2025年7月26日更新(2025年8月3日ページ移動)

──2025年7月第4週のニュース──

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7月26日(土) 三日月は、見ていた... ──「ぎおん柏崎まつり 海の大花火大会」が開かれました──

 「ぎおん柏崎まつり」も最終日。

 お伝えしたように、今日は「海の大花火大会」が開かれます。でも白状すると旧市街地で育ったわけではないセンセイからすると、お付き合いの仕方がイマイチわからない。子供の頃は実家から少し歩いて、はるか彼方の花火をちょっと見るだけ。
 約30年前に当地に戻ってからも、なかなか会場に近寄る気になれない...。

 正直に言うと、「うるさいなぁ...」。それでも一昨年は心を入れ替えて(?)打ち上げ会場を訪れ、初めて間近で当地の花火を観たのです。もちろん得るものは多い。他方、では毎年...と訪ねられたら、う〜ん...。
 そこで去年は再び、意識して自宅近くから花火を観ました...が、イマイチ。

 それまで住んでいた新潟市から引っ越して以降、このパターンが多かったので十分経験しているはずなのですが...どうやら学習していないらしい。もちろん、学習内容を忘れている可能性もありますが、こちらは別な意味で非常に危険な状況。
 トホホ。

 さて今年はどうしよう...というわけで、今年の花火大会とのお付き合いの仕方に結論を出せないまま打ち上げ当日を迎えてしまいました。昨日、曖昧な説明に留まったのはこのためです。
 で、結論からすると、「一昨年と去年の中間」を目指すことに。

 一昨年は花火を間近で観た分、迫力が。ただしセンセイは田舎でのんびり育ったからでしょうか、人の多さが苦手。他方、拙宅近くで観覧しても、花火の一部がちょっと見えるだけ。
 そこで完全は無理でも、花火の全体像がかなり見える場所を考えてみたのです。

 打ち上げ会場は「みなとまち海浜公園」。実際は堤防などを利用して複数箇所から打ち上げます。海岸ですから標高はほぼ0m。当地は海沿いなので、その内側(=南側)には標高約10mの砂丘が。
 砂丘の最上部が旧市街地。

 そのさらに内側は、かつての湿地帯。ただし現在は排水が進み、駅や(拙宅を含む)住宅街が広がっています。ここからだと建物や砂丘が邪魔になり、海岸部の花火は良く見えません。
 でも、砂丘の頂上付近ならどうでしょう。

 プログラムの呼び物の一つが「海」を活用した「海中スターマイン」。さすがにこれだけは会場で観るしかありません。でもそれ以外なら、視界を遮るものが少なければかなり観望できるはず。
 具体的には...といきたいところですが、結論は内緒。

 今日の写真はいずれも、そこで撮影したもの。地上の照明が僅かに見えますし、柱を中心とした構造物も確認できますが、去年のように花火の全体像を大きく毀損(きそん)するわけではありません。
 何てったって、
(打ち上げ会場がある)西側に開けた広い敷地に存在するのは、センセイだけ。ホントに。

 しかも固定式のベンチすら用意されています。三脚を立てて撮影したため、実際には座っていませんが。1枚目の写真は大会開始直後に撮影したもの。拡大写真(別ウィンドウ、1280×960)
 実は右側の低い位置に三日月(月齢2.3)が。

 加えて、地球照が起きています。右端の花火──先に打ち上げてしまったので、かなり薄くなっている──の陰になったためこの写真では確認できませんが、
 つまり今日の花火は、三日月が証人。

 2枚目は中盤の様子拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))。日中はかなり風があったので開催を心配したほど。でも夕方にはほぼ無風に。「絶好の打ち上げ日和」と感じがちですが実は、必ずしもそうではありません。
 風が弱いため煙が同じ場所に留まってしまうのです。

 1枚目も同様で、中央やや上部の黒い部分は雲ではなく直前に上げた花火の煙。それでもまぁ、センセイのような人間にとっての、ほぼベストの場所を見つけることができたことを言祝(ことほ)ぐべきでしょう。
 他方、恵まれた環境で撮影した写真の内容がマそれに応えているかどうかは、まったく別。

 ここは謙虚に、修行を積むしかないようです。



7月25日(金) 夏祭りが果たす役割 ──「ぎおん柏崎まつり」2日目。「たる仁輪加」を訪れました──

 タイトル通りのお話。

 梅雨明けのこの時季、夏祭りが各地で開かれます。

 一昨日、金沢から戻る際に上越市旧直江津地区にあるスーパーへ立ち寄りました。昼食との関係で、最近はこのパターン。その途中、「直江津祇園(ぎおん)」の準備が進んでいることに気づきました。
 同様に、当地でも昨日から「ぎおん柏崎まつり」が始まっています。

 昨日は「民謡街頭流し」一昨年が開かれたはず。ただしセンセイは講義後で疲れていたので自宅に留まっており、その様子は見ていません。地域の夏祭りですから、本来ならば「ぜひ...」といきたいところ。
 でも実は別な意味でも、ちょっと微妙...。

 1996年、新潟市から当地に転入──というより「戻った」──して以降、センセイはほぼ毎年「ぎおん柏崎まつり」に参加しています。

 ただしセンセイの感覚は、どこか新参者。「ぎおん柏崎まつり」、歴史的には柏崎市旧市街地それも最も古い地区(現在の「西本町」)にある八坂神社の「祇園祭」と市の商工祭が一緒になったもの。
 つまり、今は寂れた旧市街地のお祭り。

 同じ一種の「お祭り」でも、当地(旧柏崎市および刈羽(かりわ)郡)全域の初夏の行事である「えんま市」とは違います。センセイの父親の行動からわかるように、「当地で生を受けたからには...」とDNAに書かれているわけではない。
 当然、「では、なぜ今まで参加してきたのか」と問われるはず。

 答は簡単で「ぎおん柏崎まつり」は、町内など比較的狭い地域の行事だったから。一般論ですが、センセイ自身がそうだったように、家を新築して転入してくるのは子育て中の若い世代がメイン。
 当時、多くの町内は「ぎおん柏崎まつり」2日目の「たる仁輪加
(にわか)」に町内単位で参加。

 1枚目の写真は「新花町」地区の、今日の「たる仁輪加」の様子。良く見ると手前に揃いの法被を着た子供たちが見えます。拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))
 彼ら彼女らは、同町内の「こども御輿(みこし)」(写真左端)をここまで引いてきたのです。

 センセイの娘も同様で、小学生時代は町内の御輿の上で樽を叩いていました。申し訳ありませんが個人的には、子育ての時期を過ぎると「ぎおん柏崎まつり」への関心は急速に低下。
 地域全体としても、祭への参加団体は減少傾向。

 センセイの町内の場合、子供と「青年部」──上限65歳!!──メンバーが著しく減少したため一昨年、参加を断念。他方、地域の夏祭りであることに違いはありません。
 昨日は仕方ありませんが、少なくとも今日の「たる仁輪加」は見ることに。

 去年は日が暮れてから訪れましたが、今年は19時前に会場へ。(2枚とも、建物の上部に夕日が当たっている)

 かつてのセンセイがそうだったように、観客は参加者の関係者が主体で、そこに旧市街地の住民が少し遠くから...という感じ。ただし決して身内だけ...というわけではありません。
 たとえば今年は、欧米人の観客も。初めて気づきました。

 また別な意味で評価すべき点も。旧市街地には写真の高齢者福祉施設があるのですが、参加者は建物の前で入所者を慰問しています。
 写真は旧市街地北東部の「橋場町」町内会の子供御輿。

 入所者の方々は喜んでいらっしゃいます。いろいろ感じるところはありますが個人はともかく地域の維持を考えると、やはり必要なお祭りなんだろうなぁ...と感じます。
 明日は全国的に知られるようになった「海の大花火大会
去年。倖い、好天との予報。

 それなりに運動しているつもりですが、酷暑が影響しているのか気力と集中力、そして何より体力の低下を覚えます。学期末なので仕事も残っているし。
 祭のフィナーレとしての花火大会をお伝えできるかどうかはまったく不明です。

 悪しからず。



7月24日(木) 「ラ・ムー」、どうやら単品とのご縁は... ──期末試験前最後の講義を終えました──

 今日は前任校で講義。

 前期は今月末で終了。つまり来週が最終回ですが、この日は期末試験を実施します。だから通常の講義は今日が学期の最後。まだ講義していない内容が一部存在するのですが、それを含めて学期を振り返り、改めて講義の全体像を示す必要があります。
 同時に、試験の解説も。

 今週前半は金沢工大大学院の講義と移動で時間が取れなかったので、昨日帰宅してから試験対策として配布する書類を作成し、就寝。気温が約25℃まで低下したため、窓は開けます。ただし室内にはまだ日中の熱気が残っています。
 そこで扇風機を使用。

 風を人間に当てて気化熱を奪い、涼しくさせるのではなく、外気を取り込むとともに室内の高い部分に留まっている温度の高い空気を排出するためです。それが功を奏してすぐに眠ることができました。
 でも疲れが溜まっているからでしょう、「ぐっすり」とはいかず。

 でも仕事は仕事。特に学期末だし。いつものように自宅を発ち、まず新潟市へ向かいます。カーナビとラジオで道路の混雑状況を把握します。今日は2ヶ所で渋滞や混雑がありましたが結局、ほぼ定刻通りに大学到着。
 ちなみに、往路の燃費は21.3km/L。

 テスト対策の書類を人数分印刷し、教室内の機器類をセットアップします。そもそも教室写真右側)はセンセイのために造ってもらったようなもの。(ホントに)
 開学から35年近くが経過しており機器類は更新されていますが、それでも準備は短時間で終了。

 講義開始までまだ時間があったので、ロータリーに植えられた「ニュートンのりんごの木」の様子を確認します。ご紹介した幹の一部黒変は残っているものの、目立たなくなりました。
 やれやれ。

 そこに新発田(しばた)市中心部からの学バスが到着。学生諸君が校舎の中に入っていきます。女子学生を中心として、後ろ姿に「学び」への意欲を感じます。拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))
 ここは前任校の評価すべき点。

 定刻に講義開始。先週同様、試験が迫っているからでしょう、受講生の表情がかなり変わっています。もちろん、中にはテストで良い点を取るためだけ...という付け焼き刃を狙う男子学生も。
 でも、学びたいと思っている受講生との違いは明白。

 講義は無事に終了。試験に関する質問も出なかったので、後片づけをして駐車場へ。事務室へ鍵を返却する必要があるのですが、その前にエアコンを稼働させて車内を冷やそうと考えたのです。
 エンジンを始動させると、外気温計は「37.0℃」
(0.5℃刻み)と表示。

 今週の金沢への移動の際に富山県内の一部で36.5℃を記録しましたが、それを上回る値です。もちろん外気は熱風。月末まで交通安全運動が実施されていることもあり、慎重に運転します。
 先日の件もあるし。

 新潟市を無事に抜けて燕市へ。ここで先週同様、「ラ・ムー燕吉田店」に立ち寄ります。「大黒様の濃厚ナポリタン」の次に気になっていた「具だくさんソース焼きそば」に挑戦するためです。
 コンパクトデジカメで撮影したため、右下にセンセイの影が少し入り込んでいます。悪しからず。

 買い求めたものは約170gで131円(+税)。同一質量あたりの価格は、「ナポリタン」の約2.2倍。確かに野菜や豚肉などの具がそれなりに入っています。
 期待しながら一口頂きます。

 最初に感じたのは「ナポリタン」同様、ごく普通のソース焼きそばの味。でも続いて塩分と、やはり粉っぽさを覚えます。前者については100g当り1.5g(推定値)と表示されていたのです。
 特に多いわけはありませんが、少なくもない。

 このパックの場合、塩分は約2g。1回の食事で摂取できる量の上限です。それでも味に特別な魅力があれば話は別なのかもしれませんが、何年ぶりかで口にする「焼きそば」の印象は、最初と変わらず。
 う〜ん、これならわざわざ立ち寄って購入するほどではないかな。

 運転しつつ、「ナポリタン」を含めて塩分量の多さについて考えてみました。素材と調味料をグレードアップし、調理過程を改良すればきっと、もっと美味しくなるのでしょう。でもそれは「低価格で提供する」という基本コンセプトから逸脱してしまいます。
 他方、購入者には「
(ある程度)美味しい」と感じてもらいたい。

 この一種のジレンマ状況を打破するために選択されたのが、高めの塩分濃度なんじゃないだろうか。センセイのように身体機能が低下した高齢者は別ですが、Na+を比較的容易に体外に排出できる若年層にとって、塩分は魅力。
 歳を取ってから、それが毒団子だったということに気づくのですが...。

 面白がって立ち寄っていた「ラ・ムー」ですが個人的には、そして少なくともこの種の単品総菜については「あまりご縁はないかなぁ...」という感じです。一部繰り返しになりますが、これはセンセイ個人にとっての評価。
 決して「ラ・ムー」そのもの、あるいはそのビジネス手法を批判しているわけではありませんので、誤解なきよう。

 そして「便利な場所にあるので、これからも時々訪れるんだろうなぁ...」と思っていることも申し添えさせていただきます。



7月23日(水) トウモロコシと小麦粉、そしてスナック菓子?! ──バス停脇に放置された食材が... ──

 時間的には昨日の続き。

 講義を無事に終えた西村センセイ、MacBook Proを大学にお返しして当面の業務を完了(実際には欠席者への対応など残務がある)。荷物をまとめて駐車場へ移動し、車のトランクに残す物とホテルへ持ち込む物を分別します。
 電車での移動だとすべてを持ち運ぶことになるので、この点でも自動車は楽だ。

 逆に電車だと翌日大学に立ち寄る必要はなく、そのまま金沢駅へ向かえばいいので、実は一長一短なのですが...。それはともかく、「業務スーパー」でビールを購入。少し歩いて「ニュー三久」で夕食を購入します。
 ...といっても実は、普通の意味での夕食は不要。

 講義は体力を使うので、お昼は毎回必ずしっかり頂いています。白状すれば、もう何も頂く必要がないほど。されどアルコールだけというわけにもいきません。ビールのツマミ、具体的には値引きされた野菜の煮物セットを購入しました。
 「ニュー三久」前にはバス停
写真中央)が。

 ただしこの停留所の系統は、通勤通学の時間帯ですら便数が少ない。そこで別系統と合流する場所まで歩くことにします。運動不足の解消を兼ねて、です。
 それでも昨日の総歩数は9,000歩に届きませんでしたが。

 夏至からすでに1ヶ月が経過しているので、日はかなり傾いています。ちょっと先の「上有松」バス停に。ここはまだ先ほどの系統だけなのでパスしようとして...あれっ?!
 センセイは写真右奥から歩いてきたのです。

 バス停の手前に、「業務スーパー」の大きめのレジ袋が4つ。お察しの通り最初は、心ない人──良く考えると、凄い表現だ... ──が、家庭ゴミをここに不法投棄したのだろうと考えたのです。
 でも「ゴミ袋」は意外に綺麗。

 妙だなぁーと思って良く見ると、袋の口が開いています。ゴミではないらしい。さらに接近します。最初に目に入ったのが数本のトウモロコシ。
 まだ外側の皮
(?)が付いたままです。

 さらに袋入りの数種のスナック菓子や、小麦粉。他人様の所有物であることは確実なので袋に触っていませんが、どうやら生野菜も入っているらしい。これだけの量となるともはや、小規模世帯で消費できる量ではありません。
 他方、単身者ではない。

 これだけの食材がバス停脇に存在する理由をいろいろ考えたのです。量と内容からして、育ち盛り食べ盛りの若者6〜7名──トウモロコシの本数から推測──が2、3日で消費する量。(小麦粉等、日持ちする食材を除く)
 彼か彼女かはわかりませんが、皆が同居あるいはそれに近い居住形態。

 買い出しメンバーは、低価格が売り物の「業務スーパー」でこれら食材を購入し、帰ってから皆が交替で調理...って、センセイはもはや妄想状態。

 それはともかく、購入者のイメージはある程度絞られてきます。でもわからないのは、その貴重な食材が、なぜこの場所に存在しているのか。明らかに廃棄したのではなく、本当にここに残してしまった...。
 予算に限りがある中、皆でメニューを考案して食材を購入。

 ところが...といきたいところですが、この「上有松」バス停は「業務スーパー」から2km以上離れています。参加人数は不明ですが、これだけの量の食材を手にして、この距離を歩くのは、さすがに無理っぽい...。
 つまり振り出しに戻って、良くわからない...。

 意外に、「寮」──金沢工大におけるアパートの表現──住まいの金沢工大生だったりして。



7月22日(火) 大学院の講義も最終盤。ほぼ20年選手の老MacBook Proに来年、出番はあるのか?!

 金沢工業大学大学院工学研究科の講義も残すところ、今日を入れて2回。

 山場は越えているのですが、やはりきちんと終わらせる必要があります。だからしっかり休んで...のつもりが、暑くて深く眠れません。今朝もまだ暗いうちに目覚めてしまいました。倖い、寝直すことはできたのです。
 ぐっすりとはいきませんでしたが。

 寝不足の影響でしょう、今朝の「平均」(「収縮期血圧」の3回移動平均の最低)血圧は131mmHgと、珍しく正常値をクリアできず。されど寝不足と仕事は別。安全運転を肝に銘じ、インスタントコーヒーを頂いて出発。
 もちろん胸ポケットには「カフェロップ」。

 少なくとも自身の認識としては寝不足の影響は軽微。かなり順調に走行して無事、いつもより少し早く金沢工大に到着しました。ただし、すべてが順調だったわけではないことも白状せざるを得ません。
 運転中、行程の2/3くらいの立山町内でヒヤッとする場面が。

 今回は完全にセンセイのミス。客観的にはやはり、集中力が弱くなっていたんだろうと思います。大事に至らなかったのは僥倖(ぎょうこう)
 感謝しつつ、講義の準備に取りかかります。

 お伝えしたように先週と今週の講義方法はかなり特殊。受講生にはノートはおろか、筆記用具すら持参しなくてよいと伝えてあります。この2回はDVD教材を使って、いろいろな場面を疑似体験。
 ただし一つだけ問題が。

 教材開発時の環境と、その後のソフトウェア規格の動向にずれがあるため、プログラムを格納したDVD教材を再生する機器が限られるのです。
 教材内容そのものはインターネット上で公開されているので、誰でも問題なく利用し、学ぶことができます。

 ただしセンセイのように講義で使うとなると話は別。まず技術的な理由で、俳優の音声と字幕がかなりずれる場面が。また解説のために少し戻ろうとしても、インターネット版ではうまくコントロールできない。
 このような場面ではやはり、DVD版。
(実際にはディスクそのものではなくディスクイメージを使用している)

 ここで登場するのが写真手前の、古〜いMacBook Pro。2006年に採択されたいわゆる「科研費」(科学研究費補助金)で購入したものです。だから私物ではなく、金沢工大のもの。他方、すでに減価償却期間は過ぎており備品としての籍すら抹消済。
 要するに、ただの粗大ゴミ。

 現役の時はセンセイが管理していたのですが退職に伴い、大学側の管理に。わざわざこの講義、それもわずか2回の講義のために偉い方が特別に管理してくださっています(深謝)。だから当然、先週から活躍してもらうはずだったのです。
 ただし映像出力規格
(DVI)が少し古く、現在ではほとんど使われていない...。

 アダプタを使えばHDMIあるいはアナログD-Sub15ピンに変換できるのです。ところが先週、自宅書斎でアダプタを探したのですが...ない。学期はじめに金沢工大へ運んだんだろうと判断したのですが、これが甘かった。
 大学のロッカーにも見当たらない。

 そこで急遽、先週はインターネット版を利用して講義を行いました。その場合、別な問題が。写真をよく見ると奥に別なPCが見えます。止むを得ない事情で講義に直接参加できない受講生のために講義を録画しているのです。
 そのマシンを使って教材を再生したので、技術的な問題が次々と...。

 でも、ま、Mac/PC両刀使いのセンセイですから、何とかなりましたが。アダプタに関してはたぶん、去年の講義終了時に大学に預ける際、どこかに紛(まぎ)れてしまったんだろうと思います。装着していたのはコンパクトなものだったのです。
 そこで今回はかなり大きなアダプタを持参。
(Macと繋がった、短いケーブル付の白い物体)

 技術的には何の問題もなく講義を終えました。今年度はこれでこのMacBook Proの出番は終了。片付けを終えてから、かなり偉い事務担当者──人事異動があり、女性に替わった──にお返しします。
 その際、来年の出番があるかどうかはわからないと申し添えます。

 MacBook Pro以前に、センセイが来年度以降もこの大学院科目を担当するかどうかはまったく不明。何より当該科目の開講は大学の判断しだいですし、もし開講するとしても、担当者について門戸は広く開かれています。
 他方、仮にセンセイにお声がかかったとしても、センセイの健康状態その他の事情は予測できません。

 果たして来年、出番はあるのか?!



7月21日(月:祝日) 当地は今日も酷暑。されど雲の様子には変化が見られ、竜巻注意報が発令されました

 三連休の最終日。

 子供たちは終業式を済ませているので、世の中は完全に夏休みモード。行き交う車も関東を中心に、見慣れない他県ナンバーが増えています。センセイも夏休み...といきたいところですが、明日から学期末の講義。
 珍しくインスタントコーヒーを飲んで、お仕事。

 他方、気温は今日も急上昇。窓を開けて作業し始めたのですが、9時過ぎには外気が30℃を越え、しかもどんどん上昇傾向。効率が極端に低下します。
 やむを得ず窓を閉め、エアコン稼働。

 その甲斐あってか、予想より早く最低限の準備に区切りをつけました。日焼け止め対策を施した上で、お昼前に外出。昨日の日曜日より行き交う車は少ない。
 暑さの影響でしょう、歩いている人はほぼ皆無。

 改めて周囲を観察します。基本的にはここ数日の酷暑と変わらないように見えますが、ちょっと変化も。朝は、先日のように雲一つない快晴だったのです。
 でも数時間経過した現在、割とあちこちに雲が。

 少なくとも当地の場合、陽射しを遮るような低層の厚い雲はかかっていないのです。でも西の空を中心に、高層に薄い雲が。これは天気予報で気象予報士が述べていた通り。
 写真は途中で撮影したもの。
拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))

 スーパーの屋上駐車場から南東方向、つまり新潟県中央部(「中越地方」)の内陸部を見ています。昨日お伝えしたように内陸部は日中気温が上昇しやく、それにともなう上昇気流で積乱雲が発生する傾向が。
 上空に寒気が入り込んでいる場合、特に雲が発達しやすい。

 地上の酷暑からは想像することが難しいのですが、現在、東日本上空には弱い寒気が入り込んでいます。当地における寒気の影響は即断できませんが、ご覧のように割と高度が低い場所にはずらりと、発達途中の積乱雲。
 ここで注意すべきは距離。

 写真中央部左側の、割と緑色をしたの山々(標高200m未満)までの距離は約5km。その右側、青みがかった山々の標高は概ね400m以下で、ここからの直線距離は10km程度。積乱雲はそのずっと先。
 約50〜60km先の福島県境付近で発生しているはず。

 積乱雲の一部(中央部)はやや発達傾向にあり、右側(=南側)が成層圏に達して「かなとこ(金床)雲」に変化しつつあります。まぁ、この程度なら、積乱雲の下は曇っても、雨になることはないでしょう。
 帰宅後確認したところ、やはり降雨の記録は確認できず。

 センセイが知る限り、今日の県内での積乱雲発達はなかったようです。ただし気象庁は午後、新潟県中越地方に「竜巻注意情報」を発令報道。狭い意味での当地はともかく、もう少し範囲を拡大すると局地的に大雨の可能性が。
 実際、隣の長野県東部および北部そして福島県では、局地的に記録的な大雨。
報道例

 何をお伝えしたいのかというと実は、雨が降って欲しい...。センセイ個人や家族、あるいは狭い地域の問題ではありません。新潟県中部および西部、特に後者「上越」地域は今年、極端な空梅雨。報道例
 それでも平野部は水源が確保されているので、現在のところ顕著な影響は出ていない模様。

 ただし先日お伝えしたように雨水に依存している「天水(てんすい)」は、危機的な状況に陥っているはず。センセイは毎夕、庭で育てている枝豆──今が収穫のピーク。とても美味しい──に水遣りをしています。
 でもその時、常に頭にあるのが天水田の水不足。

 残念ながら、今日の県内(中越・上越地方の内陸部)には雨が降らなかった模様。稲の「出穂(しゅっすい)期」を迎えつつある現在が運命の別れ道です。この短い期間を逃すと、収量も品質も大幅に低下。
 当該地域で起きるのは、一昨年の酷暑による凶作の再来。

 他人様が耕作している稲ではあるのですが...。



7月20日(日) この暑さのせいか、伝統の有無か... ──旧市街地中心部で「どんGALA! 祭り」開催──

 タイトル通りのお話。

 当地は梅雨明け前頃から連日、猛烈な暑さが続いています。それでも拙宅がある柏崎市は日本海に面しており、気温は内陸部ほど上昇するわけではありません。たとえば今日、隣の長岡市は最高気温36.1℃と猛暑日。
 他方、当地は33.1℃。

 それでも厳しいことには違いなく、暑さだけで疲れ切ってしまいます。その日の状況によってエアコン使用を判断──実際には、ほぼ使わない──して就寝するのですがやはり、起床した時に「ぐっすり寝た...」という感じには程遠い。
 その分、日中に身体を休めることに。

 このままだと、下手をすると日夜逆転しそうなほど。夏休み中の学生だったらかまわないのかもしれませんが、こちらは(退職したとはいえ)一応、社会人。
 連休明けには講義が続きます。

 だから...というほどでもないのですが、31℃越えの正午前に徒歩で外出。何よりお昼を頂く必要があるので。今日はいつものルートから外れて旧市街地中心部へ。
 あまり訪れない理由は簡単で、もう、お店がない
(!!)から。

 でも今日は、1999年に始まった「どんGALA! 祭り一昨年が開かれています。要するにYOSAKOI。個人的にはそれほど興味があるわけではありません。
 他方で、地域住民の受け止め方には興味が。

 この暑さ──この時点で32℃越え──なのでどうかなぁ...と思ったのですが正直なところ、その影響は否めません。そもそも、お客さんが少ない。
 しかもアーケード下で観覧しているのは、参加チームの関係者が主。

 続いて地域の方。ただし、ここではごく狭い意味での「地域」。具体的には、旧市街地の住民それも商店関係者などに限られてます。沿道には飲食の出店も。残念ながらお客さんはほぼ皆無でしたが。
 広い意味での地域の、その高齢者
──自身の父親を含む──までもが「行かなきゃ...」というイベントではない。

 やはり伝統の力か。

 他方、個人的には明るい要素も。会場で演舞していたチームの中で最も目立つのは揃いのユニフォームに身を包んだチーム。それはそれで美しいのです。でもセンセイが応援したくなるのは、写真のようなグループ。
 それなりの衣装を着ているのは先頭の二人だけ。

 残りの方々は思い思いの衣装。しかも、よぉーく見るとチームの最後は子供たち。個人的には、こういうグループの方を応援したくなります。

 次の社会を担うのは、彼ら彼女らなんだし。

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