毎日が雨との天気予報は、今晩になってさらに再修正。どうやら明日も自転車で出勤できそうです。
■11月11日(月) 忙しさに気を取られていた間に、季節がまた一つ進んでいました
参加者約170人──ただし現時点で、最終参加者数は未確定──規模とはいえ、2日間の学会期間中、センセイは相当気張っていたらしい。
本学教員を含めた関係者は学会終了後、そして後片づけ終了後に、近くのお店に軽く飲みに出かけました。もちろんセンセイも誘われました。本当はパーッと地ビールを頂きたいところですが、センセイの年齢になると、もう、無理。
研究室で少し後片づけをしてから、スーパーでレタス半個と値引きされたお刺身、焼き魚を購入してアパートに戻りました。昨日は日曜日。お気づきかもしれませんが、このサイトのバックナンバーを作成する日です。Macの前で作業し始めたのですが、何だか仕事にならない。
やはりいつもより疲れています。少し休んでからシャワーを浴び、夕食を済ませてからこのページを更新しました。ただし緊張感はなかなか解消せず、最終的にちゃんと就寝したのは何と、夜明け前。
2時間後、いつもの時刻に目覚めました。そのまま起床しようかと思ったのですが、ここは体を最優先。今日は講義がないこともあり、いつもより遅く出勤しました。
ただしそれでも体調はイマイチ。神経を使う仕事は無理だと悟ったので、肉体労働に徹します。リズムを取り戻すという意味もあります。そこで、校舎を出たり入ったり。
写真はその際に撮影した正門付近。いつの間にか紅葉がかなり進んでいました。実は、ここはまだ良い方。厚生棟や講義棟(8号館)との間にある細い道路を渡ろうとして、若い女性が乳母車を押しているところに出くわしました。
ふと気づくと、彼女らの後ろから駆け寄る男性。イケメンは何と、本学の教員。奥様とお子様だったんですね。その姿が、まさに紅葉の中に消えていくところ。構図的には美味しい場面。そこで後ろ姿を撮影しようとしてのですが......できない。プライバシー云々の問題ではなく、道路脇の広葉樹は紅葉どころかほとんど落葉してしまっています。
晩秋の絵にはならない。しかし、初冬というにはまだ早い。目先の仕事──それはそれで、とても大切──に追われていた間に、季節がまた一つ進んでいました。
■11月10日(日) ミネルヴァの梟は夕暮れに飛び立つ、か? ──怒濤の学会が、無事に終了しました──
あっという間に、学会最終日。
早めに就寝するつもりだったのですが、昨晩はなぜか午前1時。疲れ過ぎていたのでしょうか...。それでいて、肝心の学生シフト表は手つかず。
夜は1回目覚めただけで、次に気づいた時には窓の外が少しだけ明るくなっていました。時刻は6時過ぎ。睡眠は足りていないはずですが、少なくともその自覚はない。そのまま起床し、自転車で出勤します。
日曜日なので道路は空いており、誰もまだ出勤していません。本当はまだスイッチが入っていないオツムで、シフト表を作成します。必要部数を印刷し、まだ誰もいないはずの会場へ...あれっ?!
約1時間後に開始されるセッションの発表者と思(おぼ)しき人物が、会場付近をフラフラしていらっしゃいます。一般のゲートはまだ閉鎖中。
どうやら、守衛さんがいる正面玄関から入館されたようです。まだ関係者が集まっておらず、受付をまだ開始できないものの、会場の準備はできているので、発表の準備を進めていただきたい旨を伝えます。少しずつ関係者と、そしてそれ以上に参加者が集まり始めました。
それでも何とか、予定通りにプログラム開始。今回の大会は、学会の通常の大会であるだけでなく、一部についてはセンセイらのグループが採択された「研究ブランディング事業」の後援を得ています。
昨日の特別講演と、今日一つのプログラム(写真)はまさに、タイアップ企画。ところで今日は、日曜日。大学はもちろん、周囲の飲食店や売店も日曜日モード。
金沢工大関係者など、事情を知っている人にはどうってことない日常の光景ですが、遠方から見知らぬこの地にお越しくださった参加者にとっては、非常に厳しい状況。昨日の段階ですでに、建物内の飲料水自動販売機は売り切れ続出。
それでも昨日は、他館の販売機に行けば飲料水を求めることができたのです。でも日曜日の今日は、施設そのものが完全閉鎖。
もちろん事前に事情を何度も告知しています。実際、大半の参加者は、サンドウィッチやお弁当などを持参し、会場内で食していらっしゃいました。
最初の写真の関係者約10名は、この機会を利用して、連れ立って大学近くのチャンカレへ。もちろん、これはこれで効果的な対応方法。ちなみに、その種の情報も参加者に提供しています。
昼食を終えた午後は、学会もいよいよ最終盤。一昨日は立冬。つまりこの時間になると周囲は既に暗くなっています。会を運営する側としては、約170名のゲストを金沢駅まできちんとお送りしなければなりません。
金沢工大は、割と交通の便が悪いところに位置するのです。加えて今日は日曜日なので、路線バスの便数が少ない。そこで今回は、写真のチャーターした無料バスを運行しました。お客様のお見送りを終えてひとまず、さらに会場の片付けと原状回復を終えて、大会は無事終了。
学生諸君の頑張りと、関係者の有形無形の助力、そして参加者の皆様のご理解の賜(たまもの)です。「ミネルヴァの梟(ふくろう)は夕暮れに飛び立つ」は、直接には哲学者ヘーゲルが語った言葉。センセイは今回の大会実行委員長として、『予稿集』でこの言葉をご紹介しました。
個人的には、自戒の念を込めて、です。このメッセージが関係者に、本来意図した意味で伝わっているのかどうか、正直なところ、ちょっと心許ない。しばらく様子を見ることにします。