2018年11月17日更新(2018年11月25日ページ移動)

──2018年11月第3週のニュース──

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11月17日(土) 西村センセイ、ディープなソフィアでICUを思い出す ──上智大学で開かれた研究会に参加しました──

 西村センセイ、昨晩は大阪市内に留まりました。

 今日は午後に上智大学で開かれる研究会へ参加するため、東海道新幹線で東京へ移動。研究会といっても昨日とは異なり、採択された科学研究費補助金による研究の一環。9月の帝京大学訪問と同じ趣旨。
 ただし本来の目的とは別に、センセイには個人的な関心が。

 会場が上智大学だったからです。もちろん私立の有名校。JR四ッ谷駅前にあって、いつかはチャペルで結婚式...と思っていませんか?
 それは、四谷キャンパス。

 今回の会場は四ッ谷駅の隣、市ヶ谷駅で下車し、目の前の坂を上ったところにある写真の市谷キャンパス。関係者の間では「市谷こそ上智らしい」と知られている場所です。
 四谷は立派で綺麗ですが、こちらはディープ。

 ただし西村センセイ、東京在住時代を含めて、この四谷キャンパスに入るのは初めて。

 向かいの、テレビの仕事で入ったことがある「日テレ四番町ビル」を確かめてから、キャンパスへ足を踏み入れます。学生さんや教職員の姿は皆無。
 記憶の中の四谷キャンパスは、比較文化学部(当時)の外国人学生で溢れていたのに。

 右手の、覚えのないビルは比較的最近建設されたようです。ゲートで控えていた女性の守衛さんに用件を伝え、許可を得てからキャンパスに入ります。
 彼女が教えてくださった会場は、奥に見える建物......古い。

 それが第一印象。

 誤解されると困るのですが、決して悪い意味ではありません。センセイが思い出したのは、母校ICUの本館。こちらも同じくらい(/それ以上に)古い。
 ICUの本館は第二次世界大戦中、当時の中島飛行機(現在のSUBARU)三鷹研究所だった建物。

 上智もなかなかのもので、窓の様子でわかるように建物そのものは非常に古いのですが、それを丁寧にメンテナンスして使用しています。それを可能にしているのは、重厚な基本構造。
 先人の知恵、そのものです。

 世代交代で住む人が替わっても、建物そのものは100年使い続けるヨーロッパの発想です。ここで教育を受ける学生諸君は本当に倖せだと思う。
 古ぼけた窓の鍵に不満を持つことから始まり、その背後に存在する歴史や文化の重さとその意味を識る。

 智慧(Sophia/Sojia)、つまり上智大学の名称そのもの。しかしこれを可能とする大学が現在、国内にどれだけ残されているのだろうか。
 お気づきかどうか、今日の文章にはちょっと対抗心が見え隠れしています。

 ざっくり言うと上智はカソリックで、ICUはプロテスタント。ちなみに、センセイ自身は曹洞宗(仏教)。ただし両大学とも、そうでない人々の入学を拒絶するような狭隘(きょうあい)な考えは持っていません。
 そして、もう一つ。

 共通するのは、目の前の現象あるいは事象、事態の、その背後にある本質を見抜く力──とその養成の必要性の認識──です。



11月16日(金) 西村センセイ、大阪大学で開かれた研究倫理教育に関する研究会に参加する

 というわけで、今日のセンセイは大阪に来ています。

 今日は医学部がある吹田キャンパスで、研究倫理教育に関する研究会が開かれたのです。つまり、博多東京で開かれた会合の内容と重なります。

 金沢からだと、大阪大学の大阪や京都、あるいは神戸など、関西は金沢からだと割に近いのです。でもセンセイが昨晩存在したのは新潟ですから、非常に遠い。今朝は早起きをして、ほぼ始発の列車に乗り、上越・東海道新幹線を乗り継いで大阪へ移動しました。
 遠回りした分は自己負担ですので、誤解なきよう。 

 いわば3回連続なので、同じような顔ぶれなのかなぁと思ったら、これが大違い。

 先日のシンポジウムが教育制度を整備しなければならない大学関係者、特に事務担当責任者が中心だったのに対して、今日はほぼ全員が研究者。
 講師を除き、見知った顔はごく僅か。

 研究会の、最初の報告は写真のオーストラリアの研究者。これが実に興味深く、奥が深い。お気づきかどうかはわかりませんが、ふだん同じ動詞を重ねないように心がけているセンセイも、実に興味「深い」。
 勉強になりました。

 ちなみに、学生の時に日本語を学んでいた(!!)とのことで、最初と最後は日本語。サービス精神満載です。センセイの英語(その他外国語)運用能力より、はるかに上手。
 約2ヵ月ぶりに訪れたキャンパスは、既に晩秋。センセイの人生そのものです。

 乗り継ぎの関係で今日は早めに到着したので、キャンパス内の生協食堂で遅いお昼を頂いたのですが、やはり優秀な国立大学。またアジア系の留学生が目立ちます。
 ただし日本人学生、留学生ともに、育ちの良さ、あるいは線の細さを感じます。

 これに、金沢工大学生諸君のタフさが加わったら、鬼に金棒なんだけどなぁ...。



11月15日(木) 交通量が多い日中の幹線道路、しかもその1車線を閉鎖して... ──大がかりな速度違反取り締まり現場に遭遇しました──

 予定を変更して、見たままの話題。

 センセイは明日から出張することになっています。移動の関係で、午後の大学院の講義を終え、急ぎの仕事をしてから、ひとまず新潟の自宅へ移動しました。
 教員は労働裁量性という雇用形態で、働き方や動きは本人に任せられているのです。

 ご存じのように北陸新幹線が開業してから、センセイ個人は自宅との電車による行き来が不便になりました。だから今週も自動車で帰ります。
 アパートに戻り、荷物をまとめて出発。

 センセイは金沢の西側に住んでいるので、中心部を迂回して新潟へ向かいます。利用するのは「金沢外環状道路(山側幹線)」、「山側環状」の通称で知られる幹線道路です。
 山沿いなので起伏があり、一部はトンネルで抜け...あ"。

 反対車線の道路際にパトカー。その先(写真左奥)を見ると、左側車線を塞いで複数の警察車両が停車しています。速度違反の取り締まりです。
 確かにこの道路はスピードを出しがち。

 二車線であることに加えて道路の勾配が微妙で、平衡感覚が少し狂いがち。反対車線、つまり取り締まりをしている場所は、ほぼ水平であるにもかかわらず上り坂が続いているように感じてしまいます。
 だからアクセルを踏み込みがち。

 センセイ個人は前方を確認するだけでなく、速度計を見ているので決して暴走はしないのですが、ここは幹線道路。その一車線を閉鎖するとは...。
 警察車両の前方には、写真の警察官が速度測定器とともに着席しています。以前、起立して車のナンバーを確認している警察官を目撃したことがあります。

 写真を良く見ると分かりますが、反対車線を走行する車にとって現場は逆光。しかも(写真には写っていませんが)トンネルを抜けたばかりで、明暗の感覚が回復していません。
 加えて、警察車両は日陰で目立たない。

 いろいろな条件を良く検討してこの場所を選んでいるんでしょうねぇ...。実はセンセイが車を走らせているこの場所、この車線も取り締まり対象。
 一度だけ出くわしたことがあります。

 もちろん安全運転のセンセイなので、検挙されることはなかったのですが。



11月14日(水) 細い雨が降る中、道路を挟んだ両側で、ペンキ屋さんが店舗の塗装作業をしていました

 今日は見たままのお話。たいした内容ではないのですが、写真は2枚。

 大きな、そして重要な行事を実施した後なので、このところ立場上の会議や打合せが断続的に行われています。昨日はお弁当が出たほど。
 今日も午前中にヘビーな、そして長い会議。

 午後にもう一つ会議があり、終了後は体力を使う講義が控えています。午後の予定を考えて11時過ぎに昼食にします。さて、どこへ行こうか...。
 いろいろ迷った末、ひとまず久しぶりに「ほっかほっか亭」を目指すことにしました。

 この段階では雨は降っていなかったのです。でも近くの橋を渡る頃から何となく雨っぽい。戻りかけたのですが、このまま「ほっかほっか亭」を目指すことにして、大学脇の高橋川に架かる橋を渡ります。
 あれっ?!

 橋を渡り終えたところに写真の「鬚張魯肉飯(ひげちょうるうろうはん)」(サイト)があるのですが、シャッターが閉ざされ、足場が組まれています。
 白状すると一瞬、頭の中を閉店あるいは改装という文字が横切りました。

 でもどうやら、そうではないらしい。店舗本体には手をつけず、看板だけ作業しています。それも塗装。看板を外すのなら塗装作業は不要です。つまり塗り直し。写真手前の、道路に面した看板は塗り直し作業が終わっていました。
 帰り道に気づいたのですが。

 センセイ個人はあまり肉類が得意ではないので「鬚張魯肉飯」に入ったことはないし、たぶんこれからもない。それでも「安堵(あんど)」というのが正直な気持ち。「ほっかほっか亭」へ向かいます。
 交差点の信号が替わってので道路を渡ると、再び、あ"っ......。

 道路を挟んだ反対側、まさに「鬚張魯肉飯」の向かいにある「カラオケスタジオ飛行船」でも塗装工事中。長い柄のローラーに塗料を付けて、赤色の部分を塗り直しています。最初はお店の方かな、と思ったのです。
 作業服がまさにお店の色だったので。

 でも設備を考えると、作業にあたっていらっしゃるのは業者。色の一致は偶然だったようです。「ほっかほっか亭」に到着して、お弁当をお願いします。少々時間がかかるとのこと。
 ふと、ドアのガラスが濡れていることに気づきました。

 予想より早い降り始め。幸いにも本降りになる前に大学へ戻ったのですが、少々濡れてしまいました。で、二組の塗装業者はというと、「鬚張魯肉飯」は濡れながら淡々と塗装中。
 「カラオケ飛行船」の方は作業を中止してしまいました。

 違いはたぶん、足場の滑りやすさなど、安全性の問題なんだろうなぁ...。



11月13日(火) メタモルフォーゼ ──中庭に出現した、家のようなこのオブジェは何なんだ...──

 降水確率は30%だったので、今日は自転車でご出勤。

 駐輪場から校舎に入ろうとした時、中庭に奇妙な物体が存在することに気づきました。池の向こう、盛り土の上に「屋根」が見えているのです。近づいてみると写真の「家」が。

 プラスチック製の屋根が付いており、中央のテーブルを挟んで両側に座ることができるようになっています。一種の休憩所。左上にはバッチのような説明があります。
 黒い線による、この家が変形するようなイラストの下には「変容する家『みーこーしー』Project」。

 屋根が取れたり、あちこちが変形して別な用途に使えるのかなぁーと思ったのですが、そうではないらしい。各部品はきちんとネジ止めされています。
 室内(?)には説明資料が残されていました。

 それによると「変形」は半分正解。まず、屋根を取り外します。ベンチの下に太い柱が2本あるのですが、それに従って「壁」を中央に重ねて集めます。
 すると、神輿
(みこし)の出来上がり。

 「イベントのお知らせ」には「10/20、オープンまるびぃの日に合わせて[この]休憩所を神輿に変容させ、21世紀美術館の周りで担ぎます」。
 調べてみると、「まるびぃ」とは金沢21世紀美術館の愛称。

 10月20日(土)は「オープンまるびぃ2018」(正式には「市民美術の日」)で、一種のお祭り。そこに参加して戻ってきたところだったんですね。

 大学院の科目では、他研究科とともに建築系の学生を教えます。その際につくづく感じるのですが、他分野の学生とは違う感性を持っています。個人的には、とても大好きです。



11月12日(月) 高止まりしているガソリンの価格、最安値が新潟と金沢で逆転しました

 昨日は自転車だったのですが、今日は雨との予報だったので自動車でご出勤。実際、お昼過ぎからかなり降りました。

 昼は偉い方との時間をかけてのご相談。夜は立場上の気を使う会議。それがお開きになったのは、スーパーから値引きされた総菜類がなくなる時間。トランクには空瓶の詰まったビールケースが置いてあるのですが、行こうと思っていた酒屋は諦めます。
 ちょっと離れた場所にあるし、まだ帰宅ラッシュが続いているのです。しかも真っ暗。

 スーパーでお刺身を確保してから近くのガソリンスタンドへ。

 このところ石油製品の価格が上昇しています。去年から急に高くなって、しかも高止まり。ハイオクの場合、2年前より27円も高いんですね。
 計算してみるとセンセイの場合、1ヶ月で3,000円くらい多く支払っていることになります。

 以前はずっと金沢で給油していたのですが、1年くらい前から新潟と価格が逆転。しかも自宅近くに、かなり安いお店がオープン。だからこのお店を訪れるのはホントに久しぶり。
 ここに入った理由は単純。2、3ヶ月くらい前から金沢の方が安くなったためです。

 写真中央奥に製品の価格が見えますが、一番上はハイオク。ただし空欄になっています。その下がレギュラー・ガソリンの値段ですが、新潟の安いお店より10円弱安い。
 ハイオクの値段はわかりませんが、今晩は勢いで突入。

 機械を操作すると価格が表示されました。やはり新潟の平均的なお店より10数円低く、いつものお店より7円くらい安い。石油製品の価格は基本的に、需給関係と為替レートで決まります。
 しかし、地域差があることもまた事実。

 以前、関係者にその理由を尋ねたことがあるのですが、返ってきた答は、「競争です」。

 う〜ん、答になっているような、なっていないような...。



11月11日(日) こちらのお店も美味しいです。ただし今回は頂くことができませんでしたが...

 今日は日曜日ですが、センセイはネクタイを締めてご出勤。学部の推薦入学試験が実施されたのです。ただし例によって、そちらへのコメントはありません。

 というわけで、今日はお伝えし損ねていた話題を。食べ物ネタです。センセイは外へ出ると、割と立ち食い蕎麦店を利用します。古い人間なので。都内で駅の近辺なら「富士そば」(「名代(なだい)富士そば」)といった具合。
 ただしセンセイの場合、頂くのは蕎麦ではなく、うどんですが。

 不思議なことに、お店によって美味しさが大きく異なります(「富士そば」の味は安定している)。残念なお店の方が多いのですが、逆に、ホントに美味しいお店も。
 仙台駅前の「そばの神田 名掛丁店」は別格です。もちろん。

 センセイが割と良く行動する範囲内では、先日お伝えした「新潟庵」が美味しい。現在、駅舎内には他に2軒がお店を構えており、廃止されたホーム上に別な2店が存在したのですが、やはり「新潟駅は1番線ホーム」は事実。
 越後湯沢駅には、写真の「湯沢庵」があります。左奥は、広い物品販売および飲食コーナー。

 かつては在来線と新幹線の乗り換え通路にあったのですが、正直なところ味はイマイチでした。現在は改札を出たところに移転しているのですが、これがホントに美味しい。
 味の変化と移転の因果関係は不明ですが。

 先日も訪れてみたのですが券売機に掛かっている札にある通り、準備中。う〜ん、残念。前回は同じ時刻でも営業していたのに。

 機会があったらまた挑戦してみたいと思っています。

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