2017年11月11日更新(2017年11月19日ページ移動。2009年11月3日写真削除)
■11月11日(土) 確かに、安い... ──柏崎市に、新潟県内初の独立系ガソリンスタンドがオープンしました──
朝3時頃、激しい雨の音で目覚めました。爆弾低気圧に伴う寒冷前線が新潟県を通過したのです。
夜が明けても強い風は収まらず、時々強い雨が降ります。週末なので、いつもなら新潟の自宅に留まっているところですが、センセイこの風雨の中を金沢へ移動しなければならない。
明日、推薦入学試験が実施される(広く知られている事実)のです。早朝に自宅を発ったのですが、強い向かい風と海からの吹き付ける波飛沫(しぶき)。オマケに、時々前がよく見えないほどの叩き付けるような雨。そして糸魚川では、フロントガラスに何と、霙(みぞれ)が!!
考えてみると最近の4往復の中で、こんな天気が今日を含めて3回(他はこちらとこちら)。写真は昨日撮影したもの。今日の荒天が嘘のようです。
昨日は帰宅後少し休憩してから、近くの工務店に新しいガスファンヒーターと工事の代金を支払いに行きました。
ふだんあまり通らない場所を走っていると、道路脇に旗を振る女性。......あ"、ここだったんだ。
今週の地元紙の報道を読んで「ふ〜ん」と思っていたのですが、すっかり忘れていました。新潟県内初の独立系ガソリンスタンドが柏崎にオープンしたのです。
函館市に本社を置くアサヒ商会が、「CLOVER」として全国に50以上展開するお店。とても安いらしい。
金沢はガソリンが高いし、ちょうど給油するタイミングだったのでさっそく入ってみました。意外にもお客さんはまばら。
旗を振っていた女性は老人など慣れない利用者の相手をしていたので、勝手に作業を進めます。もともとここには別なガソリンスタンドがありました。その施設設備をほぼそのまま利用しているらしい。セルフの給油機ですが、新しいマシンではありません。
代金の支払方法も現金のみと割り切っています。その分、確かにガソリン代は安い。ハイオクの場合、センセイが利用しているかなり安いお店よりも、リッター当たり5円、そして金沢の安いお店だと12円も安い。
心を、ギュッと鷲掴(わしづか)みにされそう。客観的には、運送業務用途でない限り、センセイを含めた一般人にとってガソリン価格の影響はそれほど大きくありません。しかし一方で、心が揺れ動くこともまた事実。
新聞の折り込みチラシを見て、隣の町まで電車に乗り、ティッシュペーパーを買いに行くようなもの。人間の感覚はつくづく、いい加減──ただし「良い加減」かも──だ。
■11月10日(金) 高速道路のETC割引はややこしい ──西村センセイ、高速を短区間利用して帰宅する──
西村センセイ、今日は休日。日曜日に実施した入学試験の代休を頂戴したのです。
このような場合、通常は勤務を終えてからその日のうちに帰宅します。その方がゆっくり休めるからです。ただし昨夕は特別講義があり、受け持ちの学生が受講していたため、センセイも同席。
というわけで昨晩は金沢に留まり、今朝、新潟の自宅へ移動。特に早く就寝したわけではないのですが、今朝は3時に目が覚めました。そのまま発(た)とうかと考えたのですが、道中の安全を優先して5時過ぎに出発。
途中、富山市付近での混雑も考慮した結果です。予想通り富山市付近では出勤ラッシュと重なり始めましたが、基本的にはスムースに移動。いつもならこのまま一般道だけを走行するところ。でも今日は短区間、北陸自動車道を利用します。
何度もお伝えしているように西村センセイ、高速道路はあまり好きでない。ただし実は、毎日の通勤距離が110kmだった前任校時代から高速道路を多用していました。無料あるいは安価な外国と違って、日本の高速道路は料金が高い。
そもそもガソリン代や高速道路料金は自己負担。というわけで経費削減のために以前は「ハイウェイカード」──知らない人も多いと思う──を使用。BMW 318i(E46、MT)に乗り換えてからは、ETCによる割引を活用していました。
ETC割引にはいくつかの種類があり、しかもそれが何度か変化しています。BMWに乗るようになった頃には「通勤割引」という、朝夕100km以内のみの走行に適用される割引がありました。
上越市や富山市などでの出勤/退勤ラッシュを回避するためにはとても便利。ところが「通勤割引」は2014年4月から「平日朝夕割引」へ移行。割引率その他はともかく、ほぼ同じシステムだろうと思っていたのですが、認識が甘かった。
まず「マイレージ登録」が必要。もちろん登録は済ませたのですが、後から記録を確かめるとまったく割引されていません。ナシテ?!
最初は割引対象(写真)外からかと考えたのですが、調べてみると理由は別なところに。((c)NEXCO東日本)新しい「平日朝夕割引」は月単位の利用回数によって実質的な割引率が異なり、回数が少ないと事実上割引が適用されないのです。センセイはこのパターン。
それを知ってから、高速道路に乗る意欲が一気に失(う)せてしまいました。記録によると何と、今年5月は1回も高速道路を使っていない(!!)ほど。
でも今月は都合で4回、朝夕に高速道路を利用する予定。割引が適用される最低回数は5回/月なので、1回だけ不足。というわけで今日は割引条件を満たすため、1区間だけ北陸自動車道を走行したという次第。
走っているのか、走らされているのか、良くわからなくなってきます。もちろんBMW 320i M Sport(MT)の問題ではないのです。
■11月9日(木) Challenge Labで、クラスター研究室の中間発表会が行われました
西村センセイ、午後の講義を終えると、4月にオープンしたChallenge Labへ。
直接の理由は一昨日、幹部教員に13時からの会合に出席せよとのメールが配信されたからです。ただしセンセイは授業があったので、2時半過ぎからの参加。
ただし少なくともセンセイが到着した時は、大澤敏学長(写真中央やや左の後ろ姿)を除くとお偉方はパラパラ。今日開かれたのは、大澤学長が推進する「クラスター研究室」の中間発表会です。ちょっと耳慣れない言葉ですね。
16年前金沢工大に移籍して気づいたことがいくつか。それ以前はずっとリベラルアーツ系の所属していたセンセイからすると、工科系大学は学部学科の縦割りがとても強い。
ある出来事や問題を、別な観点、多様な視点で捉えるというチャンスが乏しいのです。学生の立場で考えると、入学から卒業まで、学部学科単位で動くため、他学部他学科との交流はホントに少ない。
リベラルアーツではそれこそが核心なので、違和感がずっと残っていました。大澤学長も同じ考えをお持ちのようで、既存の学部学科は保持するものの、それを横断した仮想的な研究室を構想されたのです。
それが「クラスター研究室」。今日のテーマは下半身が麻痺した身障児童用のスキーの開発。たまたまセンセイらが関係する企業から持ち込まれた話題です。大人用はそれなりに普及。
しかし児童生徒用はまだまだという状況。一般化すればユニバーサルデザインの問題。これを機械工学、ロボティクスそして応用化学各学科所属の学生が考え、新しくより適切な解決方法を編み出そうというものです。
児童が座る椅子の部分はプラスチック成型。化学にも関係するのです。今日は他の仕事もあったので長く立ち会うことはできなかったのですが、3Dプリンタによる模型製作と動作確認を含めて、基本的には優秀な学生による、ただしまだ改善すべき点が多い発表内容でした。
そのプレゼンテーションを、外部の身障者(成人)の方などが適切かつ建設的に批評します。一部繰り返しになりますが正直なところ、このような取り組みはこれまでの金沢工大の教育活動の中で不足していた部分。
今後の展開が楽しみです。
■11月8日(水) 塩分に気をつけながら、今シーズン初めての鍋料理を作りました
と言うか、今週に入ってから3日連続で鍋。
センセイは可能な限り、実家で母親が育てた野菜を金沢まで持ち運び、それを食べるようにしています。マザコンだから──男性は全員マザコンだ──というわけではなく、新鮮だし美味しい。
何より、野菜の味がする。今回金沢に持ち込んだのは、土曜日にもらった白菜。一番外側はその晩に自宅で牡蠣鍋に変身。残って小さくなった部分を運びました。
基本的に西村センセイ、センセイは鍋料理に使います。ただし昨シーズンはほとんど鍋を作っていないはず。キンエン生活を続けているからです。
特に鍋は、鬼門。知らないうちに味付けが濃くなって塩分を摂り過ぎていたようだし、練り物に塩分が多く含まれているなんて知らなかった。
だからこのところ、白菜は豚肉との甘酢あんかけ炒めにしていました。(これはこれで美味)でも肉はそんなに好きではないので、鍋料理に再挑戦することになった次第。月曜日、退勤時にスーパーに立ち寄るとハタハタが値引きになっていました。
というわけで初日はハタハタ鍋。醤油味にするつもりだったのですが、そもそも減塩醤油を用います。鍋料理に使うのは初めて。
しかもその量を減らすべく、ダシをいつもより多く使いました。ただしハタハタはとても美味しかったものの、どうしてもべったりとしたしつこさが。結局、3日目の今日、ダシも醤油も抑えて素材の味を生かすことで落ち着きました。
ただしこのような使い方だと、減塩醤油の癖が目立ちます。う〜ん、鍋だけは普通の醤油に切り替えようかしら。もちろん量を抑えながら、です。
■11月7日(火) 商売は、やはり難しい ──北陸初の「天丼てんや」が先月末で閉店していました──
珍しくうどんを食べたくなった西村センセイ、少し歩いて「はなまるうどん」へ。お店に近づくと......あれっ?!
はなまるうどんの問題ではないのです。斜向かいにある「天丼てんや 金沢高尾台店」の様子がおかしい。お昼時だというのに、ブラインドを降ろしています。よく見ると入口に張り紙が。
気になったので訪れてみると、先月末で閉店したとのこと。以前お伝えしたことがありますが、この「天丼てんや」は富山市の、ます寿司で有名な源(みなもと)が運営するお店。2014年4月20日にオープンしました。
源が北陸地方に展開を計画したフランチャイズ1号店です。センセイの場合、天丼を食べると胸焼けを起こしがちなので、「てんや」には2回しか入ったことがありません。
飛び抜けて美味しいというわけではありませんが、味は安定していて値段も手頃。お客さんもちゃんと入っていました。センセイが把握している限り、源のホームページにこのお店のことは掲載されていません。もちろんます寿司とは営業形態が別なので「載せなければならない」というものではないのですが。
本業に加えて、新規事業の開拓を試みたものの事業の継続を断念した......というところでしょうか。で、はなまるうどん。
2年くらい前から植物繊維を練り込んだ麺をアピールしています。それはそれで、わからなくはない。ただしうどんの味がかなり落ちてしまいました。今回は、かなり意識して訪れたのです。
でももう、ご縁はないかなぁ。出汁の塩味も強いし。つくづく、商売は難しい。
■11月6日(月) 約1ヶ月後の4車線化に備えて、「山側環状」の車線が一部変更になりました
今日は見たままの話題。「通ったまま」というのがより適切かも。
例によって昨日、新潟の自宅から金沢へ移動しました。出発前には2週連続の颱風で汚れ、かつ海からの強い風で海水中の塩分を浴びた320i M Spを丁寧に洗車。
いつものように一般道を安全運転で走行。予定通りに金沢市内に入ったのですが、道路上方に「11月4日より車線変更」という電光表示が。最初は何のことかわかりませんでした。
しかし金沢東部環状道路(通称「山側環状」)に合流して状況を理解。金沢市街地を山側、つまり東側に迂回する「山側環状」は10年前に開通。センセイを含めて、車の流れが一変しました。
交通量の増加に応えて、徐々に4車線(片側2車線)化。12月9日には神谷内IC - 東長江IC間が4車線化されます(プレスリリース)。それに備えての車線変更なのです。
もちろん工事は数年前から始まっていました。新潟との往復の際には、工事の進捗状況を確認するような格好になります。特にトンネル工事はわかりやすい。
その新しいトンネルに初めて入った......のですが、すぐに激しい渋滞。4車線化する区間は写真のように、一番外側の車線のみを走行させ、内側の車線を工事するようです。みんな慣れておらず勝手がわからないので結局、前の車に付いていくしかない。昨日は日曜日だったので、交通量が多かったし。
でも見方を変えると、これもあと1ヶ月しか目にすることができない貴重な光景。センセイはこの間、この場所を往復3回通過します。
■11月5日(日) ここでも季節の交替が ──自作したオーディオ・セレクターが壊れてしまった...──
昨日、大荒れの天気の中を実家から帰ってから、いろいろと後始末。
片づけを終えたので、2階の書斎でブルーレイレコーダーの録画内容を整理することにしました。自宅のものは、部分的には削除したものの、昨年末からほぼ未整理の状態なのです。
作業を始めると......変。最初は何ともなかったのですが、音源をティアック製の“D-500”DAコンバータ(改)に切り替えた途端、右chから微かな歪みが。バランスもおかしい。経年による接触抵抗を疑ってチェックしたのですが、状況は悪化する一方。
何が問題かよくわからない。最後には、“D-500”そのものの不調を疑い、開腹しての点検を考えたほど。でも冷静になって考えてみると、一番疑わしいのは写真の黒い物体だという結論に至りました。センセイが自作した専用のオーディオ・セレクターです。
写真は後ろ姿で、天板(左側)を外しています。これを製作したのは新築した自宅に転居した直後。たぶん20年ほど前だと思います。システム右側、オーディオアンプの右上に置いていました。
センセイはさまざまな種類のAV機器を使用していますが、当時の音声は一部を除き、アナログ出力。機器が多く、そのままではアンプの入力端子が不足します。市販のセレクターを使用してもいいのですが、接触抵抗が増加して歪みの原因にもなりやすい。
そこで、センセイの使用環境に合わせて専用のセレクターを自作したのです。当時はサラウンド環境も用意していたので、そのマシンとのやりとりや、イヤースピーカーとの接続も考慮しています。
他方、多機能を追求すると音質が劣化しやすい。そこで、微妙なノイズの原因となるグラウンド・ラインを丁寧に取り扱い、セレクター側はケーブルをハンダ付けした上で、複数接点をパラレルで使用して接触抵抗を抑制するするなど、我ながら良く考えて製作したマシン。
ただしその後、時代は大きく変化します。音源がどんどんデジタル化し、その再生装置も限られるようになると、そこからの出力を適切にアンプやイヤースピーカー、あるいは録音用の出力に繋げれば済むようになります。
サラウンド環境も廃止。このオーディオ・セレクターも10年くらい前に大幅に改造しています。写真はマシンを裏側から見ているのですが、右側の回路や配線の大半は撤去され、スカスカになっています。
しかも良く考えてみると、現在の機器構成ではこのセレクターを必ずしも必要としなくなっています。(ただしその場合、多少の工夫が必要)というわけでマシンを撤去し、手持ちの配線で最低限の接続をすませました。何とここで、メインのDENON製のアンプにも少し問題が発生していることが判明。
こちらは金沢のアパートで使用しているものと交換することにします。機器接続の関係で、イヤースピーカーも修理・点検を終えた“SRM-600 LIMITED”と入れ換えます。これには、そう遠くない引退を視野に、主力機器を自宅へ戻すという意味合いも。
ここで発生するのがケーブル不足。自宅には高品質のものは残っていません。でも、環境が大きく変化したのは自宅書斎だけではありません。アパートも同様で、機器やその間の接続のデジタル化が進行した結果、不要になったケーブルがかなり残っています。
たぶん新規購入は不要。見方を変えると、配線の原材料となる高品質の銅材メーカーなどは、商品が売れない状態に陥っているはずなのです。