2020年8月15日更新(2020年8月23日ページ移動)

──2020年8月第3週のニュース──

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8月15日(土) たまには、頑張った自分へのご褒美を ──1年ぶりに肉料理を頂きました──

 今日は予定を変更してお伝えします。

 お伝えしているようにセンセイは先週末から視聴覚教材のデジタル化に取り組んでいます。期限は明日のお昼。それを過ぎるといつもと違う環境、つまり必要な資材が揃っていない状態で作業する必要があります。
 だから、今週はややストレスが溜まり気味。

 ...というか仕事に励むように、そうやって自分で自分にストレスをかけているのかも。

 それはともかく、今週前半の準備が良かったらしく、作業は昨日の午後から急速に進展。な、何と、今日の午前中に基本的な部分をあっさりと終えてしまいました。細かい作業はまだ続くのですが、後は“SheepShaver”を搭載したMacBook Proさえあれば何とかなります。
 やればできるじゃん!!

 何だかお腹が空いてきました。考えてみると、ずっと身体を動かしていないものの、今週後半は割と集中して作業していたので、オツムはお疲れ気味。自分へのご褒美を兼ねて、今日はちゃんとお昼を頂くことにしました。
 西村センセイはふだん、ごく軽いお昼にしているのです。

 もう一つ気づいたことがあって、実家で母親が育てた野菜──ありがたや、ありがたや──を中心とした食事が続いています。不満はまったくないのですが、タンパク質は不足気味。
 高齢者は意識してタンパク質を摂る必要があるのです。ただし塩分は禁物。

 お店の候補をリストアップし、メニュー表を思い出します。今日は8月15日。正午を過ぎてから自転車で自宅を出発します。気温は31℃。
 目指すは先日初めて訪れた「蓬莱」。

 「肉野菜炒め定食」はもうちょっとでしたが、帰宅してから調べると「蓬莱」のも一つの売りは焼き肉らしい。玄関脇の別室は焼肉のためのお部屋だったのです。確かに、メニューにも「焼き肉定食」(800円)があった。
 焼肉(定食や弁当)は、意外に塩分が少ないのです。

 到着時の先客は2組、3名。いずれもくつろいだ様子でラーメンを食べていらっしゃいました。奥様に希望を伝えると先日同様、「納豆が付きますが?」。
 もちろん頂きます。

 ...ここで「食べられない」あるいは不要と伝えると、どうなるんだろう。

 何度もお伝えしていますがセンセイはふだん、自分から肉類を食べることはありません。頂くのはすべて今日のように健康維持のため。カツ丼の類を除けば(ただし除外の根拠は恣意的)、ちゃんとした肉料理を頂くのは、昨年5月以来だと思う。
 先客にはすべてラーメンが提供済。つまりご主人はこれから、センセイのために焼肉を調理する。

 ほとんど食べないこともあり、センセイはちゃんと肉を焼いたことがありません。そこでビニール越しで、ご主人の手順を見せていただきます。きっと派手な音を立てて...。(以降、妄想の世界が続く)

 奥の方で調理していらっしゃることもあり、期待に反して様子が良く見えず、音もほとんど聞こえません。どうやら相対的に弱火、あるいは低温で火を入れているらしい。食中毒の類が怖い──特に豚肉──ので、センセイはかなり強火で肉を調理します。
 ただし少なくとも牛肉に関する限り、それは誤りだったらしい。

 仕込み作業をしていた奥様の動きが変わり、届けてくださったのが写真のもの。相当なボリュームです。ちなみに左上が件(くだん)の納豆。軍人、民間人、国の内外を問わず犠牲者に弔意を表してから頂きます。
 まず、みそ汁から。

 中華料理店の場合、スープは塩分濃度が高い中華料理のものをそのまま出すことが多い。でも蓬莱は本当に、「みそ汁」です。丁寧にカットされたキャベツを頂いてからいよいよお肉へ。まず美味しい、そして柔らかい...。
 やはりセンセイの焼き方は誤っていたらしい。

 量、そして何より美味しさを考えたら、とても安いと思う。別に、「コスパ」のためにお店を訪れているわけではないのですが。

 再来週には金沢へ移動しますが、これから自宅にいる時は焼き肉定食なら「蓬莱」、肉野菜炒め定食は「タカラ飯店」ということになるかも。最後に、お願いを一つだけ。両店とも、可能ならば禁煙あるいは分煙を検討していただきたいところ。
 家族経営の小規模店なので、難しいことはわかります。

 でも、愛煙家にとってはパラダイスでも、センセイのような嫌煙派にとっては「行」の場となってしまうので。



8月14日(金) 暑さのせいか、それとも... ──フラットベッドスキャナの動作がおかしくなってしまった──

 今日はタイトル通りのお話。

 お伝えしているように新潟の自宅へ戻ったセンセイは実家その他の用を片付けながら、(センセイにしては珍しく)真面目に教材の整理に取り組んでいます。といっても今回は、教材を新規に開発するのではありません。
 基本的には既存の教材を、パワーポイントなど現在のソフトと機器用に変換する作業。

 大学の常勤教員になってから30年以上経過しているので、教材制作のために使用している機材は大きく変遷しています。最初(大学院生)はワープロだったのですが、奨学金をもらったので程なく当時の国民機、NECのPC-9801に。
 しかしICUに就職後、Macの洗礼を受け、自身も1993年末からMacユーザーに。

 以降は、皆様良くご存じのようにMac一筋。ただしそれは同時に、世の中の少数派であり続けることを意味します。しかもMac自身が途中から方針を転換したため、現在はMac上でWindowsを走らせながら、場面に応じて新旧Macを使い分けています。
 それでも特殊記号などを除けば、テキスト類はかなり再利用が可能なのです。

 問題はMacフォーマットの画像や、旧Mac OS専用ソフトで制作した教材。後者は仕方ないとしても、Appleは途中で、旧Mac 0S標準の静止画、動画フォーマットを切り捨ていています。

 今までは旧Mac 0Sをエミュレートする“SheepShaver”などを用いてきたのですが静止画、動画ともに、再生機器が寿命を迎えつつあります。先日ご紹介したVHSテープのデジタル化はその典型です。
 次なる作業は主に、静止画像の手配。

 センセイはたぶん30年くらい前にスキャナを使い始めたのですが、当時はMacの性能が相対的に低く、また記憶容量も限られていたため、低解像度そして低品質で画像をスキャンしています。
 一部は解像度の変更で再利用できたのですが、何故かもともと72dpiでスキャンしたものも。

 この20〜30年の間にインターネットが普及しただけでなく、画像などソフトの蓄積も増えてきました。公開され、著作権のない画像はそれを使うことも可能なのです。
 でも昔に書いた論文だとか、本などの画像についてはそうはいきません。

 というわけで写真のEPSONフラットベッドスキャナ“GT-9800F”の出番。最高解像度128,000dpiという優れもの。もともとその前からEPSON製SCSI接続──現在は死語──の機種を使っていたのです。
 でもその後のMac世代交替により、現在では“PowerMac 8100”としか繋がらないため、惜しまれながら引退。

 “GT-9800F”は大学の研究室でも使っているのですが、市内のセコハンショップで2,000円で売っているのを見つけたので、即座に購入しました。
 USBでも接続できるのですがやはり、一般の方には使いにくかったんだろうと思います。

 スキャンは主に研究室で行っているのですが、今回は資料所在地の関係と、まとまった時間を確保できたため、すべてを自宅で行います。最初は教材の作成とスキャンを同時に行っていたのです。
 でも効率が悪いと悟り、一昨日の午後から集中的にスキャンすることにしました。

 確かに、効率は良い。夜も更け、操作者にアルコールも注入されたことから作業は一気に進展...といきたいところですが、おかしい。何度やっても、おかしい。

 写真のように画像が大きく傾き始めたのです。上の写真でわかるように、センセイはスキャナの真横で操作しているわけではありません。
 だからどうしても資料がかなり傾いてしまいます。

 一つの解決策は傾きなんて無視し、とにかく高解像度でスキャンしてから傾きを補正する方法。ただしこの方法はどうしても扱うデータ量が大きくなってしまいます。
 センセイの画像処理ソフトは民生用なので、非常に重い作業はできない。かといって、PhotoShopで作業すると画質が劣化する。(理由は不明です)

 そこで資料の角度を微調整しながらそれなりの解像度で作業していたのですが...どう考えても、おかしい。決して、酔っぱらっていたからではない(...と思いたい)。
 念のため、蓋(?)を開けて光学ヘッドの動作を見たのですが、問題はなさそう。

 というか、ここで変な動きをするようだったら、完全に壊れている。トラブルの原因をいろいろ考えたのですが、一つの可能性は室温。

 キンエン生活に入って以降、センセイは寒さに弱くなりました。見方を変えれば、塩分で血圧と体温を保っていたんだろうと思います。それはともかく、暑い今週、日中の書斎はエアコンを入れており29℃の設定。
 でもスキャナ付近に設置した温度計は、31〜32℃を示しています。

 しかもこの状態で半日ほどスキャナを動作させ続けています。ハードウェアか制御部分にバグによる暴走など想定外のトラブルが...。ひとまず作業を中止してすべてのマシンの電源を落とします。
 再起動させてチェックすることも可能だったのですが、「もう寝なさい」ということだと解したので。

 で、翌日システムを起動すると...まったく問題なし。そのままの状態で今晩に至っています。一体、何だったんだろう。

 もしかするとご先祖様のお叱りかもしれないけど、蝋燭を持ち帰らなかったのはその翌日(=昨日)だし...。 



8月13日(木) たぶん、大丈夫... ──西村家の今年の墓参は、非常に変則的なものになりました──

 今日は「盆と正月(だけ)は...」のお盆の入り。

 田舎の人間にとって、まずその家の墓を訪れて先祖を弔い、その霊が燭火(しょっか)とともに家へ戻り、先祖は15日まで仏壇に留まる...と、少なくともセンセイの実家のある地域では、一般的にそのように理解されています。
 どうやら、15日を過ぎたら自分の足(?)で戻るらしい...。

 つくづく、まさに生きている人間のための儀式なのですが、それでも非常に大きな区切りであることには違いありません。だからこそ田舎の最大のイベントの日。
 例年なら、皆で揃って墓参すべきところ。

 実際にはそれぞれの生活があるので、夕方にメイングループが墓を参って蝋燭の火を持ち帰り、参加できなかった連中はそれぞれ墓に参るというパターン。
 されど今年に限っては、何もかもがイレギュラー。

 西村家の場合も例外ではなく、まず基本的に、実家に集まるのは最低限のメンバー。もっとはっきり言えば、今日実家へ行ったのはセンセイだけ。
 先週日曜日に弟夫婦と下の姪が訪れているので、実質的にはここまでが墓参メンバー。

 本来ならば隠居してから9代目の父がまず墓を参るべきなのですが、弟が来た日からずっと飲んでいる──信じられないし、(実子であっても)センセイには無理──ため、今日はお休みとのこと。
 90歳を過ぎると、手のかかる赤ちゃんに戻るということなのでしょう。

 というわけで西村センセイ、約束していた昼過ぎまでに仕事に区切りをつけて実家へ。父親は寝室で眠っているので、母親だけを連れて最寄りのスーパーへお盆の買い出し。仏壇に供えるものや、当面の食料を購入する必要があるのです。
 関東地方から当地を訪れる海水浴客にとって最後のスーパーなので、例年ならこの時期は県外ナンバーの車で大混雑。

 ただし今年は多くが地元民で、混雑具合もそこそこ。逆に言うと、こんな営業成績でお店を維持できるのかなぁ...と気になったほど。西村家の食料庫であるだけでなく、ここでセンセイの同級生が働いているのです。
 実際、ところどころに空っぽの棚。

 帰宅後は母親とともに、水や花など最低限のものを持って西村家の墓(左から2番目)へ。

 右隣が本家──センセイの家が隠居したので、本家というべきかどうか微妙──で、そのさらに右が実家の分家。この墓所にはもう1軒、文字通りの親戚があります。ただし田舎なので、それ以外の多くも、程度の差こそあれ姻戚関係。
 同級生の家のお墓2基や「導き地蔵」、行き倒れになった方の墓などに参ってから実家へ戻ります。

 今回はいろいろなことを省略しています。その一つが蝋燭の火。センセイはどちらでも良かったのですが、母親の意向を尊重して、蝋燭と提灯を持参しませんでした。でも、たぶんたいした問題はないでしょう。
 だって先祖の霊にはたぶん、足がないので。(見てないけど)



8月12日(水) なぜ、納豆?! ──地元の食堂に、初めて入ってみました──

 今日はタイトル通りの話題。

 お伝えしているように、自宅でのセンセイは珍しく仕事に励んでいます。予想外の弊害も見えてきたのですが、それはまた後日。

 ふだんはなかなか自宅にいない西村センセイ、でこの機会に仕事以外にもこういう時でないとできないことに挑戦(?)しています。その一つが、昼食。センセイは基本的に、自宅でお昼にするという習慣がない。
 実家では別なのですが...。

 西村センセイ、キンエン生活に入るまでは柏崎市内の美味しいラーメン店のマップが頭の中に入っていました。でも今は、それがほとんど白紙に戻ったような状態。地元で定食類を食べる機会がほとんどなかったのです。
 かといって、センセイに高級料理店は似合わないし、チェーン店も避けたい。

 先日ご紹介した「タカラ飯店」は至った解の一つなのです。で、もう1軒、気になるお店が。センセイのふだんの行動ルートに入っていないお店です。それが写真の「蓬莱」。基本的にはラーメン店。
 覚悟を決めて今週、初めて入ってみました。

 入口は非常に狭く不思議に感じたのですが、その左側が別室の座敷になっているのです。「通路」を抜けるとフロア。テーブルは3卓。左奥にカウンター数席があり、その奥が厨房。
 新型コロナウイルス対策でしょう、ビニールシートがその間を隔てていました。

 先客は地元の、仕事中に立ち寄ったと思われる方が2名。いずれもラーメン(お一人はラーメンのセット)を雑誌ないしは新聞を読ながら頂いています。
 くつろいだその様子から、明らかに常連客。

 センセイよりも少し年上、そして「タカラ飯店」よりも10歳くらい年下のご夫婦が切り盛りしているようで、奥様が注文に来てくださりました。ラーメンが有名なお店なのですが、生憎、センセイはキンエン生活中。
 メニューを一瞥して「肉野菜炒め定食」(750円)をお願いします。

 やれやれと思ったら奥様が、「×□△▽?」。な、何?(センセイは高齢なので、耳がやや遠い)。

 改めて尋ねると、「納豆が付きますが?」とのこと。ここで思い出したのですが、このお店は何故か、定食に納豆が付くのです。実は西村センセイ、納豆を食べるという習慣がありません。単に、実家で提供されなかったというだけ。
 ちなみに、母親の実家では納豆が普通に出ます。

 ただし食べられないわけではないので、「食べられます」とお返事。それを受けて、ご主人がビニールカーテンの向こうで鍋を振ります。風通しが悪いので、暑いだろうなぁ...。

 奥様は一時的に不在となったので、肉野菜炒め定食はご主人が届けてくださりました。ごく標準的なセットですが、量は多め。合掌してから頂きます。まずパック入りの納豆から頂きます。ただし、コメントはなし。
 ちなみに、一度だけ藁で包んだ手作り納豆を頂いたことがありますが、世の中に出回っている「納豆」とはまったく別物でした。

 で、肝心のお料理の味はというと、やや醤油の味が濃い(≒塩分が多い)ものの、とても美味しい。キンエン生活中でなかったら「タカラ飯店」と日替わりで訪れるかも。一つ気づいたことがあって、野菜の切り方が細かい。味付けも繊細です。
 この方が火が良く通るのですが、逆に言うと野菜本来の味と風味、そして歯応えを損ないがち。

 実は最近「タカラ飯店」でやはり「肉野菜炒め定食」(750円)を頂いたのですが、対照的にこちらは思いっきりワイルド。そして「こんなものまで?!」というくらい、いろいろな野菜が入っていました。ただしこちらはいかにも中華料理店の味付け。
 そしてやはり味は濃い目。

 キンエン生活を考えると、足繁(しげ)く通う...というわけにはいきませんが、両店とも頑張っていただきたい地元のお店です。



8月11日(火) ある意味、旧Mac OS復活 ──西村センセイ、割と真面目に働く。されど... ──

 いや、珍しく真面目に働いているのです。

 自宅のある柏崎市は、今日も朝から気温が急上昇。当地は昨日ほどではなかったものの、それでもお昼過ぎに35.1℃を記録。富山は何と38.9℃(!!)と、で昨日のレコードを更新したとのこと。
 想像することが難しい...。

 で、センセイはというと、新型コロナウイルス流行の影響で帰省客が少ないため、実家での用は例年よりも少な目。じゃぁ、毎日遊び呆けているかというと、実は逆。センセイにしては珍しく(?)、割と真面目に働いてます。
 現在取り組んでいるのは教材の整理と、環境の整備。

 ビデオ教材のデジタル化についてはお伝えしましたが、続いて取り組んでいるのは配布・提示資料の整理。内容よりもファイル形式をWordに変換するとか、そもそも印刷教材をパワーポイント化するなど。
 でもその関係で、周辺機器も整備します。

 写真は金沢から戻った日の晩に撮影したもの。机の上に2台のプリンタが並んでいますが、基本的には同一機種。右側はセンセイが金沢工大赴任後1年くらいしてから使い始めたもの。
 ただしちょうど2年前、紙送りのメカ部分が壊れてしまいました

 センセイのことですから廃棄せず、そのまま残しておいたのですが、ある先生のこの春の異動に伴い、その人が使っていた左のマシンを譲り受けることになりました。
 もちろん完動品。

 ただし標準装備のままなので、まずイーサーネットに接続できない。それにこのプリンタは最大解像度1200dpiの優れものなのですが、その性能を発揮するためには、内蔵メモリの増設が必要。
 というわけでI/Fとメモリを移植します。

 本来ならば大学でこの作業をすべきなのです。簡単な作業なのですが、大学を出る前に取りかかったところ、割と大きなネジ2個を取り外さなければならないことが判明。
 研究室には微細な作業のための何十種類もの特殊なドライバを置いてあるのですが、無骨なプラス・ドライバーは存在しない。

 事務方から借りても良かったのですが、相当特殊なものを含めて、自宅書斎には何でも揃っているので、そのまま自動車のトランクに積み込み、240kmを運搬したという次第。周囲を整理して、開腹作業を始めます。
 ユーザー2名の性格の違いが良くわかります。

 それはともかく、もちろん問題なくオペは終了。これである意味、失われた旧Mac OSが復活したことになります。それはそれで言祝(ことほ)ぐべきことなのですが、センセイが同時に取り組んでいる教材の作業は、個々のマシンへの依存度を下げる作業。
 つまり長い目で見ると、やはり旧Mac OSは終焉に向かうしかない。当たり前のことなのですが...。

 う〜ん、考えようによってはこれは、一種の弔いの儀式なのかも。

 で、これだけちゃんと働いているのだから良いことばかりだろう、と思いっきり期待すると...。(たぶん、続く)



8月10日(月:祝日) 家族の肖像 ──柏崎市では今日、最高気温36.1℃を記録しました──

 予報によるとそもそも、当地の今日は気温は相当上昇する見込みだったのです。

 北陸地方は先週後半から雨が続き、その中を移動したので自動車が汚れています。朝食を済ませると、まず洗車。最初は少し曇っていたのですが日が当たると、確かに暑い。...というより「熱い」あるいは「痛い」。
 直射日光が当たっている部分は特に早く、水分を拭き取ります。

 曇天なら問題ないのですが晴天時は、水玉がレンズになり跡が残ってしまうのです。お昼に外出したのですが、空の青さと高さは高温時のそれ。実際、今日の当地の最高気温は36.1℃。ちなみに富山市は38.4℃(!!)だったそうです。
 水分を吹き上げてから車を車庫に納めます。

 少しだけ休んでから一昨日に引き続き、VHSビデオテープのデジタル化に取り組みます。お伝えしたようにまず、アナログデータをBDZ-V9へ送ってA/D(アナログ/デジタル)変換し、内蔵HDDに記録します。続いて不要部分をHDD上で編集。
 その上でタイトルをつけます。

 これでレコーダー側の作業は完了。

 ただしこのままでは持ち運びできないので、まずDVD-RWに焼きます。教材としてならこれで何とかなります。でもディスクを持ち運ぶのは不便だし、バックアップを確保する意味もあって、これをムービーファイル化します。
 ここから先は、Macの作業。出来上がったディスクをMacでファイルに変換します。

 BDZ-V9はiLinkデジタルI/F(インターフェース)を装備しているので、Macと直結することも可能──これももうすぐ、過去形に...──なのですが、この方法が一番簡単なのです。このあたりの作業は、設定さえすれば各マシンが確実に実行してくれます。
 夕方前にはひとまずの作業が終了。

 アナログ素材はまだまだ残っているし、実は初期にデジタルディスク化したもののメンテナンスも必要なのですが、今日はここまでにします。
 写真は昨日の続き。

 ご覧の通り、白黒を中心とした古い写真です。実家の縁側の、浅く大きな箱の中に入っていたのです。母親に言わせると、「シュウカツなんだって」とのこと。
 誰か無職になったのかしら、と思ったら「終活」ね。

 近寄って良く見ると、おぉ、貴重な写真ばかり。例えばセンセイが3、4歳、すぐ下の弟のおしめが取れるか取れない頃に1年かけて新築した実家の写真。センセイの年齢の割に、想定以上に記憶に残っています。
 でももちろん、覚えていないものも多い。

 母親に旧家や新築時の様子を確認しながら手渡すと、「こんなの初めて見た」とのこと。あるいは小学校に入学した日(あるいはその直前)に、仏壇の前で撮った下の弟の制服姿の写真なども。
 その場に居合わせた義妹に渡して説明します。

 父親によると、アルバムから外して「もう2/3は焼いて捨てた。興味があるものは持っていってくれ」とのこと。オイオイ、「終活」はわからないではない。かつ、写真を撮影したのもほとんどが貴方。
 ただし残念ながら、家族の記憶は貴方だけのものではない。

 勝手に「終活」しないでよ...と言っても、90歳には無理か。

 彼は歴史学者ではないし。



8月9日(日) 今年はさすがに、田舎でも分散型、かつ規模を縮小したお盆にするお宅が多いようです

 今日は見たまま、そしてタイトル通りの話題。

 「盆と正月(だけ)は...」という言葉が残っているように、出稼ぎなどの形で人材を都市部に供給してきた田舎──西村家を含む──にとって、正月とお盆だけは働いている者も休みをもらって一族が集結する季節。
 その中でもこちらは父の米寿を祝ったため、特別でしたが。

 ご存じのように今年は、新型コロナウイルス流行の影響で地域のお祭りや行事などいろいろなことが開催中止や、変更に。もちろん、お盆も例外ではありません。
 国と自治体の要請の間には齟齬
(そご)が残りますが、少なくも例年のようにみんなが一斉に...という訳にはいかない。

 実家に関しても、まず都内で働く娘はウイルス感染拡大により帰省中止。センセイの両親つまり娘の祖父母は1年半彼女を見ていないはず。
 姪や甥の大半は、休みの日を調整して散発的に実家を訪れるという感じ。

 それでもやはり「お盆はどうするのか」ということになったのです。至った結論は、都合のつくメンバーのみ集合。しかも分散して、です。
 今日は、その第1弾。

 県北部に婿入りした下の弟夫婦とお嬢さんがお昼にやって来るとのこと。そこで少し早めに実家へ赴き、近くのスーパーでお寿司とオードブルを購入。戻ると一行は到着済で墓参り中。
 母親が作った料理を含めて並べて、お昼にします。

 弟は本来、6月に都内営業所に異動になるはずだったのですが、コロナウイルス騒動で延期中とのこと。その他近況を報告し合います。

 向かいのお宅は親戚で、この春、ご当主(センセイの義理の伯父)が逝去されました。本来ならば多くの人が集まるべき状況。しかし4人娘のうち、2人は都市部に居住。残念ながら、今だに帰省が実現していません。
 従姉妹によると、皆が揃うのは1周忌か3周忌になるのではないかとのこと。

 不平不満を述べるのではなく、この状況と客観的に付き合い、行動するしかないようです。

 で、ビールないしは日本酒を飲んで上機嫌になった連中が眠った後に、予想外の展開があって...。(たぶん、続く) 

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