2019年7月20日更新(2019年7月28日ページ移動)

──2019年7月第3週のニュース──

バックナンバーはこちら

7月20日(土) 新橋からのご縁は果たして、柏崎まで繋がったのか?! ──自宅近くに「丼丸」がオープンしました──

 今日は土曜日。センセイは珍しく新潟の自宅にいます。

 雨との予報だったし、実際、新潟市など県北部は降雨があり、高校野球の準々決勝は明日に順延。ただし少なくとも自宅のある柏崎市はほとんど雨が降りませんでした。そこで朝食を済ませるとまず、洗車。
 汚れは大したことないのですが、海岸沿いに金沢へ移動する際、波飛沫を浴びているのです。

 かかりつけ医を訪れて難病の治療薬を頂き、市内の住宅設備のお店に寄ってから実家へ。例によって、主たる目的は食料の買い出し。ただしこのところ雨が続いているため、野菜の病気を治す薬も欲しいとのこと。
 母親によると、当地でも野菜の価格が上昇し始めているそうです。

 自宅に戻り、母親から貰った野菜を整理した後、自転車で出かけます。ホームセンターで細かい部品を買うためなのですが、途中、ちょっと寄り道を。
 それがこの、持ち帰り海鮮丼専門店、「よし家 丼丸 柏崎店」。要するに、弁当店。

 幹線国道沿いの、自宅のすぐ近くにあります。昨年新規開店したのですが、実は西村センセイ、滅多にこの前を通ることがない。誰でもそうでしょうが、自宅を発つ時は目的地あるいは方向に応じて経路を微妙に変更します。
 その空白地帯にあるのです。

 このお店、センセイが数年前に新橋駅前で出くわした「笹舟 丼丸」新橋店の、そして一昨年金沢のアパート近くに進出した「丼丸 金沢」久安店の系列店らしい。
 新橋駅付近にはコンビニしかないので、「笹舟 丼丸」新橋店は割と良く利用していたのです。

 ちゃんと訪れるのは初めてですが何と、「本日休業」の貼り紙。脇の小さな紙によると、本日のみの臨時休業とのことですが、う〜ん、ホントかなぁ。
 お昼は済ませているので、問題はないのですが。

 自宅に戻ってから調べてみるとやはり、(株)ササフネグループのお店。昨年4月に開店したそうです。そんなに前だったかなぁ...。

 それはともかく、新橋から始まったご縁が、金沢、そして新潟県柏崎と続くなら、それはそれで意味があると思う。ただし「笹舟 丼丸」新橋店は現在、(株)ササフネグループの店舗リストに掲載されていないようです。
 そもそも、センセイはしばらく新橋駅前に宿泊していない。

 そして「丼丸 金沢」久安店はアパートの、そして「よし家 丼丸 柏崎店」は自宅のすぐそば。

 あまりに近すぎて、わざわざ海鮮丼を買い求めに行く必要性が...。



7月19日(金) 季節の変化に取り残されているのは、センセイらだけ?! ──校舎外壁の補修工事が始まりました──

 先週あたりから、キャンパス内を行き交う学生の表情に明らかな変化が。まず、ハイテンション。

 そりゃ、そうでしょう。多くの科目で今週後半から、期末試験が実施されているのですから。しかも今日は、彼ら彼女らの顔がさらに変化。緊張感を乗り越えた余裕すら感じられます。
 今日でテストの半分近くを乗り切ったのです。

 もちろん不満が残る科目もあるのでしょうが、明日の土曜日、明後日の日曜日に勉強して──あるいは「休んで」──残った来週前半の試験に備えることができる。
 対照的なのが、センセイら教員。

 試験はとても気を使います。そして何より、大量のテストペーパーを、細心の注意を払って採点しなければならない。どうしても、明るい顔とはいえない状況に陥りがち。
 写真は今週前半に撮影したもの。

 センセイらの研究室が入る「1号館」の東側出入り口付近に、工事用の足場が組み立てられました。近日中に外壁の補修工事が開始されるものと推測されます。
 先日ご紹介した外壁の点検はまさに、この場所から始まったのです。

 でも、センセイらに工事の連絡は届いていません。たぶん、一定程度の騒音を伴う作業なので、本格的な工事は夏休みに入ってから実施するんだと思います。つまり、学園は夏休みを考えた段取りを実施中。
 他方、学生諸君はテストに耐えながらも、頭の中はすでに夏休み。

 季節の変化に取り残されているのはセンセイらだけ、というわけです。



7月18日(木) 金沢工大生はやっぱり、小金持ちだと理解されているらしい...

 今日は自動車でご出勤。午後から雨との予報だったからです。

 午後どころか出勤する段階ですでに、ポツポツと降ってきました。そして午後の講義が始まるころには激しい雨となりました。帰宅するためでしょう、準備していなかった学生が、濡れながら自転車を漕いでいます。
 中には傘差し運転も...。(オイオイ)

 北陸地方は6月上旬に梅雨入り。もちろん雨や曇りの日が多いのですが、全体としては今のところ、例年と比べて降雨量は少な目だと思います。植物の生育も概ね順調。
 梅雨寒で野菜の生育不良が起きている東日本の太平洋側とは対照的です。

 で、そんな日に撮影したのが、右の写真。左奥には先日ご紹介した、古いタイプの「寮」が、右側には2月末に閉店した「らーめん DON」が見えます。
 ご紹介したことはありませんが、「DON」の2階は「美容室 フミ」。

 センセイが金沢工大に移籍した時、「フミ」は確かに営業していたのです。思い返してみると、少なくともここ10年くらいは、商売している気配がない。
 今日の主役は中央の場所。

 ここは「DON」と「フミ」利用者のための駐車場だったのです。でも先日この場所を通りかかると、ご覧のように工事中。コイン式の駐車場になるようです
 ただし本日現在、まだ営業を開始していません。

 2年前から金沢工大を囲い込むように増えているコイン式の駐車場(こちらこちら)。それらのいずれも、それなりに利用者がいます。初期投資を含めて、採算が取れているのかどうかはわかりませんが。
 駐車場利用者の主体は間違いなく、金沢工大生。

 地元の方の、「工大生は小金持ち」というイメージ──もちろん皆が皆というわけではない──はやはり、それなりに当たっているらしい。



7月17日(水) 金沢では価格が上昇し、逆に、柏崎では下がることで、地域によるガソリンの価格差が縮小しています

 ガソリンスタンド繋がりの話題を、もう1日だけ。

 写真は今週初めに金沢市内で撮影したもの。かつてコンビニだった場所に昨年末、濃いオレンジがシンボルカラーの出光のお店がオープンしました。
 手前の給油装置が出光。

 以前ご紹介したことがありますが、交差点──左上端に信号機が見える──を挟んだ反対側に、従来型のコスモ石油のガソリンスタンドがあります。こちらは紺色。
 幹線道路沿いのこの地域は、ガソリン値引き競争の激戦区なのです。

 それもあってか価格は、概ね金沢の方が新潟(柏崎)よりも安い傾向にありました。しかし何故か、今年になってからは自宅近くのお店の方が安くなったので、センセイはずっとそちらを利用。
 されどお伝えしたように、暖かくなってからは金沢での価格がかなり低下。

 でもこの状態は先月迄だったようで、その差は徐々に縮小してきました。金沢の方は価格が少しずつ上昇し、逆に柏崎は緩やかに低下したのです。
 今回は、月曜日(祝日)にアパート近くのお店で給油したのですが、差は僅か1〜2円程度。

 客観的には、路面状況や運転の仕方その他で完全に無視できるレベルの差。

 センセイの場合は長距離運転──BMW 320i Sport(MT)の走行距離は、購入後3年半で80,000kmを突破──なので、燃料消費量も多い。だから「ガソリン価格が気になる」と主張しても、何となく説得力があるような感じがします。
 冷静に考えれば、言い訳にしか過ぎないのですが。

 でも、ハンドルを握っている時に店頭の電光掲示板で具体的な数値を見せつけられると、何だか気になってしまう...。人間はあまり合理的な存在ではないようです。

 センセイを含めて、です。



7月16日(火) このズレも、その爪痕なんだろうか... ──新潟県中越沖地震から、今日で12年──

 写真はこの週末に、自宅のある柏崎市内で撮影したもの。

 国道8号線と、市街地へ繋がる幹線道路がT字型で接続する交通の要衝に、ご覧のガソリンスタンド店舗がありました。現在は閉店して、機器類はすべて撤去されています。もちろんその存在は良く知っていたのです。
 ガソリンスタンドとしては、10年以上前に閉店。

 ただし右奥、事務所があった建物は、その後も別な会社の事務所や、上越市に拠点があるパン屋の支店として使用されていました。パン屋さんは評判も良く、かなり人気がありました。
 しかしやがて、それらも撤退。

 センセイ個人はこのガソリンスタンドを利用したことがなく、パン屋さんに入ったこともありません。だから今まで注意を払わなかったのです。
 今回たまたま赤信号で停止し、初めて様子を確認しました。まるで廃墟、という感じ。

 ふと、給油スペースを覆っていた、2枚の大きな屋根が少しずれていることに気づきました。ここは「鵜(う)川」のすぐそば。この付近では、50年くらい前に大規模な河川改修が行われています。
 ここはかつて鵜川そのもの、あるいは河川敷だった場所。要するに地盤はとても悪い。

 しかしそれだけではこのようなずれは発生しません。まず間違いなく、12年前の今日発生した新潟県中越沖地震の影響と推測されます。
 中越沖地震は最大震度6強を記録し、高校の恩師を含めて、15名の犠牲者を出しました。

 あれから12年。旧市街地のあちこちに新たに生まれた多くの更地を除けば、はっきりとわかる地震の痕跡はほとんど残っていません。でも本当は、見えないだけ。

 こんな形で爪痕を目にするなんて、思ってもいませんでした。



7月15日(月:祝日) 「迫力のある音」なんだけど... ──ジミー・ペイジ、“LED ZEPPLIN DVD”で欲張り過ぎ──

 2日間に渡るオープンキャンパスを終えて昨晩、新潟の自宅へ戻りました。といっても、一晩だけの滞在ですが。

 いつもなら朝のうちに自宅を発って、午後は大学で仕事をするのですが、あいにくと今日は、大学は設備点検のための計画停電。無理に出勤しても、あまり意味がありません。それに新潟でも実家その他の用があります。
 そこで、それらを済ませてお昼前に金沢へ移動しました。

 その短い自宅滞在中に行った作業が、一つだけ“LED ZEPPLIN”の“LED ZEPPLIN DVD”(2003)の音源の一部をファイルに書き出すことです。なお、DVD(初回盤)は自己所有物ですので念のため。
 蘊蓄
(うんちく)を少々。

 1970年代の活躍した“LED ZEPPLIN”については唯一、マディソン・スクウェア・ガーデンで撮影された映画が「永遠の詩(狂熱のライブ)」が公開され、LD(レーザーディスク)──知らない人が多いと思う──およびDVD化されていました。センセイのことですから、両方とも所有しています。
 そもそも映画も観ています。

 ただし音源はいずれも、非常に貴重ながら、しょぼい。

 センセイはCDやBD、そしてDVDなどのAV素材は映画を除き、原則として自宅で管理しています。映画が例外なのは、金沢のアパートで衛星放送を録画、視聴する機会が多いため。
 ただしこの“LED ZEPPLIN DVD”は購入後ずっと、なりゆきで金沢に残したまま。

 お伝えしたようにセンセイは、自己所有の映像素材については音声、つまり音楽だけを聴く機会も多い。そこでDVDを自宅に持ち帰ると同時に、貴重なライブ音声をファイル化しようと考えていたのです。
 技術的な問題はないのですが、別な意味で「問題」が。

 このDVD、音に迫力があるのです。「あり過ぎる」と表現すべきか。再生機器が壊れてしまうなどということではありません。原音に忠実かどうか、という問題です。
 右の写真は、作業に区切りをつけた際の、ファイル全体の様子。

 中央部分が音声データで、青が左ch、赤が右ch。横軸は時間軸で、縦方向が音量。青と赤の領域が隙間なしに広がっていますが、これは相当異常な事態。こちらこちらと比較すると、違いは一目瞭然です。
 イメージとしては、ボリュームをを目一杯上げている状態。

 もちろんこれで何の問題もなければどうってことはないのです。でも世の中、そんなに甘くはない。録音/加工時の音量が限度を超えると、大幅な歪みを発生させるのです。
 右の写真は、そのデータの一部。引き続き、横方向は時間軸。

 横線が4本見えますが、中央が原点(音量0=-∞db)で、そこから離れるごとに、最初の線が音量50%(-6db)、次が100%(-0db)。

 音は写真の中央部で約40ms(ミリセカンド)、音声が上限を保ったまま。当然、本来のデータは上限以上と推測されます。ただしデジタルの場合、上限を超えたデータは記録、保存できない。
 そこで機器はオーバーロード(過負荷)と判断して、警告のための赤ランプを点灯し続けたまま。

 されど困ったことに人間は、このような音を「心地良い」あるは「迫力がある」と感じてしまうのです。波形が飽和すると、客観的には奇数次──3次、5次など──の高調波が発生。
 要するに、正確な情報ではなく、歪み。

 でも人間は聴覚上の理由から、高音域および中点域における短時間の歪みを認識できない。しかも、ここに偶数次の歪みを加えると、人間はさらに心地良く感じてしまいます。
 そのような錯誤に陥らないためにこそ、客観的なデータが必要。

 “LED ZEPPLIN DVD”をプロデュースしたのは、ギターのジミー・ペイジ。このような音声処理も基本的には彼の判断と推測されます。今回の場合、主役は映像。音声は従属的な存在であることは認めざるを得ない。されど今回はさすがに、ちょっとやり過ぎ。
 でも、演奏はライブであることが信じられないほど、極めて素晴らしい。

 特にリズム隊の、故ジョン・ボーナムと、「ジョンジー様」ことジョン・ポール・ジョーンズ(芸名)は。



7月14日(日) 追伸あるいは訂正。「ロボット芝刈機」はスウェーデン製の既製品で、電力供給は有線式でした

 オープンキャンパス2日目。

 天気予報は、「午前中は雨で、午後は曇り」。されど起床すると何とか天気が持ちそうだったので、予定を変更して今日も自転車でご出勤。結果的に、午前中は薄曇りで、午後から時々弱い雨。残念ながら予報は外れ。
 この時期の予報、特に降雨の予測はとても難しいのです。

 昨日に引き続き、オープンキャンパスの各会場をぐるぐる。図書館棟へ行こうとして、たまたま中庭に...え"っ。

 最初に目に入ったのは、女性の参加者2人。立ち止まって、興味深そうに何かを見ているのです。その先に存在するのは、「電気掃除機」改め「ロボット芝刈機」。
 それが、先日ご紹介したコンセント盤に向かって静かに走行した後、写真のように見事に、ドッキングして静止。

 昨日もこの場所を通ったのですが、芝刈機はなかったのです。すぐに、センセイの誤りをいくつか認識しました。まず、本体は「電気掃除機」に似た光沢のある部分。
 写真中央の無光沢の部分は「チャージステーション」と呼ばれる電源供給部分。

 2枚の写真(こちらこちら)をちゃんと比較すれば、すぐにわかることなのですが...。そして電力供給も「非接触型」ではなく有線式。ご覧のように今日は、ケーブルをはっきりと確認できます。
 センセイの両眼は、2個の節穴だ..。

 後から調べてみると、この芝刈機はスウェーデン国ハスクバーナ社製の「Automower (オートモア) 430X」というモデル。興味を持たれた方はWebサイトをご覧いただきたいのですが要するに、今を代表するようなハイテクマシーン。
 ハスクバーナ社はとても長い歴史を持つ会社。

 しかし同時に、このように進取(しんしゅ)の気性(きしょう)を併せ持ちます。日本企業にに不足しがちな要素。

 そしてもう一つ。同社はこのグローバル化時代会社を牽引する理念として、「行動基準(Code of Conduct)」を高く掲げています。しかも文化が異なる各国の従業員が容易に理解できるよう、できるだけ具体的に。
 これこそ、グローバル化の核心。

 ところで今、ロボット芝刈機の上部に、センセイが目指していた図書館棟が映り込んでいることに気づきました。センセイのお間抜けは相変わらずのようです。


「最近のニュース」(最新版)へ
バックナンバーのトップページへ
トップページへ戻る