2025年7月12日更新(2025年7月20日ページ移動)
■7月12日(土) 「去年も、ちょうど今ごろ...」 ──この場面で頼りになるのは意外にも、自転車!? ──
予定を変更してお伝えします。
昨晩までのセンセイは、ごく普通に行動していたのです。ただし白状すると、密かに左足の先端部で異変が起きていることに気づいていたことも事実。親指の付け根が何だか「ムズムズ...」。
やがてそれが「ちょっと痛い」感じに。...嫌な予感。
ビールが進むにつれ、「もしかするとヤバイかも...」という感覚はあったのです。でも酔っぱらっていたこともあって昨晩は日付が替わる頃、そのまま就寝。まだ暗いうちに眠りが浅くなったのですが...痛い。
ただし決して疼痛(とうつう)ではなく、我慢できるレベルです。ここまで来ると異変は確実。昨日は「気づかなかったけれど、骨のトラブルかも...」などと考えたのですが、もはや原因はほぼ明白。7年前の初めての発症および去年に続く、3回目の痛風です。
今回は相対的に軽度で、じっとしている時にはほとんど痛みを感じません。
でも歩行時──特に階段を降りる時が辛い──や患部が何かに触れた時などは本当に、「風が当たっただけで痛い」。そもそもびっこを引かないと歩けない。
こうなるともう、選択の余地なし。土曜日なので混雑していることは十分承知の上で、1ヶ月ぶりに同級生のかかりつけ医へ。問題は移動方法。徒歩での行動可能範囲は自宅近辺のみ。
これまでの経験から自動車を運転できることはわかっています。ただしサンダル履きですが...。でも今日は安全を考えて、写真の自転車で移動。20年前、娘が中高一貫校に進学する時に購入したもの。国産品なので品質は高く、メンテナンスを繰り返しながら現在はセンセイが使っています。
今朝は暑かったので通院客を含めて、行き交う人のほぼすべてが自動車。働いている方は土曜日しか通院できないことが多いし、しかも受診客の多くが予約客。センセイは飛び込みですから当然、かなり待たされます。
手続後、1時間ほどで順番が。まず先月風邪をひいた際のお礼を述べたのですが、ドクターはほとんど覚えていなかったようです。
それはともかく、予想通り「痛風だろう」とのこと。血液検査(今日はサンプル摂取のみ)とともに、痛み止めを処方していただきました。すぐ近くの薬局で手続きをすると、「去年もちょうど今ごろ...」。御意。
ドクターはこちらも記憶がなかったようですが。結論からお伝えすると、発症の原因は連日続く暑さによるもの。飲酒量を含めて、センセイの食習慣や運動量は相当安定しています。痛風≒高尿酸値血症であり、DNA物質の一つであるプリン体が分解されて生成されたのが尿酸。
尿酸は血液には溶けにくい。センセイは高齢者なので健康を維持すべく、鶏肉を中心としたタンパク質を薬だと思って意識して摂取するよう心掛けています。同時に、「センセイの身体は(プリン体を多く含む)ビールでできている」。
悪条件が重なっています。されど世の中のイメージと相違して、プリン体の大半は食事等で摂取されるのではなく、体内で生成されるものとのこと。つまり食事や飲酒に起因する割合は低い。で、去年のドクターの説明によると、やはり大きな要因は血中の尿酸値濃度。
しかしその濃度に最も影響を与えるのは、水分摂取量とのこと。要するに体表から、あるいは尿として失われる水分をどれだけ補給できるか。実は今年のセンセイの場合、暑くなってから体重が急激に減少しています。基準をどこに置くかで異なりますが、減少量は2〜3kg程度。
非常に大きな変動量。短期間での変化ですから、筋肉や内臓の減少によるものではあり得ません。つまり体内から水分が失われ、血液濃度が相対的に高い状態を継続しているということ。危険な状態であることは十分承知していたのです。
だから身体が求める──高齢者はその認知機能が低下する──以上に、意識して水分を補給していたのです。ただしこの方法にも難点が。
必要以上に水分を摂取すると、お腹をこわす可能性が高まります。実際、今週の金沢滞在時にこの状態に陥ったため、帰路および前任校での講義の際はは水分を控えめに。(ただし、決して摂取を無理に抑えていたわけではない)
そして意外なもう一つの要因が、ストレス。前述したようにプリン体の大半は体内で生成されますが、それに影響を与えるのがストレス。考えてみると今週のセンセイはこれまでの無理が祟(たた)ったのか、身体的にも厳しい状況が続いていた。
実際には、その前の週までより、ずいぶん楽になっていたのですが。そこに昨日の、マイペースな父親からの依頼事項。今から振り返ると、「そりゃ、ま、仕方ないよな...」という感じ。
最後に、(たぶん)かなり有益な情報を。ドクターによると、痛風の発症は血中の尿酸値変動と関係するものの、そのピークより少し遅れることが多いとのこと。発症時に血液を採取して分析しても正常値の範囲内に留まることが珍しくない。
...個人的には、妙に得心できるのがあります。いろいろ事情があって6月は無理を重ねたことは否めない。その影響が、一つは酷い風邪──コロナウイルス感染でなかったことは不幸中の幸──として、そして少し遅れた格好で今回の痛風として発現した。
う〜ん、完全引退を含めて、「汝自身を知れ」ということか...。
■7月11日(金) レギュラーガソリン価格は150円台半ばで安定。今後の移動手段は、ほぼ自動車か...
結果的に今日も、交通あるいは乗り物関係のお話。悪しからず。
金曜日は実家で暮らす両親の面倒を看る日ですが、今週と来週は変則的。今日は母親が自治体のコミュニティバスと路線バスを乗り継いで単身で市内へ。用を済ませた後で待ち合わせ、実家へ送り届けるというパターン。
途中で、1週間分の食料を調達します。実家に着くと予想通り、センセイを待っていた父親がマイペースな頼み事を言ってきました。暑い現場で状況を確認したのですが、すぐに対応できる内容ではなかったため、今回は先送りします。
う〜ん、別件と併せて、近日中に業者へ依頼しようか...。帰路、ちょっとだけ遠回りして一昨日訪れたばかりのガソリンスタンドで給油します。なぜ、ここまで頻繁かという点についてはすぐに補足を。前提としてまず、自動車使用時のセンセイの行動は完全にパターン化。
用がなければ車を使いません。
基本的には目的地も経路も、そして運転のスタイルも決まっています。そこで燃費計算を兼ねて1週間分ぎりぎりの燃料を給油。帰宅時に予備分を除き、燃料をほぼ使い切ります。(降雪期はまったく別)
実際には車載コンピュータの情報とほぼ一致するので、(一種の)「満タン法」計算に拘る必要はないのですが。通常、実家の用の途中で補給。ただし今週については前任校往復分が若干不足する可能性が出た──結果的にはまったく不要だった──ため一昨日、追加で3Lほど給油したという次第。
ガソリンスタンドが柏崎I.C.(写真奥)の近くだということもあったし。金沢工大および前任校での移動方法を検討した際、列車の乗り継ぎなどと並んでガソリン価格の上昇が大きなポイントになりました。年度はじめの時点でハイオクは185円。
ちなみにこのお店の場合、レギュラーは11円(/L)低いものの、どちらもかなり高いことは否めない。ところが政府補助金女性が始まると、5月中旬には180円、下旬には172円と徐々に変動し、6月には一気に164円〜166円にまで低下。(いずれもハイオク1Lあたりの価格)
ガソリンスタンド間の競争によるものでしょう、その頃は日々価格が上下して...という感じ。7月に入ると一転、169円(ハイオク1L)まで上昇した後、現在はご覧のようにレギュラー156円、ハイオク167円(いずれも1Lあたり)で落ち着いています。ここまでは当地でのガソリン価格の動向ですが、もう一つお伝えしたいことが。
それは価格の地域差。ご存じのようにセンセイは金沢との移動に際して一般道を利用。当然、各地のガソリンスタンド前を通過します。きちんとメモを取ったわけではありませんが富山、石川県内のガソリン価格は、このお店より10円(/L)くらい高い。
現役時代も一時的な例外期間を除き、金沢より柏崎の方が安いことが多かったのです。このサイトをご覧になっていらっしゃる方の大半はセンセイにご縁がある/あった方々だろうと考えています。だからお住まいの地域についても割と片寄りがあるはず。そのため多くの方はここでの価格情報を目にしても、「自分の所よりちょっと安い」くらいかも。
でも全国に目を向けると、「え"ーっ、こんなに!?」という地域があっても不思議ではありません。たとえば長野県北部にお住まいの、ガソリンを多く消費される方が県境を越えて、新潟県内のガソリンスタンドで給油されるというのは有名な話。
う〜ん、こうなると今学期の残り期間は、すべて自動車での移動かぁ?
■7月10日(木) 失敗写真ですが... ──BMW 320i M Sport(MT)、走行距離200,000km達成!!
──
木曜日は午前中に前任校で講義。
先日お伝えしたように、学期の終わりを見据えて進行させる必要があります。特に前任校については先週、主に睡眠不足に起因する不手際が目立ったため、そのフォローも必要。今回は気合いを入れ直して準備しました。
問題は、講義前夜の睡眠の質。今回の金沢往復では意識して、できるだけ歩くようにしています。平均すると1日あたり約9,000歩。10,000歩には届かなかったものの両手に鞄を抱えて──「業務スーパー」以降は3個の鞄!! ──の記録ですから、ここは評価すべき。
身体的な疲れとは対照的に、講義は山場を越えておりストレスは少ない。金沢からの帰宅後は、提示したスライドの公開や公欠の学生への対応など。時間を取られるし、何よりかなり気を遣う部分はあるものの、働いていれば十分想定される範囲内のことなので、影響は少なめ。
昨晩は日付が替わる頃、ストンと眠ってしまいました。(センセイにしては珍しい)つまり最初は割と良く眠ることができたわけですが、それが裏目に出たのか4時頃には目覚めてしまいました。前日に引き続き二度寝できず。いつもより30分早く起床し、準備を整えて移動開始。
さて、どうなる...と、密かに憂慮しつつです。ところが実際に走り始めてみると今週の金沢往復同様、概ね順調。懸念された新潟市内の渋滞も、今回は「新新バイパス」の一番混雑する区間のみ。今日はラジオの交通情報も聞きながら運転しています。
されど少なくとも今日の場合、最も役に立ったのはカーナビ情報。(ただし少し甘い部分があることは否めない)
なお今日は新潟市内に入ってから長めに停止する場面はなかったため、スマートフォンを用いた渋滞情報は確認していません。実際には、同乗者がいないと無理じゃないかなぁ...。
前フリが長くなりましたが、今日は自動車あるいは運転に関する節目の日。先日少し触れたように、2016年2月に購入したBMW 320i M Sport(F30、MT)が、前任校への往路の途中で総走行距離200,000kmを越えるのです。
2020年5月に100,000kmを達成してから、5年ちょっとでの10万km。前任校に着任すべく新潟に戻った際、義父から中古のファミリアを譲り受けました。自動車がないと生きていけない場所だし、初めての車は楽しかったので、走行距離は20万kmを越えているはず。(正確な走行距離は不明)
次の、初めて自分で購入したニッサン・プリメーラ(P11)は20万kmに僅かに届かず。前のBMW 318i(E46、MT)は本当に良い車──だから次もBMWにした──でしたが、この頃は金沢移動手段のメインが電車だったため、総走行距離は短め。
今から考えると、とてももったいないことをしました。さて昨日帰宅した時点で、どの辺りで20万kmを達成するかを推測できます。交通状況に大きな問題はなかったので概ね想定通りに走行──ただし柏崎市内のみ3kmほど迂回──したため、大学到着約10km手前での記録達成が(ほぼ)確定。
(当たり前ですが)実際、その通りに。具体的には新潟市北区の「競馬場IC」上で200,000km到達。一般道だし停車禁止の標識もなかったので、道路脇に一時停車して撮影することも物理的には可能だったのです。でも交通量が多かったため他者への影響を考えてパス。
写真は大学到着時に撮影したもの。下段左が総走行距離です。その右側はトリップメーター。上部の“20.9km/l”は燃費。今回は完全ドア・ツー・ドアでの記録。交通量が比較的多く、新新バイパス上での加速減速があったため、先々週の往路での記録より少し低下。
でも、まぁ、こんなものでしょう。ちなみに帰路は20.4km/L。(迂回していないため経路が若干異なる)
お気づきかと思いますが写真は数字が少しボケており、しかも下段は歪んでいます。これは撮影時の設定ミス。意図してマクロモードで撮影したのですが、用いたコンパクトデジカメの性能が良すぎて、ピントが表示手前のゴミに合っているのです。
トホホ。それはともかく、節目の200,000kmを無事故で無事に達成することが。「ドイツ車が面白いのは20万kmから」と言われています。センセイに残された時間と競争しつつですが、目指せ、300,000km!!
ちなみに今日の講義は、割と順調。ご安心ください。
■7月9日(水) オホーツク高気圧に振り回され高速道路に助けられながら西村センセイ、無事にご帰宅
予定を変更してお伝えします。
お伝えしたように昨日は非常に順調に金沢へ移動。ただしその際、一つだけ気になったのが富山県内の天気。新潟県内および石川県内は天気が良く、しかも安定。その分、気温はどんどん上昇。
ただし富山県内、特に富山市付近の湿度が異常に高い。どんよりした空気で山の稜線もはっきりと見えません。すぐにも雨が降り出しそうな黒雲...というほどではないものの、いつ雨が当たってもおかしくない状況。実際にはまったく降らなかったため、昨日はお伝えしていませんでしたが。
標高約300mの県境を越えて金沢市に入ると、「まぁ、降ることはないだろうな」という雰囲気に。ところが講義を無事に終えて校舎の外へ出ると、湿度がかなり高くなっていました。もしかすると...という状況ですが、残念ながら傘を持参していません。まぁ、買い出しを除けば金沢市内の徒歩移動区間は短い。
それに、いざとなったら大学あるいはホテルからお借りすればいい...。バックナンバーのリンクにミスが見つかった──お詫びします──ため、その修正に手間取りましたが、それでも22時前にこのサイトを更新。長距離運転と講義の後だから早めに...と思ったら、何だか外の様子がおかしい。
雨が降り始めたのです。降り始めの様子はわかりませんでしたが、すぐに非常に激しい降り方に変わり、大粒の雨が窓に打ちつけて音を立てました(ただし雷鳴は確認していない)。アメダスの記録によると、短時間に24mmもの降雨。
この調子だと明日朝が...と心配しながら就寝。やはり疲れていたのでしょう、昨晩は割と深い眠り。ただし4時過ぎに目が覚めてしまいました。残念ながら二度寝はできず。窓の外を見ると...微妙。ホテルの駐車場は、乾いている部分もあれば濡れている場所も。
アメダスには記録されていません──雨雲レーダーには残っていた──が、明け方にも少し雨が降ったのです。朝食時、ホテルの庭に面した大きなガラス窓が濡れていることに気づきました。「でも、ほとんどの区間は路線バスだから...」とバス停まで歩きます。健康のため少し手前のバス停で降りて大学まで歩いたのですが、降りそうな雲ではないのにポツリポツリ。
本降りになるほどではなかったのですが、降り始めた雨と競争しながら建物内へ。ロッカーに残す荷物と持ち帰るものを整理して、9時過ぎに出発。昨日同様、あるいは昨日以上に走行は順調。新潟県に入ったところで電光掲示板の表示に気がつきました。ちょっと想定していなかった内容。
「7/10 13時予定 北陸自動車道無料措置終了」。電光掲示板で一度に表示できる情報量は限られているため、他地域の方にはピンと来ないかもしれません。でも地域住民にとって、このメッセージが意味する内容は明白。5月に発覚した国道8号線「上輪橋」一部損傷に伴う通行止めが解除されるのです。(報道例)
「7月中旬には通行止め解除」という情報は2週間くらい前から伝えられていました。
「(7月)10日って、いつだっけ...」と考えたら、おぉ、明日。ご存じのようにセンセイは(遅い新幹線と)高速道路を好みませんが、ある意味「楽」なことは事実。
ただしその代償として疲、れていると眠くなってしまうのですが。実際、ごく短時間眠ってしまったことが2回ある──高速道路を好まない大きな要因だと思う──し...。センセイにとって、今日が最後の高速道路無料措置。
この機会に市街地の東側にある柏崎I.C.まで乗り、出口近くにあるガソリンスタンドで給油することにします。そもそも全体的に順調な走行だったことに加えて高速道路利用区間が長くなったため、帰路の平均走行速度は49.7km/h。燃費は20.4km/L。
燃費が低下するルート変更後、往復ともに20km/Lを超えたのは初めてだと思う。ま、一部とはいえ高速道路を利用していますから「追い風参考」程度ですが。写真は無事帰宅後に出直して、自宅近くの国道8号線で撮影したもの。(拡大写真(別ウィンドウ、1280×960)。蜃気楼現象を確認できる)
明日の13時に国道8号線の通行止めが解除される予定であることを伝えています。昨日今日と、珍しく順調な走行だったし、(当然、反省点はあるものの)講義もそれなりだったためか、心身の状態、特にストレスと関係する血圧も問題とするような状況ではありません。残念ながら正常値の上限をクリアすることはできませんでしたが。
他方、先週末の「東日本は間もなく梅雨明けか」という予想は大ハズレ。オホーツク海高気圧の勢力が想定外に増し、梅雨前線が復活しそうな勢い。昨晩の金沢を含めて、東日本を中心とした昨日から今日の雨はおそらく、その一つ。
う〜ん、さすがに苦い真実は、一筋縄でいかないということか...。
■7月8日(火) この構図でのご紹介は、初めてのはず... ──終わりあるいは片付けの季節の始まり──
金沢工大大学院の講義のため、金沢へ移動しました。
このところの暑さで寝不足気味のため、昨晩はいつもより1時間ほど早く就寝。その影響か、4時ころには目覚めてしまいました。何とか寝直したのですが、とても熟睡したなどとは言えない状態。
他方、朝の血圧は正常値の範囲内で落ち着いています。本人の自覚は微妙ですが睡眠不足の可能性は否めなかったため、いつも以上に安全最優先で車を走らせます。ところが実際に運転してみると、実に軽快。それに呼応してか、愛車も快調に走行します。
もちろん低速走行を強いられる場面もありましたが、全体としては順調に北陸路を駆け抜けました。
能登半島地震の影響で走行ルートをアップダウンの多い南側に変更したため、金沢移動時の燃費はかなり低下。ただし今日はかなり順調に走行したからでしょう、最終燃費は20.0km/L。
ルート変更後の往路では、ベストレコードのはず。講義は体力勝負という面があるので、金沢工大到着後にKIT定食をいただきました。スーパーその他での弁当購入も考えたのですがやはり、この場合は大学食堂がベスト。
控室で準備をして、講義に臨みます。金沢工大および木曜日の前任校ともに、講義は今月末で終了。つまりもう4回しか残されていません。実は講義の終わりが始まっているのです。
それでも金沢工大の方は例年通りなので、講義はおおむね順調に進行。ただし前任校については約20年ぶりの通常講義なので、予定より遅れ気味。いずれにせよ講義の終わり、つまり話のオチを見据えながら進行させる必要があります。
前任校の場合はテストもあるし。写真は今日、金沢工大到着後に撮影したキャンパス内の2本のりんごの木。右が「ニュートンのりんごの木」で、左が受粉のために植えていただいた地元のりんごの木。(拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))
この構図での2本──実は、葉の色がかなり相違する──のご紹介は初めてのはず。お伝えしたように地元のりんごの木は、残念ながら幹の半分くらいが枯れてしまっています。(センセイ自身を含めて)動植物はなかなか思ったようには成長/生長してくれないものですが、時に悲観的な予想を見事に裏切る場面も。
教師冥利に尽きる瞬間です。センセイは徐々に引退モードに入りますが、2本のりんごの木と、今学期ご縁があった学生諸君はしっかり育ってね。
たとえセンセイの姿が見えなくなっても。
■7月7日(月) 最後の頼りは意外にも、アナログ情報?! ──前任校への移動手段はこれで決まりか...
──
ロマンチックな晩──しかも当地は珍しく好天!! ──には似つかわしくないお話。トホホ。
お伝えしたように先週はトラブル続き。かなり疲労したのですが、意識して心身ともに休むようにした結果、気力、体力ともにかなり回復してきました。新しい週に入ったので、この状態が継続することを前提として、今週の行動予定を具体的に検討します。
もちろんメインは、明日からの講義とそれに伴う移動。諸般の事情で、金沢との往復については事実上、自動車以外の方法を検討していません。問題は前任校への移動方法。これまでは電車が主だったのです。センセイのことですから長時間乗車すること自体には何の問題もありません。
ただし朝が5時起きと早く、帰りも遅い。そしてもう一つ問題が、昼食。学バス発車時刻が迫っているので、講義終了後に大学食堂でお昼を頂く余裕がありません。片づけを終えてセンセイが食堂に到着するころにはたいてい、売り切れているし。
その後も、乗り換え時間の関係でちゃんとしたお昼を購入することができません。乗り換えを含めた乗車時間が約3時間半と長いこともあり結局、往路、新潟駅を出発したところで持参した菓子パンを頂き、帰路も新潟駅発車後に再び菓子パン...というパターン。さすがに悲しいものが。
しかもパンは、塩分をそれなりに含んでいるし。(菓子パンにその責任があるわけではない)
お伝えしたように、教材類を持ち帰る必要があって先々週、先週と連続して自動車を利用。これなら帰路、どこかでお昼を頂くことができます。
しかも電車の時より1時間半遅く起床しても間に合います。ただし今度は先週のように柏崎市郊外および新潟市の「新新(しんしん)バイパス」での渋滞への対応が求められます。後者は日によって状況が大きく異なり、稀に非常に激しい渋滞も。
ちなみに金沢移動時は上越市内(旧直江津市内)を除き通勤時間帯のピークとずれるため、大きな問題はありません。どうしようかいろいろ考えたのですが、基本的には先週同様、カーナビに表示される渋滞情報にもとづいて行動し、もし状況が厳しければ躊躇することなく、ほぼ全区間と並行している高速道路へ迂回する...。
接続区間の一般道も混雑しているため、高速道の利用区間には配慮が必要ですが。ただし経験上、BMWのカーナビは渋滞を実態よりも軽く、短く表示する傾向が。先週も、対向車線の渋滞はかなり正確に表示していたものの、こちら側の渋滞表示は実際よりもはるかに短く、実態と乖離(かいり)。
結果的に、運転する側はかなりのストレスを強いられました。
つまり、他の情報と照らし合わせて渋滞の実情を総合的に把握、判断──し、場合によっては高速道路に迂回──する必要があります。利用候補としてまず挙げられるが、ネット上の渋滞情報。
1枚目の写真は今朝、「Googleマップ」の「ライブ交通情報」で新新バイパス(中央部から右上)の西端部を見たもの。実際には中央部から左(=西)の「新潟西バイパス」と一体運用されています。ここに下部(東京方向)からの「北陸自動車道」と右(=東)への「日本海東北自動車道」が接続。
結節点ですから当然、朝晩は激しい渋滞が発生。「ライブ交通情報」では左下から右上(新潟市中心部方向)にかけて、渋滞を意味する赤色の表示が。日によって異なりますが、基本的にはいつもこんな感じ。
ただし「ライブ交通情報」は逆に、渋滞を実際よりも激しく、長く表示する傾向が。右の写真は新潟県ICT推進協議会が運営する「にいがたLIVEカメラ」が撮影した同時刻の現場の様子(中央枠内。静止画)。慣れないとわかりにくいかもしれませんが混雑しているものの、車は確実に流れています。
つまり少なくとも今日の「ライブ交通情報」が提供する情報は、実際の状態よりも厳しい。誤解なきように申しますが、センセイはこれらのサービスを批判しているのではありません。得意不得意があるので、それを十分踏まえた上で総合的に判断すべきだ、とお伝えしているのです。
またネット上のサービス利用について、もう一つ注意すべき点が。センセイの現行スマートフォン“iPhone SE(2nd)”にインストールしたブラウザの情報はMacとシンクロしているので、上記「Googleマップ」と「にいがたLIVEカメラ」のURL情報をそのまま利用できます。
実際の使い勝手はかなり異なりますが。ただし運転中にスマートフォンを操作するのは道路交通法違反(実際、操作していない)。考えられるのは、信号などでの完全停止中に操作しての状況確認ですが実際には、かなり難しいと思う。
救いの手が差し伸べられる可能性としては、(以上の流れをほぼ無視して)ラジオの交通情報。個人的には金沢への移動時、ラジオは正午前の天気予報とそれに続くニュースを聞く程度。お伝えしたように一部地区を除き、渋滞とはあまり関係はないので。(もちろんノロノロ運転に遭遇する場面はある)
でも、もし前任校への移動手段を車に切り替えるとなると、話は別。実際、自動車で通勤している方の多くは、地元局のラジオから渋滞情報を得ているはず。「竜頭蛇尾(りゅうとうだび)」と批判されても反論しがたい内容ですが、現実的にはこのような解決方法しかないのでは?
もちろん金に糸目をつけず、全区間高速道路で...という方もいらっしゃるかもしれませんが、センセイは年金生活者...。なおセンセイの行動範囲についていえば、富山県から「富山県道路情報」、そして石川県から「石川みち情報ネット」サービスが提供されています。前者については能登半島地震の影響か、一部情報が変更になっています。
また後者については「現在、冬期間(11月1日〜3月31日)外のため、道路画像の提供を停止しています」──ナシテ? ──とのこと。いずれも、特に降雪期にお世話になったことを申し添えさせていただきます。
■7月6日(日) 病気に罹った母校の「ニュートンのりんごの木」は、かなり元気に。されど残念ながら...
...謎解きは、最後に。
後日改めてご報告することになるかもしれませんが実はこのところ、1日の総歩数が低下傾向。この種の数字は一人歩きし過ぎる傾向があるため現在、数字──特に「1日10,000歩」など──には拘っていないのです。
また無理に歩き過ぎると、膝に過度な負担が掛かることを実感しています。本題から外れますが、移動手段がほぼ徒歩に限られていた江戸時代以前の人はどうしていたんだろう...。
それはともかくセンセイの場合、普通に行動していればやはり1日10,000歩前後に。実際、この状態をずっと継続しています。詳しく見ると冬季は8,500歩程度まで減少。言うまでもなく、積雪やそれに伴う路面状況の悪化によるもの。
条件が良くなる春は歩数が伸長して、12,000歩くらいに。
ただし先月は約10.000歩。そして今月は8,277歩(本日現在)と、明らかに低下傾向。特に昨日までの7月は、わずか約5,500歩。(なお、日数の差異を勘案する必要がある)
理由は明白。例年と比較すると、先月および今月は異常な好天が続いており、気温が高く陽射しが強いため、外出可能な時間やタイミングが限られているのです。
同じ理由で、世の中の大半の方は近距離の移動にも自動車を利用。西村センセイ、そもそも先月中旬にひいた風邪の影響が残っている上に、高温かつ炎天下での長距離移動でお疲れ気味。しかも実家で発生したインシデントへの対応が飛び込んできました。
だから木曜日頃まではヘロヘロ。まぁ、引退したはずの高齢者に相応しいとは思えない行動をしているからですが...。それでも意識して週末はしっかりと休みました。
おかげで心身ともにかなり元気に。そこで今日は、(暑いけれど)ここ数日よりはしっかりと歩くことに。
実は、歩数よりも気になっていたことが。先月中旬にお伝えした母校、新潟県立柏崎高等学校の「ニュートンのりんごの木」の、その後の様子です。
ウイルスか何かに感染したらしく、枝の末端部を中心に葉が縮んだり、萎(しお)れたりしていたのです。ただしその後は人間の方が忙しかったため、約3週間ほどご無沙汰。日焼け止めクリームをしっかりと塗布して自宅を発ち、裏口から母校敷地に入ります。(拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))
1枚目の写真は今日撮影した「ニュートンのりんごの木」。まず気づいたのが、割と元気になってきたいうこと。この写真では良くわかりませんが、拡大写真(先月(別ウィンドウ、1280×960))を比較すると実感していただけると思います。
樹全体もそうですが、違いは枝の先端部分で顕著です。右の写真は感染した葉(中央から左奥。右奥にも見える)を撮影したもの(拡大写真(別ウィンドウ、1280×960))。明らかに異常ですし、元気もない。
樹に供給できる栄養分は限られているはず。(それでも緑色を保ち、何とか活動しているらしい)正直なところこれら罹患した葉の貢献度については期待できませんが、同時に、その周囲に元気な葉が生長していることもまた事実。先月はここまでの生命力を感じることができなかったのです。
それを考えれば、ずいぶん元気に。ご同慶の至りですが、客観的に考えると今回罹患した病気の病状はかなり深刻だったように思われます。最大かつ直接の被害者はおそらく、りんごの実。それなりに花が咲いたはずなのに、先月時点でも残っていたのは2個。
病気の影響か、他の実は非常に早い段階で生長を止めたか、落果したようです。今回、割と丁寧に状況を見たのですが、実を確認することはできませんでした(残った2個の実の、大凡の位置は覚えていた)。ご覧のように葉が無事に生長したため陰になり、存在を確認できなかった可能性は残りますが。
植物/動物を問わず、やはり病気は怖い。やはり無事に生長していただきたい。
無力な「お父さん」は、願うことくらいしかできませんが。