2023年9月2日更新(2023年9月10日ページ移動)
■9月2日(土) 【悲報】OSの更新で、iPhone SE(第二世代)の音楽ライブラリーがアクセス不可に
予定を変更してタイトルのお話を。なぜ今ごろになって?...は当然なのですが、それは後ほど。
一部完全な繰り返しになりますが、月曜日にiPhone SE(第2世代)のOSを再インストール。その直後、それまで不可だった自宅書斎の無線LANに繋がりました。今回の主目的だったマイナンバーカード関係の問題は順次解消へ。
他方、ヘルスケア関係と電話機能の通話記録は消失。火曜日に市役所へ赴き、各種手続きを完了ところまではお伝えした通り。その後の状況を良い方からお伝えすると、まず健康保険証としての使用できることはほぼ確実。
まだ医療機関では使用していませんが。本質的な問題ではありませんが、マイナポイント──納税分を取り返しているようなもの──関係も水曜までに手続きを完了し、木曜日に全ポイント使用可能を確認。
ちなみに、マイナポイントの手続きは今月末が期限。センセイはタイミングを見計らって手続きしまたが今後、特に期限が迫るにつれ手続き会場はとんでもなく混雑することが予想されます。そしてこれが5年ごとに繰り返される。
デジタル...やめておきましょう。今週前半はOS更新の初期評価しかできなかったので、週後半は改めて各種機能を確認...え"っ?!
大学院科目の成績確定を受けて、木曜日の朝に守秘義務のある採点済課題類を大学宛に宅配便で発送。少し重さがあるので、自転車のかごに載せ、営業所へ持ち込みました。
帰宅後に帯同したiPhone SE(2nd)を開くと...開けない。ナシテ?!何のことはなく、電池の残量がなくなっています。「バッテリー」から記録を確かめると、約60%だった電池残量が夜間、突然0%に。どうやらバッテリー残量を正常に認識、管理できなくなっているようです。
管理の問題だけなら、残量表示を無視して定期的に充電すれば何とかなります。ま、いっかーと思いながらアプリを確認していると再び、え"っ?!
「ミュージックApp」を起動して「ライブラリ」を開いたのですが、何も見えません。Mac側から確認すると、音声(音楽)および動画データはiPhone SE(2nd)内に確かに存在するのですが、iPhone SE(2nd)からは見えない。
「なぜ今ごろ気づいた」って?理由は簡単。センセイは現在、iPhone SE(2nd)で音楽を聴かないから。そもそも外で音楽を聴くという習慣があまりない──若い時は別──し、ポータブル機器の音質はやはり据置型に比べると劣ります。
それでもかつてはBMWにiPhone SE(2nd)を繋いでいたのです。でも1分に1回くらいの割合で音切れが起こる(実話)ため、現在はiPhone SE(2nd)の音楽データを大容量のUSBメモリにコピーしてBMWに繋いでいます。要するにセンセイの場合、iPhone SE(2nd)を音楽プレーヤとして使用していない。
さて、どうしよう。外出した際、最寄りの家電量販店を訪れたところたまたまキャンペーン期間中。センセイに高機能機種は不要なので、ほぼ同等のiPhone SE(第三世代、64GB)の機種変更価格を見たところ、来週月曜日までなら6万円台半ばとのこと。
ご存じかと思いますがiPhoneは今後、EUとの関係でインターフェースをUSB-Cに変更するはずなので、その点も考慮する必要があります。他方、センセイは事実上、iPhone SE(2nd)を携帯電話兼出張時などのインターネット端末として使用するだけ。決して「何でもスマホで...」ではありません。先月のデータ使用量(システム分を含む)は、僅か52.5MB。
契約も必要最小限のものにしています。さて、どうしよう。
ちなみに、今後の展開はまったく未定です。
■9月1日(金) 実は、意外に柔らかい... ──線路脇に置かれた交換用ロングレールのくつろぎぶり──
9月。
当地の暑さは一向に収まらず、今日も猛暑日一歩手前。それでも朝晩は少しずつ気温が下がっており、ここ1週間ほどは就寝時にエアコンを切り、窓を開けて眠ることができるようになりました。
気づいたことが。やはり1週間くらい前からになりますが、秋の虫の音が聴こえるようになりました。秋雨前線が本州付近まで南下するまでのもう数日、猛暑が続く見込みですが、それでも、ようやく先が見えてきたという感じ。
というわけで、センセイもいよいよ書斎の本格的な整理に着手。早くとも年末くらいまでかかる見込みなので、そちらについては後日。(たぶん)
写真は先日、自宅近くのJR東日本信越本線を渡る際に撮影したもの。線路脇に交換用のレールが置かれています。しかもよぉーく見ると、長さ25mの普通のレール(「定尺レール」)ではなく、ロングレール。
定尺用のキヤE195系あるいはモータカーでは運搬できません。(拡大写真(別ウィンドウ、1280×960、302KB))ロングレール用のキヤE195系を使ってここまで運び、「せぇーのっ」で降ろしたんだろうけれど...ちょっとイメージが難しい。軽自動車が見えますが、手前の車まで約400m、奥の車まで約800m。
この日の目的地の一つは、写真奥にあるスーパー。そこで、線路脇の農道を歩いてみました。視認できた限り、左側のレールは400m先の踏切付近まで繋がっていましたが、右側は途中で切れた状態。
差異の理由はわかりません。また、レールはバラストの上に放り出されているのはなく、金属製のプーリー(滑車)のようなものを介して配置されていました。もちろん位置を微調整するためでしょう。
お気づきと思いますが、交換用レールはすっかり「くつろいで」います。センセイら素人からすると「鉄」は硬いイメージ。実際、炭素その他元素の含有量や加工方法によって硬く──そして脆(もろ)く──なるのですが、本来の鉄は意外に柔らかい。
アルミニウムやその合金が外力に耐えきれず、最後は砕けるのとは対照的に、鉄はぐにゃっと曲がって終わり。レールは鉄のこの特徴を生かしているんだろうと思います。その代わり、敷設する際も、そしてその後も軌間などの精度保持が大変。その上を走行する列車──特に貨物列車──から、とんでもなく大きな力を受けるので。
レール交換も大変な作業。15年くらい前、夜間に貨物列車および夜行列車運行の合間──もしかすると貨物は運休させたかも──に、この区間のレールを交換していました。この目で見たわけではないのですが、否が応でも寝室まで聞こえてくるのです。
現場監督の女性は、非常に強い口調で作業員に指示。(言葉を選んでいるつもりです)近いうちに、あの状況がまた再現されるんだろうか...。
でも、確かなことが一つ。その時もレールは相変わらず、だらーっとしているに違いありません。
■8月31日(木) ふと感じる、血の繋がり ──AV機器の一部を実家のラック内に待避させました──
昨日の続き。
このところ実家へは、基本的に週に2回通うというパターン(+通院のための不定期な送迎)。両親の食料調達と、野菜がたくさん獲れる時期なのでその受け取り。できれば1回は自転車にしたいのですが、この酷暑で母親と家人が猛反対。
もう少し気温が下がるまでお預けです。トホホ。従って毎回自動車で移動するのですが、この機会に自宅書斎のAV機器再配置の準備を。要するに機器の一部を実家に待避させようというもの。金沢引き揚げに伴い、実は既に一部を実施済。
実家は築62年。要するに田舎の大きな家なのですが、両親ともに新しい物好き。いわゆる「ハイカラ」さん。まぁ、父親が30歳を越えたばかり、母親に至っては25歳という若さでしたからねぇ。
で、2階の一角には当時の田舎には不似合いな10畳の洋間があり、母親用のハルモニウム(!!)が。写真は、お盆にセンセイがざっと清掃した洋間。中央のラックはセンセイが学生時代〜東京在住時代に使っていた、ヤマハ製のしっかりとしたもの。
今回、そこに2台のAV機器を配置。問題はその左。下の、扉がついた家具は父親のオーディオラック兼レコード収納庫。かつて、そこに収められていた真空管式のアンプとFMチューナー(いずれも現存)は、工業高校教員だった叔父(故人)が製作したもの。
彼は非常に器用で、東芝(当時)のキットを買ってきて、実家のテレビも製作しています。もちろんレコードプレーヤーもありましたが、さすがにこれは既製品(メーカー不明、廃棄済)。ラックの上に置かれている二つの箱は、金沢から持ち帰ったもの。
DV・S-VHSダブルデッキと、BDレコーダーです。お気づきかと思いますが、中央のラック右側にはバイオリンが収められたケースが。父親のものです(下部に彼のイニシアルが記されている)。今では皆無ですが、センセイが子供の頃は時々奏でていました。
ふと感じる、血の繋がり。これには、さらに続きが。左側の二つの箱の上に、黒い物体が見えます。
これは両親のものではなく、1946年(昭和21年)に逝去した祖父のもの。センセイは1950年代後半(昭和30年台)の生まれですから直接の面識はありません。数年前に初めて祖父の写真を見たのですが何と、父親以上にセンセイそっくり。
絶句しました。で、この「箱」の正体は...。(続く予定ですが、少し先になるかも。その場合は悪しからず)
■8月30日(水) どうして最後は単数形なんだろう... ──アレンジで一変する楽曲のイメージ──
「成績異議申立期間」最終日。
お昼を過ぎても事務局からの連絡はありません。つまりこれで受講生の成績は確定。今学期担当した大学院科目に関する業務が完結しました。これで21年半にわたった金沢工大とのお付き合いが終了。
正確に言うと、機密書類として処分してもらうため、持ち帰った採点済の課題類を大学に宛てて発送する仕事が残っていますが。
明日からは(完全な)無職。晴耕雨読の日々となりますが同時に、趣味(?)も大切。
さし当たり、非常勤があったため遅れていた書斎の書籍および機器の再配置に取り組む必要があります。大きな流れとしては、まず、各機器──金沢から持ち帰ったため、増えている──を仮に配置し直し、電源系を再構成。
常時通電する機器の一部にはリモートスイッチを挟み、完全に電源を遮断できるようにします。続いてアンテナからの信号線を再配線し、アナログおよびデジタル系の信号線を繋ぎます。それが終わったら、造りつけの書棚に置いてある一部CD類をラックごと再配置。これでやっと、書籍を整理できるようになります。
いずれにせよ、かなりの時間と手間を要します。果たして、年内に終わるかどうか...。というわけで、今日は趣味にちなんだお話。
ご存じのようにセンセイは音楽(+映像)が好き。オツムは...ですが、耳は非常に良い。またその要求水準に十分応えてくれるだけの機器を所有しています。お気に入りはバッハからプログレッシブ・ロック──死語か...──まで。
でも、意外に思われるかもしれませんが、テレビの音楽番組に登場するような曲も一部聴きます。その中の一つに、10年くらい前に全盛期を迎えたグループが。当時はCD類を買わなかったのですが、今では中古品が1/10くらいの値段で出回っているので最近、DVDやBDを含めて主要なものを購入しました。
やはり、良い。当時は勢いがあったし、メンバーがどんどん成長していた時期。その中の一つに両想いのカップルが、不本意ながら別れざるを得なくなる曲が。印象的なシンセサイザーの音で始まり、アコースティックギターや生の弦楽を生かしたアレンジ。
曲そのものは最後に転調があるくらいでシンプルな構成なのですが、リズムを強調した編曲で強い印象を受けます。ライブ演奏ではこの「完成版」(通称「完パケ」)の前に、電子ピアノや電子音による弦楽器──昔なら「ソリーナ」──で作られたイントロが加わることも。今の音楽制作は「打ち込み」つまりコンピュータで制作(DTM)するので、このようなことが簡単にできてしまうのです。
これが定番だと思っていたのですが、ごく最近、びっくりしたことが。このグループが2013年9月14日および15日に千葉県の袖ケ浦海浜公園で開催された「氣志團万博2013」に出演した時の動画にたまたま出くわしたのです。その後、テレビで放送したものを、著作権者に無許可でアップロードしたもののようです。
当然、ここでは映像や音声そのものを掲載するわけにはいきません。写真はその音源をデジタル化し、FFT(高速フーリエ変換)したものですが、いくつか興味深い点が。
まず技術的には、現場では激しく変化する音量の大小をコントロールするリミッターおよびコンプレッサーという機器をあまり使用していません。(特に前者)
同時放送ならともかく、本当にこれをそのままテレビ放送で流したのかぁ、というレベル。メンバー側に注目すると、ライブ収録の放送では通常、生音(なまおと)と事前に収録した音源を合成する──良く聴くと“air”と呼ばれる会場の音でわかる──のですが、今回は生音だけ。
勢いがあったからでしょう、メンバーは良い意味で頑張っています。ちなみに、1コーラスカットしています。個人的に最も驚いたのが、アレンジが「完成版」と異なること。「完成版」には入っていないリズムギターやシンセサイザーの通奏音が目立ちます。
正直なところ、ちょっとダサイ。おそらく、順番は逆なんだろうと思います。
「氣志團万博2013」で流れたものこそが、収録後ひとまずミックスしてみたバージョン。ディレクターとしては不満だったので、不要なものを片っ端から削り、スパニッシュ風のギターなどを加えたのが「完成版」。
「完成版」はすでに、コンサートの2ヶ月前に販売済...。しかし、それならなぜ、ここで「完成版」を使用しなかったのだろう。ま、いいんですけど。
実は、もう一つわからない点が。前述したように二人は相思相愛だし、曲の中でも繰り返し二人でいることが大切だと述べているにもかかわらず、最後はなぜか単数形。おいおい、相手のことはどうなった。
悲しいけれど、両想いであっても二人が望むような結果にならないことは、ままあること。二人とも真摯(しんし)だったがゆえに、不器用になったのでしょうか。
■8月29日(火) 西村センセイ、市役所を訪れる ──現場担当者と語り合う「デジタル敗戦」──
事の起こりはこの春、デジタル庁から不意に届いた圧着はがき。
上部のシールにある通り、転居手続き後なので金沢から転送されています。下部には「公金受取口座の登録等に関するお知らせです」。
センセイの最初の印象は、なぜ?
確かに、マイナンバーカードを昨年度中に取得したけれど、健康保険証および公金受取口座との紐付けはしていない。少なくとも自分で意図して行動したことは絶対にない。でも、圧着面を開くと「公金受取口座完了のご案内」と記され、確かにセンセイの口座情報が。
ナシテ?春以降、自分で情報を紐づけるためにiPhone SE(第2世代)にアプリ「マイナポータル」と「マイナポイント」をインストールしましたが、お伝えしたようにiPhone SE(2nd)は不具合続き。
手続きできないため、昨日までは放っておきました。昨日、iPhone SE(2nd)のOS復元作業に成功し、無線LANと繋がったので確かめてみると、お伝えしたように「マイナポータル」はリダイレクトが発生して、ほぼフリーズ状態に。
どうしようかと思ったのですが、MacおよびWindowsで使用している“Chrome”をインストールすることに。既定のブラウザを“Chrome”に変更すると、まるで何事もなかったかのように「マイナポータル」は正常に動作。これで登録手続きができます。カード情報を読み取りから始めたのですが、こちらもあっさりと完了。
続いて紐付けのページに入ると、何と、手続きは済んでいるとのこと。繰り返しになりますが、自分で意識して登録した覚えはないのだけれど...。そして同時に、いずれもが「手続きが未了」とのこと。いったい、手続きは完了、未了のいずれなのでしょうか。
ただし自分でできる作業はここまで。続いて「マイナポイント」を起動したのですが、こちらはスイスイと作業が進み、すぐにポイントを付与するカードを選択する場面へ。使い勝手を考えて、近くのドラッグストアを選択。
この勢いを失わないようにして、市役所を訪れます。センセイが転入してきた3月、市役所のロビーにはたくさんのパイプ椅子が並べられ、高齢者を中心としたたくさんの方が紐付け手続きの順番を待っていたのです。手続きを代行する側も3組くらいだったはず。
でも昨日、その時間帯に手続きを希望したのはセンセイだけ。机や機器は3セット用意されていましたが、係の方は2名のみ。もちろん即座に通されて手続き開始。様子から察するに、やはり高齢者などキーボードに触ったことすらない方への対応がほとんどだった模様。
そしてたぶん、誰も4ケタの暗証番号なんて覚えていない。キーボードをブラインドタッチで操作するセンセイを見て、係の方はびっくりした様子でした。それはともかく、紐付けはすぐに完了。
ただしここでも、相変わらず良くわからない点が。センセイの場合、健康保険証および公金受取口座についてはすでに紐付け済とのこと。前者についてはおそらく、大学を通じて個人情報が健康保険を管理する側(私共済)に提供されていたようです。
そういえば遠い昔、同意する旨の書類を提出したことがあるような、ないような...。公金受取口座の件については、「確定申告をしませんでしたか?」。はい、その通り。
講演や原稿料などの副業があるし、難病を患っているため高額医療費の控除もあります。だから毎年きちんと確定申告をして、ごく僅かですが税金の還付を受けています。その際に受取口座を申告。
ただしセンセイとしては、省庁横断の公金受取口座として登録をしたつもりはない※のですが....。さらなる問題が。
手続きを終えても、健康保険証、公金受取口座いずれも「手続きが完了していない」と表示されるのです。係の方も「原因はわからない」とのこと。データに横串がきちんと刺さっていれば──普通の表現なら「デジタル化」──こんなことは絶対に起きないのです。
どうやら情報の登録(こちらは完了)と、窓口での登録(/それに相当する手続き)の両方が必要。センセイの場合、この時点で実際の手続きは完了したものの、データ処理が完了するまで「未完」と表示されるらしい。この点については係の方も同意見。巨大かつ重要ななデータを扱っているので、処理が終わるまでタイムラグが発生するのは致し方ないこと。
でも敢えて言うなら、より適切な対応も可能。この国の凋落(ちょうらく)を象徴するようなシステムを、誰が造ったのだろう。
用件は終えたので、しばらく係の方と海外、特にアジアの状況を踏まえた「デジタル敗戦」談義。目先の問題と、その背後に存在するさらに深刻な構造的な欠陥。お互いに得るものがある貴重な時間でした。
翌日、ドラッグストアを訪れるとポイントは確かに登録済。繰り返しになりますが、原資は我々が納付した税金。決して、お恵みいただく...ではないんですねぇ。
トホホ。
※手続きを終えてから、圧着はがきを改めて確認したところ、「(この)通知書の目的」として「・・・マイナポータルアカウントをお持ちでない方に、公金受取口座情報に変化があった場合にお知らせしています(例えば、確定申告による公金受取口座の登録申請・・・)・・・」と記されていました。
センセイとしては、還付される税金受取のためだけに口座を登録したつもりだったのです。
■8月28日(月) 不具合の原因は、もう一つ... ──iPhone SE(第2世代)をひとまず復元しました──
予定を変更して、タイトルのお話を。
金沢工業大学では今日から3日間が、前期(「前学期」)の「成績異議申立期間」。その名称の通り、今学期の成績評価に対して受講生が異議申し立てることができる期間です。科目担当としては、ここまでが仕事。
学生にしてみたら当然、自分の成績はとても気になるはず。成績開示時刻の9:00には多くの学生が自分の成績ページを開いたのでしょう。もし問題があれば...と控えていたのですが、事務局からの連絡はなさそう。実はそもそも、大学院科目で成績異議を申し出られたことはありません。
日中はともかく、朝晩は少しだけ涼しくなったこともあり気力、体力ともに問題なし。というわけで今日、トラブルが発生していたiPhone SE(第2世代)のOS再インストールを決行することにしました。この種の作業は細心の注意力と同時に、ある種の勢いが必要なのです。お伝えしたように、大学とのやり取りにはiPhone SE(2nd)が必要。
こちらもある程度、技術的なメドが立っています。まずMacBook ProをMac側から起動し、iPhone SEのデータ管理担当の“iTunes”(センセイの場合)を立ち上げます。次いでiPhone SEを接続してOSを最新版に更新。さらにiPhone SE内のデータをMacBook Proにバックアップ。
ここからが本番。腹を括って、右図右上の「iPhoneを復元..」をクリックします(この場合は「iPhoneをほぼ初期化」の意味)。ここから先は、お祈りするだけ。
ホントに。以前はもっと時間を要したような記憶があるのですが、今回は初期化、ファームェアおよびOSの更新と、再起動まで15分くらいしかかからなかったと思う。
この状態が右の写真。下部の棒グラフはiPhone SE内のストレージ使用状態ですが、80%以上が空き領域。言い換えるとiPhone SE内の各種データはすべて消去済ということ。
心臓に悪い。ここで再度右上の「iPhoneを復元..」(こちらは「各種データを復元」の意)をクリックします。要するに40GBくらいのデータ転送なので、少し時間がかかるかなと思ったのですが、1分くらいであっさりと終了。
iPhone SE(2nd)を単体で再起動させます。詳細は省略しますが、実際は手作業でのパスワード入力その他が必要。その関係で、現時点で“iCloud”と接続できていませんが、そもそもセンセイは“iCloud”を使っていない。
さて、肝心のOSはどうなった...あれっ?!何もしていないのに、自宅の無線LANと繋がっています。もちろん必要な情報は入力しておいたのですが、いつの間にか繋がらなくなっていたのです。
つまりデータは生きている!!ショートメールのやり取りや電話帳などのデータも無事。何だ、全然問題ないじゃんと胸をなで下ろしながら各種アプリを確かめていると、あ"っ。
「ヘルスケア」の記録がすべて消失。健康管理の上で目安の一つとなる歩数については、毎日血圧とともに別途記録しています。それに、あまり意味のない数字に振り回されるつもりはないので、消えてしまってもさほど問題はありません。
この他、気づいた限りでは、電話の通話記録が消えていました。ある程度の機能を確認した上で、もう一つの目的であるマイナンバーカード関連のアプリを起動。
まず健康保険証との紐付けを行おうとした──これまで自分で紐付けたことはない──のですが、リダイレクト(ループのようなもの)が多発し、正常に動作しません。実はこの現象、これまでにも発生していたのです。
どうやら、これまでの問題はOSの不具合だけではないらしい。このアプリはたぶん、iPhone SEのブラウザ(iOSデフォルトの“Safari”)を利用。つまり、“Safari”にも問題があるらしい。
さて、どうする...。(続く)
■8月27日(日) 残念ながら、これがほぼ最後の1個 ──「ニュートンのりんご」が色づきました──
昨日ご報告するつもりだった話題。
お伝えしたように昨日は、午後に天気が急変する可能性があるとの予報だったので、午前中のうちに買い物を含めた所用を済ませました。で、最後にちょっと寄り道を。スーパーのすぐ近くにある母校です。
もちろん2002年末に植樹した「ニュートンのりんごの木」に実った、たくさんのりんごの様子を確認するため。その後も時々訪れてはいたのです。実は、ちょっと心配なことが...。
通用門側から構内に入り、中庭へ。その中心部付近にりんごの木があるのです。しかしその木陰で何やら、周囲をひどく警戒しながら素早く動く物体が。
陰の中、さらに色が沈んだ、つやつやとした黒い色。カラスです。それが地上に落ちたりんごを啄(ついば)んでいるのです。残念ながら、毎年の光景。
カラスだけなのかどうかはわかりませんが、鳥類は、りんごが蒼いうちは絶対にりんごにちょっかいを出しません。それが色づき始めると、嘴(くちばし)で実をつつきます。
当然、実は傷つきます。傷ついたりんごは多くの場合、完全に熟す前に地上に落ちてしまいます。鳥は落ちた実を食用に。もしかすると、水分補給が主目的なのかもしれませんが。
先週見た時よりも、地上(大地)のりんご(“pomme de terre”、転じて「じゃがいも」の意)は、食べられ方が進んでいます。鳥獣による食害を防止するためには、実のなる季節になったら防鳥網をかければ良いのです。実際、前任校ではそのようにしていただいています。人間がりんごをちゃんと食べるのなら、あまり問題ないのです。
ただし良く考えると、いろいろ本質的な問題が。そもそも「ニュートンのりんご」は、ほとんど食用にされていません。一つの理由はあまり美味しくないから。
イギリスのりんごはジャム用なので酸っぱく、甘くないのです。現代の日本人にとって野生に近いりんごは、食用としての価値は低い。
ただし人間以外の生物にとっては別。その食用となることで、消化できずに排出された種は他の場所で芽を出します(と、聞いています)。それならば、カラスに食べられることは、むしろ本望なのかも。
センセイが近づくと、カラスはピョンピョンと跳ね、りんごを銜(くわ)えたまま少し離れた場所へ。この間合いの取り方が、いかにもカラス。
直接の危害はないと判断したらしく、彼/彼女はお食事再開。センセイは近づいてりんごの木を確認します。ほぼ唯一、無傷で残っていたのが写真のりんご。他は、かろうじてまだ木にぶら下がっていたものの、鳥につつかれてかなり傷ついていました。(拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))
今回はコンパクトデジカメでの撮影ですが、実の周囲の「毛」を確認できます。このりんごだって、いつまで残っているか。
どうやら鳥類も、枝にぶら下がり、風で揺れている実を食べることは難しいらしい(そりゃ、そうでしょう)。だから、とにかく何とかして実を地上に落とし、しっかりとした大地(“la terre”)の上でそれを...ということのようです。
もちろんその場面を狙って、大型のカラスがラスボス的に登場、という具合。やはりここは出しゃばらず、様子を見守ることにしたいと思います。